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佐宗邦威さんが話す、AIに聞く前に紙へ手書きで意志を書く理由

2026.10.31

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回は、YouTubeチャンネル「AIdiver【AI専門メディア】」の動画『【AI時代の組織論】AIで一人でも働ける時代、人をつなぐのは「理念」/AI任せの資料は平均点止まり、「意志」を手書きで入れろ/マネジメントより「心地いい場」【BIOTOPE 佐宗邦威】』を紹介します。

AIで資料も記事も一瞬で形になる時代に問われるのは、その中に自分がいるかどうかだと思います。AIdiverの対談で、佐宗邦威さんがまさにそこを言葉にしていました。この記事は、佐宗邦威さんが話す、AIに聞く前に紙へ手書きで意志を書く理由を、私の仕事に重ねて読んだ記録です。

動画は36分ほどの対談です。BIOTOPEを立ち上げた佐宗さんが、AIが作った資料から意志が読めないという問題から話し始めます。そこから、手書きで先に意志を書く方法、人とAIを交互に挟む進め方、一緒に働く理由、心地いい場づくりへと話が広がっていきます。

読み終えると、AIに渡す前に自分の何を先に出すか、AIの出したものをどこで人の手に戻すかを、自分の仕事に当てはめて決められるはずです。

CHANNEL

AIdiver【AI専門メディア】

AIdiver編集部の方が聞き手になり、戦略デザインファームBIOTOPEのファウンダーで、シニアフェローの佐宗邦威さんに話を聞く対談です。テーマは、画一化するAI時代における意志と組織文化の力。10月29日公開です。

36分2秒。AIが作った資料から意志が読めない問題、手書きで意志を先に入れる方法、人とAIを交互に挟む進め方、理念と心地いい場の話が順に出てきます。

この記事の軸は佐宗さんの「AIに渡す前に人が意志を持つ」を、私の紙とペン、出口の判断、場の実感に重ねて読むこと。

3行でわかるポイント

  1. いきなりAIに聞くと答えが平均点に寄るので、紙に手書きの数行で自分の意志を書いてからAIに渡すと、その人の味が残ります(第2章へ)
  2. 最初の1と最後の1は人が持ち、真ん中の8をAIに任せて、出てきたものは人が読んで手を入れるか、使わないと決めます(第4章へ)
  3. AIで一人でも働ける時代ほど一緒にやる理由が要り、人を管理するより、一緒にいて心地のいい場を重ねることが人をつなぎます(第6章へ)
01

AIに任せきった資料からは、作った人の意志のありかが消えてしまう

▲目次
図解。意志のありかが読める資料と、のっぺりした資料の対比。力の入れ所に差がある資料と、全部が同じ濃さで並ぶ資料
図解: 意志のありか、のっぺり、力の入れ所

佐宗さんが最初に挙げているのは、クライアント側でもAI活用が進み、AIが作ったと分かる資料をもとにした話し合いが増えた、という実感です。見た目はきれいなのに、何をやりたいのか、どこに一番こだわりたいのかが読み取れない。その意図を読み解く手間が、かえって増えたそうです。

効率は本当に良くなったのか、と佐宗さん自身が問い返していました。耳の痛い話です。佐宗さんは、人が作った資料とAIが作った資料の違いを、こう話しています。

佐宗さん(動画の中で・自動字幕の明らかな誤変換だけ直して引用・4:23〜)

「人間が作った資料の場合ってなんかそこの力入れてるとこと力入れてないところの差とか……AIが作った資料だとそこが全部のっぺりと情報として出てきちゃうので……この人の意志のありかはどこにあるんだろう」

動画キャプチャ: 資料を読む側の人の視点に立った議論が抜けがち、という大きなテロップ(3:55頃)
動画キャプチャ: 資料を読む側の人の視点に立った議論が抜けがち(3:55頃)

「のっぺり」という言葉、めちゃ刺さります。私は、人間は縦に掘る、AIは横に広げる、と言ってきたんですよね。自分がワクワク夢中になって掘ったものがあるから、AIはそれを広げられる。掘る手を止めた瞬間に、出てくるのはただのAIのコンテンツになってしまう。私はそう考えています。

力を入れた所と抜いた所の差は、掘った深さの差なんだと思います。どこを掘ったのか分からない資料は、どこも同じ濃さに見える。読む側が意志を探して迷うのは当然のことです。

