【子ども達に伝えたい!大切なお金と社会の話】── 親が今、子どもに伝えるべき「お金」と「生き方」

こんにちは、田中啓之(ひろくん)です。今日は櫻井かすみさんの新刊「母が子に伝えたい 大切なお金と社会の話」出版記念の対談ライブを元に、私なりの解説と実践プランをガッツリ伝えていきますよ。私は主夫社長で、家族第一。お金の話は実務と感情の両方から伝える必要があると思っているので、現場で使える具体例、フレーズ、ワークシート的なアイデアまで全部出します。

この長い記事では、かすみさんの本とライブで語られた内容をベースに、親として何をいつどう伝えればいいか、キャッシュレスや暗号資産の時代にどう育てるか、AI時代に必要な「お金の感覚」について、私自身の経験(起業、貯金ゼロ、家族との葛藤、回復)も交えて丁寧に説明します。実践的で具体的、情緒にも寄り添う型にしてあるので、すぐに家庭で試せますよ。

目次

📚 この本が目指すもの(概要と意図)

櫻井かすみさんの新刊は、そのタイトルどおり「母が子に伝えたい」ことを中心に書かれています。ただの投資入門書ではなく、家庭の会話を通じてお金と社会の関係を伝えるための指南書です。著者は株のスクール運営やFP的な知見を持ち、実際に卒業生から「お金の見方が変わった」「もっと早く知りたかった」と言われる実績がある方です(ライブ内の発言より)。

本の構成は大きく前半が「生活で使えるノウハウ」、後半が「お金を通して自分の幸せや生き方を考える」内容になっています。つまり、テクニックだけじゃなく価値観の育て方まで網羅されてるわけです。家庭での会話のきっかけにするには最適。私もKindleで先読みして、なるほどと思った箇所が多かったです。

かすみさんの書籍発表シーンの表情

動画 00:34 の場面:書籍タイトル発表の瞬間。動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=Q4a6MoJejgw&t=34s)

🧭 なぜ親が早くから「お金」を教えるべきか

ここはライブで強調されていた点です。かすみさんもスクールの卒業生の声として「もっと早く知っておけばよかった」というフィードバックを受けているとのこと。私も同感です。なぜかというと、子どものうちに「お金=ただのモノと交換する手段」だけでなく、「選択の幅を広げるツール」「人を喜ばせることで回る循環」であるという視点を持たせると、その後の人生での決断力が変わるからです。

経験則として私も詐欺被害や貯金ゼロを経験しましたが、早いうちに金銭感覚やリスク感覚を育てていれば回避できたケースが多々あります。子どもが大きくなってから急にお金の教育を始めるより、日常会話の延長で少しずつ教える方が吸収が良いです。

かすみさんが家族構成を語る場面

(動画 03:11 の場面:著者の自己紹介。動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=Q4a6MoJejgw&t=191s)

🧩 「貯めるだけ」が正解ではない理由

日本の多くの親が育てられた価値観は「貯める=美徳」。お年玉は郵便局に預ける、使うことは避けるべきという教育が一般的でした。でもそれだけだと「使い方を知らない大人」が育ちます。かすみさんは本の中で「貯金しなくていい」とすら言及していますが、それは「無造作に使え」という意味ではない。小さいうちから自分で考えて使う訓練をさせるべき、という意味です。

ここでのゴールは「お金を使うことで得られる価値を理解する」「失敗を通して学ぶ」こと。子どもが失敗してもその経験が学びになります。私の場合、子どもにアンパンマンのお菓子を我慢させたことがあって、そのとき長男に「将来はアンパンマンのお菓子を買える人になる」と言われました。あの瞬間、親としての価値観の押しつけに気づかされました。

アンパンマンのお菓子の話をする場面

(動画 05:59 の場面:子どもの「アンパンマンのお菓子を買える人になる」発言について語る場面。動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=Q4a6MoJejgw&t=359s)

💡 家庭でできる「お金教育」実践プラン(ステップバイステップ)

