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AI×ゼロクリック時代のSEOまとめを鈴木謙一さんが解説。自社サイトが要る理由と今日からできる4つの実践
2026年8月24日
家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回は、海外SEO情報ブログを運営する鈴木謙一さんがWeb担当者Forumに書いた週刊まとめ記事を紹介するね。
うちのAI氣道ブログ、実はほとんどの記事をAIパイプラインでHTMLまで組んでる。そのことを知った人から「AIが書いたサイトって検索で不利にならないの?」ってよく聞かれるんだよね。ちょうど鈴木謙一さんが8月21日に書いた週刊SEOまとめが、この不安に真正面から答えてくれてた。5人分の専門家の意見が全部同じ方向を向いてたのが正直、意外だった。結論、サイトは要らなくなるんじゃなくて、役割が変わります。読み終わる頃には、自分のサイトに今日足すべきものが1つ見えてくるはずだよ。
3行でわかるポイント
- サイトが要る理由——ランド・フィッシュキン氏いわく、AIへの正確な情報源・購入が発生する最終地点・ブランド体験を100%コントロールできる場所として、サイトの価値は下がっていません
- 「労力」の正体——Googleの品質指標「effort」は文字数でもAI/人間の別でもなく、ページに残った独自の経験や証拠で測られます
- 今日からの4手——独自の経験を書く・薄いページを1本に統合する・情報を画像でなくテキストで置く・AI Overviewsのオプトアウトは慌てて使わない
鈴木 謙一さん(海外SEO情報ブログ運営者・株式会社Faber Company執行役員) / Web担当者Forum(株式会社インプレス) / 2026年8月21日公開
「AIモデルへの正確な情報提供」「ブランド体験の提供」——ゼロクリック時代のサイトが本拠地であり続ける理由
ランド・フィッシュキン氏(SparkToro)
訪問者数やクリック数が減少しても、サイトはコンテンツの恒久的な本拠地であり、「AIモデルへの正確な情報提供」「コンバージョンの獲得」「ブランド体験の提供」において不可欠な中心地であり続ける

ai-kidou.jpのアクセス解析を見ると、検索からの流入は正直、右肩下がりです。AI Overviewsとかチャット系AIの中で答えが完結しちゃう時代だからね。でも、だからってサイトを畳もうとは1ミリも思ってない。
フィッシュキンさんが挙げてる4つの理由、うちに全部当てはまるんだよね。①コンテンツの本拠地——朝LIVEは365日継続しています。俺が日月火水、ただっちが木金土という体制です。そのアーカイブも記事も、全部ai-kidou.jpに集約してる。散らかしてない。②AIへの正確なデータ供給——凛ちゃんが毎日AIパイプラインで記事を作ってるけど、その元ネタは結局サイトに溜まってる過去記事とbrand-bibleです。ここが古かったり間違ってたりすると、AIがそのまま間違った俺を語ることになる。ちょっと怖い話でしょ。③CVの最終地点——ぶっちゃけ、LIVEで知ってメルマガに登録してくれるのも、最後はサイトに来てから。④ブランド体験の完全コントロール——和モダンのデザイン、朱色のライン、この語り口。ここはAIに書かせても、最後の「これでいく」は俺の目で決めています。
実はこの「個性が武器になる」って話、うちの朝LIVEでも似たような場面がありました。友くんが落語の解説動画をAIで作ってて、こう書いてたんだよ。
ひろくん(ai-kidou.jp「GPTs共有停止とAI臭さの正体。日曜WACAコラボLIVEの全部乗せレポート」より)
友くんはこの制作を通じて「AIに書かせるとやっぱりAI臭くなる」という発見を話していた。たとえば手書き風の文字アニメーションを作らせると、AIは律儀に「上書いて、下書いて、上書いて、下書いて」と機械的な順番で線を引いてしまう。人間はそんな書き方をしない——なのにAIは平気でやる。
これ、SparkToroの「このサイト、AIじゃない」って感想が期待されてる話とまるっきり同じ構造なんだよね。手癖の均一さが、AI臭さの正体。そこに気づいて、最後の一手だけ人間が直す。それだけでサイトの個性は残せます。
今日からできることは1つだけ。自分のサイトのトップページを開いて、①〜④の理由のうちどれが一番弱いかを、まず1つだけ見つけてみてください。全部を一気に直す必要はない。
「文字数の多さは労力の直接基準ではない」——Googleが見てるのは仕事の証拠
サイラス・シェパード氏(Zyppy Signal)
重要なのは最終的にページに現れた「有用な仕事の証拠」である

