GPTs研究会LIVE / AI×デザイン

LPが伝わらない原因は、AIで「作れちゃう」こと|ただっち×ともみんのAI×デザインLIVE

2026年7月30日(木)朝LIVE / 出演:ただっち × ともみん

ただっち
ただっち
多田啓二/AI開花マーケター
ともみん
ともみん
甲斐智美/AIクリエイティブデザイナー

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくんです。今回は、木曜朝のGPTs研究会LIVEから、ただっち(多田啓二)と、AIクリエイティブデザイナーのともみん(甲斐智美)が「AI×デザイン あなたの想いが伝わらない原因は?」というテーマで語り合った回を紹介するね。

で、この回、ちょっと普通のデザイン講座と違う。ただっちが自分のコミュニティのLP(ランディングページ=サービスの申し込みページ)を画面に映して、ともみんに端から端までダメ出ししてもらうという、なかなか勇気のいる30分なんですよ。他人のLPには的確にアドバイスできる人が、自分のLPになると急に見えなくなる——その「見えなさ」を、公開で解剖していく回でした。

📺 今日の出演者

  • ただっち(多田啓二)……「一人で頑張るみんなの親友」をコンセプトに、起業家・経営者の人生とビジネスを開くAI開花マーケター。今回は自分が運営するコミュニティのLPを画面共有して、改善点を洗い出してもらう”生徒役”に回りました。
  • ともみん(甲斐智美)……AIクリエイティブデザイナー/GPT&Canva講師。ただっちのコミュニティでクリエイティブを担当してきた実践者で、今回はLPを一枚ずつ見ながら容赦なく違和感を指摘していく役どころ。

🍳 3行でわかるポイント

  1. ただっちは「人のLPはアドバイスできるのに、自分のLPになると本当にわからなくなる」と語り、自分のコミュニティLPを公開でレビューしてもらった。
  2. ともみんは、写真の場所の不自然さ、同じ顔・同じ服が並ぶ人物画像、矢印になっていない矢印、崖の縁で「応援してます」と書かれたビジュアルなど、違和感を一つずつ言語化していった。
  3. 行き着いた結論は「一番重要なのはデザインをすることではなく設計すること」。料理で言うと、AIは下ごしらえが速い調理器具。でも「誰に何を食べてもらうか」を決めないままスイッチを入れると、誰の口にも合わない料理が量産される、という話でした。

🎬 LIVE配信アーカイブ

「自分のLPになると、本当にわかんなくなる」— 公開ダメ出しが始まった

自分のLPだけ見えなくなる構造を図解する
編集図解「人のLPは見える/自分のLPは見えない」という非対称を整理する
ただっちが自分のコミュニティLPを画面共有してレビューしてもらう場面
LIVE画面03:50〜の実際の配信場面
2:38〜 LIVE映像で確認 ただっちが自分のLPを画面に映す瞬間を見る 恥ずかしいと言いながら画面を出す、その間合いがここにある

2026年7月30日、木曜の朝7時。GPTs研究会の朝LIVEを担当したのは、ただっち(多田啓二・一人で頑張るみんなの親友・AI開花マーケター)と、AIクリエイティブデザイナーのともみん(甲斐智美)です。テーマは「AI×デザイン あなたの想いが伝わらない原因は? お客様の心を動かすLP設計」。冒頭、ただっちはいきなり自分の弱点を白状するところから入りました。

ただっち(0:38〜)

「今日はですね、AIクリエイティブデザイナーのともみんと、AI×デザイン、あなたの想いが伝わらない原因とは、お客様の心を動かすLP設計というテーマでお届けしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。このLPも、私も講座をやっていたりだとかするんですけども、自分のLPになると本当にわからなくなるので」

ここ、地味にすごい入り方だなと思って。LP講座を持っている側の人が、開始1分で「自分のLPは分からん」と言っちゃう。で、ともみんも自己紹介を挟みます。

ともみんも「改めまして、AIクリエイティブデザイナーの、ともみことともみんです」と自己紹介を挟み、今日はLPの設計について話していければ、と続けます。そして今日の題材が出てきます。ただっちが今年1月からスタートした、参加者200名弱のAI実践コミュニティ「AIとアソブ あいあいらぼ。」のLP。これを画面に出して、二人で見ていく——という段取りでした。

