WATCH REPORT

Claude Modsで、Claude Codeの「終わり」を別の判定者に言わせるやり方

2026.10.05

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回は、YouTubeチャンネル「まさおAIじっくり解説ch」の動画「『Claude Mods』はこう使うと便利!実装まで徹底共有2選!根本ポイントから解説」を紹介するね。約19分、Claude Modsで作れる2つの実装の回です。話しているのは、概要欄の自己紹介で「まさお」と名乗るチャンネル主です。この記事では、動画の7つの場面を、まさおさんの話に沿って読みます。そのうえで、私の過去の記事の場面を重ねます。先に正直に言うと、AI秘書の凛ちゃんに作って動かしてもらったのは、9月に試した止める側のModと、10月5日に動画の形を小さく作り直した判定者2人のModです。masa-goal 本体と realtime-voice は、動画で見ただけです。

テーマは「AIの『終わった』を言う人を、作った本人以外に置く」。

3行でわかるポイント

  1. Modsの一番良い使い方は、純正にほしい機能を自分で入れること。まさおさんの例は、判定者2つで続ける masa-goal と、声で頼む realtime-voice(第1章へ)
  2. 「終わった」を言う人は、作った本人以外に置く。動画は判定者が理由を返して自動で続く形。私の運用は、検収役が判定して返すだけで、最終GOは私が持つ形です
  3. 届くまで繰り返す仕組みは、止まる上限が先に要る。配られるModは、入れる前に止める強さを3段(お願い・確認待ち・禁止)で決めます

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01

Claude Modsの一番良い使い方は「純正にほしい機能を自分で入れる」。私は前回、止める側を試しました

▲目次
Claude Codeの大きな箱の欠けた所へ小さな部品Modをはめ込む図。下に「前回:止める」「今回:続ける」の2枚の札
動画キャプチャ: タイトルスライド「純正 /goal を作り直した『masa-goal』」。Claude Codeに、masa-goalとrealtime-voiceを自分で入れる図(1:26頃)
動画キャプチャ: タイトルスライド「純正 /goal を作り直した『masa-goal』」。Claude Codeに、masa-goalとrealtime-voiceを自分で入れる図(1:26頃)

まさおさんが動画の最初に言うのは、Claude Mods(Claude Codeの動きの内側に入り込める新しい拡張の仕組み)は、内部の動きに干渉できる長所を生かすのがいい、という持論なんです。

レビュー系の表示や、話題になっているテトリスは、個人的には本命ではない、とも話していました。そして見せるのが2つの例。1つが純正の /goal を作り直した「masa-goal」、もう1つが声で頼む「realtime-voice」です。

「Modsはどう使っていいか分からない」という声に、まさおさんが出した答えがこちらです。

まさおさん(動画の中で・1:32〜)

やっぱりこのクロードコードが純正で実装してくれているやつをちょっと自分なりカスタムしたいよなとか

純正にほしい動きを、自分で入れてしまう。まさおさんは、これが一番良い使い方だと話していました。

9月15日の夜、同じまさおAIじっくり解説chの、Claude Modsが登場した回(10分46秒)のURLを、AI秘書の凛ちゃんに送りました。添えたのは一言、「ClaudeCode新機能試したい。よければブログにしたい。」です。

Modを作って動かしたのは、AI秘書の凛ちゃんです(そのときの記事)。

それまでの私は、Claude Code を hooks で囲って使っていました。止めるか通すかを、事前に全部決めておかないといけない。その場で人に聞いてはくれない。そこにずっと引っかかりがあったんです。

私の記事より(Post 53540)

危ない操作の直前に、AIが私に聞いてくる。私が「止める」と言えば止まる。「通す」と言えば本物が走る。

19時08分に頼んで、19時20分には一通り動いていました。12分です!試した画面では、rm -rf ./nonexistent-dir-xyz を投げると、本物の Bash が走る前にダイアログが出て、カーソルは「止める」でした。

