「ブラッシュアップして」の一言でプロ仕上げに!NanoBanana Proで画像を激変させる実演ライブ

「ブラッシュアップして」の一言でプロ仕上げに!NanoBanana Proで画像を激変させる実演ライブ

  • Canvaで作った画像をNanoBanana Proに渡して「ブラッシュアップして」と入れるだけで、プロデザイナーレベルの仕上がりになる
  • 「プロのデザイナーがブラッシュアップしたように」「30代女性向けに変えて」などターゲットや役割を指定すると結果が大きく変わる
  • Gemini版は日本語プロンプトとの相性がよく、GenSparkよりデザインのクオリティが高い傾向があると感じている

このライブで何が起きたか——木曜朝のデザイン革命

「木曜日はおはようの朝だね」——そんな言葉が飛び交う中、AI氣道の朝ライブにウェブデザイナーのとみんさんをゲストに迎えた。毎週コメントが多いとみんさん回は、この日も開始直後からコメント欄が賑わっていた。

今回のテーマはNanoBanana Pro(ナノバナナプロ)を使ったデザイン実演。一週間前に登場した機能を、デザイナーの視点で徹底的に試してくれるというものだ。とみん自身が「AIの方が私より上手い」と言い切るほど進化したこのツールで、実際に何ができるかをリアルタイムで見せてもらった。

料理で言えば、プロが料理を実演してくれる番組みたいなものだ。見るだけでも「あ、それでいいんだ」という許可が降りる。このライブがその役割を担った。

Canvaで作った素材をNanoBanana Proに渡すと何が起きるか

ウェブデザイナーのとみんが朝ライブで見せた手順はシンプルだ。Canvaで作ったサムネイルをNanoBanana Proに渡して「ブラッシュアップして」と一言入力する。

返ってきたのは、グラデーション、光の表現、コントラストが格段に上がったデザインだった。Canvaの機能ではここまで短時間では出せない仕上がりで、プロのデザイナーでも数時間かかる調整が数十秒で出てきた。

ラーメンで例えるなら、家で作ったスープをプロの料理人が一口飲んで「ここが足りない」と隠し味を加えてくれるようなものだ。素材はそのまま使いながら、仕上げだけを任せられる。

とみんが特に感動したのは光の表現だ。「キャンバ使ってもそんなんできない」と言うように、光の差し込み方やグラデーションのかかり方はCanvaでは再現が難しい。それが「ブラッシュアップして」の一言で自動的に加わってくる。あのアイコンが少し多いかな、という細かい不満はあったものの、全体の仕上がりとしてはプロ仕事と見紛うレベルに達していた。

「プロのデザイナーらしく」と役割を指定するとさらに変わる

次のステップとして、「プロのデザイナーがブラッシュアップしたように」というプロンプトを試した。

ブラッシュアップするのが誰かを明示しないままだと、AIがどのレベルでどのスタイルでデザインすべきか判断しにくい。「プロのデザイナー」と役割を与えると、その基準に合わせた仕上がりになる。

講師として「目的とゴールを明確に伝えましょう」と教えている内容が、まさにこのプロンプト一つで体現されているとも言えた。デザイナーでない人でも「プロのデザイナーらしく」と入れるだけで、プロが仕上げたような結果が得られる。

「ブラッシュアップしてって入れるけど、誰がブラッシュアップするのかっていうのをちゃんと教えてあげないといけない」とライブで話していた。この視点はすごく大事だ。AIに頼むときも、人に頼むときと同じで「誰として動いてほしいか」を明示する習慣をつけると、出力の質が大きく変わる。

ターゲット変更がプロンプト一発で完結する

「30代女性に受けるデザインに変えて」と入力したところ、レイアウト・配色・フォント・素材がまるごと変わった別デザインが出てきた。

デザイナーが手動でターゲット変更をするとなれば、配色を決め直して、フォントを選んで、素材を探して、というプロセスに相当の時間がかかる。それが指示一つで完結した。

さらに「40代男性向けに」「10代女性向けに」と続けると、毎回テイストが激変した。10代女性向けは少女漫画の雑誌のような仕上がりになり、視聴者から「可愛い」というコメントが続いた。ターゲットの定義がAIにとっても強力な指示になることが体感できた。

