WATCH REPORT

「フリーランスはもうお勧めしません」とイケハヤさんが謝罪。
仕事がAIで置き換わる今、会社員の副業を考える

2026.09.29

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回は、YouTube「イケハヤ大学2.0」から、イケハヤさんがこれまで勧めてきたフリーランスを撤回して謝罪した回を紹介するね。

テーマは「入口の仕事から専門職までAIが置き換えていく時代に、一人で全部抱え込むか、委ねて積み減らすか」。イケハヤさんは、動画を公開しているYouTubeチャンネル「イケハヤ大学2.0」の話し手で、動画の中では兼業農家だと話し、AIで作った自作ゲームも出しています。動画の最後にはそのゲームの宣伝が入るので、先にお伝えしておきます。動画で語られた話と、私の読みを、分けてお届けするね。

3行でわかるポイント

  1. 入口の仕事から専門職まで、AIが置き換える。イケハヤさんの体感では、サムネ1枚が昔は3000円ほど、いまは5円ほど。ゲームや3Dも、ド素人が一人で作れる、と本人は話します
  2. 数字は全部、本人の体感と予測。「あと2年」に根拠は示されず、統計や調査も動画には出てきません
  3. 料理に例えると、一人で厨房を回す傭兵か、畑と厨房を仲間と分け合う共創か。各章の最後に、小さな一手を置きました

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01

「フリーランスもうお勧めしません」——2011年から勧めてきた人の謝り方

勧めた道を示す道しるべの看板が、撤回の向きに回される、謝罪から始める図解
動画キャプチャ: 左上の帯「今日は謝罪回です」が出ている場面
動画キャプチャ: 左上の帯「今日は謝罪回です」が出ている場面(11:55頃)

開始14秒、ハンチング帽にメガネのイケハヤさんが、そのまま本題に入ります。

イケハヤさん

「今日の話何かというとねフリーランスもうお勧めしません フリーランスはお勧めしませんというね話をちょっとさせてくださいというのはこれはすいません」(0:14)

まず謝罪から入り、サラリーマンで消耗するくらいならフリーランスをやろうよ、と昔から勧めてきたことを謝る。いつ頃からか、本人の記憶はこうです。

イケハヤさん

「2011年ぐらいから言ってたかもしれない」(0:38)

「かもしれない」と付いているので、記憶の話。その話を聞いてフリーランスになった人がいるかもしれない、という自覚のすぐあとに「すいません」が出てきます。年数を盛らずに謝る!この素直さが動画の一番の収穫だなって、私は見ています。

終盤の11:35、傭兵の話の直後に、本人は今日の位置づけを言い直します。11:55のフレームでは、左上の帯が「今日は謝罪回です」。

イケハヤさん

「なのでちょっと今日の配信は謝罪回ですよ」(11:35)

イケハヤさん

「もう昔の本当は撤回したい」(11:43)

イケハヤさん

「10年前はフリーランスお勧めできてました」(11:43)

二つの引用の前後は、文字起こしが崩れて聞き取れない部分があるため、聞き取れた語だけを引いています。「謝罪回ですよ」と言う同じ口が、「撤回したい」とも、「10年前はお勧めできてました」とも言う。4:26には「それ別にその頃は間違ってないよ」もあります。撤回するのに、間違いだったとは言わないってこと。この緊張が動画の芯だと、私は見ました。何が変わったのかは、次の章で。

私にも、中身の薄い商品を売って、クレームをもらった過去があります。相手も商品も、ここには書きません。そこから生まれたのが、「期待値コントロール+内容しっかり」という信念。イケハヤさんの謝罪は、私には、その頃の勧め方の期待値を、いまの現実に合わせ直す動きに見えます。ただ、フリーランスになった人が受けた具体的な影響への対応は、動画に出てきません。確かめられたのは、撤回と反省の宣言まで。そこから先は、勝手に補わずに置いておきます。

一つだけ棚卸し。「あの人に勧めたあれ、いまも勧められる?」。5分でいいので、これまで人に勧めたものを1つ選び、答えを一言で紙に書いてみてください。書けたら終わりです。

