【GPTs研究会 × WACA】 生成AI最新情報まとめ(2025年12月23日)

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このセッションでは、毎週更新されるAI関連のニュースや注目の動画を取り上げながら、生成AIの最新トピックをわかりやすく解説しています。
情報の引用元は信頼性の高いものを選び、専門的な内容も一般の方に伝わる言葉で、できるだけ噛み砕いてお届けしています。

特に、ChatGPTをはじめとした生成AIが「実際の仕事でどのように役立つのか?」をテーマに、私自身の現場での実体験や、うまくいかなかった失敗談も交えながら、初心者の方にも実践的に伝えることを心がけています。
私自身も、もともとは医療・介護の現場出身で、AIに関してはまったくの素人からのスタートでした。
だからこそ、「どうすればAIが身近に感じられるか」「どう伝えれば抵抗感なく一歩を踏み出してもらえるか」を大切にしながら、今では発信する側として活動しています。
AIに少しでも興味を持っている方が、安心して学びはじめられるような、そんなきっかけの時間になれば嬉しいです。

https://waca.short.gy/AINews

こんにちは!「3方よしAI共創コンサルタント」の田中啓之(ひろくん)です。45歳、主夫社長として、家事もビジネスもAIで効率化する毎日を送っています。今回は、年末にかけて立て続けに発表された生成AIの重要アップデートを、朝の30分でサクッと把握できるように整理しました。

「また新しいのが出たの?」と焦らなくて大丈夫。料理で言えば「新しい包丁」や「便利な調理家電」が増えただけ。使いこなせば、あなたの時間はもっと自由になります。この記事では、ポイントだけじゃなく「具体的にどう使うか」「導入時の落とし穴」「すぐ試せる手順」まで、実践目線で解説します。読み終わるころには、あなたの来年のAI活用ロードマップがくっきりと見えてくるはずです。

目次

主要アップデートの全体像 🗺️

12月のAI業界は、まさに「実用化フェーズの加速」。これまで研究室の中にあったようなすごい技術が、私たちの普段の業務ツールやクリエイティブ作業に直結する形で降りてきました。ここで押さえておくべき主要トピックは以下の5つです。

  • GPT-Image 1.5:画像生成の品質向上に加え、スタイルの一貫性を保てるテンプレート機能が強化。
  • Adobe Express と Apply(アプリ連携):ChatGPT内で生成した画像を、そのままAdobe Expressで編集できるシームレスな連携。
  • Notebook LM(Gemini系)の進化:資料を読み込ませるだけでなく、「データテーブル」として整理・分析し、スプレッドシートへ書き出す機能が登場。
  • Nanobanana-Pro、Manus、Genspark:Google発の画像生成や、自律型エージェント(勝手に作業してくれるAI)の実装事例が増加。
  • Agent 機能、スキルの公開:Anthropicなどが「スキル」を公開し、AIが外部ツールを操作する自動化が一般化へ。

このページでは、私が「これは現場ですぐ使える!」と感じた順に掘り下げていきます。まるで料理番組を見るように、気楽に読み進めてくださいね。

GPT-Image 1.5 — 画像生成が“運用レベル”に🎨

OpenAIの最新画像モデル「GPT-Image 1.5」は、単に絵がきれいになっただけではありません。「再現性」と「編集のしやすさ」が格段に向上しました。これまでは「ガチャ」のような運任せだった画像生成が、狙って作れる「ツール」に進化したと言えます。

スライド:左上に「高精細な画像」、右上に「指示追従」と書かれ、新旧(新/旧)で画像例の比較が表示された説明スライド

👉 動画で確認する(02:41〜):https://www.youtube.com/watch?v=nuRRCBhQ4Vo&t=161s

実運用で役立つ「3つの進化」:

  • スタイルテンプレートの保存: ブランドのトーン&マナー(雰囲気)を固定できるので、SNS投稿などで統一感が出せます。
  • レイヤー的な編集指示: 「背景だけ変えて」「人物の服の色を変えて」といった、Photoshopのような部分修正がプロンプトで効きやすくなりました。
  • 日本語プロンプト対応の向上: 翻訳のニュアンスズレが減り、日本語で指示した通りの絵が出やすくなっています。

ひろくんの実践Tips:
SNS用のシリーズ投稿を作るなら、まず「スタイルテンプレート」を1つ完成させましょう。それを親型(マザー)にして、テキストや構図だけを変えてバリエーションを作れば、短時間で大量の「一貫性のある画像」が作れます。

Adobe Express と Apply 連携 — 画像ワークフローが滑らかに 🧩

動画内でも多田啓二(ただっち)と盛り上がったのがこれ。ChatGPTなどの生成AIと、Adobe Expressのような編集ツールが「コネクタ(現在は『アプリ』という名称に統合)」で直結しました。

