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Obsidianメモ活用術は、末尾に「自分の場面ではこうする」と一行足すだけで使える資産になる

2026.10.03

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回はYouTubeチャンネル「飯塚浩也 | Obsidianでつくる最強の右腕」から、「埋もれて二度と活用しなくなった」(0:35)という一言から本題に入る動画を紹介するね。書き殴ったメモを「一生使える資産」にする方法を、論文の読み方の実演つきで見せてくれます。

この記事は、動画を見て私が読んだことを書いたレポートです。動画の手順は、私の環境ではまだ試していません。引用は動画の自動文字起こしのままで、話している人の区別は、前後の流れからの推定です。

テーマは「書き殴ったメモを、あとで使える形まで引き抜く」。飯塚浩也さんは、メモが埋もれる2つの失敗を、医者時代の体験で語り、メモ・ノート・カードの書き分けと、論文を使った実演で見せています。このObsidianメモ活用術は、書いた直後の殴り書きを、あとで使える形まで育てる流れです。

3行でわかるポイント

  1. 失敗は2つ。置き場がバラバラだったことと、具体のメモを分野別に積むだけだったこと。探せず、探せても使えませんでした
  2. メモは殴り書き、ノートは外部資料にサマリー・疑問・解釈を足したもの、カードは学びを引き抜いて自分の場面でどうするかまで書いたもの
  3. 実演は論文。読む前に問いを書き、AIの要約は見ずに自分の言葉でサマリーを書き、そこで終わらせずカードを作ります

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01

「埋もれて二度と活用しなくなった」。書いた人ほど、紙・腕と手袋・スマホ・エバーノートに散らばっていく

メモが紙・手袋・スマホ・エバーノートに散らばって、あとで探せなくなることを描いた図解
動画キャプチャ: ホワイトボードに「過去の失敗①」。紙・腕と手袋・Evernote・スマホへ線が交差している(2:12頃)
動画キャプチャ: ホワイトボードに「過去の失敗①」。紙・腕と手袋・Evernote・スマホへ線が交差している(2:12頃)

動画の最初は、聞き手の相談です(0:17頃〜)。仕事中に「これ大事だな」と思うことをパパッとメモする。でも、いろんなところにバラバラに書いてしまって、書いた内容が散らばり、活用することなく終わってしまう。

この悩みを、飯塚さんは自分のことのように受け止めます。

飯塚浩也さん

おそらく全人類一度はこのメモを書いたけど(0:32)

埋もれて二度と活用しなくなった

そんな経験があるんじゃないかなと思っています

飯塚さんの場合は、医療従事者の頃のメモがそうでした。

飯塚浩也さん

医療従事者の時は私は手袋にこうやって書いたりとか(0:46)

手のひらとか腕とか

10年前の医者時代、飯塚さんの置き場は、紙、腕と手袋、エバーノート、スマホのメモアプリに分かれていました。

つまり、バラバラです。飯塚さんは、探せなかった原因を、メモの少なさには置いていません。置き場が分かれていたことに置いています。

飯塚浩也さん

バラバラで分散したからこそ(2:10)

あの時気づいたことはどこに書いたっけって

探せませんでしたし

リンクでつなぐことも、当時は一切やっていなかった。「学んでは抜け学んでは抜けを繰り返したわけです」と、それが10年以上続いたと言います。

ここで私は、飯塚さんが挙げた道具の並びに、自分も通ってきた名前があることに気づきました。2026年4月のLIVEを記事にした時に、私はこう書いています。

私の過去記事より:Claude Codeで第二の脳を構築|一人社長のAI経営術【戸野塚レン×ひろくん】

紙のノートとペンから始まり、ワード、エバーノート、ワンノート、ログシーク、オブシディアン……記録するツールは変わっても、「自分の外に知識を蓄積する」という行為自体は変わらなかった。

私も道具を渡り歩きながら、書いて残すことだけは続けてきました。だから、置き場を1つに決めるだけで足りるのかは、気になる所です。動画は、足りないと言います。2つ目の失敗が、それです。

まず数える いま、気づいたことを書いている場所を全部書き出します(紙、手帳、スマホのメモ、チャット、アプリ)。数が2つ以上なら、今週はここに書く、という場所を1つ決めます。

