AIに魂を込める——共感ストーリーがビジネスを動かす理由と、DeepResearch・OpenAI Operatorの最新情報
- 著者・きみこさんとの対談で「AIがどれだけ進化しても、人の心を動かすのはストーリー」という本質が浮かび上がった。出版コンテスト挑戦の裏にある実体験が、AI時代のビジネスに必要な「共感力」の正体だ
- 相棒・ひろ君の入院エピソードが届いた。大腸の手術を通じて「噛まずに食べていた」という気づき——歯にも、胃にも、腸にも役割がある。そしてAI時代に人間の「役割」を問い直す哲学的な問いへと繋がった
- ソフトバンクグループとOpenAIが合弁会社「SoftBank OpenAI Japan」設立に合意。3兆4500億円規模の出資。孫正義氏の先見眼が再び注目される
今日のゲスト:きみこさん——出版コンテストで繋がった著者仲間
今回のGPTモーニングライブには、著者のきみこさんをゲストにお迎えした。きみこさんは自分の経験と思いを形にすることで本を出した方で、今回の絆出版コンテストでも一緒に挑戦している。
コンテストで競っている他の参加者たちを「ライバル」とは思えない。それぞれに思いがあり、ストーリーがある。素敵な人たちばかりだ。そういう人たちが集まっている場所で、お互いに応援し合える——絆出版さんがこのコンテストを作った83歳の創業者の思いが、そこに表れていると思っている。
今日は僕自身も出版コンテストに挑戦しており、残りわずかのラストスパート中だ。「AIを最高のパートナーにするスマホ活用術」というテーマで企画書を出している。
入院中のひろ君が気づいた「役割」という本質
今回のライブには、入院中の相棒・ひろ君(田中ひろ君)のエピソードが届いた。ひろ君はこのGPT研究会モーニングライブをずっと一緒にやってきた相棒で、大腸の手術のためここ2〜3週間お休み中だ。お見舞いに行ってきたのでその話を少しシェアしたい。
手術を経験したひろ君が気づいたのは「噛まずに食べていた」という事実だ。歯にも、胃にも、腸にも——それぞれに役割があるのに、長年その役割を無視してきた。「役割を無視すると、体が病んでしまう」という気づきが、4人の話し合いの中で出てきた。
「自分の役割って何だろう」という問いは、AI時代にこそ深く刺さる。AIがどんどんできることを増やしていく中で、「じゃあ人間は?」という問いに向き合う必要がある。ひろ君は体を通してその答えを掴んでいた。体の感覚を研ぎ澄ませること。自分の役割を意識すること。これがAI時代に人間がやるべきことの核心だ、ときみこさんも語っていた。
ストーリーがある商品は売れる——創業1200年のノートが教えてくれたこと
ひろ君へのお見舞い品として持参したのは、ミケランジェロやベートーベンが使っていたとされる、創業1200年の会社が作るノートだ。食べ物が差し入れできない状況だったので選んだ。最初のページに「水から全てが始まる」という言葉が書かれている。
説明がなければ「ちょっといいノート」で終わる。でもストーリーを聞いた瞬間、まったく別の価値を持つ。「ミケランジェロが使っていた」「創業1200年」「水から全てが始まる」——これだけで心が動く。これがストーリーマーケティングの力だ。
AIで文章を量産できる時代だからこそ、「誰が、何を経験して、どう変わったか」という人間の物語が差別化の核になる。きみこさんが9年間ブログを書き続けて辿り着いた「手で書くことへのこだわり」も、まさにこの原理と同じだ。AIに代替されない部分が、最も強い武器になる。
「AIに魂を込める」とはどういうことか——きみこさんのアプローチ
きみこさんは「AIに魂を込める」という表現を使う。具体的にはこういうことだ。AIが生成したドラフトをそのまま使わない。自分の経験・言葉・感情でフィルタリングして、「自分らしさ」を注入する。AIは素材を揃えてくれるが、「味付け」は自分でやる——この意識が「魂を込める」ということだ。
出版コンテストに挑戦しながら、ライバルたちを「仲間」と呼ぶ。「みんなそれぞれに思いがある。素敵な人たちばかり」という言葉に、きみこさんの哲学が凝縮されている。競争ではなく共鳴。これがAI時代のビジネスに必要な視座だ。
AIからいろんなアドバイスをもらえる時代だからこそ、それを「感じ取る力」が大事になる。情報量が増えるほど、「静かに感じる時間」「自分の体と対話する習慣」が競争力になっていく。ひろ君の入院エピソードが、妙にリアルな教訓として響いた。
ビッグニュース:ソフトバンクとOpenAIが合弁会社を設立
ライブ中に飛び込んできたのが、ソフトバンクグループとOpenAIの提携ニュースだ。出資額は3兆4500億円規模で、「SoftBank OpenAI Japan」という合弁会社の設立に合意した。サムアルトマンCEO自身が来日してニュースになっていた。
孫正義氏は20年以上先を見る投資家として知られる。その孫氏が「ここだ」と判断したことの重さは大きい。AIが日本のビジネスインフラに深く組み込まれていく流れが、さらに加速する。
