ひろくんだよ。このLIVEを見て、刺さったところを紹介するね。
今回のLIVEに登場するのはただっちさん。「AIと世界を平和に」というテーマを掲げて活動するAI開花マーケターさんで、今回のライブのテーマは「GeminiでAI絵本とゲームを作ろう」という夏休み企画だった。Googleが提供するGeminiの「ストーリーブック」機能を使って、短いプロンプト一文から絵本を数分で作り、さらにファミコン風ゲームの要件定義まで一緒に考えるという実験ライブだよ。観ながら「これは夏休みにやってみたい」と思ったポイントをまとめた。
Geminiの「ストーリーブック」で絵本が作れる

ただっちさんがライブの序盤で紹介してくれたのは、Geminiの「ジェム(Gems)」という機能だった。GeminiにはいわゆるカスタムAIを集めた場所があって、その中に「ストーリーブック」という試験運用版のジェムが並んでいる。ただっちさんはこれをChatGPTのMyGPTに似たものと説明していて、キャリアアドバイザーやコーディングパートナーなど目的別の専用AIと同じ列に、絵本を作るための機能が用意されているというわけだ。私はこの機能の存在を今回のライブで初めて知ったけれど、試験運用版という段階でここまで形になっているのには、かなり驚いた。
ただっち(2:12〜)
「作った絵本がこちらです。表紙はケイタくんとトイプのツナンくんとの対話になります。プロンプトはめっちゃ短いです。こんな感じです——トイプードルのツナンくんと日本人の少年ケイタくんが対話する絵本ということで、幸せは実は家にあったということをこのプロンプト、短いプロンプトですけども書いてみました」
「めっちゃ短い」プロンプトからここまでのものが生まれているというのが、このシーンを観て一番刺さった部分だ。方向性さえ伝えれば形になる、というのが言葉以上に画面を通して伝わってきた。
完成した絵本の内容は、少年ケイタくんとトイプードルのツナンくんが対話しながら「幸せは実は家にあった」という気づきを得ていくストーリーだった。ページをめくるたびに絵が出てきて、文章と一緒に物語が展開する。絵本づくりというと、話の構成、絵のスタイル、登場人物の設定など考えることが山ほどあるイメージがある。でも「どんな物語にしたいか」だけをAIに伝えれば、その先はAIが形にしてくれる——というのが今回のライブで見えた可能性だと思う。ただっちさんが「SNで絵本作ってるよという方が何人かいらっしゃって、やってみたいなと思って調べてみたらできました」と話していたのも、自分が気になって試した、という等身大の姿勢が伝わってきてよかった。
ただっち(7:29〜)
「自分でも作ることもできるんです。カスタム指示とかそうやって作ることもできますが、こちらはストーリーブックというのが試験運用版ということで載っております。ここにはいろんなアイデア出しのプロとかキャリアアドバイザーとかコーディングパートナーとかっていうのがいろいろあるんですが、ストーリーブックというのがあるのでここをポチッと押します」
絵本ナレーション(4:03〜)
「僕の宝物はどこ——桂太はため息をつきました。あー、どこかにキラキラの輝く宝物はないかなぁ——窓の外を眺めながらつぶやきました。」
ただっち(6:12〜)
「なかなか絵いいですよね。めちゃめちゃワクワクしますよね。一貫性もあるという感じがめちゃくちゃいいなと思いました」
「ポチッと押す」、そのひとことが象徴的だと私は感じた。特別な操作は何もなく、ジェムを選んでプロンプトを入れるだけでいい。
ストーリーブックの出力は、複数ページにわたって絵と文章がセットになった絵本の形式だった。ただっちさんがライブ中に特に強調していたのは、キャラクターの一貫性という点だった。同じキャラクターが何ページにもわたって似た見た目で登場するので、読み進めていて違和感が少ない。子ども向けのコンテンツとしてこれはかなり重要な点で、ページをまたいでキャラクターの顔が変わってしまうと小さな子は混乱してしまうから。その点をGeminiが自然にクリアしているのが、今回のライブを観ての大きな発見だった。無料版のGeminiでも使えるとただっちさんが言及していたので、まずは気軽に試せる点も魅力だと思う。Googleアカウントがあれば始められるというのも、特別な準備が不要で助かる。
ジェムの一覧にはほかにも「アイデア出しのプロ」「コーディングパートナー」など多様な専用AIが並んでいると紹介されていた。ストーリーブックはその一機能に過ぎないが、今回のライブで見せてくれた実演は十分に印象的だった。Googleのカレンダー連携が非常に使いやすいということもただっちさんが触れていて、Gemini全体の機能の広さも改めて感じた。絵本づくりというテーマひとつとっても、こんなふうに実際に手を動かしながら見せてくれるライブはありがたい。私自身このライブを観るまで絵本づくりにAIを使うという発想がなかったのだけれど、今ではすぐにでも試してみたいと思っている。