02

「ずっと具体に留まってるか、それとも引き抜いて当てはめて応用してるか」。分野別に積んだメモが、あとで使えない理由

具体のメモから学びを抽象へ引き抜き、別の具体へ転用する矢印の図解
動画キャプチャ: ホワイトボードに「具体」「抽象」「転用」の矢印を書き足す場面(3:39頃)
動画キャプチャ: ホワイトボードに「具体」「抽象」「転用」の矢印を書き足す場面(3:39頃)

2つ目の失敗は、置き場の話ではありません。書き方の話です(2:32〜)。

飯塚さんが書いていたのは、具体的なメモだけでした。心臓の勉強をした時は心臓のことだけ、呼吸器の勉強をした時は呼吸器のことだけ。フォルダを「呼吸器、循環器、消化器、神経」と区切って、メモを書き、スクリーンショットを貼り、自分の気づきも書いた。

飯塚さんは、学校の勉強にも重ねます。「私たちの義務教育って今言ったようなやり方がメインですよね」。

飯塚浩也さん

国語の時は国語のメモ取りますし算数の時は算数のメモを取ると(3:17)

これじゃないんですよ

「これじゃない」の中身は、手順で言うとこうです。具体的なことを学ぶ。そこから、どんな学びが得られたかを引き抜く(抽出)。引き抜いた学びを、日常生活にどう応用するかまで書く(転用)。ここまでして初めて「自分の仮説のある知識に変わる」と言います。

そして、使えない理由を、こう言い切ります。

飯塚浩也さん

つまりは学んだこととか業務上の気づきが後で使えないのはここに留まってるからですね(3:52)

例が分かりやすい。Obsidianのメモ術は具体的な話だけれど、そこから引き抜けば、Notionでも普通の手帳でも使える。本質の学びを引き抜いて自分の場合に当てはめるから、「1回学んだだけで10を知ることができる」。

具体のまま積むと、それは「その場面でしか使えないメモ」のまま積み上がっていきます。分野別フォルダは整理された形に見えるので、困っていることに気づきにくい。ここは、私の読みです。

同じ飯塚さんのプラグインの回を記事にした時、私は、具体と抽象の縦の軸を足す話を書いていました。

私の過去記事より:Obsidian|厳選3プラグインの使い方

今日読み返したメモに「これは具体的な事実か、それとも抽象的な教訓か」を一言添えてみよう。

一言足す 最近書いたメモを1つ開き、末尾に「これは具体か、抽象か」と一言。具体なら、そこから学んだことを1文足します。

03

「私たちはそれをカードと呼んでます」。メモ・ノート・カードの3段を分ける

殴り書きのメモ、麻婆豆腐のノート、豆腐のカードを左から右へ並べた3段の図解
動画キャプチャ: ホワイトボードで、具体的に書いたノートとメモの違いを説明する場面(6:33頃)
動画キャプチャ: ホワイトボードで、具体的に書いたノートとメモの違いを説明する場面(6:33頃)

実演の前に、動画は言葉を分けます(4:46〜)。ここを押さえると、あとの話が全部つながります。

1つ目は、気づいたこと。これは「その場で殴り書きのメモを書いちゃって大丈夫」。音声入力でもいい。ひらめきはすぐ消えるから、逃さないために、すぐ書きます。

2つ目は、PDF、Web資料、本や参考書などの外部資料。こちらは殴り書きではなく「ノート」にします。サマリー、自分で疑問に思ったこと、「過去のあれに似てるな」という自分の解釈を足す。

3つ目が、カードです。歴史について学んでノートを取ったとします。歴史の偉人がこういう意思決定をして、大成功を収めた。ここまでは具体的なノート。そこから「自分はそこから何を学んでどう日常に生かすのか」まで書く。

飯塚浩也さん

じゃあ自分はそこから何を学んでどう日常に生かすのか(6:33)

っていうことまでメモを書くと

ずっと使える知恵となる情報に変わるわけです

私たちはそれをカードと呼んでます

呼び方どんなもの動画での位置づけ
メモ気づいたこと。その場の殴り書き音声入力でもよい
ノート外部資料を処理したもの。サマリー・疑問・自分の解釈を足す具体のまま
カードノートから学びを引き抜き、自分の日常でどう生かすかまで書いたものいろんな場所で使い回せる、いちばん貯めるべきメモ

カードは「いろんな場所で使い回すことができる、貯めるべき最も重要なメモ」と飯塚さんは言います。豆腐と麻婆豆腐のたとえも、このカードの説明です。このたとえは、飯塚さんの別の回を記事にした時にも出てきました。

