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法令のGit履歴houritsuとは。差分をAIに読ませる当てはめを整理

2026年11月6日

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回は、Impressの窓の杜 やじうまの杜の記事『日本の全法令が「Git」の履歴に』を紹介します。GitHubのhouritsuは、改正の施行1つが1コミットになっていて、変わった所がgit diffでそのまま見えます。

この記事は、私が保存したブックマークです。「AIに頼んで指示書の変更履歴を調べてもらった」「テキストで持っていればどんなAIにもすぐ渡せる」「事実は消さずに、その差分こそを判断軸として育てていく」という私の過去記事の向きと、同じ方向の話だと読みました。

読み方の筋は、経緯、仕組み、差分を見る、限界、AIと作った話、テキストで持つ、差分をAIに読ませる、の順です。あなたの仕事の文書にも当てはめられるか、一緒に整理します。

改正のたびに、結局どこが変わったのかを確かめる仕事は、法律だけの話ではありません。Impressの記事によると、houritsuは、日本の全法令をGitの履歴にして、改正の施行1つを1コミットで見せているそうです。この記事では、その実例から、改訂の確認を差分の形にしておく読み方を整理します。

3行でわかるポイント

  1. Impressの記事によると、houritsuは、法令を1つ1つのMarkdownファイルにして、改正の施行1つを1コミットにしたリポジトリです。変わった所はgit diffでそのまま見える、とのことです。
  2. 制作者によると、履歴は2015年ごろからで、正本は官報です。差分で確かめられるのは、その履歴の範囲の中だけです。
  3. 推測: 契約書や規約の改訂でも、旧版と新版をテキストで置き、差分だけをAIに読ませて「中身が変わった所」と「書き方が変わっただけの所」に分けてもらえます。
01

法令の改正は書き換えの指示だから分かりにくい。houritsuはGitの差分で見せた

改正法は書き換えの指示で、どこが変わったか分かりにくい。houritsuはGitの履歴にして、差分で見えるようにした。変わった所が見える、という図解

Impress(窓の杜 やじうまの杜)の記事『日本の全法令が「Git」の履歴に』(樽井 秀人さん・2026年11月5日・改正法の読みにくさの部分)より

改正法を読んでも、結局どこがどう変わったのかはわかりにくいものです。

改正法は、読んでも分かりにくい。どこが変わったのか、見えないからです。ここが、この話の入口です。

Impress(窓の杜 やじうまの杜)で2026年11月5日に樽井 秀人さんが紹介したのは、GitHubのリポジトリ houritsu(Kohei-Wada/houritsu)です。

日本の法令を、Git(ファイルの変更履歴を残す道具)の履歴にしたものです。

法律の改正は、「〇〇法の一部を改正する法律」という別の法律で行われます。中身は「第三条中〈A〉を〈B〉に改める」のような書き換えの指示です。

だから、改正法を読んでも、結局どこがどう変わったのかは分かりにくいんですよね。

そこで、法令の本文をファイルにして、改正を1つのコミット(変更を1回分として記録するひとまとまり)にします。

すると git diff(2つの版の違いを並べて見せる機能)で、変わったところがそのまま見えます。これがhouritsuの発想です。Impressの記事は、そう書いています。

制作者のZenn記事(2026年11月1日)によると、きっかけは「ただの思いつきです」とのこと。国会会議録のAPIを眺めていたときに、法律をgitで管理したら面白いのでは、と思いついたそうです。

調べると、ドイツには連邦法をgitで管理している bundestag/gesetze がありました。

日本には、e-Gov(デジタル庁の法令検索のサービス)の全法令を毎日スナップショットしている elaws-history があります。

ただ、こちらはXMLをそのまま貯めているので、改正ごとの履歴としては読めない。それなら作ってみよう、となったそうです。

私の読みです。改正を書き換えの指示で受け取ると、頭の中で適用してはじめて新しい姿が見えます。差分で受け取れば、結果が先に見える。この違いが、この話の入口だと思いました。

02

houritsuの仕組み。1つの法令が1つのMarkdown、1つの改正が1つのコミット

houritsuの仕組み。1つの法令が1つのMarkdownファイル、1本の改正の施行が1つのコミット。日付は施行日で、毎朝、自動で更新される。履歴がそのまま読める、という図解

Impress(窓の杜 やじうまの杜)の記事『日本の全法令が「Git」の履歴に』(樽井 秀人さん・2026年11月5日・発想の部分)より

法律は「Git」で管理したらいいんじゃ?

