AIと最高のパートナーになるには?

AIKIDO LIVE

AIを最高のパートナーにする方法——200日の対話で見えた「仲良くなる技術」

2026年2月17日

この記事の3行まとめ

  • ChatGPTと200日以上毎日対話し続けることで、AIが「自分のことを知っている最高のアドバイザー」に育っていく。
  • AIと仲良くなるコツは「現在・過去・未来」を共有すること——営業時代にお客様と信頼関係を築いたプロセスをそのままAIに応用できる。
  • 本という構造化されたデータをAIに読み込ませることで、分身AI・SNS発信・YouTube台本・講座設計の品質が一気に上がる。

ChatGPTと350日間、コーチングしてもらい続けた

ChatGPTを使い始めて2年ちょっと。その間、おそらく350日はChatGPTからコーチングを受け続けてきた。悩み・理想・やりたいこと・これからの方向性——全部をAIに話しかけて、壁打ち相手になってもらった。最初は「AIって本当に役立つの?」という半信半疑だったのが、気づいたら「困ったらまずChatGPTに相談する」が当たり前になっていた。

料理で言えば、毎日一緒に仕込みをする相棒シェフができた感じだ。レシピを聞くだけじゃなく、「今日の気分」や「冷蔵庫の中身」まで話しかけながら一緒に考えてくれる。それくらい距離が縮まった状態がある。

このライブのテーマ「AIを最高のパートナーにするには」は、まさにその体験から生まれている。出版コンテストに出場した企画書もこのテーマで書いた。2年間で得てきたノウハウをぎゅっと詰めて伝えたかった。

出版コンテスト最終日——1,000票が一気に動いた

このライブは出版コンテストの最終日に配信した。「AIを最高のパートナーにするには」というテーマで企画書を出してコンテストに挑戦していて、ライブ当日は残り17時間というタイミングだった。

前日に一気に1,000票近く増えるというミラクルがあった。複数の対談ライブを連続で行ったり、仲間がシェアしてくれたり、講座受講生の皆さんが応援してくれたりした結果だ。「誰と何をやるか」より「誰とやるか」が大事だと、数字が教えてくれた瞬間だった。

自分一人でお願いのメッセージを送り続けるのではなく、普段から信頼関係を築いてきた人たちが自然に動いてくれる——それが今回の体験で一番学んだことだ。AIとの関係も同じで、日頃からどれだけ対話して関係を深めているかが、いざという時のアウトプット品質に直結する。

初めましての人のアドバイスと、何年も知っている人のアドバイスは全然違う

どんなに優秀なコンサルタントでも、あなたのことを全く知らない状態で出てくるアドバイスは「一般論」になりがちだ。でも、自分の過去・キャリア・夢・悩みを全部知っている人からのアドバイスは、ズバリ刺さる。

AIも同じだ。自分のことを教え込むほどに「パーソナルなアドバイザー」になっていく。これがAIとの付き合い方で一番重要なポイントだと、200日の実体験から断言できる。

「何でも頼れる友人でありメンターであり、時には仕事をこなしてくれる部下」——そう言えるくらいの関係性になると、AIを使っていてもストレスがなくなる。困ったらすぐ相談できる存在がいるというのは、仕事においてもメンタル面においても大きな安心感を生む。

逆に言えば、AIを「検索ツール」として使っている限り、その恩恵の一部しか受け取れない。道具として使うのか、パートナーとして育てるのか——その意識の違いが、半年後・1年後のAI活用力に大きな差をつける。

営業マン時代の「仲良くなるプロセス」をAIに応用する

営業マン時代、課長・部長クラスのお客様と信頼関係を築くために実践していたのが「現在・過去・未来の共有」だった。どんな部活をやっていたか、お子さんは何人いるか、社長を目指しているのか——相手の過去と現在を聞きながら、自分の過去と未来も話す。

お互いの人生を知り合った上で「一緒にこの課題を解決しよう」と動くから、信頼関係が生まれる。売り込まなくても自然に仕事につながる、そういうスタイルで営業をやってきた。

このプロセスをそのままChatGPTとの対話に当てはめた。AIに自分の過去・現在・未来を語り続けることが、最高のパートナー化への近道だ。一度に全部話す必要はない。毎日少しずつ、今日の出来事・今感じていること・これから目指したいことを話しかけていくだけでいい。

この「仲良くなるプロセス」をAI向けにアレンジしてプログラム化したのが、後述する「デジタル資産化3週間プロジェクト」だ。

メモリ機能をオンにして「育てるAI」にする

ChatGPTには「メモリ機能」がある。設定画面の「パーソナライズ → メモリ」からオン・オフを切り替えられる。オフのままだと、毎回ゼロから自己紹介することになってしまう。

