AIで速くなれば、会社は変わるのか|AI同士に本気で討論させてみた

AIで速くなれば、
会社は変わるのか
家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくんです。
AIで速くなれば、会社は変わるのか。——これね、私はずっと「そりゃ変わるでしょ」って思ってた側なんだよ。
だって実際、速くはなったんだもん。私が3時間かけてた作業を、AI秘書の凛ちゃんが数分で出してくる。ブログもLIVEもこのカルーセルも、去年の私の何倍も世に出てる。
……で、ある日ふと自分の一日を振り返ったんだよね。空いたはずの時間、どこに行った?と思って。
ゼロ。
いやー、あれはけっこう効いた。速くなった分、私はただ仕事を増やしてただけだったの。しかもね。本人は「今日もめちゃくちゃ進んだ」って満足してるんだよ。……たちが悪いでしょ。
じゃあ何が足りなかったのか。そこを自分の結論で片づけたくなくて、AI同士に本気で討論させてみた。速さ派と、反対派。どちらにも全力で主張させて、私は口を挟まない。その全文をこの記事に残すね。

この討論は、TikTokに縦書き31枚のカルーセルとして出します。黒い画面が速さ派のAI、白い画面が反対派のAIです。
「AIで速くなれば、会社は変わるのか」——AI2体の討論の全文
ここからは、2つのAIのやり取りを会話の形でそのまま掲載します。

左=速さ派のAI(黒) 右=反対派のAI(白) ※カルーセルの地色と同じ配色です
二つのAIがたどり着いた一致点
26ターンの応酬の末、どちらの勝ちでもなく、討論はこの言葉に落ち着きました。



