AIかける出版で10倍速で夢を叶える方法|出版プロデューサーが語る「魂の込め方」
- 39万部著者・出版プロデューサーの奄美じさんが、AIと出版の正しい組み合わせ方を語る
- AIで文章は作れるが「呼吸を合わせる」読者との共鳴は人にしかできない、という本質的な指摘
- 「0.1の種さえあれば100倍にできる」のがAI。自分の内側の言語化こそが最初の仕事
39万部著者が「AIを1年半放置していた」理由
今回のゲストは、ダイエット本を中心に10冊以上を出版してきた奄美じさん。元編集者でもあり、企業家・経営者向けに「全くゼロの状態から出版する道」を作ることを専門とする出版プロデューサーだ。SNS戦略コンサルタントとしての顔も持ち、ブランディングのサポートを行っている。
そのじさんがAIを最初に触ったとき、「使えたわ」と思ってそのまま1年半放置していた、という話が面白かった。質問しても求めた答えが出てこない。当時のChatGPTの使い方を知らなかっただけなのに、「このAI、大したことない」と判断してしまったわけだ。
転機になったのは、ミリオン競争クラブというコミュニティで、AI競争ディレクターのたちさんのプロンプト実演を見たことだった。「プロンプトの質によって出てくるものが全然違う」と気づいた瞬間、じさんのAI観が一変した。同じ道具でもプロンプトひとつで別物になる——これは料理で言えば、食材は同じなのに包丁の扱い方ひとつで料理のクオリティが変わるのと同じ感覚だ。
AIを「使えない道具」と判断してしまった経験は、多くの人に共通するはずだ。問題はAIではなく、プロンプトの質にあった。それを実感として知れたことが、じさんのAI活用の出発点になった。
AIは「100万円のコンサルタント」を24時間使える道具
じさんが言う「AIの最大の価値」はシンプルだ。これまで専門家には「こんなことも知らないのか」と思われそうで聞けなかったことを、AIには躊躇なく聞ける。0から1を生み出す段階で、専門家に恥ずかしくて聞けないことをまずAIで整理できる。
「こっそり聞いといて、専門家にはより具体的な深い質問だけをぶつける」——これがじさんの勧める最強の使い方だ。質問の質が上がれば、専門家へのアクセスの仕方も変わる。AIは「準備の道具」として機能する。
僕もまったく同じ感覚を持っている。コンサルタントに相談するとき、前提知識がゼロの状態で「何から聞けばいいか分からない」という状態は、機会損失になる。AIでまず土台を作ってから専門家に当たると、会話の密度がまるで違う。
料理で言えば、出汁の引き方をAIで一通り学んでから、一流のシェフに「昆布と鰹の比率をどう決めますか」と聞く感覚だ。前提知識があれば、専門家との会話が格段に深まる。じさんは「AIは自分より賢い100万円級のコンサルタントに24時間頼れる感覚」と表現していた。
AIが作れない「呼吸を合わせる」という技術
じさんが最も力を込めて語ったのが、「AIにはできないこと」だ。本は「感を読むもの」だとじさんは言う。読者と著者は一緒に呼吸しながら歩んでいく。書き手が読み手のことをどれだけイメージしながら書けているかが、本が最後まで読まれるかどうかを決める。
途中で離脱される本の原因は、この「呼吸のズレ」だ。AIで文章をバーっと出力させると、表面上は整ったテキストができる。だが「ここで一回立ち止まって考えてもらう」「このイメージを持ってもらう」という呼吸の設計は、今のAIには難しい。
じさんはそれを「ワーディング」と表現した。音楽を奏でるように文章を読む体験を作り出す技術。それは読者への愛情でもあり、著者にしか込められない魂だ。
さらにじさんは「共感覚」という言葉も使っていた。言葉からイメージする音、色、景色——それらを計算しながら書いていく。この見えない五感の部分は、人間の著者にしか作り出せないと言う。AIが出力する文章には、まだその次元が存在しない。
「AIで生成→人がリライト」の黄金フロー
じさんが勧めるのは、AIを「素材の出力機」として使い、その後に人間が魂を込めるという2段階プロセスだ。
- AIで文章の骨格・素材を出力する(速さと量でAIが圧倒的に勝る)
- 人間がリライトして呼吸を整える(読者と著者の共感覚を作り込む)
「最初はAIでいい。そこからはリライトしていく」——これが本が広まるかどうかの分岐点だとじさんは言う。AIの出力を「完成品」として扱うと、伝わらない本になる。下書きとして扱い、そこに自分の感覚を重ねていくことで初めて「売れる本」になる。
これは出版に限った話ではない。ブログ、SNS投稿、セールスレターでも同じ構造だ。AIに骨格を出してもらい、自分の経験・感情・読者への思いを乗せていく。その一手間が、埋もれるコンテンツと読まれるコンテンツの分かれ目になる。
