ザ・ミッションの要約|ディマティーニが説く人生の目的と価値観の見つけ方

大切なことを知る。その先で、毎日の仕事をどう選ぶか

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。

大切なものは分かっている。なのに、毎日の行動と噛み合わない。そんな時、もっと立派な目標を立てたら変わるのでしょうか。私は『ザ・ミッション』を、そこから読みたいんです。

ドクター・ジョン・F・ディマティーニさんの『ザ・ミッション 人生の目的の見つけ方』。成瀬まゆみさんの翻訳です。ディマティーニが説く人生の目的は、今の暮らしに現れている価値観を調べるところから始まります。

好きなもの、時間を使うもの。つい話したくなること。自分の暮らしに手がかりがあるなら、私はそこから確かめたい!読み進めると、目標に合うよう価値観を変える話も出ます。自分を知る方法が、自分を動かす方法へ進むところです。

自分の内側から動くことと、ミッションを実現するために自分を動かすこと。その二つは、どこまで同じなのか。本の具体例を追いながら、私はこの違いを考えました。

3行でわかるポイント

  • 価値観は、理想の作文より、実際の生活に照らして確かめる。
  • 好きなことへ進む人と、今の仕事を使い直す人。その違いまで読む。
  • 最後の配管職人の仕事から、ミッションが日々の質にどう現れるかを考える。
価値観からミッション、対話と行動、人生の創造、リーダーシップへ進む本書4部の見取り図
図1|価値観からミッション、対話と行動、人生の創造、リーダーシップへ進む本書4部の見取り図

本は4部・全21章です。はじめにから訳者あとがきまで順番にたどり、特に立ち止まった章では、私自身の言葉とも照らして読み進めます。

ドクター・ジョン・F・ディマティーニ『ザ・ミッション 人生の目的の見つけ方』の表紙

ザ・ミッション 人生の目的の見つけ方

ドクター・ジョン・F・ディマティーニ 著

Amazonで本書を見る

※Amazonアソシエイトのリンクです。リンク経由でご購入いただくと、当サイトに紹介料が入ります。

第1部の要約|『ザ・ミッション』は、暮らしから価値観を見つける

第1部の価値観を見つける手順。日常の行動を観察し、共通するテーマをまとめ、目的を言葉にする
図2|第1部の価値観を見つける手順。日常の行動を観察し、共通するテーマをまとめ、目的を言葉にする

はじめに|ミッションを知るだけで終わらない4部構成

はじめにで著者は、南アフリカで行っていた若い人向けの研修が、この本の出発点だったと説明します。そこから、幅広い世代が実生活で使える本へ書き下ろしました。

最初に目的を知り、次にスキルを磨く。その先で人生を創造し、リーダーとしての資質へ進む。各章末には、まとめとアファメーションが付きます。学びを自分の言葉で宣言する仕掛けです。

第1章|あなたの人生には大きな目的がある

著者は、幼少期の学習の困難と、若い頃の暮らしを語ります。ハワイでの危機を経て、ポール・ブラッグの教えに出会った。教育者、ヒーラー、哲学者として人に伝える姿を、心に描いたと振り返ります。

あ、著者はビジョンを描いた話だけで終えていません。大学で学習に苦しんだ後、辞書や百科事典を読む訓練も続けます。

夢の場面と、この学び方を一緒に読む。そこまで含めて、本の始まりなんですね!

著者は、自分にとって大切なものの中に、人生の意義が隠れていると考えます。最初から職業名が決まっていなくてもいい。経験を重ねる中で、目的が明らかになると呼びかけます!

第2章|人生で「欠けているもの」とは

最初に足を止めたのは、「欠落」です。著者は、足りないと感じるものほど大切になり、そこへ時間や力を使うと説明します。恋愛でも、仕事でも、自分が求める方向を欠落から読み解くんです。

一方で、求めているものは、気づかない形ですでに身近にあるとも書きます。足りないから求める。でも、形を決めつけているから、すでにあるものが見えない。この往復が、本の後半まで続きます。

ここは、好きなこと探しだけでは済みません。足りないから選ぶのか。すでにあるのに、気づいていないのか。著者は、どちらも見ています。次のワークでは、この説明を自分の生活へ照らして読みたいです。

関心が違えば、記憶や時間の感じ方も違う。著者は、外からの動機づけと、内からわく意欲を分けます。最も大切な価値観につながって動く。その時の感覚をインスピレーションと呼びます。

第3章|自分にとっていちばん大切なものを見つける

でね、12の問いが見ているのは、ふだん置いているものや、時間を使うもの、自然と考える話題です。何を大切にすべきか、から始めない。

すでに何をしているかを見る。私は、ここから始めたいです!

