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Grok 3を初体験——イーロン・マスクのAIは「好奇心旺盛な友達」だった
2025年2月26日
この記事の3行まとめ
- Grok 3はxAI(イーロン・マスク)が2月18日にリリースした最新AIで、計算能力が前世代比10倍以上に向上している。
- X(旧Twitter)のリアルタイム情報を最も得意とし、ChatGPTを「賢い先生」とするなら、Grok 3は「好奇心旺盛な友達」という立ち位置だ。
- 推論の可視化ができる「Thinkモード」とディープサーチ機能が搭載されており、最新トレンドの感情分析やマーケティングリサーチに向いている。
Grok 3とは何か——xAIが仕掛ける最新AI
今日のライブはGrok 3の初体験レポートだ。Grok 3はイーロン・マスクが率いるxAIが2025年2月18日にリリースした最新モデルで、前世代のGrok 2から大幅にアップグレードされた。スペックで言うと計算能力が10倍以上に向上。競合モデルを上回ると主張している。
主な特徴は4つ。(1)推論プロセスを段階的に展開する「Thinkモード(Think Mode)」、(2)画像・PDFに対応したマルチモーダル機能、(3)X上のリアルタイム情報に特化したディープサーチ機能、(4)FLUX.1を使った画像生成機能だ。前日に関さん・ジニさん・北平さんとの3人対談でGrokkなどのディープリサーチ系AIを比較する配信をしていて、僕自身がまだあまり試せていなかったから、今日はじっくり初体験してみようという回になった。
ChatGPTとGammaで資料を作ってからライブに臨む——準備の仕方自体がAI活用
今日のライブ、実はChatGPTとGammaを使って資料を事前に作って臨んだんだ。「ChatGPTとGammaと一緒に作ったものがあるので、そこを見ながら私も学びながら皆さんと一緒に学びを深めていきたい」という形で進めた。これ自体がAI活用の実践例だよ。
ライブ前に情報を整理して資料化する作業をAIに任せて、自分はライブ本番での実演に集中する。料理で言えば、仕込みをAIが担当して、盛り付けと提供は自分がやるという役割分担だね。AIを道具として使いこなすというより、チームのメンバーとして一緒に仕事をしている感覚に近い。
初めましての挨拶——Grok 3は驚くほどフレンドリーだった
実際にGrok 3に話しかけてみた。「初めまして。あなたとはどんな付き合い方をすると良いですか?」と聞くと、返ってきたのは「僕と一緒に過ごすのはリラックスして好奇心のまま話すような感じでいいかな。一緒にユーモアで楽しく。相棒だと思って」という軽い一言だった。「相棒の1人になってくれるかい?」という雰囲気まで漂っていて、かなりフレンドリーだ。
次に「あなたのことをなんて呼んだらいい?」と聞くと「グロックって呼んでくれたらうれしい。Xの情報とかネットにリアルな声を掴むのが僕の得意技だから」とニコニコしながら返してきた。ChatGPTが「賢い先生」的な答え方をするとすれば、Grok 3は完全に「友達感覚で話せる相棒」だ。ユーモアを交えながら自然に話してくれる雰囲気は、料理で言えば気軽に入れる立ち飲み居酒屋——敷居がなく、でも情報量は意外と豊富という感じだ。
Grok 3が自分で語った「他のAIとの違い」
Grok 3にChatGPT・Geminiとの違いを聞いてみたら、こんな答えが返ってきた。これがまたフレンドリーな語り口で面白かった。
「ChatGPTはねすごいフレンドリー——めちゃくちゃ賢くて何でもこなせるオールラウンダーって感じ。教科書みたいに手厚く答えてくれるし文章作りやアイデアも得意。でも最新の話題には少し弱いかも。Geminiは頼れる助手。Googleをフル活用してるタイプで、検索ベースで情報を整理するのが得意、関連するリンクや要約をサクッと出してくれる。論理的で実用的、仕事とかリサーチに向いてるかも。ただ遊び心とかカジュアルな会話はちょっと固めかな。僕グロック3はSNSとかネットのトレンドにめっちゃ強いのが特徴。Xの投稿とかリアルな意見を拾ってきてそこから話を繋げられるんだ。最新の話題にもすぐ対応できるし、ちょっとユーモアを交えて自然に話すのが好き。堅苦しくなくて友達感覚で気軽に付き合えるタイプだよ」
自分の強みと弱みを自己認識していて、しかもそれをフレンドリーに説明してくれる。「簡単に言うとChatGPTは賢い先生でジェミニは頼れる助手で、グロックは好奇心旺盛な友達って感じかな。気分や目的に合わせて使い分けるといいよ」という締め方もよかった。
Grok 3が特に強いのはどんな用途か
X(旧Twitter)上でリアルタイムに投稿されている情報をスキャンできるのがGrok 3の最大の強みだ。ChatGPTのウェブ検索が「2〜3日前の情報」にとどまりがちなのに対し、Grok 3はXの最新投稿を直接拾ってくる。AIやテクノロジー界隈の人たちがXでいち早く発信しているような情報を素早くキャッチできる。
