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AIエージェントの自作か、MCPか。データ基盤を先に整える考え方を整理
2026年11月6日
家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回紹介するのは、ブログ『無駄と文化』の記事『自作AIエージェントの開発をやめた』です。データ分析用のAIエージェントの自作をやめて、分析MCPに作り直した話が書かれています。
この記事は、私が保存したブックマークの1つです。読んでいて、私の過去の記事に書いた考えと重なりました。AIを増やすほど文脈の置き場が要ること、つなげば動くとは限らないこと、手順書づくりのAIは聞き取り役と点検役にとどめること。この考えを、今回の話に重ねて読んでみました。
読み方の筋はこうです。経緯、自作で背負う部品、メモリー、MCPをつなぐこと、指標を決めること、データ基盤が先という話、そしてAIに任せる線。最後は私の読みとして整理しています。あなたが自分専用のAIエージェントを作るかどうか迷っているなら、判断の材料になるはずです。
データ分析用のAIエージェントを自作していた書き手が、2026年7月から分析MCPの作り直しに切り替えました。MCPはAIに外の道具やデータをつなぐための共通の差し込み口の決まりです。この記事では、自作で背負う部品、メモリーの難所、データ基盤が先という話を順に整理します。
3行でわかるポイント
- ブログ『無駄と文化』の書き手は、分析エージェントの自作をやめて、分析MCPに作り直しました。汎用エージェントにMCPをつなぐだけで、基礎的な分析ができそうだという感触です。
- 自作すると背負う部品は8つで、特にメモリーが難所です。分析で前進した感覚は、指標を決め、日々まとめ、収集方法を見直したときに得られたそうです。
- 推測: 私の読みでは、自作かつなぐかで迷ったら、自分で作るもの、既存のAIに任せるもの、AIより前に整えるものに分けて言えるかが分かれ目です。
ブログ『無駄と文化』の記事(2026年11月5日公開)。データ分析用のAIエージェントをゼロから自作していた書き手が、開発をやめて分析MCPに作り直した振り返り。自作で背負う8つの部品、メモリーの難しさ、汎用エージェントにMCPをつなぐ形、指標を決めて日々まとめる大切さが書かれている。書き手個人の経験と感想
自作のAIエージェントをやめて、MCPに作り直した話。書き手に何が起きたのか

ブログ『無駄と文化』の記事『自作AIエージェントの開発をやめた』の「3行まとめ」より(2026年11月5日公開・第1章で引く部分)
分析エージェントを開発するのはやめて、分析 MCP として作り直した
ブログ『無駄と文化』の書き手は、分析エージェントの開発をやめて、分析MCPとして作り直しました。2026年11月5日に公開された記事の、いちばんの結論です。
書き手は今年の6月まで、データ分析用のAIエージェントを、スクラッチで開発していました。スクラッチとは、ゼロから自分で作ること。それが、思うところがあってスッパリとやめたそうです。
3行のまとめは、こうです。分析エージェントを開発するのはやめて、分析MCPとして作り直した。AIエージェントの全てを開発するのは手間がかかりすぎる。良い分析体験のキモはエージェントが動く手前にある。
もともと作ろうとしていたのは、チャット画面で分析を頼むと、データ取得、考察、結果の可視化までを担うものでした。ところがAIエージェント全体を作ろうとすると、自作する部品が多すぎる。
限られた時間では、一つひとつの質が下がってしまう。書き手はそう書いています。
そこで今年の7月から、MCPを作ることにしました。事前集計されたデータを返す。各データについての知識を、的確に返す。そういうMCPです。事前集計とは、あらかじめ数をまとめておくこと。
MCPは、AIに外の道具やデータをつなぐための共通の差し込み口の決まりです。
書き手の感触は、MCPを作り込めば充分、というものです。
Claude.aiのような普段使うAI、つまり汎用エージェントにMCPを接続するだけで、基礎的なデータ分析を担うエージェントとして使えそうだと書いています。
私の読みです。これは、何を自分で作り、何を借りるかの線引きの話なんです。AIそのものの出来の話ではありません。自分専用のAIを考えるとき、まずこの線引きから入るのが近道かな、と受け取りました。
AIエージェントを自作すると背負うものは8つ。UI・認証・セッション・メモリーなど