勉強が大切だと話した学生は、一日の過ごし方を書くと、友人との会話、スポーツ、テレビやゲームが並びました。著者は、その生活に現れたものから価値観を読みます。本人の説明と実際の生活を、同じ紙の上で見比べるわけです。

各問いの答えから似たものをまとめ、繰り返し出るテーマを並べる。ただし、観察だけの本ではありません。著者は、上位の価値観と欠落が一致するはずだとし、一致しなければ問いへ戻って確認するよう求めます。

生活を見て、自分の説明を直す。本の説明に合わせて、生活を読む。近いようで、私には違うんです。何を続けているのか。その行動は何に役立っているのか。まずは知りたい。予想と違う答えも、残して見たいです。

私の場合|家族第一でも続いた抱え込みを、この問いで見る

2026年9月15日に、手術や入院の経験を振り返りました。私の答えは、「前から家族第一だった。けど仕事を抱える癖で抱え込んでた」。家族を大切に思う気持ちは、前からあったんです。

学生の例へ戻ると、私も考えたくなります。大切だと話すこと。実際に続ける行動。この二つを並べたら、何が見えるだろう。仕事を持ち続けることで、何を満たしていたのか。抱える癖、で説明を終えていいのか。

ただ、動機はこの答えにありません。家族より仕事が大切だったのか。家族のために抱えたのか。どちらも、ここで私が決めたことにはできません。分からないところから、考えたいです。

手放すことについては、「抱え込まず手放してよいことを手術や入院で物理的な強制断捨離で気づいた」と答えています。その経験まで含めると、価値観の表を完成させて終わりにはできません。持ち続けることも、自分が選びたいかを考えたいです。

何を守ろうとしているのか。それを、自分が持ち続けたいのか。表を埋めて終えるより、そこへ進みたい。抱えた自分を決めつける答えを増やすより、自分に聞けることが増える。このワークから、私はそこを受け取りたいです!

第4章|価値観が自分の人生を決める

行動は、最も大切な価値観を映す。著者は、目的は心の奥で分かっているとまで説きます。今の生活に、すでに目的が現れていると読むんです。

今の生活にも、すでに選んでいるものがある。この励ましは、私は受け取りたい。先ほどの抱え込みも、価値観の順位を答えるだけで終えず、その行動が何を満たしていたかを見るところへ進めます。

目的を考える範囲は、仕事だけではありません。心と精神、知性、ビジネス、お金、家族、社会・人間関係、身体。著者は人生を7つの領域で眺め、ひとつ以上の領域に目的を見つけます。

家庭を築くことも、人を教えることも、身体の技を磨くことも候補です。肩書きを立派にする競争ではない。何に心が動き、何をしたいかを確かめるための見取り図です。

ミッション・ステートメントでは、大切な価値観、心が動いた経験、憧れる人、これまでの行動やスキルを手がかりに、目的を書きます。

で、納得するまで書き直す。最初に書いた一文で、自分を固定しなくていいんです!

第2部の要約|ミッションを、対話と毎日の仕事につなげる

第2部。自分と相手の価値観を尊重する対話と、目標とのつながりを見直す考え方
図3|第2部。自分と相手の価値観を尊重する対話と、目標とのつながりを見直す考え方

第5章|コミュニケーションの達人になる

自分の価値観を知った後、本は相手へ向かいます。自分の大切なものを押しつける「気にしない」、相手に合わせて自分を小さくする「気にする」、互いの大切なものを尊重する「気にかける」。著者はこの三つを分けます。

あなたが周りの人と上手にかかわるための鍵は、相手の価値観に敬意を示し、相手の価値観に基づいて、自分の価値観を伝える技術を学ぶことにあります。

ドクター・ジョン・F・ディマティーニ『ザ・ミッション 人生の目的の見つけ方』第5章

具体例は、父親から相談を受けた青年です。著者は、青年の女性への関心を否定しません。その関心と、勉強や知性、経済的な成功を結びつけ、本人が学ぶ理由を見つけるよう話します。結果として、父親が望んでいたことへも関心が向いた、と描かれます。

で、青年の好きなものから話が始まるんです。「ちゃんと勉強しなさい」と言われるだけなら、出てこなかった理由かもしれません。

自分が伝えたいことを、相手の関心から考え直せる。私も、この聞き方は持っていたいです!