ここからは私がライブと本の内容を咀嚼して作った、すぐに使える家庭用プランです。子どもが小さい(3〜6歳)、小学生、中高生でやるべきことを分けて具体的に示します。

▼ 0〜6歳(幼児期)── 感覚と経験を育てる

  • お年玉やお小遣いは「自由に使っていい」方針にする。監視より信頼を重視。
  • 買い物を「一緒にする体験」にする。欲しい理由を聞く。「今だけ」「ずっと」の違いを言葉で整理する。
  • 遊びを通して交換の概念を知る(マインクラフトの資源交換の例を日常に置き換える)。
  • 家事を通じて「ありがとうの対価」や「人を喜ばせること」が報酬につながるという話をする。

実践例:買い物のとき「今日はお小遣いで何を買ってみる?」とワクワク感を作る。子どもが後悔したら「次はどうしたらいい?」と一緒に考える。

お年玉は自由に使っていいよと話す場面

(動画 13:18 の場面:お年玉を自由に使わせる意図について語る様子。動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=Q4a6MoJejgw&t=798s)

▼ 小学生── 数字と役割を学ばせる

  • 予算分けのルールを教える(使う・貯める・寄付するの3つなど)。割合を決める練習。
  • キャンプや旅行を計画して、必要額を算出し共同で解決するワークを行う。
  • ゲーム内通貨や課金の価値を現実と結びつけて説明する(マイクラの村人交換を例に)。

実践例:「次の週末キャンプのために5000円必要。じゃあどうやって貯める?」と家族で会議する。ポイントは楽しくやること。

(動画 26:04 の場面:家族の会話の流れでお金を教える方が効果的と語る場面。動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=Q4a6MoJejgw&t=1564s)

▼ 中高生── 投資の入口とリスク理解

  • 投資の概念を4つのタイプに分けて説明(ライブで触れられた「4タイプの投資」のように、例を与える)。
  • 詐欺被害に遭わないためのチェックリストを一緒に作る。
  • テクノロジー時代の通貨多様化(暗号資産、電子マネー等)について、現金との違いを議論。

実践例:模擬株や少額の投資を親子で一緒に始め、毎月の結果を話し合う。失敗したら学びを共有し次に活かす。

4タイプの投資について触れる場面

(動画 08:13 の場面:投資のタイプに関する言及。動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=Q4a6MoJejgw&t=493s)

🔁 家族の会話で「お金の教育」を日常化する方法

多くの家庭が「お金会議」をわざわざ設けてしまいがちですが、かすみさんは「日常の中で自然に組み込む」ことを勧めています。原因は単純で、形式化すると緊張が走り、学びが続かないからです。代わりに、次のようなやり方を提案します。

  • 行事やお出かけ計画を「お金の学び」にする(キャンプ、旅行、モールでの買い物)。
  • 欲しい物リストを家族で共有して優先順位をつける練習。
  • 親が自分の価値観を言葉にして伝える。「何のために使うの?」を常に問いかける。
  • スキンシップを重視した話し方で、感情的安全性を作る。怒鳴らず、対等な会話を。

私の場合も「お金の会議」を導入して失敗しました。家族の空気が硬くなるだけ。今はお出かけ計画を通して予算を一緒に組む方法がベストです。子ども達もその方が会話に入りやすいですよね。

昔のような形式的な会議ではなく日常で教えることの重要性を語る場面

(動画 25:42 の場面:お金の会議の落とし穴と日常化の重要性について。動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=Q4a6MoJejgw&t=1542s)

🛡️ 詐欺・リスク教育と親の役割

かすみさん自身は過去に投資詐欺の被害も経験していて、その痛みを通じた学びが本にも活かされています。親として子どもに教えるべきリスク対策はシンプルです。

  1. 情報の出所をチェックする癖をつける。誰が作った情報か、根拠は何か。
  2. 「夢を食い物にする案件」は子どもでも見抜ける感覚を養う。過度に高いリターンは疑う。
  3. 少額から実験する習慣を付ける。いきなり大金を投入させない。
  4. 家族で透明性を持つ。投資でのルールを明文化する。

特にSNSやデジタル時代では、詐欺は形を変えてやってきます。親がアンテナを張り続け、子どもに「それ大丈夫?」と一緒に考える態度が大事です。

詐欺経験やアンケートの話をする場面

(動画 09:55 の場面:ママさんたちへのアンケートについて。動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=Q4a6MoJejgw&t=595s)