「法律はGitで管理したらいいんじゃ?」という発想を、実際に形にした仕組みを順に見ていきます。

収録されているのは、デジタル庁のe-Gov法令検索で提供されている、法律・政令・省令などの全法令です。

制作者の11月1日の記事の数字では、法令ファイルが8,982個、mainブランチ(履歴の枝分かれのうち本流)のコミットが23,338個です。

制作者のZenn記事によると、1つの法令が、1つのMarkdown(飾りのない文章の書き方)ファイルです。メタデータは、フロントマター(ファイルの先頭に書く管理用の項目)に入っています。

制作者によると、1つのコミットは「1本の改正法が施行されたこと」に対応していて、コミットの日付は施行日です。公布済みでまだ施行されていない改正は、upcomingというブランチで管理されています。

毎朝、自動でe-Govから差分を取得して、コミットを足しているそうです。

制作者の説明では、データ元はe-Gov法令API v2で、変換プログラムのhouritsu-builderはRustで書かれています。データはCC BY 4.0です。

builderはMITライセンスです。どちらも公開されています。

コミットメッセージには、改正法の番号、公布日、施行日、同時に書き換わった他の法令が入ります。国会で成立した法律には、リンクも付きます。衆議院の議案へのものです。

私の読みです。「1コミット=1改正の施行」「日付=施行日」という約束事を先に決めたから、履歴がそのまま読めるんだと思います。ここは、仕組みを作る側の工夫ですね。

03

改正の歴史をgit logで並べ、git diffで変わった所を見る。個人情報保護法の例

git logは改正を並べ、git diffは前後の差を見る。git log、git diffの順に使うと、変わった所が見える。条文から読むより差分、という図解

制作者のZenn記事『日本の全法令を git の履歴にしてみた』(2026年11月1日・diffの部分)より

改正法の条文から読み取るのは大変ですが、diff なら一目で分かります。

条文から読むのは大変です。でも、差分なら一目で分かる。Zenn記事の例で確かめます。

個人情報保護法のファイルに git log をかけると、この法律に手を入れた改正法が並びます。

2026-10-01の日本学術会議法の施行、2026-07-17の防災庁設置法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行、同じ日の個人情報の保護に関する法律等の一部を改正する法律の施行、といった具合です。

個人情報保護法を直接いじる改正だけでなく、学術会議や防災庁の法律に巻き込まれて書き換わっていることも分かります。

2026-10-01の日本学術会議法のコミットを見ると、個人情報保護法の別表に1行足されていました。

制作者は「日本学術会議が国の機関から法人になったので、法人として個人情報保護法の対象に並んだ、ということのようです」と書いています。

2026-07-17の個人情報保護法の改正では、令和2年改正の附則にある見直しの規定が、「三年ごとに」から「三年を目途として」に変わっていました。ここは、まさに差分で見える所ですよね。

git log -L を使えば、特定の条文だけの変遷も追えます。Impressの記事は、GitHubの画面(Blame画面や、法令ごとのコミット履歴)を散策するだけでも面白い、と紹介しています。

1本の改正法が十数本の法令をまとめて書き換えていることも、コミットメッセージで分かるそうです。

AI氣道『GPT-6 Astraに合わせた指示書の見直し方を、いまにゅさんが解説』の見直しの材料の部分より

「8回の変化も、見直しの材料です。変わった所を、判断軸と、器に向けた書き方に分けておく。」

変わった所を分けて見直す考えを、私は『GPT-6 Astraに合わせた指示書の見直し方を、いまにゅさんが解説』で書いています。

差分を見たあとは、変わった所を「中身が変わった所」と「書き方が変わっただけの所」に分けておく。私の記事の言葉で言えば、変わった所を判断軸と、器に向けた書き方に分ける考えです。

