AIと実店舗・海外発信・銀座人巡り──リアルとデジタルを掛け合わせるビジネス進化論
- 実店舗はメディアになる──銀座の一等地を借りてイベントをすることでネットビジネスの信用性が一気に高まるという逆転発想。
- 「東京23区で唯一牧場がある」と括り方を変えるだけで普通がオンリーワンになる。ナーミングとポジショニングの力を実店舗で実践する。
- Google「イルミネイト」(NotebookLM)でPDFがポッドキャストになる。音声コンテンツ×AIが次の学習革命の核になる。
銀座人巡り──一等地の実店舗がもたらす信用という価値
ひろ君が前日に行ったのは「銀座人巡り」。銀座にある天国さんの隣、「銀座手前クラブ」というお店を借りて、仲間たちとランチを食べながらAIとビジネスの話をした。11時から午後2時の予定が4時近くまで延長するほど濃い時間になった。
三越の屋上にある神社、ビルの8階から非常階段を登らないといけない秘境スポット──銀座の路地裏を歩くと、普通に歩いていては絶対出会えない場所がある。そのリアルな体験を共有することで、コミュニティの結束が生まれた。「銀座を散歩しながら人と話す」だけで、このコミュニティで一緒に過ごす時間の質が変わる。
「この実店舗でやったという実績があるだけで、ネットビジネスをしている人の信憑性・信用性が全然違う」とひろ君は言う。「私はあそこのお店でやってたんです」と言えることが、デジタルの世界での存在感を物理的に底上げする。リアルとデジタルを行き来できる人が、これからの時代に強い。
実店舗×通販の掛け合わせ──ひろ君が工務店時代にやった逆転集客
ひろ君が工務店をやっていた時に実践した手法が面白い。キッチンや風呂をネットで安く売り、工事も承りますという形にしたら集客が爆発した。「キッチン交換工事を相談したい」という需要を直接取りに行くよりも、「商品を安く買える」という入口から入ってもらい、そこから自社の工事へとつなげた。
本業の工事だけで集客しようとするとレッドオーシャンだが、商品販売という別のラインを持つことで、集客と収益の2本柱ができる。料理で言えば、メインディッシュだけじゃなくアラカルトも用意することで、お客さんが入りやすくなるようなものだ。知らない店に入るのは怖いけど、「あの食材が安い」という理由ならハードルが下がる——それと同じ発想だ。
実店舗を持つ経営者がAIで通販を始める、コンテンツを作る、海外発信をする──それぞれを単独でやるのではなく、掛け合わせることで全体が強くなる。ひろ君が工務店時代に試行錯誤した経験が、今のAI活用コンサルの現場でも活きている。
「東京23区で唯一の牧場」──括り方次第で普通がオンリーワンになる
大泉学園にある牧場の話が出た。全国で見れば普通の牧場でソフトクリームを作っているだけだが、「東京23区で唯一の牧場」という括り方をした瞬間に完全なオンリーワンになる。
さらに「方牧(ほうぼく)した牛から作るソフトクリーム」という文脈を加えると、1万頭の和牛のうちたった10件しか方牧していないという超レアな価値が生まれる。250万円するソフトクリームマシン「ベンツ」を使った体験価値も重なって、完全な差別化ができる。「なんかソフトクリームとかやりたいね」という感覚的な一言から、ビジネスアイデアが展開していく様子が、このライブの面白さだった。
ストーリーと括り方。これをAIに手伝ってもらいながら磨いていくと、どんな実店舗でも独自の価値が見えてくる。「自分はこの中でナンバーワンです、オンリーワンです」と言えるポジションを見つける作業は、AIとの対話がとても得意な領域だ。自分では気づかない切り口を、AIは無数に提示してくれる。
山崎拓巳さんとの海外発信プロジェクト──200万部作家が英語YouTubeへ
ひろ君がミーティングをした山崎拓巳さんは200万部を超えるベストセラー作家だ。「日本の良さを海外に伝えたい」という思いでYouTubeの英語バージョンを始めており、ひろ君がそのサポートをしている。