私の過去記事より:私はずっと「整頓」を「整理」だと勘違いしていた——Obsidianの掃除術は、母艦の作り方の答え合わせだった

飯塚さんの言葉で言えば、私が残そうとしているのは豆腐で、コピーしてはいけないのが麻婆豆腐です。

では、カードに必要な「自分の日常でどう生かすか」の一文を書く時、頭の中では何が起きているのか。私は2026年8月29日の分身AIとの魂磨きセッションで、判断に迷った時の自分の動きを、こう言葉にしていました。表面上は別の問題でも、まず「構造は同じという視点」へ上がる。そして「今までの体感で腑に落ちてる構造とてらして消化する」。そこで「あ、これと一緒じゃんって閃く」。その閃きが、いまの場面と、体に溜まってきた知恵がつながった合図です。

歴史の偉人の例で言えば、偉人の意思決定という具体から、構造を取り出す。それを自分の仕事に重ねる。この「重ねた瞬間」を、後で自分の手で起こせるように、一文にして残しておくもの。それがカードなのかな、と私は読みました(推測: 私の読みです。飯塚さんがカードをこう定義しているわけではありません)。

1行足す ノートかメモを1つ選び、末尾に「自分の場面ではこうする」を1行足します。「ここから学んだこと」がまだ書けていなければ、その前にもう1行。これで1枚、カードに近づきます。

04

「マグネットのような性質をその問いが生み出すことができます」。実演①は、読む前に問いを書く

「問い」と書いた磁石が、論文の読む所だけを引き寄せる図解
動画キャプチャ: Diaブラウザで、Google Researchの論文WikiSkillのPDFを開いた画面(8:00頃)
動画キャプチャ: Diaブラウザで、Google Researchの論文WikiSkillのPDFを開いた画面(8:00頃)

ここから実演です(7:44〜)。題材は、Googleから出たWikiSkillという論文。飯塚さんは「詳細は読んでいない」と断ったうえで、AIエージェントのスキルを自動で賢くしていく論文だと説明します。論文の要約は、Diaというブラウザに任せます。

でも、要約が返ってくるのを待つ前に、飯塚さんには先にやることがあります。

飯塚浩也さん

能動的な問いを最初に思い浮かべることによってそれをもとに論文を見ると(10:00)

マグネットのような性質をその問いが生み出すことができます

問いの例は、論文の中身そのものではなく、自分の側から出てきます。「スキルを自動で調整させる具体的な方法は何だろう」「今現在の私の環境に当てはめるべきだろうか」。読む前に解決したいことを書いておき、その目で読む。

私が引っかかったのは、問いの出どころです。飯塚さんは、自分の頭から問いを出せる。私は、2026年7月のLIVEを記事にした時に、こう書いています。

私の過去記事より:AIが賢くなるほど、自分を知れ|共感ストーリーで魂を宿すAI活用術【公ちゃんコラボ】

自分のストーリーは、なかなか頭で考えても出てこないもの。人から聞かれる、AIから問いを出してもらう——そうやって問い空間が生まれると、自分の言語化が引き出されてくる。

向きは逆です。飯塚さんは自分で問いを書き、私はAIに問いを出してもらう。それでも、答えを探す前に、問いが先にある。この順番が同じだと分かったことが、この実演で私がいちばん注目した所です。AIに問いを出してもらう進め方は、こちらの記事に書いています。

私の過去記事より:グリルミーとは?AIに問いを出してもらう進め方

まずAIのほうから自分に問いを出してもらう(これがグリルミー)。

問いを1行 次に読む記事や資料の前に、「これを読んで解決したいこと」を1行だけ書きます。出てこない時は、AIに問いを出してもらってから、その1つを自分の言葉で書き直します。

05

「私実は今まで失敗したことは、全部スキル層の中に書いてたんですね」。実演②は、図と表を貼って3層を自分の運用に引き寄せる

Raw層・Wiki層・Skill層の3段の棚に、失敗の付箋が刺さった図解
動画キャプチャ: Diaが作った要約の画面。Wiki層とSkill層が並んでいる(13:48頃)
動画キャプチャ: Diaが作った要約の画面。Wiki層とSkill層が並んでいる(13:48頃)

