WATCH REPORT

宮永瑛人さんが語る、お客さんの要望をよく聞いて1人1人に向き合う経営

2026.10.23

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回は、清正貴さんのVのPodcastで、株式会社CiiK代表の宮永瑛人さんが、心配性から経営の考え方までを語った回を整理します。2026年10月20日に公開された、1時間14分の対談です。

お客さんや読者、仲間の1人1人に向き合いながら、店やブランドや小さな会社、発信を続けたい方に向けた記事です。数字を追ううちに、目の前の人の顔が見えにくくなる。そんな感覚がある方にも、長い対談を通しで見る時間がない方にも読めるように、順に並べています。

清正貴さんの質問に、宮永瑛人さんが答える対談です。心配性が接客の原点になった話から、八方美人は気遣い、経営はちょいずらしの連続、お客さんが仲間になる会社、野球、小さな選択肢の編集まで、動画の順に追います。

読み終えると、話題ごとの中身と、宮永さんが動画で話した数字を、出どころつきで順に持ち帰れます!その横に、私の見方も添えています。

SPEAKER

宮永瑛人さん

動画のゲストです。株式会社CiiK代表取締役で、メディアの大人男子LABOと、メンズヘアコスメ・アパレルのブランドRETOUCHを手がけています。美容師として働いた後に独立し、いまも日曜だけ美容師をしていると動画で話しています。

SPEAKER

清正貴さん

動画のホストです。V inc.の創業者でCEOを務めています。資生堂、リクルートを経て、バルクオムの取締役CGOを務めたと、動画の説明にあります。ブランドを作る人に話を聞く聞き手です。

3行でわかるポイント

  1. 宮永瑛人さんの心配性が接客の原点になり、相手に合わせて声や話題まで役を変える八方美人を、本人は気遣いと呼ぶ、と動画は伝えます。(第1章・第2章へ)
  2. 経営はちょいずらしの連続で、お客さんが仲間になる会社を、少人数のチームと小さな選択肢の編集へ広げていく、と話は続きます。(第3章・第4章へ)
  3. 私なら、お客さんの声をとことん聞く所と、自分の判断で決める所を先に分けてから、小さく選んでいきます。(第5章・第6章へ)

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01

宮永瑛人さんが語る心配性という接客の原点、美容師を選んだ原体験まで

▲目次
図解。見出しは心配性が接客の原点。心配性、要望をよく聞く、自分の味は少しだけ、の三つの札が矢印で並び、耳とはさみと櫛の水彩画があり、下の帯に相手の言葉から始める
図解: 心配性から始まる接客
画面左上に幼少期からの心配性と出て、左にホスト、右にゲストが笑顔で話す左右2分割の動画の場面
動画キャプチャ: 幼少期からの心配性の場面(11:20頃)

自分の提案に、どうしても自信が持てない時。そんな時、どうすれば相手の役に立てるんでしょう?対談の最初の話題は、まさにその問いへの答えになっていました!

まずは自己紹介から。原宿で美容師を16年勤め、28歳でフリーランスとして独立した、と本人は話します。今も2週間に1回、日曜だけ美容師をしていることも、動画では語られます。

独立して、お客さんと1対1になりました。そこで初めて聞けたのが、家でのスタイリングが分からない、という悩み。その悩みに答える形でヘアセットのYouTubeを始め、動画では、2020年に会社を立ち上げたと続きます。

清さんが、美容師にはいろいろなタイプがいる、と切り出します。得意なスタイルをすすめるタイプもいます。その中で宮永さんが返したのは、自分の考えだけで提案するのは不安だ、という答えでした。

宮永瑛人さん(動画 9:12〜)

自分のこう自我だけでお客さんに提案すんの不安なんですよ。

続く話は、だから昔からよく聞いてきた、ということ。要望をよく聞いた上で、自分のスタンスを2割ぐらい入れるカウンセリングを、ずっと続けてきたと動画では語られます。課題を解決する構えは、今のメディアや服作りまで変わらないそうです。

