GPTs LABO × WACA MORNING LIVE

ブロッコリー農家がCodexで現場を変えた話
GPT-5.6「Sol」・Fable5延長・地域格差まで|GPTs研究会×WACAコラボAIニュースLIVE

2026年7月12日(日)朝7:00 LIVE

CAST

田中啓之(ひろくん)

3方よしAI共創コンサルタント

多田啓二(ただっち)

AI開花マーケター・GPTs研究会運営

田中友紀(友くん)

AIカイテキサポーター・KAITEK代表

北平貴之(ジーニーさん)

弱点逆転家・AIインストラクター

積高之(積さん)

WACA理事・京都華頂大学准教授

※日曜恒例、GPTs研究会とWACA(ウェブ解析士協会)のコラボAIニュースLIVE。私(ひろくん)も出演しています

配信日2026年7月12日(日)朝7:00
テーマ生成AI最新情報!AIニュースLIVE(GPTs研究会×WACAコラボ)
出演者田中啓之(ひろくん)・多田啓二(ただっち)・田中友紀(友くん)・北平貴之(ジーニーさん)・積高之(積さん)

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回は、日曜恒例のGPTs研究会×WACA(ウェブ解析士協会)コラボAIニュースLIVEから、ただっち・友くん・ジーニーさん・積さんと一緒にお届けした回を紹介するね。GPT-5.6「Sol」やFable 5延長、各社の新モデルラッシュといった最新ニュースから、地域とAIの実装格差、そしてブロッコリー農家がCodexで現場を自分で変えた事例まで、今週も情報量が盛りだくさんだったよ。

3行でわかるポイント

  1. 新モデルが「アベンジャーズ状態」:GPT-5.6 Sol、Fable 5延長、Grok 4.5、Muse Spark 1.1と、各社の最上位モデルが同時多発で登場
  2. 地域とAIの実装格差:WACA積さんが出雲で見た「課題は絞りきれていない」という地方の現実と、90日で始める実行計画
  3. 現場が命、という原則:料理で言うと、最新の食材(AI)が届いても、それを美味しく仕立てるのは結局現場の腕——ブロッコリー農家がCodexで自分の畑の課題を自分で解決した話が、それを何より物語っていた

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🎬 LIVE配信アーカイブはこちら!

01

ただっちが今週いちばん唸った「ChatGPT Liveの音声対話」

ただっちが今週いちばん唸った「ChatGPT Liveの音声対話」

▶ 該当シーンを動画で見る(0:36〜)

7月12日の日曜日、GPTs研究会×WACA(ウェブ解析士協会)コラボのAIニュースLIVEが7時から始まったよ。今日も情報量が盛りだくさんで、進化のスピードがものすごい1週間だった、というオープニングトークからスタート。7時〜7時25分がこのAIニュースLIVE、7時半からはWACAとのコラボでさらに濃い情報をZoomで届けるという2部構成の日曜日だ。前日のChatGPTの音声インタビューが本音を引き出した話の勢いをそのまま引き継ぐような1週間でもあった。

まず口火を切ったのは、私(田中啓之/ひろくん)と一緒にGPTs研究会を運営してるただっち(多田啓二)。今週いちばん響いたのが「ChatGPT Liveの音声対話」なんだって。

ただっちはもともとコーチングや営業で、人と直接話す仕事を長くやってきた人。だからこそ「AIの音声対話が人間の会話にどれだけ近づいたか」への感度がすごく高い。今回、その”追いつき方”にちゃんと唸ったっていうのがポイントだよね。

ただっち(0:36〜)

「今週は僕の個人的には、チャットGPTライブですね。音声通話、音声対話が進化したのは——僕はもともとコーチングをやっていたり、営業を通して人とのコミュニケーションをしてたんですけど、だいぶ追いついてきたなという感じがしてですね。またさらに相棒感が増したので、今日はそこをちょっとご紹介したいなと思っております。」

ただっちが今週いちばん唸った「ChatGPT Liveの音声対話」(LIVE配信画面より)

単に「声で答えてくれる」だけじゃなくて、相棒感——つまり隣に人がいるみたいな安心感が増したっていう感覚。これ、AIツールのアップデートを機能一覧だけで見てると絶対に気づけない変化で、実際に毎日使い倒してる人の実感だからこそ重みがある。料理で言うなら、レシピの手順が増えたかどうかより、隣で「それ美味しそうにできてるよ」って声をかけてくれる相棒がいるかどうか——そっちの方がよっぽど作る気になるっていう感覚に近いかもしれない。

