TOOL GUIDE / Claude Code

Claude Code「/insights」で使い方を診断。枠は何%燃えて、何が返ってくるのか【実測】

2026年9月5日

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回は、Claude Codeに入っている診断コマンド「/insights」を私の環境で実際に走らせて、出てきた通信簿と、その代わりに燃えた枠の話をします。

AIに同じ注意を、何度もしている気がする。でね、それが自分のせいなのかAIのせいなのか、分からないまま毎日が過ぎていく。/insightsは、その「気がする」を3週間分の履歴から数字にして返してくるコマンドです。私の1,846セッションを食わせた結果と、枠が何%燃えて何が返ってきたかと、読んだ後に何を捨てて何を足したかを、そのまま書きます。

3行でわかるポイント

  1. 何が出るか——「何をしているか」「どこで詰まるか」「試すべき機能」がHTML1枚。私の場合、3週間で113セッション分が約3分半で出ました
  2. 何が燃えるか——公式が「あなたのプランの使用量にカウントされる」と明記。Proプランで枠の15〜20%という第三者の実測もあります
  3. どう使うか——出てきた提案を全部飲まない。料理で言うと、味見係の指摘を聞いたうえで、塩を足すのは1か所だけ

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/insightsの通信簿:3週間の履歴から公式の定義・実測・褒めた叱った・枠の消費・価値・向く人・タイミング・提案の仕分けまで8項目の全体図
01

Claude Codeの/insightsは何をするコマンドか(公式の定義)

Claude Codeの/insightsが履歴の山からHTMLレポート1枚を作る流れの図解(最大200件・30日で消える)

まず公式の言葉から。Claude Codeのコマンド一覧には、/insightsがこう書かれています。

Generate an HTML report analyzing your recent sessions on this machine: which projects you work in, how you use Claude Code, where things go wrong, and features to try. Not available in cloud sessions.

出典: Claude Code Docs「Commands」(2026年9月5日閲覧・私訳: このマシン上の直近セッションを分析し、どのプロジェクトで、どう使い、どこで失敗し、何を試すべきかをHTMLレポートにする。クラウドセッションでは使えない)

料理に例えると、厨房に付けた監視カメラの3週間分を、ベテランの味見係が早送りで見返してくれる感じです。「この人、包丁は速いけど鍋を火にかけたまま席を離れるクセがある」みたいな、本人が一番気づきにくい動線を指摘してくる。

仕組みの側も公式が書いています。1回の実行で、まだ見ていないセッションを最大200件まで分析し、ごく短いセッションは飛ばす。レポートは ~/.claude/usage-data/report.html に書かれ、実行ごとの日時付きコピーも同じ場所に残る。保持期間は他のセッションデータと同じで、初期設定なら30日。……ここまでが、公式が明言している範囲です。

どのモデルで分析しているかは、公式ページには書いてない。第三者の解説ではVincentさんが「分析はClaude Opusだけを使う」と書いていますが(Vincent’s Blog・2026年4月8日)、これは公式の記述ではないので、参考として置いておきます。

02

私の使い方を診断した結果——1,846セッション、3分半

Bash 13,960とWrite 450の天秤に驚くひろくん。3分半・1,846→113の実測

2026年9月5日の朝、コマンドを1行打ちました。/insights。それだけ。

セッションを開いたのが10時59分45秒。1本目のレポートが書かれたのが11時01分31秒で、最終版が11時03分24秒。約3分39秒でした。レポートの頭にはこう出ています。

項目私の実測(2026年8月16日〜9月4日)
セッション総数1,846件(うち分析対象113件)
メッセージ数2,349件
合計時間3,167時間
コミット数26件
Bash(実行)13,960回
Write(新規ファイル)/Edit(修正)約450回/約440回
Agent(分身の起動)191回

3,167時間って、3週間で?と思った人、正しいです。私は1人ですが、Claude Codeは同時に何本も走らせているので、合計時間は人間の労働時間ではなく「AIが稼働していた延べ時間」になります。ここは読み方に注意。

で、この表で一番効いたのがBashとWriteの比です。実行が13,960回に対して、ファイルを書いたのは450回。約31倍。……つまり私は、Claude Codeに「コードを書かせて」いるんじゃなかった。「動かして、待って、確かめて、報告させて」いた。レポートはそれを「コーディング補助ではなく、自律運用の艦隊として使っている」と書いてきました。自分では言葉にできていなかった一文。

