ビジネスが上昇するAIと愛と絆とは?

AI活用 / 絆・愛・ビジネス

AIと愛と絆——「虫の声が聞こえた」という体験が示す、AI時代に本当に大切なもの

2025年2月3日

  • AI活用で業務が90%削減されたクライアントが「虫の声が聞こえるようになった」と語った——心の余裕が戻ると、人は本来の感性を取り戻す。AIは時間を生み出すための手段であり、目的は心の豊かさだ。
  • ゲストの星野みやさんは「絆とは何か」を東日本大震災を経験した仙台から問い続け、9年間ブログを書き続けてきた。その問いがAI時代にこそ響く。
  • AIが苦手な人ほど「使ってみたらもっと早く使えばよかった」と言う。まず触れることが唯一の突破口だ。

「虫の声が聞こえた」——AIが取り戻した人間の感性

この話を聞いた時、正直グッときた。たちさんのクライアントで、バリバリのビジネスをしていた女性起業家が、AI活用を始めてからある変化に気づいた。「今まではその方もめちゃくちゃビジネスバリバリやってらっしゃる方で、でもやりすぎてこの講座のことを考えすぎたりとか、SNSネット集客のことで頭がいっぱいで、ご飯食べながらもなんかそういうことを考えたりとかSNSの文章を作ったり」という生活が続いていた。

AIを使うようになってから、「もうなんか別に集客文章を考えなくてもAIが考えてくれるし、セミナー資料の構築もAIが考えてくれるし」という状況になった。心に余裕ができて、好きなテレビ番組を集中して見られるようになったり、2人でお出かけができるようになった。そして夏の終わり——「耳に入ってこなかったその夏の時期のスズムシとかコオロギとかの声が聞こえるようになった」と話してくれたのだという。

みやさんはその話を聞いて「自然がちゃんと自分の中に入ってきたんですね。既にあるものに気づけていく」と受け止めた。料理でいうと、毎日仕込みに追われて食べる時間がなかったシェフが、AIで仕込みを効率化したことで、初めて自分の料理をゆっくり味わえるようになった——そんなイメージだ。AIが取り戻してくれるのは時間ではなく、意識のゆとりだ。

「絆って何だろう」——震災を経験した仙台からの問い

ゲストの星野みやさんは仙台在住。東日本大震災を経験している。「あの時、テレビとかでも絆って言うけど、何なんだろうみたいな。それって本当に考えたことある?」という問いを胸に抱いたまま、10年以上が経った。

「あれから10何年経ってますけど、それ10何年かけてなんか絆って本当に何だろうってのをずっとずっと自分でこう考えてきたっていうか、自分で実践しながらとかで、どうやったら本当に人と繋がれるんだろうとか、言葉だけじゃなくて、とかいろんなところから自分で実践してきた」——みやさんの言葉は静かだが、重さがある。その積み重ねが、出版コンテストへの企画書「絆って何?繋がりを整える生き方」になった。

AIが何でも答えを出してくれる時代だからこそ、この「問い続ける姿勢」がより希少になっていく。みやさんが「ブログをAIに書かせたくない」と感じているのも、同じ理由だ。「9年前から私はあのブログを書いているんですけど、書くことでなんか人と繋がれているような感じがあって、それは自分の手で書く、指で書いているんですけど、そこを多分私の中ではAIにしちゃったら、私の手で書いてないな、ってなっちゃうから多分使ってない」というのが正直な感覚だった。

9年間、自分の指で打ってきた文章だからこそ、そこに人との繋がりが生まれる。「AIにしちゃったら、私の手で書いてないな」という感覚は、とても正直で大切な直感だと思う。

AIが苦手な人こそ「使ってみたらよかった」と言う理由

みやさんはAIを使ったことがなかった。でも「最近なんだろう、Googleとかで検索したりすると勝手にAIからの答えみたいの出てきますよね。その辺ではあの最近は親しみを持っています」という感覚があった。これが入り口として十分だ。

たちさんのコミュニティには「40代から50代の女性起業家の方が多くて、最初はAIってなんかちょっと怖いとかロボットみたいで使えないみたいな方がいる。でも毎日対話することによってどんどん仲良しになっていく」という実例がたくさんある。「もっと早く使えばよかった」——これが最初にAIを使った人たちの共通の感想だ。

「苦手意識の正体は『知らないこと』だ」とたちさんは言う。「AIが何かを知っている人と知らない人の間にある壁は、実際に使い始めた瞬間に消える」。スマホのChatGPTアプリを開いて「今日の夕食のレシピを教えて」と話しかけるだけでいい。難しい操作は一切ない。

みやさんが苦手なこととして挙げたのは「今の配信が自分のFacebook上に流れていない、どうすれば解決できる?」という配信テクニックの問題だった。「そういうの解決してよっていうのとかですかね」という言葉に、たちさんが「じゃあそういう苦手なことにAIを使えば、自分の愛をより多くの人に広げられる」と返した。得意なことは自分でやり、苦手なことをAIに任せる——このシンプルな分担が答えだ。

