Google公式「google/skills」徹底解説——107スキル固定検証+追加2本、16プラグイン、GA4実機検証

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくんです。

Google公式のAgent Skillが出た。

そう聞いて一覧を開くと、英語の名前がずらーっと並んでいます。

うん、分からん。

アプリなのか。AIへ追加する知識なのか。それとも、Googleのサービスを勝手に動かす仕組みなのか。名前だけ追っても、仕事で使う姿が見えてこないんだよね。

だったら、一個ずつ見るしかない。

Google公式のgoogle/skillsを全件調べました。数を数えただけではありません。何ができるのか、どんな仕事で使うのか、実データへ触るものなのか。107本を同じ物差しで見直した。

で、一覧表を作って終わるのも違う。

Google Analytics 4(GA4)用Skillを、実際のai-kidou.jpの環境で動かしました。直近7日と、その前の7日を比べ、取れた数字を次の判断へどうつなぐかまで試した。

この記事で持ち帰ってほしいのは、次の3つです。

  • google/skillsは何で、一般的なAIツールと何が違うのか
  • 107スキル・16プラグイン・追加7系統で何ができるのか
  • 自分の仕事でどう活用し、何を人間が判断すればよいのか

先に、いちばん面白かった結果を言います。

追加ログインなし。約6秒。GA4への書き込みは0。

その条件で実データを取得できました。そして、直近7日と前の7日を比べると、セッション減少の中心は検索流入ではなくDirectだった。

ただ数字を取ったのではありません。

最初は「サイト全体が落ちてるな…」としか見えません。でも内訳を見ると、「まずDirectの前週要因や計測分類を確認しよう」と、見る場所が一気に細くなった。

ここが大事だよね。

でね、107本を暗記する必要はありません。

あなたの仕事に関係するところだけ拾えばいい。ここからは、機能名の羅列ではなく「何を任せたいか」からほどいていきます。

この記事の目次

  1. google/skillsとは何か
  2. Skill・Script・Plugin・MCPの違い
  3. 固定検証した107スキルの全機能
  4. 16プラグインの全体像と主な機能
  5. 追加エコシステム7系統
  6. 導入方法と安全な頼み方
  7. 仕事別の活用法
  8. 公式Skillと自作Skillの組み合わせ
  9. GA4公式Skillの実機検証
  10. GA4 7日差分パルスへの実装
  11. 導入前の注意点
  12. 自分の仕事で始める手順
  13. よくある質問
  14. まとめ

更新注記——107本は2026年8月13日の検証固定値

この記事の107スキル、16プラグイン、追加7系統は、Google公式リポジトリのコミットc4591645(2026年8月13日)を全件走査した固定値です。

2026年8月16日の公式mainはコミット8f57a0dへ進み、直接選べるSkillは109本になっています。追加された2本は、記事末の補遺へ。

google/skillsは開発中のカタログです。導入時は、公式リポジトリの最新版も確認してください。

google/skillsを仕事へ活用する全体マップ

公式SkillでGoogleの手順をそろえ、自作Skillで目的・判断・週次運用を重ねる。

1.Google公式google/skillsとは何か

Agent Skillは、AIに専門的な仕事の進め方を教える手順書

Agent Skillは、AIへ仕事の進め方を渡す仕組み。

中心になるのはSKILL.mdという文書です。中には、次のような内容が書かれています。

  • どんな依頼で使うか
  • 正しいAPIやCLIの扱い方
  • どこで失敗しやすいか
  • 実行後に何を検証するか
  • 使わない方がよい場面はどこか

AIは一般知識だけで「たぶんこうだろう」と進めず、その専門手順を読んでから動けるようになる。

あ、そうだ。手順書が増えるだけでなく、判断のよりどころが増える——ここが普通のPrompt集との違いです。

料理でいえば、食材でも調理器具でもありません。プロが残したレシピと、「ここで焦がすなよ」という注意書き。そんな感じかな。

google/skillsはGoogle製品に特化した公式Skill集

google/skillsは、Googleが公開しているAgent Skillのカタログです。

中心領域はGoogle Cloud。Gemini、Agent Platform、GKE、BigQuery、データベース、監視、セキュリティ、Google Ads、Google Analyticsなどを扱います。

ただね、Googleの全サービスをまとめて操作する万能AIではありません。

調査時点の本体107本には、Gmailの送受信、Google Driveの一般的なファイル操作、Calendarの予定操作、Docs・Sheets・Slidesの一般編集、YouTube Studioの操作は含まれていない。

「Google公式」と聞くと何でもできそうに見える。でも、入っていないものは入っていない。ここは期待で補わず、実際の収録範囲を見た方がいいよ。

一般知識で答えるAIと、公式手順を持つAIの違い

一般知識だけのAIは、学習済みの記憶から操作方法を組み立てる。製品の更新が入ると、古いコマンドや廃止された方法を提案することがある。

公式Skillを読んだAIは、そのSkillに書かれた現在の手順、注意点、確認方法を土台に動く。

もちろん、公式Skillがあれば結果が自動的に正しくなるわけではありません。認証、権限、対象プロジェクト、実データ、実行後の確認は別に必要だ。

それでも「何となく知っているAI」から、「Googleの専門手順を参照して進めるAI」へ変わる意味は大きい。

正直、派手な魔法ではありません。でも、実務ではこの差が効くんだよね…。

どの環境から利用できるのか

公式READMEでは、Agent Skillsに対応する環境からSkillを追加できます。製品プラグインの案内先は、Claude Code、Codex、Antigravity CLI。

ただし、Skillを読めることと、Googleの実データへ接続できることは別です。

実行には、対象に応じてGoogleアカウント、Google Cloud CLI、Application Default Credentials、APIの有効化、対象サービスの権限などが必要になります。