作業領域のトップ5も出ます。私の場合は、①タスクの自動運転と管理、②ブログ制作と公開、③動画生成とYouTube公開、④事業戦略や提案書、⑤システムの健全性監査、の順。ぶっちゃけ、コードを書く時間はこの中のどこにも主役で出てこなかった。

03

通信簿が褒めた3つ、叱った3つ

通信簿が褒めた3つ(承認ゲート・自己テスト・根本原因)と叱った3つ(終点で落ちる・違う問題35・未確認の報告)

レポートには「うまくいっていること」と「摩擦」の章があります。褒められたのは3つ。

1つ目は、承認ゲート付きのパイプライン。ブログ記事を1本渡すと、台本、音声、テロップ、動画合成、非公開設定でのアップロードまで自動で進み、そこで止まって私の承認を待つ。承認したら公開して、公開状態をAPIで読み戻して台帳に書く。この型はセッションをまたいで毎回きれいに回っていた、と。

2つ目は、ルールの自己テスト。私は「あいまいな時は推測せず聞いて」というルールを置いているんですが、それが守られるかをわざと試すセッションを回していました。成功条件は「ファイルを作らずに、質問のダイアログが出ること」。レポートは、自分の統治ルールをテスト可能なものとして扱っている人はほとんどいない、と書いてきた。照れる。

3つ目は、症状で止まらず根本原因まで掘ること。「直したのに反映されない」を追いかけたら、修正が別の作業ブランチに落ちていた、とか。品質チェックが動かない原因が、環境変数でチェック自体がオフになっていた、とか。

じゃあ叱られたのは何か。こっちが本題です。

①ゴール直前で落ちる。9割終わってから、使用枠の上限、外部サービスの停止、サーバーのディスク満杯で止まる。3週間で、枠切れによる中断が15回以上、セッションの中断が9回以上。準備も検証も終わった記事が、最後の承認だけ届かずに「未完」のまま残ったこともありました。

②違う問題を解く。これが摩擦の最多で35件。私が言っていない前提で、完成品まで作ってしまう。たとえば提案書を「配信イベント前提」で4回作り直してから、私が欲しかったのは常設ページだと判明する、みたいな。レポートの処方はシンプルでした。最初の1行に「出力の形」と「反例を1つ」書け。「仕組みじゃなく、売上の実数」みたいに。

③ルールを守れていない・確認せずに報告する。「1件ずつ聞いて」と決めているのに10件を1つの質問に束ねる。HTTPが200を返しただけで「稼働中」と言い切る。……私はこれを毎回その場で叱っていたんですが、レポートは「毎ターン取り締まっている」と数えていました。取り締まるのは、私の時間なんですよね。

ここで大事なのは、③の多くが「ルールが無い」のではなく「ルールはあるのに守られていない」だったこと。あ、そうだ。これは後で「提案を全部飲まない」話につながるので、覚えておいてください。

04

枠は何%燃えるのか——公式・第三者・私の実測

枠が15〜20%燃えるろうそく型ゲージ。公式「使用量にカウント」、3分39秒、2,716万トークンの履歴

タダじゃない。まずそこから。公式のコスト管理ページに、はっきり書かれています。

You can run /insights on any plan and with any provider. The analysis runs through the same provider and account as your regular sessions, and the tokens count against your plan or API usage.

出典: Claude Code Docs「Manage costs effectively」(私訳: どのプランでも実行できる。分析は普段のセッションと同じプロバイダとアカウントを通り、そのトークンはプランの使用量またはAPI使用量にカウントされる)

つまり、普段の会話と同じ財布から出ていく。じゃあ枠は何%燃えて、それは重いのか。公式は割合まで書いていないので、第三者の実測を引きます。

@ryu-kiさん(Qiita・2026年2月4日)

「Proプランだと作成でレートリミットの15~20%、日本語に翻訳させるのに10%持っていかれました」

出典: 【Claude Code】 /insights コマンドがおもしろい

Proプランで、レポート作成に枠の15〜20%、さらに日本語に訳させると10%。合わせて枠の3割弱が1回で飛ぶ。これは2月時点の実測で、その後Claude Code側も何度も更新されているので、今も同じ割合かは断言できません。でも桁の感覚としては十分に参考になる数字です。