私の場合|相手の関心を知った、その先の会話まで考える

人との会話について、私は「話しながら思ってる。けどその場では合わせがち。でも分かってはいる」と答えています。後から初めて気づく、というだけではない。話している最中にも、自分の中の違いは分かっているんです。

「自分の軸を曲げるのではなく本質変えずに伝え方変えるのはあり」。これも、私が答えた言葉です。相手に伝わる言い方を探すことには、私も意味を感じます。

でも、「気持ちというか同調や賛同することで勘違いされる。ほんとうは賛成してないのに」とも話しました。相手を大切にしたつもりが、本心と違う賛成に見えてしまう。このずれがあります。

この青年の話で、問いが増えました。自分が合わせてしまうことは、私も気にしてきました。では、逆はどうだろう。相手の好きなものを知って、自分の望む結論へ導こうとしていないか。そこも見たいです。

といっても、ここには問いが残ります。その道筋を聞いた相手が、それでも選ばなかったら、どう話すだろう。「気にかける」を、説得に成功した時だけの言葉にしたくないんです。

自分の本心を残すのと同じように、相手の答えも聞けるところまで、私はこの章を持ち帰りたいです。

車を借りたい子どもが、父親の手間や出費にどう役立てるかを考えるワークもあります。自分のお願いには、相手から見てどんな意味があるか。その視点を持つ練習です。

第6章|好きなことをしてお金を稼ぐ

この章の面接の話は、きれいにまとまりません。マネージャー職へ応募した男性に、著者は十分なお金があれば何をするかと尋ねます。答えは、工房で家具を作ること。著者は、その場で不採用にするんです。

後日、その男性は家具の事業を始めたと報告し、手作りの木製ティッシュケースを持って訪ねてきます。自分の人生を動かす力を、好きな仕事へ使うようになった。本書はそう描きます。

で、男性は手作りのティッシュケースを持って帰ってきます。家具を作りたいという答えが、相手へ渡せる物になった。

ここまで読めるんです!好きな職業名を答えた後に、届ける仕事が始まっています。

バンドの例もあります。その場の演奏から、録音した音楽や関連する品へ、届け方を広げる。演奏していない時間にも、聴いてもらえるんです。好きなことを、相手が受け取れる形にする話まで進みます。

提供することと、受け取ること。本は、フェアな価値の交換を重視します。自分だけが得ることとも、犠牲になって与え続けることとも違う。好きな仕事を続けるには、相手にとっての価値も要るんですね。

第7章|7つの怖れを克服し、目的に沿った生き方をする

目的が見えても、進めない。著者は、既存の宗教、知性の不足、失敗、経済面、身近な人の信頼、拒絶、容姿や体力という7つの怖れを扱います。怖れている内容を具体化し、偏った予想を見直す章です!

身近な人が望むことを、確認せずに決めていないか。全員の賛成を得ようとしていないか。こうした問いが続きます。相手の価値観への敬意を保つことと、自分の目的を諦めることは別だと説きます。

といっても、私は「怖れがあるからダメ」と読むつもりはありません。何を怖れているかが具体的になれば、確かめる対象も見えます。心の中の予想を、相手の事実にしないための読み方です。

第8章|9つのネガティブな感情に対処する

怖れ、罪悪感、怒り、後悔、悲しみや落ち込み、萎縮、ストレス、喪失、裏切り。ここでは、出来事の見え方を反対の側面から問い直すワークが続きます。選ばなかった道は、本当に良いことだけだったのか。今の経験から得たものは何か。

私が立ち止まったのは、裏切りの説明でした。友人との買い物を約束した後、好きな相手から同じ日に誘われる例が出ます。著者は、人は自分の価値観に合う方を選ぶという見方から、裏切られたという認識を問い直します。