続けて清さんが、心配性は何から来るのかを尋ねます。答えは、物心ついた時から。小さい頃の夢はプロ野球選手で、なろうと思った瞬間に不安になったそうです。

小学1年生か2年生の頃、泣きながらお母さんに打ち明けたことがある、と本人は話します。夢はプロ野球選手なのに、ヒーローインタビューで何を話せばいいのか分からない、という中身でした。

宮永瑛人さん(動画 11:13〜)

僕プロ野球選手になりたいけどヒーローインタビューで何言ったらいいかわかんないっていうめちゃくちゃ長期的な心配してんですよ。

自己分析は、長期で考えて、リアルに起きそうなことを想像してしまう、というもの。接客にも不安がありました。自分のスタイルを全部出したらクレームにならないか、嫌われないか、と本人は話します。

宮永瑛人さん(動画 12:00〜)

ま、引いては人に嫌われるんじゃないかみたいのがすごい不安なんですよ。

今も経営で、みんなに嫌われるのはとても嫌だそうです。それでも石橋を叩きながら、面白い試作にも手を出しています。意思決定のスタンスは、心配症や課題から作られているのでは、と続けます。

美容師を選んだ原体験の話もあります。本人の話では、小学校2年生から中学校3年生まで、トゥレット症がありました。動画では、3秒に1回声が出て、体や首をひねる動きもあったと語られます。

一方で、ファッションが好きでした。尖った服は悪目立ちします。そこで当時の2ちゃんねるのファッション板にコーディネートの写真を載せ、辛口の意見をもらいながら磨いていました。

中学2年生のころ、原宿であった掲示板のオフ会に、服も髪も整えた別の自分で参加した、と本人は話します。帰って親に伝えたのは、今日は症状がほとんど出なかった、ということ。外見を切り替えると症状が落ち着くことに、そこで気づきました。服か美容かの中から選んだのが、美容師でした。

その時の気持ちは、どちらかというと怒り。家に帰ったら戻ってしまったから、という理由でした。

正直、心配性って、ふつうは弱みとして語られることが多いです。

でも、この章の心配性は少し違います。自分の味を押し出さないための心配。だからこそ、お客さんの要望をよく聞く所に、まっすぐつながっているんですよね!

私の記事より(人の目、昔は気にして、経験を積んで、いまはありのままに行動する・昔と今の、人の目の節)

昔はそういう人の目を今より気にしてたってこと

私は2026年10月15日の魂磨きで、夢中に遊ぶ自分が人にどう見られるのを気にするか、と聞かれました。常識外れではないか、迷惑をかけないか、恥ずかしくないかと答え、昔はそれを今より気にしていたとも答えました。「より経験も積んで人の目を気にするより自分をありのまま行動できるようになった」とも答えています。今の自分につながる経験として挙げたのが、LIVEで自由気ままに話してきた場数です。

宮永さんの心配は、自分の提案が独りよがりにならないか、という心配です。私の答えは、人にどう見られるか、の話でした。

重なるのは、相手や周りにどう受け取られるかを先に考える所だけ。そこは混ぜずに置いておきます。

でね、私が大事に見るのは、要望を聞いて伝え方を変えることと、本当は賛成していないのに賛同することは同じではない、という線です。

動画では自分の味は2割。この割合は、賛同だけで終わらないための割合だと私は見ます。

要望を聞くことと、賛成することは、別のことです。

02

八方美人は気遣い、相手に合わせて役を変える理由

▲目次
図解。見出しは八方美人は気遣い。左の列は変える、表情、声、話題で色違いの羽織の水彩画、右の列は変えない、軸、事実で太い柱の水彩画、下の帯に八方美人は気遣い
図解: 八方美人は気遣い
画面左上に生存戦略としての八方美人と出て、デニムジャケットのゲストが笑顔で腕を組んで座る動画の場面
動画キャプチャ: 八方美人の章のゲストの場面(34:15頃)

人によって態度を変えるのって、ずるいことなんでしょうか?次の話題は、その問いに正面から答えていきます。言葉の印象が、ガラッと変わる章です!

