【ChatGPTにOperatorが登場!自分の分身がパソコン作業を代行する時代へ】

AIKIDO LIVE

ChatGPT Operatorが日本上陸——AIが代わりにパソコンを操作する時代が始まった

2025年2月中旬

この記事の3行まとめ

  • ChatGPT Operator(オペレーター)が日本のProユーザー向けに解放され、AIが実際にブラウザを操作してタスクを自動実行できるようになった。
  • GoogleフォームやPC価格比較など、従来は手動でやっていた面倒な作業をOperatorが自律的にこなし、人間はお茶を飲みながら待つだけでいい。
  • RPAとの違いは「考えながら動く」こと——使い方を知らなくてもOperatorが方法を考えて実行するため、知識ゼロでもツールを使いこなせる。

ChatGPT Operatorとは何か——「分身がパソコンを操作する」時代

今日のライブはジニこと北平孝幸さんをゲストにお迎えして、ChatGPT Operatorの実演だ。北平さんは新潟市でパソコン教室を経営しながらAIで遊ぶ仲間を30人ほど集めているという方で、「AIと言葉の力で弱点を逆転する」というコンセプトで活動している。

Operatorとは一言で言えば「AIがブラウザを操作して、代わりにタスクを自動実行する機能」だ。これまでアメリカのProユーザー限定だったものが、日本のChatGPT Proユーザーにも技術解放されたタイミングでのライブとなった。「おそらくいずれは何ヶ月後か1年後か分からないですけど使えるようになりますので、新しい未来を体験いただけたら」という言葉通り、先行して体験できる機会だった。

驚くべきは「自分の手が一切動いていない状態でタスクが完了する」という体験だ。ChatGPTが専用のブラウザ(サンドボックス環境)を立ち上げ、ウェブページを巡回し、フォームを入力し、設定を変更し、URLをコピーするところまでやってくれる。「僕、手何も動かしてないんですよ」という言葉が、この体験の本質を表している。見ている側は本当に「お茶を飲みながら待つだけ」でいい。

GoogleフォームをOperatorで自動作成——実演レポート

実際にやってみたのは「ライブ視聴者アンケートのGoogleフォーム作成」だ。プロンプトはシンプルで「Googleフォームで、視聴者がAIにどんなことが興味があるか調査するためのアンケートフォームを作ってほしい」という雑な指示だけ。

するとOperatorが専用ブラウザを立ち上げ、Googleにログインし(最初の1回だけ手動でのログインが必要)、Google フォームを開き、質問項目を自分で考えながら入力し、設定を変更して公開し、URLまでコピーしてくれた。「内容も勝手に考えてくれてるんですね」という言葉が示す通り、質問内容を人間が指示しなくてもOperatorが自律的に生成した。

日本語入力が途中で送信されてしまう不具合(Shift+Enterで送信されるバグ)があったり、Googleへの再ログインが必要な場面があったりと、現時点ではまだ荒削りな部分もある。「日本語がなんかね弱くて入らない」という場面も実演中にあった。でも「一度ログインしてしまえば2回目以降はスムーズ」という点では、料理の仕込みと同じで最初だけ手がかかる構造だ。最初の認証さえ済ませてしまえば、以降の繰り返し作業は劇的に楽になる。

RPAとOperatorの決定的な違い——「考えながら動く」AIエージェント

ジニさんが指摘した重要な点は「従来のRPA(ロボティクスプロセスオートメーション)との違い」だ。RPAは「1から10まで手順を指示すれば動く」ツールで、手順が変わった瞬間に止まる。対してOperatorは「何を達成したいか」だけ伝えれば、やり方を自分で考えて実行する。

具体的に言うと、Google フォームの作り方を知らなくていい。「Googleフォームでアンケートを作れる」ということだけ知っていれば、あとはOperatorが考えてくれる。「GoogleフォームのURLを作り方を知らなくてもGoogleフォームで作れるってことだけ知ってればお願いできるようになったってことなんですよ」という言葉が核心を突いている。

UIが変わっていても、画面をスクリーンショットで認識して判断し直すから迷わない。「スクリーンショットを取りながら判断してるんだよね、きっとね」「パカパカしてるもんね」という観察があったが、その画面認識能力こそが従来RPAとの根本的な差だ。設定が変わっても、UIが変わっても、「見て考えて動く」から止まらない。