じゃあ私の環境ではどうだったか。正直に書きます。この実行だけの消費トークンは、手元のログからは切り出せませんでした。/insightsの分析は普段の会話ログとは別の場所で走るので、私のセッション記録に残っていたのは、最後にレポートの場所を返す1往復分(キャッシュ読み込み約2.6万、キャッシュ書き込み約7.1万トークン)だけ。分析本体の消費は見えない。ここは「見えなかった」と書くのが正解で、推測の数字を置くのはやめました。

その代わり、分かる数字を並べます。

私が実測できたこと値
実行時間(コマンドから最終レポートまで)約3分39秒
分析に渡された手元の履歴(3週間・396セッション分の要約)入力44.8万トークン/出力2,716万トークン相当の会話ログ
レポートに使われたセッション113件(1,846件中。短いものは公式仕様でスキップ)
できたHTMLの大きさ76KB(1ファイル・画像なし)

2,716万トークン分の会話を3分半で読んで通信簿にする、と考えると、枠の15〜20%は高いのか安いのか。私の感覚では——安い。人間の顧問に3週間分のログを読ませたら3分では終わりませんから。ただし、これは「枠に余裕がある日に走らせる」が前提です。締切前の午後に走らせて、その後の作業が枠切れで止まったら、通信簿どころじゃない。

しかもね。2回目以降は軽くなる、という記述もあります。リベシティのぎんさんは「初回実行はセッション数によって数分かかる場合がありますが、2回目以降はキャッシュが効くため速くなります」と書いています(リベシティ・2026年4月10日)。公式も「まだ見ていないセッションを最大200件」と書いているので、一度分析したセッションは次回の対象から外れる、と読めます。

05

それに対して何が返ってくるのか(価値)

鏡に映る数字35を見て気づくひろくん。貼れる追記案5件

枠の2割を払って、何が手に入るのか。私の答えは「言語化された自分」です。同じことを、先に走らせた人たちも書いています。

橋本拓弥さん(サーバーワークス エンジニアブログ・2026年8月3日)

「私にとって価値があったのはレポートが提示する具体的な改善案ではなく、自分の現状が言語化され、定量データとともに提示されたこと」

出典: Claude Code の /insights を試してみた

Nate Meyvisさん(個人ブログ・2026年2月4日)

「At times, it is almost eerily like getting feedback from a very well-informed, highly trained human manager.」

出典: Claude Code’s /insights(私訳: 時々、とても事情に詳しく訓練された人間のマネージャーからフィードバックをもらっているようで、少し不気味なほどだ)

私の実感も同じ側です。「違う問題を解いている回数が35回」と数字で出されると、逃げ場がない。感覚では「たまにズレるな」だった。35回。3週間で。……これは私の指示の出し方の問題で、AIの賢さの問題じゃない。ここが数字で突きつけられたのが、一番の収穫。

もう1つ、実務的な価値の話。レポートの後半に、設定ファイル(CLAUDE.md)にそのまま貼れる追記案が出るんですよ。私のレポートには5件。ただ——ここが落とし穴で、次の章の話になります。5件のうち3件は、私の環境にもう書いてあった。

06

どんな人におすすめで、誰には向かないか

向いている人(毎日・自動化・同じ注意)と向かない人(枠ギリギリ・クラウドのみ・2枚だけ)の図解

おすすめできるのは、こういう人です。

向いている人理由
Claude Codeを毎日、複数のプロジェクトで使っている分析対象が厚いほど、パターンが数字になる。週1回の軽い利用だと「短いセッションはスキップ」で材料が薄い
自動化・定期実行を組んでいる「どこで落ちるか」の章が一番効く。私の場合、終点直前で落ちる回数が具体的に出た
同じ注意を何度もしている気がする「気がする」が件数になる。ルールがあるのに守られていないのか、ルールが無いのかが分かれる
エンジニアではないが、Claude Codeで仕事や発信を回しているレポートは英語ですが、コードの話より「進め方」の話が中心。私もコードは主役じゃなかった