2.Skill・Script・Plugin・MCPはどう違うのか

ここ、私は最初に引っかかりました。

Skill、Plugin、MCP。似た言葉が並ぶので、全部同じ箱に見えるんです。役割で分けると、かなりスッキリします。

要素 役割 単体で外部操作するか
Skill AIへ専門知識、手順、注意点、検証方法を教える 原則として手順書。既存ツールを使う判断は変える
Script付きSkill API呼び出し、診断、生成、評価などを補助する Scriptの内容と権限によって外部作用がある
Plugin Skill、Script、MCP設定などを製品別にまとめる 接続先と権限によって作成・更新・削除まで起こり得る
MCP AIと実際のサービスをつなぐ操作口 接続したToolと認証権限の範囲で外部操作できる
API サービスの機能をプログラムから呼び出す窓口 呼び出す機能に応じて読み書きが発生する
CLI コマンドでサービスを操作する道具 実行コマンドと権限に応じて外部作用がある

Skillは新しい権限を与えるものではない

Skillを追加しただけで、Googleアカウントの権限が増えるわけではありません。

ただしね、AIが既存のCLIやAPIを正しく使えるようになると、今ある権限を使い切れる範囲は広がります。

だから、安全性はSkillの名前だけでは決まらない。

「どの認証情報を見せるか」「どの権限で実行するか」「読み取りか書き込みか」まで含めて考える必要があります。

Pluginは実務機能をまとめた製品別パッケージ

Pluginは、Skillだけでなく、MCPやScriptをまとめて導入できる形だ。

たとえばデータベース系Pluginなら、接続、SQL実行、スキーマ確認、データ更新まで一つの製品単位で扱える。そのぶん便利だが、実データや課金資源へ届く可能性も高くなる。

まず仕組みを知るならSkill。実環境へ接続して操作するなら、PluginやMCPの外部作用まで確認する。

この分け方なら迷いにくいよ。

3.本体107スキルの全機能

さて、ここから107本です。

正直、全部を頭から読むのはしんどい。なので、コミットc4591645で直接選べた107本を15分類に分けました。

表は「Skill名」「対象サービス」「できること」「想定業務」の順です。英語名ではなく、今任せたい仕事に近い分類から見てみよう。

まず15分類で、自分に関係する場所を見つける

分類 本数 主な仕事
AI・機械学習 18 Gemini、Agent、RAG、Model管理・評価
BigQuery・Data分析 6 集計、分析、Data Lineage、Airflow
Infrastructure設計・CLI・端末 4 Cloud設計、gcloud、遠隔端末、Agent開発環境
Log・監視・Cost・障害対応 14 Logging、Monitoring、SLO、Cost、障害診断
GKE・Container 17 Cluster、配備、伸縮、Security、信頼性
Database 4 AlloyDB、Bigtable、Cloud SQL、Spanner
Google Cloud開始・組織基盤 3 認証、Onboarding、Landing Zone
Google Ads・広告SDK 12 Ads API、Audience、Conversion、App広告
Google Analytics 2 GA4のData取得と設定管理
複数製品Solution 9 Agent、RAG、Lakehouse、Cloud全体設計
Network 3 GKE Network、Service公開、Global Frontend
Security 3 SecOps検知、GKE Platform・Workload防御
Serverless・Firebase 2 Cloud Run、Firebase
Storage・Backup 4 GKE Backup、Storage、Filestore、Cloud Storage
Well-Architected Framework 6 Cost、運用、性能、信頼性、Security、環境負荷