私の読みです。差分のよさは、何が変わったかと、どの改正で変わったかが、同じ場所に並んで残ること。ここが大きいと思います。

04

限界を先に知っておく。履歴は2015年ごろから、正本は官報、Gitは1970年より前を扱えない

限界を先に知っておく。履歴は2015年ごろから。blameは文言の日を示さない。正本は官報。1970年より前は日付を寄せる。確かめられるのは履歴の範囲の中だけ、という図解

制作者のZenn記事『日本の全法令を git の履歴にしてみた』(2026年11月1日・履歴の範囲の部分)より

履歴は 2015 年ごろからです。

履歴は2015年ごろから。制作者がまず挙げている限界です。

e-Govの改正データがそのあたりから揃っているので、それより前の改正は入っていません。Impressの記事も、改正履歴はe-Govが提供する範囲に限られ、おおむね2015年ごろ以降が中心、と書いています。

2つ目は git blame(各行がいつの変更で入ったかを見る機能)です。制作者の説明では、これは文言ができた日を示しません。2015年以前からある文は、最初のコミットに全部まとめて入っているためです。

3つ目は正本のこと。正本は官報です。条文の文字は変えていませんが、これは公式のものではなく、法的な助言でもない、と制作者は書いています。

おまけの話も面白いんです。制作者は、Gitは1970年より前の日付ではコミットできない、と説明しています。

コミットの日時をUnix時間(1970年1月1日を起点にした秒数)で持っていて、マイナスの値を受け付けないためです。

日本時間の1970年1月1日の始まりも、UTCでは1969年の大晦日になるので、弾かれます。

ところが日本の法令には、明治から施行されているものがあります。houritsuで一番古いコミットは、1872年11月9日施行の改暦ノ布告(太陽暦に切り替えた布告)。

1970年より前のコミットは317個あります。これらはコミットの日付を1970-01-02に寄せ、本当の施行日はEnforcedトレーラーとフロントマターに書く形にした、とのことです。これは古い法令のコミットの日付の置き方の話で、改正履歴の収録範囲は、先に書いた2015年ごろからのままです。

樽井 秀人さんも、これは知らなかったと書いています。

私の読みです。確かめられるのは、その履歴の範囲の中だけ。大事な確認は、原本に戻ります。ここでは官報です。あなたが文書の差分を見るときも、その範囲を先に確かめておきたいところです。

05

法律に詳しくない制作者が、AIの助けでhouritsuを作った。知らない分野をAIと試す

法律に詳しくない制作者がAIの助けを借りてhouritsuを作った。速く調べることと正しいと確かめることは別の仕事で、正本と専門家で確かめる、という図解

制作者のZenn記事『日本の全法令を git の履歴にしてみた』(2026年11月1日・制作者の自己紹介の部分)より

私は法律のことを全然知りません。ただ、最近は AI のおかげで、知らない分野の調べものがとても速くなりました。

法律を知らなくても、AIのおかげで、知らない分野の調べものが速くなった。制作者は、そう書いています。

Impressの記事によると、制作者の方は法律についてはまったく詳しくないそうです。それでも、AIの助けを借りながら、houritsuを作り上げたとのことです。

Zennの記事では、国会会議録のAPIを眺めていたときに、ふと「法律をgitで管理したら面白いのでは」と思いついたと語られています。

知らない分野でも、AIと一緒ならどこまでできるのか、試してみたくなったそうです。

次の構想は、houritsuと国会会議録のAPIを組み合わせた kokkai-cli のような道具だそうです。

コミットから、その改正を通した法案と国会での議論までたどれるもので、暇なときにやってみよう、と書いています。

私の読みです。速く調べることと、正しいと確かめることは、別の仕事です。制作者が限界の節で「正本は官報です」と書き添えているのは、その線を引いているんだな、と読みました。