ただっち(2:38〜)

「ちょうど私たちがやっているコミュニティのLPをちょっと改善しようというふうにも思ってまして、自分で作ったLPって結構、改めて見ると恥ずかしいなと思いながら、どんなLPなのかを見ながら、ここポイントだよねとか、ここまだまだ改善の余地あるよねというところを、ちょっと一緒に共有したいなと思います」

「改めて見ると恥ずかしい」。この一言、めちゃくちゃ分かる人多いんじゃないかな。急ぎで作って、そのまま半年動いてる。お客様の声も集まってきたのに反映できてない。そういう状態のLPって、たぶんどの事業者さんにも一つはあると思うんですよ。

しかも今回、レビューする側のともみんは、そのコミュニティのクリエイティブを実際に担当してきた人。外注のデザイナーが遠慮しながら言うのとは、距離感が違う。だから開始早々「そもそもね、一個前のファーストビュー(ページを開いて最初に見える部分)が違うんだよね。もうすでに変えてる状態だから」と、ただっちが出した画面にすかさず注釈が入ります。中身を知っている人が横にいると、ここまで細かく突っ込めるんだなあ、と。

そしてLIVEの中盤、ただっちはもう一度この話に戻ってきます。

ただっち(15:00〜)

「人のLPはいろいろアドバイスをしてきましたが、自分のことになると本当にわからなくなるっていうのは」

人のことは見えるのに、自分のことは見えない。この非対称が、今日の30分を貫くテーマになっていきます。

恥ずかしいLPを隠したままだと、それはただの恥ずかしいLPで終わる。でも人前に出した瞬間、改善点のリストに変わる。ただっちがこの回でやったのは、その変換作業だったなと思って見ていました。

半年前は感動した”ナノバナナ”、いま見ると「めちゃくちゃしょぼしょぼ」

半年で画像生成の質が変わったことを時間軸で図解する
編集図解「当時は感動」から「今見るとしょぼい」への半年を並べて見る
ともみんがブラッシュアップしたファーストビュー画像を見ている場面
LIVE画面05:20〜の実際の配信場面
4:22〜 LIVE映像で確認 「出た時は本当にすごかった」と振り返る場面を聴く 感動が色あせる速さを、二人の声の温度で確かめる

最初に俎上に載ったのは、LPのファーストビューに使われている画像でした。生成に使ったのは、当時話題になっていた画像生成モデル「ナノバナナ」。ともみんが、当時の熱をそのまま思い出しながら話します。

ともみん(4:22〜)

「そう、これでもね、出た時は本当にすごかったんだよね。ナノバナナ。これ、今見たらめちゃくちゃしょぼしょぼなんだけど」

いやー、この落差。「出た時は本当にすごかった」と「今見たらめちゃくちゃしょぼしょぼ」が、同じ人の口から10秒以内に出てくる。ただっちも当時の感動を認めています。

ただっちも「感動したよね、これ作った時ね」と当時の熱を認める。ともみんも「あの当時はすごくすごく感動した」ことは否定しないんですよ。むしろ、事例が上がってくると「ちょっといけるよね」という空気になった、あの頃の感覚を起点に話を進めます。

で、その後ともみんがブラッシュアップした版がこちら、とただっちが画面を切り替える。すると評価が変わる。ただっちいわく「写真とかだいぶリアルに近づいてきてるね」。ともみんの見立てはもう少し細かい。

ともみん(5:04〜)

「そうだね。あとはこの色味とかも自然な色とかも表現できるようになったっていうのがあるから。あとは手が気持ち上手だったりとか。ちょっと不自然なところもあったりするけれども、前と比べるとだいぶ質感とかも良くなったなっていう感じはあるよね」

手が上手くなった。色味が自然になった。質感が良くなった。デザイナーが見ている評価軸って、こういう粒度なんだなと思って、私はここでメモを取りました。「AIっぽい」って一言で片付けがちだけど、実際は手・色・質感みたいな具体で見てるんですよね。逆に言うと、この3点を見る癖をつけるだけで、自分の画像選びも一段変わるはず。私も生成画像を貼る前に、まず手と文字を拡大して見るようになりました。ぱっと見の雰囲気より先に、細部から疑う。この順番が今のAI画像との付き合い方だなと思います。

そして二人が驚いていたのが、この変化に要した時間です。

ともみん(5:41〜)

