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こんにちは、3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之(ひろくん)です。今回は、GoogleのAIツール「NotebookLM」を使って、「セミナー動画の文字起こし」と「スライドPDF」という“新鮮な食材”をソースに、高精度なセールスLP(ランディングページ)という“フルコース料理”を短時間で作る方法を具体的に解説します。
これは正直、ちょっとした「荒技」ですが、実務では驚くほど使える時短テクニックです。「料理の手間(ライティングや構成)を省きたいけれど、美味しいもの(売れるLP)を出したい」という人や、まずは叩き台が欲しい人にピッタリです。
ここで紹介するのは単なる要約ではありません。売れるコピーライティングの鉄板レシピであるPASTOR(パスタ)フォーミュラをAI(NotebookLM)に指示して、論理的で説得力のあるLP構成を作らせる方法です。
最大のメリットは、既存のコンテンツ(あなたの言葉や熱量)をそのまま落とし込めること。これにより、AI特有の「嘘(ハルシネーション)」を避けつつ、成約率の高い流れを誰でも再現できますよ。
目次
- 準備するもの 🧰
- 手順 1: NotebookLMにソース(食材)を追加する 🔌
- 手順 2: スライドをPASTORフォーミュラ(レシピ)に沿って再構成する 🧩
- 手順 3: スライドを画像化してZIPで一気にダウンロードする 📦
- 手順 4: ロングPNG(1枚LP)を作るという強引な選択肢 💥
- 実務で使う時の細かなコツとワザ ✅
- 画像キャプチャとタイムスタンプ(最大限)📸
- よくある失敗とその対処法 🛠️
準備するもの 🧰
料理をする前に材料と道具を揃えるのと同じです。以下を用意してください。
- NotebookLMアカウント:Googleアカウントがあれば無料で使えます。これが今回の「シェフ」です。
- セミナー動画の文字起こし(テキスト):YouTubeの自動文字起こしや、Whisperなどで書き起こしたもの。これが「メイン食材」です。
- スライド資料(PDF):セミナーで使用したスライド。「盛り付けの型」として使います。
- スライドを画像化するツール(任意):Gemini Advancedや、まじん式などの外部ツール。
- PASTORフォーミュラの基本理解:詳しくは後述しますが、売れる文章の「型(レシピ)」です。
これらが揃えば、作業時間は劇的に短縮されます。次から実際の手順を、私の現場でのコツを交えて説明します。
手順 1: NotebookLMにソース(食材)を追加する 🔌
NotebookLMの「ソース」に、セミナーの文字起こしテキストとスライド(PDF)を追加します。ここが最も重要です。
AIにネット上の情報を適当に拾わせるのではなく、あなたの“語り”そのもの(一次情報)を参照させることで、出来上がるLPの言葉に「あなたらしさ」と「熱量」が宿ります。まるで、秘伝のタレを使うようなものです。
- セミナーの文字起こしテキストをコピーしてNotebookLMのソースに貼り付けます。
- スライド資料をPDFで用意し、同じくソースにアップロードします。
- 必要に応じて、スライド資料にキャプションや注釈を加えておくと、AIが画像の意味をより深く理解してくれます。

ポイントは「情報の正確性を担保すること」。参照元が明確なら、AIが勝手に嘘をつく(ハルシネーション)リスクが激減します。責任ある情報発信のためにも、文字起こしとスライドPDFはセットで入れましょう。
手順 2: スライドをPASTORフォーミュラ(レシピ)に沿って再構成する 🧩
ここが「調理」の工程です。手動でゼロから考えるのではなく、NotebookLMに指示して、あなたのコンテンツをPASTOR(パスタ)フォーミュラという「売れる型」に並べ替えてもらいます。
【PASTORフォーミュラとは?】
- P (Problem / 問題):「こんなお悩みありませんか?」と読者の課題に寄り添う。
- A (Amplify / 増幅・あこがれ):「放置するとこうなりますよ(痛み)」や「解決するとこんな未来が待ってますよ(理想)」を伝える。
- S (Solution / 解決策・物語):「そこで、この商品です」と解決策を提示し、ストーリーで語る。
- T (Testimony / 証言・実績):「実際にこんな声があります」とお客様の声やデータを見せる。
- O (Offer / 提案):「今ならこの価格・特典で」と具体的なオファーを出す。
- R (Response / 反応・行動):「ここから申し込んでください」と明確に行動を促す(CTA)。
NotebookLMには、後述するプロンプトを使って、「このソースを使ってPASTORの順にスライド構成を作って」と指示します。