4年前にラジオで毎日聞いていた人と、AIのおかげで一緒に仕事できるようになった。「AIが引き寄せてくれた縁」をひろ君はそう感じている。日本人の感性・感覚を世界に届けることに、AIは強力な橋渡し役になる。翻訳だけでなく、字幕生成・サムネ制作・コメント返信など、海外発信に必要な作業の多くをAIで賄える時代が来ている。
「まず山崎さんが成功して、そこから日本人がどんどん続いていったら嬉しい」というビジョンは、海外発信に踏み出せない多くの人へのエールでもある。夢と志の話をできる経営者・事業家と仕事をしたいというひろ君の価値観が、そのままビジネスの方向性になっている。
プロンプトハント──画像生成AIのプロンプトを「盗める」サービス
このライブで紹介されたもう一つのツールが「プロンプトハント」だ。画像生成AIに使うプロンプトのテンプレートが大量に揃っているサービスで、欲しいスタイルの画像から逆引きでプロンプトを探せる。
たとえばF1レーシングカーのかっこいい画像を作りたい場合、プロンプトハントで似た画像を探してプロンプトをコピーし、DALL-E 3やImageFXに貼り付けるだけ。ライブ中にImageFXで試したらブラーのかかったF1レーシングシーンが出てきて、DALL-E 3では別の解釈の映像が出てきた。同じプロンプトでもAIによって全然違う出力になるのが面白かった。
プロのクリエイターと一緒に仕事をしているたらっちは、「ミッドジャーニーで宇宙的・生命的なイメージ」の画像を作っているクリエイターを紹介していた。3年前だったら制作費が相当かかっていたレベルの映像が、今はプロンプト一本で出てくる。ただし、その「良し悪し」を判断できる現場経験・感性がないと使いこなせない、という話にもなった。
Adobe Premiere Proに動画生成AIが統合──プロの現場がAIに染まり始めた
このライブの時点でAdobeのPremiereProにAI動画生成機能がベータ版で入ってきた、というニュースが紹介された。元の動画から動画を拡張して伸ばす——つまり、短い素材をAIが生成して繋いでくれる機能だ。
どこからどこまでが本物の映像でどこからがAI生成なのか、もう見分けがつかないレベルになってきた。「もしかしたらこの動画も全部AIでしたとか言い始めそう」という言葉が笑いを生んでいたが、笑えない話だ。
Adobeの強みは「商業的に安全」という点だ。著作権の問題がクリアされていて、プロが安心して商業利用できる。プロの現場にAIが入ってきた時、現場経験がある人は「これはおかしい」とすぐ気づける。寿司の画像を見たとき、外国人は「お寿司だ!」と喜ぶが、日本人は「何かがおかしい」と感じる——その違和感に気づく力が、AIを使いこなす上での最後の砦になる。
Google NotebookLM(イルミネイト)──音声コンテンツ革命の本命
関さんが紹介したGoogle NotebookLMは、PDFをアップロードするだけでホストとゲストが対話するポッドキャストを自動生成する。ひろ君は「なんかもうすごい、音声の学習系がめちゃくちゃ流行るんじゃないか」と反応した。
自分の分身AIをゲスト役にして山崎拓巳さんの本を一緒に読んでいく。そんな使い方が可能になれば、本の浸透率と学習効率が劇的に変わる。音声は移動中や作業中に聞けるので、インプットの時間効率が全く違う。テキストを読む時間がなくても、耳さえあれば学べる時代になった。
「映像AIみたいに派手じゃないから見落とされがちだけど、音声はまだ穴場がいっぱいある」という関さんの指摘を受けて、ひろ君も「コンテンツを持っている人が教育という括りに入ると市場がまだ大きい」と応じた。ダイエット、集客、人間関係──あらゆるテーマが音声コンテンツ×AIで学習プラットフォームになれる。
AIかける料理・実店舗・実業──新しい組み合わせが新しい価値を生む
銀座人巡りの中で出てきた話で、参加者が一番盛り上がったのが「AIと実店舗の掛け合わせ」だ。実店舗のAI活用というと在庫管理や予約自動化をイメージするが、それよりも面白いのはコンテンツとしての実店舗だ。