「そうそう。でも、まだ1年経ってなくてこの成長だよ」

ただっちも「これからどうなっていっちゃうんだろうね」と返していました。1年経ってない。それでこの差。つまり、去年つくったビジュアルは、今年もう「当時の水準」になってしまうということでもある。半年前に感動して貼った画像が、半年後には信頼を削る側に回る。LPを一度作って放置することの怖さって、実はここにあるんだなと。作った時点が最新であることは、更新しない限り一日ずつ古くなっていくわけで。

「この人たち、どこで喋ってんの?」— 写真の違和感を一枚ずつ剥がす

AI生成画像の違和感を4つのチェック観点で図解する
編集図解場所・人物・服装・背景文字――違和感が生まれる4つの入口を並べる
ガラス張りのタワーで人々が話す画像と「魂のアトリエへようこそ」の文言が映る場面
LIVE画面06:30〜の実際の配信場面
6:22〜 LIVE映像で確認 「どこで喋ってんの?」と違和感が言語化される瞬間を見る デザイナーが画像を見た瞬間の反応速度がそのまま入っている

ここからが、この回の本番です。ともみんが「もっと下」「それ」と画面をスクロールさせながら、一枚ずつ違和感を拾っていく。最初に引っかかったのは、ガラス張りの高層ビルらしき空間で人々が談笑している写真でした。

ともみんの第一声は「この人たち、どこで喋ってんの?」。何のタワーで喋ってるんだろう、と。写っている空間の正体が分からない時点で、もう違和感が始まっている。そして決定打がこれ。

ともみん(6:42〜)

「しかもさ、魂のアトリエへようこそとか言ってるのに、アトリエでもないし。どこでどう喋ってるんだろうって感じだね」

「魂のアトリエへようこそ」と書いてあるのに、画像はアトリエじゃない。科学館かタワーの中みたいな空間。文言と画像がまったく別のことを言っている状態です。ともみんは「近未来をしたかったんかなってなるけど、女性の人が男性に何話してるんだろうっていう疑問しかわからない」と続けます。ただっちも「何を説明してんだろうね」と苦笑い。

次のセクションでも同じことが起きます。コピーは「一人じゃないから、一歩踏み出せる」。でもともみんに言わせると「あんまり一人じゃないから一歩踏み出せる画像ではない」。むしろ「株式会社未来創造みたいな感じ」で、その人のままに輝ける場所には見えない。コピーが約束していることを、画像が裏切っているわけです。

そして「こんな人を迎えたい」のセクション。ここでともみんの反応が一段強くなります。

ともみん(7:49〜)

「あともうちょっとしたいって、こんな人を迎えたいがあるんだけど。怖い怖い。みんな超笑顔。怖い、なんかこうAIっぽくて、なんか笑顔が怖い」

「めちゃくちゃ似てるし、同じ服の人3人いるやんか」——同じ顔が3〜4人、同じ服の人が3人。ただっちも「ここら辺似てるよね」「この人、この人、この人」と画面上で指差していきます。ともみんが追い打ちで「女性も同じ顔だし、そこがちょっと怖いなってなっちゃう」。

さらに、画像を拡大させて背景の文字まで見つけます。

ともみん(8:42〜)

「あ、そう。そこ後ろに漢字が書いてあるのよ。君とか。町のとか書いてあって、全然関係ないことが書かれている」

これ、私はけっこう痛いところを突かれた気がしました。AI画像って、パッと見の印象で「いいね」と判断して貼っちゃうんですよ。でも実際には、背景に意味不明な漢字が入っていたり、同じ顔が複数人いたりする。拡大して見ないと分からない。そして訪問者は、その違和感を言語化しないまま「なんか怪しい」とだけ感じて帰っていく。ともみんがやっているのは、その言語化されない違和感を、一つずつ名前をつけて拾い上げる作業なんですよね。

矢印が矢印になってない — ボタンまわりの”中途半端感”

申し込みボタンと矢印とサムネイルの改善ポイントを図解する
編集図解クリック直前で迷わせる「中途半端感」の正体を3点で整理する
緑色の「今すぐ申し込みに進む」ボタンと解説動画の案内が映る場面
LIVE画面09:25〜の実際の配信場面
9:25〜 LIVE映像で確認 申し込みボタンの矢印を二人で確認する場面を見る 画面を行ったり来たりする、実際のレビューの手つきが分かる