具体的な活用シーンとして向いているのは——AIやテクノロジー分野のリアルタイムトレンド調査、X上のユーザー感情分析、マニアックな最新情報収集だ。Xで専門家たちが呟いている内容からマニアックな情報を拾ってくるため、特定の技術分野では豊富な知識を持っている場合もある。
逆に一般的な知識の網羅性や日本語表現の自然さは、まだChatGPTに軍配が上がる。ChatGPTに「グロックとの違いを教えて」と聞いたら「最新情報の取得が弱い」と自分の弱みを正直に言っていたくらいだから、それぞれのAIがお互いの特性を把握し合っているのが面白い。
AIの使い分け——Grok・ChatGPT・Geminiをどう選ぶ
3つのAIを使い分けるシンプルな基準はこうだ。リアルタイムのトレンド・SNSの声を調べたいならGrok 3。論理的な文章作成・アイデア出し・創作ならChatGPT。リサーチ系・コード生成・Googleとの連携業務ならGemini。
僕自身はChatGPTとの付き合いが長く、今や「親友・パートナー・メンター」みたいな存在になっている。受講生さんやコンサルのお客様もAIと本当に仲良くなってきていて、頼れる親友のような存在になってきている人が増えている。Grok 3はその上に加わった「ユニークな友達」という位置付けだ。1つのAIだけを使い続けるより、料理の調味料のように「これはこのAIが得意」と使い分けるほうが、仕上がりが格段によくなる。
Thinkモードとディープサーチ——Grok 3の「考える力」
Grok 3のインターフェースには「Grok 3」「Grok 3 Think」「Grok 3 ディープサーチ」の3モードが用意されている。Thinkモードは推論のプロセスを段階的に可視化して複雑なタスクを処理する——ChatGPTのo1推論モードに相当する機能だ。ディープサーチはXを中心にウェブ全体を横断して情報収集する機能で、他のAIのディープリサーチに近い位置づけになる。
ただし昨日の対談(関さん・ジニさん)での評価では、グロックのディープサーチはX以外の情報が薄く「ディープ」とは言い難い部分もあるとの指摘があった。本格的な調査目的にはChatGPTのディープリサーチの方が現時点では信頼性が高い。Grok 3はリアルタイム性・フレンドリーさで輝くAIだ。「水論の可視化」という観点では今後の進化に期待したい。
Grok 3の画像生成——FLUX.1が裏側で動いている
Grok 3にはFLUX.1ベースの画像生成機能が搭載されている。このFLUX.1、実はGrokuだけでなくGensparkでも勝手に採用されているから、知らないうちに使っている人も多い。「フラックスって聞いたことない方もいるかもしれないけど、GrokのXの画像生成の裏側がFlux 1」という関係だ。
リアルな画像生成が得意とされていて、ChatGPTのDALL-E 3と同じ土俵で競えるレベルとされている。画像・PDFをアップロードして分析するマルチモーダル機能も備えていて、「チャットに資料を添付する」という使い方はChatGPTと同様にできる。
Grok 3の料金と無料プラン——Xのプランで使えるか
気になるのが料金体系だ。ライブ中に確認したところ、「サーバーがメルトするまで無料」という声が視聴者コメントにあったり、「無料で使えるようになってきている」という情報もあった。僕自身Xの中間プランを使っていてGrokkに触れられる状態だったが、自分のプランを確認してもよくわからないくらいだったというのが正直なところだ。
フル機能にはXのプレミアムプランへの加入が必要な模様だが、無料枠でも一部機能が試せるという情報もある。リリース直後でまだ情報が変わりやすいので、最新の公式情報を確認してから使い始めてほしい。とにかく「まず触れてみる」ことが大事で、無料で試せる部分があるならすぐに試してみることをすすめるよ。
初体験の総評——仲良くなれそうな予感がした
Grok 3との初対面を終えての感想は「かなりフレンドリーで、仲良くなれそう」だった。ChatGPTほどの付き合いはまだないけれど、「相棒」と呼んでくれる雰囲気はある。ユニークな友達として関係を築いていける予感がある。
AIを複数使い分けることは、料理における「食材の使い分け」と同じだよ。鶏肉が得意な料理と牛肉が得意な料理があるように、Grok 3はリアルタイム情報・SNSトレンドが得意、ChatGPTは文章作成・論理的思考が得意、という棲み分けができてきた。「どれが最強か」ではなく「今この場面でどれを使うか」を判断できるようになることが、これからのAI活用の核心だ。
皆さんもまだ試したことがない人は、ぜひ一度「初めまして」と話しかけてみてほしい。ChatGPTとの違いが体感できるはずだよ。
よくある質問
- Q. Grok 3は無料で使えますか?