逆に、向かない人。

枠がギリギリの日の人。公式が「プランの使用量にカウント」と書いている以上、締切前に走らせるのは順番が逆です。クラウド版だけで使っている人。公式が「クラウドセッションでは使えない」と明記していて、分析対象も「このマシン上のセッション」だけ。他の端末やclaude.aiの分は入りません。1〜2回しか使っていない人。材料が無いので、味見係も何も言えない。

いやー、あと1つ。「レポートの提案を、そのまま全部実行してくれるツール」を期待している人にも向きません。それをやると、たぶん設定ファイルが太るだけです。理由は次で。

07

いつ走らせるか——月1回と、あの感覚が来た日

月1回の朱丸が付いたカレンダー。枠が戻った朝・ルールを変える前・また同じこと言ってる日

頻度の目安は、先に走らせた人たちがだいたい同じことを言っています。ぎんさんは「月に1回程度実行するのがおすすめです」(リベシティ)、橋本さんは「思い出したときにたまに眺めてみるくらいがちょうど良さそう」(サーバーワークス)。

私の結論は、月1回を基本にして、下に書く日だけ例外で追加です。

① 枠がリセットされた直後。週の枠が戻った朝に走らせれば、その後の仕事に響かない。私が走らせたのも、この記事の前の朝でした。

② 大きなルール変更の前。設定ファイルを書き換える前に、いまの摩擦がどこかを数字で見る。書き換えた後にもう1回走らせれば、効いたかどうかが比べられる。

③ 「また同じこと言ってる」と自分で気づいた日。その感覚が来た時点で、材料はもう溜まっています。

避けたい日も書いておきます。締切前の午後。枠の残りが3割を切っている時。それから、セッション数が200件を超えて溜まっている時は、1回で全部は読み切れないので、公式仕様どおり「未分析の200件ずつ」を数回に分けて回すつもりで。

08

レポートを読んだ後にやること——提案は全部飲まない

提案5件を「守らせる」「足す」の2箱に仕分け、塩は1か所だけ振るひろくん

さっきの落とし穴の続きです。私のレポートが出した設定ファイルへの追記案は5件。①質問は1タスク1件にして、出したら必ずIDを読み戻す。②確認していないことを「確認した」と言わない。③親は指揮に専念して、作業は子に委ねる。④長い処理の前に環境チェックを入れる。⑤途中の状態をファイルに保存して、途切れても続きから再開できるようにする。

どれも正しい。でも、①②③は私の設定ファイルにもう書いてあったんです。書いてあるのに守られていなかった。つまりこの3件は「足す」問題じゃなくて「守らせる」問題。ここで提案を鵜呑みにして同じ趣旨の行を追記していたら、設定ファイルが太って、読まれない行が増えるだけだった。

本当に私の環境に無かったのは、④の事前チェックと、⑤の途中セーブ、それに「並列で動かす分身ごとに出力先を分ける」という3つ。ここまで仕分けたところで——私は今回、実装を見送りました。設計だけ書いて置いてある。理由は、先に「守らせる」側を直さないと、足した仕組みもまた守られないから。

で、この仕分けの手順を、そのまま使える形にすると3ステップです。

ステップ1:「つまずき」の章だけ先に読む。褒め言葉は後でいい。件数が出ている項目を書き出す。

ステップ2:提案を、いまの設定ファイルと1行ずつ突き合わせる。既にある→「守らせる」箱。無い→「足す」箱。

ステップ3:「足す」箱から1つだけ選んで、次の月1回まで様子を見る。1つ。塩を足すのは1か所。全部足したら、何が効いたか分からなくなります。

「守らせる」箱の中身は、設定を足すより、指示の出し方を変えるほうが早いことが多い。私の場合は、最初の1行に「出力の形」と「反例」を書く。それだけで35件の何割かは消える気がしています。……これは次の月1回で、数字で確かめます。

FAQ

よくある質問

Q. /insightsは無料で使えますか?

A. 追加料金は無いですが、無料でもない。公式ドキュメントに「トークンはプランの使用量またはAPI使用量にカウントされる」と明記されています。Proプランでレートリミットの15〜20%という第三者の実測があります(2026年2月時点)。

Q. 会話の中身はどこに送られますか?

A. 公式は「分析は普段のセッションと同じプロバイダとアカウントを通る」と書いています。つまり普段Claude Codeに会話を送っているのと同じ経路で、手元のセッションログが分析に使われる、と理解しておくのが安全です。レポート自体は自分のマシンの ~/.claude/usage-data/ に保存されます。