清さんが、SNSで見る印象と、実際に会って話した印象が違う、と言います。宮永さんは、美容師の自分、発信の自分、会議に出る代表の自分を、大きく変えている、と答えます。

声のトーンや笑い方、座り方まで変えるそうです。世の中で言う「八方美人」でも、自分はポジティブに捉えている、と本人は話します。

動画では、原体験はスタイリストになった23歳の頃。若く見えて、30歳ぐらいのお客さんになめられた、と本人は話します。

動画では、10人いたら10人がかっこいいと言うような完璧な人が例えに出ます。それでも実際に聞くと、1人か2人はタイプではない、と本人は話します。

役を変えれば10人中10人に好きと言わせることができる、それを自分の実験にしていた、と本人は話します。

動画では、等身大の自分で好かれるのは10人中2人ぐらいで、残りは8人。動画では、その8人にはその人に合う役を作らないと、いいと思われるわけがない、という仮説が語られます。

動画では、60代・70代のお客さんには丁寧に、10代の自信のある男の子には砕けた感じで、表情や声や話題を変えたと語られます。

宮永瑛人さん(動画 26:41〜)

これは気遣いなんですよ。僕の中で

今も、基本は使い分け。会議にロジックの人がいる時は、上を向いて天才っぽいアイデアを出す役。コンテンツやSNSの会議では、調整役に回るそうです。

120点のホームランは打てないので、平均点の自分で生き抜く、と本人は話します。

動画では、清さんが、23歳から生き抜くための術だったのか、と確かめます。返事は、そのとおり。前提は心配性で、嫌われたくないから、という話でした。

承認欲求とも、自分を守る考え方とも言えて、それが誰かのためになっていればいい、と続けます。

動画では、カット7分しかなかった時代の話も出ます。本人の話では、カットパーマ1時間半のうち、自分が持つのはカウンセリングとカット、仕上げの15分から20分でした。

技術だけで勝負できたわけではないので、関わり方でやるしかなかった、という振り返りです。

カルテに書いていたのは、薬の配合ではなく、話した内容でした。前日に次の予約を確認。前回の映画や漫画の話を書いておき、専属のアシスタントと話題を準備していました。

いやー、八方美人って言葉、ふつうは軽く聞こえます。

でも動画の話を順に追うと、印象がずいぶん違ってきます!変えているのは、相手に合わせた伝え方。中身まで変えているようには、私には見えません。

私は、役を変えることと、偽ることを分けて聞く、と判断します。変えているのは、表情と声と話題。

軸は、偽りがないこと。事実ではないことを事実のように振る舞わない、その線が私の芯です。

役と偽りは、別物です。

人によって態度を変える自分が気になった時。変えているのは何で、変えていないのは何か。一度、分けて見てみませんか?

役を変えても、事実は変えません。変えているのは、伝え方だけです。

03

経営はちょいずらしの連続、売れなかった最初の商品まで

▲目次
図解。見出しは経営はちょいずらしの連続。型を借りる、ちょいずらし、また少しずらす、の三つの札が矢印で並び、下の帯に大幅にずらした最初の商品は売れなかった
図解: ちょいずらしの連続
画面左上に経営はちょいずらしの連続と出て、左にホスト、右にゲストが笑って話す左右2分割の動画の場面
動画キャプチャ: ちょいずらしの章の場面(43:45頃)

大きな目標がなくても、経営は前に進められるのでしょうか? 清さんの質問は、会社を立ち上げた時のきっかけから始まります。返ってきたのは、短い一言でした!