ブログ『無駄と文化』の記事『自作AIエージェントの開発をやめた』の「3行まとめ」より(2026年11月5日公開・第2章で引く部分)
AI エージェントの全てを開発するのは手間がかかりすぎる
AIエージェントを丸ごと自作するのは、手間がかかりすぎる。書き手の実感を読者向けに言い直すと、こうなります。ここから、何に手間がかかるのかを順に見ていきます。
書き手は分析エージェントを、Google Agent Developer Kit、略してADKで作っていました。複数のAIに役割を分けて動かす仕組みを、動く場所に置くための道具です。
サブエージェントを決めて、分担の順番を指揮するオーケストレーションも手軽にできる。
それでも自作となると、賄う領域が多岐にわたります。書き手が挙げたのは8つです。UI、認証基盤、セッション管理、メモリーが前半の4つ。
続きが、サブエージェントのオーケストレーションルール、アセットアップロード、アップロードされたアセットの管理、スキルシステムです。
アセットは画像や資料などのファイル、セッションは1回のやりとりのまとまり、と読むと分かりやすいかな。
UI以外は無くても、分析エージェントとして成り立ちます。ただ、普段使っているClaude.ai、ChatGPT、Geminiと比べると、物足りないものになる。書き手はそう書いています。
私の読みです。8つのうち、データ分析そのものに当たる部分は、ほとんどありません。ログインも、記憶も、ファイルの置き場も、分析の本質ではない。
本質ではない部分に時間が取られる、というのが書き手の実感の中身だと受け取りました。
あなたの仕事で考えてみてください。AIを使うために、ログインと記憶と資料置き場を、全部自分で用意する場面です。本題の仕事に入る前に、手が止まりそうじゃないですか?
メモリーという難所。AIエージェントの記憶の置き場が乗り換えやすさを決める

ブログ『無駄と文化』の記事『自作AIエージェントの開発をやめた』の「メモリーという難所」より(2026年11月5日公開・第3章で引く部分)
最大の欠点は、ユーザーが普段使っている AI エージェントとの間でメモリーが共有されないことかもしれない。
自作したAIの記憶は、普段使うAIと共有されない。書き手は、これが最大の欠点かもしれない、と書いています。
メモリーとは、セッションをまたいで、ユーザーの関心事ややりとりの注意点を覚えておく仕組みです。仕組み自体はシンプルで、3つしかありません。会話から覚えておくべきことを抽出する。
データベースに情報を永続化する。しかるべきタイミングで検索して、適切に参照させる。データベースは、情報を整理して置いておく入れ物のことです。
ところが、この仕組みがどれも奥深い。覚えておくべきことの抽出も、しかるべきタイミングの検索も、適切な参照も、深い。mem0などのサードパーティ製のAPIで楽はできます。
それでも、過去のメモリーを訂正することと、忘却させることは、実装側の工夫が残る。書き手はそう書いています。
たとえば、ユーザーが前に伝えた注意点を、後で変えたくなったとします。そのとき、古い記憶を直す仕組みが要る。要らなくなった記憶を、忘れさせる仕組みも要る。
どれだけ良いAIエージェントを自作しても、メモリーが引き継がれない。それが乗り換えの障壁になりうる、と書き手は言います。
AI氣道『NotionのFDE担当、AIの乗り換えは文脈の置き場が整えば軽いと話す』より
「AIを増やすほど、文脈の置き場が要る。置き場がないまま増やせば、毎回コピペのやり直し。」
AIを増やすほど文脈の置き場が要るという考えを、私は『NotionのFDE担当、AIの乗り換えは文脈の置き場が整えば軽いと話す』で書いています。
置き場がないまま増やせば、毎回コピペのやり直し。私の記事は、そう書いています。書き手が言う、メモリーが共有されないという話と、同じ向きなんです。
私の読みです。記憶の置き場をAIの側ではなく、自分の側に持つ。そうすると、AIを替えるときの引っ越しが軽くなるんじゃないかな、と思います。
汎用エージェントにMCPをつなぐと何が変わるか。つないだあとに使う人の画面で確かめる

ブログ『無駄と文化』の記事『自作AIエージェントの開発をやめた』の「使ってもらえる場所に届ける」より(2026年11月5日公開・第4章で引く部分)
普段使っている Claude.ai が突然 分析エージェントとして振る舞いだすのはみんなにとっても面白かったらしく。
普段使っているClaude.aiが、突然、分析エージェントとして動き出す。チームの人が、その様子を面白がってくれた。書き手はそう書いています。