「通す」を選ぶと、本物が走って exit 0。止める一手が、画面の中に入ったんです。

前回の私が試したのは、止める側でした。まさおさんが今回見せるのは、続ける側です。同じModsでも、止めるのと続けるのでは向きが逆になります。

純正にほしい動きを1行書く Claude Codeに「純正であったらいいな」と思う動きを、今日1行だけ書きます。作るのは後でいい。動画では、ほしいModはClaude Codeに頼めば作ってもらえる、って話していました。

02

純正の /goal は、終わってないのに「達成」と言うことがある。まさおさんは、判定者を2つに増やしました

▲目次
作業が終わると2つの判定者へ進み、両方OKで解除、まだなら続きを送って作業へ戻る流れ図
動画キャプチャ: スライド「2 つの判定者が、両方『届いた』と言うまで続く」。判定者sonnetとcodex execが答え、どちらかが『まだ』なら続きを送る流れ(3:50頃)
動画キャプチャ: スライド「2 つの判定者が、両方『届いた』と言うまで続く」。判定者sonnetとcodex execが答え、どちらかが『まだ』なら続きを送る流れ(3:50頃)

純正の /goal は、まさおさんの説明だと、監視役のモデルが /goal の条件文と実際のセッションを見て、達成したかを判断する仕組みです。弱点として、まだゴールしてはいけない状態でゴールしてしまった経験がある、って話していました。

そこで作ったのが masa-goal です。Claude Codeのターンが終わった時に、判定者が2つ動きます。スライドでは、sonnet と codex exec です。

まさおさん(動画の中で・3:50〜)

両方がオッケーってなるとゴールを解除して、ま、そうじゃなかったらまた次をやることとしてね、え、続きを送るみたいな仕組みですね。

流れを私の言葉で言い直します。作業が終わる。判定者2つに「ゴールに届いた?」と聞く。両方が届いたと言えば、ゴールを解除。どちらかが「まだ」なら、理由と次にやることを添えて、続きを自動で送る。

デモでは、Todoを1枚のHTMLで作る依頼を出して、判定が何度か入りました。純正の /goal より厳しめで、メインのエージェントがかなり厳しく見られていた様子でした。

私が思い出したのは、以前書いた終了条件の記事です(終了条件の記事)。

私の記事より(Post 41761)

「そろそろいいかな」を作った本人に聞かない。味見専門の人を別に置いて、「本場の味と並べてどっちが美味しいか」で判定してもらう。それが終わりの合図になる。

検証役(終わりを決める人)を、作業してる本人が兼任しちゃいけない、という原則だね。

ただ、私の記事の運用は、動画の仕組みと同じではありません。同じなのは、「終わった」を作業した本人に聞かない、という一点だけです。続きを自動で送るところまで同じ、とは言えません。

この仕組みで私が大事だと読んだのは、作業する人と、終わりを言う人が分かれているところです。そのうえで、「まだ」と言われたら理由が返ってくる。そこまでが1セットなんですよね。

小さく作って、実機で動かしてみました(2026年10月5日)

ここまでは、動画で見た話です。見ただけで書くのは弱いので、AI秘書の凛ちゃんに、動画の形を小さく作り直してもらって、私のMacのClaude Code(2.1.289)で動かしました。

作ったのは two-judge-goal という名前のModです。masa-goal そのものではありません。動画の「作業した本人が終わったと言っても、判定者が両方OKと言うまで続く」と「上限で止まる」だけを再現した、小さな版です。

  • 判定者A: sonnet(Claude Codeの中から、会話の履歴なしで呼ぶ別のモデル呼び出し)
  • 判定者B: codex exec(別の会社のモデル。読み取り専用で動かす)
  • 上限: 3回
  • ファイル: 3つ(plugin.json、hooks.json、register.tsx)。本体は約110行

