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LINEグループのまま、AIで顧客台帳と月報を作る。安松谷直登さんの導入事例を解説。AIを入れる前に、書く場所を増やさない

2026年10月8日

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回は、やす|営業を科学する人(安松谷直登さん)のX記事「【実話】LINEのAI導入支援。1ヶ月で12件受注した話」を紹介するね。LINEグループで回っている地方の会社で、やり取りをAIが顧客台帳と月報にする話です。私は、AIを入れる前に「書く場所を増やさない」という所に引っかかりました。

社内の連絡がLINEグループで回っている会社は、「うちはLINEだから、AIはまだ先」で止まりがちです。この記事は、記録係の公式LINEをグループに入れて、やり取りを顧客台帳と月報にした導入事例です。現場は今までどおりLINEに書くだけ。私が持ち帰ったのは、AIの前に、皆がすでに書いている場所を読む、という順番です。

3行でわかるポイント

  1. 元記事は、現場が書く場所を増やさず、LINEグループの報告をそのまま記録し、AIが名前・日程・金額などを読み取って、自信があるものは顧客台帳へ、迷ったものは「要確認」へ回す形を示しています。
  2. 既存の約870行を整理すると、ステータスが「現調」のまま止まった行が8割ありました。現調のあとの結果が、現場と事務の間で抜けていたためです。
  3. 私は、まず自分の仕事で、問い合わせ・日程・受注と失注・金額がどこに書かれているかを、ChatGPTやClaudeに表にしてもらう方法を提案します。元記事にはない私の提案です。LINEの報告では試していません。
01

「実際にやってみたら、LINEグループのままでもできます」。AI導入が止まりがちな地方の会社で、何が起きたのか

LINEの吹き出しが記録の受付箱を通って、台帳と月報になる流れの図解
元記事キャプチャ: LINEグループのまま記録係の公式LINEを入れる説明の段落
元記事キャプチャ: 「実際にやってみたら、LINEグループのままでもできます」と、記録係の公式LINEを入れる説明

やす|営業を科学する人「【実話】LINEのAI導入支援。1ヶ月で12件受注した話」(X記事)(仕組みの全体像の前)

実際にやってみたら、LINEグループのままでもできます。

元記事を書いたのは、ミセス株式会社の代表取締役、安松谷直登さん(X: @meguron12・「やす|営業を科学する人」)です。

セールスとLINEマーケティングを手がけていて、記事は、地方のリフォーム・塗装の会社を支援した実話として書かれています。

地方の会社は、社内のやり取りをLINEグループでしているところが多い、と記事は始まります。職人さんも営業も事務も社長も、全員がLINEで連絡を取り合う。

LINEはSlackやNotionと違って、AIと連携しづらいので、「うちはLINEだから、まだ先かな」で止まりがちだそうです。

そこで、グループの中に記録係として公式LINEを1つ入れます。届いたやり取りがその場で記録されて、AIが必要な情報だけを抜き出して顧客台帳に入れ、月報まで自動で作る。

現場の人は、今までどおりLINEに書くだけです。現場の負担は、増えません。

使うのは、LINE公式アカウント、Googleスプレッドシート、Claude APIの3つ。AIの役目は、LINEに書かれた文章を読んで、台帳に入る項目へほどくことです。

記事のタイトルには「1ヶ月で12件受注した話」とあります。ただ、本文にその内訳は書かれていません。この記事では、受注の数字ではなく、仕組みと順番の方を紹介します。

私が引っかかったのは、AIの機能より前の判断です。現場が書く場所を増やすのではなく、皆がすでに書いている場所を読む。これは順番の話です。この順番は、一人で仕事を回している人にも当てはまると思いました。

02

「新しいツールを入れると、書く場所がもう1つ増えるだけ」。最初にやったのは、LINEグループを読むことでした

3冊の帳面に4冊目を足す机と、吹き出しを虫眼鏡で読む様子を比べる図解
元記事キャプチャ: 最初にやったのは、LINEグループを読むことという章
元記事キャプチャ: 「最初にやったのは、LINEグループを読むこと」の章