写真の次は、申し込みに直結するパーツです。ともみんが指示を出して、ただっちが画面を上下にスクロールする。

「で、下行って下。今すぐ申し込みに進むのところのボタン、緑のボタン上ね」——ともみんの指示で画面が動く。目的の緑のボタンにたどり着くまで、二人で「どこ?」「もっと上」「これ?」としばらく往復します。そしてボタンの右側にあるものに気づく。

ともみん(9:28〜)

「進もうとしてるけど、消したのか消してないのかちょっとよくわからない、なんかゴミみたいなのがついてる」

ともみん(9:36〜)

「矢印目立たせるには、矢印になってないな、みたいな」

ただっちも「中途半端感ありますね」と苦笑い。矢印を目立たせるつもりで置いたものが、矢印に見えていない。消し残しのゴミみたいに見えている。細かい話に聞こえるけど、ここは申し込みボタンです。一番迷わせちゃいけない場所で、訪問者に「これ何?」と考えさせている。

次に、その下の「詳しくは解説動画をご覧ください!」のブロック。ともみんは「これ、ただっちが、もっとかっこいい、ちゃんと前向いてるやつでしたいのに」とサムネイルに注文をつけ、ただっちも「サムネ、サムネ大事ですね」と認めます。解説動画のサムネイルに使われているただっちの表情が、ベストショットじゃない。本人が映っているものなのに、本人が気づいていない。これも「自分のものは見えない」の一例です。

そしてもう一点、ともみんは動線の話を足します。

ともみん(10:06〜)

「サムネ大事ですね。あとはなんかこう、動画かどうかちょっとわかりにくいから、クリックして再生とかね、があると優しいかなって感じですね」

「クリックして再生」があると優しい。この「優しい」という言い方、いいなと思って。デザインの話をしているのに、評価語が「優しいかどうか」なんですよ。訪問者が迷わずに済むこと=優しさ。逆に言えば、迷わせる作りは、どれだけ見た目が整っていても不親切ということになる。

ちなみにこのやりとり、ボタンを探すところから始まっています。「どこ?」「もっと上」「これ?」「いや、途中にあった緑のボタンなんだけど」。作った本人が、自分のLPのどこに申し込みボタンがあるかを即答できていない。これ、笑い話じゃなくて、訪問者はもっと分からないということなんですよね。

で、ここまでのやりとりを見ていて思ったのは、指摘されている一つひとつは「大改修」じゃないってこと。矢印を描き直す。サムネを差し替える。「クリックして再生」の一行を足す。どれも半日あれば終わる。でも、この半日をやらないまま半年動いていた。それが現実なんですよね。

「あなたの心から応援してます」なのに、崖の縁に足をかけている

コピーと画像がちぐはぐになる状態を図解する
編集図解「応援してます」と「落ちそう」が同じ画面に同居する矛盾を可視化する
ガラスの縁に足をかけた女性の画像と「心から応援しています」の文言が映る場面
LIVE画面12:15〜の実際の配信場面
12:15〜 LIVE映像で確認 「落ちるよ、そのままやと」と笑いながら指摘される場面を見る ツッコミのテンポと、ただっちの反応がそのまま入っている

この回で一番笑って、一番怖かったのがここ。LP下部にある、ガラス張りの通路の縁に足をかけた女性の画像です。添えられているコピーは「あなたの一歩を、心から応援しています」。ともみんの目にはこう映りました。

ともみん(12:18〜)

「これ、あなたの一歩ってちょっと泣くねっていうね。あなたの心から応援してますって書いてあるんやけど。これちょっと、縁に足掛けとるだけやし、なんかほら、空間歪んどるやんか」

「怖いね。落ちるよ、そのままやと」とともみん。ただっちも「危険、危険です」と受けて、画面の前で二人して笑ってしまう。で、ともみんが一番言いたかったのはこれ。

ともみん(12:39〜)

「危険地域の一歩をちょっと踏み出そうとしてて、心から応援してますって書いてあるから」

「あなたの一歩を応援しています」という優しい言葉の横で、被写体は落下しかねない場所に足をかけている。しかも空間が歪んでいる。文字だけ読めば温かいのに、画像だけ見ると危険。この二つが同じ画面に同居している状態です。ただっちも「違う一歩を踏み出してしまいますね」と受けて、二人で笑いながらも「安全安心ではないですね、これは」と結論づけていました。