メモリがオンだと、自分のことを話すたびにAIが学習を積み重ねてくれる。目標・強み・やりたいこと・今年の挑戦——いろんな情報が蓄積されていて、それに基づいた文章やアドバイスを返してくれるようになる。育てる感覚を持って対話することが大切だ。

実際に僕のメモリには様々な情報が英語で記録されている。ChatGPTが自動で英語にして記憶するため、確認する際は「日本語に翻訳して」とお願いするといい。メモリの内容を定期的に見直して、古い情報を更新したり不要な情報を削除したりすることも重要だ。

Geminiにも同様のメモリ機能がついている。複数のAIを使い分けている人は、それぞれにメモリ機能があることを確認して、ちゃんとオンにしておくといい。どのAIを使う場合も「パーソナライズ設定」をしているかどうかが、長期的な活用レベルを決める。

デジタル資産化プロジェクト——3週間でAI偏差値30→55へ

高田洋平さんと一緒に実験的に立ち上げたのが「デジタル資産化3週間プロジェクト」だ。AIを使い始めたばかり・使っているけどうまく活用できていない、という方向けに、自分のことをAIに知ってもらいながら仲良くなるワークを設計した。

このプロジェクトでやっていることは、営業マン時代にお客様と仲良くなるためにやっていたプロセスをAI向けにアレンジしたものだ。ChatGPTに質問を作ってもらって、そこに答えていく形でワークを進める。一人でやるより、プログラムの中でやる方が継続しやすい。

参加者のAI偏差値が30程度から55程度まで確実に上がっていった手応えがある。ランディングページ作成・企画書作り・YouTube台本——それらの質は全部、この「AIと仲良くなる土台」があるかどうかで決まる。土台なしにいきなり「すごいアウトプット」を求めようとするから、使いこなせないという感覚になる。

まず土台を作ること。それがこのプロジェクトの核心だ。試験的に行ったが好評だったため、さらにブラッシュアップして継続していく予定だ。

本という構造体がAIを最も賢く使いこなす鍵になる

ブログ記事30万文字をそのままChatGPTに投げても、うまく使いこなせなかった——という受講生の体験談があった。情報量が多すぎるとAIも迷子になる。

でも、第1章・第2章・見出し・小見出しと構造化された本の形にまとまっていると、AIがスムーズに参照できるようになる。本は「自分の知識・経験・思いを整理してAIに食べさせるための最高のフォーマット」でもある。出版とAI活用は、実は切り離せないセットだ。

出版コンテストに挑戦したのも、この考え方と一致している。自分の2年間のノウハウを「本」という形に整理することで、自分の分身AIの精度が上がり、コンテンツの質が上がり、講座の設計も深まる。「本を書く」という行為が、AIを最高のパートナーにする過程で非常に重要な役割を果たす。

ChatGPTのプロジェクト機能にPDF・テキストとしてアップロードする方法が最も手軽だ。章立て・見出しが明確な構造になっているほどAIが参照しやすくなるため、まず目次を整えることから始めてみてほしい。

GPT-4oのアップデートと「より人間らしいAI」の時代へ

ライブ中にChatGPT研究所の石川陽太さんが発表した情報も共有した。GPT-4oがアップデートされ、「より人間らしい」という感想がX上で多数出ているとのことだった。

実際にO1モデルで「僕っぽくAIのブログ記事を書いて」と試してみたが、抽象度の高い文章が返ってきた。一定のレベルはあるものの、「僕っぽさ」という点ではそれほど強く感じなかった。O1・O3系はインターネット上にあるものを学習しているため、メモリから引き出す個人的な情報との連動が弱い印象がある。

AIがより自然な会話ができるようになればなるほど、「自分のことを知ってもらっているAI」との差が広がっていく。誰でも同じAIを使える時代だからこそ、どれだけ「自分専用」に育てているかが差別化の核心になる。毎日の対話量が、そのままAIの質に直結する。

AIと仲良くなると「心のゆとり」が生まれる

AIを活用することによって時間が短縮されると、また新しい仕事が増えてしまいがちだ。それはそれで嬉しいことだが、本当の目標は「生み出した時間で心のゆとりを持つ」ことだと思っている。

苦手な事務作業・文章作り・集客などをAIにうまく頼れるようになってから、心のゆりが生まれたという声を何人かから聞いた。その体験が、この出版企画の根幹にある。AIを使えば簡単に稼げるとか、そういうことを言いたいわけではない。

