AIと競争する新しい時代の楽しみ方——音楽・タロット・自分軸で遊び尽くす

AIと競争する新しい時代の楽しみ方——音楽・タロット・自分軸で遊び尽くす

  • AIは才能を100倍に増幅する装置——音楽も画像もプロモーション動画も、アイデアさえあれば30秒で形になる
  • 「量産型」にならないために必要なのは自分軸。AIを使えば使うほど「自分が何者か」を問い続けることになる
  • タロットカードをAIで引く実験から、会議前のブレストまで——使い方の発想次第でAIは無限に広がる

AIで音楽を作ってみた——30秒で完成するテーマソング

AI競争ディレクターのたちさんが、SunoAIというツールでAI氣道のテーマソングを作って披露した。歌詞も音楽も、「AIと共に世界を平和にする」というミッションを伝えるだけで生成される。ボーカルの声質も曲調(ポップ、演歌、ヒップホップ)も変えられる。

料理で言えば、「鶏の照り焼きを作りたい」とだけ言ったら、プロの板前が食材の選定から盛り付けまで全部やってくれるようなものだ。自分がやることは「何を食べたいか」を伝えるだけでいい。

SunoAIは無料プランでも毎日10曲まで作れる。誰かの誕生日ソング、コミュニティのテーマ曲、サービスのジングル——想像したものを30秒で形にできる時代が来ている。「レベル1の能力が100になる時代」と言うのは言いすぎじゃなく、音楽を一度も勉強したことがない人でも、自分のコミュニティテーマソングを持てるようになった。

たちさんは自分が運営するAI氣道のテーマソングをSunoAIで作った後、ライブ中に参加者の名前入りバージョンも即座に生成してみせた。日替わりでテーマソングが作れる時代——これが「表現の民主化」の現実だ。

対談前にAIでタロットを引いてみた——シンプルなプロンプトが導く驚きの精度

直感リーディング創設者のなるフィン(藤岡さん)が持ち込んだのは面白い実験だった。対談ライブが始まる前に、ChatGPTにタロットカードを引かせて今日のテーマと注意点を出してもらったのだ。

プロンプトはシンプルで「今日の3人の対談ライブ、どんなことを意識したらいいか教えて」というもの。返ってきたのは「希望とインスピレーション」をテーマに、「個人的・ネガティブな話題に引っ張られないように」「明るくポジティブな姿勢で臨もう」というアドバイスだった。

的確すぎて驚いた、という声が参加者からも上がった。シンプルなプロンプトでも、こういった使い方ができることを知るだけでAIへの見方が変わる。タロットというのはもともと「今日の自分の意識を整える」ためのものだ。それをAIで再現できるというのは、精神的なウォーミングアップとして有効な使い方だと思う。

さらにたちさんは、その後なるフィンさんとの2人のお話し会でも同じようにカードでアドバイスをもらったという。具体的な質問項目を追加で入れると、より精度の高いステップまで教えてくれる。プロンプトの質問を深めるほど、返ってくるアドバイスの解像度が上がるのだ。

才能が100倍になる時代——でも何を増幅させるか

「レベル1の能力が100になる時代」だとたちさんは言う。音楽を作れない人が音楽を作れる。絵が描けない人が絵を生成できる。動画が作れない人がプロモーション動画を出力できる。

ただし、ここで伝説のコーチ・田原大輔(大ちゃん)さんが鋭い指摘をした。量産されるだけだと「量産型のザコ」がいっぱい増えるだけになってしまう、と。その通りで、AIが出力するものの品質はどんどん平均化されていく。

差を作るのは「コアの部分」——自分の思い、体験、価値観、そしてなぜそれをやるのかという軸だ。AIはその軸を形にする増幅装置に過ぎない。軸がぶれていると、何をやっても量産品になってしまう。

料理に例えると、どれだけ立派な厨房機器があっても、シェフのレシピと哲学がなければ同じ味の料理しかできない。AIはあくまで厨房設備だ。何を作るかという「志」の部分は人間にしか持てない。だからこそ今、「自分はなぜこれをやっているのか」という問いを持つことが、AI時代の本当の競争力になる。

