
AI × 子育て
「AIでしょ、この動画」
α世代の息子が選んだ「人の手」
2026年9月29日
家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくんです。
動画を見た息子が、ひと目で「AIでしょ」と言いました。そして「人の手でやったほうが魂こもっていい」と。α世代はそういう感覚なのかも、と思って調べると、小中学生の9割近くがAIで作ったものに気づいた経験を持っていました。
3行でわかるポイント
- 小中学生の9割近くが、AIで作った動画や画像に「不自然さ」で気づいた経験がある(ニフティ調査)
- α世代は調べものや作業はAIに任せても、気持ちや判断は人に求める(Razorfish調査)
- AIで発信するなら、人の手を入れた工程とAI使用を見せる。子どもに見てもらうのが一番正直なチェック

2026年4月2日発表/有効回答2,018件/この記事の中心にした調査です
「AIでしょ、この動画」と言った息子

「AIでしょ、この動画」
ある動画を見ていた息子の一言です。続けて、こう言いました。
「やっぱAIじゃなく人の手でやったほうが魂こもっていいな」
私は毎日AIを触っています。仕事でも発信でも、AIで作ったものを外に出しています。そんな私の家で、息子はAIかどうかを自分の目で判断して、そのうえで「人の手」を選びました。
α世代は、そういう感覚なのかも。
そう思ったので、今回は調べてみました。子どもたちは本当にAIで作ったものに気づいているのか。気づいたうえで、どう感じているのか。国内外の調査を読んで分かったことを、AIを使って発信している私の立場からまとめます。
小中学生の9割近くが「AIで作った」に気づいた経験あり

まず、日本の子どもたちの実態です。ニフティ株式会社が、小中学生を中心とする「ニフティキッズ」の訪問者に聞いた調査があります(2026年4月2日発表)。期間は2026年1月20日~2月23日、有効回答は2,018件のインターネット調査です。
結果はこうでした。
- AIを使ったことがある小中学生は95%以上
- SNSや動画サイトでAIが作った動画や画像に気づいた経験は、約65%が「よくある」。「たまにある」を合わせると9割近く
- 気づいた手がかりは「どこか不自然に感じる」「現実ではありえない動きをしている」など
- AIを使うと「考える力が減ると思う」は44.6%
息子の「AIでしょ」は、特別な目利きではなかったんです。今の小中学生の多くが、同じように「なんとなく不自然」で気づいています。
小学4年生からの声もあります。博報堂教育財団こども研究所が、小学4年~中学3年生1,200人に聞いた調査です(2025年9月18日公開)。生成AIのイメージは「楽しい」80.1%、「味方」73.2%。それでも「信頼できる」は半数未満でした。
楽しいし味方。でも、信頼まではしていない。この距離感は、息子の一言にも重なって見えます。
α世代は、気持ちと判断を「人」に求めている

α世代は、オーストラリアの社会調査会社McCrindleが名付けた世代で、2010年から2024年に生まれた子どもたちを指します(McCrindle)。2010年はiPadが発売され、Instagramが生まれた年です。
この世代とAIの関係を調べたのが、米国の広告会社Razorfishの調査です(2026年6月発表)。9~15歳の約1,000人に、2025年11月に聞いています。
- AIを毎日使う子は22%
- 使い道は宿題が53%、趣味や遊びが43%
- 個人的な相談は、人に聞きたいが76%
- 買い物のおすすめを人に求めるのは54%
調べものや作業はAIに頼む。でも、気持ちや判断は人に聞く。Razorfishは「AIで先に動く場面と、共感で先に動く場面の見極めが要る」とまとめていました。
AI氣道『Opus5.5とAIエージェントで動画制作が均質化、品質85〜92点の現実』より
「作る・語る・評価する、が順番にAI側へ寄っていって、それでも最後に残るのは「どうありたいか」。」
作業がAIに渡っていっても、最後に人に残るものがある。まさおさんの動画を紹介した回で、私はこう『Opus5.5とAIエージェントで動画制作が均質化、品質85〜92点の現実』で書いています。
「人の手」を求める声は、大人にも広がっている