完了条件は「result.txt は全部で4行。1〜3行目は『・』で始まる感想、4行目は『以上』だけ」と書きました。Claude Codeには「聞き返さず、すぐ result.txt に『Claude Modsを試した感想』を3行で書いてください。」と頼んでいます。

結果は、こうでした。

  • 1回目: 判定者Aが NG、判定者Bが OK と割れました。2人がそろわないので、続きが自動で送られました。
  • 2回目: 2人とも OK。「両方OK。ゴールを解除しました」と出て、終わりました。

下の画像は、2人がそろった時の画面です。割れた最初の判定は画像に撮れていなくて、ログの文字で確認しました。

実機キャプチャ: 2026年10月5日、凛ちゃんが作った小さなModの画面。判定者A(sonnet)とB(codex exec)が2回目に両方OKと答え、「ゴールを解除しました」と出た
実機キャプチャ: 2026年10月5日、凛ちゃんが作った小さなModの画面。判定者A(sonnet)とB(codex exec)が2回目に両方OKと答え、「ゴールを解除しました」と出た

動画のとおり、作業した本人が「終わった」と言っても、そこでは終わりませんでした。判定者の片方が「まだ」と言えば続く。2人が同じ答えになった時にだけ、止まります。小さく作っても、この形は動く、と確かめられました。

ただし、動画の形を小さく作り直したもので、masa-goal 本体(207行)を動かしたわけではありません。2回目で2人がそろったのも、1回の実行の結果です。毎回そろう、とは言えません。

終わりを言う人を、作った本人以外に決める AIに頼む仕事を1つ選んで、「終わったと言う人」を1行で書きます。作業した本人以外なら、人でも別のAIでも構いません。

03

判定者を2つにする理由。1つのモデルだと抜け漏れが出る、とまさおさんは言います

▲目次
1枚のザルでは抜け漏れの札がこぼれ、2枚重ねのザルでは下のザルで止まる様子を左右に並べた比較図
動画キャプチャ: スライド「なぜ判定を 2 つにしたか」。別の会社のモデルにも見せて、両方が『届いた』と言ったときだけ達成にする(4:01頃)
動画キャプチャ: スライド「なぜ判定を 2 つにしたか」。別の会社のモデルにも見せて、両方が『届いた』と言ったときだけ達成にする(4:01頃)

なぜ判定者を2つにしたのか。まさおさんの答えは、1つのモデルで判定すると抜け漏れがある、というものでした。

まさおさん(動画の中で・4:01〜)

やっぱ1つのね、ま、モデルで判定してたら、ま、抜け漏れがあったりするよねみたいなところもありまして

スライドでは、2つの判定者が両方「届いた」と言うまで続く、という整理です。判定者はゴールと会話の記録を読んで答えます。

2つの判定者が別系統のモデルかどうかは、動画の中で説明がありません。codex exec は、Codexの実行コマンドのことだと私は読みました。ただ、これは推測です。

私も、公開する現物は別の判定者に回します(検収の記事)。

私の記事より(Post 60162)

公開する現物は、作った人と別の系統のモデルに検収させます。検収役は、判定して返すだけです。迂回や省略は、合格の時でも毎回、Askの画面に並べています。

このブログでも、公開する現物は、作った人と別の系統のモデルに検収させます。公開の最終GOは、私が持ちます。

同じ「別の判定者」でも、違うところが2つあります。1つ目は、返し先です。動画の判定者は、理由と次にやることを返すと、続きがそのまま自動で送られます。私の検収役は、判定して返すだけ。直すのは作った側で、続きをどうするかは私が決めます。

2つ目は、最後の持ち主です。動画では、終わりの合図を出すのは判定者の2つです。私のほうは、公開の最終GOを私が持っています。どちらが良い、という話ではありません。何を自動で回して、何を人の手に残すか、の違いなんですよね。