全部を順番に読む必要はありません。広告をやっているならGoogle Ads、サイト運営ならAnalytics。まず自分の仕事に近い表だけ拾ってください。

A.AI・機械学習(18)全機能を見る
Skill名 対象サービス できること 想定業務
agent-platform-alert-configuration Agent Platform・Cloud Monitoring 遅延、エラー、トークン、品質、安全性のアラートをTerraformで生成 AIエージェントの運用監視
agent-platform-deploy Agent Platform・Model Garden モデルを配備し、状態確認、配備解除、削除を行う 推論モデルの本番配備
agent-platform-endpoint-management Agent Platform 配信エンドポイントを作成、一覧、更新、削除 AI APIの公開先管理
agent-platform-eval-flywheel Agent Platform Evaluation 評価データ、指標、LLM審査、失敗分析、修正前後比較を回す AI品質の継続改善
agent-platform-inference Agent Platform Inference Geminiやオープンモデルで推論し、認証・429エラーを診断 複数モデルの推論実行
agent-platform-migrate-from-ai-studio AI Studio・Agent Platform AI Studio版Gemini APIから企業向け環境へ移行 試作AIの業務環境移行
agent-platform-model-registry Model Registry モデルと版を登録、一覧、説明、更新、削除 モデル資産の版管理
agent-platform-prompt-management Prompt Management プロンプトを登録、取得、版管理、削除 業務プロンプトの管理
agent-platform-rag-engine-management RAG Engine コーパスとファイルを管理し、根拠取得とRAG回答を行う 社内検索・根拠付き回答
agent-platform-skill-registry Skill Registry Skillを登録、検索する 組織内Skillの共有
agent-platform-troubleshooting Agent Platform周辺基盤 Gateway、Registry、Identity、Policyなどの403・500障害を診断 AI基盤の障害対応
agent-platform-tuning Agent Platform Tuning Geminiやオープンモデルを調整する 専門モデルの作成
agent-platform-tuning-management Tuning Jobs 調整ジョブを一覧、取得、キャンセル 学習ジョブの運用管理
bigquery-ai-ml BigQuery ML・生成AI 予測、異常検知、要因分析、検索、分類、要約、翻訳をSQLで実行 データ分析とAI処理の統合
gemini-agents-api Gemini Enterprise Agents API 管理型Agentを作成、設定、更新、削除し、File・Skill・Toolを搭載 業務Agentの構築
gemini-api Google Cloud版Gemini API マルチモーダル、Tool、生成、Cache、Batch、Live APIを扱う Gemini組み込み開発
gemini-interactions-api Gemini Interactions API 状態保持会話、非同期実行、Streaming、構造化出力、関数呼び出し 対話型AIアプリ開発
gemini-live-api Gemini Live API 双方向WebSocket、Session再開、Token更新を備えたClientを作る 音声・映像のリアルタイムAI
B.BigQuery・データ分析(6)全機能を見る
Skill名 対象サービス できること 想定業務
bigquery-basics BigQuery Dataset、Table、View、Job、SQL、データ投入を管理 分析基盤の基本運用
bigquery-bigframes BigQuery・BigFrames pandasやscikit-learn風のPython分析・MLをBigQuery上で実行 大規模データのPython分析
datalineage-bigquery-asset-impact-analysis BigQuery・Data Lineage 変更や削除で影響を受ける下流資産を特定 データ変更前の影響調査
datalineage-summary BigQuery・Cloud Storage データの上流・下流関係をMarkdownで要約 データ来歴の説明資料作成
managed-airflow-dag-authoring Managed Airflow DAGを作成・拡張し、Airflow 2・3互換性を検証 データ処理の定期実行設計
managed-airflow-migrations Managed Airflow Airflow 2.11.1や3への移行と破壊的変更を検査 Airflow更新対応
C.インフラ設計・CLI・端末(4)全機能を見る
Skill名 対象サービス できること 想定業務
design-deploy Google Cloud・Terraform インフラ設計、HCL検証、配備、障害診断 クラウド基盤の設計・構築
developer-device-platform-basics Developer Device Platform 遠隔Android端末の予約、接続、延長、キャンセル 実機テスト環境の利用
gcloud Google Cloud CLI 末端Helpを確認し、破壊操作を見分けながらコマンドを提案・実行 Google Cloudの横断操作
google-agents-cli-onboarding Google Agents CLI CLIの導入と初期設定 Agent開発環境の準備
D.ログ・監視・コスト・障害対応(14)全機能を見る
Skill名 対象サービス できること 想定業務
cloud-logging-configuration-basics Cloud Logging Log Bucket、Sink、View、IAM、指標、除外を設定 単一Projectのログ基盤構築
cloud-logging-cross-project-configuration Cloud Logging 複数Projectのログを集約し、配送障害を診断 組織横断のログ管理
cloud-logging-query-generation Cloud Logging 自然文からLogging Query Languageを生成 障害ログの検索
cloud-monitoring-chart-generation Cloud Monitoring Dashboard用Chartのtextprotoを生成 監視画面の作成
cloud-monitoring-metric-selection Cloud Monitoring 資源に合うMetric Descriptorを検索・選定 監視指標の設計
gke-ai-troubleshooting-handle-disruption-gpu-tpu GKE・GPU・TPU 保守や中断を予測、診断、緩和 AI計算基盤の中断対応
gke-ai-troubleshooting-tpu-vbar-oom GKE・TPU v6e vbarクラッシュ、OOM、初期化失敗を診断 TPU障害の原因調査
gke-cost-analysis GKE・BigQuery Billing Export 請求とCluster指標から費用を分析 GKE費用の見える化
gke-cost-optimization GKE Rightsizing、Spot VM、CUD、Quotaを最適化 GKE費用の改善
gke-observability GKE・Logging・Monitoring Logging、Monitoring、Managed Prometheusを設定 GKE監視基盤の整備
gke-tpu-metrics-monitoring GKE・TPU 稼働率、Memory、Node状態、中断、MTTR・MTBIを監視 TPU運用品質の把握
google-cloud-networking-observability VPC・NAT・Firewall Flow Log、遅延、帯域、Connectivity Testを分析 Network障害の調査
google-cloud-slo-alert-configuration Cloud Monitoring・SLO PromQLベースのSLO AlertをTerraformで生成 信頼性目標の監視
workload-manager-basics Workload Manager 評価、Rule、違反、BigQuery Export、自動化を管理 Workloadの継続評価
E.GKE・コンテナ(17)全機能を見る
Skill名 対象サービス できること 想定業務
gke-ai-troubleshooting-jobset-interruption GKE JobSet 再起動、Spot中断、Node障害、Coordinator障害を診断 分散AI Jobの復旧
gke-app-onboarding GKE アプリをContainer化し、初回配備・移行 既存アプリのGKE移行
gke-basics GKE Cluster作成、認証、方式選択、基本配備 GKEの導入
gke-batch-hpc GKE Batch・HPC Job、Queue、並列処理を構成 Batch・科学計算処理
gke-cluster-autoscaler GKE Autoscaling Node自動作成とScale条件を設計・診断 Cluster容量の自動調整
gke-cluster-creation GKE 要件に合うCluster作成コマンドと構成を生成 新規Cluster構築
gke-compute-classes GKE ComputeClasses Machine系列、GPU・TPU、優先順位、Fallbackを設計 Workload別の計算資源設計
gke-golden-path GKE 組織標準構成と開発者向け導線を設計 Platform Engineering
gke-inference GKE・AI推論 オープンモデルなどの推論Workloadを配備 自社推論基盤の構築
gke-manifest-generation Kubernetes Deployment、Service、JobなどのManifestを生成 Kubernetes設定作成
gke-multitenancy GKE・IAM・RBAC Namespace、RBAC、QuotaでTeamを分離 複数Teamの共同利用
gke-productionize GKE 試作を可用性、運用、Securityを備えた構成へ強化 本番化レビュー
gke-reliability GKE 冗長化、PDB、障害耐性、DRを設計・評価 可用性改善
gke-tpu-dynamic-slices-monitoring GKE・TPU Dynamic Slicesの状態、容量、障害を監視・管理 TPU資源の運用
gke-upgrades GKE Control Plane、Node Pool、Release Channelの更新計画と実行 Cluster更新
gke-workload-scaling GKE・HPA・VPA Podを需要に応じて拡縮 アプリ容量の自動調整
gke-workload-troubleshooting GKE Pod、Deployment、Service、Nodeの障害を診断 一般的なGKE障害対応
F.データベース(4)全機能を見る