この日は出演者5人が「今週のイチオシ」を一言ずつ紹介してから本編のスライドに入るという構成。ただっちのこの一言が、そのままこの日のLIVE全体を貫く空気——「AIが機能として賢くなった」だけじゃなく「AIが一緒にいる感じが強くなった」というテーマを最初から示していたと思う。

出演は私(ひろくん)とただっち、友くん、ジーニーさん(北平貴之)、そしてWACAの積さん(積高之)の5人。GPTs研究会のレギュラー陣と、地域のウェブ解析士協会が手を組んで、AIの最新情報をお届けするのが日曜恒例のこの枠。今週は新モデルのラッシュに加えて、地域の実装格差、そして現場のリアルな活用事例と、盛りだくさんの30分になった。

この枠が始まってしばらく経つけど、毎週「今週いちばん」を持ち寄るスタイルは変わらない。誰かが技術寄りのニュースを紹介したかと思えば、誰かが現場のリアルな課題を語り、誰かが個人的な使い方の発見をシェアする——この視点の幅こそ、単独のニュースサイトを読むのとはまったく違う情報の届き方だと思っている。

02

ひろくんが実演「ChatGPT Liveで家庭教師」→ Geminiより正確だった

ひろくんが実演「ChatGPT Liveで家庭教師」→ Geminiより正確だった

▶ 該当シーンを動画で見る(1:43〜)

次はいつもの自己紹介、私(田中啓之/ひろくん)の番。「三方よしAI共創コンサルタント」として、家事と子育てのスキマで経営してる身としては、今週のChatGPT Liveは家庭内でめちゃくちゃ実戦投入した1週間だった。

1歳と3歳の娘の子守りを手伝ってもらったのはもちろん、いちばん驚いたのが息子の勉強を見てもらったとき。写真を撮って「これ教えて」って見せながら会話する使い方、実はこれまでGeminiでもやってたんだけど、けっこう間違えることがあった。それが同じシチュエーションをChatGPT Liveでやってみたら、正確さもわかりやすさも一段上。息子が夢中になって勉強してくれるくらいだったから、これはもう半分家庭教師だなと。

ツール同士の性能を数字で比較するより、「うちの子が夢中になったかどうか」の方がよっぽど正直な判定基準だったりする。AIの進化を家庭というリアルな現場でジャッジできるのは、家事と子育てのスキマで経営してる自分ならではの視点かもしれない。

ひろくん(1:43〜)

「家事と子育てのスキマでコンサルしてるんですけども、今週まさにGPTのライブ、あの機能もすごく僕も好きで、子供たちが喜んでですね、1歳と3歳の娘たちと子守りをしてもらったりとかですね、あるいは息子の勉強の家庭教師をして、写真撮ってそれ見ながら教えるっていうときも、ジェミニだと間違ったりとかしてたんだけど、それをGPT Liveだとかなり正確に、そしてわかりやすく、夢中に勉強してくれてたんで、これ家庭教師になるかと思ったりもしました。」

ひろくんが実演「ChatGPT Liveで家庭教師」→ Geminiより正確だった(LIVE配信画面より)

1歳の娘の子守りをAIが手伝うというのも、正直「ここまで来たか」という感覚がある。写真を見せながら会話するのも、声で相槌を打つのも、結局は「隣にいて一緒に見てくれる」という体験の質そのものが上がっているということ。仕事のプレゼン資料を作るとかコードを書くとか、そういう”わかりやすい生産性”の話じゃなく、子育ての現場という一番ごまかしのきかない場所でAIの実力が試されてるっていうのが、今の自分にとってはいちばんリアルな判定基準になってる。

ジェミニとの違いを正確に言葉にするなら、「間違えたときのリカバリーの仕方」だと思う。子どもは大人と違って、一度間違った説明をされると混乱してそのまま離脱してしまう。そこを乗り越えて夢中にさせられたということ自体が、今週のChatGPT Liveの完成度の高さを物語ってると感じた。

