GeminiがGoogleスライドを3分で生成!もうパワポはいらない時代の到来
- GeminiのCanvasモードで「○○のスライドを作って」と入力するだけで、Googleスライドが3分で生成できるようになった
- 生成されたスライドはそのままGoogleスライドにエクスポートでき、PowerPointとしてダウンロードも可能
- ゼロからスライドを作る時代は終わった。AIにたたき台を作らせて人間が磨くフローが新標準になる
スライド作成が苦手な人に告げる——時代が変わった
「プレゼン資料を作るのが苦手で、時間がかかる」という声はよく聞く。ゲストのともくんも「苦手とは言わないけど、やっぱり作るのに時間はかかる」と話していた。どんなに内容が良くても、スライドを作る段階でエネルギーを使い切ってしまう——そういう経験をしたことがある人は少なくないはずだ。
Geminiのアップデートでそれが変わった。「○○のスライドを作って」と入力してCanvasボタンを押すだけで、Googleスライドが自動生成される。操作は2ステップで終わる。
料理で言えば、今まで包丁から研いで野菜を切って炒めてという工程をやっていたのが、冷凍の食材がすでにカットされた状態で届くようになった感じだ。最終的な味付けは自分でするけど、仕込みにかける時間がゼロになる。「あと10分後に会議なんだけど」という時でもギリギリ間に合うくらい、スピードが変わった。
これまでのAIスライド生成ツールの課題
スライド生成ができるAIツールはGemini以前にも存在していた。Pilot(パイロット)、iSilk(アイシルク)、Gammaなどが知られている。Jenspark(ジェンスパーク)のようなAIエージェント型のツールも登場している。ChatGPTの中でCanvaを呼び出せたり、ClaudeでもPowerPointと連携して出力できたりと、この分野は急速に進化してきた。
ただ、利用者からよく聞く悩みがあった。課金しなければ使えないこと、出てくるスライドがデザイン的に殺風景なこと、そもそもパソコンが得意でない人にとって操作が複雑なことだ。特に企業での利用においては「会社の制約でChatGPTしか使えない」「Google系は使えるがその他は禁止」という場面もある。
GeminiはGoogleアカウントがあれば使える。企業向けのGoogle Workspaceとの連携もしやすい。コスト面・セキュリティ面・操作の簡単さ——この3つが揃ったことで、企業での導入ハードルが大きく下がった。
Geminiスライド生成の具体的な操作手順
実際の手順を整理しておく。難しいことは何もない。
Step 1:Gemini(gemini.google.com)にアクセスして、チャット欄に作りたいスライドのテーマや内容を入力する。「○○について初心者向けにわかりやすいスライドを作ってください」というイメージ。
Step 2:入力欄の下に表示されている「Canvas」ボタンをクリックして実行する。これだけでスライドが生成され始める。キャンバスボタンを押さなくても、「○○のスライドを作って」と入力するだけで動く場合もある。
Step 3:生成が終わったら「Googleスライドにエクスポート」ボタンを押す。Googleドライブに自動保存されて、そのまま編集できる状態になる。
生成にかかる時間はおおよそ3分程度、エクスポートまでさらに2〜3分。合計で5〜6分で編集可能なスライドが手元に届く。「あ、今日ちょっと資料必要だ」という時に十分使えるスピードだ。
会社の規定でGoogleアカウントが使えない場合でも、GoogleスライドをPowerPointファイル(.pptx)としてダウンロードできるので安心だ。Googleスライドを開いてファイルメニューからダウンロードを選べばいい。
長野・飯田の焼肉でスライドを試作——ライブデモの様子
ライブ中でともくんが実際に試作したスライドのテーマは「長野県飯田の焼肉」だった。ともくんと僕が長野(松本エリア)に住んでいることもあって、身近なテーマで試してみた。
出てきた内容は「なぜ飯田が焼肉の街なのか」「1万人あたりの焼肉店舗数が北海道を上回る」「歴史的背景」「ホルモンや馬の内臓(おぐり)などの地域特色」といった情報が構造化されてスライドに並んでいた。地元民としても「こんなデータがあったのか」という発見がある内容で、Googleスライドへのエクスポートも問題なく完了した。
デザイン面では色合いが統一されていて、そのまま使えるレベルに仕上がっていた。写真は少なかったが、Googleスライドの編集画面でサイドパネルから画像を追加したり、Geminiの画像生成機能を使って差し込んだりもできる。
精度を上げる「Deep Research先行」の使い方
ただスライドを作るだけでなく、精度を上げたい場合は2段階プロセスがおすすめだ。