出す・止める・任せる。その境界を決めるのは、AIの仕事ではなく、最後は私の一手です。判定者を何人置いても、最後の一手は私が持ちます。

最終GOを持つ人を、1行で書く 「これを外に出す・確定するのは誰か」を、依頼文の最後に1行足します。AIが2つ判定しても、その1行は動きません。

04

内部ハーネスに入るのは、めっちゃ簡単。だから、止まる上限を先に決めます

▲目次
判定の輪がぐるぐる回り、右下に「20回で止まる」の札、下に「上限を先に1行書く」の付箋を添えたループ図
動画キャプチャ: スライド「Mods は Claude Code のここに入り込める」。画面に出す、コマンドを足す、tool callに入る、ターンの終わりに入るの4か所(6:02頃)
動画キャプチャ: スライド「Mods は Claude Code のここに入り込める」。画面に出す、コマンドを足す、tool callに入る、ターンの終わりに入るの4か所(6:02頃)

Modsは、Claude Codeの内側に入り込めます。入力欄の上の表示欄、横のペイン、ステータスライン、ターンの終わりのようなタイミング、そしてコマンド。

まさおさんが一番言いたかったのは、そこへ入る作業がびっくりするほど軽い、ということなんです。

まさおさん(動画の中で・5:56〜)

めっちゃ簡単に作れるんですよ、これね、内部ハーネスに入り込んでいくところを。

従来のhooksは、外のコマンドを呼ぶ形でした。Modsは、Claude Codeの中で動いて、動きの途中に入って書き換えたり、断ったりできます。

スライドによると、Modに要るファイルは3つ(plugin.json、hooks.json、本体の register.tsx)で、masa-goal の本体は207行でした。

私が9月に動かした、AI秘書の凛ちゃんが作ったModも、ファイルは3つ、本体は約90行です。

そしてスライドの注記に、判定20回で届かなければ止まる、という上限がありました。簡単に作れて、届くまで繰り返す。だから、止まる条件が先に要るんです。

私が6月に書いたのは、ループの止め方でした(ループの記事)。

私の記事より(Post 28972)

正直に言うね。ループって、作るより止めるほうがずっと難しいんです。

でも「動いてはいる、けど前に進んでいない」状態は、見た目は元気なんです。

あの記事で私が挙げたのは、ループ契約書の6行です。いつ動く。どこまで触る。何をやる。いくらまで。いつ止まる。どこへ報告する。動画の「20回で止まる」は、この「いつ止まる」の1行にあたる、と私は読みました。

推測ですが、判定者が2つとも毎回「まだ」と言って、理由もほぼ同じになる時が、いちばん見た目は元気なんです。動いてはいるのに、前に進んでいない。だから、上限と、止まった時に誰へ知らせるかを、先に書きます。

上限が先にあって、助かりました(実機)

同じModを、最初に動かした時のことです。完了条件を「result.txt が3行で、各行が『・』で始まり、最後の行が『以上』になっている」と書きました。3行しかない中で、「各行が『・』」と「最後が『以上』」を同時に満たす書き方が、2通りに読める文でした。私の書き方のまずさです。

結果は、判定者2人が3回目も NG。「上限 3 回で停止。人が確認してください」と出て、止まりました。

実機キャプチャ: 2026年10月5日、わざと矛盾した完了条件で試した画面。判定者2人が3回目もNGと答え、「上限3回で停止。人が確認してください」と出て止まった
実機キャプチャ: 2026年10月5日、わざと矛盾した完了条件で試した画面。判定者2人が3回目もNGと答え、「上限3回で停止。人が確認してください」と出て止まった

判定者Bの欄で「NG NG」と重なっているのは、表示の癖です(推測: 返事の2行目も NG で始まっていた)。

上限が先に書いてあったので、ここで止まりました。上限が無ければ、条件が合わないまま、判定者を2回ずつ呼び続ける形です。動画の「20回で止まる」と、同じ役目だと実感しました。