3方よしAI共創コンサルタントという肩書きで日々いろんな経営者の相談に乗ってるけど、実は自分自身がいちばん実験台になってるのがこの家庭内AI活用。娘の子守り、息子の家庭教師——どちらも「うまくいかなかったら即座にクレームが来る」現場だからこそ、AIの実力がごまかしなく見える。仕事の現場で試す前に、まず自分の家で確かめてしまう。私自身、いつもそうやってAIと付き合っている。

03

ジーニーさんが伝える「GPT-5.6 Sol」——最上位モデルをガンガン回す1週間

ジーニーさんが伝える「GPT-5.6 Sol」——最上位モデルをガンガン回す1週間

▶ 該当シーンを動画で見る(3:05〜)

続いてはジーニーさん(北平貴之)/弱点逆転家・AIインストラクター。ジーニーさんの今週のイチオシは、なんといってもOpenAIの「GPT-5.6 Sol」。

「Fableをじっくり使い込もうと思ってたら、いつのまにか最上位モデルの『Sol』をガンガン回す週になってた」——そのスピード感に、私も思わず笑ってしまった。一番いいモデルが出た瞬間にもう次の話題が来る。今週も相変わらずのカオスだ。

そしてジーニーさんが今日いちばん紹介したかったのが、OpenAI公式が取り上げた「日本人の活用事例」。AIの専門家じゃない、現場の人がSolを使って何をやったのか——これは後半でじっくり紹介してくれることになる(後述のCodex農家エピソード)。ニュースをただ説明するんじゃなくて、実際に日本の現場でどう使われてるかまで見せてくれるのが、今日のジーニーさんの語り口だった。

ジーニーさん(3:05〜)

「今週ですね、GPTの5.6。Fable、512日までに使わなきゃと思ってたら、あのほとんど今『ソル』ですね。新しいモデルの一番最上位のモデルをですね、ガンガン回してるっていう。今日は実際に面白い日本の人の活用事例がOpenAIの方から出てきたので、その辺りを見ていきたいなと思っております。」

ジーニーさんが伝える「GPT-5.6 Sol」——最上位モデルをガンガン回す1週間(LIVE配信画面より)

「Fableを使い倒す前に次のSolが来た」という感覚、正直私も毎週味わっている。新しいモデルが出るたびにゼロから使い方を覚え直すのは、しんどいけど楽しい。ジーニーさんは「弱点逆転家」という肩書きの通り、AIが苦手な人にもわかりやすく橋渡しする視点を持っていて、今日のニュース紹介もその橋渡し役として機能していた。

今回とくに印象に残ったのが「最上位モデルをガンガン回す」というスタンス。無料版やお試し版で様子見するのではなく、いちばん性能の高いモデルを日常業務に思い切って投入してみる——ジーニーさんのこの姿勢は、このあと紹介する日本の現場でSolクラスのモデルがどう使われているかという具体事例(後半のCodex農家エピソード)への、今日のLIVE全体の伏線にもなっていた。

ジーニーさんが北平貴之という本名で活動しながら「ジーニーさん」という愛称で親しまれているのも、この場の空気を象徴してる。新潟でディードットステーション新潟ふるまち教室を構えていて、AIと言葉の力で「弱点で繋がる社会」を作ることをテーマにしてる人。今日のGPT-5.6の紹介も、専門用語を並べるのではなく、リスナーが思わず「へえ」と声を出したくなるような温度感で届けてくれていた。太陽のように輝く「Sol」というモデル名も、ちょうど日曜朝の空気にぴったりだなと、聞きながらそんなことを思っていた。

信州大学で情報工学を学んだ経歴を持つジーニーさんだけど、今日の語り口には難しい専門用語がほとんど出てこない。GPT-5.6もSolも、AIに詳しくない人が聞いても置いていかれない紹介の仕方をしていて、それがこの日曜LIVEの空気そのものだと感じた。

04

友くんが見せる「アベンジャーズ状態」の新モデルラッシュ——Fable 5延長・Sol・Grok 4.5・Muse Spark 1.1

友くんが見せる「アベンジャーズ状態」の新モデルラッシュ——Fable 5延長・Sol・Grok 4.5・Muse Spark 1.1

▶ 該当シーンを動画で見る(6:56〜)

画面共有のバトンを受け取ったのは友くん(田中友紀)/AIカイテキサポーター。「エアー快適サポーターの田中です、友くんです」の自己紹介からスタートして、いよいよ今週の本編ニュースへ。この前には、7月14日に46歳の誕生日を迎えるただっちへ、友くんの司会でChatGPTの音声モードにお祝いの歌を歌わせるというサプライズも挟まれて、笑いの絶えないパートだった。

