WATCH REPORT

AI社員の作り方とは?CLAUDE.mdと禁止事項と権限を、福田卓馬さんの動画で解説

2026.10.11

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回は、YouTubeチャンネル「福田卓馬【AI×会社経営】EXTAGE株式会社」の動画『【9割が勘違い】優秀なAI社員の作り方を全部見せます【実演あり】』を紹介するね。

AI社員を作る入口は、会社のルール1枚です。「福田卓馬【AI×会社経営】」の30分53秒の動画では、福田卓馬さんが、コードを書かず2日で広告AIを作った6手順と、自社のAI社員の実物を見せています。読み終えたら、今夜書く前提と禁止事項を1つ決められます。

AI社員は、AIに担当の仕事を任せる仕組み。CLAUDE.mdは、AIが毎回最初に読む会社のルールブック。権限は、AIが触っていい範囲です。概要欄には、できる仕事を増やすほど優秀になると思われがちだが、実務では役割・禁止事項・権限を先に絞るとあります。

「チャエン【AI研究所】」の『【保存版】Claude Codeで一番大事なのはCLAUDE.md…』(23分54秒)も合わせて読み、第2〜4章でCLAUDE.mdと権限の理由を補います。

CHANNEL

福田卓馬【AI×会社経営】EXTAGE株式会社

2026年10月9日公開の動画です。語るのは福田卓馬さん。コードを書かずに広告を作るAIを2日で作った手順を、6つに分けて見せる回です。

30分53秒。Claude Codeを入れるところから、会社のルール、禁止事項、権限、情報の渡し方、そして自社のAI社員の実物までが並びます。

この動画で語られる順番
順番動画が語ったことこの記事の章
1AI社員10人はコードを書かずに作った。バイブコーディングと、言い方の型の6手順第1章
2STEP1 Claude Codeを入れる。STEP2 会社のルール(CLAUDE.md)を「まず私に質問して」で書かせる第2章
3STEP3 してはいけないこと7つ。代わりの行動と理由をセットで書き、事故のたびに足す第3章
4STEP4 どこまで任せるか。送信・公開・入金は渡さず、戻せるかで切る第4章
5STEP5 情報なしと情報ありの実演。STEP6 1行足して新人をエースにする第5章
6実物: あと60点で外れる鍵、広告9案、飛び先のページ第6章
7宝の地図、3Dオフィス、作れる人の条件、そして「やらないことを決める」第7章

この記事の軸は「AI社員は、賢いAIを探す前に、渡す情報とやらないことを決める。取り消せない操作の直前では止める」。

3行でわかるポイント

  1. AI社員の最初の仕事は、会社を知ること。合格基準と禁止事項を先に決め、実際の仕事1件で足りない所を見つけます。(第1章へ、第2章へ)
  2. 禁止には、代わりの行動と理由も書く。取り消せない操作は、文章だけで止めようとせず、実行できる範囲から外します。(第3章へ、第5章へ)
  3. 私ならこうする。会社の前提を質問で引き出して1枚にし、困りごと1つを禁止へ変える。実物を確かめ、次にも使う判断を残します。(第4章へ、第7章へ)

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01

AI社員の作り方は、コードより先に「言い方の型」6手順を知ること

▲目次
「作りたいもの」「言葉で指示」「AIが作る」の3枚の札が矢印でつながり、下に6枚の札の階段があり、朱色の札「言い方の型」が添えられた図解
動画キャプチャ: 「ただこれ、ざっくり言えば」の字幕が出る場面(0:58頃)
動画キャプチャ: 「ただこれ、ざっくり言えば」の字幕が出る場面(0:58頃)

AI社員を作るなら、最初に決めるのは任せる仕事と合格の形です。どのAIが賢いかを比べる前に、何を渡せば仕事になるかを言葉にする。私なら、ここから始めます。

福田卓馬さんの語りでは、EXTAGEにはAI社員が10体あり、そのうち冒頭で見せた広告担当は2日で作ったそうです。コードは書かず、欲しい画面や動きを言葉で伝えたとのこと。