Q. 何セッションまで分析されますか?

A. 1回の実行で、まだ分析していないセッションを最大200件。ごく短いセッションはスキップされます。私の環境では1,846件のうち113件が対象になりました。

Q. レポートは日本語で出ますか?

A. 私の環境では英語で出ました。日本語に訳させることはできますが、@ryu-kiさんの実測では翻訳にさらに枠の10%を使っています。私は英語のまま「つまずき」の章だけ読んで、必要な部分だけ訳させました。

Q. ブラウザ版・クラウド版のClaude Codeでも使えますか?

A. 使えません。公式のコマンド説明に「クラウドセッションでは利用不可」とあり、分析対象も「このマシン上のセッション」に限られます。別の端末やclaude.aiでの利用分は含まれません。

MATOME

枠の2割で、3週間分の自分を買う

枠の2割で3週間分の自分を買うひろくん。月1回・枠が戻った朝/つまずきの章から読む/足すのは1つだけ

/insightsは、Claude Codeの使い方の通信簿です。公式の定義は「このマシン上の直近セッションを分析して、何をしていて、どこで失敗して、何を試すべきかをHTMLにする」。枠は使う。Proプランで15〜20%という実測がある。私の環境では1,846セッションのうち113件を約3分半で読み、「実行13,960回に対して書き込み450回」「違う問題を解いた回数35回」「枠切れで終点直前に落ちた回数15回以上」という、自分では言葉にできていなかった数字が返ってきました。

使い方は、これだけ。月1回、枠が戻った朝に走らせる。「つまずき」の章から読む。提案は既存の設定と突き合わせて、本当に無いものを1つだけ足す。……料理で言えば、味見係の言うことを全部聞いて全部の鍋に塩を入れる料理人はいません。どの鍋か、を決めるのが自分の仕事です。

私の次の月1回は、10月の頭。「最初の1行に出力の形と反例を書く」を3週間やってみて、35という数字がどう動くか。その結果も、またここに書きます。

COLUMN

通信簿に書かれていた「取り締まる時間」は、誰の時間か

シェフ帽のままホールでルールの札を持つひろくん。厨房の検査の門と、宝物の35

レポートの中で、一番痛かった一文があります。「ユーザーはルール違反を毎ターン取り締まっている」。私はそれを、AIを厳しく育てている証拠だと思っていました。でも数字で見ると、取り締まっているのは私の時間で、AIの時間じゃない。1件ずつ聞けと言い、確認してから言えと言い、それを3週間で何十回も。……これ、料理で言えばシェフがホールに出て皿を運んでいる状態です。

私はずっと「抱え込みOS」を書き換える話をしてきました。仕事を一人で背負わない、AIに委ねる。でも今回分かったのは、委ねた後に「見張る」のを抱え込んでいたこと。委ねる相手を信じ切れないから、毎ターン目を光らせる。それは委ねたことになっていない。分身AI.comで書いた「賢いAI」より「委ねるAI」だったと気づいた話と、根っこは同じでした。

じゃあ見張らなくていいのか。違います。見張る仕事を、人間の目からルールと検査に移す。「1件ずつ聞け」を私の口で言う代わりに、束ねた質問は出せない仕組みにする。「確認したと言うな」を叱る代わりに、確認の証拠が無い報告は通らない仕組みにする。見張り役が止まっていることに見張り役自身が気づけなかった話を書いた時も、答えは「もう1人見張りを置く」ではなく「止まったら分かる仕組み」でした。

/insightsが返してきた35という数字は、AIの成績じゃなくて、私の指示の成績です。そう受け取れた時に、初めてこのコマンドは価値になる。枠の2割は、その気づきの値段としては安いと私は思っています。

悪いことこそ宝物。今回の宝物は、35。

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この記事はAIツール(Claude Code)を活用して制作しています。構成・文章生成・画像制作にAIを使用し、最終的な内容の確認・編集・公開判断はひろくん(田中啓之)本人が行っています。「分身AIひろくん」(bunshin-ai.com)とは別のコンテンツです。

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