動かして初めて見つかったことも、2つあります。

  • この最初の動かし方では、最初の判定で、判定者2人とも「result.txt が存在しない」と答えました。その後は、同じファイルが読めています。原因: 未特定(推測: 1回目は、ファイルを読むタイミングが作業の直後で早かった)。
  • 別の実行では、判定者Bの出力の先頭に、OK・NGと関係のない行が混ざっていて、最初の版は OK を NG と読み違えました。OK・NGの行を探して読む形に直しています。

どちらも、判定者に渡す材料と、返事の読み取りが壊れやすい、という話です。動画の仕組みでも、同じ所を最初に確かめる価値がある、と私は読みました(推測)。

止まる上限を1行で書く 「最大◯回で止まる。止まったら私に知らせる」と1行書きます。回数は後で変えて大丈夫。先に決めておくことに意味があるんです。

05

Modsは配れてしまう。入れる前に、止める強さを3段で決めます

▲目次
配られたModの箱を虫眼鏡でのぞき、お願い・確認待ち・禁止の3段の階段で止める強さを決める図解
動画キャプチャ: スライド「$ は、Claude Code を操作する手」。画面に出す、会話を動かす、別のAIに頼む、道具を足す、外に出る、覚えておく・待つの6つ(11:15頃)
動画キャプチャ: スライド「$ は、Claude Code を操作する手」。画面に出す、会話を動かす、別のAIに頼む、道具を足す、外に出る、覚えておく・待つの6つ(11:15頃)

Modsができることは、動画のスライドにまとまっていました。画面に通知を出す。次の依頼を送る。会話の記録を読む。別のAIに1回だけ質問する。道具を足す。コマンドを追加する。外のコマンドを動かす。

プラグインなので、周りの人に配れます。それが強みで、裏返しでもある、とまさおさんは話していました。

まさおさん(動画の中で・11:15〜)

配れてしまうんで、ま、危険っていう部分も見方も、ま、できますんでね。

私の9月の記事には、こう書きました。Modのワーカーには、Node も fs も network もありません。全部 $ 経由です(Claude Modsの記事)。閉じた部屋、ということです。

ただ、動画のスライドを見ると、その $ には、外のコマンドを動かす窓口、会話記録を読む窓口、次の依頼を送る窓口も並んでいます。

つまり、配られたModを入れる時に見るべきなのは、どの窓口を使っているか、です。

止める強さは、3段に分けられます。いちばん軽いのは、お願い。その次が、確認待ち。いちばん強いのが、禁止です。この3段の考え方は、無人運用の記事に書きました(無人運用の記事)。

まさおさん自身も、作り方のところで、コードが読めるなら読んで確かめる、内部に干渉できるので注意、って話していました。私の提案は、入れる前に、この3段のどこに置くかを先に決めることです。

窓口を読んで、外へ出る口があれば、確認待ちか禁止の段から始めます。

入れる前の検査を、自分のModでやってみました(実機)

公式のドキュメントには、「Modは、あなたの権限で動くコードです」という警告があり、「Mods aren’t sandboxed」(サンドボックスはされません)とも書かれています。サンドボックスをオンにしても、Modが起動したプロセスは、その外で動く、という説明です(公式: Mods overview)。

ここで、上に引いた私の9月の記事の「閉じた部屋」という書き方を直します。あれは、入り口が $ に絞られている、という意味で書いたものでした。公式の説明と合わせると、窓口の先では何でもできる、と読むのが正しいです。

入れる前に中身を見る方法も、公式に書かれています。Modのフォルダに claude plugin validate を実行すると、動かさずに、hooks:(どのイベントに反応するか)と calls:(Claude Codeに何を頼むか)が一覧で出ます。私の two-judge-goal に、実際に実行しました。

