「それGeminiでできるじゃん」で潰される会社と、潰されない会社の違い

「それGeminiでできるじゃん」で潰される会社と、潰されない会社の違い
家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。

おはようございます!ひろくんです。今回は「ChatGPTは使えるけど、その先で潰されない人は何が違うのか?」を、私が同時期にブクマした深津貴之さん・神田昌典さん・LayerXの3記事を縦に串で刺してお届けします。

3行でわかるポイント

  1. 診断(深津3軸)あなたの仕事は「Geminiで潰される側」か「泥臭く細部を極める側」か?
  2. 旗(神田3要素)人手不足の根本原因は「人の数」じゃなく「明確な旗の欠如」だった
  3. 言語化(LayerX 3技法)AIに「あるべき姿」を品質基準として渡せた人だけが、農夫が収穫タイミングを言語化するようにAIを動かせる

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ChatGPTは使えるようになった。じゃあ、その先で潰されない人は何が違うのか?

ChatGPTは使えるようになった。じゃあ、その先で潰されない人は何が違うのか?

これからお伝えするのは、潰される会社と、潰されない会社の違いを、3つの問いで読み解く話です。

私はAI氣道を毎朝続けながら、いろんな経営者・コンサル・クリエイター・士業の方と話してきました。

最近、肌で感じることがあります。

「ChatGPTは使えるんですよ。でも、その先がわからない」

これ、本当に多いんです。

そして、その「その先」を間違えると、会社ごと潰される時代に入りました。

今日は、私が同時期にブクマした3本の記事を読み比べて、ハッとしたことを書きます。

  • 深津貴之さん(THE GUILD代表)の「『それGeminiでできるじゃん』で潰される会社の特徴」
  • 神田昌典さんの新刊『旗を、掲げよ ー AI時代の分野No.1戦略』まえがき
  • LayerX QAエンジニア・小山さんの「品質の言語化のススメ」

別々の人が、別々の現場から、別々の言葉で。 でも、3本を並べると見えてきます。

「潰されない側に立つ人」が共通してやっている、3つの問い が。

経営者にも、コンサルにも、クリエイターにも、士業にも、デザイナーにも刺さる話だと思います。 順に書いていきます。


第1の問い:あなたの仕事は「Geminiで潰される側」か「泥臭く細部を極める側」か?

第1の問い:あなたの仕事は「Geminiで潰される側」か「泥臭く細部を極める側」か?

深津貴之さんの記事に、ぞっとする一文があります。

「2〜3年昼寝をしていたらGAFAMが解決する問いを、自分たちでがんばってコミットすると吹っ飛ぶ」

(深津貴之/『「それGeminiでできるじゃん」で潰される会社の特徴』ログミーBusiness/出典

これ、AI氣道を続けてる中で、私が一番怖いと感じてる現実そのものです。

ChatGPTが出た頃、「これでうちの仕事も自動化できる」と思って独自開発に走った会社、たくさん見ました。 で、半年後にGoogleがGeminiで同じ機能を無料で出してきた。終わり。

これが「Geminiでできるじゃん」現象。

深津さんはもう一つ、こう言ってます。

「究極のAIのUXは、そもそも問題が発生しない。なのでユーザーは気づかない。終わり!」

(深津貴之/ログミーBusiness

これもハッとした一文です。

問題が発生してから解決するんじゃなくて、そもそも問題が起きないようにAIが裏で動いてる。 ユーザーは「便利になった」と気づくことすらない。 これがAIの究極形なんだ、って。

じゃあ、潰されないのはどんな仕事か。 深津さんはこう答えてます。

「ものすごく泥臭いところをやっていて。GAFAMの中で優先順位が低かったり、細部が細かすぎて(中略)特定のissueをめちゃくちゃ極めることは、1個の生存方法」

(深津貴之/ログミーBusiness

ここで、自分の仕事を3軸で診断してみてください。

質問
時間軸 私の仕事は「2-3年昼寝してたらGAFAMが解決する問題」に張ってないか?
UX軸 私のサービスは「問題が起きてから解決する」型か、「そもそも問題が起きないようにする」型か?
泥臭さ軸 私は「GAFAMが優先順位を下げる細部」を極めてるか? それとも「みんながやる王道」をやってるか?

ここで「あ、これ自分のことだ」と感じた人ほど、続きが効きます。 診断は出発点で、終わりじゃないから。


第2の問い:その仕事に、人を集められる「旗」を持てているか?

第2の問い:その仕事に、人を集められる「旗」を持てているか?

