出版・ビジネス戦略
本から売上につなげるAIブックローンチ戦略|出版前から設計する逆算思考
2025年2月13日
この記事の3行まとめ
- 本を出す目的(バックエンド設計)を企画段階で決めないと、出版後に売上につながらない。
- 企画書の内容が出版社の意向で変わるケースがあり、自分の軸を持っておくことが不可欠だ。
- AIはアドバイスをくれるが、自分の「違和感」を言葉にする力こそが本当の活用の核心になる。
「本を出したい」で終わる人と売上につなげる人の差
今回のゲストは著者であり、企業家・経営者向けにSNS・出版・メディアPRを掛け合わせたオールインワン塾を主宰する純さん。11冊の本を出してきた経験から、出版と売上の関係をリアルに語ってもらった。
まず聞いたのは「本を出して終わってしまう人」の話。純さんによると、本を出すこと自体が目的になってしまうと、出版後に何も生まれない。企業家・経営者の8割は「何かにつなげたい」と思っているのに、企画の段階でバックエンドの設計をしていないから、出版後に顧客がつながってこない。
料理でいえば、素材(本)は仕込んだのに、提供するメニュー(バックエンド商品)を決めずに開店してしまった状態だ。お客さんが来ても注文できるものがない。
純さん自身も、最初の本(ブログをまとめた夜のお飲み物系のコラム本)を出したときは「次のビジネスにつなげる」という感覚がまったくなかったという。当時は会社員で副業禁止だったという背景もあったが、企業家として独立してからの本は、リストを取ることを意識して出版するようになった。この「意識の差」が結果に直結している。
企画書の段階でバックエンドを設計する
純さんが口を酸っぱくして言っていたのが「企画段階での設計」の重要性だ。
出版コンテストで企画が通ったとしても、そこからゼロベースでスタートする。編集者・出版社の意向によって、企画の内容が変わることがある。例えば結婚の専門家なのに「恋愛の本の方が売れる」と言われて恋愛本を出してしまうと、そちらの専門家として認知されてしまう。2冊目・3冊目も恋愛系を求められる。本来のバックエンド(結婚コンサル)に来るべき顧客が来なくなる。
本を出すと名前で検索されるようになり、SNSやブログへ訪問してくるお客さんが増える。でも恋愛本を出してしまったら恋愛で悩んでいる人が来る。本は「大名刺」——出した本がそのまま自分のブランドになってしまう。特に1冊目がそのイメージを固定してしまうから、企画段階での設計がいかに重要かが分かる。
これを防ぐには、「この企画でどんなお客さんを呼びたいか」「本を読んだ人はどこに来てほしいか」を企画書の段階から明確にしておくこと。出版社と対話する時も、自分の軸をぶらさずに交渉できる準備が必要だ。
出版社を選ぶ目線も必要——著者のビジネスへの誘導を嫌がる出版社がある
もう一つ意外だったのが、出版社によって「著者の商品へ誘導することを嫌がるところもある」という話だ。
本の中で自分の講座や商品へのリストを取ることを許容する出版社と、そうでない出版社がある。企業家・経営者として本をビジネスに繋げたいなら、出版社の選定自体がビジネス戦略の一部になる。純さんはその見極めを持ったプロとして著者をサポートしている。
初めて出版に挑む人には分かりにくい視点だが、知っているかどうかで結果が大きく変わる部分だ。出版プロデューサーや経験者に相談して選定することをすすめる。
企業家・経営者として出版社を選ぶなら、「著者のビジネスへの誘導を許容しているか」を最初に確認すること。これはプロでなければなかなか分からない部分だからこそ、信頼できる伴走者を持つ意味がある。
AIのアドバイスに従うだけでは上手くいかない理由
対談の中で純さんが話してくれたのが、AIと本作りの関係だ。
AIは企画書をバンバン作れる。でも「AIに言われた通りにやったら上手くいかなかった」というケースが増えている。なぜか。AIは一般論としてベストなものを提案してくれるが、「自分はどうありたいか」「自分にとって何が違和感か」はAIには分からないからだ。
純さんが受講生に伝えているのは「違和感を感じたらどんどん言って」ということ。AIが10個の提案をしてきた時、全部受け入れるのではなく、「これはちょっと違う」と声に出せる力が必要だ。それが本物のAI活用だと思う。