Skill名 対象サービス できること 想定業務
alloydb-basics AlloyDB Cluster、Instance、Backup、MCP連携を管理 PostgreSQL互換DBの運用
bigtable-basics Bigtable Instance、Table、Schema、データ、性能を扱う 大規模Key-Value DB運用
cloud-sql-basics Cloud SQL Instance、DB、User、接続、Backup、HAを管理 業務DBの構築・保守
spanner-basics Spanner Instance、DB、Schema、SQL、性能を扱う 分散DBの設計・運用
G.Google Cloud開始・組織基盤(3)全機能を見る
Skill名 対象サービス できること 想定業務
google-cloud-recipe-auth Google Cloud IAM・ADC 人、Service Identity、ADC、権限、Impersonationを整理 認証方式の設計
google-cloud-recipe-foundation-builder Google Cloud組織基盤 組織階層、Billing、Policy、集中監視を備えた基盤を作る 企業用Landing Zone構築
google-cloud-recipe-onboarding Google Cloud Account、Billing、Project、最初のResourceまで案内 初めてのCloud導入
H.Google Ads・広告SDK(12)全機能を見る
Skill名 対象サービス できること 想定業務
data-manager-api-audience-ingestion Data Manager API Customer MatchなどのAudienceを追加、削除、全置換 広告Audience管理
data-manager-api-event-ingestion Data Manager API Offline Conversion、拡張Conversion、Click、GA Eventを投入 広告成果データ連携
data-manager-api-setup Data Manager API Client Library、認証、権限を設定 Data Manager導入
google-ads-api-account-diagnostics Google Ads API Conversion減、Lead不足、表示機会、Bid、Budget原因を診断 広告Account改善
google-ads-api-mcp-setup Google Ads・MCP 公式MCPを導入し、自然文でCampaignや指標を取得 AIによる広告分析環境構築
google-ads-api-quickstart Google Ads API Token、OAuth、Library・RESTを設定しCampaignを取得 Ads APIの初期接続
google-mobile-ads-android-migrate-to-next-gen Google Mobile Ads SDK Androidの旧SDKを次世代版へ移行 広告SDK更新
google-mobile-ads-banner AdMob・Ad Manager Android、iOS、UnityへBanner広告を実装 アプリ広告掲載
google-mobile-ads-get-started AdMob・Ad Manager Android、iOS、Unityへ広告SDKを導入 モバイル広告の初期設定
google-mobile-ads-interstitial Google Mobile Ads Android、iOSへ全画面広告を実装 Interstitial広告掲載
google-mobile-ads-rewarded Google Mobile Ads Android、iOSへRewarded広告を実装 報酬型広告掲載
ima-sdk-client-side Interactive Media Ads SDK Web、App、TVへVAST・VMAP動画広告を実装 Client側の動画広告配信
I.Google Analytics(2)全機能を見る
Skill名 対象サービス できること 想定業務
google-analytics-admin-api-basics Google Analytics Admin API Account、Property、Data Stream、Custom Dimension、Conversion、連携を管理 GA4設定の構築・変更
google-analytics-data-api-basics Google Analytics Data API User、Page View、日付、地域などを問い合わせ、Reportを生成 GA4の定例分析
J.複数製品を組み合わせる設計(9)全機能を見る
Skill名 対象サービス できること 想定業務
google-cloud-solution-agentic-ai-bidirectional-streaming Gemini・Streaming基盤 音声・映像を連続処理する双方向Multi-Agent基盤を設計 Real-time対話Service設計
google-cloud-solution-agentic-ai-borderless-data-lakehouse Google Cloud・外部Cloud Multi-cloud・On-premのLakehouseとAI Agentを統合 横断Data基盤設計
google-cloud-solution-agentic-ai-data-science-workflow Google Cloud Data・AI製品 Agentを使うData Science・ML基盤を設計 分析開発Workflow構築
google-cloud-solution-agentic-analytics-spark-knowledge-catalog Spark・Knowledge Catalog 外部Cloudを横断するAgentic Analyticsを設計 大規模分析基盤設計
google-cloud-solution-architecture Google Cloud全般 要件収集からEnd-to-end Architectureを設計・検証 Cloud全体設計
google-cloud-solution-build-deploy-agents Agent Platform・Google Cloud AI Agent・Multi-Agentを要件定義、構築、配備 Agent Service開発
google-cloud-solution-guided-gke-ai-migration GKE・AI Workloads Cloud Run、Gemini、VMなどの推論をGKEへ移行 AI基盤移行
google-cloud-solution-n-tier-serverless-web-app Serverless・Network・DB Private Tierを持つ安全なn-tier Web Appを設計 業務Web System設計
google-cloud-solution-rag-enterprise-search-gke-sqldb GKE・SQL DB・RAG Open ModelとVector対応SQL DBで社内検索を設計 Enterprise RAG構築
K.Networking(3)全機能を見る
Skill名 対象サービス できること 想定業務
gke-networking GKE・VPC Private Cluster、DNS、NAT、Egress、IPを設計 Cluster Network構築
gke-service-networking GKE・Load Balancing Gateway、Ingress、NEG、Cloud Armor、PSC、SSLを設定 Service公開と防御
google-cloud-global-frontend-configuration Global Load Balancer・CDN Global Frontend、CDN、Cloud Armorを設計・配備しDriftを検知 Global Web配信基盤構築
L.Security(3)全機能を見る
Skill名 対象サービス できること 想定業務
detection-engineering-coverage-evaluation Google SecOps 脅威から検知機会、疑似Event、Coverage、YARA-L Ruleを作る 検知Ruleの設計・評価
gke-platform-security GKE・IAM RBAC、Binary Authorization、Shielded Nodes、Sandboxを強化 Cluster Security監査
gke-workload-security GKE Workloads Workload Identity、Network Policy、Pod Security、Secretを設定・監査 Application Security強化
M.Serverless・Firebase(2)全機能を見る
Skill名 対象サービス できること 想定業務
cloud-run-basics Cloud Run HTTP Service、Job、Worker Poolを作成、配備、管理 Web API・Batchの公開
firebase-basics Firebase CLI導入、Login、Project作成・切替、App設定取得 Firebase利用準備
N.Storage・Backup(4)全機能を見る
Skill名 対象サービス できること 想定業務
gke-backup-dr Backup for GKE Backup Plan、Restore、DR手順を構成 Clusterの災害対策
gke-storage GKE Storage PVC・PV、Filestore、Cloud Storage FUSEなどを構成 Containerの永続Storage
google-cloud-filestore-autoscale Filestore 空き容量と費用条件で容量を拡大・縮小 File Server容量管理
google-cloud-storage-basics Cloud Storage Bucket、Object、IAM、Lifecycle、Retention、暗号化などを管理 File保管・配信・保護
O.Well-Architected Framework(6)全機能を見る
Skill名 対象サービス できること 想定業務
google-cloud-waf-cost-optimization Well-Architected Framework 費用要件を評価し、削減・適正化案を出す Cloud費用Review
google-cloud-waf-operational-excellence Well-Architected Framework 配備、監視、障害対応などの運用品質を評価 運用体制Review
google-cloud-waf-performance-optimization Well-Architected Framework 資源配分、伸縮性、構成の性能を評価 性能改善Review
google-cloud-waf-reliability Well-Architected Framework 可用性、冗長化、耐障害性、DRを評価 信頼性Review
google-cloud-waf-security Well-Architected Framework IAM、Network、Data保護、運用Securityを評価 Security Review
google-cloud-waf-sustainability Well-Architected Framework 環境負荷とResource効率を評価 Sustainability Review