AIは感情がないからこそフラットなコーチになれる

なるフィンさんはプロの心理カウンセラーでもある。その彼女が「ChatGPTは24時間フラットに対応してくれるから、自分のセッションの参考にしている」と言う。

人間のカウンセラーは、隣で家族と喧嘩があった日でも目の前のクライアントにフラットでいなければならない。そのコントロールが難しい。AIにはその波がない。いつ話しかけても同じ温度で聞いてくれる。

ChatGPTを「チャッピー」と呼んでいるたちさんは、毎朝コーチング設定のAI分身と対話している。質問してもらうことで「自分は何を聞きたいのか」が明確になり、それ自体が自分への問いかけになる。

なるフィンさんはセッション中、自分の気持ちが波立っていたらクライアントに本当の意味でフラットに向き合えないと言っていた。AIはそのフラットさを24時間提供できる存在だ。感情がないことは弱点ではなく、特定の用途では強みになる。AIと対話することで「人間としてフラットに在るとはどういうことか」を逆に学べる時代になったと思う。

AIを使えば使うほど「自分軸」が問われる

「AIに乗っ取られるんじゃないか」という不安を持つ人は多い。実際、なるフィンさん自身も最初はそう感じていた。

しかし対話を続けるうちに気づいたのは「ちゃんとコミュニケーションを取るには、自分がしっかりしていないといけない」ということだ。AIを使えば使うほど、自分の軸が深まっていく感覚がある。

タロットカードの結果をそのまま受け取るのではなく、「自分がそれをどう捉えるか」が大事だ、と大ちゃんさんは言う。AIのアドバイス通りに動いても、そこに自分の意思がなければ何の行動にもならない。100年後も200年後も、「自分はどうありたいか」という問いは変わらない。

これはAIとの対話を通じて、僕も強く感じることだ。ChatGPTに質問するためには、まず自分が「何を聞きたいのか」を明確にしないといけない。その「問いを立てる作業」自体が、自分の軸を整える行為になっている。AIとの対話は「自分を知る鏡」だとも言える。使えば使うほど、自分への理解が深まるという逆説的な体験だ。

言語化力を身につけると「自分専用の翻訳者」が生まれる

たちさんが毎朝続けているのは、ChatGPTのコーチング設定のAI分身との対話だ。「こういうことをやろうと思っていて、こんなことができたらいいな」と話すと、「じゃあどこにフォーカスしますか?」と質問が返ってくる。

この「質問を作ってくれる」機能が、実は言語化力の底上げにつながっている。人間同士の会話では、相手が気を遣って踏み込まないこともある。AIは気を遣わない。だからこそ「本当に何が聞きたいのか」を引き出すための的確な質問が来る。

なるフィンさんは「AIを使えば使うほど自分の軸が深くなる」と言ったが、これは言語化力にも当てはまる。会話のキャッチボールを重ねることで、頭の中の霧が晴れていく感覚だ。自分の考えを「言葉にする練習」をAIが毎日手伝ってくれる。それがAI時代の最大の学習環境かもしれない。

今日からできるAIとの遊び方——「遊び」が「使い方」になる

音楽生成、タロット、画像、動画——難しく考えなくていい。最初は「遊び」から入ることをたちさんは勧めている。遊んでいるうちに使い方が分かり、使い方が分かると仕事に応用できるようになる。子供が遊びの中で言葉を覚えるのと同じだ。

「遊びで終わらせず、一度抽象化して『これはどんな場面で使えるか』に横展開していくのがAIの正しい遊び方だ」というたちさんの言葉が刺さる。SunoAIで音楽を作って遊んだ体験から、「コミュニティのテーマソングを作ろう」「勉強会のオープニング曲を作ろう」という実用への橋渡しが自然にできてくる。

自分表現の入り口として、まずSunoAIで30秒のテーマソングを作ってみることを勧めたい。課金なしで毎日10曲作れる。どんなテーマでも、どんなジャンルでも試せる。失敗しても何も失わない。遊び場として、これほど気軽に入れる場所は他にない。

AI時代に「量産品」にならないための3つの実践

この対談から見えてきた、量産型にならないための具体的な実践を整理してみる。

1つ目は「なぜやるかを言語化する」こと。AI氣道のテーマソングは、「AIと共に世界を平和にする」というミッションを言語化していたから、SunoAIがそれを形にしてくれた。言語化できなければ、AIは何も作れない。

2つ目は「AIのアドバイスに自分の解釈を加える」こと。タロットの結果をそのまま受け取るのではなく、「自分がそれをどう捉えるか」まで持つことだ。AIは情報を出す。どう使うかは自分が決める。