清さんが、会社を立ち上げた時のきっかけや目標を尋ねます。答えは短いものでした。宮永さんは、設立した時に大きな目標はなかった、と答えます。

会社で使っている言葉が「ちょいずらし」です。動画では、1人でYouTubeをやっていた所に、課題や欲望が集まってきた流れが語られます。そこから少しずらして、物を売る判断へ。

物を売るなら、普通はD2Cの形です。広告費をかけず、高い利益で安定して伸ばす形。ところが周りのインフルエンサーには、広告をかけて利益を削って伸びる所もありました。

そこからさらに、誰もやっていないことを考えて、選んだのが資金調達です。シードの段階で、投資家のベンチャーキャピタルにピッチしました。ちょいずらしを重ねるうちに、会社ができ、カテゴリーが増え、仲間が増えていきました。

動画では、会社ができて3年目ぐらいの頃にミッションを決めた、と語られます。「たった1人の体温を1度だけ上げよう」という趣旨です。本人の話では、1度上がれば高熱なので、ぶち上げでなくていい、という考え方。じわっとした幸せを、たった1人に積み重ねる考え方です。

社内では、この企画は1度上がる、バズる企画は1度下がる、という言い方をする、と動画では明かされます。対象にしている人以外に届くと、炎上することも。その人たちが傷つく言葉が出ることもあります。だからバズるのは良くない、という話でした。

清さんが、ちょいずらし戦略ですね、とまとめます。ちょいずらしは、ちょっとした何かを積み上げること。言い換えれば1度上げること、と本人は答えます。

最初のアイテムは、BBクリームとリップクリーム。ワックスのブランドはたくさんあります。ブランドが世に出る瞬間は1回しかない、と本人は話します。

ブランド名のRETOUCHは、Photoshopのレタッチから。当時は、メンズメイクが来ると言われていました。それでも自分たちは身だしなみのブランド。写真のしわやニキビを部分的に消すように、本来の自分に近い状態を整える物を目指しました。

宮永瑛人さん(動画 39:44〜)

これはもう完全にちょいずらしすぎてずらしちゃったなって感じなんですけど、

先陣を切るメッセージを込めて出した商品。結果は、それほど売れなかった、と本人は振り返ります。

宮永瑛人さん(動画 42:20〜)

正直言うと別にそんな売れなかったっすね。

振り返りは、ちょいずらしではなく大幅ずらしだった、というもの。課題解決と言いながら、顔の解決はまだ文化が育っていませんでした。拾ったのは、感度の高い所の声だけ。一番少ない声を拾っていた、という振り返りです。

今は、小さい声も拾います。ただ、世の中にない物なら、基本は多くの人が課題に感じることを拾って商品開発をする、と本人は話します。

正直、この章でいちばん残るのは進め方です。型を借りて、自分の所を少しだけずらす進め方。D2Cの型も、周りのインフルエンサーの型も、まず見てから動く順番。

ずらすのは、型を見た後の一歩分。そこが、この章の芯です!

で、ずらしの幅は、やって初めて分かります。売れなかった、と自分の口で言える所に、この章の答えがあると私は見ます。

大幅ずらしだった、と名前を付けて振り返るところまで。そこまでで、一回のずらし。

大幅にずらすと、感度の高い人にしか届きません。ちょっとだけずらすと、多くの人が使える物になります。ここで比べているのは、ずらす幅だと私は読みます!

実は、ずらしの話は商品だけで終わらないんですよね。体温が上がる企画か、下がる企画か。社内のこの言い方も、届く相手の幅を測る物差しになっています。

自分が続けている仕事を、ちょっとだけずらすなら、まず動かす所を1か所に絞るところから。売り方、届ける相手、名前の付け方。ずらしは、一歩ずつ!

私なら、型を借りて、自分の所を少しだけずらします。

04

お客さんの要望をよく聞いて仲間になる会社、登録者が増えても1人1人を見る姿勢

▲目次
図解。見出しはお客さんが仲間になる会社。お客さん、仲間、働く側、の三つの札が矢印で並び、右の札から左の札へ戻る矢印があり、輪になった座布団と湯のみの水彩画、下の帯に増えても、ひとりひとりを見る
図解: お客さんが仲間になる会社
画面左上に発信を8年間続けられる理由と出て、左のホストが指をさし、右のゲストが腕を組んで聞く左右2分割の動画の場面
動画キャプチャ: 発信を続けられる理由の場面(55:00頃)

人数や数字が増えるほど、目の前の1人が見えにくくなるのは、なぜでしょう? 入口は、宮永さんの会社の仲間の話です。数字の話が、最後は感情の話に戻っていきます!

