iOS 26.2とスマホ法、ChatGPT Image 1.5比較、Pulseとアプリ統合などAIニューストピックス今週のAIアップデート総まとめ2025年12月21日

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こんにちは、田中啓之(ひろくん)です。50kgダイエットして主夫社長やってる僕が、今週飛び込んできたAI周りのアップデートを分かりやすく、実践的に整理しました。

今週は「AIとビジネスの“壁”が消滅した」と言えるほど、大きな変化がありました。経営者や現場でAIを使いたい人向けに、細かい機能のアップデートだけでなく、「今日から家事や仕事でどう使うか?」という視点で、多田啓二(ただっち)とも議論したポイントを交えて解説していきます。

気になるパートは目次から飛んでチェックしてね。

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目次

📱 スマホ周りの大きな変化(iOS 26.2 とスマホソフトウェア競争促進法)

まずはスマホ関連の法改正とOSアップデートの話から。日本でも公正取引委員会の「スマホソフトウェア競争促進法」がついに施行され、これに対応したiOS 26.2のアップデートが来ました。

「法律の話?」と難しく考えなくて大丈夫。例えるなら、「これまでデパート(Apple)の中でしか買い物ができなかったのが、自由な商店街(外部ストア)でも買い物ができるようになり、好きなレジ(決済)を選べるようになった」というイメージです。

ポイントは大きく2つです。

  • アプリ流通の開放(サイドローディング):App Store以外の場所からアプリを入れられるようになり、開発者はAppleへの手数料を回避したり、独自のキャンペーンを打ちやすくなりました。
  • デフォルトブラウザの「選択画面」:iOS 26.2のSafariを最初に開くと、「どのブラウザをメインに使いますか?」と聞かれます。ChromeやEdgeなどをユーザーが明示的に選ぶ時代になりました。

【経営者・マーケターの視点】
自社アプリを持っている場合、Apple税(手数料)を避けるために「Web課金」や「外部ストア」への誘導を検討するタイミングです。また、ユーザーがSafari以外を使う可能性が増えるため、Webサイトの表示確認はChromeなどでもしっかり行いましょう。

🖼️ OpenAIの画像生成が進化:ChatGPT Image 1.5(高精細/テンプレ増加)

ChatGPTの画像生成モデルがアップデートされ、「ChatGPT Image 1.5」となりました。以前よりもプロンプト(指示文)への理解度が上がり、思った通りの絵が出やすくなっています。

ChatGPT Image1.5 タイトルスライド

特にすごいのが「一貫性」です。例えば、「マトリョーシカの中に同じ顔の人形がいる」といった複雑な入れ子構造や、指定したレイアウト(6×6グリッドなど)が崩れにくくなりました。

便利な新機能:

  • テンプレート入力:プロンプトが思いつかなくても、用意されたテンプレを選ぶだけで高品質な画像が作れます。「料理のミールキット」みたいに、材料が揃っている状態からスタートできる感覚です。
  • ガチャポンUI:顔写真をアップロードして、複数のスタイル(アニメ風、油絵風など)を一気に生成できる機能。SNSアイコン作成に便利です。
  • インペイント(部分修正)の復活:画像の「ここだけ直したい!」という部分をなぞって修正できる機能が使いやすくなりました。

🧠 ChatGPTの新機能:Pulse(パルス)とアプリディレクトリの統合

Proユーザー向けに「ChatGPT Pulse(パルス)」という新機能が実装されました。これは、ChatGPTが「受け身(質問待ち)」から「能動的(先回り)」に進化したことを意味します。

例えるなら、「毎朝、言わなくてもコーヒーと新聞、その日の予定表をテーブルに置いてくれる優秀な秘書」のような機能です。

Pulse機能のパネル表示スライド

Pulseでできること:

  • 毎朝の設定した時間に、自分に関係あるニュース、未読メールの要約、今日のタスクを「カード形式」でまとめて提示してくれます。
  • タスク機能と統合されており、「週次レポートの作成」などの定型業務をPulseの中に組み込んで自動化できます。