相手も、自分とは違う大切なものを持っている。第5章から読んできたことが、ここでは約束の変更という気まずい場面へ入ってきます。この視点で、相手を自分の期待だけで見ていたことに気づく場合はあると思います。

本書は、約束を丁寧に断る方法を考え、友人へは十分な思いやりを持って状況を説明するようにも書いています。その対応を省いてよいと言っているわけではありません。

私がここで立ち止まるのは、人が自分の価値観を優先したという説明から、裏切りではないという結論まで、同じように受け取れるかです。本の配慮の説明も読んだ上で、約束を変えられた側にとって何が起きたのかは、聞いて確かめたい。

第9章|大好きなことをする、していることを大好きになる

第6章の男性は、家具作りへ進みました。今度は、音楽が大切な倉庫の若者です。著者は、箱を運ぶ今の仕事から話を始めます。

長時間ギターを弾く身体を、箱運びで鍛えられないか。社長に音楽業界とのつながりがあるかもしれないから、聞いてみたらどうか。著者は、若者の音楽への思いと、その仕事を次々に結びつけます。

その後、若者が仕事へ取り組む様子が変わり、社長もさらに支援したいと思うようになった、と本は続きます。

まだ別の仕事へ移っていなくても、今ある時間の使い道は変えられる。ここは、次のチャンスまで今を空白にしない読み方だと、私は受け取ります。

身体を使うことと、社長の人脈は、確かさが違います。人脈は、聞いてみる必要がある。思いついたつながりを、私はそこで確かめたい。仕事の意味が変わる可能性を、実際の関係へ移すところです。

著者は、この関連づけができても、その仕事をずっと続けるべきだという意味ではないと補います。

あ、ここまで読むと、第6章と並ぶんですよね。離れる道も、今を使い直す道も、本にある!そのどちらを選ぶかを、私も考えたいです。

第10章|価値観の優先順位を調整する

第3章では、今の生活から価値観を調べました。第10章は、目標と価値観が合わない時の話です。大切にしているものに合う目標を持つ道と、目標に合うように価値観の優先順位を変える道。この二つを示します。

順位を上げたいものが、今すでに大切なものへどう役立つかを考える。そのものを優先しない場合の不都合も見ます。著者は、この両面の関連づけで、新しい領域へ自然と力を注げるようになると説きます。

でね、二つが近い理由も分かります。目標へ向かうことを、今の自分が大切にしているものへ結びつけるから、内側から動く理由になる。

私は、そこを受け取りました!その上で、この目標を今引き受けたいか、と問い直します。

引き受けたい目標なら、その意味を今の生活とつなぐ助けになります。でも、つながる説明が作れたというだけで、目標を持ち続けると決めたくはありません。私は、目標の方を選び直せる余地も残して、この章を読みます。

第3部の要約|成功・感情・計画を見直し、自分の人生を創る

第3部。成功の見方を広げ、支援と試練を受け止め、望みを具体的な行動へつなげる
図4|第3部。成功の見方を広げ、支援と試練を受け止め、望みを具体的な行動へつなげる

第11章|あなたはすでに成功している

成功していない、と話す相談者に、著者はすでに成功しているところを尋ね続けます。やがて、妻や家族、義母との関係、地域での役割が出てきます。本人が見落としていた成果です。

比べていた相手は、近所の裕福な医師でした。けれど、入れ替わって手放してよい人生かを問うと、見え方が変わります。著者は、自分の価値観が反映された成功を認めるよう促します。

正直、この章の問いは、自分にも返したいです。仕事の評価だけで、今の暮らしを全部失敗にしていないか。人との関係や、すでに果たしている役割もある。それも含めて、何を成功と呼ぶかを見直せるんです!

第12章|内なるヒーローを見つける

憧れる人を、そのまま自分より上に置いてしまう。著者はそこを問い直します。ヒーローの尊敬できる特性を書き出し、自分の生活にも別の形で現れていないかを探すんです。

例として、講演家になりたい若者が登場します。著者をヒーローにしていた若者は、自分にも伝える力があると確かめ、人前で話す機会を得ます。憧れを、自分を小さくする材料だけにしない読み方です。

形が違っても、共通する特性はある。ビジネスの自信に対して、自分の知性の領域にある自信。スポーツへの打ち込みに対して、人間関係への貢献。著者は、そう領域をまたいで見ます。誰かの模倣から、自分の表れ方を見つける方向へ戻します!