問いは、必要な部分だけをMCPにして、残りを汎用エージェントに任せるのは現実的か、というものです。書き手の場合は、とてもうまく機能しているそうです。
作り直した分析MCPをつなぐと、汎用エージェントが分析エージェント化した感覚だと書いています。
データを表示するUIは、手放しても改善されていく。最近のClaude.aiはClaude Artifactsで、操作できる可視化もしてくれる、と書き手は言います。
認証基盤、メモリー、アセット管理、スキルシステムも、使い慣れた仕組みがそのまま使えます。
書き手の言葉では、これらの備え付けられた便利な仕組みを捨ててまで、自作エージェントをゼロから作る動機を見出せなかった、とのことです。
書き手は、先日チーム内でMCPを共有し、Claude.aiのコネクタとして接続して使ってもらった、と書いています。コネクタは、Claude.aiに外の道具をつなぐ機能のことです。
すると、こんな感じで使ってみました、と活用例がシェアされてきたそうです。ずっと自作を続けていても、この驚きと質は出せなかったと思う、と書き手は振り返っています。
AI氣道『Claude Codeで会員データベースをつなぐMCPと、使いながら直す修正ボタンを動画の相談から整理する』より
「実は、AIに頼んで、UTAGEのMCPで講座のレッスンに動画を入れてもらったことがあります。」
AIに頼んでUTAGEのMCPで講座に動画を入れてもらった話を、私は『Claude Codeで会員データベースをつなぐMCPと、使いながら直す修正ボタンを動画の相談から整理する』で書いています。
実は、AIに頼んでUTAGE(講座を配信するサービス)のMCPで講座のレッスンに動画を入れてもらったとき、動画の部品にvideo_idだけを入れると、受講生の画面で動画が立ち上がりませんでした。
1本中0本です。video_urlに完全なURLを入れると、1本中1本が立ち上がりました。それを測ったのもAIです。つなげば動く、とは限らないんです。
私の読みです。MCPは、つないだあと、使う人の画面で確かめて初めて、詰まりが見えます。書き手の記事は、チームの人が実際に使って、活用例が返ってきた、という形で確かめています。
データを渡すだけでは当たり前しか返らない。AIエージェントの前に指標を決めて日々まとめる

ブログ『無駄と文化』の記事『自作AIエージェントの開発をやめた』の「分析の手応えとデータ基盤」より(2026年11月5日公開・第5章で引く部分)
当たり前のデータを渡すだけでは当たり前のことしか言わないのが AI だ。
AIは、当たり前のデータを渡されると、当たり前のことしか言いません。書き手の言葉を言い直すと、こうなります。
書き手は最初、BigQueryのexecute_sqlツールをAIにつなげば、良い感じの洞察を語ってくれるのかな、と思っていたそうです。
BigQueryはGoogleのデータ分析用のデータベース、execute_sqlツールはAIにデータへの問い合わせ文を直接実行させる道具です。でも、これは全然違いました。
何の工夫もしなければ、AIは分かりきったことしか言わない。書き手の例が、朝晩は電車が混むようです、冬はおでんが売れるようです、です。たしかに、聞いた瞬間に力が抜けますよね。
分析エージェントとして前進している感覚が得られたのは、次のようなときでした。注目するべき指標をしっかり定義して、チームで合意したとき。注目するべき指標が、日々事前集計されるよう仕組み化したとき。
注目するべき指標が正確になるよう、データの収集方法を見直したとき。
書き手は、これらはどれもAI以前の工程だと言います。データ基盤として当たり前のことを、コツコツやるアクションです。データ基盤は、分析に使うデータを集めて整えて置いておく土台のこと。
私の読みです。いちばん手前にあるのは、何を数えるかを決めて、チームで合意することだと、私は読みました。AIに何をさせるかより先に、AIに何を見せるかを決める。
あなたの仕事で、毎月見ている数字を1つ選んでみてください。その数字の定義を、人に説明できますか? 説明できるかどうかが、AIに渡す前の最初の確認になります。
データ基盤が先。自作のAIエージェントが無駄骨ではなかった理由と引き算の移行

ブログ『無駄と文化』の記事『自作AIエージェントの開発をやめた』の「分析の手応えとデータ基盤」より(2026年11月5日公開・第6章で引く部分)
つまり有用な分析エージェントを作るためには有用なデータ基盤が必要で。エージェントなんか作ってる場合ではなかったのだ。
役に立つ分析エージェントには、役に立つデータ基盤が要る。書き手は、そう気づいたと書いています。