やす|営業を科学する人「【実話】LINEのAI導入支援。1ヶ月で12件受注した話」(X記事)(もともと、どんな状態だったか)

新しいツールを入れると、書く場所がもう1つ増えるだけなんですよね。

支援先は、もともと、お問い合わせの入口がチラシ、紹介、自社のホームページ、LINEとバラバラでした。やり取りも電話、メール、LINEが混ざっていて、管理は担当者ごとです。

事務スタッフさんが顧客管理シートに手で入力していましたが、営業が個人で持っている情報までは入っていません。中身を見ていくと、同じ案件を3か所に手入力していました。

顧客管理シートと、毎月の月報フォーム(30問の自己申告)と、現場ごとの予算シートです。

ここで「Slackか顧客管理ツールを入れて一本化しましょう」となりがちです。でも、書く場所が3か所から4か所になるだけです。やすさんは、ツールを決める前に、まず社内のLINEグループを読ませてもらいました。

すると、事務の方が、すでにほぼ決まった型で報告していました。「電話お問い合わせ/チラシ反響/反響日/お名前/住所/電話番号/ご要望/@担当 ◯日◯時 現調になりました」という並びです。

必要な情報は、もうLINEにほぼ全部ある。足りないのは、台帳に写す手間だけ。

方針は、「新しく何かを書いてもらうのはやめて、LINEに書いたものを裏で写す」。現場の入力先は増やさず、いつものLINEの報告を読ませる形です。あとで、現場にお願いした一言のルールが2つだけ増えます。

この順番は、私が10月7日の記事に書いた提案と同じ向きです。

AI氣道『元トヨタ生技の田代勝良さんが語る食品工場の改善4選。AIを入れる前に、自分の仕事の「たまり」を1つ見つける』より

「新しいAIを足す前に、仕事の流れの形が決まっていなければ、AIに合わせるのも、AIを合わせるのも、手間が増えるだけです。」

AIを足す前の順番は、10月7日の記事、『元トヨタ生技の田代勝良さんが語る食品工場の改善4選。AIを入れる前に、自分の仕事の「たまり」を1つ見つける』で書いています。

元記事では、仕事の流れの形が、すでにLINEの報告の型として決まっていました。だから、AIが読む材料は、新しく作らなくても、そこにありました。私が書いたのは提案で、LINEグループで試した話ではありません。

03

「自信があるものは顧客台帳へ、迷ったものは「要確認」へ」。AIが読み取る所と、人に戻す所

雑談を外し、AIが読み取った行は台帳へ、迷った行は要確認の箱から人へ分ける図解
元記事キャプチャ: Claude APIで必要な情報だけを仕分ける手順と既存行の整理
元記事キャプチャ: 手順3「Claude APIで、必要な情報だけを仕分ける」と手順4の冒頭

やす|営業を科学する人「【実話】LINEのAI導入支援。1ヶ月で12件受注した話」(X記事)(仕組みの全体像)

自信があるものは顧客台帳へ、迷ったものは「要確認」へ入って、月末に月報ができる、という形です。

仕組みの流れは、こうです。いつもどおりLINEグループに書く。記録係の公式LINEが、1行ずつそのまま記録する。「明日の集合9時で」のような雑談は、AIに渡す前に外します。AIを呼ぶ回数が減ります。

残った発言から、AI(Claude API)が、名前、住所、電話、流入経路、工事の種類、現調日、状況、金額を読み取ります。

「32万」なら計算できる金額の数字に、「30日14時半」なら日時に直す、という具合です。人が毎回セルへ写していた仕事を、AIが引き受ける形です。写す手間が、消えます。