価格.comでPC比較——ジニさんの実演が示す実務活用の可能性

ジニさんが実演してくれたのは「価格.comで条件に合うノートPCを5件調べて表にまとめる」というタスクだ。指定したスペックは「Core i5またはRyzen 5以上、RAM 16GB以上、画面解像度1920×1200以上、Officeプリインストール、本体重量1.5kg以下」という細かい条件だ。

ジニさんがこのタスクを選んだのには理由がある。「うちの生徒さんのパソコン探す時にほうほうほうほうほ、めんどくさいんですよ」という実体験から来ている。価格.comを開いて各モデルのスペックを1件ずつ確認して表に転記する——これが結構面倒な作業だ。しかもパソコンは生き物だから「1週間経つと価格がどんどん変わっていく」。毎回手動でやっていた作業をOperatorに丸投げできるという発見だ。

Operatorはこの作業を自律的にこなし、画面をスクリーンショットで認識しながら進めていく。「目的別に紹介とか見てるんだね」「こんなところも見てる」という観察からも、人間が思いもしなかったルートで情報を拾ってくることがある。「パソコン上でできることはAIができちゃうっていうことですよね」という言葉が実演全体の結論だ。

サンドボックス環境の仕組みとセキュリティの考え方

Operatorが動く専用ブラウザは「サンドボックス環境」と呼ばれる仕組みで動いている。「いわゆるサンドボックスっていう状態になってんだよね。直接皆さんが使ってるOSに干渉ができないような形で、アイソレーションっていうかあの分離してる」という説明があった。

つまり、普段あなたが使っているChromeやSafariとは別の隔離されたブラウザの中でOperatorが動いている。普段使いのブラウザには直接触れない構造だ。ただし、GoogleアカウントなどへのログインはOperator側でも行うため、重要なアカウントで使う際は注意が必要だ。「ちょっとパスワードは見せれないのでちょっと待ってね」という場面があったが、ログイン情報が画面に映らないよう配慮することは必須だ。

「良しさでもありちょっと今まだ使いづらそう」という正直な評価もあった。ログイン設定の手間はあるが、一度済ませてしまえば繰り返し利用するほど快適になる。これは「仕込みの時期」と捉えるのが正解だ。

Operatorが切り開く「思いがあれば何でもできる」時代

今回の実演を見て一番感じたのは「スキルがなくても発信できる」という可能性だ。動画編集・LP制作・画像生成・Googleフォーム作成——これまでは「やり方を知っている人」と「知らない人」の間に高い壁があった。Operatorはその壁を一気に低くする。

「動画とかね、画像生成とかまさにランディングページとかもいっぱいツールあってどれ使ったらいいのかわかんなくって、コードのやつだとちょっとわかんないなとか、ゲームとか作りたいなと思ってもちょっと限界あったりするのでなんかそこら辺もいい感じで作ってってお願いしたらなんか作ってくれるのかなと思って」という発想が、これからの活用の入口だ。

「思いがあれば何でもできる」というのはジニさんの言葉だ。猪木の「元気があれば何でもできる」になぞらえた表現が笑いを誘ったが、本質を突いている。大切なのは「こんなことを実現したい」というビジョンだ。それさえあれば、具体的な手順はOperatorが考えてくれる。人間が担うのはゴールの設定と最終確認だけでいい。

「いつものやり方じゃない方法」でOperatorが進む驚き

実演中に特に印象的だったのは、Operatorが人間のやり方とは違うルートで作業を進める場面だ。「僕らがこう見てこう判断してっていういつものやり方があるんだけど、いつものやり方じゃない方法であのオペレーターが勝手に進めてたりして、すごいですねこれ何をどう学習してるんですかね」という驚きの声が上がっていた。

人間が「まずここを開いて、次にここをクリックして」とやる手順と、Operatorが取る手順は必ずしも一致しない。スクリーンショットで画面全体を認識しながら、最短ルートを自分で判断して動く。この「自分で考えて最適化する」という動きが、RPAとの根本的な違いだ。

「こっちのルートもあったんだっていう風に、なるほどね」という発見は、人間の思考の固定観念を外してくれる効果もある。AIが見つけたルートを観察することで、自分が気づいていなかった効率的なやり方を逆に学べることもある。