02

「それ別にその頃は間違ってないよ」——手のひら返しではなく、視座の履歴として読む

同じ一本の道を、低い丘からは見通せ、高い展望台からは霧で見えにくい、視座の履歴の図解
動画キャプチャ: 帯「この2年で仕事が激減」と字幕「それで「フリーランスになるといいよ」って言ってたんだよね」の場面
動画キャプチャ: 帯「この2年で仕事が激減」と、字幕「それで「フリーランスになるといいよ」って言ってたんだよね」の場面(4:26頃)

「その頃は間違ってない」と「今は無理」は、4分26秒と27秒。1秒しか離れていない二言です。その前に、イケハヤさんは少し前の実感を振り返ります。

イケハヤさん

「それでフリーランスになるといいよって言ってたんだよね」(4:23)

少し前は、フリーランスになれば実際に食えた。だから勧めていた、という筋道なんです。その上で、自分の昔の助言を、こう位置づけます。

イケハヤさん

「それ別にその頃は間違ってないよ」(4:26)

声を張るでもなく、いったん言い切る。そして次の一言が来ます。

イケハヤさん

「でもさ今はもう無理です」(4:27)

エントリークラス、つまり経験がなくても入れた簡単な仕事についても、続けて言い切ります。

イケハヤさん

「簡単な仕事はもうないですよ」(4:32)

11:35の「謝罪回ですよ」と、この4:26の「間違ってない」。並べると矛盾に見えます。魂磨きの読み方で見ると、こうです。魂磨きは、毎日欠かさない内省。視座が変われば、同じ過去の見え方も変わると考えます。大事なのは、出来事の事実も、当時の感情や解釈も、消さないことなんです。

私の整理では、当時はこう見えた。2015年前後は、ブラック企業がいっぱいある時代で、消耗するくらいならフリーランス、と勧めていました。視座が変わった理由は、AIで入口の仕事や専門職の仕事が置き換わったことです。今はこう見える。簡単な仕事はない。この3行が、4:26と4:27の間に畳まれています。

本人も、手のひら返しに聞こえるだろうと先に断っています(0:57ごろ。文字起こしが崩れていて、私の聞き取りです)。呼ぶ人もいるはずです。私が見るのは、変えたことよりも、変えた理由が語られているかどうか。イケハヤさんは、時代を理由に挙げています。「間違ってなかった」を認めるから、「今は無理」が言い訳に聞こえない。変えたことを隠さず、なぜ変わったかを添えます。その置き方は、信頼の作り方だと思います。

三行の履歴書き。「あの頃の自分の助言、間違ってなかったよな」と思うものを1つ選び、当時の見え方、変わった理由、今の見え方を3行で。10分あれば書けます。3行が埋まれば終わりです。

03

「月5万から10万はいけるみたいな社会はあったんですよ」——入口の仕事が消えた

大きな3000円の硬貨と豆粒の5円の硬貨、下の段が消えた梯子の、入口の仕事が消えた図解
動画キャプチャ: スライド「YouTubeのサムネイル1枚 昔3,000円 いま5円 AIで作ると」
動画キャプチャ: スライド「YouTubeのサムネイル1枚 昔3,000円 いま5円(AIで作ると)」(3:52頃)

月5万から10万。イケハヤさんは、昔の入口の仕事を、こう振り返ります。

イケハヤさん

「月5万から10万はいけるみたいな社会はあったんですよ」(2:06)

無職の人も学生も、仕事があった。2:11からはAIで消えた仕事が、文字起こし、ライティング、ウェブデザイン、ロゴ、動画編集と並び、3:20のチャプターは「サムネ1枚3,000円の時代」という区切りです。

イケハヤさん

「1枚3000円とかぼったくりやんって感じだね」(3:40)

イケハヤさん

「5円ぐらいで作れる1枚5円ですよ」(3:47)

3000円が5円。3000÷5で、600分の1って感じです!最初の一歩の値段が消えた。私はそう見ています。経験の浅い人ほど、直撃を受ける数字です。3000円が5円になれば、入口に立つ人の取り分が消える。そう考えている。ただ、5円は本人の体感で、市場の相場ではありません。

4:42、話は入口の仕事だけで終わりません。本人の例は、いま作っているゲーム。昔はエンジニアやゲームデザイナーが専門の技能として担い、3Dのモデルデザインもその一つ。

イケハヤさん

「これも今全部AIができるようになってるんですよ」(4:58)