実機キャプチャ: 2026年10月5日、claude plugin validate の出力。hooks: と calls: の行に、このModが呼ぶ窓口が並ぶ。$.process.run(外のコマンドを動かす窓口)も入っている
実機キャプチャ: 2026年10月5日、claude plugin validate の出力。hooks: と calls: の行に、このModが呼ぶ窓口が並ぶ。$.process.run(外のコマンドを動かす窓口)も入っている

calls: には、$.process.run(外のコマンドを動かす窓口)、$.fs.read(ファイルを読む窓口)、$.model.complete(別のモデルを呼ぶ窓口)などが並んでいます。私のModは codex exec を呼ぶので、$.process.run が入っているのは当然です。

逆に言うと、配られたModの calls: に $.process.run や $.fs.read が入っていたら、「なぜ要るのか」を確かめる合図になります。ここまでが実測です。そして、その場合は確認待ちから始める、というのは私の運用案です。

見方は、次の資料が参考になります。

入れる前に、外へ出る窓口を確かめる 配られたModを入れる前に、「外のコマンドや通信を使っていないか」を、Claudeにコードを読ませて聞きます。使っているなら、確認待ちから始めます。

06

realtime-voice。声で頼む相手と、作業をするセッションを分けています

▲目次
声で頼む、話し相手(音声モデル)、Claude Codeのセッション(作業)と進む流れに「頼む範囲を1件に絞る」の付箋を添えた図解
動画キャプチャ: スライド「話し相手は音声モデル、作業はこのセッション」。自分の声が音声モデルに入り、作業の依頼がClaude Codeのセッションへ渡る図(13:26頃)
動画キャプチャ: スライド「話し相手は音声モデル、作業はこのセッション」。自分の声が音声モデルに入り、作業の依頼がClaude Codeのセッションへ渡る図(13:26頃)

2つ目の実装が realtime-voice です。声で話しかけると、音声モデルが話し相手になって、作業はClaude Codeのいま開いているセッションへ依頼として送られます。まさおさんは、その仕組みをこう話していました。

まさおさん(動画の中で・13:12〜)

ま、喋って、で、ま、その音声モデルが喋ってなんか依頼をしてくれるんですよね。

ま、こ、あの、アスククロードみたいな感じで、で、ま、このクロードのセッションに仕事をさせるみたいな形で、

デモでは、声で「1枚のHTMLを作って、終わったらファイルを開いて」と頼みます。音声モデルが「了解」と返し、Claude Codeが作業して、終わったらファイルを開いてくれるらしい、という説明でした。

声の会話の部分は、作業の文脈として渡している、とのことです。

私は7月28日に、Codexの音声対話だけでAI秘書チームのセットアップを進める実演をして、8月13日に記事にしました(声だけのセットアップ)。声で頼んだのは私で、手を動かしたのはAI秘書です。

私の記事より(Post 41566)

キーボードは一度も触っていません。

「フォルダを開いて」と言えばフォルダが開く。ファイル操作まで音声対話で進みます。

動画の realtime-voice は、話し相手の音声モデルと、作業するClaude Codeのセッションが分かれている、とスライドにありました。声で頼む入口は私の実演と同じで、その先の組み方が違う、ということです。

声で頼む範囲を先に決めておくと安心、というのは私の提案です。

声で頼む1件の範囲を書く 声で頼む仕事を「ファイルを1つ開く」のように1件に絞って、触らせない場所を1行書きます。声は速い分、頼む範囲が広がりやすいんです。

07

最近は外ループ寄り。まさおさんが /goal を作る機会は、減っているそうです

▲目次
内側のModやhook(自動)の小さな輪を、外側の検収役と最終GO(人が見る)の大きな輪が見守る二重の輪の図解
動画キャプチャ: スライド「公式にも、裏で見張る役の mod がある」。名前はyou-should-know、標準ではオフ、見落としそうなことを入力欄の上に出す(14:55頃)
動画キャプチャ: スライド「公式にも、裏で見張る役の mod がある」。名前はyou-should-know、標準ではオフ、見落としそうなことを入力欄の上に出す(14:55頃)

動画の後半で、まさおさんは見解を話します。最近のトレンドは、外のループ寄り。ワンショットで頼んでも自立して動いてくれるので、/goal を使う機会も、作る機会も減っている、という話でした。Modsも、思ったほど話題になっていない、と。