宮永さんたちが課題を集めるメディアが、大人男子LABOです。動画では、会社は今25人弱で、ほぼ全員が大人男子。元視聴者や元お客さんが多く、お客さんと働く人の境目が薄い会社です。

最初の仲間は、自分が担当していたお客さん。声をかけて入ってもらい、今はほとんどがメディア起点です。会社のYouTubeには、登録者700人で2万回再生が回っている動画がある、と本人は話します。

清さんが、発信は何年か、アカウントはいくつかを尋ねます。個人のYouTubeから数えて約8年、アカウントは約10個、と本人は答えます。

続けられる理由は、目標が大きくないから。登録者が増えるのは嬉しいことです。動画では、1人でYouTubeをやっていた頃から、10万人になっていく方が不安だった、と振り返ります。

宮永瑛人さん(動画 50:03〜)

継続っていうよりは積み上がっちゃったって感じなので。

動画では、1000人、5000人、1万人に向けた発信は尖っていて、反応もよく、熱も高い、という見立てです。10万人になると、自分がコメントしなくても盛り上がるだろう、と感じる視聴者が増える、と本人は話します。たとえは、インディーズバンド。その頃の方が熱狂する、という話でした。

発信で意識することを聞かれ、本人は、欲が出てきてしまう、と答えます。動画では、1万人を超えると、1人1人の積み重ねで1万人になっていることを忘れてしまう、と続きます。

宮永瑛人さん(動画 50:54〜)

いや、でもそれこそなんかその1人1人の積み重ねで1万人になってるということを忘れちゃう。

続けて出るのが、本人が聞いた例え話。ある芸能事務所の社長が、人気のボーイズグループを、まずライブハウスから始めさせた話です。動画では、100人の顔が全員見えて、届けている手触りが湧く場所。大きくして東京ドームに立っても、塊ではなくライブハウスの100人の何倍か、と考えられるようにした、と本人は話します。

それでも、知らないうちにずれます。気づくのは、フォロワーが減る、いいねが減る、といった反応から。フォロワーは正直だから、という理由です。

直近の例は、大人男子LABOのInstagram。本人の話では、2年前からアパレルを始めて、毎月新作が出ています。作り手は一生懸命なので、告知したくなります。動画では、気づいたら8割ほどがアパレルの内容になっていた、と明かされます。

宮永瑛人さん(動画 54:08〜)

はい。するんでで必死になってそれ投稿しまくってたらフォロワーめっちゃ減ったんすよね。

自社製品の告知ばかりでつまらない、という声も届きました。そこで告知をレタッチの公式アカウントに移し、大人男子LABOは最低限の発信に。すると、また上がりました。

清さんが、数字やコメントの裏の気持ちを組み取って、すぐ軌道修正できる、と受けます。宮永さんは、数字を分析というより、感情として見ている、と答えます。

いやー、この章の芯は、1人1人の積み重ねを忘れないこと。数字が増えた後の話です。そこがポイントなんですよね!

私はGPTs研究会の7000名突破のLIVEで、「この7000名、一人一人の方に感謝を伝えたい」と話しました。記念のキャンペーンも、新しく入る方だけに向けるものにはしない、という話です。私たちの目標は、「今いる会員の方たち、メンバーの方たちに感謝と貢献をして広がっていく」形だ、と話しました。この回は、7000名突破のLIVEを記事にした回にまとめています。

私は2026年9月28日の朝LIVEで、感謝を込めた9000名の記念について話しました。お祭りで終わらせるより、「恩返しというか、循環する」方向に持っていきたい、と話しています。

でね、お客さんが仲間になる会社を、私は、相手に場を渡して、相手が自分で動く関係として見ます。元お客さんが、働く側に入る流れ。

数が増えた時に、新しい人へ向かう前に、今いる人を見る向き。そこは、宮永さんの話と並びます!