数分で完成する——一貫したキャラクターと短いプロンプトの威力

ライブの中盤あたりで、ただっちさんが完成した絵本を見せながら「数分でできてしまいました」と話していた場面がある。私がこのシーンを観ていて感じたのは「速さ」よりも「出てきたものの完成度」だった。数分という時間の短さも驚きだけれど、それよりも出てきた絵のクオリティとストーリーの構成に「へえ、ここまでやるのか」という感覚があった。
ただっち(6:12〜)
「なかなか絵いいですよね。めちゃめちゃワクワクしますよね。一貫性もあるという感じがめちゃくちゃいいなと思いました。こんなにはなかなかないですけど。本当にグーグルさん上手ですよね。夏休みにはめちゃくちゃいいんじゃないかなと思います。これ本当に、数分でできてしまいました」
「グーグルさん上手ですよね」という一言が、私はすごく好きだった。
ただっちさんはライブ中に2本の絵本を作っていた。1本目がケイタくんとツナンくんのストーリーで、2本目が「ありがとうの魔法」というタイトルのものだった。どちらも短いプロンプトから生まれていて、「本当にこの短いプロンプトだけです」という言葉が何度も出てきた。長い設定文や細かい指定がなくても、「何をテーマにしたどんな物語か」を一文で伝えれば形になる——そのことが実演を通じてじわじわと伝わってくるライブだった。子どもと一緒に「どんな物語にしたい?」と話し合いながら作るプロセス自体が、夏休みの思い出になるような気がする。
ただっち(13:19〜)
「本当にこの短いプロンプトだけです。要件定義そんなにしていないんですけども、どんな絵本を作りたいのかっていうそこを明確にしていれば、もっと物語も反映してくれると思います」
この発言が今回のライブ全体を通じて一番腑に落ちた言葉だと、私は感じた。
「どんな絵本を作りたいか」を明確にする、それだけでいい。細かい設定を細かく書き込まなくても、テーマとキャラクターと関係性を一文で伝えれば、あとはAIが自然に物語の構成や絵のスタイルを判断してくれる。実際にライブで見せてくれた絵本は、どちらもテーマが明確で登場キャラクターの関係性がわかりやすいものだった。それが短いプロンプトでも機能している理由のひとつだと私は思う。また、ただっちさんが作り方のおさらいとして「対象年齢や画像のアートスタイルを指定することでよりカスタマイズができる」と説明していた場面もあって、もっとこだわりたい場合には細かく指定する余地もある。どこまで指定するかを自分でコントロールできるのも使い勝手がいいと感じた。こういう「短くても動く、こだわれば動く」という設計の幅が、初心者から経験者まで使いやすい理由だと思う。子どもの名前を主人公にした絵本を短時間で作れることを知っている親と、そうでない親では、夏休みの工作の選択肢がかなり変わってくる。

ただっちさんが完成した絵本を見せながら「子供たちにとっての良い思い出にもなるんじゃないかな」と話していたシーンが印象的だった。AI生成の絵本だからこそできる「子どもの名前を主人公にしたオリジナルの物語」というのは、確かにひとつのプレゼントになる。プロのイラストレーターに頼む費用もかからず、自分で絵が描けなくても、「どんな物語にしたいか」さえ言葉にできれば形になる。そういう意味で、今回のライブで紹介されていた機能は「作れなかったものを作れるようにする」というAIの一面をよく体現していた。
「ひらがなにして」一言で子ども向けに調整できた