僕自身もjphoneの頃からずっとソフトバンク系列を使い続けている。ソフトバンク系列のサービス(PayPay、LINEなど)へのAI統合が加速すれば、日常的に使うツールがAIと深く連携していく未来がすぐそこまで来ている。今のうちにAIツールの基礎を習得しておくことが、この波に乗る最短ルートだ。
Deep Research(詳細なリサーチ)——AIリサーチの次元が変わった
OpenAIが発表したDeep Researchは、Pro版(月額約200ドル=約3万円前後)限定の機能だ。通常のChatGPTが「知っていることを答える」のに対し、Deep Researchは「調べてから答える」。この違いは大きい。
ライブ中に実演した「新人著者が出版するためには何をすればいい?」という質問に対し、Deep Researchは逆に何問もヒアリングを返してきた。「どんな分野で書きたいか」「出版社に持ち込みたいか自費出版か」「ターゲット読者は誰か」——そういった質問をまず返してきた上で調査を始める。これは従来のAIにはなかった動きだ。
料理でいうと、「なんか美味しいもの作って」に対して「どんな食材がある?アレルギーは?好みは?」と聞いてから作り始めるシェフのようなもの。丁寧さと精度が段違いだ。きみこさんのように「新人著者として出版を目指している」という方には、企画書の構成案・ターゲット分析・競合書籍の調査などにDeep Researchを使う価値がある。
ライバルを仲間にする力——ビジネスの本質としてのストーリー
きみこさんとの対話の中で、僕自身の前職の話もした。ライバル会社がいたが、その会社と仲良くなってしまったことがある。お客さんのためには何ができるかという視点で立てたとき、ライバルとは争わず協力する方が合理的だった。第3の競合が現れたとき、かつてのライバルと密談して対策を練ったこともある。
これは「お客さんの幸せ」という目的があったから成立した。目的が明確なほど、手段は柔軟になれる。AIも同じだ。「何のためにAIを使うか」が明確な人ほど、AIを道具として使いこなせる。
幸せの総量を増やしたい。自分1人で与えられる影響は小さいから、みんなで一緒にやりたい。その思いが、ライバルを仲間にする動き方に繋がっている。きみこさんが言ってくれた「それが強みですよね」という言葉は、AI時代のビジネスにおいても本質的な強みになると思っている。
AIへの「感じ取る力」——技術より大事なもの
最新ニュースを追い続けることも大事だ。でもきみこさんの言葉が今回のライブで一番刺さった。「AIからいろんなアドバイスをもらえるけど、感じ取る力がめちゃくちゃ大事」。
どんな高性能なツールを使っても、それを活かすのは人間の感性だ。ひろ君が体の不調を通じて「役割」を感じ取ったように、AIの出力を通じて「本質」を感じ取れるかどうか——それが使いこなせる人とそうでない人の差になっていく。
情報量が爆発的に増えるAI時代だからこそ、「静かに感じる時間」「自分の体と対話する習慣」が競争力になる。AIが答えを出してくれる速度が上がるほど、「その答えを感じ取って自分に活かす力」の価値が上がっていく。ひろ君の入院エピソードが、妙にリアルな教訓として響いたのはそのためだ。
出版コンテストとAI——ストーリーを武器に戦うということ
絆出版コンテストには125人がエントリーしていて、何冊も本を出している著者や、多くの弟子を持つような方々も参加している。そんな中で今11〜12位あたりをうろうろしている。上位10位に入ることが今の目標だ。
皆さんの応援のおかげで3000人以上に応援いただいた。本当にありがたい。コンテストを通じて気づいたのは、「戦略よりもストーリーの方が人を動かす」ということだ。どんなに精巧な戦略を組んでも、「なぜ自分がこれをやるのか」という本人の経験と思いに勝てない。
AIで企画書の構成を作ることはできる。競合分析もできる。でも「なぜ自分がこの本を書くのか」「どんな体験がこの企画の土台にあるのか」というストーリーは人間にしか書けない。AIで効率化した時間を、ストーリーの深掘りに使うのが最も賢い活用法だと、このコンテストを通じて改めて確信している。
AI専門家じゃないからこそ伝えられること
僕はAIの専門家ではない。元々システム屋でもなかった。2023年にマーケティングの師匠から「AIが時代を変える」という話を聞いて研究を始めた、いわば「AI活用の実践者」だ。
でもだからこそ、「これからAIを始めたい」という方に伝えられることがある。専門家には専門家の役割がある。僕には「AI初心者の気持ちを覚えたまま、先に進んでいる人」という役割がある。役割を意識して生きることが、AI時代に人間がやるべきことの核心——ひろ君が体を通じて掴んだのと同じ気づきだ。
「AIと愛で世界を平和に」というテーマを掲げて活動している。AIが普及して、みんなが心豊かになって、幸せの総量が増えていく。その一端を担えるなら、AI専門家じゃなくていい。むしろそうじゃない方が、届く人がいる。
よくある質問
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