といっても、私の記録は、数を増やした方法の話ではありません。感謝をどこへ向けるか、の話です。

告知を別のアカウントへ移した話も、同じ向きに見えます。発信の場を、売る場から読む人の場へ戻した動き。

数字が増えた時ほど、今いる人の顔から先に見る順番。そこが、この章の持ち帰り所です。

私はこの会社を、お客さんに場を渡し続ける会社として読みます。

05

経営スタイルは野球、役割とバランスで会議を見る

▲目次
図解。見出しは経営スタイルは野球。左の列は役割を分ける、ピッチャー、ショート、バントでグローブとボールの水彩画、右の列は強打者ばかりで強打者の札とバットが三本並び、下の帯に役割とバランスで見る
図解: 経営スタイルは野球
画面左上に経営スタイルは野球と出て、白い壁の店内で2人が向かい合って座る全体の動画の場面
動画キャプチャ: 経営スタイルは野球の場面(58:30頃)

会議のバランスは、誰がどう整えるものでしょう? 強い打者を並べるだけでは、勝てません。宮永さんの答えは、野球のたとえでした!

清さんが、感情に触れるアウトプットのバランスを意識して取っているのか、と尋ねます。宮永さんは、個人としては美容師的な役作り、会社のチームになってからは野球だ、と答えます。

ピッチャーがいいのか、ショートで守備をきれいにこなすのか、バントをするのか。その相性を見て、会議のメンバーにも役割を期待しているそうです。清さんは、場のデザインをとてもしている、と受けます。

巨人が好きだった頃の記憶も出ます。いろんなチームから4番バッターを集め、1番から9番まで4番のような打線で、あまり勝てなかった時期。それが印象に残っている、と本人は話します。

宮永瑛人さん(動画 58:24〜)

やっぱなんかバランスってすげえ大事なんだね。

ホームランバッターではない自分も役に立てるかもしれないと思えて、面白いそうです。逆にバランスが崩れている時は、寝られないほどイライラします。

話は感情の出し方へ。美容師の頃は、感情を出さないと上司に怒られる文化で、アシスタントにも厳しく言っていました。創業したての頃も、高圧的な方がいいと思って、そうしていたそうです。

でも、通販の業界は文化が違うと気づいて、やめました。今は温厚だ、と本人は答えます。

宮永瑛人さん(動画 60:05〜)

温厚ですよ、今は。

イライラした時は、経営メンバーに吐き出します。それでも、基本的に夜は寝られないそうです。

続けて、メンタルの話。お金の調達は、1mmも怖くないそうです。人同士の問題は一度寝て、次の日にアクションします。自分が動かなくても、誰かに動いてもらう形です。

だから、メンタルが崩れることは割とありません。美容師の頃の方がよほど大変だった、と本人は話します。

1人で全部を打つのではなく、役割で会議を見る話。野球のたとえの芯は、そこにあると私は見ます。

正直、ここは打てる人の数より、置き方の話なんですよね。

私は2026年9月30日の夜の振り返りで、アシュラの作業会をメンバーに委ねることができて有難い、と答えました。続けて、「自立したメンバーでチームでやるとやっぱいいね」とも答えています。私はその作業会に参加していません。アシュラの作業会を仲間に委ねた時の記事に、この夜の答えをそのまま残しています。

役割を人に渡す点で、動画の話と私の記録は並びます。といっても、何でも渡すわけではありません。

手放すのは、実行のボール。魂ではありません。魂は、込めるものなんですよね!