福田卓馬さん(動画の中で・自動字幕・0:00〜)

「うちの会社AI社員が10人います。これ全部自分で作りました。この広告を作ってるやつ2日です。コードは1行も書いてないです。」

ただ、広告担当を作った日数と、会社全体の仕組みを作った日数は別です。「2日で全部できた」という話にはしていません。

言葉で指示してAIに作らせる方法を、動画ではバイブコーディングと呼んでいます。「広告を作って」で終わらせず、どんな画面が必要で、どこを押すと何が起きるかまで伝える。その言い方に型があるんだね。

手順は6つ。道具を入れ、会社を覚えさせ、禁止事項を書き、触っていい範囲を絞る。その後、情報を渡さず作らせて違いを確かめ、決まりに1行足して改善する流れです。

今回作るのは、商談の聞き取りメモから広告の文案を作るAI。福田卓馬さんは、作り込んできた仕事であり、出力の良し悪しを絵で比べやすいから広告を選んだと説明しています。

着手の順番も具体的でした。合格基準を決める。やってはいけないことを書く。それから、実際の仕事を1件、最初から最後まで通す。

福田卓馬さん自身、その1件で問題が4つ見つかったそうです。考えているだけでは出なかった問題。先に全部を見抜こうとせず、基準を持って実物を確かめる。

自分の仕事なら、何が出てきたら使えるのか。まずそこを決める。そのとおりだと思います。

→ 3行の合格基準

任せたい仕事を1つ選び、材料・完成物・合格条件を各1行で書く。その3行と禁止事項をClaude Codeに渡し、実際の仕事1件を最後まで作らせて確かめます。

02

STEP1〜2 Claude Codeを入れ、会社のルールは「まず私に質問して」で書かせる

▲目次
吹き出し「質問」から紙の束「答え」、1枚の紙「会社の決まり」へ矢印が続き、ばつ印のついた本「一般論」と朱色の札「質問が先」がある図解
動画キャプチャ: 「ここ、一番よくある説明だと」の字幕が出る場面(4:50頃)
動画キャプチャ: 「ここ、一番よくある説明だと」の字幕が出る場面(4:50頃)

会社のルールは、AIに質問してもらい、その答えから短く作る。私はこの始め方を選びます。会社を知らないAIに、会社の決まりまで想像させないためです。

福田卓馬さんのSTEP1は、パソコン上で作業するAIの道具、Claude Codeを入れるところから。MacではCommand+Spaceで「ターミナル」を開き、画面に出た「curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash」の1行を貼ってEnterを押します。

処理中は表示が出ない時間もあるそうです。終わると「Claude Code successfully installed!」とバージョンの数字が出て、これが成功の表示です。「command not found」なら、ターミナルを閉じて開き直すと説明しています。

次に「claude」と入力。初回はブラウザからClaudeのアカウントへログインする流れで、APIキーの入力は要らないとのことでした。

STEP2では、作業用のフォルダもClaude Codeに作らせます。「何をする人か決める前に、入れ物だけ先に作ってほしい」と頼む。作成後は「どこに作ったか」を聞き、自分で開けるように場所を把握する。

続いてCLAUDE.mdです。送信文では、会社のルールブックを作ること、毎回最初に読むこと、答えを元に書くことを伝えていました。

福田卓馬さん(動画の中で・自動字幕・5:21〜)

「まずは私に質問してここ大事です。いきなり欠かせる[書かせる]と一般論のルールブックができてしまいます。これは使えません。」

質問画面には「事業内容」「口調」「確認ルール」「報告の形」の4つのタブが並びます。いきなり文章を作らせず、何の仕事か、何をされたら困るかを先に答える形だね。

この1枚を残す理由を、チャエンさんは引き継ぎメモとして説明しています。優秀でも、昨日の説明をそのまま覚えて出社するわけではない。毎回使う前提を、読める形で置いておく必要があるんです。

