この記事の3行まとめ
- スクリーンショットを自動でテキストメモ化するAIツールや、用途別AIサイト構想など、情報整理を加速する最新ツールを土曜ミニLIVEで紹介。
- Amazonのリーダーシッププリンシプルをプロンプトに転用したAIエージェント活用法——自分が経験・体感したことしかAIに語らせられないという本質的な教え。
- 「でこぼこに生きてきた人ほどAI時代に強い」——自分を削ぎ落として平均点で丸くなった人より、尖った個性の方がAIとの相性が圧倒的によい。
土曜ミニLIVEでわかること——30分に凝縮されたAI情報整理術
毎週土曜日の朝、GPT研究会の朝ライブは少し短めのミニLIVEとして配信されます。なぜかというと、6時半から別のAI講座(AIコーチを作るワークショップ)が控えているから。時間は短くても、内容の密度は変わりません。
この回も、最新AIツールの紹介から、AIの本質的な哲学まで、盛りだくさんの内容が30分に凝縮されていました。土曜日の朝にサッと情報をキャッチアップしたいあなたに、まさにぴったりのスタイルです。
ひろ君(田中弘之さん)とたちさんのコンビに加え、関さんが毎朝届けてくれるAI情報のキュレーションも、このライブの大きな魅力のひとつ。「どこからそんな情報を見つけてくるんだろう」という量と質のAI情報が、コミュニティ内で日々共有されています。
スクショが自動でメモになる——写真メモ変換AIの衝撃
今回の目玉ツール紹介は、スクリーンショットを自動でテキストメモに変換するAIです。ツール名は「Photolens(フォトレンズ)」(発音が難しくてライブ中でも「読み方がわからない」とのやり取りがありました)。
使い方はシンプルです。気になる情報をスクリーンショットで撮るだけ。それがAIによって自動でテキストに変換され、Notionなどのメモアプリに格納されていきます。
これがどれほど便利かを、ひろ君はこう解説します。
- 「ちょっといい感じの資料じゃん」と思ったらパシャっと撮っておく
- 自動でテキスト化・構造化されてNotionに格納される
- Notionに溜まったナレッジをGPT(Dify等)で読み込める
- 自分専用のボットや、顧客向けボットとして活用できる
「自分のサブの脳みそがどんどん賢くなってくる」という表現がとてもわかりやすい。スクショを撮る習慣さえつければ、あとはAIが勝手に知識を整理・蓄積してくれる——これは情報収集の常識を変えるツールです。
「用途別AIサイト」構想——ツール名から探さない新しい使い方
視聴者の関さんからのコメントが、ライブの方向性を決定づけました。「比較的やさしく使えるツールを、用途別に紹介してもらえたら助かります」。
これはまさに本質を突いた指摘です。「ChatGPT、Claude、Gemini……たくさんあるけど、何をしたい時にどれを使えばいいかわからない」という悩みは、AI活用の最大のハードルのひとつです。
ひろ君が提案したのは、AI氣道のホームページに「用途別AIサイト」コーナーを作るというアイデア。「こういう目的のために使いたい」という入力に対して、「ならこのAIツールが使えますよ」と提案してくれるエージェント的な仕組みです。
実際のイメージとしては、「お客さんへのメール返信をうまくやりたい」→「このAIを使いましょう」、「スクショをメモにしたい」→「Photolensが使えます」という具合。AIの入口を「名前」ではなく「やりたいこと」で整理することで、あなたのような非エンジニアにも圧倒的に使いやすくなります。
AIコーチ作り講座——毎週土曜日の特別プログラム
土曜ミニLIVEの後に続く「AIコーチを作る講座」も紹介されました。ひろ君、たちさん、そして視聴者のゆみさんも参加しているこの講座のテーマは、「AIに問いを作ってもらうこと」です。
AIが得意なのは知識を教えることではなく、「問いを投げかけること」——この逆転の発想が面白い。AIに質問を生成してもらい、その問いに答えていく中で自分の価値観やコンセプトが言語化されていく。自己理解のためのコーチングをAIで実現するアプローチです。
ひろ君はこの講座でコンセプト出しもやっているとのこと。「自分が何者か」を言語化することがAI時代の基盤になる——という一貫したテーマが、ここでも繰り返されています。
AmazonのリーダーシッププリンシプルをAIエージェントに転用する技
朝5時のエム(AI勉強会)でプロンプトエンジニアの先生から学んだ内容が、このライブで紹介されました。これが非常に実践的で興味深い内容です。
Amazonが社員全員に課している「リーダーシッププリンシプル」——顧客第一主義、高い基準の追求、倹約など14の行動規範——をAIエージェントのプロンプトに組み込むというアプローチです。
Amazonの組織が、各々が自由に動いているように見えながら統一されたルールのもとで整然と機能する——その理由がリーダーシッププリンシプルにあります。これをAIエージェントに転用すると、エージェントが自律的に動きながらも衝突を避け、決めたことが着実に実行される仕組みが作れるというわけです。
マネージャーエージェントが会議を開き、投票で方針を決め、行動エージェントが実行し、評価エージェントが振り返る——そのプロセスを全てAIエージェントで回せるプロジェクトが紹介されました。まるでSFの世界が現実になったかのような話です。
「自分が経験したことしかAIには語らせられない」——AIの本質的な限界と可能性
このライブでもっとも核心的だった言葉がこれです。「AIは自分の能力の中にしかできないことをやらない。外にAIに求めてくるとうまくいかない」。
