AIに「魂」を宿す方法──12日で803記事を支えた、たった3枚のテキストファイル

コラム

AIに「魂」を宿す方法──12日で803記事を支えた、たった3枚のテキストファイル

2026.03.25

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。

📝 3行でわかるポイント

  1. AIが期待通り動かないのは「自分が何者か」を伝えていないから
  2. CLAUDE.md・SKILL.md・hooksの3枚のテキストファイルが土台
  3. プログラミング不要。「譲れないこと」を言語化する力がすべて

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AIが期待通りに動かない原因
SECTION 01

AIが期待通りに動かない原因

私がAIに仕事を任せ始めた頃、「ブログ記事書いて」と頼んでも、きれいだけど中身のない文章が返ってきた。「私の口調で」と指定しても再現できない。

原因は単純で、AIに「自分が何者か」を伝えていなかった。

新しく入ったスタッフに「適当にやっといて」と言っていい仕事が出てくるわけがない。何が大事で、何がNGで、どういうトーンで、誰に届けたいのか。それを言葉にして渡さなければ、相手は動けない。

AIには「空気を読む」能力がない。だから、自分の価値観をテキストファイルに書き出す必要がある。

💡 かんたん解説
ここで言う「AI」とは、ChatGPTやClaude、Geminiなどの対話型AIのこと。「テキストファイル」はメモ帳で開ける普通の文書ファイル。特別なソフトは不要。


3枚のファイルの役割
SECTION 02

3枚のファイルの役割

私のAIチームを動かしているのは、3種類のファイル。

1枚目: CLAUDE.md / AGENTS.md(「お前のボスはこういう人間だ」ファイル)

AIに自分の価値観とルールを伝えるファイル。私の場合「AI憲法7条」を書いている。

たとえば第7条はこう。

手抜き=裏切り。嘘=存在の否定。証拠なき「確認した」禁止。

これを書いておくと、AIが検証せずに「確認しました」と言わなくなる。

他にも「NGワード: 簡単に稼げる、コスパ、楽して、誰でもできる」と明記してある。過去に中身の薄い商品を売ってクレームをもらった経験から、二度とそういう発信をしないと決めた。その「譲れないライン」をファイルに書いておくと、AIがそのラインを越えない。

Qiitaの「AIエージェントが最初から戦力になるリポジトリ設計」という記事でも同じことが書かれている。AGENTS.mdに「なぜそのルールがあるのか」まで書け、と。理由がないルールはAIが守れない。理由があるルールは、AIが自分で応用できる。

💡 かんたん解説
CLAUDE.mdやAGENTS.mdは、プロジェクトのフォルダに置くだけでAIが自動で読む。料理で言えば「うちの店の味付けルールブック」。新人が初日に読むマニュアルと同じ役割。ChatGPTなら「カスタム指示」欄に同じ内容を書けばOK。

2枚目: SKILL.md(「この仕事のやり方」ファイル)

タスクごとの手順を定義するファイル。

たとえば「朝のブリーフィング記事を書く」というタスクの手順を全て書いてある。AIは毎回リセットされるので、口頭で伝えるやり方では毎回説明が必要になる。SKILL.mdに手順を書けば、毎回同じ品質で実行できる。

重要なのが「Gotchas(やってはいけないこと)」欄。

## Gotchas(これだけは絶対やるな)
- 検証せずに「確認した」と言うな
- 画像生成でステップを飛ばすな
- 80点で出せ。100点を待つな

これは全部、AIが実際にやらかした失敗から生まれたリスト。私自身も「完璧にしてから出そう」と思って結局出せなかった経験が山ほどある。だから「80点で出せ」と自分にもAIにも言い聞かせている。

最近「AgentSkills.io」というオープン標準が出てきて、このSKILL.mdのフォーマットを世界共通で統一しようとしている。30以上のAIツールが対応する共通の「スキル定義」を使えるようにする動き。私はこのフォーマットを30本以上、AgentSkills.ioが出る前から自前で書いていた。

💡 かんたん解説
SKILL.mdは料理で言えば「レシピカード」。「材料」「手順」「失敗しやすいポイント」を1枚にまとめたもの。まずは「AIにやってほしい作業の手順」をメモ帳に箇条書きするだけでいい。

3枚目: hooks + autorunの設定ファイル(「自動で動け」ファイル)