そしてともみんは、ここまで積み上げた指摘を一言でまとめます。「もうあれだよね、怪しさ満載だよ」。ただっちも「改めて見ると怪しさ満載ですね、これね」と、自分のLPに向かって言うしかない。

「怪しさ満載」。厳しい言葉だけど、たぶんこれがLPを訪れた人の第一印象に一番近い言葉なんですよね。訪問者は「ファーストビューの人物画像に既視感がある」とか「背景の漢字が変」とか、いちいち分析しない。全部まとめて「なんか怪しい」で処理して、そっとタブを閉じる。

ここでともみんは、視線を画像から一段引き上げます。

ともみん(13:53〜)

「まず画像ね、これ画像にするだけ。あとはLPとしての要素が満たされてないっていうところ」

画像は画像で直せばいい。素材の差し替えだから、極端な話その日のうちに終わる。直す順番も画像からでいい。でもそれとは別に、LPとしての要素が足りていない——この一言で、話は次のフェーズに入っていきます。私はここが今日の転換点だったと思っていて。ここまでは「見た目のダメ出し」だったのが、ここから「そもそも中身の話」に切り替わるんですよね。ちなみに、ともみんが指摘していた「AIっぽくて笑顔が怖い」も「怪しさ満載」も、直せば消える種類の問題です。厄介なのはこの先の話でした。画像は取り替えられても、中身の空白は取り替えでは埋まらないからです。

画像より前に、LPの設計と中身が空っぽだった

LPに足りない要素をチェックリスト形式で図解する
編集図解お客様の声・Q&A・成果・実績――埋まっていない4つの箱を並べる
LP本文を見ながら足りない要素について話し合う場面
LIVE画面14:40〜の実際の配信場面
14:03〜 LIVE映像で確認 「そもそもまだお客様の声もなかった」と認める場面を聴く 作り手が自分で欠落を認める瞬間の空気がここにある

画像の話が一段落したところで、ただっち自身が先に白状します。「そもそもまだお客様の声もなかったからね。どんな成果かもまだちょっとね、ふわっとしてますし」。1月にスタートするとき、まだ実績がなかったから「こんな構想でやります」という形で書いた。その後メンバーの要望を聞きながらバージョンアップしてきたけれど、LPはそのまま。ともみんも「何をやっているラボがちょっと分かりにくいかなみたいな感じもあるかなと思います」と受けます。

そしてともみんが、デザインの外側から本質を突きます。

ともみん(16:06〜)

「でもさ、そもそもデザインの問題じゃなくて、ここからすると、書いてあることが本当に、なんだろう、相手のためになってるのかっていう。例えばあれだね、Q&Aがなかったりとか、内容としてはお客様の声とQ&Aと、一応価値観とかを書いてあるんだけど、これやるとこうなるよみたいなところがちょっと弱いなって」

ただっちも「成果という意味では全然提示できてないですね」と認める。「これをやると、こうなるよ」が弱い。お客様の声もQ&Aもない。参加した後にどうなるのかが書かれていない。デザイン以前の、コンテンツの欠落です。

さらにともみんは、もったいないポイントを指摘します。

ともみん(16:46〜)

「あと実践みたいなものがあるじゃない。この6ヶ月ぐらいやってきて、クリエイティブの方を担当させていただいてて、すごいのが出来上がっているけれども、ここには一切」

半年かけてメンバーと一緒に作ってきたクリエイティブ実績が、LPに1つも載っていない。作った本人が横にいるのに、成果物がゼロ表示。ただっちも「そこのこういうのも全然一切まだないもんね」と認めていました。

そしてもう一つ、私が「あ、その視点あるのか」と唸ったのがこれ。

「老眼目線もお願いします。パソコンから見た老眼目線とスマホから見た老眼目線、ダブルであるんですよ」——老眼目線が、PCとスマホで2種類ある。ただ、ともみんはここで「見えやすくすればいい」とは言わないんですよね。視認性だけ上げても限界があるし、見えない人に向けたLPを作るのかという話になる、と。だから結論はここに戻る。