06

文書をテキストで持つと旧版との差分が取れる。契約書や規約にも通じる読み

旧版と新版をテキストで手元に置くと、差分が取れる。対象は契約書・規約、指示書・マニュアル。テキストで持てばAIにすぐ渡せる、という図解

制作者のZenn記事『日本の全法令を git の履歴にしてみた』(2026年11月1日・頻繁に変わる部分)より

作ってみて、法律は思ったよりずっと頻繁に、思ったより他の法律に巻き込まれて変わっていると分かりました。

法律は、他の法律に巻き込まれて変わる。それが思ったより頻繁に起きる。制作者は、作ってそう分かったそうです。

続けて、「法律を知らなくても、データの形にしてしまえば眺められるのは面白かったです」とも書いています。これは制作者の言葉です。

私の読みです。法律でなくても、契約書、規約、社内の指示書、マニュアルは、改訂のたびに「結局どこが変わったのか」を確かめる仕事が生まれます。あなたの仕事にも、思い当たる文書があるかもしれません。

旧版と新版をテキストで手元に置きます。すると、差分が取れます。houritsuは、それを日本の全法令でやった例だと読みました。

AI氣道『社内の知識をAIに読ませる時代へ|GoogleのOKFと、私がずっとやってきたこと』より

「テキストで持っていれば、どんなAIにもすぐ渡せます。」

テキストで持つ利点を、私は『社内の知識をAIに読ませる時代へ|GoogleのOKFと、私がずっとやってきたこと』で書いています。

私の記事は、知識をMarkdownのテキストで持つと、どんなAIにもすぐ渡せる、と書いています。同じ記事には、テキストで持てばgit(変更履歴)で管理できる、という節もあります。

houritsuの「1つの法令が1つのMarkdownファイル」と、私が書いてきた「テキストで持つ」は、同じ向きの話として重なります。これは私の読みです。飾りのないテキストだからこそです。

旧版との差が、素直に取れるんですよね。

07

差分をAIに読ませる当てはめ。中身が変わった所と書き方が変わっただけの所に分ける

テキストで置く、差分を取る、差分だけAIに読ませるの3手。AIが差分を2つに仕分ける。中身が変わった所と、書き方が変わっただけの所。中身が変わった所の判断は人が決める、という図解

制作者のZenn記事『日本の全法令を git の履歴にしてみた』(2026年11月1日・試してみたい気持ちの部分)より

知らない分野でも、AI と一緒ならどこまでできるのか試してみたくなりました。

制作者は、知らない分野でもAIと一緒ならどこまでできるのか、試してみたくなったそうです。

推測: 元記事が見せているのは、差分という形で変更が残っていれば、人が確かめやすい、という点だと読みました。その差分だけをAIに渡せば、AIにも確かめを頼みやすいはずです。

AI氣道『GPT-6 Astraに合わせた指示書の見直し方を、いまにゅさんが解説』の変更履歴の部分より

「私はAIに頼んで、10月21日から11月3日までの CLAUDE.md と AGENTS.md の変更履歴を調べてもらいました。本文は8回変わっていて、関係するファイルは34ありました。」

指示書の変更履歴をAIに調べてもらった話を、私は『GPT-6 Astraに合わせた指示書の見直し方を、いまにゅさんが解説』で書いています。

私は自分の指示書(CLAUDE.mdとAGENTS.md)の変更履歴を、AIに頼んで調べてもらいました。本文は8回変わっていて、関係するファイルは34ありました。

元記事は、改正法を読んでもどこが変わったか分かりにくい、と言います。私は自分の指示書では、変更履歴を見て確かめています。

差分を「中身が変わった所」と「書き方が変わっただけの所」に分ける読み方は、第3章で書いたとおりです。ここでは、その仕分けをAIに頼みます。

推測: 契約書や規約の改訂版が届いたとき、旧版と新版の差分だけをAIに渡して、「中身が変わった所」と「書き方が変わっただけの所」に分けてもらう。そのうえで、判断は自分に残します。