ヤバいと気づいた次に来る問いはこれ。

「じゃあ、どうすればいい?」

ここで、神田昌典さんの新刊『旗を、掲げよ』のまえがきが効いてきます。

神田さん、こう書いてます。

「人が足りないんじゃない。旗がないのだ。」

(神田昌典/『旗を、掲げよ ー AI時代の分野No.1戦略』まえがき/出典

最初これを読んだとき、私は手が止まりました。

「人手不足だから採用が…」「人手不足だから業務委託が…」って、私もずっと言ってきました。 でも本当の問題は、人の数じゃなかった。

旗が、ない。

つまり「自分は何のために、誰に、何を届けるのか」が言葉になってない。 だから人が来ない。来ても定着しない。AIにすら頼みづらい。 これが現代の人手不足の正体なんだと、神田さんは言うわけです。

そして神田さんは、AI時代の戦い方として一つの公式を出します。

分野No.1 = 社会課題 × 事業の型

(神田昌典/note『旗を、掲げよ』まえがき

17の社会課題と6つの事業類型を掛け合わせると、102通りの「勝ち場所」がある。 既存業界の中で順位を上げるんじゃなくて、新しい分野で一番になりに行け、と。

第1の問い(深津3軸)と組み合わせると、こうなります。

  • 深津の「泥臭い細部」=神田の「自分が一番になれる新分野」
  • 「2-3年で潰される側」から逃げる方向=「自分の旗を立てる」方向

そして神田さんは、旗を立てたあとに何が変わるかを、こう書いています。

「誰に何を届けるのかが定まる。どんな仲間を集めるべきかが見えてくるし、会議で何を議論し、何をやめるべきかも変わる。」

(神田昌典/note『旗を、掲げよ』まえがき

これ、私自身が体で覚えた話です。

旗があれば、人が引き継ぐ ── 私のがん告知の話

実は2025年1月、私は直腸がんステージ3の告知を受けました。 入院中、私は何もできませんでした。

ところが、です。

GPTs研究会の仲間のただっちが、私が始めた朝のAIモーニングLIVEを、勝手に続けてくれていたんです。

病室のベッドで、点滴を打たれながらYouTubeを開くと、いつもの時間にいつもの場所で、ただっちが朝LIVEをやっている。 そのとき、頭じゃなくて体で気づきました。

「俺がいなくても、この”場”は続くんだ」

これ、神田さんの「旗があれば人が引き継ぐ」そのものでした。

私が立てた旗(朝AIで一緒に夢中になる場をつくる)が、私という人物より先に、コミュニティに根を張っていた。 だから、私が物理的にいなくなっても、誰かが旗の下に立ってくれた。

逆に言うと。

旗が立っていなければ、人は引き継げない。 社員も引き継げないし、業務委託も引き継げないし、AIに渡すこともできない。 「私がやらなきゃ」が口癖になって、抱え込みOSがどんどん固くなって、最後は身体が壊れる。

第2の問いは、ここに着地します。

あなたの仕事には、あなたが今日倒れても、誰かが引き継げる「旗」が立っていますか?


第3の問い:その旗を、AIに「品質基準」として言語化して渡せているか?

第3の問い:その旗を、AIに「品質基準」として言語化して渡せているか?

旗を立てた。人にも引き継げる。 じゃあAIには、どう引き継ぐのか。

ここで効いてくるのが、LayerXの小山さんの記事です。

小山さんはQAエンジニア。 JSTQB FL(ソフトウェアテスト国際資格)の「テストの原則」の中から、こう引用しています。

「プロセスの早い段階で欠陥を取り除くと、後半に発生する故障が少なくなり、結果的に品質コストが削減される」(早期テストの原則)

(LayerX 小山/『品質の言語化のススメ』/出典

これをClaude Code Agent Skillsに組み込んだ結果、小山さんのチームはこんな実数を出しました。

「not with skill(スキルなし)でのテストカバレッジは65%」 「with skill(スキルあり)でのテストカバレッジは95%」

(LayerX 小山/LayerX Tech Blog

カバレッジ65→95%。 スキルを噛ませただけで、AIが書くコードの品質が一段上がった。 何が起きたかというと、人間が「目指す品質」「リスクと基準」「自動テストのスコープ」を言語化してAIに渡したんです。

そして小山さんは、AI時代の人間の役割をこう定義し直しています。

「AIがコードを書く時代において、人間の重要な役割は『あるべき姿を定義(言語化)すること』へとシフトしつつある」

(LayerX 小山/LayerX Tech Blog

ここ、AI氣道の読者全員に届けたい一文です。

「AIに何を任せるか」じゃない。 「AIに何を渡せば、AIがちゃんと動くか」を言語化できる人が、これからの実力者です。

「人間は縦に掘る。AIは横に広げる」

私はこの話を、自分の言葉でこう翻訳しています。

「人間は縦に掘る。AIは横に広げる」出典:分身AI日記 DAY61

人間の仕事は、「これをやる理由」「これをやらない理由」「ここまで来たら合格」を、深く掘り下げて言葉にすること。 AIの仕事は、それを受け取って横に広げること。10倍にも100倍にも。