まず速報級のお知らせとして、Claudeの「Fable 5」の利用延長がアナウンス。基本時間が翌日16時前まで使えるようになったって話。Claude Fable 5活用の本質は「軍師」にすることだと語った回からまだ日も浅いのに、これだけでもニュースなんだけど、今週はそれ以外にも新モデルが本当に続々と出た週だった。

友くんいわく、ChatGPTがSol・Terra・Luna、Claudeが Fable 5、Grokが4.5、Metaが Muse Spark 1.1——まるでヒーロー映画のキャラクター紹介みたいに、各社の最新モデルがずらっと並ぶ状態。「もうアベンジャーズかという感じ」という一言がすべてを物語ってて、正直「登場人物が多すぎてよくわかんない」って笑いながら言ってたのも、視聴者みんなの本音を代弁してくれてた。

友くん(6:56〜)

「今週の注目トピックなんですけれども、もうですね、ちょっと映像化させてみたんですが、いろいろですね、なんかフェーブル5、こちら延長しましたので、基本時間、一応明日の4時前ぐらいまでいけるそうです。そして新モデルが続々出ております。キャラ風にやっていましたが、左からですね、ChatGPTがSol・Terra・Luna、そしてクロードのフェーブル5、グロックは4.5、メタはミューズスパーク1.1ということで、もうアベンジャーズかという感じ。すいません、そんな感じなんですけど、本当に登場人物が多すぎてよくわかんないという感じの、カオスな1週間でした。」

友くんが見せる「アベンジャーズ状態」の新モデルラッシュ——Fable 5延長・Sol・Grok 4.5・Muse Spark 1.1(LIVE配信画面より)

ちなみにGeminiちゃんの新モデルはこの週は静かめで、月末のCloud Next発表に向けて温存中かもという読み。情報が多い週こそ、誰かが「今どこが一番動いてるか」を整理してくれるのがありがたい。

友くんは元理学療法士という経歴を持っていて、AIをカイテキ(快適)に変える視点で説明してくれる人。新モデルが乱立して混乱しがちな今週のニュースも、「全部覚えなくていい、まず自分が今使ってるツールの延長情報だけ押さえよう」というスタンスで整理してくれるので、情報過多に疲れがちなAI初心者にもありがたい構成になっていたと思う。

各社の最新モデルを一覧で見せてもらうと、正直「結局どれを使えばいいの」となりがちだけど、友くんの整理の仕方は「まず自分が普段使ってるサービスの中で、今どれが更新されたか」だけを押さえるというシンプルなもの。ChatGPT・Claude・Grok・Geminiと複数のAIを併用してる人ほど、こういう横断的な最新情報の棚卸しはありがたい。「アベンジャーズ状態」という表現がしっくりくるくらい、各社が同じタイミングで主力モデルをぶつけてきているのが、今のAI業界の温度感そのものだと思う。

05

積さんが出雲で見た「地域とAIの実装格差」——課題は絞り込めてない

積さんが出雲で見た「地域とAIの実装格差」——課題は絞り込めてない

▶ 該当シーンを動画で見る(9:05〜)

後半戦の口火は積さん(積高之)/WACA理事・京都華頂大学准教授。先日、代表理事に就任したばかりで、今週は各地を飛び回ってセミナー・イベント三昧。取材時点では出雲市に滞在中とのことで、来週は仙台に向かうそう。

積さん(9:05〜)

「地元の各地域の中小企業の方々の実装度合いとの差が、どんどん開いてきた感じがしてるんですよね。それを僕らが埋めるっていうのが、ITコーディネーターもそうですし、WACAもそうですし、各地にメンバーがいるので、その人たちを通じて地域の人たち、地域の職業の人たちにどんどんやっていってもらう——そういうことがベースになってるんです。もう1個大きな課題は「地域課題」。各地域それぞれ持ってる課題をどうやって解決していくかというところで、僕は特にAIを導入することが目的じゃなくて、最終的にどういう成果があるのかということを目的にしましょうよ、というふうにしています。」

積さんが出雲で見た「地域とAIの実装格差」——課題は絞り込めてない(LIVE配信画面より)