打順を組むのは、役割を決めること。でも、試合の目的まで打者に預けるわけではありません。

実行のボールを持った人は、自分で考えて動けます。そこに、渡す意味があります。目的と守りたいものは、自分の手に残すもの。

私なら、実行のボールは仲間に渡しても、目的と守りたいものは自分で持ち続けます。

06

小さな選択肢を編集する少人数のチーム、1人1人に向き合う経営と日々のじわっとした幸せ

▲目次
図解。見出しは小さな選択肢を編集する。少人数のチーム、選択肢を絞る、じわっとした幸せ、の三つの札が矢印で並び、小さな箱の棚、器と包みの小品、籠に入った小品の水彩画、下の帯に大きな塊より手触りを大切に
図解: 小さな選択肢を編集する
画面左上に経営者宮永瑛人としてのビジョンと出て、ホストが下を向いて笑う動画の場面
動画キャプチャ: ビジョンの章のホストの場面(65:40頃)

人数が増えても、一人ひとりを見る会社は作れるのでしょうか? 最後の章は、その問いへの本人の答え。小さなチームと、小さな選択肢の話です!

清さんが、どんな会社でありたいかを尋ねます。綺麗事に聞こえるかもしれない、と断ったうえで、組織が100人、1000人になっても「たった1人の体温を1度だけ上げよう」という考えを大事にしたい、と宮永さんが答えます。

大きな塊は作りたくない、と本人は話します。野球なら9人です。7人から9人ほどの少数精鋭のチームをたくさん作り、1000人規模にしていければいい、とも話します。

宮永瑛人さん(動画 63:31〜)

なんか大きな塊作りたくないかもしれないですね。

少人数がいい理由は、手触り感。ある人数を超えると、チームの1人が何を考え、どこに正義を持っているかを感じづらくなる気がするそうです。いい仕組みがあれば、20人でもいけるそうです。

組織には、人数の壁があります。経営メンバーが壁を突き破っているのに、メンバーまで壁を突き破る思考に時間を使うのは無駄。お客さんのことを考えてほしい、という思いです。だから、壁を感じない少人数のチームを、こちらで作るという考えです。

清さんが、人数が増える中でメンバーの感情を組み取る課題が出てきそうか、と尋ねます。宮永さんは、繊細になりすぎないチームがあってもいい、と答えます。

展望は2つ。RETOUCHでは、今のヘアスタイリング剤とスキンケアとファッションから広げて、身だしなみを整えるアイテムを全部やり、トータルで体験できる場所を増やしたい考えです。

さらに、メディアで集めた課題をもとにブランドやサービスを作る型を、インテリア、車、住まい、投資、アートなど他のカテゴリにも広げたい、と本人は話します。

ビジョンは、最近決まったもの。「大人男子の小さな選択肢を編集し人生の豊かさを作り出す」です。

宮永瑛人さん(動画 71:04〜)

最近決まったんですけど大人男子の小さな選択肢を編集し人生の豊かさを作り出すっていう

身だしなみも、日々の小さな選択肢。何を着るかで、出会う人が変わります。本人の場合は、その小さな意思決定が、症状が落ち着くきっかけになったそうです。

例に出るのは、家具を1つ選ぶ時や、個別株や投資信託を毎日チェックしてしまう時。情報が多すぎて分からないので、自分たちが編集して、選択肢をいくつかに絞ります。意思決定を減らして、いい選択ができ、人生が積み上がればいいという考えです。

最後に清さんが、仕事の義は何か、と尋ねます。繰り返しになるけれど、じわっとした幸せを作りたい、それでしかない、と本人は答えます。

宮永瑛人さん(動画 73:07〜)

もうそれそれでしかないっていう感じですね。あんまりヤッホーみたいなやつじゃなくて、もうなんか日々のじわっとしたわ、なんか幸せよなみたいな。

清さんが、セロトニン製造機のようなもの、と受けます。1度上げる人数が何億人ほどになったらいい、と本人は話します。

少人数のチームと、選択肢の編集。どちらも、手触りを残すための工夫です。私には、この2つが同じ向きの話に見えます。

でね、ここで気にしたいのは、絞って渡す側の立ち位置です。

選択肢を絞って渡す側は、選ぶ人の代わりにはなれない、と私は見ます。

選ぶ人の内側から生えるものは、誰にも代われません。だから編集は、選ぶ人が消化しやすい形にほぐす仕事です!