だから「品質を言語化する」って、農業で言うと、収穫のタイミングを「赤くなったら」じゃなくて「ヘタの周りが少し黄色くなって、触ると軽く弾力が戻ったら」まで言葉にするようなもの。 そこまで書けば、AIが代わりに収穫してくれる。

そして。

ここで第1・第2の問いと一気につながります。

  • 第1の問い:あなたの仕事は「泥臭い細部を極める側」か? → ここを掘ろうと決めた瞬間、その「掘り方」がAIへの言語化対象になる
  • 第2の問い:その仕事に「旗」が立ってるか? → 旗が立ってるから、AIに「あるべき姿」を渡せる

つまり、深津の「泥臭く極める」と、神田の「旗を立てる」と、LayerXの「品質を言語化する」は、実は全部つながってる。 自分の凸を見つけて、旗を立てて、AIに渡す。 これが「潰されない側に立つ」三段ロケットなんです。

そして最後にもう一つ、私の好きな言葉を置いておきます。

「分身AIを育てる=自分が育つ」出典:分身AI日記 DAY61

なぜか。 AIに「あるべき姿」を言語化して渡す行為は、自分の中の暗黙知を引っ張り出すことだから。 渡せば渡すほど、自分の輪郭が濃くなる。 AIが育つほど、自分の凸が深まる。

これが「分身AIを育てる」の本質です。


締め:「それGeminiでできるじゃん」に潰されない3つの問いを横串で

締め:「それGeminiでできるじゃん」に潰されない3つの問いを横串で

ここまで、3本の記事を縦に掘ってきました。 最後に、横串で並べてみます。

# 問い 元ネタ キラーフレーズ
1 あなたの仕事は「2-3年昼寝してたら潰される側」か「泥臭く細部を極める側」か? 深津貴之 「究極のAIのUXは、そもそも問題が発生しない」
2 その仕事に、人を集められる「旗」を持てているか? 神田昌典 「人が足りないんじゃない。旗がないのだ。」
3 その旗を、AIに「品質基準」として言語化して渡せているか? LayerX 小山 「人間の役割は『あるべき姿を定義(言語化)』へシフト」

3つとも「YES」と答えられた人は、AI時代に潰されない側に立てる人だと思います。 逆に、3つとも「NO」のままだと、「Geminiでできるじゃん」で潰される会社側にずるずる引き寄せられる。これが、潰される会社と、潰されない会社の違いの正体だと、私は思っています。

正直に言うと、私もまだ全部YESじゃありません。

第1の問いは、AI氣道で自分の旗を立てている自覚はあるけど、「もっと深く掘れる」と毎日感じてる。 第2の問いは、ただっちのおかげで「場が続く」体験はできたけど、まだ抱え込みOSと格闘中の領域もある。 第3の問いは、品質の言語化は分身AIを育てる中でずっと挑戦中。

だから、今日は答えを差し出して終わる記事じゃなくて、一緒に問いを持ち帰る記事にしました。

私もまだ抱え込みOSと格闘中。一緒に旗を立てよう。


おまけ:潰される会社と、潰されない会社の違いを言語化したい人への3本

おまけ:潰される会社と、潰されない会社の違いを言語化したい人への3本

「全文ちゃんと読みたい」と思った人へ。潰される会社と、潰されない会社の違いを自分の言葉で言語化したいなら、原文を一次情報として読むのが一番早いです。出典は本文中にも貼ってありますが、もう一度まとめておきます。

  • 深津貴之(THE GUILD代表)「『それGeminiでできるじゃん』で潰される会社の特徴」(ログミーBusiness) https://logmi.jp/main/technology/333526
  • 神田昌典『旗を、掲げよ ー AI時代の分野No.1戦略 まえがき&目次』(note) https://note.com/masa_kanda/n/nc6c2345540d6
  • LayerX 小山「品質の言語化のススメ — 早期テストの原則をClaude Code Agent Skillsで実現する試み」(LayerX エンジニアブログ) https://tech.layerx.co.jp/entry/articulatin_quality

ぜひ、全文読んでみてください。 私の翻訳より、原文のほうが強い言葉に出会えるはずです。


凸凹のまま、夢中に生きる。だから噛み合い、満たしあえる。

── ひろくん(田中啓之 / AI氣道)

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