料理店がレシピ本を出す、冷凍通販を始める、AI×料理の学習コンテンツを作る。実店舗という信用の核を持ちながら、AIで世界中に届けていく。メディアとしての店舗という逆転の発想だ。自分の商いが持つ「信用の力」を、AIというレンズで拡大する——それが実店舗経営者にとっての最大の武器になる。
「なんかソフトクリームとかやりたいね」という感覚的な言葉から、ビジネスアイデアが生まれていく。AIが情報を整理してくれれば、そういう直感ベースの発想もすぐに構造化できる。リアルな集まりだからこそ生まれる化学反応を、AIで増幅させていく。
まとめ──リアルとデジタルを掛け合わせる時代のビジネス設計
銀座の実店舗イベント、工務店時代の逆転集客、東京23区唯一の牧場、200万部作家との海外発信プロジェクト。全部に共通するのは「掛け合わせ」の発想だ。
AIを単体で使うのではなく、リアルの体験・実店舗の信用・人間の感性と掛け合わせた時に本当の価値が生まれる。「括り方を変えるだけでオンリーワンになれる」というシンプルな真実が、AI時代にはより鮮明になっている。プロンプトハントで画像プロンプトを学び、NotebookLMで音声コンテンツを作り、Adobeの新機能で動画を拡張する——ツールは揃っている。あとは「どう掛け合わせるか」を考えるだけだ。
自分のビジネスをどう括るか。どのストーリーで語るか。その問いにAIと一緒に向き合うことが、今一番価値のある時間の使い方だと思う。
よくある質問
- 実店舗を持つ経営者がAIを使う最初のステップは何ですか?
- まず自分のお店の「括り方」をAIと一緒に見直すことだ。「何屋さん」という定義を変えるだけでオンリーワンのポジションが生まれることがある。次に通販やコンテンツ販売など、来店しなくても収益になる第2の柱をAIで設計してみよう。
- ネットビジネスに実店舗の信用を組み合わせるには?
- 実際にリアルな場所でイベントや勉強会を開催することだ。「あのお店でやった」という実績は、オンライン活動の信用を物理的に底上げする。銀座や都心の場所を時間借りするサービスを使えば、初期コストを抑えながらブランドイメージを上げられる。
- Google NotebookLMを学習に活用する方法は?
- 読みたい本や資料のPDFをアップロードすると、ホストとゲストが対話形式で解説するポッドキャストが自動生成される。移動中や作業中に音声で聞くことで、テキストを読むより効率的にインプットできる。自分の分身AIをゲスト役に設定することで、さらに没入感が高まる。
- 「括り方」を変えてオンリーワンになるとはどういうことですか?
- たとえば「東京にある牧場」ではなく「東京23区で唯一の牧場」と言い換えるだけで完全なオンリーワンになる。自分が活動するエリア・ターゲット・提供価値の掛け合わせで、必ずオンリーワンのポジションが見つかる。AIと対話しながらこの「括り方」を探すのが効果的だ。
- プロンプトハントはどんな人に向いていますか?
- 画像生成AIを使いたいけど、どんなプロンプトを書けばいいか分からない人に向いている。欲しいスタイルの画像から逆引きでプロンプトを探せる。DALL-E 3・ImageFX・Midjourneyなど複数のAI向けのプロンプトが揃っている。
- 海外発信を始めるために必要なことは?
- まず「日本の何を伝えたいか」という軸を決めることだ。翻訳・字幕・サムネ生成などの作業はAIに任せられる。山崎拓巳さんのように「日本の良さを世界に届けたい」という明確なビジョンがあれば、AIがそれを実現するための強力なサポートをしてくれる。
- Adobe PremiereProのAI動画生成機能は今すぐ使えますか?
- ライブ配信当時はベータ版として統合された段階だった。Adobeのサブスクリプションユーザーであれば順次利用可能になっていく。商業利用上の安全性がクリアされている点がAdobeの強みで、著作権の心配なく動画制作に使える。
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この記事はGPT研究会モーニングライブ(YouTube動画 FMyFZd458z8)の字幕をもとに作成しました。