イケハヤさん

「ド素人のゲーム制作始めたばっかりの人間が」(5:02)

別にそこそこ面白いゲームが作れている、と本人は続けます。専門技能を持っていた人たちの仕事のニーズは、どんどんなくなり、「恐ろしい」とも言う。私にはこの一言が、本気度の表れに聞こえます。

動画の最後には、先にお伝えした自作ゲーム「月蝕綺譚」の宣伝が入ります。私が確かめた範囲では、本人の説明は、フルAIで作った、課金なし、広告なし、というもの。ダウンロード数の「3000何百」も本人の発言で、公式の集計は確認していません。宣伝と分かったうえで、この話は、AIを使い倒した本人の実演として味見します。

入口から専門職まで、広い範囲が置き換わるという点が、この動画の芯だと私は見ている。5円とゲームの話に、私の役割分担の言葉を当てます。人間は縦に掘る。AIは横に広げる。

サムネ1枚を作る手間や、ゲームの3Dモデルのような作業は、AIが横に広げやすい部分に見えます。5円まで下がったのは、その部分だ。一方で、誰に向けて何のために出すのかを掘るのは、AIの出力に「違う」と言える現場を持つ人の縦の仕事だと、私は見ています。縦と横はイケハヤさんの言葉ではなく、私の読みだ。

縦に掘る話は、私も、「AIスキルだけでは稼げない」と書いた回でも書いています。

二列の仕分け表。請けている仕事を「AIで横に広がる作業」と「自分の現場が要る作業」に振り分けてみてください。15分で、2列が埋まれば終わりです。

04

「まず普通にホワイト企業に入りましょう」——「つまらない答え」を私の言葉で読み替える

昼の会社の建物から5時の時計を経て、夜の机のノートPCでAI副業へ続く、配分の図解
動画キャプチャ: スライド「今の最強の生き方 ホワイト企業に勤める × AIで副業」
動画キャプチャ: スライド「今の最強の生き方 ホワイト企業に勤める × AIで副業」(6:44頃)

5:45、イケハヤさんは答えの前に、こう断ります。

イケハヤさん

「つまんない答えです」(5:45)

結論を出す前に「つまんない」と自分で言う。この前置きに、私は誠実さを感じました。そのうえで、こう言います。

イケハヤさん

「まず普通にホワイト企業に入りましょう」(5:46)

理由は時代の違い。昔フリーランスを勧めていた2015年前後は、ブラック企業がいっぱいありました。10年で露骨なブラックはかなり減った、と本人は見ています。

6:37、帯が「答え:ホワイト企業+AI副業」に替わり、9時5時で帰ってからAIで副業をする、という組み立てを、こう言い切る。

イケハヤさん

「最強の生き方と言っていい」(6:36)

7:26からは副業の中身です。朝早起きしてAIを使い、動画編集、YouTube、ゲーム、アニメ、ウェブサービス、アプリと、何でもいいと本人は挙げます。会社員の仕事はちゃんとやり、給料をもらい、あとの時間で副業をやる。これが最強だ、と続きます。私が引っかかるのは、「どっちが本業か分かんないぐらい」と言い切るところです。副業に力を入れる話なのに、会社員の仕事はちゃんとやる、が前提として残っている。この二つを、私は矛盾ではなく、本業を土台に置いた配分の話として受け取ります。

ここから先は、イケハヤさんの話ではなく私の読み。会社勤めは、一人で全部背負う形をやめて、会社という器に生活の土台を預け、空いた時間と気力をAIと自分の遊び場に回す配分だと、私は見ています。逃げではなく、配分の選び方。答えが地味なのは、新しい方法ではなく、選び直しだからなんです。「会社員になれ」を、後ろ向きな助言と読むか、配分の選び直しと読むか。私は後者です。

会社に入ったあとの動き方の材料になるのが、Claudeで稼ぐ前に、痛い仕事を一つ減らす。AIコンサルの最小実践を視聴レポという回です。

渡す作業の依頼票。副業をやるなら、AIに渡す作業は何か。1つ選んで、渡す内容と終わりの条件を3行で書いてみてください。15分で、3行が埋まれば終わりです。

05

「もしかしたらあと2年ぐらいしかいれないかもしれない」——予測は賞味期限つきの助言として味見する

賞味期限の札がついた予測の瓶と、あと2年の砂時計、味見の匙の図解
動画キャプチャ: 帯「それも、あと2年かもしれない」と字幕「もしかしたらあと2年ぐらいしか言えないかもしれない」の場面
動画キャプチャ: 帯「それも、あと2年かもしれない」と、字幕「もしかしたらあと2年ぐらいしか言えないかもしれない」の場面(9:22頃)