チャエンさん(別の動画・自動字幕・4:06〜)

「毎朝記憶を失って、出社してくる優秀な人ですと。能力は最高。でも昨日教えたことを全く覚えていないと。」

ただし、覚えてほしいことを全部詰めればよいわけでもありません。チャエンさんは、会社名や役割、名前の表記など、AIが推測できない前提を書くと話します。よく変わることは避け、毎回説明している条件を残す。

チャエンさん(別の動画・自動字幕・13:11〜)

「書くのは推測できないことだけ書いてくださいと。」

福田卓馬さんが見せたEXTAGEの実物は、約1600文字。構成は5つで、最初に読むファイル、担当範囲、禁止事項、作業手順、事実の確認のルールです。

実データの入ったフォルダを変更しない。いきなり本番に入れない。未確認を断定しない。実行して確認した時だけ「動いた」と言い、テストが失敗したら失敗と報告する。欲しいのは、こうした会社固有の判断です。

短く保つ作業も必要になります。チャエンさんは、追記を続けると文章が長くなり、読ませたい決まりが埋もれるため、週に1回ほど見直すと話していました。

チャエンさん(別の動画・自動字幕・12:49〜)

「ほったらかすと太っと[太って]しまうので、ま、週1回ぐらいはチェックしていただいてもいいかなと。」

私の側でも、9月の見直しで指示体系をゼロベースから見直し、CLAUDE.mdを痩せ版にしました。ルールのファイル6本を退避しても、AI秘書の凛ちゃんが数えた現状は36本です。環境全体の数え方は、CLAUDE.mdを痩せ版にした環境設定の記事に書きました。

質問から会社固有の前提を引き出し、必要なものを短く残す。福田卓馬さんの実物と、チャエンさんの引き継ぎ・見直しの説明がつながる所です。1枚作って終わりにせず、読ませる中身まで面倒を見る。

→ 質問に答えて1枚にする

Claude Codeを開き「私の仕事の進め方を5つ質問して、その答えを元にCLAUDE.mdを作って」と頼む。出た質問に5分で答え、会社固有の前提が入ったか読みます。

03

STEP3 AI社員の禁止事項7つは、代わりの行動と理由をセットで書く

▲目次
朱色の札「作るな」から札「一覧で出せ」へ太い矢印が伸び、小さな札「理由」、付箋が増える「事故のたびに足す」、朱色の札「対にして書く」がある図解
動画キャプチャ: 「聞き取りにない事実を書かない」の字幕が出る場面(6:46頃)
動画キャプチャ: 「聞き取りにない事実を書かない」の字幕が出る場面(6:46頃)

禁止事項は、代わりの行動と理由まで書いて初めて仕事に使える。私はここを外しません。「するな」だけでは、その先に何をしてほしいかが残らないからです。

福田卓馬さんの語りでは、広告の禁止事項は7項目あり、それぞれ何かが起きて追加したもの。思いついた注意を並べたのではなく、事故の後に1つずつ足したと説明しています。

①聞き取りにない事実を書かない。スタジオ名や価格が分からない時、それらしい内容で埋めさせない。代わりに、不足している情報を一覧にする決まりです。

福田卓馬さん(動画の中で・自動字幕・7:02〜)

「なのでこれをやるかと言うと空[空欄]が嫌なんですよね。埋めようとする。だから作るな分からないものは一覧で出せと書きます。」

②訴求軸を2つ以上出し、軸ごとに実際の文案を書く。何を売りにするかが違う案を比べるため、見出し、本文、ボタン文言まで出す。「こういう方向性」という説明では広告にならないんだね。

③お客さんの声は言い直して使う。資料には原文を残し、見出しは広告として整える。福田卓馬さんの会社の採点では、原文が0.52、言い直したものが0.74。実際に回している広告は0.71〜0.83と話しています。

④効果を保証しない。「必ず」「確実」のような言葉で、結果を約束させない決まりです。福田卓馬さんは、広告表現としての問題に加え、信用されないことも理由に挙げています。

