【GPT研究会2800人突破記念】AI時代こそ「感性」が最強の武器!北平貴之さんに学ぶAIフィギュアと選択のアート

AI氣道 LIVE

AIアートが磨く感性——選択・手放し・自分を知る力

AI氣道 朝ライブ

この記事のポイント

  • AIアートは「選択のアート」だ。100枚生成された画像の中から自分の感性に響くものを選び取るプロセスが、感性と言語化能力を同時に鍛える。g2さんが実践するAIフィギュア制作はその具体例だ。
  • AI時代だからこそ感性が最強の武器になる。正解が氾濫する時代に「自分はこれだ」と選べる内なる基準を持つ人ほど、揺らがずに行動できる。
  • AIは「究極の手放しツール」になり得る。AIに仕事を奪われることで、自分の本質的な価値に気づかされる逆説がある。手放しによってこそ、次のステージが開く。

日曜の朝に届いた「感性とAI」という深いテーマ

この日のライブは日曜日の朝、ゲートキーパー的な役割を担うg2さん(AIと暮らす未来のナビゲーター)をお迎えして行われました。g2さんは元カメラ・プリンター系のソフトウェアエンジニアで、現在はAI活用クラス「iクラス」の主宰者として活動しています。

インスタグラムでAIアート専用のアカウントを運用し、1ヶ月で1000人のフォロワーを獲得した実績を持つg2さんが語るのは、ツールの使い方だけでなく「AIを通じて感性を鍛える」という深い視点です。AI時代においても、感性こそが最後に人間を守る力になるという確信が、このライブ全体を貫いています。

グループの仲間2800人突破を記念するタイミングでのライブでもあり、コミュニティのエネルギーが高まっている中での対話となりました。

AIフィギュア制作——画像と言語を往復するプロセス

g2さんが実践するAIフィギュア制作は、ChatGPTの画像認識機能を活用したユニークな手法です。まず自分の写真をChatGPTに入力し、「この写真に映っている人を詳細に描写して」と依頼します。AIが言語化した描写をもとに画像生成を行い、フィギュア風のビジュアルを作り出します。

「自分が思っていたのと違う」というギャップが生まれたとき、言葉を足したり引いたり表現を変えたりして精度を上げていく。このプロセスが感性と言語化能力を同時に鍛えると、g2さんは言います。80体以上の制作依頼を受ける中で気づいたのは、「大体でいいですよ」と言われた相手でも、実物を見た瞬間に「もう少しここを変えてほしい」という言葉が出てくるという事実です。

「見えた瞬間に、そうじゃないと言えるようになる」——この体験の積み重ねが、感性の精度を上げていきます。人は持っていないものの良し悪しは言えませんが、見えたものへの違和感には敏感です。AIアートはその違和感を鍛える場として機能します。

選択のアートと反復的アート——2つのクリエイティブ

g2さんが提唱する「選択のアート」という概念は、従来のアートの概念を拡張するものです。従来の絵画制作は、過失修正を繰り返しながら完成に近づける「反復的アート」でした。一方、AIアートでは一発勝負で大量に生成した中から、最も感性にフィットするものを選び取る「選択的アート」の性質を持ちます。

g2さんはこれを書道の体験と重ねます。書道では10枚書いたうちの1番よく書けたものを選ぶ——その感覚とAIアートは近いと言います。さらにStable Diffusionなどで一度に100枚生成し、その中から「気持ちいい」と感じるものを選ぶプロセスは、究極の感性トレーニングになります。

「反復的な制作と選択的な選択、どちらも感性を磨く」というg2さんの視点は、AIをアートの否定ではなく、新しいアートの形として捉える豊かな考え方です。

自分とフォロワーのバランス——SNSが教えてくれること

AIアートのインスタグラム運用を通じて、g2さんが学んだのは「自分が表現したいものとフォロワーが求めるもののバランス」です。自分の表現をゴリ押しするだけでは反応が薄く、フォロワーに合わせすぎると自分らしさが失われる。その中間点を探り続けることが、クリエイターとしての成長になります。

「これはビジネスにも子育てにも料理にも同じことが当てはまる」というひろ君の共感が印象的でした。相手のニーズと自分の提供価値の中間点を見つける感覚は、あらゆる人間関係と仕事の核心です。AIアートを通じてそのバランス感を鍛えられるという視点は、AIを単なるツールとして捉えない新しい活用法です。