正直、この話を読んで一番ドキッとしたのがここです。「AIで記事を量産してる」って聞くと、水増しコンテンツを想像されがちだから。
でもシェパードさんが言ってる「労力」の判断軸は、文字数でも制作時間でもありません。キュレーション(選定・整理)、独自の付加価値、一次情報、水増しの排除、質の高い考察、UGCの評価——この6つです。2024年に流出したGoogleの内部文書には contentEffort っていう指標名まで実在してたらしい。
これ、うちのブクマ化パイプラインが機械でやってることと丸ごと重なるんだよね。書いた記事を hirokun_article_gate.py と measure.py に通して、出典コメントが3個以上あるか、brand-bible由来の本人体験が1個以上あるか、逐語引用に出典がついてるかを実測でチェックしています。文字数だけ稼いだ記事は、この関所を物理的に通れない作りにしてる。でね、ここが大事なんだけど、証拠を「入れればいい」ってもんでもない。関係ない体験を無理やり貼るのも、シェパードさんの言う「有用な仕事の証拠」からは外れます。
4日。うちの記事1本にかかる工程の日数感、正直そんなもん。時間をかけたかどうかより、読んだ人が「あ、この人ちゃんと確かめて書いてる」って分かる一文が入ってるかどうか。そこだけを見ています。
今日からできる一歩としては、自分の直近記事を1本だけ開いてみてください。文字数じゃなく、証拠が何個残ってるかを数えてみる。案外少ないことに気づくはず。
「薄いページが50個」より「包括的なページが1つ」——AI検索SEOが嫌う量産の罠
スガンサン・モハナダサン氏(LinkedIn)
「薄いページが50個ある状態」よりも、「包括的なページが1つある状態」のほうが、はるかに良い。AIエンジンが同一ドメイン名から2ページを引用することは稀であり、薄いページ同士は共食いするだけだ

AIエンジンって、同じドメインから2ページを引用することがほとんどないらしい。だから似たテーマの薄いページを量産すると、自分同士で殴り合う「共食い」になるだけ。
これ聞いて、あ、そうそう、って思い出したのがうちのブクマ化の運用ルールです。このautorunは1回の実行で処理する記事を1件だけに絞っています。以前は3件まとめて処理してたんだけど、2026年8月に1件へ変更した。理由は品質。3件を同時に流すと、どうしても1本1本が薄くなります。モハナダサンさんの「包括的なページが1つ」の理屈と、うちが1件ずつ丁寧に作る運用に切り替えた理由は、たぶん根っこが同じなんだよね。
量を追うと質が落ちて……質が落ちると結局読まれない。読まれないとAIにも引用されない。この悪循環、抱え込みOSでとにかく手数を出そうとしてた頃の俺そのものだった。今は1本を仕上げ切ってから次に進むようにしています。急がば回れってやつだ。
もし似たテーマの薄い記事が2〜3本あるなら、思い切って1本の包括記事に統合してみてください。検索順位よりもまず、読んだ人の満足度が変わるはず。
「ほとんどのAIクローラーはJavaScriptを実行できない」——存在しないのと同じにされる前に
スガンサン・モハナダサン氏(LinkedIn)
サーバーサイドレンダリングがすべてを左右する。ほとんどのAIクローラーはJavaScriptを実行できないため、クライアントサイドのコンテンツは彼らにとって存在しないも同然だ

モハナダサンさんのアドバイスでもう1つ刺さったのがこれです。サーバーサイドレンダリングかどうかで、AIにとってそのページが「存在する」か「存在しない」かが決まっちゃう。
しかもね、AIクローラー(CCBotとか)を良かれと思ってブロックすると、モデルはそもそも自社ブランドを学習データから認識できなくなります。守ってるつもりが、AIの記憶から消えてるだけってオチもあり得る。うちの場合、記事のHTMLはAIパイプラインで組んでるとはいえ、最終的に静的なHTMLとしてWordPressに保存されます。だから見た目の作り込みより先に、AIが読める形でテキストが置いてあるかを確かめてる。
正直、ここは技術寄りの話で普段あんまり意識しないところ。でも、営業時間やサービス内容を画像の中の文字だけで済ませてるサイト、結構多いんじゃないかなと思います。次のセクションのGoogle公式アドバイスとも繋がる話だから、続けて読んでみて。
今日の一歩は、自分のサイトの主要ページを「JavaScriptオフ」の状態で開いてみること。内容がちゃんと読めるかどうか、まずそこだけ確認してみてください。
「一般的な情報ではなく、独自の経験を共有する」——Google公式が解説する中小企業がAIに好かれる第一歩
Google Small Business公式(LinkedIn)
「一般的な情報」ではなく、「独自の経験」を共有する。AIモデルは、誰でも書けるような一般的な要約ではなく、信頼性の高い一次情報を求めている