ただっちのまとめは「一応メインのお客様は誰なのかっていうところからの逆算ですよね」。結局ここに戻ってくる。そしてともみんは、AIを使った具体的な検証方法も共有してくれました。

ともみん(18:26〜)

「最近やったプロフィール作りの講座っていうのを単体でやったんですけど、それはLPをそのまま直でGPTに入れて、足りない要素だったりとか、どういう人に響くLPになっているのかとか、あとはどういう人には響かないLPになっているのかみたいなのを出すみたいな感じですかね」

今あるLPをそのままGPTに入れて、足りない要素と、響く人・響かない人を出させる。これ、その日のうちに試せるやつです。ともみんは「作っていい感じだなって思って選んで終わり、みたいな人がやっぱり多い」「一番重要なのは、どんなふうに見られるか、どういうのが反応取れやすいか」と続けていて、意図したペルソナ(届けたい相手像)に届いているかを確認するところまでがデザインなんだ、という話になっていました。

AIで「作れちゃう」から怖い — 想いのないLPはコピペのラブレター

AIで作れてしまうことの怖さを図解する
編集図解「作れる」と「伝わる」の間にある、想いと設計の層を可視化する
AIで作れてしまう怖さについて二人が語り合う場面
LIVE画面20:00〜の実際の配信場面
19:56〜 LIVE映像で確認 「できるのが怖いところなんだよ」という一言を聴く この回の芯にあたる部分。声の落とし方まで含めて聴きたいところ

ただっちが「最初からLPデザインって作るの難しい。対象者も決まってなければ、伝えるコピーも決まってないと、当然デザインできないわけですよね」と言ったところで、ともみんが逆を返します。

ともみん(19:56〜)

「できるのが怖いところなんだよ。逆にね。だからないのに、できちゃったからできちゃったって思っちゃうってことなんだよ」

ただっちも「それは怖いですね。今、AIだから作れちゃうからね」と受ける。対象者もコピーも決まっていないのに、AIなら「それらしいLP」が完成してしまう。だから、決まっていないことに気づけない。ともみんはさらに「前までは作れなかったものが作れてしまうってなったら、逆に、想いがない状態でなんとなく作れちゃうってこと」と言葉を重ね、ただっちが「魂が入ってない状態で、なんとなくふわっとしたやつが作れちゃう」と引き取ります。

魂が入ってない状態で、ふわっとしたやつが作れちゃう。ここ、ちょっと鳥肌が立ちました。そしてともみんの、この回で一番刺さった例え。

ともみん(20:28〜)

「なんとなくみんな来てね、誰か来てくれたらいいなみたいな感じで作れちゃうというところは響かないんだよね、本当に。だって不特定なツールにラブレター出してるのと一緒だ、コピペでペッペッペって出してるのと一緒だから、あまり響かない」

コピペのラブレターを、不特定多数にばらまいている。……うん、これはきつい。でも当たってる。「誰か来てくれたらいいな」で作ったLPは、読む側からすると「私に向けて書かれていない手紙」なんですよね。ただっちは「いかに私に言ってくれてるって思うかどうかって大事よね」と受け、ともみんも「そこの温度感をちゃんと狙いに行く、はめに行くっていうのがすごく大事」と重ねます。

そしてともみんは、AIの使い方そのものにも一つ釘を刺します。10パターン出させて選ぶ、というやり方の限界。「AIが10パターン出して、その中から選ぶしかないってめちゃくちゃ狭い。一般的な10個の中から1個選ぶって、他の人がやっても同じようなパターンが出るってことよ」。コンセプトがあって、こうやりたいから10パターン、と投げないと絶対に出ない——と。

コンセプトを渡さずに10案出させると、他の人が同じことをしても同じ10案が出る。つまり、自分らしさはゼロ。差が出るのは、投げる前に自分の中で何が決まっているかだけ、ということです。

10パターン出すのは広げる作業。誰に何を届けたいのかを決めるのは掘る作業。広げるだけ広げても、掘る場所が決まってなければ井戸は出ない——ともみんの話を聞きながら、私はそんな絵を思い浮かべていました。

そして、この30分の結論がここで出ます。

ともみん(22:13〜)

「だから最初に一番重要なのは、やっぱりデザインをすることではないんだ、設計するのか。LPの設計。心を動かすLPの設計って、デザインよりもまず言葉とか、そこのコンセプトとか。そこをすっ飛ばせるからこそ、やってしまう方が多いんだけど」