そんな積さんが肌で感じているのが、AIニュースの盛り上がりと、地方の中小企業の実装度合いとの「差がどんどん開いている」という現実。ここが今日のLIVE全体のテーマ「AIを知らずに進むか、流れをつかんで一歩先へ進むか」と重なってくる。

積さん(9:35〜)

「課題っていうのは、当然もう地域に課題あるよってみんなおっしゃると思うんですけど、そうじゃなくて絞りきれてないんですよ、完全にね。誰の何を解決するのかっていうのははっきりしないまま、例えば法律化するんだけど、その後のことができない。僕はその大量にデータが入ってくる、そのデータ、例えば身近なデータで言うとGoogleマップの口コミであるとか、ビジネスプロフィールの口コミであるとか、そういったものの大量のデータなんですよ。そのデータの中からとか、例えばこれまだ行政の方々に話してるんですけど、市民の声とかみたいな、電話の内容であるとか、それからメールとかも来たりもするんですけど、課題を見つけ出していって、それを絞り込んでいくっていうのがAIの力なんじゃないかなって。」

積さんは、この差を埋める役割をWACAやITコーディネーターの各地メンバーが担い、地域の人・地域の職業の人にAIを届けていくのがベースだと説明。ただ、もう一つ大きな壁として挙げたのが「地域課題」そのものの解像度。「地域に課題があるのは誰でも言う。でも、誰の何を解決するのかが絞りきれていない」という指摘は、AI活用に限らずどんな取り組みにも刺さる本質だと思う。

積さんが提案するのは、Googleマップの口コミやビジネスプロフィールのレビュー、行政に届く市民の声や電話・メールといった「大量の生データ」からAIで課題を見つけ出し、絞り込んでいくアプローチ。AI導入そのものをゴールにせず、最終的な成果から逆算する——90日で始める実行計画という言葉も出てたけど、地域単位でAIを実装していく上で、まず「何のためにやるのか」を絞り込む力こそAIの出番だという話は、経営者としても頷くところが多かった。

06

ただっちが見せる「タブ2つ」活用術——音声入力×文字入力のいいとこ取り

ただっちが見せる「タブ2つ」活用術——音声入力×文字入力のいいとこ取り

▶ 該当シーンを動画で見る(12:28〜)

後半の話題は再びただっちへ。冒頭で紹介した「音声対話が相棒っぽくなった」話を、もう一段深掘りしてくれた。

ただっち(12:28〜)

「今週はなんといってもチャットGPTライブですね。音声対話が本当に人っぽくなってきたっていうところで、変わったのがうなずきとか、こっちが喋っている間に「へー」「うーん」って言ってくれたりだとか。あと僕が驚いたのは、ちょっとどうかなってちょっと深い質問をしたら「考えたら焦らなくてもゆっくり答えればいいからね」って言ってくれて。そんな気遣いをしてくれるんだって、本当に人以上に人らしくというか、コーチングとかそういうスキルが上がってきたなというところでした。」

ただっちが見せる「タブ2つ」活用術——音声入力×文字入力のいいとこ取り(LIVE配信画面より)

ChatGPT Liveの進化として挙げたのが「うなずき」。こっちが話している間に「へー」「うーん」と相槌を挟んでくれるようになったこと。そして何より驚いたのが、ちょっと踏み込んだ質問をしたときに「焦らなくてもゆっくり答えればいいからね」と気遣ってくれたエピソード。これ、コーチングやカウンセリングの現場で人がやる”間の取り方”そのもので、AIがそこまで人間らしい配慮を見せてきたのかと素直に驚いた。

そして実践的だったのが、ただっち直伝の「タブ2つ」活用術。片方のタブでChatGPTの音声入力を開いて「これどう思う?」と壁打ちしながら、もう片方の文字入力タブでアイディアをどんどん書き出していく——音声のスピード感と、文字の整理力を同時に使う、いいとこ取りのワークフロー。これは今日から真似できる実践的なTipsだよね。

ただっち(12:58〜)

「僕のいいなと思ったおすすめの使い方が、この別のチャットGPT——たまたまチャットGPT開いてるんですけど、チャットGPTで普段対話して文字入力でどうしようかなって考えること、結構多かったんですね。でもこの音声入力を右側でタブ2つ開いておいて、音声入力で「これどういうふうにしたらいいと思う?」っていう対話をしながら、文字入力でアイディアを出し押していくっていうやり方は、めちゃめちゃ使えそうだなと思ったので、もしよかったら皆さんもぜひ試してください。」

