AIと音声・教育革命──Google NotebookLMとショート動画学習が変える「学び方」の未来
- Google NotebookLM(イルミネイト)はPDFをアップロードするだけでホストとゲストが対話するラジオ番組形式のポッドキャストを自動生成する。
- ショート動画形式のクイズ学習アプリがApp Store 1位、2年で100万ユーザーを獲得──エンタメと教育の融合がAIで加速している。
- Adobeプレミアプロのベータ版に動画延長AI機能が追加。プロの制作現場にAIが組み込まれる時代が今まさに始まった。
Google NotebookLM──500ページのPDFがラジオ番組になる衝撃
関さんが紹介したのが「Google NotebookLM」(当時はイルミネイトという名称)。PDFをアップロードするだけで、ホストとゲストが対話形式で内容を解説するポッドキャストを自動生成してくれる。
500ページの「人工知能指数レポート2024」をアップロードしてトランスクリプトを表示させると、ホストとゲストに分かれたAI同士がレポートの要点を掘り下げていく。「ハイライトはどこですか?」「懸念はどうでしょう?」と自然な会話形式で重要情報が整理されていく。
Kindleの読み上げ機能は全文読み上げになるが、NotebookLMは要約して対話形式で届ける。自分の分身をゲスト役に設定して山崎拓巳さんの本を一緒に読む、みたいな使い方ができれば、学習効率と没入感が全く変わる。
ひろくんが特に面白いと感じたのが「ホスト役を自分の分身AIにする」という活用法だ。たみさんの本をアップロードして、自分の分身AIがホスト役になって読み解いてくれる——そういう個人化された学習体験が、NotebookLMで実現できる。「まるで尊敬する人と一緒に本を読んでいるような感覚」というひろくんの表現は、この機能の本質をよく捉えていると思う。
なぜ「音声対話形式」は学習に強いのか
耳から入る情報は記憶への定着が高い。さらに「対話形式」であることが、脳の処理を活性化させる。一方通行の読み上げと違い、問いと答えが交互に来ることで脳が受動的にならず、能動的に情報を処理する。
料理で言えば、食べるだけでなく「味はどうか」と聞かれながら食べる経験が記憶に残るのと同じだ。問いかけがあることで、情報は「体験」として記憶に刻まれる。
このライブの後半でひろくんが「対話のYouTube動画がめちゃくちゃ多い」と言っていたことも、同じ理由だと思う。一人が話す講義形式より、2人が対話する形式の方が視聴者の脳が動く。NotebookLMはそのフォーマットを、自分の好きなコンテンツで自動生成してくれる。これは学習の民主化だ。
また、関さんが強調していた「音声はまだ穴場がいっぱいある」という指摘は重要だ。映像AIや画像生成AIに注目が集まる中、音声コンテンツ×AI×教育の掛け合わせはまだ競争が少ない。コンテンツを持っている人が今この分野に参入すれば、大きなレバレッジがかかる。
エロイとNotebookLM──日本初AIプロダクトが教育を変える
関さんが紹介したエロイ(Elroy)は、AIとAIが対話するコンテンツを自分で作れる日本発のプラットフォームだ。自分の好きなキャラクターを作って好きなコンテンツを番組にできる。
音声対話形式のコンテンツは教育との相性が抜群だ。耳から入る情報は記憶への定着が高く、自分のペースで繰り返し聞ける。さらに「自分の分身AIがホスト役として本を読み解いてくれる」という設定にすれば、浸透率と学習効率がさらに上がる。
「映像AIみたいな派手なやつに比べて、音声はまだ穴場がいっぱいある」という関さんの指摘は鋭い。コンテンツを持っている人がこの分野にレバレッジをかけると、市場がまだ大きく取れる。
ひろくんは「日本の昔の本とか歴史・伝統・文化も、相手に合わせてかつ対話形式で伝えられる」と言っていた。専門書を読むのが苦手な人でも、好きなキャラクターが対話形式で解説してくれれば、全く違う体験になる。NotebookLMとエロイは、この「パーソナル学習コンテンツ生成」の扉を一気に開いた。
ショート動画×クイズ学習──App Store 1位を獲ったエデュテック
ひろくんが注目していたのがショート動画形式のクイズ学習アプリだ。TikTok風にスワイプしながら問題が出てきて回答していく。2年間で100万ユーザーを獲得してApp Store 1位を記録したという。
このプラットフォームは先生側にも収益が入る仕組みになっている。ワンピースのクイズを答えていくと気づいたら歴史が学べていた──そんなマッシュアップがAIならできる。エンタメと教育の境界線がなくなっていく。
「これをAI先生でやれば人間の先生でなくていい」という発想も可能だ。自分の好きな先生キャラクターから、自分のレベルに合わせた問題が出てくる。ゲームをしながら学ぶ感覚で、没入型の教育体験が作れる。