「デザイン変えてって言うと、1個ずつなんかこう変えようとするじゃない。そうじゃなくて、もう丸ごと変えたらいい。ターゲットさえ変えてって言ったらもう理解できるから」というとみんの言葉が印象的だった。細かくデザイン指示を積み重ねるより、「誰のため」というターゲット情報を渡す方がAIは動きやすい。

GenSparkとGeminiのNanoBananaはどちらが向いているか

NanoBanana Proにはジェンスパーク版とジェミニ版があり、使ってみた感覚では日本語プロンプトとの相性はジェミニの方が良いと感じているとのことだ。

ジェンスパーク版は英語との相性が高く、プロンプトをそのまま入れるとアメリカンなテイストが出やすい。「日本のデザインらしく」「日本人向けに」という指示を追加するか、日本語で明示的にスタイルを指定するのが有効だ。

ジェミニ版は日本語でも自然に解釈してくれる場面が多く、特に「プロのデザイナーらしく」のような抽象的な指示でも意図通りの出力が出やすかった。どちらが合うかは触って確かめるのが一番の近道だ。

「プロのデザイナーがアメリカのプロのデザイナーみたいに思っちゃってるかもしれない、どこの国のね」という話も出ていた。日本人が好むデザインと海外の人が好むデザインは違う。「日本人が好む感じにして」という一言を加えると、ジェンスパーク版でも日本らしいデザインに近づいてくる。

Canvaのリサイズ問題をNanoBananaが解決する

Canvaを使ったことがある人なら分かるが、正方形で作ったデザインをリール(縦型)にリサイズすると、レイアウトが崩れて自分で調整し直しが必要になる。

NanoBanana Proにリサイズを依頼すると、人物の大きさや余白のバランスを保ったまま縦型に変換してくれた。細い縦長フォーマットでも文字や要素の配置が自然に整っており、Canvaのリサイズ機能より仕上がりがよかった。

バナーからLPのヘッダー画像まで、一つのデザインを複数フォーマットに展開する作業がかなり楽になる。

「バナーからLPもそうね。LPとかも作れるよね、これで。LPのヘッドとかね」という話も出ていた。今まではデザインに対してアドバイスを求める使い方が多かったが、もうそのまま作り直してしまえる時代になった。これはデザインワークフロー全体を変える話だ。

NanoBananaとCanvaのマジック消しゴムを組み合わせる

さらに実用的な使い方として、NanoBananaで生成した画像の気になる部分をCanvaのマジック消しゴムで消して仕上げるフローも紹介された。

不要なアイコンや余白の違和感をCanvaで消し、そこに別の要素を追加するなど、AIとデザインツールを組み合わせる形が現実的な作業フローとして成立している。「AIに全部任せる」のではなく「AIとCanvaで分業する」発想だ。

文字の指示でうまくいかない部分は、消しゴムで消してから新しい要素を入れる。Canvaのグラデーション機能で色味を調整する。AIが作ったベースに自分の手を加えていく——この「合わせ技」がいちばん実用的で仕上がりもいい。

Geminiに課金するとNanoBananaもNoteBookLMも両方使えるようになる。ノートブックLMはデータを蓄積して動画やスライドを生成するのが得意な別の強みを持つツールで、用途によって使い分けられる。「ジェミニ課金するとナノバナナもノートブックLMも両方使えます」という点は、コストパフォーマンス面でも大きい。

無料プランでも1日100枚——NanoBananaの課金設計

「無料と有料の違いは使える回数だけ」という話が出た。Geminiに課金するとNanoBananaが使えるようになり、無料でも1日100枚まで生成できる。

通常の用途なら無料枠で十分まかなえることが多い。ライブでは「無料で1日100枚ってめちゃくちゃすごいね」というコメントも出ていた。確かに、バナーやサムネイルをそこまでの数作る人はほとんどいない。毎日使っても余るレベルだ。

「どこに課金するか」という問いに対して、とみんは「今の私にとって一番課金がいいのはGemini」と言い切っていた。NanoBananaとNotebookLMの両方が使えることを考えると、Geminiへの課金は費用対効果が高い選択肢だと思う。