一番気をつけたのは、迷った時の扱いです。1通に2人分の話が混ざっているようなものは、台帳に書かずに「要確認」へ回します。

記事には、「間違ったまま台帳に入る方が後で大変なので、ここは一番気をつけたところです」とあります。本番の前に、実際のやり取り23パターンで試して、全部正しく仕分けられることも確認したそうです。

この「迷ったものは人に戻す」形は、私のInstagramの運用と同じ形です。

AI氣道『X自動運用の記事には、人間の出番ゼロと必ず目視でチェックが並んでいた』より

「私の運用では、人が味見をしてOKを出した下書きだけを予約するので、事故を止める場所としても使っています。」

止める場所を残す運用は、10月4日の記事、『X自動運用の記事には、人間の出番ゼロと必ず目視でチェックが並んでいた』で書いています。

私のInstagramでは、AIが下書きを置き、私がOKを出したものだけが予約されます。LINEの台帳で試したことはありません。

ただ、AIが自信ありと出した行でも、取り違えが一番困るのは、金額と、どの顧客の話かだと思います。

AIでできることを、この場面で具体的に言うと、報告文を台帳に入る項目へほどく所までです。

「32万」を計算できる数字にそろえることはできても、それが見積の金額か、受注した金額かまでは、報告に書かれていなければ確定できません。だから、読み取った結果は、元の報告文と並べて見られる形が要ります。

ここが肝です。

私なら、「要確認」とだけ出してもらうのではなく、元の報告文と、「どの顧客の話か特定できない」「金額が見積か受注か不明」のように、何が分からないかを並べて出してもらいます。

人は、全文を読み直す前に、確かめる一点が分かります。確認が、軽くなります。これは私の提案で、LINEでは試していません。

04

「ステータスが「現調」のまま止まっている行が、8割ありました」。数字はあるのに、一番知りたい数字がない

現調の札が台帳の上に8割積み上がり、先へ進む札は少ない様子の図解
元記事キャプチャ: 整理してみて分かったことの章
元記事キャプチャ: 「整理してみて分かったこと」の章

やす|営業を科学する人「【実話】LINEのAI導入支援。1ヶ月で12件受注した話」(X記事)(整理してみて分かったこと)

ステータスが「現調」のまま止まっている行が、8割ありました。

既存の約870行を整理していて、一番驚いたのがここだったそうです。現地調査には行っている。でも、そのあと見積を出したのか、受注したのか、失注したのかが、台帳に残っていません。

受注や金額は、月報フォームや予算シートの方に書かれていました。

つまり、結果が見えません。チラシ、紹介、ホームページのどこから来たお客さんが決まりやすいのか、過去のデータからは出せない状態でした。

もしSlackや新しいツールに移っていたら、どうなったか。「今日からこっちに書いてください」とお願いしても、書く場所が4か所目になるだけで、たぶん入力は続かなかったと思う、と記事にあります。

そうなると、「現調」で止まった行がまた増えて、チラシにいくらかけるかも、感覚で決めるしかありません。件数は数えられても、どの経路が売上につながっているかは分からないままです。

記事は、こう結びます。「数字はあるように見えるのに、一番知りたい数字がない。これが一番もったいない状態だと思います」。

途中のまま積み上がっている所を、私は「たまり」と呼んで見ています。食品工場の改善を書いた、10月7日の記事(田代さんの回)で、持ち帰った見方です。

台帳の「現調」の8割は、たまりそのものに見えました。台帳の上では、現調の行が、その先の見積・受注・失注へ更新されないまま、積み上がっています。

AIに読み取らせても、LINEに書かれていない結果は、読み取れません。AIは、書かれたことを整理できても、書かれていないことは作れないからです。だから、台帳を作る前に、結果を書く流れが要ります。

次の章の、現場へのお願いが、その部分です。

05

「現調のあとどうなったか」だけが、現場と事務の間で抜けていた。現場に頼んだのは、たった2つ

現場の島と事務の島の間に、受注と失注の一言という橋をかける図解
元記事キャプチャ: データは担当と担当の間で抜けていたという章
元記事キャプチャ: 「データは、担当と担当の「間」で抜けていた」の章