⑤他社の実績を、自社のものにしない。事例を求めた時に、別の会社の数字を持ってきても自社の実績にはならない。出せる事実の範囲を守る項目です。

⑥媒体の字数に収め、文として終える。上限27文字の欄に、27文字ちょうどで「〜が分かり」と途切れた文が出たそうです。そこで「上限は目標ではない」と追記。文字を数えるだけでは使える文になりません。

⑦内部メモを広告文に混ぜない。「この数字は広告に出さない」という申し送りが、画像に印刷された実例も紹介されました。代わりに注意書きを別欄へ分ける。作る人への指示と、読む人へ出す文を混ぜないためです。

ここに理由があると、書いていない場面でも判断の手掛かりが残ります。空欄を避けるために事実を作らない。比較できるように複数案を出す。何を守る決まりかが見える形だね。

さらに、足すだけではルールが増え続けます。チャエンさんも、最初から完成したCLAUDE.mdは作れず、失敗した時に追記すると話しています。

チャエンさん(別の動画・自動字幕・14:36〜)

「基本的には、あの、よく事故るというか、あ、これやらかしたなって思った時に、あの、僕も足してるんで、なんか最初から完璧なcloud.MD[CLAUDE.md]は作れないと思いますので、やらかすためにを足して[やらかすたびに足して]いくというところでございますね」

そのうえで、ルール本文に「なぜ」と日付を添える方法も説明していました。後から読むAIが、その決まりを残す必要があるか判断するためです。

チャエンさん(別の動画・自動字幕・15:19〜)

「未来のそのAIが読んだ時にあ、もういらないかなって判断できたりするじゃないですか。そういった意味で理由とかも書いていただくといいかなと思ってたりもしてます。」

福田卓馬さんの理由づけは、別の場面で判断する手掛かりになる。チャエンさんの日付と理由は、後から見直す手掛かりになる。事故を記録し、使い続ける理由まで残すことが、両方に要るんです。

私のルール置き場も、AI秘書の凛ちゃんが確認した36本のうち24本に「事故」の節があります。その24本のうち、日付のある22本は9月20日〜10月10日の事故の記録です。

私が指摘したことを、AI秘書が「何があったか」「原因」「やること」として書き足してきました。動画・音声を開かない決まりも、代わりに文字起こしと切り出した静止画で確かめる行動が対になっています。

禁止を増やす時には、次に何をするかまで残す。これなら、止めたい失敗と続けたい仕事を一緒に伝えられます。

→ 困りごと1つを禁止に変える

AIにされたら困ることを1つ選び、「禁止する行動・代わりにする行動・理由」を書く。起きた問題なら日付も添え、次の同じ仕事に使う決まりへ加えます。

04

STEP4 禁止を書いても止まらない。戻せない操作は、権限で渡さない

▲目次
机の上の札「読む」「書く」から朱色の札「戻せるか」を通り、鍵のかかった扉「送信」「公開」「入金」へ矢印が分かれる図解
動画キャプチャ: 「投稿する」の字幕が出る場面(12:33頃)
動画キャプチャ: 「投稿する」の字幕が出る場面(12:33頃)

取り消せない操作は、文章で禁止するだけでなく、AIが実行できる範囲から外す。私はここで止めます。決まりを読ませることと、実行を止めることには違いがあるからです。

チャエンさんは、CLAUDE.mdを強制される設定ではなく、AIが読む文脈として説明しています。引き継ぎメモに禁止を書いても、それ自体が操作を止める装置になるわけではない。

チャエンさん(別の動画・自動字幕・4:34〜)

「ただ命令書ではないのであの強制力は少ないんですよね。」

そのため、破らせたくない禁止は、権限やフックにも置くと話しています。文章で守らせることに加え、操作そのものを制限する側にも決まりを置く。読んで判断させる所と、実行を止める所を分ける考え方です。