第13章|人生の2つの側面を受け入れる

称賛と批判、支援と試練。本書は、片側だけの人生を求めず、両面を見るよう繰り返します。自分にも相手にも、見ようとしていなかった性質がある。それを認めて、自分をありのまま受けとめるという話です。

自分をありのままに受けとめるためには、自分自身の2つの側面を知らなければなりません。

ドクター・ジョン・F・ディマティーニ『ザ・ミッション 人生の目的の見つけ方』第13章

白斑のある女性の事例では、子どもの頃にからかわれた経験と、美しいもので周囲を満たし、インテリアの仕事をしてきた歩みが結びつきます。著者は、女性が自分をいじめた子ども役の参加者へ感謝した場面を描きます。

その女性が、痛かった過去と、今の仕事を含めて自分を見る。ここまでつながる場面が、本にあるんです!私は、その女性が見つけたものとして受け取りたい。同時に、恩恵を見つけるところが、ワークの目指す先になっている点も見ます。

私の場合|捉え直す時に、残しておきたい原文がある

2026年9月21日の振り返りで、私は、食べられることへの感謝と罪悪感を話しました。感謝に気づいた後の罪悪感について、答えたのは「罪悪感も同時にあるよ。それはそれ。」です。

さらに、「言い換えないよ捉え直すだけ事実や感情はそのまま。」とも答えています。私がここに置いておきたいのは、この訂正です。

本書も、両面を見ることは、何も感情を持たないという意味ではないと説明しています。だから、「私は感情を消さない」と言うだけなら、本との違いを確かめたことにはなりません。

私が考えたいのは、感謝や恩恵を見つけるところまで、今ここで進む必要があるかどうかです。見つかっていなかったつながりが見えることには、私も意味を感じます。その一方で、まだ言葉にならないものまで、先に良い話へまとめたくはない。

女性が語った感謝は、その女性が見つけたものとして読む。私の「それはそれ」も、そのまま置く。どちらかを消さずに並べてから、本のワークを自分ならどう受け取るかを考えたいです。

診断が問題に対処する助けになることは認めつつ、それで本人を定義しないという区別も、この章にはあります。可能性を認めることと、具体的な対処を持つことを、著者も分けています。

第14章|困難を乗り越えることでパワフルになる

次の章で、大学の試験に失敗した著者と母親の場面を読みました。母親は、教育者として世界を回るようになっても、サーフィンの生活へ戻っても、どんな生き方をしても愛し続けると伝えます。

著者はその後、辞書を読み始め、言葉を覚え、毎晩母親に問題を出してもらいます。夢を思い描くことが、具体的な学びへ動いた場面です。

あ、失敗の話だけを拾ったら、この母親が抜けてしまうんです。どんな生き方でも愛すると伝え、勉強にも付き合っている。支援と試練を読むなら、この言葉と行動まで一緒に読みたいです!

困難が力になるという主張を読む時、私は、その人が戻れる場所も一緒に読みたい。立ち上がると決めることと、今の自分を受けとめてもらうこと。この場面では、二つがつながっています。

本書はここから、自分の大きな困難と価値観との関連を探すワークへ進みます。事例を通ってから読むと、単に挫折へ意味を付けるより、誰のどんな支えがあって次の行動へ移れたかも見たくなります。

第15章|人生の総合計画を立てる

ここから、目的を詳しく書いていきます。人生の領域ごとに、何になりたいか、何をしたいか、何を手に入れたいかを具体化します。書いた計画は、少しずつ手直しするよう勧められます。

大きな課題は、小さく分けます。本を書く例では、全体のテーマから章、補助する要素へ分けて、実際の文章にしていく!願いを大きくする話の先に、手を動かせる単位へ下ろす話があるんです。

第16章|自分の望みを形にしていく方法

意識を向ける、心に描く、言葉にする、感じる、書く、行動する、形にする、力を注ぐ。著者は、望むものへ意識を向け、感謝し、鮮明に描くことを実現へ結びつけて説きます。日々の行動だけの説明より、ずっと強い主張です。

同じ章には、計画を更新して実行する方法もあります。自分にとって価値の低いことは、人へ任せる。

あ、ここにも、その選択がある。全部を自分で背負う本として読んだら、取りこぼしてしまうところです!