では、自作の分析エージェント作りは、全くの無駄骨だったのか。書き手の答えは、実はそうでもない、です。
作るなかで、分析業務に本質的に重要な部分と、汎用の仕組みを使うべき部分が、見分けられるようになったからだそうです。
移行は、引き算で進みました。コードの多くは、分析エージェント時代のものを流用できたとのこと。書き直すときに、整理整頓できたのも良かった、と書いています。
MCPのベースには、FastMCPを使っています。FastMCPは、MCPを作るためのPythonの道具です。
書き手は、Google ADKもFastMCPも、ベースにはFastAPIがあるので、コードがとても似通ったものになる、と説明しています。FastAPIは、Pythonのウェブの道具です。
ドメインモデル、つまり仕事の中身を表すデータの設計の面でも、実装の面でも、移行は難しくなかった。書き手はそう書いています。
私の読みです。作ったものを捨てるのではなく、使える所だけ残して、要らない所を引く。そのやり方なら、自作に使った時間も、むだになりません。
書き手も、自作に時間をかけたからこそ、どこが本質かが分かった、と書いています。
読者の場面に置くなら、こう考えてみてください。いま手元にある下書きや手順を、全部捨てる必要はない。使える部分を残せるかどうかが、乗り換えの重さを決めます。
記事のまとめは、短いです。分析エージェントをやめて、分析MCPを作り動かし始めた。少し遠回りだった気もするが、作って、手放して、分かったことも多かった。書き手はそう締めています。
AIエージェントに任せる線の引き方。自作かMCPかで迷ったら、作る物と任せる物と先に整える物に分ける

ブログ『無駄と文化』の記事『自作AIエージェントの開発をやめた』の「3行まとめ」より(2026年11月5日公開・第7章で引く部分)
良い分析体験のキモはエージェントが動く手前にある
推測: 良い分析体験の鍵は、AIが動き出す前の準備にある。書き手の言葉をそう受け取って、ここからは、私の考えを当てはめてみます。
人が先に決めることは、3つあると考えます。何を数えるか、つまり指標の定義。どこに置くか、つまりデータと資料の置き場。何をAIに見せるか。
第5章の書き手が前進を感じたとき、指標の定義と合意、日々の事前集計、収集方法の見直しと、同じ向きです。
たとえば、毎月の問い合わせの件数を見たいとします。件数の数え方を決めておく。問い合わせの記録を置く場所を決めておく。AIに見せる範囲を決めておく。この順番が、AIより前の仕事です。
次は、AIに任せてよい線。手順書づくりは、聞き取り役と点検役にとどめる。外に出る操作の承認は、人が持つ。
AI氣道『Agent Skillsとは。業務手順書の設計8つのコツを風音屋の記事で整理』より
「手順書づくりにAIを使うなら、聞き取り役と点検役にとどめます。外に出る操作の承認は人が持つ。これが私の考えです。」
手順書づくりにAIを使うなら、聞き取り役と点検役にとどめるという考えを、私は『Agent Skillsとは。業務手順書の設計8つのコツを風音屋の記事で整理』で書いています。
手順書づくりにAIを使うなら、聞き取り役と点検役にとどめる。そう書いた私の考えは、MCPで道具をつなぐときにも、同じに使えるんじゃないかな、と読みます。AIが下書きと棚卸しをして、人が決める。
外に出る操作の承認は、人が持つ。
推測: 自作か、つなぐかで迷ったら、次のように分けて言えるかを確かめます。1つめは、自分で作るもの。本質の部分です。2つめは、既存のAIに任せるもの。画面やログイン、記憶の部分です。
3つめは、AIより前に整えるもの。指標の定義やデータの取り方、置き場の部分です。
あなたが今ある仕事を1つ選ぶなら、確かめることは2つです。AIに渡す情報の置き場が整っているか。AIに任せるのを棚卸しと下書きまでにして、決める所を自分に残せているか。どちらから始めても大丈夫です。
読んだあと、自分の仕事の場合で確かめたい人へ
自作かつなぐかの迷いを、自分の仕事の場合で仕分けるプロンプト
枠の中にこの記事のURLが入っていて、AIが記事を読んでから、自作・既存のAIに任せる・AIより前に整える、のどれに当たるかを自分の仕事で仕分けてくれるプロンプトです。読んで終わりにせず、自分の環境ですぐ使える追加のプロンプトまで手元に残せます。
1
元記事の話と、私の読みの仕分け
ブログ『無駄と文化』の記事に書かれた内容、書き手の考え、私の読み、未確認を分けて返します。書き手の経験をそのまま自分の仕事に当てはめず、読み比べられます。
2
自分の仕事の場合の仕分け