ここまでが、本体107スキルです。

長いよね。私も途中で「まだあるのか」となりました。

でも、全部並べたから見えたことがあります。これは「Googleに関係する日常業務ぜんぶ」ではない。Google Cloudを中心に、開発・データ・AI・広告・分析を深く扱う専門カタログです。

4.製品Plugin 16件の全体像と主な機能

Pluginは、製品ごとのSkill、Script、MCP設定などをまとめた実務パッケージです。

Skillが「進め方を教えるもの」なら、Pluginは「進め方と接続口をまとめた道具箱」に近い。

接続先によっては、実データの変更、クラウド資源の作成、費用の発生まで起こり得る。機能と外部作用を一緒に見てください。

16プラグインの全機能を見る開く
Plugin名 対象製品 主な機能 起こり得る外部作用
alloydb AlloyDB Cluster・Instance・User・SQL・健康診断・監視・最適化・複製 DB作成、任意SQL、設定変更、費用発生
alloydb-omni AlloyDB Omni 自社管理環境での構築、接続、データ操作 Local・Server上のDBとデータ変更
bigtable Bigtable 接続、Query、Table・Data操作 本番TableやDataの変更
cloud-sql-mysql Cloud SQL for MySQL DB接続と操作 本番DBへの読み書き
cloud-sql-postgresql Cloud SQL for PostgreSQL Instance作成、接続、操作 Resource作成、費用発生、Data変更
cloud-sql-sqlserver Cloud SQL for SQL Server DB接続と操作 本番DBへの到達とData操作
firestore-native Firestore Native 接続、Document・Data操作 本番Documentの作成・更新・削除
data-agent-kit-starter-pack BigQuery・dbt・Sparkなど Notebook、Data Pipeline、分析基盤を横断支援 広い範囲のData基盤操作と計算費用
google-cloud-storage Cloud Storage Bucket・Object・Transfer・IAM・Lifecycle・FUSE・Terraform Upload、Delete、IAM・Retention変更
looker Looker Model、Query、分析 組織のBI Dataへの接続とQuery実行
oracledb Oracle Database DB接続、Query、Data操作 Google製品外のDBにも読み書き
spanner Spanner 接続、Schema、Query、Data操作 Resource・Schema・Data変更
knowledge-catalog Knowledge Catalog 組織Knowledgeの検索と利用 組織内Knowledgeへの到達
dataproc Dataproc・Spark JobとClusterの操作 Compute Resource作成と費用発生
bigquery BigQuery 自然文による分析、SQL、Data操作 Query費用とData変更
db-context-engineering Database・NL-to-SQL Template、Facet、Value Search、Context Set生成 DB Schemaや値の読み取り

データベース系Pluginは、接続後の影響が大きい

たとえばalloydb Pluginは、さらに管理、権限、データ、健康診断、監視、最適化、複製という7領域へ分かれる。

任意SQLを実行できるため、分析だけでなく変更も可能です。認証情報を環境ファイルから探す設計もある。

これは便利。

でも、ぶっちゃけ「つながった!」と喜んでいる時がいちばん危ないかもしれません。大事なのは、その接続で何を読めて、何を変えられるのか。

だからこそ、どの作業フォルダを見せるか、どの認証情報を渡すか、どこまで書き込みを許すかを先に決めます。

Skill単体で足りる仕事と、Plugin・MCPが向く仕事

用語を理解したい。設計案を作りたい。正しいコマンドや確認手順を知りたい。

その段階なら、Skill単体で役立つ場面が多いです。

一方で、実際のDBへ接続してQueryを回す、Cloud StorageのObjectを操作する、実資源の状態を取得するといった仕事では、PluginやMCPが力を発揮する。

要するに、「知る・設計する」と「つなぐ・動かす」の違い。

包丁の使い方を教わるのがSkill。実際に包丁を持って厨房へ入るのがPluginやMCP。厨房へ入るなら、どこまで切っていいかも決めておこう、という話です。

5.公式READMEが案内する追加エコシステム7系統

公式READMEには、本体とは別のリポジトリで更新されるGoogle関連Skillも案内されています。

本体107本とは別枠だ。導入元と更新時期が異なるため、同じものとして数えないようにしてください。

追加7系統の機能を見る開く
追加系統 主な対象 できること
Advanced Google Cloud Storage Cloud Storage 基本操作、FUSE、403診断、Security評価、IAM、Retention、Lifecycle、Terraform、MCP
Agent Development Kit・Google Agents CLI ADK・Agent開発 Code作成、ひな型生成、評価、配備、Agentの運用Life Cycle
Android Skills Android AGP更新、CameraX、端末AI、Compose、Media3、Navigation、R8、Security、Test、TV、Wear、XRなど
Dart Skills Dart Unit Test、CLI App、Coverageなどの開発Workflow
Firestore Skills Firestore Schema、Security Rule、Query、Application連携
Flutter Agent Plugins Flutter・Dart Skill、Rule、MCPをまとめたFlutter開発Workflow
Genkit Skills Genkit JavaScript・TypeScript、Dart、Go、PythonでGenkit Appを開発

この追加系統まで見ると、Google Cloudの運用だけでなく、AndroidやFlutterの開発まで一気に広がる。

ただし、GmailやCalendarなどの一般的なGoogle Workspace操作が、この本体カタログへ網羅されているわけではありません。

6.google/skillsを実際に使うには

1.カタログをAIエージェントへ追加する

Agent Skillsに対応する環境では、公式READMEの導入コマンドから始めます。

npx skills add google/skills

この操作で、カタログから利用するSkillを選べます。

Claude Codeで製品Pluginを使う場合は、Marketplaceを登録し、目的のPluginを指定する。

claude plugin marketplace add google/skills
claude plugin install <plugin-name>@google-plugins