未来を描く時に、何をしたいかを細かく確かめる。私は、ここを受け取りたいです。誰に届けるのか。どんな場面にしたいのか。願いが、言葉や行動を選ぶ手がかりになります。

そこから実際に何が起きるかは、動いてみて確かめるものとして持っておきます。思考や感謝が実現を導くという著者の説明と、私が使いたい具体的な方法。この二つを一緒にしたまま、結果が出ると約束する読み方にはしません。

第4部の要約|長い視野を持ち、ミッションを仕事の影響へ広げる

第4部。長い視野とリーダーの5つのSを、身近な仕事から広がる影響につなぐ
図5|第4部。長い視野とリーダーの5つのSを、身近な仕事から広がる影響につなぐ

第17章|高い視点でビジョンを描く

ここから視野は、自分の今いる場所を超えていきます。著者は、将来の講座の姿を心に描き、その概要を書き出した経験を語ります。描いたものを、活動を続ける手がかりにしてきたと振り返ります。

ビジョンを持つ人に、周囲がどう関わるかも描かれます。時間や知識など、自分なりの形で参加する人が現れる。本書は、本人の目的意識と、人とのつながりを行き来します。

第18章|時間的視野を広げる

今の一日だけでなく、もっと先から仕事を見ます。本書は、役割が変わると、考える時間の範囲も変わるという組織の議論を紹介します。そのうえで、次の世代まで視野を伸ばすよう呼びかけます。

といっても、遠くを見るために、目の前を捨てるのでしょうか。私は、今の仕事を長い景色へ置く章だと受け取ります。一日の出来事だけで、目的全体の成否を決めなくていい。目の前から続く先を見るんです!

第19章|リーダーになりたいのか、フォロワーでいいのか

著者が挙げるリーダーの特質には、明確な目的とビジョン、自分の役割への確信、一貫した目標があります。さらに、挑戦すること、既存の枠に収まらないこと、時間を大切にすること、自分のリーダーシップを認めることが続きます。

リーダーは他人の価値観を尊重しながらも、それに振り回されることなく、自分の人生の目的を追求していきます。

ドクター・ジョン・F・ディマティーニ『ザ・ミッション 人生の目的の見つけ方』第19章

相手を無視する強さではないんですよね。第5章の対話が、ここにも通っています。敬意を持ちながら、自分の目的に生きる。肩書きより、そのあり方を問いかける章です!

第20章|リーダーに必要な5つの「S」を知る

貢献、専門知識、話す、売る、貯める。本書の五つのSです。目的を思い描く話の後に、学び、伝え、届け、続けるための備えが並びます。ミッションを気持ちだけで終わらせない構成なんですよね。

専門知識の項目には、委任や、専門家との協力も出てきます。で、ここでも自分が全部できる方へは進まない。

自分の得意を深め、人の得意とも組む。好きなことへ進むための力を、私はこう受け取りました!

売ることも、自分が大切だと思うものを相手の価値観へつなげて伝えることです。第5章の対話が、ここでは活動を続ける実務になります。伝わらなければ、どんな相手へどう役立てたいかを考え直す余地がある。

貯める話では、経済的な危機や投資への備えに続いて、貯金額と同じ額を持つ人と友人になるという説明も出てきます。活動を続ける備えの話は受け取れます。一方、貯金額から人間関係まで説明する見方は、私はそのまま採用せず読みました。

第21章|影響力について学ぶ

最後は、建設会社の仕事をたどります。材料を採る人、届ける人、その家族。子どもが通える学校まで、話は広がります。家が一軒建つ。その仕事の向こうには、こんなに人がいるんですね。

その後に出てくるのが、配管職人のジェシーです。著者が子どもの頃、一緒に仕事へ行った人でした。彼は防水シートと段ボールを敷き、掘った土が芝生へ混ざらないようにします。木の根や花も傷めず、水道管の勾配と継ぎ手に気を配り、最後は庭をきれいに戻す。

仕事が終わったと気づかない依頼主から、まだ工事の人が来ていないと電話がかかることもあった、と本は続きます。ジェシーは、自分の仕事が人と地域をつなぐものだと理解していました。

でね、私にはここで、長い時間的視野が具体的になりました。第18章の話です。先を考えることが、今の管のつなぎ方や、庭の戻し方に現れる。依頼主が気づかない手間まで、仕事になるんです!