中身が変わった所の判断です。法律の解釈のような専門の判断は、正本(公式に正しいと認められる原本)と専門家で確かめる線です。

3手に言い直すと、①旧版と新版をテキストで手元に置く、②差分を取る、③差分だけをAIに読ませて2つに分けてもらう、です。

あなたなら、自分の仕事の文書を1つ選んで旧版を残すか、次の改訂のときに差分だけをAIに渡すか、どちらから始めるかな。

読んだあと、自分の文書の場合で確かめたい人へ

改訂の確認を、差分の形で整えるプロンプト

枠の中にこの記事のURLが入っていて、AIが記事を読んでから、あなたの文書の旧版と新版の置き方、差分の取り方、AIに読ませる範囲を整理してくれるプロンプトです。読んで終わりにせず、自分の環境ですぐ使える追加のプロンプトまで手元に残せます。

1

元記事の話と、私の読みの仕分け

Impressの記事と制作者の記事に書かれた内容、私の読み、未確認を分けて返します。法令の話を、そのまま自分の文書に当てはめず、読み比べられます。

2

自分の文書の場合の整理

4つの質問に答えると、旧版と新版の置き方、差分の取り方、AIに渡す範囲が、自分の場合に合わせて返ってきます。判断は人が持つ線も並びます。

3

環境に合う追加のプロンプト

使っているAIエージェントや道具に合わせて、記事のURL入りのプロンプトを1〜3本、そのまま貼れる形でつくります。

AIの答えは下書きとして受け取り、任せ切りにせず自分の目で読み直す前提です。使ってみたい時だけ、下のボタンから使い方と依頼文を開いてください。

▶ タップしてプロンプトを開く

下の枠の文を丸ごとコピーして、手元のAIエージェントに貼ってください。枠の中には、この記事のURLが入っています。記事を読んだAIから、短い質問が4つ、1つずつ届きます。

答えると、整理の結果と、環境に合わせた追加のプロンプトが返ってきます。ただ、返ってきた結果はそのまま信じず、自分の目で読み直してください。何をAIに任せ、何を人が決めるかを決めるのは自分です。

次の依頼を、確認と整理だけで行ってください。

【記事のURL】
https://ai-kidou.jp/houritsu-git-history-diff-ai/
最初に、このURLの記事を読んでください。読めない時は、読めなかったと伝えて、下の記事の要点だけを材料にしてください。

【参照元(先に読む)】
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/serial/yajiuma/2153621.html
https://zenn.dev/koheiwada/articles/houritsu-japanese-laws-as-git

【目的】
Impressの記事と制作者のZenn記事を整理した解説を読んで、私の仕事の文書に当てはめて整理します。契約書、規約、社内の指示書、マニュアルのうち文書を1つ選び、①旧版と新版をテキストで手元に置く、②差分を取る、③差分だけをAIに読ませて「中身が変わった所」と「書き方が変わっただけの所」に分けてもらう、の3手を、私の場合にどう置くかを整理することが目的です。そのうえで、私の環境で使える追加のプロンプトをつくります。

記事の要点
・日本の全法令をGitの履歴にしたリポジトリ houritsu(Kohei-Wada/houritsu)が公開された。1つの法令が1つのMarkdownファイルで、1つのコミットが1本の改正法の施行に対応し、コミットの日付は施行日。これはImpressの記事と制作者の記事に書かれた内容で、制作者個人の設計。
・履歴はおおむね2015年ごろ以降で、正本は官報。条文の文字は変えていないが、公式のものではなく、法的な助言でもない、と制作者は書いている。
・制作者は法律に詳しくなく、AIの助けを借りて作った、とある。
・私の考え: 変更の記録を差分の形で残せば、人にもAIにも確かめやすい。差分だけをAIに読ませて2つに分け、中身が変わった所の判断は自分に残す(これは推測)。