まずGeminiのDeep Research機能で「○○についてファクトチェックしながら調べてください」と依頼する。AIが複数の情報源をもとに調査レポートを作成してくれる。次にそのレポートをCanvasモードに渡して「これをスライドにして」と指示する。
僕はライブ中に「初心者向けAIマーケティング」というテーマでDeep Researchをかけてからスライド生成を行った。先に情報の根拠があった状態でスライドを作るので、内容の信頼性が上がる。「なんとなくそれっぽいスライド」ではなく「事実に基づいた説得力あるスライド」が出来上がる。
YouTube動画のURLや社内ドキュメントをそのまま渡してスライドを作ろうとすると、うまくいかないことが多い。テキストデータに変換してからCanvasモードに渡す方が精度が上がる。文字起こしをしてからテキストとして入力する、という手順を踏むとスムーズだ。
スライド生成の弱点と対処法
良いことばかりではない。ちゃんと弱点も押さえておく。
弱点1:テーマだけ入力するとガチャになる。「長野県の焼肉」というキーワードだけで試したら、ちゃんとした内容が出てきたものの、構成は毎回変わる。内容の骨格を先に固めてからスライド化する方が安定する。Deep Researchで事前に情報を整理しておくか、「こういう構成で作ってほしい」という要件を書いてから渡すといい。
弱点2:日本語での画像生成精度がまだ低い。スライド内の画像を日本語プロンプトで生成すると、海外的な絵になりやすい。英語で「Japanese business person suit」のように指定する方が近い結果が出る。「No」を付けてネガティブプロンプトを使う方法も有効だ。日本人らしい見た目の画像が必要な場合は、フリー素材サービスと組み合わせるのが現実的だ。
弱点3:アップデートの展開タイミングがずれる。Canvasモードのスライド機能は全ユーザーへの展開に時間差があった。ライブ時点では12日前後に全員完了する予定とのことだった。使えない場合は少し待つか、Googleアカウントを確認してみよう。ブラウザのキャッシュをクリアすると表示される場合もある。
会社でGeminiが使えるかどうかの確認ポイント
企業でのAI利用には制約がある場合が多い。「ChatGPTは禁止だけどGoogleは使える」という企業は増えている。GeminiはGoogleアカウントがあれば使えるため、社内のGoogle Workspaceと連携しやすい。
エデュケーションプランなど教育機関向けのプランでもGeminiの活用が広がっている。学校の先生がGeminiでプレゼン資料を作る、生徒が自分の研究発表スライドをAIで作る——そういう使い方も現実的になってきた。世界中の人のスライド作成時間を削減するアップデートだと思っている。
会社のPCでGeminiにアクセスできるなら、まず試してみることをおすすめする。スライド生成のアップデートは順次展開されているため、現時点で使えない場合でも近い将来使えるようになる可能性が高い。IT部門に確認してGeminiの利用許可を取るところから始めてみてほしい。
AIを使ったスライド作成の正しいフロー
ライブを通じて見えてきたスライド作成の新しいフローをまとめておく。
まず「テーマと構成の骨格を固める」。これはChatGPTでもGeminiでも何でもいい。「○○というテーマで10枚のスライドを作りたい。構成案を考えて」と頼むと、章立てを提案してくれる。
次に「Deep Researchで情報を調査する」。事実に基づいた内容にしたい場合は、この工程を挟む。特にビジネス提案や説明会の資料では、数字や根拠があると説得力が増す。
そして「Canvasモードでスライドを生成する」。骨格と情報が揃った状態でCanvasに渡すと、精度が上がる。生成後は「Googleスライドにエクスポート」でそのまま編集できる状態になる。
最後に「人間が味付けをする」。色合いを会社のブランドカラーに変える、自分の言葉でコメントを加える、不要なスライドを削除するといった編集作業は人間が判断する。AIは最初の60%を埋めるツールとして使い、残りの40%を自分らしさで埋めることで「AIが作ったようには見えない資料」が完成する。
「苦手を手放す」という考え方とAIの正しい使い方
スライドを作るのが苦手だと、時間がかかるだけでなく心理的なストレスも大きい。「また資料を作らないといけない」というプレッシャーは、本来の仕事や思考に使うべきエネルギーを消耗させる。AIを使うことで「苦手を手放す」ができるようになった。
大事なのは「AIに作らせて終わり」ではなく、AIが出したたたき台を自分の言葉・視点・伝えたい思いで磨くことだ。特に伝えたい相手が明確な場合——部署の上司向け、クライアント向け、初心者向け——それに合わせてAIが出した内容を調整する作業は人間にしかできない。