こう指示すると、あなたの元の言葉(ソース)を使って、自然かつ売れる流れの文章が生成されます。「自分の言葉なのに、構成はプロっぽい」という状態が作れるのです。
手順 3: スライドを画像化してZIPで一気にダウンロードする 📦
作成したLP用の構成案(テキスト)ができたら、それをスライド形式の画像にします。NotebookLM単体では画像化できないため、GeminiやPowerPoint、Canvaなどの外部ツール、あるいは動画内で紹介しているような変換ツールを活用します。まじん式を使いました。
私が実践する効率的な方法は以下の2パターンです。
- ZIPダウンロード:スライドを一括で画像化し、ZIP形式でダウンロードする(1ページ1画像)。これをWebサイトに並べる。
- ロングPNG作成:スライドを縦に長くつなぎ合わせた「1枚の長い画像」を作る。
一括ダウンロードなら、あとは画像を並べるだけ。LPビルダーでちまちま文字を打つ手間がゼロになります。
手順 4: ロングPNG(1枚LP)を作るという強引な選択肢 💥
これはまさに「荒技」ですが、スライド一式を縦につなげたロングPNGという超縦長画像を1枚作り、それをWebページにペタリと貼る方法です。
メリット
- 制作スピードが圧倒的:デザイン調整やコーディングが不要。
- 情報のズレがない:スライドの内容がそのまま表示されるため、レイアウト崩れがない。
- スマホで見やすい:縦スクロールの操作感と相性が良い。
デメリットと注意点
- SEOに弱い:文字情報が画像化されるため、検索エンジンが内容を読み取りにくい。
- 読み込み速度:画像サイズが巨大になると、表示が遅くなり離脱の原因になる(圧縮必須)。
結論として、「まずは早く世に出したい」「既存リストへの告知(SEO不要)がメイン」という場合には非常に有効です。私がよく言う「3方よし」の観点でも、早く良い情報を届けることは顧客のためになります。
実務で使う時の細かなコツとワザ ✅
単なる「AI任せ」ではなく、プロとして成果を出すためのポイントです。
- ソースは「細切れ」より「完全版」
文字起こしはダイジェストではなく、全文を入れるのが理想です。情報量が多いほど、AIは文脈を正確に理解します。 - PASTORの文字数を指定する
AIに任せきりにせず、「Problemパートは200文字以内で」のように制限をかけると、ダラダラした文章を防げます。 - 「証言(T)」と「オファー(O)」は人間が補強
お客様の具体的な実績数値や、申し込み期限などの条件は、AI出力後に必ず人間が確認・修正し、強調してください。ここが成約のキモです。 - 最終チェックは必ず「人の目」で
AIは優秀な助手ですが、責任者ではありません。言い回しに違和感がないか、誤解を招く表現がないかは、最後に必ずあなたがチェックしてください。
画像キャプチャとタイムスタンプ(最大限)📸
実際の操作画面を動画と照らし合わせて確認しましょう。
イントロ:NotebookLMでLPを作る紹介
NotebookLMを使って、既存コンテンツの「言葉」をそのままLPに落とし込む発想の解説です。
ソース追加の実演
スライドPDFをソースに追加
PASTORフォーミュラでスライド化する指示
スライドを画像化・ZIPダウンロード
ロングPNG(長い一枚画像LP)の紹介
よくある失敗とその対処法 🛠️
- 失敗:AIが重要なポイントを省略してしまう
対処:プロンプトで「〇〇についての説明は必ず含めて」と具体的に指示を追加してください。 - 失敗:画像LPが重くて表示されない
対処:TinyPNGなどの圧縮ツールを使ってファイルサイズを軽量化するか、画像を数枚に分割してください。 - 失敗:SEO流入が全くない
対処:画像LPは検索に弱いです。検索流入を狙うなら、画像の上下にテキストで補足説明を入れるか、SNSやメルマガからの流入用と割り切りましょう。
実例リンク(参考)🔗
実際にこの手法で作られたLPの実例です。構成の参考にしてください。
LP実例を見る: https://io.bunshin-ai.com/bunshin-ai-100up
最後に(ひろくんの一言)💬
私がこの手法を勧める理由はシンプルです。「時間は有限だから」です。コンテンツを作ることに時間をかけすぎて、肝心の「届けること」がおろそかになっては本末転倒ですよね。
NotebookLMという優秀なシェフがいれば、あなたの持っている素晴らしい素材(知識・経験)は、あっという間に美味しい料理(LP)に変わります。まずは1回、遊び感覚で試してみてください。そして、出来上がったものを世に出して、反応を見てみましょう。
何か分からないことがあれば、いつでも聞いてくださいね。あなたのAI活用を応援しています!
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