【やってよいこと】
1. 記事を読んだあと、次の4つを1つずつ質問してください。答えが返ってから次の質問へ進んでください。
 ・改訂のたびに「どこが変わったか」を確かめたい文書は何か(1つだけ)
 ・その文書の旧版と新版は、今どこに、どんな形(Word、PDF、テキストなど)で置いてあるか
 ・改訂の確認で、これまで困ったのはどんな点か
 ・私が使っているAIエージェントや道具は何か
2. 答えをもとに、その文書について、旧版と新版の置き方、差分の取り方、AIに読ませる範囲を、3手に当てはめて整理してください。整理だけにして、私のやり方の良し悪しは評価しないでください。
3. 差分をAIに読ませる前に確かめる問い(元の文書は本物か、正本はどこか、AIに渡してよい内容か)を、私の場合に当てはめた形でつくってください。結論は出さないでください。
4. AIに任せてよい線(差分の仕分け、下書き)と、人が決める線(中身が変わった所の判断、法律の解釈などの専門の判断、外に出す操作の承認)を、私の文書に当てはめて分けてください。
5. 私の環境で、そのまま貼って使える追加のプロンプトを、1〜3本つくってください。記事のURLを、各プロンプトの中に入れてください。

【守ること】
・設定の変更、削除、送信、購入、公開、ログイン情報の入力は行わないでください。提案として書くだけにしてください。
・パスワード、認証コード、秘密の鍵、口座の情報、顧客の個人情報、契約相手の名前は求めないでください。貼られても使わず、消すよう伝えてください。
・記事の内容は、記事に書かれた主張として扱い、確かめられた事実とは書かないでください。元記事の技術の説明も、制作者の説明として扱ってください。
・法律の解釈や法的な助言は書かないでください。専門の判断は、正本と専門家で確かめるよう案内してください。
・分からない所は、推測で埋めずに未確認と書いてください。推測を書く時は「これは推測です」と付けてください。
・材料は、上のURLの記事と記事の要点、私の答えだけにしてください。記事に無い数字・対策を足さないでください。金額は書かないでください。追加のプロンプトに足してよいのは、私の環境に合わせた言い方と手順だけです。この依頼で禁じたことは、追加のプロンプトの中にも同じように書いてください。

【返す形】
(1) 選んだ文書について、旧版と新版の置き方・差分の取り方・AIに読ませる範囲を整理したもの
(2) 差分をAIに読ませる前に確かめる問い(私の場合に当てはめたもの)
(3) AIに任せてよい線と、人が決める線
(4) 次に確かめること(3つまで)
(5) 私の環境で使える追加のプロンプト(1〜3本。記事のURL入り)
(6) 提案として書いたこと(あれば。実行はしていないと添える)
最後に、私が自分の目で読み直したほうがよい所を1行で添えてください。
FAQ

よくある質問

Q. houritsuとは何ですか。

A. GitHubのリポジトリ(Kohei-Wada/houritsu)で、日本の全法令をGitの履歴にしたものです。制作者の11月1日の記事によると、法令ファイルは8,982個、mainブランチのコミットは23,338個です。データはCC BY 4.0、変換プログラムのhouritsu-builderはMITライセンスで公開されています。

Q. なぜ改正が1コミットになっているのですか。

A. 制作者の設計で、1つのコミットが「1本の改正法の施行」に対応し、コミットの日付は施行日です。改正法は「第三条中〈A〉を〈B〉に改める」という書き換えの指示なので、読んでもどこが変わったか分かりにくい。1改正を1コミットにすれば、git diffで変わった所がそのまま見えます。

Q. 履歴はいつからですか。

A. おおむね2015年ごろからです。e-Govの改正データがそのあたりから揃っているので、それより前の改正は入っていない、と制作者は書いています。

Q. git blameで文言ができた日が分からないのはなぜですか。

A. 制作者によると、2015年以前からある文は、最初のコミットに全部まとめて入っているためです。そのため、git blameは文言ができた日を示しません。

Q. 差分をAIに読ませるとき、何に気をつければよいですか。

A. 推測: 差分だけをAIに渡して、「中身が変わった所」と「書き方が変わっただけの所」に分けてもらい、中身が変わった所の判断は自分に残すのがよいと読みました。法律の解釈のような専門の判断は、正本と専門家で確かめます。

MATOME

改訂の確認を差分の形にしておく。houritsuから読み取れること

Impressの記事によると、houritsuは、日本の全法令を1法令1Markdownファイルにして、改正の施行1つを1コミットで残したリポジトリです。変わった所は、git diffでそのまま見える、とのことです。

