【AI×出版「いい本とAI」は1%の積み重ね】GPTs研究会LIVE5月15日 〜「幸せな本とAI」は誰かの願いで作られる〜

この記事のポイント

  • 毎日1%の積み重ねを365日続けると、年間で約37.78倍の成長になる——出版もAI活用も、この複利の法則が土台にある
  • 読み手に「すっと入る言葉」を選ぶには、Googleで検索ボリュームを調べ、どちらの表現が相手の脳に自然に届くかを確認する習慣が重要
  • AIは「自分一人で頑張る」ツールではなく「苦手な部分を手放し、得意な部分に集中する」ための他力活用の仕組みとして使うのが正解

1%の積み重ねが持つ、とてつもない複利の力

1%の積み重ねが持つ、とてつもない複利の力 - 動画キャプチャ


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「1%」という数字を聞いて、あなたはどんなイメージを持ちますか?

毎日たった1%ずつ成長し続けると、1年後には約37.78倍になります。逆に毎日1%ずつ低下すると、1年後には約0.03倍——ほぼゼロに近い数字になってしまいます。この差は途方もなく大きいですが、日々の行動の積み重ねがそれを生み出しています。

出版もAI活用も、一夜にして成果が出るものではありません。1冊の本が累計39万部・10冊出版という実績につながるのも、毎日の小さな積み重ねの結果です。今回のAI氣道LIVEでは、そんな「1%の積み重ね」をテーマに、出版・ブランディングの専門家である藤井さんをゲストに迎え、AI時代における言葉の選び方・本の作り方・自己成長の哲学についてお話を伺いました。

言葉は「絵」として脳に入る——読み手の頭の中を設計する

言葉は「絵」として脳に入る——読み手の頭の中を設計する - 動画キャプチャ


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藤井さんが最初に強調したのは、「人間は言葉を絵として捉える」という事実です。

たとえば「はじめに」という漢字で書かれた言葉と、ひらがなで書かれた「はじめに」では、読み手の体の感じ方が変わります。漢字の「初めに」は、体が少し緊張する感覚がある。一方でひらがなの「はじめに」は、柔らかくすっと入ってきます。

これは感覚論ではなく、マーケティングの観点からも重要な話です。多くの人に届けたいと思ったとき、相手の頭の中でその言葉がどのようにインプットされているかが大事になります。慣れている言葉はすっと脳に入るけれど、慣れていない言葉は一瞬止まる。その「止まり」が読み手を離脱させてしまうのです。

「口コミ」という言葉一つをとっても、漢字で「口込み」と書くか、カタカナで「クチコミ」と書くかで、読み手の印象は変わります。どちらがより自然に届くか——AIと組み合わせることで、この検証がより精度高くできるようになっています。

Googleで検索してボリュームを見る——プロの言葉選び術

Googleで検索してボリュームを見る——プロの言葉選び術 - 動画キャプチャ


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では実際に、どうやって「すっと入る言葉」を見つけるのでしょうか。藤井さんが実践しているのは、Googleの検索ボリュームを使った言葉の検証です。

方法はシンプルです。候補になる2つの表現をそれぞれGoogleで検索し、どちらが多くヒットするかを確認します。検索数が多い言葉は、それだけ多くの人が日常的に使っている言葉——つまり、相手の頭の中に既にある言葉です。そちらを選ぶことで、読み手がより自然に内容を受け取れるようになります。

タイトルだけでなく、目次の項目、本文中の表現、SNSの投稿文に至るまで、この視点を持って言葉を選ぶことで、届く力が大きく変わります。特に表紙のタイトルは、届くボリュームを左右する最重要箇所。ここで使う言葉の選択が、本全体の成否を決めると言っても過言ではありません。

AI氣道の観点から付け加えると、ChatGPTやGeminiに「この2つの表現、どちらが一般的に使われていますか?」と聞くことも、言葉選びの参考になります。AIを言葉の感度を高めるパートナーとして使うのも、現代のプロの技術です。

本を書くのは「設計図」から——ぐちゃぐちゃにならない構成術

本を書くのは「設計図」から——ぐちゃぐちゃにならない構成術 - 動画キャプチャ


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本を書いたことがある人なら、「書きたいことを書いていたら、気づいたらぐちゃぐちゃになっていた」という経験をしたことがあるかもしれません。

藤井さんが言うように、本全体の設計図をまず作ることが大切です。書き始める前に、全体の骨格——どんな人に、どんな順番で、何を届けるか——を固める。そこから執筆をスタートする。

そして読み手の立場に立って、最初から最後まで全部読んでもらえるかどうかの設計をする。「次どうなるの?」という続きへの引力を保ちながら、最後まで読ませる構成を作ることが、プロの編集力の核心です。

特に「はじめに」と「おわりに」は重要です。「はじめに」は「今から物語が始まりますよ」と読み手に宣言する部分。「おわりに」は余韻と締めくくりを担う部分。この2つがしっかりしていると、全体の印象が大きく変わります。最後に何もないと、ふわっと落ちてきてしまう感覚がある——藤井さんの表現は、まさにそれを的確に言い表しています。