絵本が完成した後で、ただっちさんが試みていたのが文章の修正だった。生成されたばかりの文章には漢字が多く混じっていて、小さな子どもには読みにくいことがある。そこでただっちさんが試したのが、シンプルなひとことの追加指示だった。修正のやり方を見ていて「これだけで変わるのか」とまず驚いた。
ただっち(17:54〜)
「漢字が多いので、小学生でも読めるようにひらがなにしてください。小学生が共感できる、日本人の小学生が共感できる内容にしてください」
指示がこんなに短くていいのか、と私はこのシーンを観て思った。文字の難易度とストーリーの方向性を1回の指示でまとめて調整できる、というのがここから伝わってくる。
この指示を出した後、Geminiは文章をひらがな中心に書き直してくれた。ただっちさんはライブ中に実際に修正後の画面を見せながら変化を確認していた。一つひとつのページの文章が、より柔らかいひらがな表記になっていくのがわかるシーンだった。細かい設定変更や複雑な操作は必要なく、「ひらがなにして」と言葉で伝えるだけで対応してくれる。最初から完璧なプロンプトを書く必要はなく、生成してみてから「ここを直して」と対話で調整していけばいい。絵本を育てていくような感覚、というのが近いかもしれない。
ただっち(21:38〜)
「ひらがなになりましたね。うんいい感じですね。なんかめっちゃいい感じにできましたね」
その言葉の通り、画面で見ていてもわかりやすく変化していた。
この修正の流れを観て私が感じたのは、絵本づくりの「入り口」と「仕上げ」が完全に分離できるということだ。最初は「大体こんな感じ」で作ってしまって、その後で子どもと一緒に読みながら「ここをこうしたい」「もっとこの場面を詳しく」「漢字が難しい」と話し合いながら調整していく。そのやり取り自体が楽しい体験になる。子どもが「このキャラもっとかわいくして」と言って、実際に変わっていくのを一緒に見る、という夏休みの光景を想像した。対話で直せるということは、子どもが「直したい」と思ったときに一緒に直せるということでもある。親子で使うツールとして見たときに、この修正のしやすさは大きな価値になると思う。同じ絵本を年齢に合わせて何バージョンか作る、という使い方も現実的にできそうだ。
ただっちさんはライブ中に「どんなストーリーがいいかっていうのがあったらそれを描いていけば反映させてくれます」とも話していた。プロンプトの一文を変えるだけでストーリーの方向性を変えられることが示されていて、長い要件定義を最初から書く必要はなく、何回かのやり取りで理想の絵本に近づけていける。このプロセスがシンプルであることが、今回のライブを観て一番実感として腑に落ちた部分だ。ただっちさんがライブ前から「調べてみてできたのでお届けしたい」と話していたように、自分で試して「できた」という実感が先にあってからの紹介だったのが伝わってきて、それがこのライブを観ていて信頼感につながっていた。
ファミコン風ゲームも要件定義からGeminiと一緒に考えた

絵本づくりと並行して進んでいたのが、ゲーム作りだった。ただっちさんがライブ前から試みていたゲームがあったようで、「高度にやりすぎてエラーが出た可能性がある」とのことで、よりライトな構成で新たに作ることにしたようだった。そのゲームのアイデアは、ライブ中のやり取りの中から出てきた。
ただっち(10:13〜)
「昨日、うちの子たちがマリオカートにハマっているのでマリオカート風の、ファミコン版の——実名は出せないですが——レーシングゲームで、可愛いキャラクターがレースをするゲームを作りたいです。要件定義を一緒に考えてください」
「要件定義を一緒に考えてください」という言い方が私には印象的だった。AIに丸投げするのではなく、一緒に考えるというスタンスがここに出ている。
ただっちさんが要件定義の場面で意識していたのは、「Geminiが再現しやすく作りやすい要件」にするという点だった。ゲームの機能を詰め込みすぎると、AIがうまく対応できなかったりエラーになったりする、というあるあるを防ぐための判断だ。ライブ中にはトップダウンや疑似3Dのレースという方向性、グランプリやタイムアタックのモード、ファミコン風のドット絵スタイルなどが要件として出てきていた。そしてその要件定義をGeminiに渡して、ゲームアプリを制作するよう依頼した。
ただっち(11:29〜)
「Geminiが再現しやすく作りやすい要件定義に変えてみました。では作成——このゲームをゲームアプリとして制作してください。この作成の機能では、ウェブページもできるしインフォグラフィックもできるし音声解説もできるんですが、ゲームのアプリも作ってくれるので、キャンバスを開いていって、その上でこれをやるとコードを書いて作ってくれます」
「キャンバスを開いていって」という説明が新鮮だった。Geminiにはウェブページやゲームアプリを作るためのキャンバス機能があるということを、このシーンで初めて知った。
Geminiのキャンバス機能では、ウェブページ、インフォグラフィック、音声解説、ゲームアプリなど複数の形式でコンテンツを出力できるとただっちさんが説明していた。ゲームの場合はキャンバスを開いた状態でコードを書いてもらうことで、プレビューしながら確認できる仕組みになっているようだ。ゲームの要件定義をGeminiと一緒に作り、それをそのままGeminiに渡してコードを書いてもらうという一連の流れが、同じツールの中でできる。これは私も知らなかった使い方で、観ていてなかなかの驚きがあった。「要件を整理する」という作業自体をAIに手伝ってもらう、という発想は、ゲーム制作に限らず企画書やプレゼン準備など様々な場面で応用できそうだと感じた。