デザインではなく、設計。言葉とコンセプトが先。しかも、そこを「すっ飛ばせる」ようになってしまったからこそ、すっ飛ばす人が増えている。ともみんは「仮案として楽しむ分にはいい。でも固定化させちゃったらもったいない」とも言っていて、一発で完成させようとしないこと、周りの人に見てもらうことも大事だと続けます。ただっちも「コミュニティのメンバーさんたちに聞いてもいいかもね」と応じていました。

終盤、ともみんは「そう、だからAIに任せてはならないのよ、そもそもが」と言い切り、ただっちは「これはLPだけじゃなく、商品作りでも何でも言えそうだね」と広げていました。ともみんは「なんかそれらしき感じに、だんだん洗脳されていくのよ」とも表現していて、AIが出したものを見ているうちに、うっすら誘導されて自分の評価軸が変わってしまう怖さにも触れていました。ただっちは「私たちも伝える側だからこそ、そういうものも分かった上で、じゃあどう使っていけばいいのかを伝えたいですね」と受け、ともみんは「全部を任せないっていうところを、逆に疑問を持って使っていくっていうところだよね」と締めています。

まとめ ― LPはデザインより先に設計。伝わらない原因は「想いの精度」

この回の結論を1枚にまとめた図解
編集図解「伝わらない原因=想いの精度がぼんやりしている」を一枚で持ち帰る
ともみんが「思いの精度がぼんやりしてるから」と語る場面
LIVE画面28:20〜の実際の配信場面
28:01〜 LIVE映像で確認 ともみんの締めの言葉を聴く この30分が一文に収束する瞬間。声のトーンごと持ち帰りたいところ

最後、ただっちが今日の総括を話します。「このLP、自分たちのAIで作れちゃうがゆえの難しさとか、迷子になる人もいるんじゃないかなと思うので、いかに自分たちの想いを言葉にまずはできるのか、そして見る人目線、参加者さんの目線で、どれだけ私のことだって思ってもらって参加したいと思えるのかどうか。デザインももちろん大事なんですけども、コンセプトとか想いとかもすごく大事だな」と。

そして、ともみんに最後の一言を振ります。返ってきたのが、この回のタイトルへの回答でした。

ともみん(28:01〜)

「あなたの想いが伝わらない原因は、そもそも想いの精度がぼんやりしてるからかもしれない。伝えるってことが何なのかっていうところから始める」

ただっち(28:19〜)

「伝えるとは何なのか。深いです」

想いの精度がぼんやりしている。デザインが下手だからでも、コピーが弱いからでもなく、その手前の「何を伝えたいか」の解像度が足りていない。ともみんはさらに続けます。「どうやったら自分だと伝わってると思うのかって、人によって違うと思う」「自分自身がまずはどう思ったのか、そこの理論的なものがないと、伝わらないとも伝わるとも言いにくいんじゃないかなと思う」。

ただっちも「改めて皆さん、伝わるとは何か、伝えるとは何かを、どうしたら伝わるのかをまた考える機会になっていただけたら嬉しいです」と締めくくりました。

30分を通して見ると、この回の構造はきれいに一本でした。写真の違和感 → ボタンの中途半端感 → LPの中身の欠落 → そして「想いの精度」。表層から入って、一番深いところに着地している。しかも題材が他人のLPじゃなくて、話している本人のLP。だから逃げ場がない分、具体的なんですよね。

今日からできる3つ

①自分のLPの画像を拡大して、手・文字・背景をチェックする(同じ顔・変な漢字が潜んでいないか)
②LP本文をそのままGPTに貼って「足りない要素と、響く人・響かない人」を出させる
③お客様の声・Q&A・実績の3つの箱が埋まっているか数えてみる

よくある質問(FAQ)