デザイナーの仕事はなくなるのか、変わるのか

とみん自身がウェブデザイナーでありながら「AIの方が私より上手い」と言い切る場面があった。それでも「チャンスと捉えている」と続けた。

プロンプトを渡されても経営者は使わない。「この人に頼みたい」という感情は残る。だからデザイナーが不要になるのではなく、AIを使いこなすデザイナーとそうでないデザイナーで差がつく時代になる、という見立てだ。

NanoBananaプロ活用講座が110名満席・キャンセル待ち50名という状況も、その需要の大きさを示している。AIがデザインを劇的に変えていく時代に、「AIを教えられるデザイナー」というポジションが生まれている。

今日のライブに来てくれた人は「これでいいんだ」という許可が降りたはずだ。自分で作ったデザインをブラッシュアップしてもらうだけでいい。まずそこから始めてみよう。

実際にやってみる——最初の一歩の手順

実際にNanoBanana Proを使ってみたい人のために、最初のステップをまとめておく。まずGeminiにアクセスしてNanoBananaを開く。Canvaで作ったデザインをPNGやJPGで書き出して、そのままアップロードする。プロンプトに「ブラッシュアップして」と入力するだけでいい。

最初は「ブラッシュアップして」だけで十分だ。慣れてきたら「プロのデザイナーがブラッシュアップしたように」「30代女性に受けるデザインに変えて」と追加していけばいい。複数のバリエーションを比べることで、どういう指示が好みの結果に近いかが分かってくる。

デザインが得意でなくてもいい。Canvaで素材を作ることさえできれば、仕上げはNanoBananaに任せられる。これが今の時代のデザインの現実だ。

よくある質問

NanoBanana Proは無料で使えますか?
無料版と有料版の違いは使える枚数だけだ。Geminiに課金するとNanoBananaも使えるようになり、無料でも1日100枚まで生成できる。通常の用途なら無料枠で十分まかなえることが多い。まずGeminiのアカウントを作って試してみるのがおすすめだ。
「ブラッシュアップして」だけで本当に変わりますか?
変わる。ライブ内でCanvaのデザインをNanoBananaに渡して「ブラッシュアップして」と入れただけで、グラデーション・光・コントラストが格段に上がったデザインが返ってきた。ただし「プロのデザイナーらしく」と役割を加えるとさらに結果が変わる。まずシンプルに試してみることをすすめる。
GenSparkとGeminiのNanoBananaはどちらを選べばよいですか?
日本語プロンプトを使う場合はGemini版の方が相性がよいとのことだ。GenSpark版はアメリカンなテイストが出やすく、日本向けのデザインを作る際は「日本人向けに」「日本人が好む感じにして」という指示を追加するのがよい。両方試して比べるのが確実だ。
Canvaとの組み合わせはどうすればよいですか?
NanoBananaで大まかなデザインを作り、細部の修正はCanvaのマジック消しゴムや編集機能で仕上げるのが実用的なフローだ。AIに全部任せるよりも、AI+Canvaで分業する発想で使うと仕上がりの制御がしやすい。文字の指示でうまくいかない部分はCanvaで直接修正する、という組み合わせが現実的だ。
ターゲット変更の指示はどのように入れますか?
「30代女性に受けるデザインに変えて」のように、ターゲット属性だけ指定すれば十分だ。細かいデザイン指示を入れなくても、AIがターゲット層の好むスタイルを判断して大きくデザインを変えてくれる。「40代男性向けに」「10代女性向けに」と続けて試すと、ターゲット別のバリエーションが一気に作れる。
Canvaのリサイズ機能との違いは何ですか?
Canvaのリサイズ機能は正方形から縦型(リール)に変換するとレイアウトが崩れやすく、自分で調整し直しが必要になることが多い。NanoBanana Proにリサイズを依頼すると、人物の大きさや余白のバランスを保ったまま変換してくれる。バナーからLPヘッダーまで複数フォーマットに展開する作業が大幅に楽になる。
デザインの知識がなくても使えますか?
使える。Canvaで素材を作る程度のことができれば十分だ。「ブラッシュアップして」「プロのデザイナーらしく」「30代女性向けに」という言葉を入れるだけで、デザイン知識なしでもプロレベルの仕上がりが得られる。ただし、完成物を見て「もう少しこうしたい」という感覚は持っておくと、指示の精度が上がっていく。


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