ひろくんが「ショート動画ってめちゃくちゃ学習効果に使えると思っていた」と言っていたが、それをすでに実現している海外のツールが現れた。考えるだけでなく、実際に作ってサービスにしてしまうスピードが、AI時代の競争の鍵だ。「考えてたけど作ってなかった」という状況を打破するためにも、AIツールを使って素早く形にする習慣が重要になる。
実店舗とAI——銀座の人巡りで見えた「場の力」
このライブの冒頭でひろくんが話していたのが、前日に銀座の「手前クラブ」を借りて開催したリアル人巡りイベントの話だ。森さんやみかんちゃんなど初対面の参加者と、AIを使ったビジネスや実店舗への活用について語り合い、予定の3時間を超えて4時間近く続いたという。
「やっぱりリアルはいいね」——これはひろくんの素直な感想だ。AIがどれだけ進化しても、人間が同じ空間でエネルギーを交わす体験は替えられない。むしろAIが進化するほど、リアルな場の価値が高まるとも言える。
銀座の一等地を時間単位で借りられるシェアレンタルスペースは、ネットビジネスをやっている人にとっても「実態を作る」場として機能する。「あそこのお店でやってた」という実績が、オンラインでの信頼性を高める。実店舗とオンラインの掛け合わせ——この発想は、AIを使った集客戦略の新しい形だ。
Adobeプレミアプロの動画延長AI──プロの現場にAIが組み込まれる日
Adobeプレミアプロのベータ版に、元動画から動画を延長して生成するAI機能が追加された。動画は通常カットして短くするが、長くすることはできない。それをAIが前後を生成してつないでくれる。
しかも違和感がない。どこからどこまでが本物でどこからがAI生成かわからないレベルだ。「この動画全部AIでしたとか言い始めそう」という感覚は、もう現実になりつつある。
Adobeの強みは著作権面での安全性だ。商業利用でも法的にクリアな動画生成モデルとして、プロの制作現場で一気に普及していく可能性がある。プロシューマーが山ほど出てくる時代に、プロが突き抜けるための道具としてAIが機能し始めた。
ひろくんが言っていた「プロシューマーが山ほど出てくる」という表現が的確だ。AIを使えば、アマチュアでもプロレベルのコンテンツが作れる時代になった。だからこそ本物のプロは、AI機能を使いこなした上でさらに上の品質を目指さなければならない。Adobeがプレミアプロにこの機能を組み込んだことは、「AIはプロの仕事を奪うのではなく、プロの仕事をさらに高度にする」という方向性を示している。
プロンプトハント──「こんな画像作りたい」から逆引きするサービス
この日の「本日の一品」は関さんが紹介したプロンプトハントというサービスだ。作りたい画像から使用するプロンプトを逆引きできる。イラスト、3Dアート、フォトグラフィーなど様々なカテゴリーから好みの画像を探し、そのプロンプトをコピーして画像生成AIに流し込む。
ImageFXとDALL-E 3で同じプロンプトを試すと全然違う解釈で絵が出てくるのも面白い。F1の写真風プロンプトをImageFXに入れるとブラーがかかってサーキット感が出た絵になり、DALL-E 3では別の解釈になった。
さらにプロンプトを作るプロンプトという概念も登場した。「X投稿でエンゲージメントを高めるプロンプト」を作るプロンプトを入れると、そのままXの投稿用プロンプトが生成される。プロンプトエンジニアという職種は今後不要になっていくかもしれない。
AIエージェントチームの自律進化──AI同士がプロンプトを作り合う
ひろくんが実験しているのがAIエージェントチームだ。O1のような超優秀なAIが全体設計をして、リサーチ担当AI・SEO担当AI・X担当AI・Instagram担当AIのようにポジションを与えて動かす。
AI同士がプロンプトを作り合って進化していく。途中で「これでいいですか?」と人間に確認を取りながら、最終的な判断だけ人間が行う。集客専門会社をAIカンパニーとして動かすイメージだ。
ただし「現場経験値がない人はAIに完全委託した方がいいかもしれない」という指摘も。突き抜けるには人間の経験から来る感性──「これはちょっと違う」という違和感を持てる人が必要だ。寿司の画像を見て「なんか違う」と感じられる日本人の感覚のように。
ひろくんはAIエージェントチームを「集客専門会社をAIカンパニーとして動かすイメージ」と表現していた。これは単なる比喩ではなく、実際にそれが実現できる段階になりつつある。人間の役割は「判断と感性」——AIが出してきたものに「これでいいか、違うか」を判断する部分だけに集中できれば、個人でも組織に匹敵するアウトプットが出せる。
まとめ──音声・教育・映像、AIが最前線で変えているもの
NotebookLMによるポッドキャスト自動生成、ショート動画×クイズ学習、Adobe Premier ProのAI動画延長。この3つに共通するのは、「コンテンツを持っている人のレバレッジが一気に高まる」ということだ。