💬 親の価値観の違いをどう扱うか(夫婦間・家族間)

夫婦でお金の価値観が違うのは当たり前です。ライブ内でもその点が出ていました。私の家でも奥さんと考え方が違う場面は多々あり、それをどう合わせるかは関係性の肝です。

押し付けや強要ではなく歩み寄りが重要。以下のやり方が効果的です。

  • 共通の「家族の目的」を決める(例:子どもの教育費、家族旅行、緊急時の備え)。
  • 小さな合意から始める。例:お年玉の扱いは来年までに見直す等。
  • 価値観の違いは否定せず、背景を理解する質問をする(なぜそう思うのか)。
  • 子どもの前では夫婦で意見交換する姿を見せる(対等に話すことが教育になる)。

大事なのは「どちらが正しいか」ではなく「どの見え方が子どもにとって良い学びになるか」を家族で決めることです。

夫婦間で価値観が違うことを語る場面

(動画 20:51 の場面:夫婦間の接し方の違いについての発言。動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=Q4a6MoJejgw&t=1251s)

🎮 ゲーム(マインクラフト)を活かしたお金教育の例

これは個人的にも大好きなアプローチ。かすみさんはマインクラフトを例に、子どもたちがゲーム内で資源を交換する仕組みを通じて「人を喜ばせると対価が得られる」という概念を伝えています。これは抽象的な経済概念を体験に落とし込む非常に強力な方法です。

ゲームを使った教育のポイント:

  • ゲーム内の「価値」を現実の価値に結びつけて説明する。例:「村人に素材を渡したら人気が上がる=仕事をして人を喜ばせる」
  • 課金やレアアイテムの価値を現金換算してみる。何時間働けば買えるか計算させる。
  • ゲームで得た経験を振り返る時間を設ける(何が嬉しかった?何を犠牲にした?)。

マインクラフトの例を出してお金の循環を説明する場面

(動画 23:19 の場面:マインクラフトの例で説明している箇所。動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=Q4a6MoJejgw&t=1399s)

📈 AI時代・キャッシュレス・暗号資産にどう備えるか

これから通貨の形はますます多様になります。ライブの終盤でも触れられたポイントです。現金の良さは変わらない一方で、デジタル資産や暗号資産が日常に浸透するのはほぼ確実。

親がやるべきこと:

  1. 現金、電子決済、暗号資産の違いと使いどころを教える。
  2. リスク分散の考え方をシンプルに伝える。通貨の分散とは何かを話す。
  3. テクノロジーを恐れず、子どもと一緒に学ぶ姿勢を見せる。
  4. 「自動で稼ぐ」仕組み(AIや自動化)への理解と倫理観を伝える。

注意点として、子どもがデジタル通貨だけを知ってしまうと「現金の感触」が無くなり価値の基準が崩れる可能性があります。だから混ぜて教えることが重要です。

通貨の変化と暗号資産について語る場面

(動画 27:31 の場面:今後のお金の形や暗号資産の普及について語る箇所。動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=Q4a6MoJejgw&t=1651s)

🔁 親が持つべき三つの「姿勢」

ここは私からの補足。ライブや本に通底するメッセージを踏まえ、親が常に持っておくべき姿勢を三つにまとめました。

  1. 信頼すること:子どもを見張るのではなく、選択の機会を与える。信頼が学びを促す。
  2. 共に学ぶこと:親も完璧ではない。間違いを認めて一緒に学ぶ姿を見せる。
  3. 目的を明確にすること:何のためにお金を使うのかを問う習慣をつくる。

これらを日常に落とし込むだけで、家の空気は劇的に変わります。私自身の家でも、これを意識してから親がイライラしなくなりました。信頼があると子どもも大胆な学びを始めるんです。

🧾 実践テンプレート:親子でできる「お金ワークシート」

ここはすぐに使えるテンプレ。印刷して使えるワークシートのフォーマットを言葉で示します。家族でやってみてください。

  • 課題:「来月の週末に家族で出かけるためにいくら必要?」
  • ステップ1:目的を書く(例:キャンプでテント体験)
  • ステップ2:必要なものと費用をリスト化(交通費、入場料、食費、レンタル)
  • ステップ3:収入源を考える(親の収入、貯金、子どものお小遣いの一部)
  • ステップ4:貯め方や役割分担を決める(家の手伝いでポイントを貯める、親のボーナスで補填など)
  • ステップ5:振り返り会(出かけた後に学びを書き出す)