やす|営業を科学する人「【実話】LINEのAI導入支援。1ヶ月で12件受注した話」(X記事)(データは、担当と担当の「間」で抜けていた)

でも「現調のあとどうなったか」だけが、現場と事務の間で抜けていました。

現場は、現場でちゃんと報告している。事務は、事務で台帳をつけている。社長は、月報で数字を見ている。

それぞれ、ちゃんとやっているのに、「現調のあとどうなったか」だけが、現場と事務の間で抜けていた、と記事は書きます。

やすさんは、これを、営業とマーケの間で、商談化率や経路ごとの受注率を誰も追っていないのと同じ構造だと見ています。

現場にお願いしたルールは、ほぼ2つだけです。どちらも軽いです。1つは、受注や失注が決まったらLINEに一言書くこと。「◯◯様 受注しました 59,000」くらいで大丈夫です。

もう1つは、お客さん1人につき1通で送ることです。書く手間は、一言です。これだけで、経路ごとの受注率がこれから貯まっていきます。

AIに任せきりにはしません。最初の月は月3〜4回、人の目でデータを確認してもらう。その後も、2週間から1か月に1回は、仕分けのルールを見直す。

電話のやり取りのようにLINEの外の話は、自動では入らないので、今までどおり人が足します。

人の目をどこに残すか。私は、全部を見直すのではなく、見る所を絞ります。

AI氣道『AIの速さに確認が追いつかない問題を、和田卓人さんが解説。「レビュー解体」と、任せても手放せない理解』より

「私なら、人間が見るのは、確かめた結果と、影響が大きい所だけに絞ります。」

人が見る場所を絞る考えは、10月7日の記事、『AIの速さに確認が追いつかない問題を、和田卓人さんが解説。「レビュー解体」と、任せても手放せない理解』で書いています。

この事例なら、影響が大きいのは、金額と、どの顧客の話かの取り違えです。月3〜4回の確認も、全行を読み直すより、「要確認」に回った行と、金額が動いた行を先に見る形にすれば、手間は軽くなると思います。

これは提案です。

06

「正直、派手なことはしていません」。導入の手順は5つ、判断がつかない105行は先方が決めた

LINE・生ログ・仕分け・整理・月報の5つの飛び石を渡る導入手順の図解
元記事キャプチャ: 導入の手順は5つの図
元記事キャプチャ: 「導入の手順は5つ」の図

やす|営業を科学する人「【実話】LINEのAI導入支援。1ヶ月で12件受注した話」(X記事)(導入の手順は5つ・4)

完全に重複していた5組をまとめて、判断がつかない105行には印をつけて、先方に見て決めてもらいました。

導入の手順は5つです。1つ目は、記録用の公式LINEを新しく作って、グループに招待すること。もともとの公式LINEは別の配信ツールとつながっていたので、記録用は分けました。ここは新規です。

ハマりやすい所が2つあります。グループに参加する設定が、最初はオフになっていること。

1つのグループに入れられる公式アカウントが1つだけなので、先に入っていた通知用を別のグループに移して、記録係を招待したことです。

2つ目は、届いた発言を、加工せずに「生ログ」へ残すこと。Googleスプレッドシートで動くプログラム(GAS)で、1行ずつ書き込むだけです。

記録係を入れる前の過去のやり取りは取れないので、そこは最初に知っておいた方がいい、とあります。3つ目が、先に書いた、Claude APIによる仕分けです。

4つ目は、既存の約870行の整理です。過去の顧客管理シートは、重複や表記ゆれがかなりありました。引用のとおり、判断がつかない105行は、機械が決めずに、印をつけて先方に戻しています。