要約を待つあいだ、飯塚さんは論文の図と結果の表をObsidianの裏面に貼り、そのグラフにどういう解釈をするかを、自分の言葉で日本語で書いていきます(11:27〜)。

この「裏面に図を貼る」使い方に、私は聞き覚えがありました。2026年7月のLIVEで、私はObsidianのことをこう話していました。

同じLIVEの記事より:AIが賢くなるほど、自分を知れ|共感ストーリーで魂を宿すAI活用術【公ちゃんコラボ】

Obsidianってただメモするだけじゃなくって、リンクを作れるわけですよ。リンクつけて、かつ図解もできるんですね。…図で整理して詳細はメモれるんですね

図は貼るだけでは終わらない。図の裏に、自分の解釈を書く。動画の使い方と、私が飯塚さんに習った使い方は、同じ向きです。

次に、3層の話です。Diaが作った図で、作業スペースを3層に分けます。実際のログをそのまま保存するロー層(画面ではRaw層)、うまくいった情報と失敗した情報を構造化して蓄積するウィキ層、普段使うスキル層です。ここで、飯塚さんの声が少し変わります。

飯塚浩也さん

私実は今まで失敗したことは(13:28)

全部スキル層の中に書いてたんですね

飯塚さんは、失敗した時の「落とし穴」を、スキルの中に書く欄を作ってきました。論文は、失敗パターンまでウィキのフォルダに入れるといい、と言っていそうだ、と気づきます。飯塚さん自身が「言ってそうですね」と推測の言い方をしている所です。

自分の運用と論文の違いを、その場で見つける。私は、ここが実演のいちばんの見どころだと読みました。カードを書く時も、同じことが起きているはずです。具体から学びを引き抜いて、今の自分の運用と並べた時に、違いが見える。その違いを一行にしたものが、カードの「自分の場面ではこうする」なのだと思います(推測: 私の読みです)。

ここは数字の確認の章でもあるので、動画の画面に出た結果表を、私が読み取ったとおりに書いておきます。5つのモデルについて、5つの試験の平均点が出ていて、スキルなしと、WikiSkillを足した場合の数字です。

モデルスキルなしWikiSkillあり差(私が計算)
Qwen-3.5-4B26.238.5+12.3
Qwen-3.5-9B29.947.4+17.5
Qwen-3.6-27B39.463.3+23.9
Gemma-4-31B41.354.9+13.6
Gemini-3.5-Flash49.568.1+18.6

飯塚さんは「大きいモデルほど恩恵が大きい」「スキルを持つ小型モデルがその大型モデルを追い越します」と話します。表のQwenの3つでは、モデルが大きいほど差が大きい。Qwen-3.5-9BにWikiSkillを足した47.4は、スキルなしのQwen-3.6-27B(39.4)を上回っています。

ただし、この表は動画の画面で読んだものです。論文の本文は、私は読んでいません。論文の番号などの一次確認もしていません。飯塚さん自身も、この段階は要約を読んだだけで、最終的には自分でピンポイントに読む当たりをつけることが大事、と話しています。

1行で解釈 次に図や表を貼る時は、貼って終わりにせず、その横に「この図から言えること」を、自分の言葉で日本語1行だけ書きます。

06

「ここで終わりするともったいないわけですね」。実演③は、自分の言葉でサマリーを書き、カードまで引き抜く

自分の言葉で書いたノートを先に置き、AIの要約はあとにして、カードへつなぐ図解
動画キャプチャ: Obsidianのノートの「Next Action」と、右にDiaのチャットを並べた画面(16:42頃)
動画キャプチャ: Obsidianのノートの「Next Action」と、右にDiaのチャットを並べた画面(16:42頃)

要約が出たあと、飯塚さんはサマリーを書く段に入ります(15:06〜)。

飯塚浩也さん

ここに要約結果がありますけどなるべく見ずに自分の言葉でサマリを書くのが大事と言われています(15:17)

書いたサマリーは、実行の記録をそのまま残す層と、失敗と成功を構造化して蓄積する層に分けると、AIエージェントのタスクの精度が大幅に上がる、という内容です。そして、数百アクションに及ぶ長いタスクでは効果がまだ分からない、と限界も書きます。「本当はまだこの段階でサマリーをまとめるのは早い気もしますが」と言いながら、いまの自分の言葉で書く。ここまでが「ノート」です。