Adobe Express風の編集画面が中央に表示され、下部にテンプレートサムネイル、左に参加者のビデオが並んでいる明瞭なスクリーンショット。

👉 動画で確認する(05:16〜):https://www.youtube.com/watch?v=nuRRCBhQ4Vo&t=316s

何がすごいの?
これまでは「AIで画像生成 → PCに保存 → 編集ソフトを開く → 読み込む」という手間がありましたが、これからはAIのチャット画面からワンクリックで編集画面に飛べます。まるで、畑で採れた野菜をそのままキッチンで調理するようなスムーズさです。

  • 即座にデザイン化: 生成した画像をチラシやバナーのテンプレートに自動配置。
  • チーム共有: 編集履歴が残るため、チームでの確認作業も楽々。

注意点: Adobe Expressの一部の素材や高機能テンプレートは有料プランが必要な場合があります。まずは無料範囲で試してみましょう。

Notebook LM の進化とデータテーブル連携 📚

Googleの「Notebook LM」は、私のお気に入りツールの一つ。今回のアップデートで追加された「データテーブル(Data Table)」機能は、事務作業の革命です。

NotebookLMを選べるメニューが開かれたUIのスクリーンショット。ファイルアップロードやドライブ追加の項目が見える実演画面

👉 動画で確認する(10:05〜):https://www.youtube.com/watch?v=nuRRCBhQ4Vo&t=605s

「データテーブル」って?
例えば、バラバラのレシートやメモ(PDFやテキスト)をNotebook LMに放り込むだけで、AIが自動で項目を整理し、きれいな「家計簿(表)」を作ってくれる機能です。

  • 情報の構造化: 複数の資料から「売上」「日付」「担当者」などを抜き出して表にする。
  • スプレッドシート連携: 作成した表はワンクリックでGoogleスプレッドシートに書き出し可能。
  • 写真からリスト作成: マイクや機材の写真を撮って読み込ませるだけで、スペック比較表を自動生成する荒技も!(動画14:30あたり必見)
Notebook LMの画面で、データテーブルが表示されているスクリーンショット

重要: 社内データを扱う際は、個人情報や機密情報のマスキング(黒塗り)を忘れずに。「3方よし」の精神で、情報の安全も守りましょう。

Nanobanana-Pro / Manus / Genspark — 実装フェーズの盛り上がり 🚀

聞き慣れない名前かもしれませんが、これらは今、世界中で注目されている最新ツールたちです。

Gemini NanoBanana-Pro のスライドとおでんイラストが見える画面

👉 動画で確認する(03:31〜):https://www.youtube.com/watch?v=nuRRCBhQ4Vo&t=211s

  • Nanobanana-Pro(ナノバナナ プロ): GoogleのGemini 3をベースにした画像生成AI。特に「日本語の文字」を画像内にきれいに描くのが得意です。動画内では「おでんの擬人化」で日本語メニューが完璧に描画されていました。
  • Manus(マヌス): 「自律型AIエージェント」の代表格。チャットでお願いするだけで、検索・集計・資料作成までを自律的に行ってくれる、「優秀なオンライン秘書」のような存在です。
  • Genspark(ジェンスパーク): AI検索エンジン。検索結果をただ並べるのではなく、それらをまとめた「Sparkpages」という独自のまとめページを瞬時に生成してくれます。

使い分けのコツ:
チャットボットや日本語POP作成ならNanobanana-Pro。複雑な調査やレポート作成を丸投げしたいならManus。情報のまとめページを作りたいならGenspark。適材適所で使い分けましょう。

Agent とスキル公開の拡張 🧠

「AI Agent(エージェント)」とは、AIが自ら考えて複数の手順をこなす仕組みのこと。Anthropic(Claudeの開発元)などが「スキル」を公開したことで、このエージェント機能が誰でも使いやすくなりました。

スライドに「ClaudeのAgent Skills仕様が業界標準として公開!」と書かれたスクリーンショット

👉 動画で確認する(24:11〜):https://www.youtube.com/watch?v=nuRRCBhQ4Vo&t=1451s

  • 何ができる? 毎日のデータ集計、定型メールの送信、Webからの情報収集などを、人間が監視しなくてもAIが自動でやってくれます。
  • メリット: 作成した「スキル(手順書)」は共有可能。チーム内で「一番仕事ができる人」のやり方を、全員が使えるようになります。

スライドテンプレートとプレゼン自動化 📊

プレゼン資料作り、苦手ではありませんか? 今のAIは、テキストの箇条書きを渡すだけで、デザインされたスライドに変換してくれます。

マイテンプレートの追加方法を示す日本語ダイアログ

👉 動画で確認する(21:17〜):https://www.youtube.com/watch?v=nuRRCBhQ4Vo&t=1277s

時短の秘訣:
あらかじめ自社のロゴや配色の入った「テンプレート」を用意し、AIに読み込ませること。これだけで、修正の手間が激減します。「中身(コンテンツ)」は人間が考え、「見た目(デザイン)」はAIに任せる。これが現代のプレゼン作成術です。