現時点の限界と今後の展望——まだ「新人秘書」の段階

正直に言うと、現時点のOperatorはまだ「できたての新人秘書」だ。日本語入力の途中送信バグ、Googleへの再ログインが必要な場面、UI変更への対応遅れなど、荒削りな部分がある。「ドキドキドキドキですけど」という言葉に、実演のスリルが滲んでいた。新人秘書を傍から見ているような感覚で、ハラハラしながら見守る場面も多い。

でも「日本語になった瞬間にめちゃくちゃ自分事になった」という感覚は重要だ。アメリカで見ていた時は遊びにしか見えなかったものが、日本語で動き始めた瞬間にリアルな仕事ツールとして見えてくる。ライブの視聴者からも「1年前にやりましたっていうこと、これ結構あの割とめんどくさい作業じゃないですか」というコメントが入ったように、身近な面倒仕事が解決されるイメージが湧いてきた。

一度ログイン設定が済めば、繰り返し使うほど快適になっていく。今がOperatorとの「仕込みの時期」だ。新人秘書に仕事を覚えさせる最初の投資を今しておくことが、半年後・1年後の圧倒的な差につながる。

よくある質問

Q. ChatGPT Operatorは誰でも使えますか?
現時点では日本のChatGPT Proユーザー(月額$200)向けに技術解放された機能だ。将来的にはより広いユーザーへの展開が予定されている。「おそらくいずれは何ヶ月後か、1年後か分からないですけど使えるようになります」という言葉通り、段階的に展開される見込みだ。今のうちに仕組みを理解しておくことが、先行者優位につながる。

Q. OperatorはどんなWebサービスを操作できますか?
基本的にはブラウザ上で操作できるものはすべて対象だ。Googleフォーム・価格.com・各種WebアプリなどのWebサービスはもちろん、ログインが必要なサービスも最初の認証さえ済ませれば操作できる。「パソコン上でできることはAIができちゃうということですよね」という実演の結論が示す通り、ブラウザ経由で操作できるものは基本的に対象となる。

Q. OperatorはRPAツールと何が違うのですか?
RPAは「手順を全部指示しないと動かない」が、Operatorは「ゴールだけ伝えれば方法を考えて実行する」点が根本的に異なる。UIが変わっても画面をスクリーンショットで認識して対応できる点も、従来のRPAとの大きな差だ。「1から10まで指示すれば動いた今まで」から「それも考えてくれる」へと変わった。

Q. セキュリティ面で不安はありませんか?
Operatorはサンドボックス環境(隔離された専用ブラウザ)で動くため、普段使っているブラウザとは分離されている。ただしGoogleアカウントなどへのログイン情報は扱うため、重要なアカウントで使う際は注意が必要だ。パスワードは画面に映さないよう気をつけることを推奨する。

Q. Operatorを使いこなすのに技術的な知識は必要ですか?
不要だ。「Googleフォームで作れるってことだけ知ってればお願いできるようになった」という実演の言葉通り、どのWebサービスで何ができるかという概要レベルの知識があれば十分だ。具体的な操作手順はOperatorが考えてくれる。「知識や経験がなくても、スキルがなくても発信できちゃう」という言葉が示す通り、ビジョンさえあれば使いこなせる。

Q. 価格.comのPC比較のように、リサーチ作業全般に使えますか?
使える。複数サイトをまたいだ情報収集・比較・表への整理といった作業が得意だ。「生徒さんのパソコン探す時に毎回手動でやっていた」という面倒な作業がまさにOperatorに向いている。条件を細かく指定すれば、Ryzen 5以上・RAM 16GB以上・重量1.5kg以下といった複合条件でのフィルタリングも自律的にやってくれる。

Q. Operatorが失敗したらどうすればいいですか?
現時点ではログインが必要な場面や日本語入力のバグで止まることがある。その場合は一度終了して手動でログインを済ませてから再開するとスムーズになる。「最初はね行けたんすけどね昨日も僕のログアウトしちゃってるだこれね」という実例があったように、最初の認証だけは手動で行い、その後はOperatorに任せるフローが現実的だ。


🎯 AI氣道で一緒に学ぼう

上部へスクロール