「美女画像を作った後に自分の顔をはめ込んで投稿すると、いいねが100件以上つく」というg2さんのエピソードも、非言語コミュニケーションの力を体感した実例として紹介されました。

AIは「究極の手放しツール」——手放しが新しい扉を開く

このライブで最も深い洞察の一つが、「AIは究極の手放しツールになる」というg2さんの言葉です。AIに仕事を奪われることで、その仕事にしがみついていた自分に気づかされる。しかし本当は、その仕事があなたの本質とは限りません。

「今ついている職業があなたの最も良いところを引き出すものとは限らない」——AIによって強制的に手放しをさせられることで、次のステージが開くという逆説があります。アンラーニング(学びほぐし)の概念とも重なるこの視点は、AI時代の不安を可能性に変換するものです。

「AIで奪われた瞬間に新しいことに動けるようになる」という体験は、コロナ禍でワクチンの正解に振り回された人と、自分の感覚で判断できた人の違いとも重なります。感性とは、混乱の中でも「自分はこれだ」と選べる力です。

ChatGPTは「自分と対話するツール」——感性とAIの接点

g2さんとひろ君の対話の中で浮かび上がったのが「ChatGPTは自分と会話するツール」という視点です。メディアアーティストの落合陽一さんや研究者の九段理恵さんも同じ言葉を使っているとg2さんは紹介します。

自分の共感ストーリーをAIに搭載し、そのAIと毎日対話することで自己発見が進む——ひろ君自身がそれを実践して言語化のスピードが上がった体験も共有されました。感性を持った人間がAIと深く対話することで、潜在能力が引き出されるという好循環が生まれます。

「日本人こそ感性・感覚の発信で世界に貢献できる」というひろ君の言葉で、このライブは締めくくられました。AIにできることはどんどん任せて、自分との対話・自然との対話・感性を磨く時間を大切にする。それがこのAI時代における人間の本質的な役割です。

Q. AIアートで感性を鍛えるにはどこから始めればいいですか?
A. まずChatGPTのDALL-E機能や無料の画像生成AIで「自分が好きなものをテーマにした画像」を10枚ほど生成してみましょう。その中で「これは違う」「これは近い」という感覚を言語化する練習から始めると効果的です。g2さんの手法のように「AIに自分の写真を言語化させてからフィギュア化する」という流れも、感性と言語化能力を同時に鍛えられる方法です。
Q. 「選択のアート」とはどういう意味ですか?
A. 従来のアートが「一枚の作品を修正しながら完成させる反復的プロセス」だとすれば、AIアートは「大量に生成した中から最も感性にフィットするものを選び取る選択的プロセス」です。Stable DiffusionやMidjourneyで100枚生成し、「これだ」と感じるものを選ぶ行為そのものが、感性を鍛えるアートの一形態だとg2さんは捉えています。書道で10枚書いた中の1番を選ぶ感覚と同じです。
Q. AIに仕事を奪われることが「チャンス」になるとはどういうことですか?
A. 今の仕事がAIに代替されることで、その仕事にしがみついていた自分に気づくきっかけになります。しかし現在の職業が必ずしもあなたの本質的な強みを引き出すものとは限りません。AIによって強制的に「手放し」が起きることで、本当にやりたいことや本質的な価値に向き合えるようになる——この逆説的なチャンスをg2さんは「AIは究極の手放しツール」と表現しています。
Q. SNSでAIアートを発信するうえで気をつけることはありますか?
A. 「自分が表現したいもの」と「フォロワーが求めるもの」のバランスを意識することが大切です。自分の表現をゴリ押しするだけでは反応が薄く、フォロワーに合わせすぎると個性が失われます。まずは少量を試験投稿し、反応を見ながら自分なりのスタイルを見つけていくことをお勧めします。AIアートは反応のフィードバックを通じて感性を磨く場としても機能します。
Q. ChatGPTを「自分と対話するツール」として使うにはどうすればいいですか?
A. 「答えを求める」のではなく「問いかけてもらう」という使い方が効果的です。「私がやりたいことを整理したいので、質問してください」とChatGPTに伝えると、AI側が問いを投げてきます。その問いに答えていくことで、自分でも気づいていなかった価値観や強みが言語化されます。さらに自分のストレングスファインダーの結果や共感ストーリーをAIに入力すると、自分専用の対話相手として機能します。

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