人間関係も出版社との対話も同じで、言われるがままに動くのではなく、自分の軸を持って「第3の案」を一緒に見つけていく姿勢が大事だ。出版社の意向もあり、自分の思いもある。その両方を踏まえた上で「では、こういう形ではどうか」と提案できる力が、AIとの対話でも、出版社との対話でも求められる。
出版コンテストで気づいた「誰とやるか」の大切さ
今回の出版コンテストに挑戦して改めて感じたことがある。本を出す「目的」が明確な人は行動が速い。そして「誰とやるか」が結果を大きく左右する。
純さんのサポートがあって初めて見えた視点がたくさんあった。バックエンド設計・出版社選定・企画交渉の裏側。これを知らずに「本を出したい」だけで動くのと、知った上で動くのでは、出版後の景色がまったく違う。
AI活用も同じだ。ツールの使い方だけ学ぶのではなく、「何のために使うか」「誰と組んで使うか」が成果を左右する。AI活用のセミナーが増える中で、「ツールを教えてくれる人」と「ビジネスの成果につなげる視点を持って伴走してくれる人」は全く別物だ。
今回の出版コンテストは、「絆出版コンテスト」で、1日最大125票まで投票できる仕組みで上位10位以内に入ると絆祭りへの出場権を得られる。さらにその上位から出版が確定するという流れだ。著名な講師陣との縁もできる機会になっている。
出版前の戦略——「本を売る前の設計」が結果を決める
出版で売上につなげるには、本を出した後だけでなく、出す前の設計が決定的に重要だ。純さんは「本売る前の戦略が必要」と言い切る。
まず企画段階での設計。どんなお客さんに来てほしいか、本の先にあるバックエンドは何か、この2点を明確にしておく。次に出版社との交渉。自分のかっこたる思いと、この本が社会にどんな価値をもたらすかというデータを持って臨む。顧客データ(誰がこのニーズを持っているか)を持っている著者は、出版社との対話でそれが最強の材料になる。
出版社も売れる本を出したい。だからこそ「どれだけの人がこのニーズを持っているか」を具体的に示せる著者は、交渉に強い。感情論ではなく、データと熱量を両方持って対話すること——これが本を「ビジネスに繋げる人」と「出して終わる人」の根本的な差だ。
AIでブックローンチ戦略を立てる実践ステップ
今日の内容をAI活用と組み合わせて実践するなら、こういう流れになる。
Step 1 目的の言語化:ChatGPTに「なぜ本を出したいか」を話しかけてみる。AIの問いかけに答え続けることで、本当の目的が見えてくる。
Step 2 バックエンド設計:「本を読んだ読者に次に取ってほしいアクションは何か」をAIに問いかけながら設計する。ただしAIの提案に違和感を感じたら必ず言語化する。
Step 3 企画書ブラッシュアップ:AIで企画書の骨格を作り、純さんのような出版のプロに見せてフィードバックをもらう。AI+人間の目の組み合わせが最強だ。
AIはLPも2時間でサクッと作れる時代になった。今まで1〜2週間かけていたものが、AIの力で数時間で形になる。でも「何のために作るか」「誰に届けるか」というコアは、AIではなく自分が決めるしかない。ここだけは人間の仕事だ。
自分の「心の声」を拾う力がAI時代の最大の武器
AIに言われた通りにやって上手くいかない人と、AIをうまく活用して成果を出す人。その差は何か。
純さんと話していて一番刺さったのは、「AIに自分の意向を伝えていなかったから、言われるがままになってしまった」という言葉だ。AIが出してきたものに「あれ、なんか違う」と感じた時に、その違和感を言語化できるかどうか。それが分岐点になる。
AIコーチングを200日以上続けて分かってきたのは、「自分の体の感覚」「心の声」をちゃんと拾っていくことの大事さだ。心臓に手を当てて体にありがとうと言う——そういうアナログな感覚とAI活用を組み合わせることで、本当の意味で「自分らしい」アウトプットが生まれる。
本を出す、講座を作る、SNSで発信する——どの場面でも、軸にあるのは「自分がどうありたいか」だ。AIはその軸を見つけるための最高のインタビュアーになれるし、軸が定まれば実務のスピードを10倍にしてくれる道具にもなれる。
よくある質問
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