選ぶ人を置いていかない編集。数を減らすことより、そこが肝だと私は判断します。

日々、お客さんや仲間に渡している選択肢は、どれくらい絞れていますか? 選ぶ人が自分で決められる形になっているか、一度見てみたいところです。

編集は、選ぶ人の代わりになることではありません。選びやすい形にほぐすことです。

FAQ

よくある質問

▲目次

Q. 動画は、どんな内容ですか。

A. 動画は、清さんの質問に宮永瑛人さんが答え、心配性から経営の考え方までを話す1時間14分の対談です。接客、発信、チームの話が順に出てきます。

Q. 心配性は、仕事にどう関わっていますか。

A. 自分の提案が独りよがりにならないか不安で、お客さんの要望をよく聞き、自分の味を2割ほど入れてきた、と本人は話します。

Q. 八方美人は、どんな意味で使われていますか。

A. 世の中で言う八方美人を、本人はポジティブに捉えています。相手に合わせて表情や声や話題を変えることを、気遣いと呼んでいます。

Q. ちょいずらしとは何ですか。

A. 会社の中で使う言葉で、ちょっとした何かを積み上げることです。言い換えれば、1度上げること。

Q. 小さな選択肢の編集とは何ですか。

A. 最近決まったビジョンとして話された言葉です。身だしなみのような日々の小さな選択肢を、選びやすい数に絞って渡す考え方です。

MATOME

まとめ。役を変えても、軸と事実は変えない

▲目次

心配性から始まり、八方美人は気遣い、ちょいずらし、お客さんが仲間になる会社、野球、小さな選択肢の編集へ。動画は、この順に進みます。

私が持ち帰ったのは、要望を聞くことと賛成することは別だという点です。役を変えても、事実は変えません。ずらす幅は、やってみて分かります!

私も節目のLIVEで、今いる一人一人への感謝を口にしました。数が増えても、向ける先は一人です。

目の前の一人に向き合うために、自分がまず聞く相手は、誰でしょうか?

COLUMN

数字が気になる気持ちと、本当に欲しかった一言

図解。見出しは数字より欲しかった一言。左でひろくんが片手を広げ、数字が気になる、本当に欲しい物、ありがとうの一言、の三つの札が矢印で並び、折れ線のグラフ、手紙、湯気の立つ湯のみの水彩画が添えられている
図解: 数字が気になる気持ち

宮永さんの話では、数字は分析というより、感情として見ているそうです。分析ではなく、感情。正直、私にも、LIVEの画面に出る数字が気になってしまう朝があります。画面の端の数字は、話している最中でも、つい目に入ってくるものなんですよね。

私の記事より(景品はどうでもよかった。クリアしたかった。——屋上のメダルゲームから、今日の魂磨きへ・朝LIVEの数字と、もらった一言の節)

あるけど本来は気にする必要はないけど数字が見えるので気になる

私は2026年9月6日の魂磨きで、今も気持ちが引っかかっている最近の場面を聞かれました。答えは、LIVE中に視聴者数が気になってしまう、でした。数字を見た瞬間の気持ちを浮かんだ言葉のままで聞かれて、「多いと嬉しい、少ないとさみしい」と答えています。上の引用は、他人を気にせずに話していた時に、視聴者数を確かめたい気持ちはあったかと聞かれた時の答えです。

気になる気持ちは、消さずに見ます。数字は見えるので、気になります。でも、数字が教えてくれるのは人数まで。

同じ日の魂磨きでは、少ないとさみしいと感じた時にどんな一言が届いたら嬉しかったかも聞かれて、私は「ありがとうと感謝。」と答えました。数字には映らない、ありがとうの一言。数字が気になる朝ほど、その一言が届いている場所を、数字の外に探してみたくなりませんか?

LINK

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REF

参考リンク

今回紹介した動画

チャンネル
出演宮永瑛人さん、清正貴さん
公開日2026年10月20日
長さ1時間14分51秒(日本語)
URLhttps://www.youtube.com/watch?v=9s7Ssqf8HSc

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