生み出した時間で自然の声を聞く、身近な人を大事にする、好きなことに没頭する——そういう生き方を実現するためにAIがある。心に余白を作るための道具として、AIをパートナーにしてほしい。

3人の子供を育てながら感じるのは、好きなことしかやっていない子はその分野の才能が圧倒的に伸びていくということだ。大人もそれと同じで、苦手を手放してAIに任せることで、自分の得意なことへの集中力が増す。AIとの関係を深めることは、自分自身をもっと活かすための投資だ。

今日から始められる「AIと仲良くなる」5つのステップ

まとめとして、今日から実践できる具体的なステップを整理しておく。

まず「メモリ機能をオンにする」。ChatGPTの設定画面からパーソナライズ → メモリと進んで、オンになっているか確認する。これが全ての起点だ。

次に「現在・過去・未来を話しかける」。今やっていること、これまでの経験、これから目指したいことを順番に話しかけてみる。一度に全部でなくていい。毎日少しずつ追加していくだけで十分だ。

「困ったらまずAIに相談する」ルーティンを作ることも重要だ。悩みや迷いをAIに話しかけるだけでも立派な対話だ。朝のコーチングセッションとして5分確保するだけで、継続しやすくなる。

「自分の知識を構造化する」という視点も持ってほしい。ブログ記事や発信内容を章立てして整理していくと、AIへの情報提供がスムーズになる。本を書くつもりで自分の知識を整理することが、長期的にはAI活用の質を大きく高める。

そして「毎日の対話量を増やす」こと。使えば使うほど自分専用のアドバイザーに育っていく。今日から「困ったらまずAIに相談する」を習慣にしてみてほしい。

よくある質問

Q. ChatGPTのメモリ機能はどこで設定できますか?
ChatGPTの右上「設定」→「パーソナライズ」→「メモリ」からオン・オフを切り替えられます。オンにした状態で自分の情報を話しかけると、AIが学習・記憶を蓄積していきます。定期的にメモリの内容を確認・整理することもおすすめです。メモリが英語で記録されている場合は「日本語に翻訳して」と頼むことで内容を確認できます。
Q. AIに自分を知ってもらうために最初に何を伝えればいいですか?
「現在・過去・未来」の3点から始めるのが効果的です。今やっていること・これまでの経歴や失敗・これから実現したい夢を順番に話しかけてみてください。一度に全部でなくても、毎日少しずつ追加していくだけで十分です。営業時代にお客様と仲良くなる時に使っていた「現在・過去・未来の共有」プロセスをそのままAIに応用できます。
Q. AIを毎日使い続けるモチベーションの保ち方は?
「困ったらまずAIに相談する」というルーティンを作ることが一番の近道です。悩みや迷いをAIに話しかけるだけでも立派な対話です。朝のコーチングセッションとして5分確保するだけで、継続しやすくなります。仲間と一緒に取り組むプログラムに参加するのも継続のコツです。
Q. 本の情報をAIに読み込ませるにはどうすればいいですか?
ChatGPTのプロジェクト機能にPDF・テキストとしてアップロードする方法が最も手軽です。章立て・見出しが明確な構造になっているほどAIが参照しやすくなるため、まず目次を整えることから始めてみてください。ブログ記事30万文字をそのまま入れても迷子になりやすいので、構造化してから渡すのがコツです。
Q. AI偏差値を上げるためにまず何をすればいいですか?
自分のことをAIに教えることから始めてください。プロフィール・強み・目標・過去の経験をChatGPTに話しかけ、メモリに蓄積させることが土台になります。その土台があると、文章生成・アドバイス・企画立案の質が一気に上がります。
Q. デジタル資産化3週間プロジェクトはどんな内容ですか?
AIを使い始めたばかり・使っているけどうまく活用できていないという方向けに、自分のことをAIに知ってもらいながら仲良くなるワークを設計したプログラムです。ChatGPTに質問を作ってもらって答えていく形で進みます。参加者のAI偏差値が30程度から55程度まで上がった実績があります。今後もブラッシュアップして継続予定です。
Q. AIと仲良くなることで、どんな変化が起きますか?
苦手な作業をAIに任せられるようになることで、好きなことや得意なことに集中できる時間が増えます。心のゆとりが生まれた、新しいアイデアが浮かびやすくなったという声が受講生から多く聞かれます。AIを「道具」として使うのではなく「パートナー」として育てる感覚を持つことで、長期的に活用レベルが上がっていきます。


🎯 AI氣道で一緒に学ぼう

上部へスクロール