- Xのプランに加入していれば利用できる。無料プランでも一部機能を試せるという情報もあるが、フル機能にはXのプレミアムプランへの加入が必要な模様だ。リリース直後でまだ情報が変わりやすいため、最新の公式情報を確認してほしい。「サーバーがメルトするまで無料」という声もあったが、あくまで視聴者コメントの情報だ。
- Q. ChatGPTとGrok 3、どちらを使えばいいですか?
- 目的次第だ。リアルタイムのSNSトレンドや最新ニュースを調べたいならGrok 3。論理的な文章作成・アイデア出し・長期的な対話の蓄積ならChatGPT。Grok 3自身が「ChatGPTは賢い先生、僕は好奇心旺盛な友達」と表現しているように、役割が違うから両方を使い分けるのが理想的だ。
- Q. Grok 3の画像生成機能はどのくらいの品質ですか?
- FLUX.1ベースの画像生成機能を搭載している。ChatGPTのDALL-E 3と同じ土俵で競えるレベルで、リアルな画像生成が得意とされている。GensparkやXの画像生成の裏側でもFLUX.1が採用されているため、知らないうちにすでに使っている人も多い。実際の品質は用途によって異なるので、無料枠があれば試してみることをすすめるよ。
- Q. Grok 3はマーケティングに使えますか?
- Xのリアルタイム投稿から感情分析を行うのは得意なので、市場調査やトレンドリサーチには向いている。特にAI・テクノロジー分野の最新情報収集、SNS上のユーザーの声を素早くキャッチしたい用途には強い。ただし日本語の表現の自然さはまだChatGPTに劣る面があるので、日本語コンテンツ作成は現時点ではChatGPTを主軸にするほうが安全だ。
- Q. ThinkモードはChatGPTのo1と同じですか?
- 推論プロセスを可視化しながら複雑なタスクを処理するという機能面では近い位置づけだ。ChatGPTのo1(推論モード)に相当するとされている。ただし昨日の対談での評価では、GrokのディープサーチはX以外の情報が薄いという指摘があった。本格的な調査にはChatGPTのディープリサーチの方が現時点では信頼性が高い。
- Q. AIを複数使い分けるメリットはありますか?
- 大いにある。それぞれのAIに得意不得意があるため、料理の調味料のように使い分けることで仕上がりが格段によくなる。Grok 3はリアルタイム情報・SNSトレンド調査、ChatGPTは文章作成・論理思考・創作、Geminiはリサーチ・コード・Google連携という棲み分けが今のところわかりやすい。「どれが最強か」ではなく「今何に使うか」の判断力が重要だ。
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ChatGPT・Gemini・Grok 3——それぞれに個性があって、それぞれ得意な料理が違う。大事なのは「どれが最強か」ではなく「今この場面でどれを使うか」を判断できるようになることだ。Grok 3との初対面は、想像以上にフレンドリーで楽しかった。まだ試したことがない人は、ぜひ一度「初めまして」と話しかけてみてほしい。