まさおさん(動画の中で・14:41〜)

スラッシュゴールとかも使う、作る機会減ってはいるかなとは思ってるんですよね。

それでもModsに価値を見ているのは、内部ハーネスに干渉できるなら、内部ハーネスの仕事をしたい、という考えだからです。入力欄の上に出すプレビューは、認知負荷の面では分かる。

でも、それを言うなら外のループで最適化するもの、というのが話者の見方でした。

公式にも、裏で見張る役のModがあります。名前は you-should-know。最初から入っていて、標準ではオフ。長いタスクの間、別のエージェントが裏で見張って、見落としそうなことを入力欄の上に出してくれる、とスライドにありました。

世界ではもう、こんなModが出ています(2026年10月5日時点)

動画を見ながら、世界で出ている実例も探しました。公式の発表は、ClaudeDevs のアカウントの投稿です(投稿の日付表示は2026年10月1日)。Claude Codeの開発側のThariqさんも、同じ頃に自分の投稿で紹介していました。

投稿が表示されない時は、こちらから開けます(ClaudeDevs の投稿・Thariqさんの投稿)。

Anthropicが公式に出している見本のModを、並べます(claude-code-playground)。

  • token-weather: コンテキストウィンドウ(Claudeが一度に見られる量)の予報を、入力欄の上に出す
  • blast-radius: 危ないシェルコマンド(強制削除や force push など)の前で止めて、何が変わるかを見せてから、進めるか中止かを選ばせる
  • replay-theater: /replay というコマンドで、直前のターンにClaudeがしたファイル編集を、順番に見られる

個人の方の例も、いくつか見つかりました。説明は、それぞれのリポジトリの説明文からです。中身は、私は動かしていません。

全体を知るなら、GIGAZINEの記事(2026年10月2日・英語版)と、動画のまさおさん自身のnoteの解説(9月16日・早期アクセス期間の手順)があります。

並べて見ると、例の多くは、画面に出す、危ない操作を止める、入力を整える、という向きでした。判定者を2人置いて、終わりを別の人に言わせる形は、説明文を見た範囲では、動画の masa-goal のほかに見つけていません。探したのは、ここに並べた範囲と、検索結果までです(推測を含みます)。

ここからは、私の提案です。内側の仕掛けと、外側の見張りを分けて考えます。内側は、Modsやhookのように、動きの途中で止めたり続けたりするもの。外側は、検収役や最終GOのように、終わった後に人が見るもの。

どちらか1つに寄せるより、どこまでを内側に任せるかを決めるほうが、運用では効くかな、と思っています。

内側に置くか、外側に置くかを決める 今日書いた「終わりを言う人」と「止まる上限」を、内側(仕掛けで自動)に置くか、外側(人が見る)に置くかを、1行ずつ決めます。迷うなら、外側から始めます。

FAQ

よくある質問

▲目次

Q. Claude Modsは、従来のhooksと何が違いますか?

A. 動画では、従来のhooksは外のコマンドを呼ぶ形、ModsはClaude Codeの中で動いて、動きの途中に入って書き換えたり断ったりできる、と説明されていました。私の記事では「毎回起動して終わる門番」と「セッションの間ずっと生き続ける相棒」と書いています。

Q. masa-goalと同じものを、私も作れますか?

A. 動画では、plugin.json・hooks.json・register.tsx の3つが要る、と説明されていました。作り方は、Claude Codeに「ほしいModを作って」と頼む、とのことです。

Q. 判定者を2つ置けば、終わりの判定は正しくなりますか?

A. まさおさんの説明は、1つのモデルだと抜け漏れが出るから2つにした、というものです。正しくなると保証する話は出てきません。私の運用では、別の系統のモデルに検収させて、最終GOは私が持っています。

Q. 配られているModは、そのまま入れて大丈夫ですか?

A. まさおさんは、配れてしまう分、危険という見方もできる、って話しています。私の提案は、入れる前に、外のコマンドや通信を使っていないかを確かめて、使っているなら確認待ちか禁止の段から始めることです。

MATOME

まとめ。終わりを言う人と、止まる上限を、1行ずつ書く

▲目次

この動画の持ち帰りを、順に書きます。

1つ目。Modsの一番良い使い方は、純正にほしい機能を自分で入れること。まさおさんの2つの例は、判定者2つで続ける masa-goal と、声で頼む realtime-voice でした。