AIの要約があるのに、なぜ自分の言葉で書くのか。飯塚さんはこの場面では理由を言い切っていません。ここは私の推測ですが、自分の言葉に直す作業そのものが、先に書いた問いに答える作業になっているのだと思います。

そして、ここから先が、この動画の中心です。

飯塚浩也さん

ここで終わりするともったいないわけですね(16:38)

飯塚さんは、すでに書いてあったカード「スキルを作る時のポイント」を開きます。YouTubeで伝える時も、生徒さんに伝える時も、ブログやメルマガで書く時も使うカードです。そこに、WikiSkill論文では3層に分けるのが大事と提唱している、と一文足します。新しい論文のノートは、これで終わりません。既存のカードに、一文足される。

ノートとカードの違いが、日持ちの話で出てきます。

飯塚浩也さん

賞味期限はやっぱり具体的な方が(18:36)

変化に弱いし使い勝手も悪くなるというわけになります

新しい論文が出れば、論文のノートは古くなる。でも「スキルを作る時のポイント」は、ずっと使う。この差が、書いて終わりのメモと、一生使えるメモの差です。

私はこの章で、カードの作り方より、カードが育つ向きに目が行きました。ノートの具体は古くなっても、カードには一文ずつ足していける。つまり、メモを書く時点で完成させなくていい。まず「自分の場面ではこうする」の1行だけ足しておけば、あとで育てられる。そう読んだので、この記事のタイトルは、この1行にしました(推測: 私の読みです。飯塚さんがこう言っているわけではありません)。

閉じて書く 次にAIに要約を頼んだら、その画面を閉じて、自分の言葉で3行のサマリーを書きます。そのあとで要約と見比べて、抜けを足します。

07

「論文はガイドラインはって必ずなる」。アフタートークで語られた、元に当たる習慣

薄い要約より、論文などの一次情報に当たってカードへつなぐことを描いた図解
動画キャプチャ: アフタートークで、今日の論文はちょっと不本意だったと話す場面(21:03頃)
動画キャプチャ: アフタートークで、今日の論文はちょっと不本意だったと話す場面(21:03頃)

まとめのあと、本編が終わってからの雑談でも、論文の話が続きます(20:55〜)。飯塚さんは、今日の論文はちょっと不本意だった、と言います。時間が足りず、まとめが足りていない。家に帰っても、じっくり読んでじっくり処理する、と。

飯塚浩也さん

本当にいい論文だと思ってて(21:19)

これはもう隅々まで吸い尽くしますこの論文から

聞き手は、論文はハードルが高いと感じていて、自分の説明の根拠にする時にしか使わない、と話します。

そして、医者にとっての論文の位置づけが語られます。

飯塚浩也さん

私が職業柄だと論文はパンのようなものなんですよね(22:04)

例えば医者が私はこう考えますって言っても

それあなたの経験でしょって

論文はガイドラインはって必ずなるので

だから、これからの時代は一次情報がどんどん大事になる。能動的に論文にアクセスして、DiaやNotebookLMを使い、最初は難しそうなら、HTMLドキュメントにしてもらう。そこから、Obsidianにメモを書いて、具体で終わらせず、引き抜けるカードを作っていく。「これらを積み重ねた人が、これからのAI時代を制すことができると思ってる」と言います。

この「元に当たる」という一点で、私には重なる言葉がありました。自分らしさをAIに委ねる条件として、私は2026年7月20日の魂磨きセッションで、こう書いています。「一次情報を読まず、既存の要約や整った物語で穴を埋めてはいけない」。

人が論文を読む話と、AIが人物像を埋める話は、別の話です。それでも、要約だけで分かった気にならず、元に当たる。この一点では、私の中で重なって見えました(私の読みです)。要約は便利です。便利だからこそ、元の資料に戻る手間を、1回だけは自分でかける。

原文を1ページ 要約や紹介記事だけで「分かった」と思っている資料を1つ選びます。元の資料の最初の1ページを、自分で開いて読みます。難しければ、AIにHTMLでまとめてもらってから、原文と照らします。