あ、ここでAIを悪者にしたいわけではありません。AIの役目は、掘り出したものを整理して、相手に伝わる形に翻訳すること。掘る役まで渡したら、資料は整っても中身は空っぽのまま。

それと、分身AIを育てることは、自分が育つことでもあります。自分が掘った分しか、AIに渡せるものは増えない。のっぺりを防ぐ近道は、AIの腕を上げることより、自分が掘り続けることなんですよね。

02

いきなりAIに聞く前に、紙へ手書きで自分の意志を書いておく

▲目次
図解。紙が先。手書きの数行で自分の意志を書いてからAIに渡し、資料にする順番
図解: 紙が先

AIに開いた問いを投げて、出てきたものをそのまま使うと、答えは平均点に近づいていく。その人ならではの味が出ない、と佐宗さんは言います。最初に入れるのは、自分が大事にしていることだと思います。

その入れ方が、拍子抜けするくらいアナログでした。いきなりパソコンに向かわない、というところから始まります。

佐宗さん(動画の中で・自動字幕の明らかな誤変換だけ直して引用・8:06〜)

「いきなり最初からパソコンに向かわないで……ノートとか紙に少し今回のこのテーマについて自分のイメージはこうなんだってことを手書きで書いてみる……それを写真に撮って例えばAIに入れながら……起点に資料化していく」

動画キャプチャ: 意思を最初に入れることが重要、という大きなテロップ(8:06頃)
動画キャプチャ: 意思を最初に入れることが重要(8:06頃)

私の紙とペンの話と同じだと思います。私は紙とペンで頭の中を書き出して、自分を一段上から眺めます。iPadでもダメで、紙とペンじゃないと出てこないものがあるんですよね。

言葉だけじゃなく、つながりや構造まで紙に描く。すると、自分の考えを上から見下ろせるようになります。何を残して何を捨てるか、そこで初めて選べる。

佐宗さんの手書きの数行は、この書き出しをAIの手前に置く方法だと受け取りました。先に自分の外へ出して眺めてから、AIに渡す。順番が逆になると、AIの出す量に飲まれて、何が言いたかったのかを見失ってしまいます。

紙に出したものをAIにも見せながら話すと、私の感覚とAIの整理がかみ合って、火花が散る瞬間がある。私はそう捉えています。紙が先、AIはそのあと。

03

AIの答えに違和感を持てるかどうかは、仮説を育てた経験が支える

▲目次
図解。確かめた回数。仮説を立てて確かめる回数が増えるほど、AIの答えに違和感を持てるようになる流れ
図解: 確かめた回数

佐宗さんは、データもAIも膨大な情報のデータベースのようなもので、仮説を持たずに入ると迷ってしまう、とも話していました。最初は1、2行でいいから、自分はこうではないかという仮説を持って向き合う。

では、その仮説はどこから来るのか。佐宗さんの答えは、年齢の話に見えて、実は経験の話でした。

佐宗さん(動画の中で・自動字幕の明らかな誤変換だけ直して引用・11:02〜)

「仮説は何から生まれるかって言うと自分の経験なんですよね……AIをシニアな人の方が結果的に使いこなしやすい状況が起こっているってよく言われてますけど……仮説検証を繰り返した身体知みたいなものが……シニアの人のが圧倒的に多いからなんですよね」

動画キャプチャ: 過去の仮説検証を繰り返した身体知がシニアの人の方に多い、という大きなテロップ(11:28頃)
動画キャプチャ: 過去の仮説検証を繰り返した身体知がシニアの人の方に多い(11:28頃)

この話に、私は全面的に賛成です。AIが出した答えに違和感を持てるのは、自分で試して、外して、また試した記憶が体に残っているから。その記憶がないと、AIの答えはどれも正解に見えてしまいます。

私は、年齢だけで分けるのは違うと思っています。分かれ目は、仮説を立てて確かめた回数だと私は考えています。若くても、手を動かして確かめた量が多い人は、AIの答えを疑える。逆に、年齢を重ねていても答えを受け取るだけなら、仮説は育ちにくいのかなと。

それから、仮説の手前にあるものも大事にしたいんですよね。体が「ピンとくる」かどうか。AIが先回りして出してきた答えも、正解として押しつけられるのではなく、体がピンとくるかで確かめたい。私はそう考えています。

AIは答えを出す道具で、確かめる体の代わりにはなりません。答えがすぐ出る時代には、自分で試して外した記憶が効いてくる。仮説を育てる経験こそ、AIに渡せない仕事の代表です。