2つ目。終わりを言わせるやり方は、作った本人以外の判定者に任せること。動画は、判定者が理由を返して自動で続く形。私の運用は、検収役が判定して返すだけで、最終GOは私が持つ形です。

3つ目。届くまで繰り返す仕組みは、止まる上限が先に要る。そして、配られるModは、入れる前に止める強さを3段で決めます。

今回は、これらを小さなModで実機に動かして確かめました(2026年10月5日)。詳しくは、第2章と第4章と第5章の中ほどに書きました。

全部を一度にやる必要はありません。今日は、2行だけで十分です。「この仕事が終わったと言うのは、誰か」。「最大で何回回ったら、止まるか」。

今週AIに任せる仕事で、「終わった」と言うのは誰でしょう。

COLUMN

メモで足りなければhookへ。その上にModsを置けるか、私はまだ決めていません

メモ、hook、点線の空の段「Mods?(まだ決めていない)」と並ぶ階段を、腕を組んで見上げるひろくんのコラム図解

まさおさんの動画の話を、私の運用に置くなら、「Modsを入れるか」より先に、「止める仕掛けを、どの段に置くか」を決めたいんです。

私は、AIに任せる線を、段で持っています(線引きの記事)。

メモに書くだけでは、同じ指摘が止まりませんでした。書いてあっても、AIが毎回読む場所に無かったんです。

だから、段を分けています。まずメモに書く。それでも同じことが起きたら、hook(AIの動きの途中で自動で止める仕掛け)へ上げる。

動画のいう「純正にほしい機能を自分で入れる」は、この段のhookより上に置ける候補かな、と思っています。ただ、これは私の提案で、まだ実装していません。入れる前に、メモとhookの順で足りるかを見ます。

立派な名前の仕組みより、同じミスを2回させない1行のほうが、運用では強いかな。今日書く「終わりを言う人」と「止まる上限」の2行も、その1行のつもりです。

もし試すなら、順番はこう考えています。最初は、メモに1行だけ書く。次に、同じことが2回起きたら、hookへ上げる。それでも足りない時にだけ、Modsを考える。ここまでが私の提案で、実装したのは、段の下のほうだけです。

私がModsで動かしたのは、9月にAI秘書の凛ちゃんが作ったModです。危ない操作の前に止める/通すを聞く仕掛けと、プロンプトの上に回数を出す表示まで。判定して続きを送る形は、9月の時点では動かしていませんでした。10月5日に、動画の形を小さく作り直して動かしました(第2章と第4章に書きました)。

ここからは提案です(未実装です)。1つ目は、AIに任せる仕事の依頼文に、「終わったと言うのは作った本人以外」と1行足すこと。2つ目は、続ける仕組みを置く時は、最大で何回回ったら止まるかを先に書くこと。どちらも、Modsが無くても今日から書けます。

同じミスを繰り返す原因の話は分身AI日記 DAY170に書いています。合わせて読んでみてください。

👉 分身AIについてもっと知りたい方は分身AI.comもチェックしてね!

LINK

関連記事

📺 今回紹介した動画

タイトル『Claude Mods』はこう使うと便利!実装まで徹底共有2選!根本ポイントから解説
チャンネルまさおAIじっくり解説ch
公開日2026年10月4日
長さ18分36秒
URLhttps://www.youtube.com/watch?v=GunxHphrQ7s

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