CodexではPlugin Marketplaceへgoogle/skillsを追加し、Plugin画面から選ぶ。Antigravity CLIにも、PluginのPathを指定する導入方法がある。

コマンドや画面は更新される可能性がある。実行時は公式READMEを確認してください。

2.認証・API・権限を確認する

Skillを追加しただけでは、Googleの実データは取得できません。

対象に応じて、次を確認します。

  • 利用するGoogleアカウント
  • 対象のGoogle Cloud ProjectやGA4 Property
  • Google Cloud CLIやApplication Default Credentials
  • 必要なAPIが有効か
  • 読み取り、作成、更新、削除のどこまで許可されているか

認証エラーは、Skillの不具合とは限りません。対象Projectの違い、API未有効、権限不足でも止まります。

3.自然な日本語で、目的と境界を伝える

Skill名をそのまま入力しなくても、対応するAIエージェントが依頼内容からSkillを選ぶ設計です。

ただ、「GA4を見て」だけだと、AIも困る。

どの期間を、何と比べて、どこまで触っていいのか。人へ頼む時と同じで、仕事の境界を渡した方がうまくいきます。

たとえば、次のように頼みます。

GA4の直近7日と、その前の7日を同じ条件で比較してください。ユーザー、セッション、ページビュー、流入チャネル、増減上位ページを読み取り専用で取得してください。書き込みは行わず、取得時刻と未確認事項も分けて報告してください。

これなら、目的、対象期間、指標、読み取り専用、報告形式がそろう。単なる質問ではなく、仕事として渡せるんだよね。

4.外部作用に合わせて確認を変える

読み取りと、作成・更新・削除では、確認の重さが違います。

  • 読み取り:対象Account、対象期間、取得件数、Dataの鮮度
  • 作成:作成先、Resource名、費用、公開範囲
  • 更新:変更前後、対象件数、戻し方
  • 削除:対象の特定、復旧可能性、最終承認

AIへ仕事を委ねることと、確認を手放すことは同じではありません。

7.仕事別・google/skills活用ガイド

107本の名前を覚える必要はありません。

先に「何を判断したいか」「どの仕事を進めたいか」から見てみよう。

仕事 主な候補 活用例 人間が決めること
経営・サイト運営 Analytics Data API 7日比較、流入変化、増減Pageの把握 何を改善するか、どこへ資源を使うか
Marketing Analytics、Google Ads、Data Manager 広告成果、流入、Conversion減少の診断 訴求、予算、顧客との関係
Data活用 BigQuery、BigFrames、Data Lineage 集計、予測、異常検知、変更影響調査 どの数字を信じ、何を判断するか
AI Service開発 Gemini API、Agent Platform、RAG 対話AI、社内検索、Model評価・配備 利用目的、品質基準、責任範囲
Web・App開発 Cloud Run、Firebase、GKE 構築、公開、拡張、監視 顧客価値、公開条件、運用方針
Infrastructure運用 GKE、Logging、Monitoring、WAF 障害対応、費用・性能・信頼性改善 許容Risk、予算、優先順位
Security GKE Security、SecOps 設定監査、検知範囲評価、Rule案作成 承認、例外、事業Riskの受容
Cloud導入 Onboarding、Auth、Foundation Builder Accountから組織基盤までの設計 組織構造、権限、統制方針

経営・サイト運営——数字を判断材料へ変える

小規模事業で入り口にしやすいのは、すでに持っているデータを読む仕事。

GA4の7日比較なら、売上や集客を直接変更せず、現状を見られます。毎週同じ条件で取れば、「なんとなく悪そう」だけで会議を始めずに済むんだよね。

ただし、数字が出た瞬間に結論を決めないこと。

増減を見つけるのはAIに任せやすい。

でも「先週はLIVEを休んだ」「メルマガを出した」「計測設定を変えた」という現場の出来事は、人間の側にあります。数字と出来事がつながって、初めて判断になる。

Marketing——分析と実行を分ける

Google Ads系には、Account診断、API接続、AudienceやEventの投入、Mobile広告の実装まであります。

同じ「広告」の中でも、指標を読む仕事と、AudienceやConversion Dataを書き込む仕事は影響が違います。

分析は読み取り権限で始める。配信設定やData投入は、対象Accountと変更内容を確認してから進める。

同じ広告の仕事でも、見るのと書き換えるのは別物。ここは混ぜない方がいい。

Data・AI・Infrastructure——専門家の手順を共有する

BigQuery、GKE、Agent Platformなどは、製品ごとの概念が多く、設定の組み合わせも複雑です。

公式Skillの価値は、単にコマンドを生成することではない。認証、設計、失敗しやすい点、検証方法まで同じ流れで扱えることです。

担当者の頭の中だけにあった進め方をAIと共有できれば、調査や初動を横に広げられます。

そして人間は、設計の意図、顧客への影響、例外判断を深く考える。

8.公式Skillと自作Skillをどう組み合わせるか

公式Skillと自作Skillは、どちらか一つを選ぶものではありません。

私も最初は「公式があるなら、自作はいらないのでは?」と思った。でも、実際にGA4で動かすと役割が違ったんです。

担当すること
Google公式Skill Google製品のAPI・CLI・認証・設計・失敗回避・検証方法
Plugin・MCP 実際のGoogle Resource、DB、Dataへ接続する操作口
自作Skill 自社の目的、判断基準、報告形式、運用周期、承認境界
人間 意味づけ、優先順位、例外、責任を伴う最終判断

