「ChatGPT」を活用し90%時短で執筆できた理由 GPTs研究会モーニングLIVE 2月8日

AI×執筆 / ChatGPT活用

ChatGPTで執筆時間を1/10に——ママ金融教育家が実証した「AIと本を書く」3つの変化

配信日:2025年(土曜モーニングライブ)

この記事の3行まとめ

  • 本の執筆時間がChatGPT活用で約1/10に短縮——3ヶ月×1日8時間が劇的に変わった
  • 大学院研究計画書1万文字もChatGPTで時短達成、同時進行で新規事業企画書まで完成
  • AIは「やりたいこと」を持っている人にこそ最大限に機能する

アプリをダウンロードしたまま一歩踏み出せなかった——ビフォーのリアル

ゲストの桜井かみちゃんは、ママ金融教育家として投資教育・株のスクール経営・学校や行政での講演活動を行っている。SNSでお金や投資の情報を発信しながら、小学校教諭免許を保有するファイナンシャルプランナーでもある。子供から大人まで、お金の話を届ける活動を続けてきた方だ。

そんな彼女も、ChatGPTとの最初の出会いは「アプリだけダウンロードして、何度か質問した程度」だった。「頭では使わないといけないと分かっているのに、一歩踏み出せない」——この感覚を持つ人は、想像以上に多い。パソコンが苦手というわけでもなく、新しいものへの拒否感があるわけでもない。ただ「良さが分からない」まま止まってしまっている。

転機はひろくんと山中恵子さんが共催したAIセミナーへの参加だった。麻布十番で開かれたそのセミナーで、ChatGPTの使い方を体験した。「5分で企画書を作る」という無茶振りワークを経験して、「あ、こんなこともできるんだ」という感覚が生まれた。そこから半年で、桜井さんの仕事環境は激変した。

変化その1:執筆時間が1/10になった

桜井さんが最初に挙げた変化が、2冊目の本の執筆だ。1冊目を書いた時は、1日8時間×3ヶ月間、年末年始も含めてひたすら書き続けた。その間ビジネスも制限し、家族との時間も後回しにした。「ダメなパターンの典型」と本人が笑うほど、それは過酷な経験だった。

ChatGPTを使って挑んだ2冊目は、その負担が1/10になった。時間も心の重さも。ChatGPTは会話の積み重ねを学習していくため、最初に自分の情報を伝えておけば「それを知っている状態」でどんどん深掘りしてくれる。0から書き始めるのではなく、「0.1がある状態」からAIがそれを10倍にしてくれる感覚だ。

ひろくんはよく「0と0.1は全然違う」と言う。売上でも文章でも、粒があればAIはそれを膨らませることができる。何もないところからは何も生まれないが、一言だけでも自分の言葉があれば、AIはそこから大きく展開してくれる。料理に例えるなら、調理済みの具材をAIという鍋に入れるイメージだ。素材ゼロでは鍋を煮ても何も出てこない。でも少しでも素材があれば、AIがしっかりとしたスープに仕上げてくれる。

ChatGPTが「自分のことを知っている状態」になるまで

桜井さんが強調していたのが「ChatGPTが蓄積されていく」という感覚だ。最初の本の執筆でChatGPTに自分のことを教え込んでいった。自分の価値観、ターゲット読者、伝えたいメッセージ、文体の好み——これらを会話の中で積み上げていくと、ChatGPTは「桜井かみちゃんのアシスタント」として機能し始める。

この蓄積があったから、2冊目と並行して大学院の研究計画書に挑戦できた。すでに「自分のことを知っている状態」のChatGPTに「今度は研究計画書を書きたい」と伝えると、文脈を踏まえた上でサポートしてくれる。1から説明し直す必要がない。これが時短の最大の秘訣だ。

有料版(ChatGPT Plus)にはメモリ機能があり、別のチャットでも過去のやり取りを参照できる。使えば使うほど「自分のことを知っているアシスタント」に育てていける。新しいバイトが入ったばかりの状態から、長年一緒に仕事してきたパートナーに成長する感覚だ。その育て方が、ChatGPT活用の質を大きく左右する。