「あと10分後に会議なんだけど」という時にとりあえずスライドを作らせてトイレに行く——そのくらい気軽に使えるツールになった。最初から完璧を求めず、「叩き台を5分で出す」という用途でAIを活用することで、仕事のスピードが大きく変わる。
GeminiのCanvasモードはその入口として最もハードルが低い選択肢の一つだ。まず今日「○○のスライドを作って」と入力してみてほしい。それだけで、これからの資料作りが変わるきっかけになる。
他のスライドAIツールとの比較——どれを使うべきか
Gamma、iSilk、Jenspark、Canva AIなど、スライド生成ができるツールは複数ある。それぞれ強みが違うので、用途によって使い分けるのが現実的だ。
GeminiのCanvasモードが特に向いているのは「Googleのエコシステムを使っている人」だ。Googleドライブ・Googleドキュメント・Googleスライドを日常的に使っているなら、連携がスムーズで余計な手間がない。無料アカウントでも試せる点も大きい。
Gammaはデザインの完成度が高く、LPや告知ページを作る用途に向いている。iSilkはテンプレートが豊富で、ビジネス資料のフォーマットが決まっている場合に使いやすい。Jensparkはリサーチから資料作成まで一気にやってくれるAIエージェント型で、調査込みの資料が必要な場面に向いている。
どれか一つを「完璧なツール」として選ぶより、場面ごとに使い分ける感覚が大切だ。会社のアカウント制約があるならGemini、デザイン重視ならGamma、スピード重視ならGeminiのCanvasモード——そういう判断基準を持っておくと迷わずに使える。
よくある質問
- GeminiのスライドはPowerPoint形式で保存できますか?
- はい。Geminiで生成してGoogleスライドにエクスポートした後、GoogleスライドからPowerPoint(.pptx)形式でダウンロードできます。会社のPCでPowerPointしか使えない場合でも問題なく活用できます。Googleスライドのファイルメニューから「ダウンロード」を選べばすぐにダウンロードできます。
- Geminiのスライド生成は無料で使えますか?
- Geminiの基本的な機能は無料で利用できます。Canvasモードでのスライド生成も無料アカウントで試せます。ただし回数制限や機能制限がある場合があります。より多く使いたい場合はGemini Advancedへのアップグレードをご検討ください。
- Canvasボタンが表示されない場合はどうすればいいですか?
- Geminiのスライド生成機能は順次展開されているため、まだ表示されていないアカウントがあります。数日待ってから再度確認するか、Googleアカウントを別のものに切り替えて試してみてください。また、ブラウザのキャッシュをクリアすると表示される場合もあります。
- 生成されたスライドの画像は商用利用できますか?
- Geminiで生成された画像はGoogleの利用規約に従います。商用利用については最新のGoogleの利用規約を確認してください。重要なビジネス用途では、フリー素材サービスや自社で撮影した画像と組み合わせることをおすすめします。
- Deep ResearchとCanvasモードを組み合わせる手順を教えてください。
- まずGeminiのチャットで「○○についてDeep Researchしてください」と入力して調査レポートを生成します。次にそのレポートのテキストをコピーして、新しいチャットでCanvasモードを選択してから「このテキストを元に○○向けのスライドを作ってください」と貼り付けて実行します。
- 会社でGeminiを使う場合、セキュリティ面は大丈夫ですか?
- 企業向けのGoogle Workspaceでは、Geminiの利用範囲やデータの扱いについて管理者が設定できます。社内情報を入力する際はIT部門に確認することをおすすめします。「ChatGPTは禁止だがGeminiはOK」という企業も増えており、既存のGoogleアカウントで使えるケースが多いです。
- スライドの日本語画像の精度が低い場合はどうすればいいですか?
- Geminiの画像生成機能で日本人の画像を生成する際は、日本語プロンプトより英語の方が精度が出やすいです。「Japanese business person in suit」のように英語で指定してみてください。フリー素材サービス(PhotoAC、UnsplashなどのJapanese businessカテゴリ)と組み合わせるのも実用的な方法です。
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