4つの質問に答えると、自分で作るもの、既存のAIに任せるもの、AIより前に整えるものに分けた結果が、自分の場合に合わせて返ってきます。決める所は人が持つ線も並びます。
3
環境に合う追加のプロンプト
使っているAIエージェントや道具に合わせて、記事のURL入りのプロンプトを1〜3本、そのまま貼れる形でつくります。
AIの答えは下書きとして受け取り、任せ切りにせず自分の目で読み直す前提です。使ってみたい時だけ、下のボタンから使い方と依頼文を開いてください。
▶ タップしてプロンプトを開く
下の枠の文を丸ごとコピーして、手元のAIエージェントに貼ってください。枠の中には、この記事のURLが入っています。記事を読んだAIから、短い質問が4つ、1つずつ届きます。
答えると、仕分けの結果と、環境に合わせた追加のプロンプトが返ってきます。ただ、返ってきた結果はそのまま信じず、自分の目で読み直してください。何をAIに任せ、何を人が決めるかを決めるのは自分です。
次の依頼を、確認と整理だけで行ってください。
【記事のURL】
https://ai-kidou.jp/mudatobunka-self-made-ai-agent-mcp/
最初に、このURLの記事を読んでください。読めない時は、読めなかったと伝えて、下の記事の要点だけを材料にしてください。
【参照元(先に読む)】
【目的】
ブログ『無駄と文化』の記事「自作AIエージェントの開発をやめた」の解説を読んで、私の仕事に当てはめて整理します。今ある仕事を1つ選び、①自分で作るもの、②既存のAIに任せるもの、③AIより前に整えるもの(指標の定義・データの取り方・置き場)の3つに仕分けて、そのうち少なくとも1つを私の言葉で1行にすることが目的です。そのうえで、私の環境で使える追加のプロンプトをつくります。
記事の要点
・ブログ『無駄と文化』の書き手は、データ分析用のAIエージェントを今年の6月までゼロから自作し、7月から分析MCP(AIに外の道具やデータをつなぐ共通の差し込み口)に作り直した、と書いている。これは書き手個人の経験で、誰にでも当てはまる結論ではない。
・自作で背負う部品として、UI、認証基盤、セッション管理、メモリー、サブエージェントのオーケストレーションルール、アセットアップロード、アップロードされたアセット管理、スキルシステムの8つが挙げられている。特にメモリーが難しく、自作したAIの記憶は普段使うAIと共有されない、とある。
・良い分析体験のきっかけは、指標を定義してチームで合意したこと、指標が日々事前集計される仕組みにしたこと、データの収集方法を見直したことで、どれもAI以前の工程だった、と書かれている。
・私の考え: エージェントが動く手前は人が決め、AIに任せるのは聞き取りと点検までにして、外に出る操作の承認は人が持つ(これは推測)。MCPはつないだあと、使う人の画面で確かめる。
【やってよいこと】
1. 記事を読んだあと、次の4つを1つずつ質問してください。答えが返ってから次の質問へ進んでください。
・AIに任せたい、または自作を考えている仕事は何か(1つだけ)
・その仕事で、AIに渡す情報(数字、資料、手順)は今どこに置いてあるか
・その情報の定義(何を数えるか、何を正とするか)を、人に説明できるか
・私が使っているAIエージェントや道具は何か
2. 答えをもとに、その仕事を「自分で作るもの」「既存のAIに任せるもの」「AIより前に整えるもの」の3つに仕分けてください。整理だけにして、私の判断の良し悪しは評価しないでください。
3. 自作するか、つなぐだけにするかは決めつけず、決める前に確かめる問い(置き場、定義、つないだあとに使う人の画面で動くか)を、私の場合に当てはめた形でつくってください。結論は出さないでください。
4. AIに任せてよい線(棚卸し、点検、下書き)と、人が決める線(外に出る操作の承認、鍵やパスワードの扱い)を、私の仕事に当てはめて分けてください。
5. 私の環境で、そのまま貼って使える追加のプロンプトを、1〜3本つくってください。記事のURLを、各プロンプトの中に入れてください。
【守ること】
・設定の変更、削除、送信、購入、公開、ログイン情報の入力は行わないでください。提案として書くだけにしてください。
・パスワード、認証コード、秘密の鍵、口座の情報、顧客の個人情報は求めないでください。貼られても使わず、消すよう伝えてください。
・記事の内容は、記事に書かれた主張として扱い、確かめられた事実とは書かないでください。元記事の技術の説明(ADK、FastMCP、BigQueryなど)も、書き手の説明として扱ってください。