チャエンさん(別の動画・自動字幕・10:55〜)

「絶対禁止も一応僕もMD[CLAUDE.md]に書くんですけども、絶対禁止に関しては権限フックとかに書いていただくといいと思う。」

この説明があると、福田卓馬さんのSTEP4が必要な理由も見えます。会社のルールに「担当」の欄を足し、触っていいものを明示する。職務に必要な最低限だけを渡す手順でした。

福田卓馬さんの説明では、人間の新人なら、書かれていないものは使えないと考える。一方、AIは書かれていなければ全部できるものとして動く。その違いを、鍵と開いた扉の図で示していました。

広告担当なら、過去の広告や聞き取りメモを読む。必要なものを探す。文案を書き、保存し、直す。任せる仕事に必要なので、読む・探す・動かす・書く・直す範囲を渡しています。

審査を担当するAIは別です。福田卓馬さんの語りでは、審査系のAI4体には読み取り専用の権限を渡しているとのこと。審査する人が内容まで直せると、自分で直して合格にできてしまうからです。

これは実際に起きた問題でした。最初は全員に何でも動かせる権限を渡し、審査担当が審査しながら修正。結果は全部合格。審査を置いたつもりでも、その役割を果たしていなかったと話しています。

監査役が帳簿を直せたら監査にならない、という説明です。私はそのとおりだと思います。読む担当と直す担当を分けることまで含めて、任せる範囲を決めるんだね。

全AI社員に渡していない操作として挙げたのは、送信・公開・入金。基準は、間違えた時に自分で戻せるかどうかでした。

福田卓馬さん(動画の中で・自動字幕・11:49〜)

「判断基準はこれです。間違えた時に自分で戻せるかどうかです。ファイルの書き換えは戻せます。送信と公開と入金は戻せません。」

チャエンさんの説明は「禁止を書くだけで止まると考えない」。福田卓馬さんの実物は「必要な仕事だけできるように権限を絞る」。両方を合わせると、会社の決まりと実際の操作範囲をそろえる必要が見えてきます。

私の運用の決まりにも「止まる場面」があります。公開・一斉配信・送信・課金・削除・push・mergeは、最後の操作の直前で止め、私が最終GOを出す形です。止まる所を1行で書く方法は、責任の持ち主と止まる所を1行で書く記事にまとめています。

動画の送信・公開・入金と重なる所があり、私の側では課金・削除も対象にしています。pushは変更を共有先へ送り、mergeは変更を合流させる操作。ここも直前に止める。

先に「やっていいよ」と伝えた方針と、実行する瞬間のGOを分けています。書いた禁止だけを頼りにせず、実行できる範囲を絞る。そのうえで、外へ出る最後の操作を人の判断に残します。

→ 戻せるか○×

任せる仕事で必要な操作を並べ、間違えた時に戻せるか○×を付ける。文案の保存と外への送信を分け、Claude Codeが実行できる範囲から送信・公開を外します。

05

STEP5〜6 情報を言葉のまま渡し、足りない所は1行足して残す

▲目次
空の箱「情報なし」からは紙「一般論」、吹き出しの入った箱「言葉のまま」からは朱色の縁の紙「その店だけ」が出て、付箋「1行足す」が添えられた図解
動画キャプチャ: 「アウトプットを担保している」の字幕が出る場面(14:29頃)
動画キャプチャ: 「アウトプットを担保している」の字幕が出る場面(14:29頃)

AIに会社らしい広告を書かせるなら、渡す情報を変える。賢い言葉を考えさせる前に、代表とお客さんが実際に言った言葉を渡すんです。

福田卓馬さんのSTEP5では、同じAIに「ピラティスのスタジオ広告を作って」とだけ頼みます。出た3案は文章として読めても、スタジオ名、駅名、価格が「◯◯」。空欄が10箇所以上あったそうです。