制作者によると、履歴は2015年ごろからで、git blameは文言ができた日を示さず、正本は官報です。Gitは1970年より前の日付を扱えないため、317個のコミットは日付を1970-01-02に寄せた、とのことです。改正履歴の収録範囲は2015年ごろからのままで、差分で確かめられるのは、その履歴の範囲の中だけです。

私の読みです。契約書、規約、社内の指示書、マニュアルでも、旧版と新版をテキストで手元に置きます。すると、差分が取れます。houritsuの「1つの法令が1つのMarkdownファイル」と、私が書いてきた「テキストで持つ」は、同じ向きの話でした。

推測: 旧版と新版をテキストで置く、差分を取る、差分だけをAIに読ませて「中身が変わった所」と「書き方が変わっただけの所」に分けてもらう。この3手で、改訂の確認は言えるはずです。法律の解釈は、正本と専門家で確かめる線を残します。

この記事で学んだことを誰かに教えて恩送りして学びを深めよう!

COLUMN

消さずに残した差分は、あとで判断の材料になる

台所の窓辺の机で、ひろくんが座り、開いたノートに万年筆で書き込んでいるイラスト。調理台と鍋と、手前にトマトの鉢が見える

書類やマニュアルの改訂を確かめる仕事は、地味に重いですよね。新しい版だけを見ても、どこが変わったのかは分かりません。旧版が手元に無ければ、比べようがない。houritsuを見て、私が目に留めたのはそこでした。改正のたびに過去の版を消さず、差分として積み上げています。消さずに残すから、あとで取り出して判断の材料にできる。法律でもマニュアルでも、そこは同じかなと思います。改訂を確かめる側にとって、いちばんの手がかりは旧版です。さらに、差分には変わった所だけでなく、その時に何を直すと決めたかが映ります。何を直して、何を直さなかったか。その並びが、あとから見ると判断の跡になるんです。

AI氣道『過去は古びない。AIがやり切るから、私は毎日”魂磨き”で判断軸を育てられる』より

「事実は消さずに、その差分こそを判断軸として育てていく。」

この向きは、私が『過去は古びない。AIがやり切るから、私は毎日”魂磨き”で判断軸を育てられる』で書いたことと重なります。引用した一文のとおり、消さずに残した事実は、あとで判断軸になる。houritsuは、改正という出来事を消さず、差分として並べています。元の記事によると、法律に詳しくない制作者が、AIと作ったそうです。それでも履歴が残っているから、変わった所はあとから落ち着いて追える。法律の中身を知らなくても、履歴は読めるわけです。残すという一手が、知識の差を埋めてくれるんですよね。私が毎日やっている魂磨きも、この一手の小さな版。事実は動かさず、そこから何を大事にするかの差分だけを積みます。記録が増えるほど、次の判断は楽になる。あなたの仕事でも、同じ働きをしてくれるかなと思います。

レシピノートに、直した日付と直した所を一言だけ書き足していくとします。塩を減らした、焼き時間を5分のばした、くらいで十分。古い書き方は消さず、斜線を引くだけ。半年後に読み返すと、味が変わった理由がすぐ分かります。ノートに残ったのは、料理そのものより、何を大事にして直したかの跡です。書類やマニュアルも同じ。新しい版だけを置くと、直した理由は消える。旧版が1つ残っていれば、何が変わったかは差分で確かめられます。理由は、直した日付と一言を足しておくと、あとから分かります。判断の材料は、あとから足すより、消さずに残すほうがずっと確か。その積み重ねが、いつか自分の判断軸になっていきます。よく見直す文書を1つ選んで、旧版を1つ残してみてください。

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LINK

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REF

参考リンク

今回紹介した記事

著者樽井 秀人さん(Impress 窓の杜)
媒体窓の杜 やじうまの杜(Impress)
公開日2026年11月5日6:45(記事の表示)
元URLhttps://forest.watch.impress.co.jp/docs/serial/yajiuma/2153621.html

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