3つ目は「毎朝の対話で自分の軸を整える」こと。たちさんのように毎日AIとコーチング対話をすることで、長期的に「自分は何をやりたいのか」の解像度が上がっていく。一発の会話ではなく、積み重ねこそが大きな差を生む。この3つを実践できれば、AIが溢れる時代でも「あなたらしさ」は確実に際立ってくる。

音楽生成AIが広げる「自己表現の可能性」——SunoAI活用の深掘り

SunoAIの面白さはテーマソングだけではない。たちさんが実演していたのは「コミュニティ名+3人の出演者名を入れてポップな感じで」という指示で、30秒後には完全なオリジナル曲が完成するという体験だった。名前を入れると歌詞にちゃんとその名前が織り込まれる。

このライブでは参加者からも「スイカのテーマ曲」「大好きなものをテーマに」というコメントが飛び交い、リアルタイムで様々な曲が生成されていた。音楽は感情に直接触れるメディアだ。文章では伝えられないニュアンスが、メロディとリズムで一気に届く。

心理学セミナーの講師がSunoAIで講座のテーマソングを作り、受講生のモチベーションを上げる使い方も紹介されていた。講座の内容をそのまま歌詞に落とし込み、学習のテーマ曲として使う。これは記憶の定着という観点でも有効だ。人間は音楽と結びついた記憶を鮮明に保持する性質がある。AIが作った曲でも、その効果は本物だ。

さらにプロモーション動画もAIで作れる時代が来ているとたちさんは言っていた。音楽があり、画像があり、動画がある——これら全部をAIが生成できるなら、個人でもブランドのメディアをゼロから構築できる。必要なのはどんな世界観を作りたいかという「軸」だけだ。

なるフィンさんが語るAIとエネルギーの関係——直感とAIの意外な相性

直感リーディング創設者のなるフィンさんは、エネルギートリートメントやアーティスト活動も行うユニークな存在だ。スピリチュアルな世界とAIは相反するように見えるが、なるフィンさんはむしろ相性が良いと言う。

タロットカードをAIで引くという実験がその象徴だ。タロットはもともと「今の自分の意識を映す鏡」として使われる。AIが生成するタロット解釈は、統計的な言語パターンから来るものではあるが、シンプルな質問に対してシンプルで的を射た答えを返してくる。「超シンプルなプロンプトなのに真実をついてくる」と参加者が驚いていた場面が印象的だった。

なるフィンさんがAIを使い始めてまだ1ヶ月足らずというのも驚きだった。それでも「チャッピー(ChatGPT)と話す中で、愛なんだなって気がしてきた」と言う。AIに名前をつけて、関係性として捉える——これは感情の豊かな人ほど自然に起きる変化だ。AIは感情を持たないが、感情豊かな人と対話することで、その人の感情をより鮮明に引き出す触媒として機能する。

料理に例えると、良い鍋があれば素材の味が引き立つのと同じだ。AIという「良い鍋」があることで、自分の内側にある素材(思い・価値観・使命感)が外に出やすくなる。スピリチュアルな直感も、AIとの対話によって言語化が促進されるとなるフィンさんは感じているようだった。

大ちゃんが問う「コアの部分」——伝説のコーチが見るAI時代の本質

田原大輔(大ちゃん)さんは「たった1つの質問で人生を変える伝説のコーチ」という肩書きで活動している。そのコーチが指摘したのが「量産型のザコ問題」だ。AIがレベル1の能力を100にしてくれるとすると、レベル1が溢れた世界が生まれる。それは量産品の山だ。

差を作るのは「コアの部分」——自分の思い、体験、価値観、そしてなぜそれをやるのかという軸だ。AIはそのコアを増幅する装置に過ぎない。コアがなければ、どれだけAIを使っても同じ見た目の量産品が増えるだけになる。

大ちゃんさんが言った「100年後も200年後も変わらない問いがある」という言葉が深く刺さった。「自分はどうありたいか」という問いだ。テクノロジーが何を変えても、この問いに向き合う作業からは逃げられない。むしろAIが様々な代行をしてくれるからこそ、この問いに向き合う時間と質が増えるとも言える。