苦手を手放し、得意に集中する——AI時代の自己設計

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藤井さんがもう一つ強調したのは、「自分の得意と苦手を知ること」の重要性です。

多くの人が、苦手なことも自分でやろうとして、時間とエネルギーを無駄にしてしまいます。特に経営者や個人事業主の方に多いパターンです。1人でやっていたときに、お金を含めていろんなことで失敗してしまったという経験を持つ方も少なくありません。

ここにAIが大きく役立ちます。苦手な作業——たとえば文字起こし、要約、リライト、検索調査——をAIに任せることで、自分が本当に得意な部分に集中できます。「一人でフルコースを作ろうとするのではなく、キッチンのポジションを分けて、自分は最終的な味のチェックだけする」——これがAI時代の賢い働き方です。

藤井さんは「むしろ他力とAIの力をどう活用するかが大事」とおっしゃっています。自分でやらないことを意識的に決め、環境を整えていく。それが出版でもビジネスでも、成長の加速につながります。

話した言葉をスタートにする——あなたの「声」を本に変える

話した言葉をスタートにする——あなたの「声」を本に変える - 動画キャプチャ


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文章を書くのが苦手な方へ、藤井さんからの実践的なアドバイスがあります。

いきなりキーボードに向かって文章を書こうとするのではなく、まず「話す」ことからスタートする方法です。自分の思いや経験を喋って、それをAIに文字起こしさせる。その文字起こしを元に、リライトしていく。

「話した言葉をスタートにすること」がおすすめな理由は、自分の本当の声や体験から生まれた言葉の方が、相手に届きやすいからです。机の前で絞り出した「それっぽい文章」よりも、自分が心から語った言葉の方が、読み手の心を動かします。

ChatGPTをはじめとするAIは、この文字起こしと初稿作成を大幅にサポートしてくれます。ただし、藤井さんが強調するのは「最後の仕上げはプロの編集力が必要」ということ。AIで下書きを作り、そこからどれをどうリライトするかを判断する編集力こそが、AI時代における差別化ポイントです。

積み重ねが信頼になる——1%が呼ぶ出会いと機会

積み重ねが信頼になる——1%が呼ぶ出会いと機会 - 動画キャプチャ


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最後に、藤井さんが語ってくれたのは「積み重ねが信頼を生む」という話です。

歌詞を書き続けていたことで、その歌詞を通じて自分を知ってくれた方がいた。毎日の発信を続けていたことで、ある日突然大きな縁がつながった——そういった経験が、積み重ねの力を証明しています。

AIを活用する上でも、同じことが言えます。毎日少しずつでも、AIを使いながら発信する、学ぶ、試す。その積み重ねが半年後、1年後の自分を大きく変えます。1%の差は小さく見えますが、365日続ければ37.78倍。これが複利の力です。

出版もAI活用も、「いい本」も「いいAI活用」も、1%の積み重ねから生まれます。焦らず、しかし毎日続ける。今日の一歩が、未来の大きな資産になります。

Q. AIを使って本を書くことはできますか?
A. はい、AIは文章作成の強力なサポーターになります。ただし、AIで下書きを作った後に、読み手にすっと届く言葉かどうかを確認し、最終的な編集・リライトは人間が行うことが重要です。AIで効率化しつつ、プロの編集力で磨きをかけることで、本当に届く本が完成します。
Q. 言葉選びで迷ったとき、どうすればいいですか?
A. Googleで2つの候補の表現をそれぞれ検索し、検索ボリューム(ヒット数)の多い方を選ぶ方法が効果的です。検索数が多い言葉は相手の日常に既に存在する言葉なので、すっと脳に入りやすくなります。AIに「どちらの表現が一般的ですか?」と聞くのも良い方法です。
Q. 毎日1%の積み重ねとは、具体的に何をすればよいですか?
A. AIを使って毎日少しでも発信する、ChatGPTで業務の一部を効率化する、本や動画で新しい知識を得るなど、小さな行動を継続することです。完璧を目指すより「昨日より少しだけ」という意識で続けることが大切です。1年後には約37.78倍の差が生まれる複利の力を信じて、まず今日の1%から始めましょう。
Q. 苦手なことはどこまでAIに任せていいですか?
A. 文字起こし、要約、初稿作成、検索調査など、作業的な部分はどんどんAIに任せて構いません。自分が最終的な判断・編集・方向性の決定に集中できる環境を作ることが大切です。「自分の得意に集中し、苦手は手放す」という姿勢が、AI時代の生産性を高める鍵です。
Q. 出版に興味があるのですが、何から始めればいいですか?
A. まず「話す」ことから始めるのがおすすめです。自分の経験や思いを音声で録音し、AIに文字起こしさせてみましょう。それが本の原石になります。また、本全体の設計図(構成)を先に作ることで、書き進める中でぐちゃぐちゃにならずに済みます。AIをパートナーにしながら、まず自分の声を言語化することから始めてみてください。

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