また、これまで「コネクタ」と呼ばれていた外部連携機能が「アプリディレクトリ」として整理されました。DropboxやZoom、Googleカレンダーなどとスムーズに連携し、ChatGPTがあらゆる仕事のハブ(中心地)になります。

🎨 画像生成の比較:GPT Image 1.5 vs Nano Banana Pro

Google DeepMind発の最新モデル「Nano Banana Pro(ナノバナナ プロ)」と、ChatGPT Image 1.5を比較してみました。
同じ「擬人化したおでん」という日本語プロンプトで生成してみたところ、明確な違いが出ました。

擬人化おでん比較のスライド表示

ひろくんの使い分けメモ:

  • Nano Banana Pro「和食の出汁(だし)」のように繊細。日本語のニュアンスや、日本特有のキャラクター表現(カワイイ、わびさび)にめちゃくちゃ強いです。日本向けの広告やキャラ作りならこっち。
  • ChatGPT Image 1.5「洋食のブイヨン」のように濃厚で正確。指示に忠実で、ロゴやプロダクトデザインなど、カチッとしたビジネス素材を作るのに向いています。

💻 Codex 5.2(コード特化モデル)の進化:自動化・実行力アップ

エンジニア向けの話になりますが、プログラムコードを書く「Codex(コーデックス)」がバージョン5.2に進化しました。単にコードを書くだけでなく、「エラーが出たら自分で修正して、実行までやり切る力」が格段に上がっています。

開発現場では「相棒」というより、もはや「新人エンジニア」としてタスクを任せられるレベルです。要件定義書を投げれば、プロトタイプがあっという間に出来上がります。

⚙️ ChatGPTの便利マイナー機能(ピン留め・メール送信・クイズ)

地味ですが、毎日の時短に効く機能追加も紹介します。

  • チャットのピン留め:大事なチャットを一番上に固定できます。「いつもの命令セット」をピン留めしておくと便利です。
  • メール直接送信:ChatGPTで作った文章を、そのままGmailやOutlookの下書きとして送れるようになりました。コピペの手間がゼロに!
  • クイズ作成機能:社内研修や子供の勉強用に、テキストからクイズを自動生成して、インタラクティブに答える機能がつきました。

⚡ Google AIの進化:Gemini 3 Flash とMediaPipe実装

Googleからは、高速・軽量モデル「Gemini 3 Flash」が登場。画像認識や生成のスピードが爆速になり、かつコストも安いため、APIを使う開発者にとっては朗報です。

Gemini 3 Flash タイトルスライド

さらに注目は「MediaPipe(メディアパイプ)」のブラウザ実装です。
これは、カメラに写った「手」や「体の動き」をリアルタイムで認識する技術。これまでは重たい処理が必要でしたが、ブラウザ上でサクサク動くようになりました。

活用例:
リハビリの動作チェックアプリや、フィットネスの姿勢矯正、手話翻訳などが、スマホのブラウザだけで作れるようになります。

📚 NotebookLM(ノートブックLM)の実用化:データを“そのまま”料理する時代

以前から話題の「NotebookLM」がGemini内で完全に統合され、実用性が増しました。
これは、「大量の資料(PDFやWebサイト)を放り込むと、そこから要約・表作成・QA対応をしてくれる専用AI」を作る機能です。

NotebookLMのテーブル作成スライド

おすすめの使い方:

  1. 関連するWebページやPDF資料をNotebookLMに全部保存(最大300個までOK!)。
  2. 「この資料の中から、A社とB社の売上比較を表にして」と指示。
  3. 一瞬で比較表が完成。

研究者や、大量の社内規定を調べないといけない総務・人事の方には最強のツールです。

🤖 AIエージェント「Manus 1.6」の現場適用とAgent Skills

自律型AIエージェントの代表格「Manus(マヌス)」がバージョン1.6にアップデート。「Manus 1.6 Max」という上位モデルも登場し、失敗せずにタスクを完遂する能力が上がりました。