Meta AI の自動編集・BGM付与機能 🎬

FacebookやInstagramでおなじみのMeta社も、AI動画編集に力を入れています。特に「自動BGM付与」は面白い機能です。

Meta AI の音楽を追加ダイアログ

👉 動画で確認する(23:04〜):https://www.youtube.com/watch?v=nuRRCBhQ4Vo&t=1384s

動画の内容に合わせて、AIが自動でBGMを選んでつけてくれます。まだ完璧ではありませんが、ショート動画の作成などでは十分実用的。著作権クリアな音源を使えるのも安心材料ですね。

導入時の“現場あるある”と対策 🔧

技術の話をしてきましたが、実際に現場で使うと壁にぶつかります。よくある失敗と対策をまとめました。

  • 問題「AIに全部任せればいいんでしょ?」という誤解
      対策: AIは「優秀な新人」レベル。必ず上司(あなた)のチェックが必要です。「最終責任は人間が持つ」というルールを徹底しましょう。
  • 問題「会社の秘密情報漏洩が怖い」
      対策: 入力してはいけないデータ(個人名、未公開情報など)を明確にルール化する。学習に使われない設定(オプトアウト)を確認する。
  • 問題「あの人しか使えない(属人化)」
      対策: うまくいったプロンプトは「レシピ」としてチームで共有する。NotebookLMなどでマニュアル化してしまうのがおすすめです。

実践プラン:30日で小さな勝ちを作るロードマップ 📅

いきなり全部やろうとせず、小さな成功体験(Small Win)を積み重ねましょう。

Week 1:準備と目的設定

  • 目的を1つに絞る(例:会議議事録の要約時間を半分にする)。
  • 無料ツール(ChatGPT, Gemini, NotebookLM)のアカウント準備。

Week 2:ツールのお試し(PoC)

  • Notebook LMに過去の議事録を食わせて要約させてみる。
  • GPT-Image 1.5でプレゼンの挿絵を1枚作ってみる。

Week 3–4:振り返りと共有

  • 「これ便利だね」という実感をチームで共有。
  • うまくいかなかった事例も共有し、改善策を話し合う。

スクリーンショット集(タイムスタンプ付き) 📸

記事で紹介した機能の実際の画面です。リンクをクリックすると、YouTubeの該当シーンから再生できます。

プレゼン画面:ChatGPT Image1.5 12.17

👉 GPT-Image 1.5 解説 (02:41)

Notebook LM データテーブル実演画面

👉 Notebook LM データテーブル実演 (14:30)

プレゼン自動化の事例スライド

👉 プレゼン自動化の事例 (22:24)

FAQ よくある質問と答え ❓

Q. GPT-Image 1.5 で生成した画像の著作権はどうなりますか?

A. 一般的に、ユーザーが生成した画像の商用利用は可能ですが、著作権の扱いは国やプラットフォームの規約によります。特に「既存のキャラクター」や「有名人の顔」に似てしまった場合はリスクがあります。商用利用の際は、必ずご自身の責任で法務チェックを行うか、明らかにオリジナルのデザインであることを確認して利用してください。

Q. Notebook LM に社外秘のデータを入れても大丈夫?

A. Googleは「Notebook LMに入力されたデータはモデルの学習には使われない」としていますが、企業で利用する場合は、Google Workspaceの契約内容(エンタープライズ版など)を確認し、情報システム部門の許可を得ることを強く推奨します。個人アカウントでの機密情報入力は避けましょう。

Q. Nanobanana-Pro はどこで使えますか?

A. Gemini Advancedなどの有料プランや、GoogleのAI Test Kitchenなどで順次提供されています(2025年12月現在)。最新情報はGoogleの公式ブログをご確認ください。

まとめと私からの一言 💬

2025年末の今、生成AIは「魔法」から「文房具」へと進化しました。今回のアップデートを見て私が確信したのは、以下の3点です。

  • 「再現性」の確保: テンプレート化により、誰でも一定品質のアウトプットが出せるようになった。
  • 「データ連携」の深化: Notebook LMのように、データを整理・分析する力が飛躍的に向上した。
  • 「自動化」の現実味: Agent機能により、点の作業ではなく、線の業務を任せられるようになった。

完璧を目指さなくて大丈夫。まずは「無料プランで1回試す」ことから始めてみませんか? 失敗しても、それは「うまくいかない方法を見つけた」という成功です。困ったときは、GPTs研究会やこのブログにいつでも戻ってきてください。一緒に、AIと共創する未来を楽しんでいきましょう!

参考:配信のアーカイブはこちら(YouTube): https://www.youtube.com/channel/UCEzawhU9T9apnRMLJBd3e4Q


記事内で紹介したツールやサービスの関連リンクです。

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