音声の穴場、教育市場の成長、プロの制作現場への浸透──どれも今がチャンスだ。AI時代に突き抜けるのは感性を持った人間だが、その感性を磨くためにもAIとの対話を続けることが大切だと思う。
子供たちがAIと遊びながら学ぶ環境が整えば、とんでもない天才が出てくるかもしれない。その可能性にわくわくしながら、今日も探求を続けていく。
実店舗×通販×AIの三角形——リアルビジネスにAIを組み込む発想
このライブの後半でひろくんと関さんが盛り上がっていたのが「実店舗とAIの掛け合わせ」だ。前日に銀座の手前クラブで開催したリアルイベントの話から、実店舗・通販・AIの三角形という構造が浮かび上がってきた。
実店舗には「来た人しかお金を払わない」という制約がある。しかしその制約は、通販と組み合わせることで解除できる。実店舗で気に入った商品を、後から通販で再購入できる仕組みを作る。地方から来たお客さんが、帰宅してからもネットで買い続けてくれる。これが実店舗の収益の柱を複数化する方法だ。
ひろくんが工務店時代にやっていたのが「キッチンをネットで安く売り、工事もセットで提供する」という方法だった。「キッチン交換工事」という本来の需要に対して、「キッチンが安く買えてさらに工事もできる」という別の入り口から集客した。レッドオーシャンを避けて、商品販売という意外な入り口から本業の集客につなげる発想だ。
料理に例えると、レシピ本を売ることで料理教室への集客につなげるのと同じ構造だ。本(商品)が先にあって、それが本業(サービス・体験)へのファネルになる。AIを使えば「どんな入り口から入ってもらうか」を複数設計し、コンテンツを大量に作ることができる。実店舗を持つ人こそ、AIを使った情報発信で集客の幅を広げるべきだ。
「括り方次第でナンバーワンになれる」——オンリーワンを作るAI時代の戦略
ひろくんが長野で見つけた「放牧した牛からソフトクリームを作っているお店」の話が面白かった。全国に1万ほどある酪農家の中で、放牧して取った乳を使っているのは10件あるかないかだという。しかもそれをソフトクリームにしているのはさらに希少。その機械(ベンツと呼ばれる250万円のソフトクリームマシン)を使って全国発送もしている。
さらに面白かったのが「東京23区唯一の牧場」という話だ。全国でみたら普通の牧場でも、「東京23区で唯一」という括り方をした瞬間にオンリーワンになる。大泉学園のリフォーム会社時代にひろくんがそこに立ち寄った経験から出てきたエピソードだが、これはブランド戦略の核心をついている。
「括り方次第で全部変わる」——この発想はAI時代のコンテンツ戦略にもそのまま使える。GEOの観点でも、「ダイエット全般」ではなく「50kgダイエットした主婦社長が教えるAI活用法」という括り方をした瞬間に、その文脈でナンバーワンになれる。AIを使えば、様々な括り方でコンテンツを大量に作り、それぞれのニッチでオンリーワンを目指せる。
NotebookLMやショート動画クイズ学習も、「教育×AI」という括り方の中でどのポジションを取るかが勝負だ。「音声教育AIの穴場を取る」という関さんの指摘は、まさにこの括り方戦略の実践例だ。今からその括り方を意識してコンテンツを積み上げていくことが、AI時代の集客基盤になる。
コンテンツを持つ人が最強になる時代——NotebookLMが証明したこと
NotebookLMが示した最も重要なことは「コンテンツを持っている人のレバレッジが一気に高まる」ということだ。本を書いた人、専門知識を持つ人、独自の体験を持つ人——そういった人たちのコンテンツが、AIによって何倍もの価値を生む形で届けられるようになった。
500ページのレポートをNotebookLMにアップロードするだけでポッドキャストが生まれる。自分の書いた本を使って、自分の分身AIが読者と対話しながら読み解いてくれる——そんな体験が実現する。著者はコンテンツを作るだけでいい。届け方はAIが担ってくれる。
ひろくんが「日本の昔の本、歴史・伝統・文化も対話形式で伝えられる」と言っていたのが印象的だった。デジタルアーカイブされていない知識の宝庫が日本にはある。職人の技術、地域の食文化、古典的な哲学——これらをAIと組み合わせることで、次世代への伝承の形が変わる。コンテンツの「保存」だけでなく「体験化」が可能になった。
これからの情報発信では「コンテンツの量」より「コンテンツの深さと届け方の多様性」が問われる。1つの深いコンテンツが、ポッドキャスト・ショート動画・クイズ・対話セッションなど複数の形で届けられる時代になった。コンテンツを持っている人が、AIを使ってその届け方を最大化することが、次の競争軸になる。
よくある質問
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この記事はGPT研究会モーニングライブ(YouTube動画 sSgLg44LBP0)の字幕をもとに作成しました。