これを受けて私(ひろくん)も「息子の宿題の話もそうだけど、本当にその人を見ながらやってくれる」「自分専用にパーソナライズ化するといいのかな」と反応。ただっちの提案に「画面分割のね、確かにそれもあるよね」と付け加える一幕もあって、いいツールの使い方はその場でどんどん磨かれていくんだなと感じた瞬間だった。

この「タブ2つ」のやり方、聞いていて地味だけど面白いなと思った。音声で話すときは思考のスピードが落ちないから、アイディアがどんどん出てくる。一方で文字で打つときは、頭の中を一度整理してから言葉にする作業が入るから、精度が上がる。この2つを同時並行で使うことで、スピードと精度のどちらも犠牲にしない——ただっちが実演しながら見つけていったその過程自体が、今日いちばん臨場感のある瞬間だった。

07

私(ひろくん)が語る、イーロン・マスクが説いた「アトムの仕事」論

私(ひろくん)が語る、イーロン・マスクが説いた「アトムの仕事」論

▶ 該当シーンを動画で見る(14:17〜)

友くんから「では、ひろくんですね」とバトンを受けて、私が今週いちばん考えさせられた話をシェアした。ネタ元は、イーロン・マスクが去年10月に出演したジョー・ローガンさんの番組。3時間半、AIの未来をひたすら語ってるという長尺回で、正直「今更」見たんだけど、内容が今の景色を先取りしすぎていて驚いた。

ひろくん(14:17〜)

「イーロン・マスクの、去年の10月ぐらいに配信された、ジョー・ローガンさんの番組があって、3時間半ぐらいAIの未来の話をしてるっていうのがあったんですけど、それを今更ながら見たときにめちゃくちゃ、去年の10月の景色と今はだいぶ違うはずなんですけど、イーロンはその先をさらにもう見てて。スマホが消える、何を作るか、ビットの仕事、真実追求、意味の問いみたいなところを、僕なりに分解して記事にしたんです。」

私(ひろくん)が語る、イーロン・マスクが説いた「アトムの仕事」論(LIVE配信画面より)

私が特に刺さったのが「ビットの仕事」と「アトムの仕事」という整理。誰もが独自のAIを作れるようになった今、真っ先に消えていくのは”ビットの仕事”——つまりデータや情報だけで完結する仕事。逆に長く残るのは”アトムの仕事”、つまり物質・物体を扱う仕事。配管、溶接、料理、農業、介護——人の手が絶対に必要な現場のことだ。

ひろくん(14:47〜)

「本当に僕はやっぱ現場が命だよっていうのを、ずっとこの3年くらい前からセミナーで言ってたんですけど、本当いよいよその上が現実的だなって思ったのは、やっぱ現場でやってる職人さんとか、そういったところにAIがいよいよ降りてきてですね。本当に皆さん独自のAIを作れるようになってきた時に、真っ先にはビットの仕事は消えてきましたよね。で、アトムの仕事というのは物質の仕事、物体の仕事が長く残るというところに、ここにAI共創を、現場の人たちが作っていくっていうのが、めちゃくちゃこれからの新しい仕事になってくるのかなと。まさに配管とか、溶接、料理、農業みたいな、人の手が絶対必要だよね、介護の現場とか。」

私はここ3年くらい、セミナーで「現場が命だ」と言い続けてきたんだけど、AIが本当に現場の職人さんのレベルまで降りてきた今、それがようやく現実味を帯びてきたと感じている。AIというテクノロジーを現場の人たち自身が使いこなして共創していく——これがこれからの新しい仕事の形になる。AIのテクノロジーが現場の技術にかけ算されることで、その人ならではの特性がむしろ生きてくる時代がくる。

そしてイーロンが語っていたユニバーサル・ハイインカム(誰もが豊かに暮らせる社会)の先には、「心が満たされない人」が続出するリスクもある。AIがなんでもやってくれるおかげで、人間の成長機会や失敗する経験が失われてしまう——だからこそ「何のために生きるのか」「愛とは何か」という、見えない部分の問いがこれから問われてくる。積さんが語った地方の話ともつながるところで、現場の課題解決にAIを使う人が増えれば、出雲で解決したことがロンドンでも解決するかもしれない。グローカルにつながっていく——日本にとってはむしろチャンスなんじゃないかと、私は思っている。