このフォーマットは「目的→計画→実行→振り返り」のサイクルを家庭で回す強力なツールです。習慣化すると、自分で考える力が確実に育ちます。

書籍の前半と後半の構成について説明する場面

(動画 29:22 の場面:書籍の前半と後半の内容についての説明。動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=Q4a6MoJejgw&t=1762s)

📘 本の紹介と購入方法

本書「母が子に伝えたい 大切なお金と社会の話」は、実生活で使えるノウハウから、人生や生き方に関する深い考察まで網羅しています。一家に一冊、家庭のお守りとして置いておくと安心感があります。

Amazonリンク(動画説明に掲載されているもの): https://amzn.asia/d/6hrozZh

出版の告知とリンク案内をする場面

(動画 30:32 の場面:Amazonリンクを紹介するシーン。動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=Q4a6MoJejgw&t=1832s)

👨‍👩‍👧‍👦 まとめ:親だからこそできること

ここまで読んでくれてありがとう。最後に私からのまとめです。親がやるべきことは技術的な知識だけを詰め込むことじゃない。子どもに「お金とは何のためにあるのか」「何を大切にして使うのか」を一緒に考え、自分の価値観を言葉で表現して見せることです。

お金の教育は「信頼」「共感」「目的意識」を育てる教育そのもの。これが育つと、子どもたちは社会で自分の選択を主体的にできるようになります。かすみさんの本と今回のライブは、その入り口になる最高の素材です。私もこの本を家族と一緒に読んで、実践していきますよ。

❓ FAQ(よくある質問)

子どもが小さいうちは何を優先して教えればいいですか

まずは「使う経験」と「選択する機会」を与えること。お年玉やお小遣いを全部禁止にせず、自由に使える枠を作って「なぜ買いたいのか」を一緒に考える。また、買い物やお出かけを通じて目的と費用の関係を教えるのが効果的です。

お年玉は全部使わせていいですか

一概に全部使わせたらいいとは言えませんが、まずは一部を自由に使わせる方が学びになります。重要なのは「なぜそれを買うのか」を問い、後悔したら次にどうするかを一緒に考えることです。選択の責任感を育てるのが狙いです。

投資は何歳から教えればいいですか

概念としては小学生高学年から導入できます。中学生以降で実際に少額の模擬投資を体験させるのが良い。リスク分散や情報の見極め方を「詐欺対策」とセットで教えることを忘れずに。

キャッシュレスや暗号資産は子どもにどう教えればいいですか

まずは現金の良さを伝えた上で、電子決済と暗号資産の違いをわかりやすく教える。実生活での使いどころやリスクを比べるワークを行い、通貨分散の概念を日常の例で説明すると理解しやすいです。

夫婦で価値観が違う場合、どう話を進めればいいですか

お互いの背景を話し合い、家族としての共通の目的を決めることから始める。そのうえで小さな合意を積み重ね、子どもの前では対等に話し合う姿勢を見せる。押し付けは逆効果です。

すぐに使える家庭ワークはありますか

はい。旅行やキャンプを計画して予算を立てるワーク、買い物で「欲しい理由」を言語化するワーク、ゲーム内の資源を現実に換算して価値を考えるワークなどがすぐ使えます。記事内の「お金ワークシート」を参考にしてください。

📌 最後に(ひろくんの一言)

私、ひろくんは「家族第一」「失敗はネタ」という価値観で日々動いてます。お金の話は親が思っているよりずっと日常に溶け込んで伝えられます。完璧に伝える必要はない。大事なのは親が楽しんで学び続ける姿を見せること。それが子どもにとって最大の贈り物ですよ。

本書はそのためのロードマップとして非常に実践的です。興味があればぜひ手に取ってみてください。Amazonリンク: https://amzn.asia/d/6hrozZh

最後まで読んでくれてありがとう。質問や家庭でうまく行った事例があればシェアしてほしい。私も学んで一緒に育てていきますよね。

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