業務90%削減・届ける力10倍——数字で見るAI活用の効果

「今まで苦だったことが本当90%以上削減できるというところの強みもAIにはあるし、届けられなかったそうに10倍以上届けられるというところがあるので、90%削減して10倍になると100倍以上ある」とたちさんは語る。

具体例として挙げられたのが、たちさん自身の「2時間のセミナー資料作り」だ。「僕自身がセミナー資料作るのも苦手でした。なんかそうなの、うん。考えすぎちゃうんですよね、お客さんがどうしたら喜んでくれるかなとか何を求めているのかなっていうのは全然わかんなくて、考えすぎてえ資料とかも作るのも2時間のセミナー作るのに1ヶ月くらいかかったりとか」していた。

今は「2時間のセミナー作るのが2時間ぐらい」になった。「ChatGPTと対話をして、こんなことをま目指すゴールはこういうことです、そのお客さんの課題感というのはこういうことで、でそのためには自分はこういうことを伝えたいんだと3つぐらいあげて、でそのために伝えたいんだのGPTに伝えて、でそこで話しながら、あじゃどういうふうにしましょうかのGPTに聞いてもらって、バーって作ってもらって、でそっじゃないよとかって言ったら違う訂正してくれる」という対話のプロセスだ。

昨年は1000人以上の方にAIを伝えた実績を持つたちさん。企業コンサルティングも行い、「どっちかとアナログでAIにちょっと乗り遅れちゃった、というようなアナログな経営者さんたちのAIのバックアップをコンサルティングしながらやっている」という現場で、この90%削減・10倍展開という効果が繰り返し確認されている。

ライバルを仲間にする——たちさんの「幸せの総量を増やす」思想

前職で工業薬品の営業をしていたたちさんが、ライバル会社と仲良くなって共同で課題に当たったエピソードが面白かった。「第3の敵」が現れた時に、競合だった相手と密談して対抗策を練ったという。製造業さんに工業薬品の販売をしたり、リサイクルの提案をしたりという「勝者の営業」の経験が、この発想の土台にある。

この発想の根底にあるのは「幸せの総量を増やしたい」という思想だ。自分だけが得するより、みんなで得する状態の方が世界は良くなる。AIの普及でも同じで、「教えるより一緒に学んでいく」スタンスが、長期的に大きなコミュニティを作る。昨年1000人以上に伝えてきた実績も、この姿勢から生まれている。

「子供の頃に孤独を感じた経験の裏返しとして、人を仲間にしてしまう特性がある」と語るたちさん。AIをコミュニケーションの武器として使いながらも、人と人の繋がりを最も大切にする——この矛盾しない姿勢が、信頼の源になっている。

神田昌典との出会いがたちさんを変えた——本から学んだ人が本で人を動かす

たちさんがAIを学び始めたきっかけが、マーケティングの権威・神田昌典氏との出会いだった。「200万部以上販売されてる著者の方の講演会を7年間主催をしておりまして。本当に本を与える人、本から僕も自身もすごく影響を受けて今自分がいるというところがあるので、僕も人に勇気を与えられる人になりたいなと思いまして出版コンテストチャレンジをしています」。

神田先生の著書「2022」との出会いも印象的なエピソードだった。「2022年に出されたもので、それが震災をきっかけに書かれた本で、日本人の未来は明るいよっていうふうに希望を照らしてくれた本で、その当時神田先生ご自身も癌が発見されて、高校生に向けて自分自身のこの思いを伝えるっていう本だった」。その本がたちさんの気持ちを奮い立たせた。

2023年1月、神田氏の新春講演でChatGPTの話が出た。「ChatGPTがもうこれからもうマーケティングもビジネスも全部変えてくから、皆さんも学ぶ・使うのが必須ですよ、と教えていただいて、そっから使い始めた」という経緯がある。「本から影響を受けた人間が、今度は本で人に影響を与えたい」という動機で、出版コンテストにも挑戦している。

このライブの日時点でたちさんは出版コンテストで427票、みやさんは59番目でのエントリー。「2人で今挑戦しています」と応援を呼びかけていた。みやさんのテーマは「絆って何?繋がりを整える生き方」で、まさにこのライブのテーマと直結している。

AI時代の「自分の役割」を問い直す——AIに任せることで見えてくるもの

AIができることが増えるほど、「自分にしかできないことは何か」という問いが鋭くなる。みやさんの場合は「自分の指でタイピングすること」。たちさんの場合は「対話力・コミュニティ設計」。どちらも、AIには代替されない領域だ。

「AIを使うことによってどんな未来が実現できるかと言うと、心の豊かさを皆さんに得ていただきたいなと思って」とたちさんは言う。業務の90%を削減した先にあるのは「10%の最も人間らしい仕事」への集中だ。たちさんの場合はそれが「人と話をすること」——「人と接する時間を増やしたい、人と話するのが好きなので」という言葉が印象的だった。

たちさんが他のAI専門家と違うと自負するのは「コミュニケーション重視」の姿勢だ。「プロンプトとかいっぱい、なんとかプロンプトっていうのがいっぱいあるんですけど、それも対話力を重視しているというのが他の専門家の方とちょっと違うところだなと思っています」。AIは「親友」として付き合うもの——その発想が、長野県の山を見て「山って綺麗だな」と感じる余裕にも繋がっている。