ミッションの大きさを、目立つ活動の大きさだけで読まなくていい。誰かの生活で水が使える。その当たり前を長く支えるために、今日の作業を丁寧にする。

私は、この職人の場面から、本の前半にあった価値観の問いへ戻りました。自分の大切なものは、仕事のどこに現れているだろう。

おわりに・巻末・訳者あとがき|自分の言葉で書き残す

おわりには、ミッションに生きることへの短い呼びかけがあります。巻末には、価値観の優先順位とミッション・ステートメントを書き込む場所が用意されています。読み終えたら、自分の言葉を書き込める作りです!

訳者あとがきで成瀬さんは、著者の講演に足を運んだ出会いと、後のインタビューを振り返ります。自分自身の価値観に生きるというメッセージを、著者の歩みと重ねて受け取っています。

価値観を見つける実践|生活の事実から、目的の一文を書く

価値観を見つける実践。生活の事実を書き、共通テーマをまとめ、目的の一文を仮に書く
図6|価値観を見つける実践。生活の事実を書き、共通テーマをまとめ、目的の一文を仮に書く

本の問いを使うなら、私は第3章へ戻りたいです。最初に大きな使命を書くより、今の生活にあるものを見ます。身近に置いているもの、時間を使っていること、自然と考えること。理想の答えより、実際の一日です。

本のワークは、12の問いへ答え、似た内容を自分の言葉でまとめるものです。いきなり全部で手が止まるなら、入口として、時間を使っていることを一つ書くところからでも始められます。本の問いを、自分の一日へ持ってくるんです!

その行動で何が満たされるのか。これも本が立てている問いです。私は、抱え込んだ自分の原文を持って、ここへ戻りたい。動機をすぐに説明できない時には、分からないまま、一日の行動を見てみる。そこも、問いの使い道です。

出てきたものを見た後で、どんなことをして、誰に何を届けたいかを一文にする。そこで、今の仕事を使い直す道も、目標を選び直す道も見ておきます。最初の一文へ自分を押し込めなくていい。

今日の一手は、生活の中で続けていることを一つ書くことです。目的の言葉をうまく作る前に、すでにしていることを見る。その行動で何が満たされるのか。本の問いを使って、自分の一日を確かめるところから始めませんか。

『ザ・ミッション』と人生の目的について、よくある質問

ミッションを読む時の問い。職業名だけに絞らず、今の仕事や変化する価値観も見る
図7|ミッションを読む時の問い。職業名だけに絞らず、今の仕事や変化する価値観も見る

Q. ミッションは職業名で決めるものですか?

A. 本書は、人生を7つの領域で見ます。家族や身体、知性、人間関係なども含めて、目的を見出せます。職業名が浮かばないから目的がない、という作りにはなっていません。

Q. 今の仕事をやめないと、好きなことはできませんか?

A. 第9章は、今の仕事と大切な価値観のつながりを見る方法を扱います。一方で、その仕事をずっと続けるべきだとは言っていません。好きなことをする道と、していることの意味を見直す道を、両方示します。

Q. 一度書いた価値観やミッションは変えてはいけませんか?

A. 第3章は、価値観を定期的に再評価するよう勧めています。第4章のミッション・ステートメントも、繰り返し書き直すものです。今の自分の言葉へ更新しながら使えます。

Q. 好きなことを思い描けば、それで実現しますか?

A. 著者は、鮮明なビジョンや感謝が実現を導くと強く説きます。同時に、対話、専門知識、計画、実行、委任も扱います。私は、思い描くことで具体的な行動を選べるところを受け取り、結果の保証とは分けて読みます。

まとめ|『ザ・ミッション』は、日常から人生の目的を問い直す本

生活に現れた価値観を出発点に、自分と相手を尊重し、目的を行動へ移す読み方
図8|生活に現れた価値観を出発点に、自分と相手を尊重し、目的を行動へ移す読み方

本書が説く人生の目的をたどって、私が受け取ったのは、内側の熱を相手に届く仕事へつなぐ方法でした。生活を観察する。相手の関心を聞く。今の仕事の使い道を見つける。その上で、続けるか、別の道を選ぶかは、自分で引き受ける。

つながりを見つけることと、続ける理由を作り続けることを、私は分けて持ち帰ります。

最後のジェシーは、庭を傷めず工事を終えていました。長く役立つように管をつなぐ。受け取る人が気づかない所にも、手をかける。私は、立派な言葉の完成を待つより、今届けるもののどこに自分の大切なことを表すかを選びたいです!