つまり、自分が経験・体感して腑に落ちていることだけを、AIは本当の意味で表現できる。知らないこと、興味もないこと、失敗したことも成功したこともない分野にAIを使っても、ポカンとした結果しか出てこない。
だから、人間側のアップデートが先なのです。AIのアップデートに追いつくためにも、自分が経験を積み、失敗し、体感し、価値観を磨き続けることが不可欠。「AIを使いこなしたい」と思うなら、まず自分という「人間」を磨くことが最短ルートになります。
ひろ君とたちさんが目指す「AIと人間の協争(共に争い・共に進む)」というコンセプトが、ここで鮮やかに立ち上がってきます。
でこぼこに生きてきた人ほどAI時代に強い理由
ひろ君がこのライブで語った言葉の中で、特に多くの方に届いてほしいのがこれです。
「自分を削ぎ落として、忖度して、平均点で丸くなっちゃった人——逆にやばいなと思っていて。でこぼこに生きてきた人の方が、このAI時代はそっちの方が強い」。
これは逆説的に聞こえますが、深い真実です。AIが「平均的なアウトプット」を得意とするからこそ、人間に求められるのは「平均から外れた尖った個性」になります。失敗した経験、コンプレックス、遠回りした時間、人と違う視点——これらすべてが、AIには代替できない価値になります。
「でこぼこ」であることへの後ろめたさを感じてきた方にとって、これは大きな励ましになるはずです。あなたのでこぼこは、AI時代の最強の武器なのです。
「蓋を取る」ための体験——アナログとデジタルの融合
AIが発展すればするほど、「内側の深い思い」を引き出すアナログな体験の価値も高まる——という逆説もライブで語られました。
ヨガ合宿、瞑想セッション、感覚を研ぎ澄ます体験——こういった場でみんなが泣いてしまうような「蓋が取れる」体験があって初めて、AI対話も深くなる。外からの情報はAIが大量に持ってきてくれる。でも、内側にある「深い思い」は自分しか持っていない。それを引き出す体験が、AIを本当に活かすための前提条件です。
「共感ストーリー」「ナラティブ」がプロンプトの核になる——という視点も、この流れから出てきたものです。自分の生まれ・育ち・価値観のストーリーをプロンプトに組み込んではじめて、AIは「自分らしく」動き始めます。
Xとカルピス原液——自分らしい発信の本質
告知コーナーでひろ君が紹介したのが、X(旧Twitter)集客運用セミナーの動画。そしてその文脈で語られた「カルピス原液」の話が印象的でした。
「バズる投稿を作りたくて、いろんな人の投稿をパクってもしょうがない。結局、自分という本体の01のカルピス原液を言語化するところから意味が出てくる」。
カルピスを水で割っても美味しいのは、原液がしっかりしているから。自分という原液(価値観・経験・視点)が明確で濃いほど、AIで薄めても(言語化・配信しても)、独自の味が出る。逆に原液が薄ければ、AIで何倍に増やしても薄いまま。
この「カルピス原液を作ること」——自己言語化——こそが、X発信でもAI活用でも最初にやるべきことです。アクション・行動・失敗・成功という経験がその原液になる、というメッセージで土曜ミニLIVEは締めくくられました。
よくある質問
- Q. スクリーンショットをメモに変換するAIツールはどこで入手できますか?
- A. ライブでは「Photolens(フォトレンズ)」という名称で紹介されていました。スマートフォンアプリやブラウザ拡張として利用できるツールで、撮影したスクリーンショットを自動でテキスト化してNotionなどに送る機能を持っています。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
- Q. Amazonのリーダーシッププリンシプルとは何ですか?AIにどう使えますか?
- A. Amazonが社員全員に課している14の行動規範です(顧客第一主義・高い基準の追求・倹約など)。これをAIエージェントのシステムプロンプトに組み込むことで、複数のAIエージェントが自律的に動きながらも一貫した方針のもとで協調して動く仕組みが作れます。AIエージェント間の「組織運営」に人間組織のルールを転用するという発想です。
- Q. 「でこぼこな人がAI時代に強い」とはどういう意味ですか?
- A. AIは平均的なアウトプットを得意とするため、人間に求められるのはAIには出せない「尖った個性」や「独自の経験」です。失敗の経験、コンプレックス、遠回りした時間、人と違う視点——これらはAIには代替できない価値になります。逆に、忖度して自分を平均に合わせてきた人は、AIとの差別化が難しくなる可能性があります。
- Q. AIコーチを作る講座はどこで受けられますか?
- A. GPT研究会の中で開催されている講座です。毎週土曜日の朝6時半からひろ君・たちさんが主導して行っています。参加方法はGPT研究会のFacebookグループ、またはひろ君・たちさんのSNSアカウントからお問い合わせください。
- Q. カルピス原液の比喩でいう「自己言語化」はどうやって始めればよいですか?
- A. まず「なぜそれをやっているのか」「何が好きで何が嫌いか」「どんな失敗をしてきたか」「それで何を学んだか」を書き出すことから始めましょう。ChatGPTに「私のことをインタビューしてください。私がどんな人間か一緒に探ってほしい」と頼むのも有効です。AIとの対話の中で、自分でも気づいていなかった原液が出てくることがあります。
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