08

ジーニーさんが解説「Codexで現場が変わる」——ブロッコリー農家が自分でツールを作った日

ジーニーさんが解説「Codexで現場が変わる」——ブロッコリー農家が自分でツールを作った日

▶ 該当シーンを動画で見る(17:14〜)

ジーニーさんの2番目の出番。ちょうど自身も中小企業診断士協会でCodexについて講演したばかりで「現場に行くと課題が見えて非常に面白い」と実感を共有してくれた。そして紹介してくれたのが、まさに私(ひろくん)がさっき語った「アトムの仕事」論を裏づける、OpenAI公式が取り上げた日本人の活用事例動画——ブロッコリー農家がCodexで現場を変えた話そのものだ。コードが書けない社長がCodexでAI診断アプリを作りNetlifyで公開した回を思い出す人も多いはず。「専門家じゃなくても自分の手で現場を変えられる」という流れは、GPTs研究会でもここ最近続いている実感だ。

ジーニーさん(17:14〜)

「私、中小企業診断士協会の方でCODEXのお話をさせていただいたんですけども、やっぱり現場に行くと課題が見えて非常に面白いなっていうふうに思っております。今まさにひろくんが言ったところの話が、今回のオープンAIの発表の中に含まれてた日本人の人の活動の動画が上がってました。それをまず見ていきたいなと思います。」

ジーニーさんが解説「Codexで現場が変わる」——ブロッコリー農家が自分でツールを作った日(LIVE配信画面より)

登場するのは、ブロッコリー畑で働く農家の方。「畑の中でどこからどこまで作業したかが分からなくなるから、境界をデジタル上で分かるようにする仕組みを作りたい」——エンジニアでもなんでもない、北海道で野菜作りを一から学んだ人が、Codexを使って自分の課題を自分で解決していく。ビニールハウスの側面換気を手動でやっていた作業を、Codexで電動モーターを組み込んで自動化。ネットさえ繋がっていればどこにいてもコントロールできる仕組みまで作ってしまったという。

ジーニーさん(17:44〜)

「今回の変更点だとか、これからの上げ方みたいなところ、いろいろ見えてきてて。まず今回、農家の人ですよね。AIの専門家でない人たちが主人公になっている話だったり、AIが本当に現場に入ってきているっていう形だったり——さっき、古いモデルだと何回もかかるっていうようなものが、新しいモデルを使うと一発で出てくるようになったよ、とか。一番面白いのは、やっぱり自分たちの仕事を自分で改善するっていう時代に入ってきてるんだな、というのが明らかにわかる。」

この農家さんが語っていた「過去のモデルは何回もやり取りして改善して、また指示出しての繰り返しだったのが、新しいモデルは一発のプロンプトで自分のデータベースをCodexが読み取って、勝手にいろんなツールを使いながら、最終的なゴールまで自分で考えて実行してくれる」という変化は、AIの専門知識がなくても現場の課題を自分の手で解決できる時代が来たことの証拠そのもの。「自分で魔法を見ているような気持ちになりました」という農家さんの言葉が、今日のLIVE全体を象徴してる。

動画の最後には「ニワトリがうるさくて取材が進まない、静かにするにはどうすればいいですか」という、なんとも人間らしい質問まで飛び出す一幕も。ジーニーさんいわく「今回の変更点、これからの上げ方が見えてきた」——AIの専門家じゃない人が主人公になり、AIが本当に現場に入り込んできている。「自分たちの仕事を自分で改善する時代に入ってきてる」というジーニーさんのまとめは、今日の全出演者の話をきれいに一本につないでくれた。

まとめ — ニュースを知るだけで終わらせず、現場で使い倒す人から学ぶ

GPT-5.6「Sol」、Fable 5延長、Grok 4.5、Muse Spark 1.1——今週も新モデルが「アベンジャーズ状態」で登場した1週間だった。でも今日のLIVEがいちばん教えてくれたのは、ニュースの数じゃなくて「誰が、どう使い倒しているか」だったと思う。ただっちの音声対話×文字入力タブ2つ活用術、積さんが語る地域の実装格差と課題の絞り込み、そしてブロッコリー農家がCodexで自分の畑の課題を自分の手で解決した話——どれも、AIの専門家じゃない現場の人が主人公だった。イーロン・マスクが言う「アトムの仕事」がいよいよ現実的になってきた今、AIニュースを追いかけるだけじゃなく、自分の現場で使い倒す側に回る——それが今週いちばんの学びだったと思う。