・分からない所は、推測で埋めずに未確認と書いてください。推測を書く時は「これは推測です」と付けてください。
・材料は、上のURLの記事と記事の要点、私の答えだけにしてください。記事に無い数字・対策を足さないでください。金額は書かず、最新の価格や仕様は公式で確かめるよう案内してください。追加のプロンプトに足してよいのは、私の環境に合わせた言い方と手順だけです。この依頼で禁じたことは、追加のプロンプトの中にも同じように書いてください。
【返す形】
(1) 選んだ仕事を、自分で作るもの・既存のAIに任せるもの・AIより前に整えるものに分けた整理
(2) 自作かつなぐかを決める前に確かめる問い(私の場合に当てはめたもの)
(3) AIに任せてよい線と、人が決める線
(4) 次に確かめること(3つまで)
(5) 私の環境で使える追加のプロンプト(1〜3本。記事のURL入り)
(6) 提案として書いたこと(あれば。実行はしていないと添える)
最後に、私が自分の目で読み直したほうがよい所を1行で添えてください。
よくある質問
Q. 分析エージェントと分析MCPは何が違いますか?
A. 書き手の説明では、分析エージェントは、チャット画面で分析を頼むと、データ取得、考察、結果の可視化までを担う、自作のAIです。分析MCPは、事前集計されたデータや各データの知識を返す、AIにつなぐ差し込み口です。後者をClaude.aiのような汎用エージェントにつなぐと、基礎的な分析を担うエージェントとして使えそうだ、というのが書き手の感触です。
Q. 自作のAIエージェントで、背負う部品は何ですか?
A. 書き手が挙げたのは8つです。UI、認証基盤、セッション管理、メモリー、サブエージェントのオーケストレーションルール、アセットアップロード、アップロードされたアセットの管理、スキルシステムです。UI以外は無くても分析エージェントとして成り立つものの、普段使うClaude.aiやChatGPT、Geminiと比べると物足りなくなる、と書いています。
Q. メモリーが難しいのはなぜですか?
A. 書き手の説明では、仕組みは3つでシンプルです。会話から覚えておくべきことを抽出し、データベースに永続化し、しかるべきタイミングで検索して参照させます。ただ、どれも奥深く、mem0などのAPIを使っても、過去のメモリーの訂正と忘却は実装側の工夫が残ります。普段使うAIとメモリーが共有されないことも、乗り換えの障壁になりうると書かれています。
Q. MCPをつなぐだけで足りますか?
A. 書き手の場合は、MCPを作り込めば充分という感触でした。Claude.aiのコネクタとしてチームに共有したところ、活用例が返ってきたそうです。私の読みでは、つないだあとに、使う人の画面で確かめるところまでが仕事です。私の記事でも、つなぐだけでは動画が立ち上がらず、確かめて初めて詰まりが見えました。
Q. AIに何を任せてよいですか?
A. 推測: 私の読みでは、AIに任せるのは棚卸しと下書きまでにして、決める所は自分に残します。指標の定義、データの置き場、AIに見せる範囲は、AIより前に人が整えます。手順書づくりのAIは聞き取り役と点検役にとどめ、外に出る操作の承認は人が持つ、という私の過去記事の考えを当てはめた読みです。
自作かつなぐかで迷ったら。AIエージェントの範囲を作る・任せる・先に整えるに分けて決める
ブログ『無駄と文化』の書き手は、データ分析用のAIエージェントの自作をやめて、分析MCPに作り直しました。自作すると、UI、認証、セッション、メモリーなど8つの部品を背負います。中でもメモリーは難所で、普段使うAIと共有されないことが乗り換えの障壁になりうる、と書かれています。
汎用エージェントにMCPをつなぐと、書き手の場合はとてもうまく機能しました。ただ、分析で前進した感覚が得られたのは、指標を決め、日々まとめ、収集方法を見直したときです。データ基盤が先。作って、手放して、分かったことも多かった、という締めが印象に残りました。
私の読みでは、つないだあとに使う人の画面で確かめること、AIを増やすほど文脈の置き場が要ること、手順書づくりのAIは聞き取り役と点検役にとどめること。これらが、書き手の話と同じ向きでした。
推測: 自作かつなぐかで迷ったら、自分で作るもの、既存のAIに任せるもの、AIより前に整えるものに分けて言えるかを確かめます。あなたの今ある仕事を1つ選び、AIに渡す情報の置き場が整っているかを見るか、AIに任せるのは棚卸しと下書きまでにして決める所を自分に残すか。どちらか一方から始められます。
この記事で学んだことを誰かに教えて恩送りして学びを深めよう!