Google公式が中小企業向けに出してるアドバイス、これがいちばんシンプルで刺さります。「一般的な情報」の出し方をやめて、「独自の経験」に焦点を当てろ、って話。
「初めての住宅購入者向け7つのコツ」より「なぜうちは検査を省略して費用を節約したのか」の方が強い、って例えが挙がっていました。これ完全にうちのブクマ化の設計思想と同じです。実際、この記事も「AI×ゼロクリック時代」を一般論として要約するだけじゃなく、俺自身がai-kidou.jpをAIパイプラインで運営してる一次体験に接続して書いてる。だからこの記事自体が、Google公式の言う「独自の経験」の実践例になってるってわけ。
あと地味に大事なのが「営業時間」「サービス内容」をテキストで直接載せろ、って部分。画像やグラフィックの中に情報を埋め込むと、検索エンジンもAIも読み取れない。うちで言うと、朝LIVEの曜日別スケジュール表を毎回本文の中にテキストテーブルで置いてるのも、実はこの理屈に沿ってる。
「初めての◯◯向け7つのコツ」のような一般論を書いていたら、それを自分の一次体験1つに置き換えて書き直してみてください。1箇所だけでも十分効果があります。無理に全部変える必要はない。
「設定からおよそ2時間後、AI Overviewsから消えていた」——鈴木謙一さん紹介のオプトアウト実測で分かったこと
バカに毛が生えたブログ(篠原氏の実測レポートを鈴木さんが紹介)
設定からおおよそ2時間後に複数のクエリにおいてAI Overviewsから消えているのを確認したとのことである

最後に紹介されてたのが、Search Consoleに実装された「検索の生成AI設定」です。AI OverviewsやAI Modeからサイトを非表示にできる、いわばオプトアウト機能。
これを実際に試した人がいて、設定から約2時間後には複数のクエリでAI Overviewsから消えたのを確認したらしい。ちゃんと機能します。ただし、URL単位じゃなくてサイト全体が対象。「公開すべきでない情報だけ除外」みたいな細かい制御はできないし、通常の検索インデックスには影響しない代わりに、Geminiの学習データとしては引き続き使われます。除外したいならGoogle-Extendedクローラーを別途ブロックする必要がある。
正直、うちはまだこの設定を使う予定はない。ここまで見てきた通り、AIへの露出は「AIモデルへの正確な情報提供」でありCVの入口でもあります。慌てて隠すより、まず①〜⑤の話を1つずつ実践して、それでも困る事情ができたら考える——そのくらいの温度感でいいと思ってる。
しかもね、この手の機能って一度オンにしたら忘れがちなんだよね。半年後に「あれ、なんでAI検索経由の流入が減ったんだっけ」って過去の自分の設定変更に気づかない、なんて事故は珍しくありません。設定を変える時は、変えた日付と理由をどこかにメモしておくのが結局いちばんの近道だと思う。
オプトアウトはまだ設定せず、自分のビジネスにAIからの露出が本当に必要かどうかを、まず考えてみてください。それだけで判断の質が変わる。
よくある質問
Q. AIで作った記事はSEOで不利になりますか?
A. この記事で紹介した通り、Googleが見ているのは「人間が書いたかAIか」ではなく「ページに有用な仕事の証拠が残っているか」です。制作者を隠すことより、独自の経験と一次情報を入れる方が効きます。
Q. 薄い記事をたくさん作るのと、1本の記事を厚くするの、どちらがいいですか?
A. 記事内で紹介した通り、AIエンジンは同一ドメインから2ページを引用することが稀なので、薄いページの量産は共食いになるだけです。似たテーマは1本にまとめる方が有利です。
Q. Search ConsoleのAI Overviewsオプトアウトは使うべきですか?
A. サイト全体が対象になる粗い設定で、通常のインデックスには影響しない一方、AIからの露出という機会も失います。慌てて設定せず、自分のビジネスにとって露出が必要かどうかから考えるのがおすすめです。
Q. 自社サイトのどこから手をつければいいですか?
A. 記事内のアクション表にある通り、まずは1記事に自分で撮った画像や実測データを1つ足すところからで大丈夫です。小さく始めて、独自の経験の比重を少しずつ増やしていくのがおすすめです。
Q. AIクローラーは全部ブロックした方が安全ですか?
A. 記事内で紹介した通り、CCBotのようなAI学習ボットをブロックすると、AIモデルがそもそも自社ブランドを認識できなくなります。守っているつもりが、AIの記憶から消えているだけということもあるので、ブロックする前に目的を確認するのがおすすめです。どのクローラーが何のために来ているのか、まず一覧で把握するところから始めるといいでしょう。
まとめ:サイトが要らなくなるんじゃない、味見役が要る
フィッシュキンさん、シェパードさん、モハナダサンさん、Google公式、そしてオプトアウトを実測した篠原さん。5人分の視点をまとめて読むと、結論は1つに揃います。ゼロクリック時代でもサイトは要らなくならない。要るのは、AIに丸投げしない部分——独自の経験・一次情報・最後の味見。
うちのAI氣道ブログも、記事を書く工程のほとんどはAIパイプラインに任せています。でも、どの原体験を使うか、どの一文を残すか、最後にゴーサインを出すのは俺自身。この記事も、その運用ルールの中で読み直しながら書いた。
今日紹介した5人分のアドバイスを1つの表にまとめると、①サイトは本拠地として残す ②文字数より証拠を残す ③薄いページより1本の包括記事 ④テキストで直接書く ⑤独自の経験を足す、の5つになります。全部を一気にやらなくていい。まずは今書いてる記事のどこか1箇所、自分にしか書けない一文を足すところから。
正直、この5つは特別なテクニックじゃない。むしろ地味だ。でも地味だからこそ、AIに丸投げした記事との差が、あとになってじわじわ効いてきます。今日から1つずつ、自分のペースで試してみて。
COLUMN
AIキッチンで「労力」を証明するには、味見役を手放すな