ドクター・ジョン・F・ディマティーニ『ザ・ミッション 人生の目的の見つけ方』の表紙

ザ・ミッション 人生の目的の見つけ方

気になった章から、手に取って確かめてみてください。

Amazonで本書を見る
IF塾 ASHURA。LPも、動画も、本も。AIの秘奥義で、自分で作る側へ。秘奥義の一部: LP作成、スライド、Kindle出版、ショート動画、動画編集、漫画、LINE公式、議事録、レシート経理。秘奥義45巻以上・回数無制限で使い放題。毎週水曜グルコンで完成まで伴走、AI賢者アシュラ君に24時間相談、自習講座で基礎から。30日無料体験

IF塾 ASHURA

非エンジニアのためのAI開発コミュニティ「アシュラ」。
AIで仕事を片付ける道具「秘奥義」45巻以上が、回数無制限で使い放題。

秘奥義もグルコンも全部、30日間無料で体験
受け取り口は、アシュラ公式LINE。友だち追加して、30日無料体験へ。
体験中も全部使えます・いつでも解約OK
▶ 30日無料で、秘奥義を使ってみる

押すと、アシュラ公式LINEの友だち追加に進みます(30日無料体験はLINEから)

コラム|結果を握らなくても、届ける仕事は続けられる

読み終えて残ったのが、結果との距離です。目標がはっきりするほど、一度の反応で目的まで否定したくならないだろうか。私は、そこも分けて考えておきたいんです。

2026年10月17日、兄妹との遊びを振り返る対話で、結果への執着と感情の違いを聞かれました。その時の答えは、「結果への執着を手放しても、感情は消さなくていい」という記事にも載せています。

結果は結果。執着しない。けど感情は感情である。だけ。

本書の、目標に合うよう価値観を調整する話と並べて読むと、この区別を持っていたいと思います。目標へ向かうことが、起きた結果や、その時の気持ちまで思いどおりにしようとすることへ広がっていないか。私には、そこを見直す問いになります。

結果と感情を分けて見る。起きた事実と、嬉しさやさみしさを同時に別々の場所へ書くコラムの図。図中の会議等は分類を示す架空の例
図9|結果と感情を分けて見る。起きた事実と、嬉しさやさみしさを同時に別々の場所へ書くコラムの図。図中の会議等は分類を示す架空の例

計画も、伝え方も、届ける形も、確かめ直せる。本を読んだ今の私は、ミッションの言葉にも、その余地を残したいです。初めに書いた一文を守るためだけに、今の自分を説明し直すものにはしたくない。

そして、ジェシーの仕事へ戻ります。どんな反応が届くかを握る代わりに、自分が届けるものへ手をかける。受け取る人が気づかないところまで丁寧にする。その姿と、結果は結果という私の言葉を、並べて持っておきたいです。

分身AIと過ごした最初の100日の記録は、分身AIと歩んだ100日の全まとめにあります。分身AIについては、分身AI.comにまとめています。

🎁 無料プレゼント

Aiport(ClaudeCode AIエージェント実践会)

ClaudeCodeでAI秘書+分身AI+AIカンパニーが無料で作れるキット&解説動画をプレゼント!

▶ 無料で入会してキットを受け取る

🤖 AI生成コンテンツについて

この記事はAIツール(Codex)を活用して制作しています。構成・文章生成・画像制作にAIを使用し、公開前に内容を確認できる下書きを用意し、最終的な公開判断はひろくん(田中啓之)本人の承認に基づいて行います。「分身AIひろくん」(bunshin-ai.com)とは別のコンテンツです。

この記事が気に入ったら、シェアをお願いします

この記事で学んだことを誰かに教えて恩送りして学びを深めよう!

XLINEはてブ

関連記事