内容も、別のピラティス教室でそのまま使える一般論。AIが会社固有のことを知らなければ、会社固有の広告は書けない。そのとおりだと思います。

次に渡したのは、代表の言葉、お客さんの言葉、数字。まとめず、言われたまま入れました。福田卓馬さんの比較では、そのスタジオにしかない真実が0個から9個へ、空欄は10個からほぼ0へ変わっています。

福田卓馬さん(動画の中で・自動字幕・14:19〜)

「AIを賢くしようとしなくていいんですよ。渡すものを変えるだけで出てくるものアウトプットは変わります。」

売れる広告かどうかは、配信していないため分からないと話しています。それでも、別の教室には出せない内容になった。同じAIでも、知っていることが違えば書くものが変わるんだね。

STEP6は、その出力を仕事に合わせて直す手順です。初回の案には、周辺の教室は8〜12名、ミナモアは4名という比較がありました。事実と強みはあるけれど、会社側から説明する形です。

そこで決まりに1行足し、同じ聞き取りで作り直します。すると、読む人が考えていることを先に置き、次の行で否定する形へ変化。「どうせ今回も3か月でやめちゃう。」という広告の型につながりました。

毎回口で直すと、伝え忘れた時に元へ戻る。決まりをファイルに残して、次の仕事にも使うわけです。

→ お客さんの言葉を貼る

聞き取りメモから、代表とお客さんの言葉、確認できる数字をそのまま渡す。同じ依頼で出た文を比べ、直したい書き方を決まりに1行加えて作り直します。

06

実物: あと60点で外れる鍵と、広告9案、飛び先のページ

▲目次
鍵のかかった扉「広告」「LP」「SEO」から札「60点」と朱色の札「材料が先」を通り、開いた扉から多くの札が出てくる図解
動画キャプチャ: 「強み・弱み、その根拠」の字幕が出る場面(17:30頃)
動画キャプチャ: 「強み・弱み、その根拠」の字幕が出る場面(17:30頃)

足りない材料を、具体的な名前で出させる。広告を直し続ける前に、何を渡せば作れる状態になるかを分かるようにするんです。

福田卓馬さんが見せた実物は、情報が足りない間、広告もLPも使えない仕組みでした。LPは広告を押した先のページ。カードには「あと60点で解放」と、追加すべき項目が表示されます。

会社独自の採点では、強み・弱み・その根拠が20点、会社の基本情報が18点。足りないものとして、お客さんの言葉、選ばれなかった理由、代表の言葉、競合の広告が並んでいました。

福田卓馬さん(動画の中で・自動字幕・17:39〜)

「AIが賢くないんじゃないんです。材料を渡していないだけなんですよ。」

マーケティング設計AI「ライル」の実演では、強み、会社情報、聞き取り記録、サイトURLの4項目を入力。60点を超えると鍵が外れ、AI社員10体の一覧から広告や記事、資料を作れる状態になります。

大事なのは、不明を不明のまま扱うこと。足りない項目を名指しする画面は、分かっていることと足りないことの区別を、そのまま仕事へつなげています。

続く広告AI「リクト」では、情報を100点まで入れた架空の教室ミナモアを使用。会社情報は引き継がれ、今回は体験レッスン予約をゴールに選んでいました。

先に何を言う広告かを決め、その後に見た目を作る。聞き取りから「続かないのは、意志のせいじゃない」や、体験日に入会を勧めない文が出ています。

福田卓馬さんの説明では、広告は9案。各案の「止まる力」は過去の広告と比較した採点で、0.58、0.47、0.75という例がありました。当たるかは配信して確かめるものです。文字と色は、配置と合わせて人が編集できます。

飛び先のページは体験申し込み型。4人のクラスで姿勢を見てもらえる見出しと、体験後に入会が必要かという質問が入ります。広告の目的と、断られた理由まで引き継ぐ。情報が次の制作にも働く形です。