5つ目は、月報の自動作成です。形は、会議で使っている月報と同じです。毎月28日に速報、翌月1日に確定版が出ます。流入経路別の件数と受注率も出ます。

仕上げの機能もあります。現調日を過ぎたら自動で「現調済」にする機能と、金曜17時に止まっている案件をグループに知らせる機能が入っています。キックオフから本番のグループにつなぐまで、だいたい6週間です。

迷った行を先方が決めた、という所で、私の軸を1つ置きます。

AI氣道『Grok BotとdotsのAI秘書で迷ったら、窓口を1人に決めて最初の週は下書きまでにする』より

「私が人にもAIにも委ねる時の軸に、一つのボールは誰か一人が全管轄してやり切る、というものがあります。」

迷いを誰が引き取るかは、10月6日の記事、『Grok BotとdotsのAI秘書で迷ったら、窓口を1人に決めて最初の週は下書きまでにする』で書いています。

AIが「要確認」に回した行を、誰が最後まで持つのか。持ち主が決まっていないと、要確認の箱が、次のたまり場所になります。元記事には、要確認を引き取る担当の話は出てきません。

私なら、導入の前に、要確認を引き取る人を一人決めておきます。これは私の提案です。

07

私ならこう使う。「同じ情報を2か所以上に書いているところ」の棚卸しを、AIに手伝ってもらう

問い合わせ・日程・受注と失注・金額の4枚の付箋に朱色の丸をつける棚卸しの図解
元記事キャプチャ: 明日からやるならの章
元記事キャプチャ: 「明日からやるなら」の章

やす|営業を科学する人「【実話】LINEのAI導入支援。1ヶ月で12件受注した話」(X記事)(明日からやるなら)

同じ情報を2か所以上に書いているところがあれば、そこが自動化の入口です。

元記事の最後は、「明日からやるなら」です。宿題の形です。自社で、次の4つを紙に書き出してみてください、と書かれています。新しい問い合わせは、どこに・誰が書いているか。

現調や商談の日程は、どこに・誰が書いているか。受注と失注は、どこに・誰が書いているか。金額は、どこに・誰が書いているか。

同じ情報を2か所以上に書いていれば、そこが自動化の入口です。逆に、どこにも書いていなければ、今まで見えていなかった数字だと思います、とあります。

この棚卸しは、ChatGPTやClaudeに手伝ってもらえます。直近の報告を数通、お客さんの名前・電話・住所を伏せて貼ります。

そして、4つの項目が、それぞれどの報告に出てくるか、出てこないかを、表にしてもらいます。出てこない項目が、見えていない数字の候補です。

たとえば、元記事の事務の方のように、決まった型の報告が数通あれば、AIは、型のとおりに項目を並べ直せます。型が崩れている報告は、読み違えやすいので、空欄にして理由を書かせます。

金額の書き方が人によって違う、という発見にもなります。

守る所は2つです。1つは、個人情報です。名前や電話、住所は、貼る前に伏せます。もう1つは、AIが作った表を、そのまま信じないことです。元の報告と見比べて、合っている行だけ残します。

ここで分けておきたいのは、ChatGPTやClaudeに貼って整理することと、LINEから自動で台帳に入れることは、別だということです。

後者には、元記事のような、記録係の公式LINEとスプレッドシートとAPIの連携が要ります。

まず前者で、自分の仕事の入口を見つける。これが私の提案です。入口は、そこです。

最近くり返した仕事の流れを書き出して、ChatGPTやClaudeに貼る方法は、10月7日の記事(田代さんの回)でも提案しました。同じ形です。

どちらも、提案として書いたもので、LINEの報告では試していません。

FAQ

よくある質問

Q. LINEグループのやり取りを、AIに読ませられますか?

A. 元記事によると、LINEはSlackやNotionと違って、AIと連携しづらい仕組みです。そこで、グループに記録係の公式LINEを1つ入れて、届いたやり取りを1行ずつ記録し、そのあとでAIに読ませています。記録係を入れる前の過去のやり取りは取れません。