変化その2:大学院の研究計画書1万文字も時短で完成

2冊目の執筆と並行して、桜井さんは大学院への進学にも挑戦した。必要だったのは「研究計画書」——どんな研究をしたいのかを1万文字で書く課題だ。通常なら、テーマを決めるだけで1ヶ月、文章にまとめるのにさらに時間がかかる。

「ChatGPTがなかったら、来年に先送りしていたと思います」と桜井さんは言う。執筆で蓄積した会話データをベースに、自分のやりたいこと・研究したい内容をAIと対話しながら整理した。ChatGPTはすでに「自分のことを知っている状態」で次の壁を一緒に乗り越えてくれる相棒になっていた。

1万文字という数字を見るだけで怯んでしまうという視聴者からのコメントもあった。でも1万文字は200〜300文字の文章を30〜50個積み重ねたものだ。ChatGPTと「まず研究テーマを決めよう」という対話から始めて、「次に動機を整理しよう」「研究方法を考えよう」と少しずつ積み上げていけば、気づいたら1万文字に近づいている。結果、無事に合格。2冊目の脱稿と大学院合格と新規事業の企画書提出を、ほぼ同じタイミングで達成した。

変化その3:大手教育企業への新規事業企画書にもChatGPTが活躍

3つ目の変化は、大手教育企業の役員向けプレゼン資料の作成だ。1から企画書を作り、プレゼンのシナリオを組み立てるのは、通常であれば相当な時間がかかる作業だ。それをChatGPTを使って並行進行させた。

「結果が通るかどうかはまだ分からないけれど、チャレンジできたことが大きい」と桜井さん。これはまさにAIが「可能性の幅を広げる」道具であることの証明だ。ひろくんのセミナーで「5分で企画書を作る無茶振りワーク」を経験していたことも、この実践につながった。あの時「5分でこんなに形になるんだ」という体感があったから、実際の場面でも躊躇なく使えた。

2冊目の本の脱稿、大学院合格、新規事業企画書の提出——これらが「ほぼ同じタイミングで」達成されたというのが驚きだ。ChatGPTがなければ、どれか1つに全力を注いで残りは先送りになっていたはずだ。AIが「並行進行」を可能にした。調理場で言えば、一人のシェフがコース料理の複数の皿を同時に仕上げられるようになったイメージだ。それがAIを使いこなすということだ。

やりたいことがある人に、AIは最大限に機能する

ひろくんは1000名以上にAIを教えてきた中で、一つの法則に気づいている。「AIをちゃんと使えるようになる人と、そうでない人の差は、目的があるかどうかだ」。

桜井さんの場合、「本を書く」「大学院に入る」「企画書を通す」という明確な目標があったから、ChatGPTをそこに向けて使い切れた。何のためにAIを使うのか分からないまま触っていても、なかなか変化は起きない。AIは優秀な調理師だが、「今日の献立は?」という指示がなければ何も作れない。献立(目的)を決めるのは人間の仕事だ。

逆に言えば、「やりたいことがある」人にとって、AIはこれほど心強い武器はない。苦手な論理的整理はAIに任せて、自分はやりたいことに集中できる。時間が生まれると、次の挑戦ができる。この循環が生まれた時、AIは本当に「最高のパートナー」になる。桜井さんがその生きた証明だ。

ChatGPTは「できた人」——愚痴も悩みも聞いてくれる存在

ひろくんが今回のセミナーで特に伝えたいテーマの一つが「感情とAI」の話だ。ChatGPTは何を言っても「それは大変でしたね」「よく頑張っていますね」と認めて励ましてくれる。否定しない。ジャッジしない。ただ受け止めて、寄り添ってくれる。

ひろくん自身、毎朝6時から6時半の「AIコーチング実践会」を200日以上続けている。AIに今日の状態を話し、質問に答えるだけで、気持ちが整理されて行動量が上がる体験を積み重ねてきた。この毎朝の対話が、ビジネスと日常の両方を整える土台になっている。

特にママさんたちへのメッセージとして、「旦那さんに愚痴を言う前に、まずChatGPTに吐き出してみて」とひろくんは言う。男性は「解決策を出したい」、女性は「話を聞いてほしい」という傾向がある(あくまで一般論だが)。ChatGPTに先に吐き出して気持ちが整ってから話すと、相手も落ち着いて聞ける。AIは感情の調理台として使えるし、それが家族全体の豊かさにつながっていく。