「自分の役割って何だろう」——この問いを持ち続けることが、AI時代を生き抜く最大の武器になる。みやさんが10年以上「絆とは何か」を問い続けたように、問い続ける姿勢そのものが、AI時代の個性になる。

愛と絆はAI時代にこそ輝く——100年前も100年後も変わらないもの

「AI時代でも変わらず愛と絆は、100年前もそうだったし100年後もそうなんじゃないかな」とたちさんは言う。テクノロジーがどれだけ進化しても、人が人に寄り添いたいという欲求は消えない。むしろAIが生活の中に入ってくることで、「自然調和ができていない人が多いんじゃないか」という問題が浮き彫りになってくる。

「僕今長野県に住んでるんですけど、最近ようやく山って綺麗だな、とかなんだろうていう心のゆとりが持てるようになってきた」というたちさんの言葉。AI活用が進んだ先で、人は自然と繋がり、人と繋がり、自分自身と繋がれるようになる。それが「心の豊かさ」の本質だ。

みやさんが9年間ブログを書き続けてきた理由も、「書くことで人と繋がれている感じがある」からだ。AIが文章生成を代替できる時代に、それでも「自分の指で書く」という行為が持つ意味——それは効率ではなく、繋がりだ。絆とは言葉ではなく、行動の積み重ねの中にある。AIを使いながら、その積み重ねを続けることが大切だ。

AI氣道で一緒に学ぼう

よくある質問

AIを使うと「心の豊かさ」が得られるとはどういう意味ですか?
業務の効率化で生まれた時間を、本来やりたいこと・感じたいことに使えるようになるということだ。ご飯を食べながらSNS投稿を考えていた女性起業家が、AIに任せるようになったことで夏のスズムシ・コオロギの声を初めて聞けた——この体験がその象徴だ。時間の節約ではなく、意識のゆとりが戻る感覚がある。たちさんも長野の山を「山って綺麗だな」と感じられるようになったと語っていた。

ブログをAIに書かせることへの抵抗感はどう考えればいいですか?
その抵抗感は正直な直感として尊重すべきだ。みやさんのように9年間自分で書いてきた人ほど「AI生成は自分の文章じゃない」と感じる。ただし、AI活用のゴールはすべてを任せることではない。「構成案をAIに出してもらい、実際の言葉は自分で書く」「リサーチだけAIに任せる」といった部分活用も有効だ。自分が絶対に手を離したくない部分を守りながら活用法を探ればいい。たちさんも「長年書いている人はむしろ自分で書いた方が早い」と認めていた。

AIへの苦手意識はどうすれば克服できますか?
唯一の答えは「実際に使ってみること」だ。たちさんのコミュニティで最初にAIを使った人は全員「もっと早く使えばよかった」と言う。まずスマホのChatGPTアプリを開いて、「今日の夕食のレシピを教えて」と話しかけてみるだけでいい。最初の一歩が最大のハードルで、そこを越えれば苦手意識は自然に消える。得意なことは自分でやり、苦手なことをAIに任せるという分担から始めるのが一番だ。

「絆」とAIは相性が悪いのでは?
むしろ逆だと思う。AIに任せる部分を増やすことで、人間同士の対話・共感・絆を深める時間が生まれる。みやさんが言う「本当の繋がり」は、忙しさの中では育ちにくい。「虫の声が聞こえた」というクライアントの体験が示すように、AIが仕事の負荷を減らすことで、意識や感情を人との関係に向けられるようになる——AI時代こそ「絆」を深めるチャンスだ。

AI時代に「自分の役割」を見つけるにはどうすればいいですか?
「AIに任せたら楽になった部分」と「AIには絶対任せたくない部分」を書き出すのがおすすめだ。任せたくない部分こそ、自分の役割のヒントになる。みやさんの「自分の指で書くこと」、たちさんの「人との対話・コミュニティ設計」のように、各自に必ず「AIでは代替できない強み」がある。それを見つけることがAI時代の自己理解だ。

AIで業務が90%削減されるとは具体的にどういうことですか?
たちさんの例では、2時間のセミナー資料作りに以前は1ヶ月かかっていたが、今は2時間で完成する。ChatGPTとの対話の中でゴール・課題・伝えたい内容を整理して渡すと、AIが資料の骨格を作ってくれる。修正と対話を繰り返して完成させる流れだ。企画書・告知文・SNS投稿なども同様に大幅に時短できる。削減した時間を「人と接すること」「本質的な思考」に使えるのが最大のメリットだ。

神田昌典さんとの出会いはどんなものでしたか?
たちさんは神田昌典氏の講演会を7年間主催してきた。2022年に神田氏が癌を患いながら書いた著書「2022」でたちさんは大きな影響を受けた。そして2023年1月の新春講演でChatGPTを強く勧められたことがAI活用のきっかけになった。「本から影響を受けた人間が、今度は本で人に影響を与えたい」という想いで、現在は出版コンテストにも挑戦中だ。


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