また、Anthropic社の「Agent Skills(エージェント・スキルズ)」という仕組みが広がっています。これは「AIに渡すレシピ」のようなもの。
一度「記事を書いて→画像を生成して→入稿する」という手順(スキル)を登録しておけば、Manusなどのエージェントがその通りに動いてくれます。

経営へのインパクト:
これまで「人に教えてマニュアル化していた業務」を、「AIにスキルとして登録する」だけで、24時間365日、文句も言わずに働いてくれる「デジタル社員」が手に入ることになります。

🕵️ AI画像の真偽判定:Nano Banana Proの“見破り”機能

生成AIの画像がリアルになりすぎて、本物かどうかわからない問題。これに対し、Nano Banana Proには「AI生成かどうかを検出する機能(シンセID検出)」が強化されています。

目に見えない「電子透かし」を読み取ることで、フェイク画像を見破ることができます。企業の広報やメディア運営者は、信頼性を守るためにこうした検出ツールの導入が必須になるでしょう。

📊 スライド作成競争:AIで「一発出し」の時代へ

Manus、Napkin、Gamma、ChatGPT+Canvaなど、スライド作成AIが群雄割拠ですが、直近のアップデートでどのツールもクオリティが爆上がりしています。

ポイントは「マイテンプレ」:
自社のロゴや色使いを学習させたテンプレートを用意しておけば、AIにテキストを投げるだけで、「そのまま客先に出せるレベル」の資料が一発で出てくるようになりました。
資料作成で残業するのは、もう終わりにしましょう。

🧩 実践ワークフロー:今日から試せる3ステップ(ひろくん式)

盛りだくさんでしたが、結局何からやればいいの?という方へ。僕(ひろくん)がおすすめする「明日からの3ステップ」です。

  1. 小さく試す(Pulseの導入)
    まずはChatGPTの「Pulse」やスマホのタスク機能を使い、朝の情報収集を自動化してみてください。「AIが準備して待っていてくれる」感覚を掴むのが第一歩です。
  2. 手順をレシピ化する(Agent Skills)
    ルーチンワーク(日報作成、SNS投稿など)の手順を書き出し、AIに「スキル」として覚え込ませましょう。最初は手間ですが、一度作れば一生楽できます。
  3. 安全網(セーフティネット)を作る
    Nano Banana Proの検出機能や、最終的な人の目視チェック(Human-in-the-loop)を必ず工程に入れます。AIは速いですが、責任は取れません。責任を取るのが人間の仕事です。

❓ FAQ(よくある質問)

Q. ChatGPT Pulseは無料版でも使えますか?

A. 現時点ではProユーザー(有料版)向けの機能として展開されています。パーソナルな情報(カレンダーやメール)を扱うため、セキュリティの観点からも有料版での提供がメインです。

Q. Nano Banana Proはどこで使えますか?

A. GoogleのAI StudioやVertex AI(開発者向け)、または一部のGemini Advanced機能として提供されています。日本語特化の画像を作りたいなら、ぜひ試してほしいモデルです。

Q. Manus 1.6のようなエージェントを使うのは難しくないですか?

A. 以前はプログラミング知識が必要でしたが、今は「自然言語(普通の言葉)」で指示できるようになっています。「このサイトを見て、要約して、Slackに投稿して」とチャットで頼むだけで動くので、ハードルは劇的に下がっています。

✍️ 最後に(ひろくんからの一言)

最後まで読んでくれてありがとう。
「iOS 26.2」や「Manus 1.6」といった新しい単語が出てくると焦るかもしれませんが、本質は変わりません。「面倒なことはAI(分身)に任せて、人間はもっと楽しいこと、価値あることに集中しよう」ということです。

失敗しても大丈夫。AIは何度でも書き直してくれます(笑)。
ぜひ、小さな実験(PoC)から始めてみてください。あなたのビジネスに「分身AI」が生まれるのを応援しています!

また来週も、最新情報をバチっとまとめてお届けします。ひろくんでした。

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