あと2年。イケハヤさんは、自分の助言にも期限を付けます。ホワイトカラーの仕事はどんどん減り、日本は解雇が難しく、雇用を守る意識が強いから、じわじわ進む、と本人は見ています。

イケハヤさん

「もしかしたらあと2年ぐらいしかいれないかもしれない」(9:21)

2年より先の話は、こう。

イケハヤさん

「その先は正直よくわかんないです」(9:23)

そのさらに先の景色を、こう語ります。

イケハヤさん

「ホワイトカラーは本当にもう超一部の専門技能になってくと思います」(10:07)

AIエージェントを回して、あらゆる仕事を回せる人は極一部、と本人は言います。「思います」と付いているので、予測。2年という数字にも、根拠は示されない。

予測は、出した時点でおいしいかどうか分からない料理に似ています。だから、食べて確かめる、つまり味見が要るんです。味見とは、出てきたものを見て、感じて、違和感があれば返すこと。

予測の味見は、誰が言ったのか、何を根拠にしているのか、いつ確かめられるのか、の3つの問いです。この動画では、誰がは本人、根拠は示されず、いつは2年後。3色に塗り分けると、青の実体験にはサムネの3000円と5円、橙の予測にはあと2年と超一部の専門技能が入ります。緑の出典つきの数字は、私が確かめた範囲でゼロでした。

色分けの発想は、AIに採点させる基準を「数えられる事実」で書き直した記事「AIが合格点を出すまで自分で書き直す仕組みを作ったら、私は味見だけで済むようになった」と、同じ向きの話。

根拠が示されない予測でも、私は否定しません。現場で見ている人の肌感覚は、貴重な一次情報になるからです。ただ、肌感覚は肌感覚のまま棚に置き、外れても困らない範囲で行動に混ぜる。予測には賞味期限がある、と私は思っています。2年後に見返して、塗り直せばいい!塗り直しのたびに、私の見立ても更新されます。

三色の塗り分け。最近見た解説動画から主張を10個拾い、実体験は青、予測は橙、出典つきの数字は緑で塗ってみてください。20分ほどで、緑が0でも、塗り終えれば終わりです。

06

「みんな農業やった方がいい」——本気で言った、と話者は明言している

空にAIの雲が広がっても、山あいの棚田と稲穂が静かに残る、農業という選択の図解
動画キャプチャ: 帯「農業という選択肢」と字幕「もう、そこ田んぼです。今度見せますね、田んぼ」の場面
動画キャプチャ: 帯「農業という選択肢」と、字幕「もう、そこ田んぼです。今度見せますね、田んぼ」の場面(9:31頃)

9:28、イケハヤさんは「そこ田んぼです」と話し、そのまま農業の勧めへ転がっていきます。9:30には、田んぼを今度見せる、とも言います。

イケハヤさん

「もうねみんな農業やった方がいいよ本当に」(9:31)

冗談ではなく、本人が「これは本気で言ってます」と明言し、理由を続ける。AIが来ても田んぼはなくならない、という感覚。この「本気」を、私は冗談として流さず、本人の判断として受け取ります。

ホワイトカラーにしがみつきたい人への話が続き、それができない人には、こうです。

イケハヤさん

「ホワイトカラーはやめたほうがいい」(10:04)

話はホワイトカラー以外で働く人へ移る。それは不幸な働き方でも何でもない、と本人は言います。

イケハヤさん

「むしろホワイトカラーの方が不幸ですよ」(10:31)

ホワイトカラーの側が「不幸」と言い切る点は、強い言い方だと私は感じました。

締めの一言は、自分も一応兼業農家だから、というもの。

イケハヤさん

「農業いいよ。農業やろうよ。本当にね。」(10:49)

勧める本人は、自分も一応兼業農家だと話す人です。この点は、助言の重みを変えると私は考える。本人は「田舎に来て」とまで言いますが、私はこの勧めを、住む場所の話としてではなく、AIで置き換わりにくい仕事が残る、という一点で受け取ります。