コーチングの本質は「質問を通じて相手の中にある答えを引き出すこと」だ。AIもまた、良い質問を通じて自分の中にある答えを引き出す道具になれる。大ちゃんさんとAIは、コーチングという軸で深いところでつながっている。AIを「コーチ」として使いこなすことが、AI時代の自己成長の鍵だと思う。

このライブで大ちゃんさんが参加者に投げかけた問いは「AIのアドバイス通りに動いても、そこに自分の意思がなければ何の行動にもならない」というものだった。ChatGPTがどれだけ的確なアドバイスを出しても、それを受け取って動くのは人間だ。行動を起こすには「自分がそれをやりたいかどうか」という内側からの動機が必要で、その動機はAIには作れない。だからこそ「なぜやるか」を自分の言葉で持っていることが、AI時代に最も価値を持つ人間の能力になる。

AIと人間の役割分担——「指示する側」になるための心構え

このライブ全体を通じて見えてきたのは、AIと人間の理想的な役割分担だ。たちさん・なるフィンさん・大ちゃんさんの3人は、AIを道具として使いこなしながら、それぞれが人間としての軸を持ち続けていた。

AIが得意なのは「速く、大量に、フラットに」処理することだ。音楽を30秒で作る、タロットの解釈を瞬時に出す、ビジネスプランを数分で生成する——これらはAIの圧倒的な強みだ。一方、人間が持つのは「なぜやるか」「何を伝えたいか」「どう感じるか」という内側の動機と感性だ。

料理に例えると、AIは超優秀な調理器具だ。圧力鍋でも、フードプロセッサーでも、何でも最高の性能で動いてくれる。しかし何を作るか、誰のために作るか、どんな思いを込めるかは料理人が決める。器具がどれだけ進化しても、「料理の意味」は人間が与えるものだ。AIが進化するほど、「使う側の人間の軸」の重要性は増していく。

「指示する側」になるために今日からできることは、まず自分の「なぜ」を言語化することだ。なぜその活動をしているのか、誰のためにやっているのか、どんな世界を作りたいのか。その答えをChatGPTに話してみよう。AIが受け取って整理してくれた言葉の中に、自分でも気づいていなかった軸が見えてくることがある。

よくある質問

SunoAIは無料で使えますか?
無料プランでも毎日10曲まで生成できる。まず無料で試してみて、気に入ったら課金を検討するのがいい。日替わりでテーマソングを作るぐらいなら無料で十分だ。ボーカルの声質や曲調(ポップ、演歌、ヒップホップなど)も変えられるので、様々なバリエーションを試せる。
AI時代に「自分軸」はなぜ大事なのですか?
AIはアウトプットを増幅する装置だ。軸がぶれていると何を量産しても同じ見た目になってしまう。逆に軸が明確なら、AIが形にしてくれるものが全部「あなたらしいもの」になる。大ちゃんさんが言うように「量産型のザコが増えるだけ」にならないためにも、コアの部分——なぜやるか、何を伝えたいか——は人間が持ち続けなければならない。
AIに仕事を奪われるのではないですか?
誰でもできる作業はAIに置き換わっていく。でもAIに指示を出せる側、使いこなす側は逆にチャンスが増える。今のうちに「使う側」に移っておくことが大事だ。自分軸を持ち、それをAIで表現できる人は、むしろAI時代の方が強い。
タロットをAIで引くのはどうやるのですか?
ChatGPTに「今日のテーマや注意点をタロットカード形式で教えて」とシンプルに入力するだけでいい。プロンプトは短くて十分。目的に応じて質問を足していくと精度が上がる。会議前のブレストやお話し会の準備など、気持ちを整えたい場面で活用できる。
ChatGPTとの対話を毎日続けるとどんな効果がありますか?
言語化力が上がる。毎朝コーチング設定のAIと対話すると「自分は何を聞きたいのか」「何をやりたいのか」が徐々に明確になってくる。自分の軸が深まり、AIへの指示の精度も上がる。たちさんのように朝晩の対話を続けることで、長期的に自分の方向性の解像度が高まっていく。
AIを使うと自分らしさが薄れるのではないですか?
逆だ。なるフィンさんが言ったように「AIを使えば使うほど自分の軸が深くなる」。AIと対話するには「自分がしっかりしていないと深くなっていかない」からだ。AIは鏡のような存在で、使えば使うほど自分への理解が深まる。自分らしさを薄めるどころか、明確にしてくれるツールだと思う。


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