COLUMN
AI本体より、AIの手前を整える。答えがあなたらしくなる理由

AIを仕事に入れると、つい鍋そのものに目がいきます。どのAIが賢いか、どのツールが新しいか。でも、厨房を思い浮かべてみてください。腕のいい料理人は、鍋を自分で打つ前に、仕込みの段取りを決めます。玉ねぎは先に切る。出汁は朝のうちに引く。味見は、塩を入れる前と後の2回。この順番が決まっているから、誰が火の前に立っても、店の味が崩れません。AIの仕事も同じかなと思うんです。AIが動き出す前に、何を渡すか、どの順で確かめるか。その手前が決まっていないと、どんなに良い鍋を使っても、出てくる味がその日ごとにぶれます。優劣の話ではありません。手をかける場所の話です。
AI氣道『AIに判断まで委ねるには、魂を込めて教える時間がいる。その時間は私の学びにもなりました』より
「AI に魂を込めて AI が自分らしく判断できるようにしていく」
ブログ『無駄と文化』の書き手は、良い分析体験のキモはエージェントが動く手前にある、と書いています。この向きは、私が『AIに判断まで委ねるには、魂を込めて教える時間がいる。その時間は私の学びにもなりました』で書いたことと重なります。引用にある「自分らしく判断できるようにしていく」は、AIが私の判断軸を踏まえて動けるようにしていく話です。そのうえで私がAIに任せるのは、棚卸しと下書きまでです。何を決めるかと、外に出る操作の承認は、人が持ちます。私が魂磨きでいま手をかけているのも、AIの賢さそのものではありません。AIがどう判断して、どう認識しているかを見る、周りの仕組みの部分です。AIの動きを周りで支えるこの仕組みは、ハーネスと呼ばれます。本体を作り込むより、この周りを見る。元記事と私の手のかけ方は、同じ向きにあると読みました。
手前を整えると、何が変わるのか。厨房に戻ります。仕込みの段取りがあると、新しく入った人でも迷わず火の前に立てます。味見の順番があると、ずれた時にどの工程でずれたかが分かります。鍋を自分で打つのは大変ですが、段取りと味見の順番は、紙1枚に書ける。そして、その紙には作った人の好みが入ります。塩は控えめ、酸味は後から。同じ食材でも、その人らしい一皿になるのは、鍋ではなく手前の決めごとのおかげなんです。AIの答えがあなたらしくなるかどうかも、きっとここで決まります。今AIに頼んでいる仕事を1つ選んで、頼む前に自分が決めていることを3つ書き出してみてください。
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関連記事
NotionのFDE担当が、AIの乗り換えは文脈の置き場が整えば軽いと話す内容を整理した記事です。
Claude Codeで会員データベースをつなぐMCPと、使いながら直す修正ボタンを、動画の相談から整理した記事です。
Agent Skillsとは何かと、業務手順書の設計8つのコツを、風音屋の記事で整理した記事です。
参考リンク
この記事で解説した元のブログ記事
第3章で引用した、AIを増やすほど文脈の置き場が要ると書いた私の記事
第4章で引用した、AIに頼んでUTAGEのMCPで動画を入れてもらった記録を書いた私の記事
第7章で引用した、手順書づくりのAIは聞き取り役と点検役にとどめると書いた私の記事
コラムで引用した、AIに魂を込めて教える時間について書いた私の記事
今回紹介した記事
| 著者 | ブログ『無駄と文化』の書き手 |
| 媒体 | ブログ『無駄と文化』(blog.mudatobunka.org) |
| 公開日 | 2026年11月5日10:00(記事の表示) |
| 元URL | https://blog.mudatobunka.org/entry/2026/11/05/100000 |
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火曜15:00〜 社長モテる化計画LIVEもやってるよ!