要件定義の段階でただっちさんが意識していた「Geminiが再現しやすい要件にする」というポイントは、AIと仕事をする上での大事な視点だと思う。人間が「これをやってほしい」と思っていることと、AIが実際に対応できることには差がある。その差を意識しながら要件を調整するという作業が、AIとうまく仕事をする上でのひとつのコツだということが、このシーンから伝わってきた。難しそうに聞こえるかもしれないけれど、「これは難しすぎるかな、もっとシンプルにしよう」という感覚を持ちながら使うというのは、実際に何度か試してみれば自然と身についてくるものだと思う。
CanvaとGensparkでもゲームを作ろうとした

ライブの中盤以降、ただっちさんはGemini以外のツールでもゲームを作ることを試みていた。Geminiでのゲーム生成がエラーになったタイミングで、CanvaとGensparkでの試みが始まっていた。「今日はエラーが起きやすい日ですね」とただっちさんが苦笑いしながら言っていたシーンが印象的で、そのままライブを続けていく姿勢がいいなと思った。
ただっち(19:34〜)
「Gemini以外のCanvaとGensparkで、できているかなという感じです。Gensparkがまだできていないので、最初ChatGPTで要件定義したやつをこれでゲームを作成してください、ということでちょっと投げてみたいと思います。Gensparkのスーパーエージェントにちょっと依頼してみようと思います。意外とCanvaが優秀なんですよね。Canvaできたかどうか、ゲーム作成をするアプリになってしまっているのかという感じですが」
「意外とCanvaが優秀」という評価は、ライブを観ている側からするとちょっと意外で面白かった。
CanvaはゲームUIの試作ができる機能を持っているようで、Geminiで出した要件をCanvaに渡してゲーム画面のデザインを試作するという使い方が紹介されていた。ただっちさんが試していたのはGensparkのスーパーエージェントへの依頼と、Canvaでの制作の両方だった。一方で、いくつかのツールで問題が起きていたのも事実で、「今日はエラーが起きやすい日」という言葉が何度か出ていた。こういう「うまくいかないシーン」をそのまま見せてくれるライブは正直ありがたい。うまくいった結果だけを見せられると使用感が伝わりにくいけれど、エラーが出た、修正してみる、というやり取りをそのまま見せてくれることで実際の感覚がリアルに伝わる。「今日は運悪くエラーが多い」という状況をそのまま公開してくれていることが、視聴者に「失敗してもいいんだ、続けてみればいい」という安心感を与えていると思う。
ただっち(21:38〜)
「ゲーム制作依頼用のプロンプトになってしまったのか。依頼用プロンプトではなく、これをゲームを作ってほしい、ということでもう一回作り直してみます。直接言葉を書き換えるのはまだ難しいかもしれないですね」
「もう一回作り直してみます」という言葉が、ただっちさんのスタンスをよく表していると思った。
複数のツールを組み合わせてひとつのゴールに向かう、という試みが今回のライブを通じて伝わってきた。Geminiで要件定義を作り、CanvaでUI試作をして、GensparkのスーパーエージェントにもChatGPTで作った要件を渡してみる。それぞれのツールが得意なことを使い分けながら進めるという発想だ。ゲームが完全な形で完成しなかった部分もあったけれど、こうして複数ツールを試している様子をそのままライブで見せてくれることが、観ている側には一番リアルな参考になる。「どのツールが何を得意としているか」というのは、実際に試した人の感覚からしか得られない情報だから。AIツールを複数持っておいて、用途に合わせて切り替える習慣がある人とない人では、できることの幅がかなり変わる。成功例だけを見ていても分からない「切り替えの感覚」を実演してくれているのが、このLIVEの一番の価値だと私は感じた。