Googleの専門手順に、自分の仕事のルールを重ねる

たとえば、Google公式のAnalytics Skillは、GA4 Data APIを正しく呼ぶ方法を担当する。

でも、「毎週どの数字を見るか」「何%変化したら調べるか」「どの会議へ渡すか」「Dataが古い時はどう止めるか」は、その会社の仕事です。

そこは自作Skillで決めます。

公式Skillが専門部品。自作Skillが、うちの仕事に合わせた設計図。

この組み合わせで、便利なToolが自分たちの仕事へなじんでいきます。

小さなSkillをつなぎ、再現できるWorkflowへ

私が大切にしているのは、一度うまくいった作業を、その場のまぐれで終わらせないことです。

取得、整理、判断材料の作成、確認。それぞれの役割を分け、順番につなぎます。

AIは横に広げるのが得意です。

人間は縦に掘る。

「なぜこの数字を見るのか」「この変化はお客様に何を意味するのか」。ここを掘るのは、私たちの仕事なんだよね。

9.実践検証——GA4の公式Skillを実際に使ってみた

一覧を眺めているだけでは、結局「使えそう」で止まります。

なので——動かしてみた。

今回選んだのはgoogle-analytics-data-api-basics

GA4の指標やDimensionを指定し、独自Reportを取得するための公式Skillです。

検証環境

確認項目 実測結果
Google Cloud CLI 導入済み、Version 565.0.0
Active Account 1
Active Project bunshin-ai
閲覧可能Project 25
Analytics Data API 有効
GA4用OAuth 既存認証を利用、追加Loginなし
実行時間 約6秒
GA4への書き込み 0

対象は、このブログai-kidou.jpのGA4。サンプルデータではありません。

今期を2026年8月7日から13日、前期を7月31日から8月6日として、同じ7日間で比較しました。

主要指標はいずれも約28〜30%減少

指標 今期 前期 前期比
Active users 653 927 -29.6%
Sessions 790 1,122 -29.6%
Page views 921 1,279 -28.0%

ここだけ見ると、「うわ、サイト全体の集客が落ちてる」と感じます。

でも、原因はまだ分からない。

そこで流入チャネルを分けました。

セッション減少の中心はDirectだった

流入Channel 今期Sessions 前期Sessions Sessions差分
Direct 323 574 -251
Organic Search 403 435 -32
Organic Social 39 70 -31
AI Assistant 7 18 -11

最大の減少はDirectの-251。

検索じゃない。

Organic Searchの減少は-32でした。

つまり、「セッションが落ちた。SEOが崩れたのかも」と走り出す前に、Directの前週要因、計測分類、配信導線を見た方がいい。

これは実測値から導いた確認方針。Directが減った原因そのものを特定したわけではありません。

減少したページ

Page 今期PV 前期PV 差分
/ 108 165 -57
/graph-engineering-guide/ 22 64 -42
/blog/ 16 56 -40
/genspark-6-japanese-review/ 3 18 -15
/datsu-chatgpt-claude-code-5things/ 4 19 -15

増加したページ

Page 今期PV 前期PV 差分
/ai-voice-mode-comparison-2026/ 60 17 +43
/gemini-notebook-notebooklm-update/ 23 0 +23
/lm-studio-bionic-local-llm-privacy-ai/ 20 3 +17
/ainews-20260812/ 16 0 +16
/chatgpt-profile-poster/ 11 0 +11

下がったページがある一方で、伸びたページもあります。

全体平均だけでは、この動きは見えません。

約6秒。

その短い取得で、全体、流入、ページという3つの深さまで見られた。速さより、「次にどこを見るか」が変わったことの方が、私には大きかったです。

10.GA4の検証結果を、実際にどう活用したのか

ここで終わると、「AIで数字が取れました」という実演です。

それだけでは、来週また同じ作業をすることになる。仕事はあまり変わりません…。

今回の取得項目を「GA4 7日差分パルス」という週次の判断材料へつなげました。

毎回、同じ条件で次を出します。

  1. Active users、Sessions、Page viewsの直近7日と前7日
  2. 増加・減少したPage
  3. 流入Channelの差分
  4. 取得時刻、認証状態、書き込み0の記録
  5. 取得失敗時のBLOCKED

なので、構想だけで終わらせず、この形式を週次処理へ実装しました。

別の取得時点で、2026年8月8日〜14日と8月1日〜7日を比較した結果は、Active users 688、Sessions 826、Page views 970。GA4パルスの検証テストは10件すべて通過し、実機確認を含む24回のrunReportも読み取り専用、Analyticsへの書き込み0だった。

一度取れた数字を自慢したかったわけではありません。

同じ条件で取り直せる。失敗したら、古い数字で話を進めず止まる。そこまで含めて、やっと仕事で使える仕組みになったと思っています。

「主要指標が落ちた」から「どこを確認するか」へ

この形式なら、会議を「何となく悪そう」で始めなくて済みます。

まず事実をそろえる。変化が大きい場所を見る。

それから、配信、記事公開、キャンペーン、計測変更など、現場の出来事と照らす。

今回なら、最初の確認先はSEO全体ではなくDirectです。

AIが答えを決めるのではなく、人間が掘る場所を絞る。これが7日差分パルスの役割です。

事実・推論・未解決を分ける

区分 今回の内容
確認できた事実 3指標が減少し、Channel別Sessions差分ではDirectの減少が最大
次の確認方針 Directの前週要因、計測分類、配信導線から確認する
まだ分からないこと Direct減少の原因、長期傾向、計測変更の影響

ここを混ぜると、AIの推測が「原因だった話」に化けます。

事実は事実。次に見る場所は仮説。まだ分からないことは、分からないまま残す。地味だけど、この分け方が効くんだよね。

Google Search ConsoleのBLOCKEDは別問題

GA4の取得は成功した。

一方、既存のGoogle Search Console側のDataは、初回確認で122.4時間前、後続確認では144.0時間前だった。鮮度上限26時間を超えているため、こちらはBLOCKEDのままです。