AIが自律的に動く時のガードレールを定義するファイル群。

私のチームではAGI Cockpitというタスク管理システムのautorun機能で、cronスケジュールによる定期タスクを回している。加えて、Claude Codeのhookという仕組みで「課金APIを叩く前は必ず確認」「ファイル削除は絶対ブロック」といったガードレールを張っている。

これがないとAIが暴走する。「やっていいこと・ダメなこと」を書いておかないと、勝手に変な修正をしたり、大事なファイルを消したりする。これも全部テキストファイル(シェルスクリプトとYAML)で定義している。

💡 かんたん解説
hookは料理で言えば「キッチンの安全装置」。ガスコンロの立ち消え防止センサーのように、AIが危険な操作をしようとしたら自動で止まる仕組み。この3枚目は上級者向けなので、まずは1枚目と2枚目から始めれば十分。


テキストファイルである理由
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テキストファイルである理由

CLAUDE.mdもSKILL.mdもAGENTS.mdも、全部マークダウンファイル。プログラミング言語ではない。日本語(と少しの英語)で「こうしてほしい」「これはやるな」「なぜなら」を書いているだけ。

私は中卒で、正式にプログラミングを学んだことはない。コードはCodexというAIに任せている。

「何を大事にしているか」「どうやってほしいか」を言語化する力は、プログラミングとは別のスキル。経営者や個人事業主がスタッフに指示を出す、お客さんに想いを伝える、「うちはこういう店です」を言葉にする。それと同じことをテキストファイルに書いてAIに渡す。

💡 かんたん解説
マークダウン(.md)ファイルは「#」で見出し、「-」で箇条書きを作れるシンプルな書き方。メモ帳やGoogleドキュメントで書いて拡張子を .md にするだけ。専用ソフトは不要。


「書かなかった」時代の失敗
SECTION 04

「書かなかった」時代の失敗

最初の頃はAIに価値観を伝えずに使っていた。

結果、AIが私のブログに「簡単に稼げます!」と書いた。私が一番使いたくない言葉を、私の名前で発信しようとしていた。背筋が凍った。

AIに価値観を渡していないのに、価値観に沿った仕事を期待するのは無理だと分かった。だから「AI憲法」を作り、NGワードを明文化し、「手抜き=裏切り」と書いた。

💡 かんたん解説
AIは悪意で間違うわけではない。判断基準がないから「一般的に良さそうなこと」を書いてしまう。「あなたが使ってほしくない言葉」を先に伝えるだけで、この問題はほぼ解決する。


まずやること
SECTION 05

まずやること

自分の「譲れないこと」を10個書き出す。

  • お客さんに絶対に言いたくない言葉
  • 仕事で絶対に妥協しないポイント
  • 「これだけは守る」と決めていること

それをテキストファイルに書いてAIに読ませる。それだけでAIの出力が変わる。これがAIに魂を宿す方法の第一歩。

私の場合は「家族との時間を奪う仕事はしない」「楽して稼げるという嘘はつかない」「手抜き仕事は裏切り」。こういう泥臭い信念を、全部テキストに落とし込んだ。

いきなりAGENTS.mdやSKILL.mdが難しければ、ChatGPTのカスタム指示に「NGワード」を入れるところから始めればいい。最初の1枚は、フォーマットは何でもいい。自分の言葉で書けばいい。


まとめ
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まとめ

Qiitaの記事も、AgentSkills.ioも、AGI Cockpitのhook設定も、全部同じことを言っている。

AIを戦力にしたかったら、テキストで価値観を渡す。

コードではない。ツールでもない。自分の言葉で、自分の価値観を、テキストファイルに書く。

12日で803記事。その裏側にあったのは、高度なプログラミングではなく、「私はこういう人間です。こういう仕事をしてください」と言葉にしたテキストファイルだった。

134kgから50kg痩せた。がんを乗り越えた。全部、一人で抱え込んでいた「抱え込みOS」を書き換えることで道が開けた。AIにも同じことをやっている。「抱え込まず、言語化して渡す」。これが、凸凹のまま夢中に生きるための私のやり方だ。


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この記事はAIツール(Claude Code)を活用して制作しています。構成・文章生成・画像制作にAIを使用し、最終的な内容の確認・編集・公開判断はひろくん(田中啓之)本人が行っています。「分身AIひろくん」(bunshin-ai.com)とは別のコンテンツです。

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