GPTs研究会の無料朝LIVEと次回テーマを案内する場面
LIVE画面29:50〜の実際の配信場面
29:50〜 LIVE映像で確認 次回テーマと無料コミュニティの案内を確認する 記事の疑問を解消したら、朝LIVEの入口もここから
Q. 今回のLIVEのテーマは何ですか?
A. 「AI×デザイン あなたの想いが伝わらない原因は? お客様の心を動かすLP設計」です。ただっちが運営するコミュニティ「AIとアソブ あいあいらぼ。」のLPを画面共有し、ともみんが改善点を指摘していく形式でした。
Q. ともみんが指摘したビジュアルの問題点は?
A. 「魂のアトリエへようこそ」と書いてあるのに画像はアトリエではないこと、同じ顔・同じ服の人物が3人以上並んでいること、背景に無関係な漢字が入っていること、申し込みボタンの矢印が矢印に見えていないこと、崖の縁に足をかけた画像に「心から応援しています」と添えられていることなどです。
Q. LPの中身について何が足りないと言われましたか?
A. お客様の声、Q&A、「これをやるとこうなる」という成果の提示が弱いこと、半年分のクリエイティブ実績が一切載っていないことが挙げられました。
Q. AIでLPを作るときの注意点は?
A. ともみんは「AIが10パターン出してその中から選ぶだけでは、他の人がやっても同じパターンが出る」と話し、コンセプトを先に渡してから出させることが必要だと語りました。また「AIに任せてはならない」「全部を任せず、疑問を持って使う」とも述べています。
Q. 結局、想いが伝わらない原因は何だと語られましたか?
A. ともみんの締めの言葉は「そもそも想いの精度がぼんやりしてるからかもしれない」でした。デザインより先に、言葉とコンセプトの設計が必要だという結論です。

COLUMN

ひろくんコラム ― 「作れちゃう」時代に、私が手放さないもの

AIで作れる部分と、自分にしか入れられない部分を分けて図解する
編集図解配信内容とひろくん独自の解釈を視覚的に切り替える

ともみんの「魂が入ってない状態でなんとなく作れちゃう」という指摘を聞いて、私は自分に言い聞かせている一文を思い出しました。家事と子育てをしながら、AIで一人社長として経営していること。そして、文章も仕組みも、より人間らしく、ワクワク夢中で、ありのまま、自分らしくしていくこと。ここは、どれだけAIが賢くなっても外注できない部分だと思っています。

料理で言うとね、AIは下ごしらえがとんでもなく速い調理器具なんですよ。野菜を刻むのも、出汁を引くのも一瞬。でも「今日は誰に、何を食べてもらいたいのか」を決めるのは、いつまでたっても店主の仕事なんです。相手を決めずに調理器具のスイッチを入れると、きれいに整った、けれど誰の口にも合わない料理が量産される。今回のLIVEで指摘されていた「コピペのラブレター」って、まさにそれだなと。

この「AIには作れないもの」については、「自社の失敗から語り草を作れ」を読んで震えた話という記事に、そのとき考えたことをそのまま書いています。読んでいて、自分の失敗そのものが素材なんだと腹落ちした回でした。

もう一つ、今回ずっと引っかかっていたのが「気づいていたのに直さないまま半年動いていたLP」のほうです。分身AI.comでは、見つけたのに放置して8時間半、AIのエラーは2.4倍に膨らんでいたという失敗を数字つきで残しました。気づいた時点で直さないと、傷は待ってくれない。LPも同じで、半年前の画像は半年分だけ確実に古くなる。

だからこそ、今日のLIVEの結論——デザインより先に設計、そして想いの精度——は、LPの話にとどまらないなと思っています。私にとってのそれは「家事と子育てのスキマで、自分らしく経営する」。ここがぼんやりしたら、どんなにAIが上手に文章を書いても、それは私の言葉じゃなくなる。今日のLIVEから、私はそう受け取りました。

🎯 AIと愛で、未来をひらく。「あいあいらぼ。」

起業家・経営者のためのAI実践型コミュニティ。AI実践ワークショップ・AIクリエイティブ会・AI目標達成会を提供しています(配信時点)。AIMUNIQ(株)主催。今回LPをレビューしたともみんも、このコミュニティでクリエイティブを担当しています。

📱 ただっちのFacebook 🌐 あいあいらぼ。

自分のLPを公開でダメ出ししてもらうって、なかなかできることじゃないなと思いました。もっと知りたくなった方は、多田啓二(ただっち)や、ともみん(甲斐智美)のディスカバリープリズムものぞいてみてね。

配信日テーマ出演者
2026年7月30日(木)AI×デザイン あなたの想いが伝わらない原因は? お客様の心を動かすLP設計ただっち × ともみん

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