GA4が動いたからといって、Google Search Consoleまで正常になったことにはしません。

一つ動いたから、全部動いたことにしない。

これも、AIを実務で使う時の約束です。

11.導入・利用前に知っておきたい注意点

Skillを追加しても、認証や権限は自動で増えない

接続できなければ、アカウント、プロジェクト、API、権限を確認します。

逆に、強い権限ですでにログインしている場合は、その権限で届く範囲が広いことにも注意が必要です。

読み取り・書き込み・削除を分ける

同じ製品でも、データ取得と設定変更では影響が違います。

GA4ならData APIはReport取得、Admin APIはPropertyやConversionなどの管理を扱う。

名前が近くても役割は同じではありません。

公式でも、結果の照合は必要

公式Skillは、公式手順へ寄せるための大切な材料です。

でも、対象Projectを取り違える、期間条件を間違える、権限不足で一部しか取れない、といったことは起こり得ます。

実行後に見るのは、対象、件数、期間、変更数、エラー。

開発中のカタログとして扱う

Google公式READMEにも、開発中だと明記されています。

Skill名も内容も、Pluginのバージョンも変わる。この記事を作っている間にも、直接Skillは107本から109本へ増えました。

だから導入時は、コミットや取得日を残しておく。あとから「いつの手順だった?」を追いやすくなります。

認証情報を見せる範囲を決める

一部Pluginは環境ファイルを探し、そこから認証情報を利用する設計です。

作業フォルダ、認証情報、アカウントを分ける。必要なプロジェクトだけに権限を絞る。書き込みが不要なら読み取り権限にする。

便利さより前に、ここを決めておこう。ブレーキのない車を速くしても、安心して乗れないからね。

12.自分の仕事でgoogle/skillsを活用する手順

1.Google製品を使っている定型業務を書き出す

毎週見ている数字、定期的な障害確認、データ集計、クラウド設定の見直しなどを書き出します。

製品名より、「何を判断するための仕事か」を先に言葉にします。

2.107スキルと16プラグインから対応機能を探す

この記事の15分類と仕事別表から候補を探します。

手順を知りたいのか。実データへ接続したいのか。作成や更新まで任せたいのか。

ここでSkillとPluginを分けます。

3.認証・CLI・API・権限を確認する

対象アカウント、プロジェクト、APIの有効化、認証情報、読み書き範囲を確認します。

課金されるリソースを作る可能性がある場合は、費用と停止方法も先に決めます。

4.実データで機能と結果を確かめる

説明を読んだだけで終わらせず、実環境で結果を確認します。

実行時間、取得件数、変更件数、エラー、データの鮮度を記録します。

5.自分の判断基準と日常業務へつなげる

一度の成功を、同じ条件で再現できる形にします。

誰が見るか。どの周期で動かすか。失敗したらどう止めるか。次に何を判断するか。

ここを自作Skillで補う。

あ、最初から大きな自動化を作らなくて大丈夫。私も今回、まずは7日比較を一回動かすところから始めました。その一回で「毎週同じ形にしたい」が見えたんです。

公式SkillはGoogle部分の専門手順。

自作Skillは自分たちの目的と判断。

この役割分担ができると、AIは単発の便利機能ではなく、仕事を一緒に進める分身へ近づきます。

13.よくある質問

プログラミングができなくても使えるのか

自然な日本語で依頼できる部分は多い。

ただし、Google Cloudの認証、API、権限、費用、障害対応には技術知識が必要な場面があります。特にResource作成やData更新を行う時は、結果を確認できる人と進めてください。

Googleアカウントがあれば、すぐ使えるのか

Accountだけでは足りない場合もある。

対象Serviceの利用状態、Project、APIの有効化、OAuthやADC、IAM権限などが必要です。GA4の検証では既存OAuthを使えたため、追加Loginなしで動きました。

SkillとPluginは、どちらを使えばよいのか

まず専門手順や設計を使いたいならSkill。

実際の製品へ接続し、QueryやResource操作まで行いたいならPluginやMCPが候補です。

その場合は、外部作用と認証権限も一緒に確認します。

会社のDataをAIに扱わせても大丈夫なのか

扱うData、利用するAI環境、保存先、契約、権限によって判断が変わる。

まずData分類を行い、必要な範囲だけを渡してください。Credentialや顧客情報を広いDirectoryへ置いたまま使うのは避けます。

自社専用のSkillへ発展させられるのか

答えは、できる。

Google公式Skillが取得・操作の専門手順を担当し、自作Skillに自社のKPI、判断条件、報告形式、承認境界を持たせます。

GA4 7日差分パルスが、その一例です。

14.まとめ——全機能を知り、仕事に合わせて活用する

107本を見終えて、いちばん強く感じたこと。

google/skillsは、Googleの全サービスを自動化してくれる万能AIではありません。

でも、それでいいんです。

Google Cloud、Gemini、Agent Platform、GKE、データ基盤、広告、Analytics。こうした専門分野で、AIが思いつきではなく公式の手順を読んで動ける。そこに価値がある。

2026年8月13日の固定調査では、直接Skillが107本、製品Pluginが16件、追加エコシステムが7系統。

数字だけ見ると、大きなカタログです。

でも私にとっての収穫は、107という数ではありません。GA4 Skillを約6秒、書き込み0で動かし、「全体が落ちた」から「まずDirectを見よう」へ、次の行動が変わった。そこです。

さらに、その一回を「GA4 7日差分パルス」へつないだ。毎週同じ条件で取り、失敗したら古い数字でごまかさず止まる。ここまで来て、ようやく便利な機能が仕事になりました。

AIは横に広げる。

人間は縦に掘る。

公式Skillには、Googleの専門手順を任せる。

自作Skillには、私たちの目的と判断基準を入れる。

この二つが噛み合うと、AIは「詳しいことを答える人」から、同じ現場で一緒に働く分身へ変わっていきます。

まずは、毎週くり返しているGoogleの仕事を一つだけ書き出してみてください。

GA4を見る。広告の数字を確認する。BigQueryの集計をする。何でもいい。

一個でいいんです。

そこから一緒に始めよう。

補遺——2026年8月16日に追加された2スキル

コミットc4591645から8f57a0dまでに、直接Skillが2本追加されました。

Skill名 対象サービス できること 想定業務
ima-dai-sdk Interactive Media Ads Dynamic Ad Insertion SDK DAI方式の動画広告を組み込むための専門手順 Live・On-demand動画へのServer-side広告挿入対応
cloud-monitoring-list-time-series-request Cloud Monitoring API Metricと条件に合うListTimeSeries Requestを組み立てる 時系列Metric取得のQuery作成

この2本を加えた2026年8月16日時点の公式mainは、直接Skill 109本です。

参考資料

本記事の107スキル固定調査とGA4実機検証の数値・実行回数は、2026年8月13日〜15日の検証ログに基づきます。公開記事から開けない内部URLや識別子は掲載していません。

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