FAQ

よくある質問

Q. Obsidianがないと、この方法は使えませんか?

A. 動画の実演はObsidianの画面です。ただ飯塚さんは、具体から学びを引き抜けば、Notionでも普通の手帳でも使える、と話しています。置き場を1つに決める考え方は、道具が変わっても使えそうです(私の読みです)。

Q. メモ・ノート・カードは、どう違うのですか?

A. 動画の使い方では、メモは気づいたことの殴り書き、ノートはPDFやWeb資料、本などの外部資料にサマリー・疑問・自分の解釈を足したもの、カードはそこから学びを引き抜いて、自分の日常でどう生かすかまで書いたものです。

Q. AIの要約は使わない方がいいのですか?

A. 使っています。飯塚さんは、待ち時間に要約資料をHTMLドキュメントにまとめてもらうなど、AIに任せる使い方を見せています。そのうえで、サマリーは、要約をなるべく見ずに自分の言葉で書くのが大事、と話しています。

Q. 論文が難しい時は、どうしたらいいですか?

A. 動画では、DiaやNotebookLMで何度もやり取りして、自分が分かるまで噛み砕く、最初に難しそうなら、HTMLドキュメントにして分かりやすくする、と話しています。

Q. 最初に何から始めればいいですか?

A. 動画のまとめは2つです。メモを書く場所を分散させず、まず1つのメモツールに書くこと。そして、具体のメモのままで終わらせず、学びや問いを引き抜いて、自分はこうする、という次の行動までつなげること。

MATOME

まとめ。次の一歩は、書いたメモの末尾に「自分の場面ではこうする」を1行足すこと

23分の動画を見終わって、残った持ち帰りは3つでした。1つ目は、メモを書く場所を分散させず、まず1つにすること。2つ目は、具体のまま積まず、学びや問いを引き抜くこと。3つ目は、そこで止まらず、自分の場面でどうするかまで書いて、カードにすること(動画のまとめ(18:41〜)では、2つ目と3つ目が1つにまとまっています)。

書き殴ったメモは、書いた瞬間は、まだ材料です。資産になるのは、自分の場面ではこうする、という1行が足された時。私はそう読みました。Obsidianメモ活用術は、道具の操作より、書いたメモをどこまで育てるかの話だったと思います。

全部を一度にやる必要はありません。今日は、いちばん最近のメモを1つ開いて、末尾に1行だけ足してみてください。それでいいんです!

あなたが今週書いたメモのうち、「自分はこうする」まで書いたものは、何枚ありますか?

COLUMN

「溜める場」と呼んでいた私のObsidianに、カードを並べる一行を足す

机で溜める箱、つなぐ付箋、カードを前に、メモの末尾へ1行を書き足すひろくん

この動画を見て、私は、自分が1年以上前に話した言葉を思い出しました。2025年5月のLIVEで、私はNotionやOneNoteのようなメモアプリのことを、こう話しています。

Notionとかone Noteとか、そういうメモアプリみたいなものがあるんですね。そこにどんどん情報をかき溜めていくんですけども、(略)どんどん情報を蓄積する場にしてるんですね、自分の生情報を。

「蓄積する場」。動画の言葉に置き換えれば、メモとノートを貯めていく場所です。2026年7月のLIVEでは、「リンクを作れる」「図解もできる」と、使い方の話が一段進んでいました(第5章の引用です)。そして今回の動画が見せてくれたのは、その先の段、学びを引き抜いた「カード」です。

溜める、リンクと図解でつなぐ、カードに引き抜く。並べてみると、私の言い方の変化と、飯塚さんの動画の順番が、同じ向きに見えます(推測: 私が並べた読みです。飯塚さんがこの順番で説明しているわけではありません)。

提案です。未実装です。私のメモの中から、今週いちばん読み返した1枚を選んで、末尾に「自分の場面ではこうする」を1行だけ足してみる。全部のメモに広げるのではなく、まず1枚だけ。やってみて、使い回せるかどうかを見るところから始めます。

溜める場のままでも、書いて残すことは続けられます。でも、1行足すだけで、材料だったメモが、カードに近づく。だからまず1枚なんです!

貯めたものを、後で意味で探せる形にした記録は、分身AI日記のこちらに書いています。過去の自分と話せるようになった日(分身AI日記 DAY73)

👉 分身AIについてもっと知りたい方は分身AI.comもチェックしてね!

LINK

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REF

参考リンク

📺 今回紹介した動画

タイトル【これヤバすぎる‼︎】その埋もれたメモがObsidianで一生使える資産に変わるメモ活用術
チャンネル飯塚浩也 | Obsidianでつくる最強の右腕
公開日2026年10月3日
長さ約23分
URLhttps://www.youtube.com/watch?v=xgl0MJgwA18

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