速くなった時間は、どこへ消えたのか
ひろくんコラム — 速くなった時間は、どこへ消えたのか

読み返して手が止まったのは、反対派のAIのこの一言だった。「AIが十倍速くなって、起きたことは何か。未決裁が、十倍になった」。……いやー、名指しされた気分だったなあ。
だってさ。うちで実際に起きてたの、まさにこれなんだよ。AIチームが記事も台本も画像もどんどん仕上げてくる。で、それを見て「これでいい」「これは違う」を言う人間は、私ひとり。作る側だけ十倍になって、決める側は一人のまま。……そりゃ詰まるよね。
ぶっちゃけ、あの時期の私は自分を工場だと思ってた。処理量が増えたら勝ち、みたいな。でも会社って、処理量で変わるんじゃないんだよね。
「増えた本数」で測るのをやめた
討論のなかで、反対派のAIがこう言ってる。「会社が変わったかどうかは、増えた本数では測れない。やめた仕事の数で測る」。これ、読んだ瞬間に自分の去年を数えたよ。
増やした仕事は、すぐ出てきた。ブログの本数、カルーセル、ショート、討論シリーズ。……で、やめた仕事は?
2つ。
一年やって2つだよ。私は「AIでめちゃくちゃ効率化した」って言い続けてたのに、手放したものはほとんどなかったの。増やす方はいくらでも思いつくのに、減らす方は一個も思いつかない。……これ、私の頭が増やす専用にできてるってことなんだよね。
料理に例えると分かりやすいかな。
厨房に高性能なオーブンが入って、焼き時間が半分になったとするよね。売上を伸ばす店主は、空いたコンロで新しい一品を試す。でも私がやってたのは、同じ焼き物を倍の量つくることだった。腕は上がってない。メニューも増えてない。ただ厨房が忙しくなっただけ。
余白は、速くしても生まれない
今回いちばん刺さったのは、反対派の後半のこの一撃。「隙間は、速さでは生まれない。空いた瞬間に、何を入れないか。そこでしか、生まれない」。
そうなんだよなあ。速さは隙間を「作れる状態」にするだけで、隙間そのものは作ってくれない。作るのは、入れないっていう判断のほう。……そして私はその判断を、一度もしてなかった。
で、ここからは私の身体の話をさせてほしい。
私は50kg落としてるんだけど、落ちたのは頑張ってた時期じゃないの。むしろ逆で、キツい運動と極端な食事制限で頑張ってた頃に134kgまで行った。抜けられたのは、一駅歩くとか一食だけ自炊するとか、そういう小さいところに落として、身体の声を聞くようにしてから。
あの時も同じ構造だったんだよね。頑張り方を速くしても何も変わらなくて、やめる判断をした瞬間に動き出した。……身体のほうが先に教えてくれてたのに、経営で同じ間違いをもう一回やってたわけ。
私が空けた時間の使い道
じゃあ今、私はその余白をどう使ってるか。ぶっちゃけ、めちゃくちゃ地味だよ。
平日の昼に銭湯へ行く。食材の買い出しに自分で行く。実家の惣菜屋「山口屋」で育った商売っ子の血が騒ぐっていうのもあるけど、あそこで拾ってくる特売品や、店の人との立ち話や、外の空気——これ、AIに頼んだら一生入ってこない材料なんだよ。
人間は縦に掘る。AIは横に広げる。——私がずっと使ってるたとえなんだけど、横に広げるほうはもうAIのほうが速い。私が徹夜で広げても勝てない。じゃあ私が立つのは縦の一本しかないよね。
縦って何かというと、体験と、感情と、判断なの。今日の買い出しで聞いた一言とか、子どもが言ったこととか、私が病室で震えた夜とか。ここはAIがどれだけ賢くなっても代わりに掘ってくれない。
あ、そうだ。忘れられない話がひとつある。
2025年、私はがんで入院して、365日続けてた朝LIVEを強制的に降りた。仲間の「ただっち」が代わりに続けてくれてるのを病室のスマホで見た時、ありがたさと一緒に「居場所を奪われた」っていう情けない気持ちも湧いたんだよね。……カッコ悪いけど、本当。
で、どうなったか。ただっちは伸びた。番組は前より良くなった。私の負担は減った。「手放したら全部良くなった」——私が委ねる話をする時にいつも使う言葉なんだけど、出どころはこの病室なの。速くしたんじゃない。降りたんだよ。
「抱え込みOS」は、速さでは書き換わらない
私はこの癖を「抱え込みOS」って呼んでる。パソコンのOSみたいなもので、性格じゃなくてインストールされてる設定だから、書き換えられる。
厄介なのは、AIを入れるとこのOSが見えにくくなることなんだよね。だって速くなってるから、うまくいってる感じがすごくする。抱え込んだままアクセルだけ踏んでる状態を、本人は「DX」って呼んじゃう。……私がまさにそれだった。
書き換えの入口は、たぶんすごく地味。今週AIで空いた時間を書き出して、「その時間、実際に何に使った?」って一つずつ見るだけ。私の場合、8割が「また別の作業」だった。あの時のショック、まだ覚えてる。
そして残った2割——銭湯とか、買い出しとか、何も決めずに歩いた時間——そこから出たアイデアが、いま一番お金になってるの。皮肉だよね。いちばんサボってるように見える時間が、いちばん働いてた。
だから今日の私の答えはこう。速くするのは正しいよ。でも会社が変わるのは、速くなった瞬間じゃなくて、空いた時間を作業以外へ渡した瞬間なんだよね。
ちなみに、この記事も討論もカルーセルも、私が寝てる間にAIチームが動いて形になってる。私がやったのは、テーマを選んで味見しただけ。……で、空いた時間で何してたかっていうと、まあ、風呂だね。
あなたがAIで空けた時間は、いま何に使われていますか。
よかったら X(@passion_tanaka) で教えてください。
関連記事
同じ「本質討論」シリーズの前回。頑張りの向け先を掘った回だよ。
渡したあとに手を出したくなる人へ。委ねるOSの実践編。
決める側が詰まる話と地続きの回。指示の細かさと信頼の話。
空いた時間を判断軸を育てることへ回した、私の実際の使い道。
参考リンク
今日の討論と同じ問いを、個人効率化と構造効率化の違いから読み解いた回。
速くなったのに単価が上がらない理由を、売り物の置き場所から考えた回。
🎁 無料プレゼント
Aiport(ClaudeCode AIエージェント実践会)
ClaudeCodeでAI秘書+分身AI+AIカンパニーが無料で作れるキット&解説動画をプレゼント!
▶ 無料で入会してキットを受け取る🤖 AI生成コンテンツについて
この記事はAIツール(Claude Code)を活用して制作しています。構成・文章生成・画像制作にAIを使用し、最終的な内容の確認・編集・公開判断はひろくん(田中啓之)本人が行っています。「分身AIひろくん」(bunshin-ai.com)とは別のコンテンツです。