子どもだけの話ではありません。10代の声として、米国のCommon Sense Mediaが13~18歳の1,045人に聞いた調査があります(2025年1月29日発表)。AIで作ったコンテンツには、はっきり表示や透かしを付けてほしいという10代は73%でした。
大人も同じ方向です。SNS運用ツールのSprout Socialが、米国・英国・オーストラリアの消費者2,300人以上に聞いた「2026 Social Media Content Strategy Report」では、ブランドに最優先してほしいこととして、人が作ったコンテンツが1位に挙がりました(Sprout Social)。
AIで作ること自体が悪い、という話ではないと私は読みました。AIか人か、分かる形で出してほしい。そして、人の手が入ったものを見たい。そういう声です。
AI氣道『AIっぽくない画像を作る画風プロンプト38種類を前田さんが解説。ブログの見出し画像から「AI感」を消す4つのコツと具体例集』より
「「AIっぽさ」を消す4つの共通原理。不完全さの明示。物理的な質感。余白と色数の制限。禁止事項の明記。この4点です。」
AIっぽさを消す工夫そのものは、前田さんの記事を紹介したときに、38種類を実際に試して『AIっぽくない画像を作る画風プロンプト38種類を前田さんが解説。ブログの見出し画像から「AI感」を消す4つのコツと具体例集』で書いています。
ただ、今回の調査を読んで思ったのは、見た目のAIっぽさを消すだけでは足りないかもしれない、ということです。息子が見ていたのは、見た目より「魂こもってるかどうか」でした。
毎日AIを使う私は、魂をどこに置くのか

ここで、自分に返ってきます。私はAIに委ねて、人は積み減らして生き直す、を軸にしています。ブログも動画も、AIに手伝ってもらって出しています。
じゃあ、魂はどこに置くのか。この問いには、以前AI同士に討論させた記事で、自分なりの答えを書いていました。
AI氣道『仕事を型にすると、魂は薄まるのか|AI同士に本気で討論させてみた』より
「答えは、違う。渡すのは実行と量産のボール。魂は渡さない。先に自分で掘って、何を守りたいか、どこで違和感が出るかを言葉にして、それを型に込める。込め終わってから、実行を渡す。」
型にすると魂が薄まるのか。私が一番長く考えてきた問いへの答えを『仕事を型にすると、魂は薄まるのか|AI同士に本気で討論させてみた』で書いています。
禅の話から考えた線引きもあります。
AI氣道『AIに任せていい仕事、任せたら意味がない仕事|800年前の禅僧の答え』より
「私がずっと言ってる「AIは横に広げる。人間は縦に掘る」って、実はこれと同じことだったんだ。」
道元と典座の老僧の話から、AIに渡すものと手に残すものの境目を『AIに任せていい仕事、任せたら意味がない仕事|800年前の禅僧の答え』で書いています。
息子の「人の手でやったほうが魂こもっていい」は、この線引きを外から言い当てられた感じがしました。AIが横に広げた動画でも、人が縦に掘った跡が見えなければ、α世代には「AIでしょ」で終わってしまうのかもしれません。
AIで発信する人が、今日からできること

最近の私の動画づくりでも、同じ線を引いていました。肉のハナマサの非公式CMを、AIで作り直したときの話です。
AI氣道『肉のハナマサの非公式CMを最新版にした話|歌詞だけ残して曲と映像はAIに任せてみた』より
「私が実際にやったのは判断だけです。歌詞を残すかどうか。実写風にするかどうか。最後の絵をどう残すか。ここだけは私が決めました。」
曲と映像をAIに任せても、残す判断は自分でしました。その記録を『肉のハナマサの非公式CMを最新版にした話|歌詞だけ残して曲と映像はAIに任せてみた』で書いています。
今回の調査と息子の一言から、AIで発信している方に試してほしいことを3つにまとめます。
- 人の手を入れた工程を、1つ決めて書く。何を選んで、何を残したか。判断の跡を発信の中で見せます。
- AIを使ったことを表示する。10代の73%が表示を望んでいます。隠すより、使い方を見せるほうが伝わります。
- 身近な子どもに見てもらう。「AIでしょ」と言われたら、どこでそう感じたかを聞いてみてください。一番正直な感想がもらえます。
私も、次の動画は息子に見せてから出してみようかな。
よくある質問
Q. α世代とは何歳くらいの世代ですか?
A. McCrindleの定義では、2010年から2024年に生まれた世代です。2026年時点では、小学生から中学生くらいまでが中心です。
Q. 子どもはAIで作った動画を見分けられるのですか?
A. ニフティの調査では、小中学生の9割近くがAIで作った動画や画像に気づいた経験があると答えています。手がかりは「どこか不自然に感じる」「現実ではありえない動きをしている」などでした。必ず見分けられるという意味ではありません。
Q. AIで動画を作って発信するのはやめたほうがいいですか?
A. 私はやめません。作業はAIに任せて、何を残すかの判断は自分でします。AIを使ったことを表示し、人の手を入れた工程を見せるほうが伝わると考えています。
「AIでしょ」の先に、人の手を見せる