Q. どんな道具を使っていますか?

A. LINE公式アカウント、Googleスプレッドシート、Claude APIの3つです。仕組みを作る作業はClaude Code、毎日動いて仕分けているのはClaude APIだと、記事は書いています。

Q. AIが間違えたら、どうなりますか?

A. 1通に2人分の話が混ざっているような、AIが迷うものは、台帳に書かずに「要確認」へ回します。最初の月は月3〜4回、人の目で確認し、その後も2週間から1か月に1回は、仕分けのルールを見直すそうです。

Q. 電話のやり取りも、台帳に入りますか?

A. 入りません。電話のようにLINEの外の話は自動では入らないので、今までどおり人が足します、と記事は書いています。

Q. 自分の会社で、最初の一歩は何ですか?

A. 元記事は、新しい問い合わせ・日程・受注と失注・金額の4つを、どこに・誰が書いているか、紙に書き出すことを勧めています。私の提案では、個人情報を伏せた直近の報告を、ChatGPTやClaudeに貼って、表にしてもらう方法もあります。

MATOME

まとめ:AIを入れる前に、書く場所を増やさず、結果が残る流れをつくる

元記事が示したのは、LINEグループのまま、記録係の公式LINE、スプレッドシート、Claude APIで、台帳と月報を作る形でした。現場が書く場所を増やさず、皆がすでに書いている場所を先に読んだこと。迷ったものは「要確認」へ回したこと。この2つが、仕組みの土台です。

一番のたまりは、「現調」のあとの結果でした。AIは、書かれたことを整理できても、書かれていないことは作れません。だから、受注や失注は一言書く、お客さんは1人につき1通、という2つの約束が先にありました。

私は、要確認を引き取る人を導入の前に一人決めること、人の目は金額と取り違えのような影響が大きい所に絞ること、を提案します。どちらも元記事にはない私の提案で、LINEでは試していません。

元記事の結びは、「AIで速くなるのは作業で、売上を決めているのは今も商談です」。最初の一歩は、最近の1案件の、問い合わせから受注か失注までを、紙に描くことです。まず15分、時間を決めてやってみてください。同じ情報を2回書いた所と、結果が残っていない所に、丸をつけてみてください。

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COLUMN

ホールの伝票は変えない。調理場が、読み方を変える

食堂の調理場で、会計の判がない伝票を確認の皿に置くひろくんのコラム図解

レストランで、ホールスタッフが書く手書きの注文伝票を、思い浮かべてください。忙しい時間帯に、「今日からこの専用の端末に入力してください」と言われたら、どうなるでしょうか。たぶん、伝票の方が早いので、端末は使われなくなります。元記事の方針は、これと逆でした。ホールは、今までどおり伝票に書く。調理場が、その伝票を読んで、仕込みのメモと売上の表に写す。書く人を変えずに、読む側を変える。私は、この分担がきれいだと思いました。

ただ、料理人の目で見ると、伝票で一番大事なのは、注文の中身より、お会計が済んだかどうかです。料理を出したのに、お会計の印がない席が積み上がると、その日の売上は、誰にも分かりません。「現調」のまま止まった8割は、お会計の印がない席と同じに見えました。調理場がどれだけ丁寧に伝票を写しても、印が書かれていなければ、写すものがありません。

だから、ホールには、お会計が済んだら一言だけ書いてもらう。調理場は、読めない伝票を勝手に推測せず、「確認」の皿に分けて置く。その皿を誰が見るかは、店主が決めておく。AIに任せたいのは、伝票を写す手間です。お会計の印を確かめる最後の一手は、人の側に残しておきたいです。私の運用も、まだ途中です。その途中の話は、分身AIと歩んだ100日の全まとめにも残しています。

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今回紹介した記事

著者やす|営業を科学する人(安松谷直登さん・ミセス株式会社 代表取締役)
媒体X(旧Twitter)の記事(@meguron12)
公開日2026年10月7日
元URLhttps://x.com/meguron12/status/2107598030308602322

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