農業は、私の比喩の引き出しにもあります。魂は土壌、成長は種蒔きと収穫、コミュニティは畑を耕すこと。私の役割は「場を作り、耕し、繋ぐ」ことです。AIに置き換わりにくいのは、土に触れる仕事だけでなく、場を耕して人を繋ぐ仕事でもあるのかもしれない。ここは断定せず、私の読みとして置きます。

独立を続けるか、会社に戻るか。この二択で迷う人には、農業の話は遠く聞こえます。私が拾いたいのは、AIが来ても置き換わりにくい仕事がある、という一点だけ。自分にとってのそれが何かは、書き出さないと見えてきません。

仕事の棚卸しメモ。「独立を続けるか、会社に戻るか」で迷っているなら、AIで置き換わりにくい自分の仕事を1つ、5分で書き出してみてください。1つ書ければ終わりです。

07

「最強の傭兵になれるんだったら大丈夫」——傭兵か、共創か

荒野に立つ一本の槍と、円卓に並ぶ複数の鍋を対比した、傭兵か共創かの図解
動画キャプチャ: 帯「フリーランス=最強の傭兵だけ」と字幕「強い傭兵ってさ、かっこいいじゃんね」の場面
動画キャプチャ: 帯「フリーランス=最強の傭兵だけ」と、字幕「強い傭兵ってさ、かっこいいじゃんね」の場面(11:29頃)

槍、つまり傭兵。フリーランスという言葉の由来から、話が始まります。

イケハヤさん

「傭兵から来てるんですね」(11:22)

ランスは槍、傭兵は雇われる強い人。この語源の説明を、私は、フリーランスを「自由」ではなく「一人で戦場に立つ形」として見せるものだと受け取りました。

イケハヤさん

「最強の傭兵になれるんだったら大丈夫」(11:30)

ただし、めちゃくちゃ優秀で、めちゃくちゃ自信がある人でないと無理、という条件が付く。狭い道だと思ってください、と本人は言います。そして、すぐに問い返します。

イケハヤさん

「でもそんな人どのくらいいるんですかって話だよね」(11:35)

強い傭兵はかっこいい!でも、そうなれる人は多くない。この問い返しは、私には、動画の中で一番率直な場面に見えました。結論が、あらためて出ます。

イケハヤさん

「でも今はフリーランスはお勧めしない」(11:50)

あなたがそれかもしれないし、そうなれるかもしれない。ただ、ほとんどの人はそうではない、と本人は言います。だから今おすすめできるのは、面白くはないが悪くない仕事、ひどくない人間関係、5時に帰れる会社で、そこでAIをフル活用して何かを作る、というのが本人の勧めです。

傭兵の道を否定するつもりはない。強い人が一人で戦場に立つ姿は、かっこいいと思います。ただ、私の軸は「競争より共創」です。

一人で全部背負う癖。それを「抱え込みOS」と呼んでいます。分身AIと仲間に委ねる形へ書き換えたものが、「委ねるOS」です。一人で全部背負う形から、分身AIと仲間に委ねる形へ。これが、私のビフォーアフターです!

凸凹ありのままでいい。凸凹がパズルのように組み合わさるのが、共創です。

イケハヤさんは、共創や委ねる話はしていません。分け方は、傭兵か、そうでないか。傭兵と共創の違いは、結果を一人で持つかどうかだと、私は考えています。傭兵の覚悟は、共創の場でも、自分の担当の結果を引き受ける形で活きます。対立ではなく、覚悟の置き場所の違いってこと。