息子の「AIでしょ、この動画」は、今の小中学生の多くが持っている感覚でした。9割近くがAIで作ったものに気づいた経験があり、楽しい、味方とは思っていても、信頼までは預けていません。
そして10代も大人も、AIか人か分かる形で出してほしい、人の手が入ったものを見たいと答えています。
息子が選んだのは、見た目の上手さより「魂こもってるかどうか」でした。AIに委ねるのは実行と量産。魂は渡さない。息子の一言で、この線引きを改めて確かめました。
COLUMN
息子の一言を、そのまま記事にした理由

「AIでしょこの動画」。息子の一言です。
やっぱAIじゃなく人の手でやったほうが魂こもっていいな、と。
α世代はそういう感覚なのかも。そう思ったので、この一言から記事を書きました。
私はAIで発信している側です。だからこそ、息子が選んだ「人の手」という言葉は、流さずに残しておきたかったんです。
AIに書き直しを任せて、私は味見だけをする。その仕組みの話は、分身AI.comの『AIが合格点を出すまで自分で書き直す仕組みを作ったら、私は味見だけで済むようになった』に書いています。
👉 分身AIとの付き合い方は分身AI.comもチェックしてね!
関連記事
型にすると魂は薄まるのか。AI同士の討論から出した答え
AIは横に広げる、人間は縦に掘る。禅僧の話から考えた線引き
AIっぽさを消す4つの共通原理と、38種類の画風の実例
曲と映像をAIに任せ、残す判断は自分でした動画づくりの記録
参考リンク
2026年4月2日発表・有効回答2,018件
2025年9月18日公開・小4〜中3の1,200人
2026年6月9日発表・9〜15歳 約1,000人
2025年1月29日発表・13〜18歳1,045人
米英豪の消費者2,300人以上
α世代の定義(2010〜2024年生まれ)
📄 今回紹介した記事
| 著者 | ニフティ株式会社 |
| 媒体 | PR TIMES |
| 公開日 | 2026年4月2日 |
| 元URL | prtimes.jp(ニフティ調査リリース) |
🎁 無料プレゼント
Aiport(ClaudeCode AIエージェント実践会)
ClaudeCodeでAI秘書+分身AI+AIカンパニーが無料で作れるキット&解説動画をプレゼント!
▶ 無料で入会してキットを受け取る🤖 AI生成コンテンツについて
この記事はAIツール(Claude Code)を活用して制作しています。構成・文章生成にAIを使用し、最終的な内容の確認・編集・公開判断はひろくん(田中啓之)本人が行っています。「分身AIひろくん」(bunshin-ai.com)とは別のコンテンツです。
AI氣道 — 三方よしのAI活用
家事と子育てのスキマで経営する、ひろくんのAIブログ
📺 毎朝無料LIVE配信中!見逃しても大丈夫、アーカイブも完全無料。
記事も完全無料。見逃しても大丈夫!
YouTubeチャンネル: @AIKIDO-GPTs
| 曜日 | 時間 | メインホスト | ゲスト | テーマ |
|---|---|---|---|---|
| 月 | 7:00〜 | ひろくん | ただっち | AI最新ニュース・実験 |
| 月 | 13:00〜 | ひろくん | れんくん(戸野塚蓮) | AI経営術LIVE |
| 火 | 6:30〜 | ひろくん | 公ちゃん | 共感ストーリー×分身AI |
| 水 | 6:30〜 | ひろくん | 高崎さん・たくみくん | AI×開発・教育 |
| 木 | 7:00〜 | ただっち | ともみん | AI×デザイン |
| 金 | 7:00〜 | ただっち | 友くん | AIツール最前線 |
| 土 | 7:00〜 | ただっち | ゆきちゃん | AI×起業・発信 |
| 日 | 7:00〜 / 7:30〜 | WACAコラボ | ひろくん+仲間たち | 生成AI最新ニュースまとめ |
📍 日曜7:00〜のLIVEは無料視聴、7:30〜のZOOM LIVEは登録制です。詳細・登録はこちら
🔥 火曜15:00〜 社長モテる化計画LIVEもやってるよ!