FAQ

よくある質問

Q. GPT-5.6「Sol」とはどんなモデルですか?

LIVEでは、OpenAIの新しいモデルの中でも一番最上位の「Sol」を積極的に使い込んでいるという紹介がありました。ジーニーさんによると、OpenAI公式が日本人ユーザーの活用事例(ブロッコリー農家がCodexで現場の課題を解決した話)を取り上げるほど、現場への浸透が進んでいるとのことです。

Q. 今週登場した新モデルにはどんなものがありますか?

友くんの紹介では、ChatGPTのSol・Terra・Luna、ClaudeのFable 5(利用時間延長)、Grokの4.5、MetaのMuse Spark 1.1が同時期に登場し「アベンジャーズ状態」と表現されていました。Geminiは月末のCloud Next発表に向けて温存中ではないかという見方も語られています。

Q. イーロン・マスクが語った「アトムの仕事」とはどういう意味ですか?

LIVEで私(ひろくん)が紹介した内容では、データや情報だけで完結する「ビットの仕事」はAIに置き換わりやすい一方、配管・溶接・料理・農業・介護のように物質や物体を扱う「アトムの仕事」は人の手が長く必要とされ、そこにAIが現場の人自身によって共創されていくことがこれからの新しい仕事の形になる、と語られていました。

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COLUMN

中間は全部AIでいい、でも入口と出口だけは人間がやる

中間は全部AIでいい、でも入口と出口だけは人間がやる

今日のLIVEを見ていて、ずっと頭に浮かんでいたのがこの話だった。以前、ザ・インナーサークルの登壇で私はこう話したことがある。「現場の生の一次情報と、最終的にアウトプットするところは人間。その中間は全部AIがやってもいいのかな」。まさに今日、積さんが語った「行政に届く市民の声や電話の内容という大量のデータからAIが課題を絞り込んでいく」という話も、ブロッコリー農家さんが「自分のデータベースをCodexが読み取って、勝手にいろんなツールを使いながら最終的なゴールまで自分で考えて実行してくれる」と語っていた話も、まさにこの「入口と出口は人間、中間はAI」の実例そのものだったと思う。

カルピスの原液があって、そこから薄めていろんな媒体に変えていくように、地域の一次情報(口コミ、電話、メール)という原液を、AIが薄めて整理して届けやすい形にしてくれる。でも「何を解決するのか」を決める入口と、「これでいこう」と判断する出口は、最後まで人間の仕事として残る。積さんが言っていた「課題は絞りきれていない」という指摘も、結局は「入口」の設計がまだ甘いという話で、そこにAIを使うのではなく、そこを決めるのが人間の役目なんだと思う。この感覚は、分身AI.comで書いた「分身AIと歩んだ100日」のまとめ記事で振り返った、AIに任せて転びながら学んだことともつながっている。

イーロン・マスクが語った「アトムの仕事」の話とも、この構造はきれいに重なる。物質や物体を扱う現場仕事が長く残るのは、そこに「入口(何が起きているか)」と「出口(どう手を動かすか)」が常に人間側にあるからだ。AIがどれだけ賢くなっても、畑で「ここが境界だ」と決めるのも、ニワトリの鳴き声にどう向き合うかを決めるのも、最後は現場の人間。ゼロイチの足し算は人間がやるしかない、AIはそれを大きく最適に届ける増幅装置——これは私が普段から大事にしている考え方なんだけど、今日の5人の話がそれぞれ違う角度からこの一点に集約されていくのを聞いていて、あらためて確信を持てた1週間だった。分身AIが合格点を出すまで自分で書き直す仕組みを作った話も、結局「最後にGOを出す」という出口だけは私が握り続けているから成り立っている仕組みだったりする。

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毎週日曜7:00〜/8:00〜、ウェブ解析士協会(WACA)と共催。AI最新ニュースを仲間と学べる無料ライブ。

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🌈 ジーニーさん(北平貴之)— 弱点逆転家・AIインストラクター

AIと言葉の力で「弱点で繋がる社会」を創る。ディードットステーション新潟ふるまち教室 代表。

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