→ 足りない物を名指しさせる

作りたい広告の目的と手元の資料を渡し、「不足している情報を項目名で出して。分からない事実は埋めないで」と頼む。既存資料にない項目だけ補います。

07

宝の地図と3Dオフィス、そして「やらないことを決める」

▲目次
宝の地図、小さなオフィスの机、朱色の大きな札「やらないこと」と小さな札「できること」が並ぶ図解
動画キャプチャ: 「これもコードは書いていません」の字幕が出る場面(26:15頃)
動画キャプチャ: 「これもコードは書いていません」の字幕が出る場面(26:15頃)

任せる仕事を増やす前に、順番とやらないことを決める。福田卓馬さんの「宝の地図」は、その判断まで別のAI社員へ引き継ぐ実物でした。

マーケ担当のライルが作るのは、売上を伸ばすための仕事を7つに分け、順番に並べた地図。画面の目標には、半年で会員を120名から200名へ、入会率42%を保ち、退会率を7.1%から6%以下へという数字が入っています。

現状分析では、広告の入り口は効いている一方、申し込みフォームの希望日欄で途中離脱率31%という表示もあります。福田卓馬さんは、どこで申し込みが止まっているかまで示す画面として説明しています。

先に受け皿を直し、その後に検索から予約を増やす記事を足す。「なぜ今これか」まで書いてあるんだね。仕事の一覧だけでは、どこから始めるかが決まりません。

「頼む」を押すと指示が相手のAIへ渡り、「治る、痩せるは使わないで」という禁止事項も付く。担当が変わっても、守る判断を一緒に渡しています。

福田卓馬さん(動画の中で・自動字幕・28:03〜)

「AIは言われた通りのものを作ってくれます。でもそれが現場で使えるかどうかは判断してくれません。」

3Dオフィスでは、AI社員10体が歩き、座り、立つ様子も紹介されました。福田卓馬さんの語りでは、1秒あたり約30コマで動き、三角形は約5万個。動作を測り、止まった時の原因を考えられるようにしているそうです。

顔の作り込みより、動かすことを優先したとのこと。ここにも、どこまで作り、何をやらないかという判断があります。

全体は500ファイル以上で、制作は1週間かからず。冒頭の広告AIは2日。ただし、同じ速さで作れると保証する話ではありません。

福田卓馬さんは、広告や記事の材料、出力の良し悪し、直す場所を判断できたから作れたと説明しています。画面が整っていても、仕事に使える中身かを判断できなければ実務にはつながらない。

福田卓馬さん(動画の中で・自動字幕・28:44〜)

「今日の話を一言にするとできることを増やすよりやらないことを決める方が聞く[効く]ということです。」

自分の仕事が分かる人が、その判断を言葉で渡す。そのうえで、できることを増やすより、やらないことを決める方が効く。私は、この結論を今夜の1枚へつなげたいです。任せた後に毎回説明し直す負担を減らすために、会社の前提と、守りたい禁止を先に残します。