10倍速の正体は「0.1の種を100倍にする」こと
「AIかける出版で10倍速」というテーマについて、僕が持っている定義を話した。「0.1のちっちゃい種があれば、AIは100倍にできる」というものだ。
逆に言うと、自分の中に何もないとAIは機能しない。「AI関係の本を書いて」とだけ頼めばバーっと出てくる。でもそれは「誰でも作れるもの」に過ぎない。差が生まれるのは、「あなただけが持っている知識・経験・お客さんの声」をAIに学ばせたときだ。
じさんも同意してくれた。「まず自分自身の内側にあるものを言語化できるかどうか」。AIが知らない自分だけのノウハウ・経験・声をインプットして初めて、AIは真価を発揮する。0から1を作るのが人間で、1から100にするのがAIの役割だ。
出版を目指す人にとっては、「何を書くか」より「自分が何者か」をまず深掘りすることが出発点になる。その核さえあれば、AIは強力な加速装置になってくれる。
出版までの3つのルートと企画書の重要性
じさんが解説した出版への道は大きく3パターンだ。
- 出版社からオファーが来るパターン:SNSで影響力がある場合、または「AI本を書ける著者」など特定ニーズに合致したとき。今はAI関連の著者を探している出版社も多い
- 紹介経由パターン:出版プロデューサーや既存著者から編集者を紹介してもらう。じさんのような出版プロデューサーは300〜400社の出版社とのパイプを持っている
- 自分から企画書を持ち込むパターン:出版コンペやコンテストを通じて編集者にプレゼンする。一般の人が最も使いやすいルート
最後のパターンが最も一般的で、企画書の質がすべてを決める。AIを使えば企画書のたたき台は速攻で作れる。ただし「自分が何者か」が伝わる企画書にするには、先述した「0.1の種」が必要になる。
ライブ当日、僕自身も出版コンテストに応募していた。自分の企画書にじさんの手が入ることで、どれだけ変わるかを実感しながら話を聞いていた。
言語化が苦手な専門家こそ、AIで可能性が開ける
じさんが強調したのは、「専門知識はあるのに一般向けに伝えるのが苦手な人」にとってのAIの価値だ。ビジネスが止まる原因の多くは「伝えたいことが伝わらない」こと。AIはその言語化を助けてくれる。
専門家の目線で書くと、読者は置き去りになる。自分の業界では当然の知識でも、一般の人にとっては全く未知の領域だ。AIに「この内容を全くの初心者向けに書いて」と頼むことで、そのギャップを埋めることができる。
「やらなきゃ損」ではなく「やらなきゃダメ」というのがじさんの言葉だ。それほど今の出版シーンではAIは当然の道具になりつつある。逆に言えば、AIを使いこなす著者と使わない著者では、企画書の質・制作スピード・コンテンツの量に大きな差がついている。
電子書籍か商業出版か、AIで変わる選択肢
最近、電子書籍を自分で出す人も増えている。AIを使えば文章の骨格から目次、各章の原稿まで、驚くほど短時間で作れる。「書けない」という壁がかなり低くなった。
一方、商業出版(出版社から本を出す)は、書店での流通・ブランディング効果・信頼性という点で電子書籍とは別次元の価値がある。企業家や専門家がブランドを確立するなら、商業出版の持つ「権威付け」は今でも強力だ。
AIの登場で、電子書籍での「まず世に出してみる」という選択がしやすくなった。電子書籍で読者の反応を確認してから商業出版に挑む、という2段階戦略もありだ。どちらの道でも、AIは強力な相棒になってくれる。
出版を「夢」から「プロジェクト」に変えるAIの力
「いつか本を書きたい」という思いを持つ人は多い。でも「いつか」のまま何年も経ってしまう人も多い。その理由のひとつは「始め方が分からない」こと、もうひとつは「一人では続かない」ことだ。
AIはその両方を解決する。出版の企画書の書き方、市場調査、想定読者の設定、目次の構成——すべてAIに聞きながら進められる。じさんのような出版プロデューサーと組むことで、さらに確度が上がる。
「夢を叶える」という言葉を使うとき、じさんがその実例として語ってくれたのが、コンサルしていた中根さんの話だ。出版プロデュースで本を出し、日本トップクラスのマーケターが主催するコミュニティでグランプリを獲得した。AIが夢を「プロジェクト」に変え、プロジェクトが現実の成果になった。
自分の中に「伝えたいこと」がある人は、今すぐAIを使ってその種を言語化してみてほしい。それが出版への第一歩になる。
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