料理で言うとね、AIに全部作らせた鍋と、俺が味見しながら塩加減を直した鍋、見た目はどっちも湯気が立ってて美味しそうに見えます。でも一口食べたら分かるんだよ。奥から出汁が効いてるか、ただ塩を足しただけかって。今日紹介した「労力(effort)」の話は、まさにこの味の奥行きの話だった。
抱え込みOSってのは「自分が頑張らないと全部止まる」「止まったら死ぬ」っていう強迫観念のことです。 これで台所に立ってると、1人で仕込んで1人で味見して1人で出す羽目になります。忙しいのに味は薄い。労力はかけてるのに証拠が残らない、さっきの記事で言う「効いてない努力」ってやつになりがち。
うちのチームは今、Claude Codeを軸に「委ねるOS」を実践しています。未完成でも出す、作業をAIに委任する、その一歩を踏み出してる最中です。 下ごしらえは凛ちゃんとAIチームに任せてる。元記事を読んで、教材にして、下書きを組む。ここまでは全部厨房の仕事。でも塩を足すか足さないか、最後の味見は俺がやる。ここだけは渡さない。
実際、このブクマ化の仕組みも、書いた記事を機械のゲートに通して、出典や引用がちゃんと入ってるか毎回チェックしています。文字数だけ稼いだ記事は物理的に通せない作りにしてる。これがうちの「労力の証拠」の作り方。ゲートに通す前提で書くと、自然と一次情報を探しにいくようになるのが面白いところ。仕組みが先にあると、あとから頑張らなくて済む。
だから、AIで作ったサイトだから不利とか、そういう話じゃないんだよね……誰が最後の味見をしてるか。そこだけが、読んだ人に伝わります。あなたのサイトも、味見してる人の顔が見えるかどうか、一回チェックしてみてほしい。きっと直すべき場所が見えてきます。
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関連記事
友くんが落語解説動画をAIで作って気づいた「AI臭さ」の正体。この記事のFishkin氏の主張と地続きの話。
他人の記事を読んで、自分の実践に接続して書いた回。ブクマ化の書き方そのものの実例。
「本拠地(ホーム)」というキーワードが重なる回。サイトも人も、最後に立ち返る場所の話。
参考リンク
ランド・フィッシュキン氏による原文。動画での解説も見られる。
サイラス・シェパード氏による「労力(effort)」の詳しい解説。
AI検索・テクニカルSEOの専門家による実務アドバイスの原文投稿。
中小企業向けにGoogleが公式に出しているAI時代のコンテンツ指南。
篠原氏によるオプトアウト機能の実測レポート。
📄 今回紹介した記事
| 著者 | 鈴木 謙一 |
| 媒体 | Web担当者Forum(株式会社インプレス) |
| 公開日 | 2026年8月21日 |
| 元URL | https://webtan.impress.co.jp/e/2026/08/21/53131 |
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