→ やらないことを1行

任せたい仕事で、外へ出す前に止めたい操作を1つ決める。「文案は保存する。送信は人が決める」と1行書き、会社の前提と一緒に最初の依頼へ渡します。

FAQ

よくある質問

▲目次

Q. 福田卓馬さんの動画は、何を見せる動画ですか?

A. 「福田卓馬【AI×会社経営】EXTAGE株式会社」の30分53秒の動画です。広告AIを作る6手順と、自社で使うAI社員の実物を、福田卓馬さんが画面付きで説明しています。

Q. コードを書けなくても、AI社員を作れますか?

A. 福田卓馬さんは、欲しい画面や動きを言葉で伝えて作ったと話しています。ただし、出てきたものを実務で使えるか判断できることが条件。コードの知識と、任せる仕事の中身を知ることは別です。

Q. 禁止事項は、最初から7個書く必要がありますか?

A. 動画の7項目は、福田卓馬さんの会社で起きた問題から増えた数です。私なら、困ることを1つ選び、禁止・代わりの行動・理由を書きます。最初の仕事で問題が見つかったら、次にも使う決まりとして足す形です。

Q. CLAUDE.mdに禁止を書けば、AIは止まりますか?

A. チャエンさんは、CLAUDE.mdは強制する設定ではなく文脈だと説明しています。禁止を書くことに加え、権限などで実行できる範囲を制限する。福田卓馬さんも、送信・公開・入金を全AI社員に渡さないと話しています。

MATOME

まとめ。AI社員は、できることを増やす前に、渡す物とやらないことを決める

▲目次

今夜の1手は、会社のルール1枚をAIの質問から作ることです。仕事の前提と合格の形、そして触っていい範囲に答える。そして、困りごと1つを「禁止・代わりの行動・理由」に変える。

福田卓馬さんの6手順は、会社の判断を言葉で渡す入口でした。チャエンさんの説明を合わせると、短く残すことと、操作を制限することも要ります。最初の仕事1件を作らせ、直した判断を次へ残す。私なら、この順番で任せる範囲を育てます。

COLUMN

新人に包丁を持たせる前に、まな板と棚を決める

ひろくんが、台所のまな板と「触っていい棚」を指し、皿の前に朱色の札「ここで止まる」が立つコラム図解

たとえるなら、新人に包丁を持たせる前に、まな板の上に何を置くか、どの棚に触っていいかを先に決める。切る技術があっても、今日出す料理も食材の状態も知らなければ、勝手に献立を完成させてほしくはないですよね。私は、ここで「できる料理を全部見せて」と頼むより、まず今日の一皿を決めます。切ってよい食材と、残しておく食材。その区別があって初めて、腕の良さが食事につながる。AIへ任せる時も、能力の一覧を広げる前に、仕事の目的を具体的に置く。やらないことを決めるのは、頼む側の頭にある区別を相手にも渡すことなんだね。そこを曖昧にしたまま、出来上がりだけを求めない。

味見する人に、味を直す役目まで持たせる場面も考えてみます。塩を足し、自分で味見し、自分で合格にする。これでは、注文どおりかを別の目で確かめる機会が消えてしまうんです。私は、作る人には調整を任せ、確かめる人には何が違うかを返してもらう形を選びます。料理を冷たく管理したいからではありません。注文した一皿と、作り手がよいと思った一皿は、ずれることがあるから。役目を分ければ、直すべき場所が言葉になる。「しょっぱい」で終わらず、何を基準に、どの味が強いのかまで返せる。任せる範囲を絞ることは、人やAIの力を小さくするためではなく、判断がどこで行われたかを見えるようにするためです。

そして「その調味料は入れない」と言う時には、理由も添える。苦手な味を避けたいのか、別の料理と味が重なるのか。理由が違えば、代わりに選ぶものも変わります。私は、禁止を相手の手を止める言葉だけで終わらせたくない。「代わりにこちらを使う」まで決めれば、料理は先へ進む。その後に材料や注文が変われば、同じ禁止を残すかも見直せるんだね。大事なのは、決まりを守った数を増やすことより、頼んだ一皿が意図から離れずに届くこと。AIの仕事も、任せるほど頼む側の説明が減っていく形へ育てたいです。最初の一皿に必要な情報と、やらないことを残す。その小さな判断が、次の仕事を安心して任せる土台になります。

任せ方の考え方は、分身AI日記のDAY160「賢いAI」より「委ねるAI」にも書きました。分身AIについてもっと知りたい方は分身AI.comもチェックしてね!

LINK

関連記事

REF

参考リンク

今回紹介した動画

タイトル【9割が勘違い】優秀なAI社員の作り方を全部見せます【実演あり】
チャンネル福田卓馬【AI×会社経営】EXTAGE株式会社
長さ30分53秒
URLhttps://www.youtube.com/watch?v=XzvPVRR2laQ

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この記事はAIツール(Claude Code)を活用して制作しています。構成・文章生成にAIを使用し、最終的な内容の確認・編集・公開判断はひろくん(田中啓之)本人が行っています。「分身AIひろくん」(bunshin-ai.com)とは別のコンテンツです。

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