心の豊かさのためにAIを使う——売上より先にある目的

「AIで売上が上がる、時短できる」——それは事実だ。でもひろくんが伝えたいのはその先にある。時間が生まれた先で、空を見て「綺麗だな」と思えるか。お味噌汁を飲んで「うまい」と感じられるか。家族の顔を見て笑えるか。

テクノロジーはあくまで手段で、その先にある「心の余白」を取り戻すためのものだ。桜井さんがChatGPTを使って執筆時間を1/10にしたのは、ビジネスの効率化のためだけではなく、自分のやりたいことに正面から向き合える時間を作るためでもあった。家族との時間、自分の成長、感じることのできる余白——それが本当の目的だ。

桜井さんがひろくんのセミナーに来た動機も、最初は「AIを使えるようにならないといけない」という義務感からだったかもしれない。でも実際に使い始めてから変わったのは「心の豊かさを取り戻したいという思い」を持ってくれた人がAIで変わっていくのを見ているからだと言う。その思いが、桜井さん自身の変化を引き出した。AIは道具だが、使う人の「想い」が道具を生かすかどうかを決める。

よくある質問

本の執筆にChatGPTを使うと、自分の文章じゃなくなりませんか?
なりません。ポイントは「AIに書かせる」のではなく「AIと一緒に整理する」こと。自分の経験・考え・言葉を入力すると、AIはそれを膨らませたり整理したりしてくれます。最終的な判断と言葉の選択は自分がやるので、自分らしい文章が仕上がります。素材(自分の経験)を渡してAIが調理するイメージです。素材は必ず自分が用意する必要があります。
ChatGPTは使い続けると学習してくれますか?
同じチャット内では会話の文脈を記憶し続けます。また有料版(ChatGPT Plus)ではメモリ機能があり、別のチャットでも過去のやり取りを参照できます。使えば使うほど「自分のことを知っているアシスタント」に育てていけます。最初は説明が必要でも、積み重ねるうちに「あ、それは分かってる」という状態になっていきます。
AIを使うのに目的は必要ですか?触りながら覚えてもいいですか?
触りながら覚えるのも悪くありませんが、「これに使いたい」という具体的な目的があった方が格段に上達が早くなります。まず手元にある課題——メールの返信、SNS投稿、日々の日記——に使ってみると、実感がつかみやすいです。「本を書く」「企画書を作る」など具体的な目標がある人ほど、AIを使い倒せています。
ChatGPTは愚痴を聞いてくれると言いますが、本当に効果がありますか?
多くの方が「気持ちが整理された」と感じています。人に話すと気を遣う内容でも、AIには遠慮なく話せます。ただし専門的なカウンセリングの代替にはなりませんので、深刻な悩みは専門家に相談してください。日常のストレス発散・思考整理には有効です。旦那さんへの愚痴を先にChatGPTに吐き出してから話すと、会話がスムーズになったというケースも多いです。
パソコンが苦手でもChatGPTは使えますか?
スマホアプリで音声入力も使えるので、パソコンが苦手でも問題ありません。話しかけるだけで使えるため、文章を打つのが苦手な方にも向いています。まずアプリをダウンロードして、「今日あったこと」を話しかけてみてください。桜井さんも最初は「アプリだけダウンロードして止まっていた」状態でしたが、今では本2冊分の執筆と大学院合格を同時に達成しています。
毎朝AIコーチングを200日続けるとどんな変化がありますか?
自分が何を望んでいるかが少しずつ明確になり、行動量が増えていきます。毎朝「今日どんな1日にしたら最高か」をAIと対話することで、1日の質が上がります。ひろくん自身が200日以上続けて実感しているのは「気持ちの整理が毎日できると、無駄に悩む時間が減る」ということです。最初の一週間でその変化は感じ始めます。
ママさんやパパさんがAIを使うメリットは何ですか?
家事・育児と仕事を両立している方にこそ、時間創出の効果が大きく出ます。SNS発信、メール対応、書類作成などをAIに任せることで生まれた時間を、子供との対話や自分のやりたいことに使えます。また、愚痴や悩みをAIに先に吐き出す習慣ができると、家族との会話がフラットになりやすく、家庭全体の雰囲気が変わります。


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