絵本は共有リンクで送れる——ビジネスの可能性も語られた

絵本が完成した後のシーンで、ただっちさんが話していたのが「共有」の話だった。作った絵本を自分だけで楽しむのではなく、他の人に見せたり贈ったりできるということが紹介されていた。それが今回のライブを観て「夏休みにやってみたい」と思う気持ちをさらに後押しした。
ただっち(15:02〜)
「これ人にも渡せるのかな。共有でエクスポートがあるので、共有でリンクを作成できるので、これを他の方にプレゼントっていうこともいいんじゃないかなと思います」
「プレゼント」という使い方が浮かんでくるのが面白い。AIで作った絵本を、誰かへの贈り物にするという発想が自然に出てくるのは、それだけ完成度が高いからだと思う。
共有リンクを作成してそれを相手に送ることで絵本を渡せるという機能があるとただっちさんが紹介していた。おじいちゃんやおばあちゃんへのプレゼントや、友人への贈り物として使えるかもしれない。自分の子どもの名前を主人公にした絵本を作って誕生日プレゼントとして送るというような使い方は、なかなか素敵だと私は思った。「自分には作れなかったもの」がAIによって作れるようになる、という体験は絵本という形式だからこそ一層感動的に感じられる気がする。読み上げ機能もあるとただっちさんは話していて、音声付きで絵本を送れるとすれば、受け取る側の体験も変わる。音で聞ける絵本は、文字を読むのが難しい小さな子どもや、遠く離れたおじいちゃんおばあちゃんにとっても受け取りやすい形になる。
ただっち(16:16〜)
「皆さんのビジネスがあったら、その皆さんのビジネスを伝えるような絵本みたいのがあると、今まで届けられなかった層にも届けられるんじゃないかなと思います」
「今まで届けられなかった層」という言葉がひっかかった。絵本というフォーマットが持つ可能性を、ちゃんと見えているコメントだと思う。
ビジネスでの活用についてただっちさんが触れていた部分は、短い発言ではあったけれど示唆に富んでいた。テキストや動画では届かなかった人に、絵本というやさしいフォーマットで届けられるかもしれない。特に、説明が難しいサービスや専門性が高くてとっつきにくい商品を、物語の形で伝えることができる。今回のライブでは、ライブ後半でただっちさんが「マーケティングゲームを皆さんに遊んでもらえるように整えていきたい」とも話していた。絵本にしてもゲームにしても、一度作れば繰り返し使えるコンテンツになる。その制作コストを大幅に下げてくれるのが、今回のライブで紹介されていたGeminiを中心としたAIツール群だったと思う。自社のサービスを絵本化するというアイデアは、特に子育て世代に届けたいビジネスを持っている人には試す価値がある手段だと感じた。実際にただっちさんは、このライブで作成した絵本のリンクをYouTubeとFacebookグループにも貼って視聴者が確認できるようにしていた。作って終わりではなく、共有して広げるところまでがセットになっているのが、この機能の面白いところだと思う。
ひろくんコラム:AIが「作れなかったもの」を作れるようにする

このライブを観て、私が最初に思い浮かべたのは自分の子どものことだった。
子どもの名前を主人公にしたオリジナルの絵本を作れたら、どれだけ喜ぶだろうか。プロのイラストレーターに頼むのはお金がかかる。自分で描こうにも絵の技術がない。そういう「作りたいけど作れなかったもの」がAIによって手の届くところに来ている——というのが今回のライブを観て感じた一番大きなことだった。
ただっちさんが実演していた絵本は、短いプロンプト一文から数分で生まれた。「めっちゃ短い」と自分でも言いたくなるくらいの短さで、それでいてページをめくるたびにちゃんとした物語があって絵があった。AI以前には、これを個人が作るのはなかなか難しかった。
私が運営している分身AI.comでは、AIをどうやって自分の仕事や発信に組み込むかを一緒に考えていく場所を作っている。今回のただっちさんのライブは、そのヒントをたっぷり詰め込んでくれた内容だった。「作れなかったものを作れるようにする」、それがAIの面白さのひとつだと思っている。
よくある質問
Q. Geminiのストーリーブック機能は無料でも使えますか?
ライブ内でただっちさんが「無料版の方もどうやらできるようなので、無料版の方もぜひ試していただけたらと思います」と話していました。まずは無料版で触れてみることができます。
Q. 絵本を作るのに難しいプロンプトは必要ですか?
ただっちさんはライブ中に「プロンプトはめっちゃ短い」と強調していました。「どんな物語を作りたいか」を一文で伝えるだけで、AIが絵と文章をセットにした絵本を生成してくれます。長い設定文や細かい要件定義は最初から必要ありません。
Q. 作った絵本を他の人に共有することはできますか?
ライブ内でただっちさんが「共有でエクスポートがあるので共有でリンクを作成できる」と紹介していました。リンクを作成して送ることで、他の方へのプレゼントとして渡すような使い方も紹介されていました。
Q. 絵本の文章を子ども向けにひらがな中心に変えることはできますか?
できます。ライブ内でただっちさんが「小学生でも読めるようにひらがなにしてください」と追加で指示したところ、文章がひらがな中心に修正されました。完成後でも会話形式で調整を続けることができます。
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