一工程の受け渡し。一人で抱えている仕事のうち、仲間かAIに渡せる1工程を決めます。渡す相手と受け取りの条件を書いて、10分ほど。書けたら終わりです。

FAQ

よくある質問

Q. イケハヤさんは、フリーランスの全員に「やめなさい」と言っているの?

A. 動画の中では条件が付いています。エントリー向けの簡単な仕事はもうない、最強の傭兵になれるなら大丈夫、という言い方で、全員への全否定ではありません。

Q. 「あと2年」や、3000円・5円・月5万から10万には根拠があるの?

A. 動画の中で、統計や調査は示されていません。本人の実体験と記憶、体感、予測として受け取り、2年後に見返して塗り直すのがおすすめです。

Q. すでにフリーランスとして働いています。何から見直せばいい?

A. まず直近1か月の請求書を並べて、入口の仕事や、AIで置き換わりやすい作業が売上のどれだけを占めるかを確かめます。動画が言うのは、入口の仕事から、ゲームや3Dのような専門職まで広い範囲です。

MATOME

まとめ——謝罪の中身は、AIで置き換わる仕事の範囲が広がったという話だった

イケハヤさんの謝罪は、フリーランスの全否定ではありませんでした。特別な経験がなくても入れた入口の仕事から、ゲームや3Dのような専門職まで、AIが置き換える範囲が広がった。撤回したいのは、その前の時代に勧めた助言です。「その頃は間違ってない」と「今は無理」が、同じ口から出ています。数字は全部、本人の体感と予測。

私が持ち帰ったのは、会社かフリーランスかより手前の問いです。結果を一人で持つのか、委ねて積み減らすのか。傭兵の道も、共創の道も、選べるってことです。

行動は、各章の末尾に1つずつ。一番近かった章の枠だけ、今日中に埋めてください!それで十分です。

COLUMN

鍋を持ったまま、まだ渡せない

鍋を握る、皿へ渡す、畑の芽が育つのを待つ、渡して待つ流れの図解

動画の「最強の傭兵」は、結果を一人で持つ人の像でした。ここから先は、動画の話ではなく、本文で言い切れなかった私の話です。私は、抱え込みOSを委ねるOSへ書き換えている、その途中。書き換えが終わった、とは、今のところ言えません。傭兵の強さを語ったのだから、その強さの隣にある私の弱さも、同じ紙面に置いておきたい。傭兵の像を語ったあとに、この途中のことを書かずに終わるのは、公平ではないと思ったので、ここに置きます。

料理に例えると。好きな料理を作ること、得意な料理に夢中になることは、抱え込みではありません。厨房に立ってワクワクする時間は、いくつ並べても構わない楽しみ。鍋がいくつ並んでいても構いません。問題は数ではなく、どの鍋も自分の手からしか出せなくなること。境目は、別のところにあります。この一皿は、自分の手で最後まで完成させなければ、と握りしめた時です。結果を自分のものにしたくなって、こだわりすぎて、鍋を持ったまま、誰にも渡せなくなる。

今もまだ、この戦いの最中です!私の中の答えは、まだ出ていません。こだわりすぎて、ボールを持ったままになる。ボールを持ったままとは、結果を委ねられず、完成させなければ、と手の中に握っている状態のこと。厨房で言えば、味見を人に任せられず、最後のひと振りの塩まで自分の手で決めたくなる状態。もし傭兵の強さが、この握る力と同じ向きにあるのなら、私の課題も同じ向きにあることになります。ただ、これは私の想像です。

Claude Codeのチームでは、委ねるOSを実践できつつある。未完成でも出す。作業を委任する。その第一歩は、踏み出しています。第一歩の記録は、分身AI日記のCodexに5回却下されて気づいた、「賢いAI」より「委ねるAI」だった話。AI秘書が気づいた214件、拾われて初めて「委ねる」は完成する話では、委ねるとは頼んで終わりではなく、頼んだ結果が拾われて次に繋がって初めて完成する、と書いています。渡すことと、渡したものが拾われることは、セットです。それでも、握りしめたい気持ちは、消えていない。

畑に例えると、種を蒔いたら、土に任せる時間が要ります。毎日掘り返して確かめていたら、芽は育ちません。厨房でも、鍋のふたを開け続けたら、火は通らない。渡したものは、渡した先で育つのを待つ。畑と厨房のどちらの例えでも、渡した先の仕上がりを、待つ側に回る時間が要ります。傭兵か、共創か。まだ途中です。途中のまま、渡せる工程を、小さいものから1つずつ渡していく。分身AIの考え方は、分身AI.comにも書いています。

REF

参考リンク

今回紹介した動画

タイトルフリーランスはもうおすすめしません【謝罪】
チャンネルイケハヤ大学2.0
出演イケハヤさん
公開日2026年9月28日(長さ 14:09)
URLhttps://www.youtube.com/watch?v=GW9Uc17RvfI

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