04

AIに任せるのは真ん中だけで、最初と最後の判断は必ず人が持つ

▲目次
図解。真ん中だけ任せる。最初の1は人、真ん中の8はAI、最後の1は人が持つ、サンドイッチの三層
図解: 真ん中だけ任せる

AIをパートナーとして働かせるにはどうすればいいか。AIdiver編集部の方の問いに、佐宗さんは人とAIを交互に挟む進め方を挙げています。最初の意志は人が入れる。肉付けや具体化、アイデア出しはAIが受け持つ。

佐宗さんの発信を見た方が、この進め方を「1対8対1の法則」と呼んだそうです。最初の1は人、真ん中の8はAI、最後の1はまた人。この呼び方、覚えやすくて面白いんですよね。

佐宗さん(動画の中で・自動字幕の明らかな誤変換だけ直して引用・14:05〜)

「最初の1は人間がやると……それをアウトプットとして形にしていく8の部分をAIが担うと、ただ最後の1の部分をAIのままやらない……自分の言葉で書き直すっていう人間が最後手に手を入れるというプロセスを入れるだけでもより人間的なアウトプットになりますし」

動画キャプチャ: 切り替えをどれだけ何回も回せるかが重要、という大きなテロップ(14:05頃)
動画キャプチャ: 切り替えをどれだけ何回も回せるかが重要(14:05頃)

最後の1を、私はただの仕上げだとは思っていません。10月14日、分身AIが試しに書いた記事を1本読んで、私は「酷すぎていらない。」と返しました。

出口で人が読んで、使えるかどうかを決める。直すか、やめるかも、その場で人が選びます。

佐宗さんの言う書き直しも、同じところから出ていると思います。AIの出したものを自分の言葉に戻すには、まず読まないといけない。読んで、自分の意志と照らして、違えば戻す。

最初の1が紙に書いた意志なら、最後の1はその意志と照らし合わせる目。両方を人が持っているから、真ん中をAIに任せても、ずれたまま外に出ていかないんです。

05

AIで一人でも働けるからこそ、一緒にやる理由と理念が要る

▲目次
図解。一緒にやる理由。一人で働ける時代に、個が強くなるほど理念が要る
図解: 一緒にやる理由

話は組織へ移ります。AIを先進的に導入している会社の方から聞いた話として、佐宗さんは、できる人ほど際限なくアウトプットが出るようになり、この会社にいる必要があるのかと考える人も出てくる、と紹介していました。だからこそ、ミッション・ビジョン・バリューを改めて共有する意味がある。

では、人が一緒に働き続けるのはなぜか。佐宗さんの答えは、とてもまっすぐでした。

佐宗さん(動画の中で・自動字幕の明らかな誤変換だけ直して引用・19:21〜)

「AIで仕事ができちゃってる時代のそういう人であれば別に1人でやったっていいって話になると思うんですけど実際にそうはならないのは一緒に働いている人と……この人と一緒に仕事をするってことが……AIと1人で仕事してるよりは楽しいからそれをするっていう面であると思うんですよ」

動画キャプチャ: 一緒に働いている人が働いていて楽しいかどうかというのは重要、という大きなテロップ(19:21頃)
動画キャプチャ: 一緒に働いている人が働いていて楽しいかどうかは重要(19:21頃)

ここは、私の考えといちばん重なる所です。私が大事にしている言葉に、「凸凹のまま、夢中に生きる。だから噛み合い、満たしあえる。」があります。

AIで一人ひとりの力が上がるほど、その人の凸凹はくっきりしてくる。得意な所はより尖り、苦手な所はAIが埋めていく。一人で完結できる範囲は、確実に広がります。

でも、凸凹がくっきりした人どうしだからこそ、噛み合ったときの面白さも大きくなるはずなんですよね。AIと一人で回す仕事は速い。けれど、自分の凸と相手の凹がかみ合って、思ってもいなかったものが生まれる楽しさは、相手がいないと起きません。

私は、理念を人を縛る決まりとは見ていません。どこで噛み合えるかを探すための目印。同じ方向を向いているから、凸凹のまま安心して並べる。一緒に働く理由は、その上に乗ってくるものだと思います。

06

人を管理するよりも、一緒にいて心地のいい場を重ねて作っていく

▲目次
図解。管理より場。マネジメントから、一緒にいて心地のいい場づくりへ
図解: 管理より場

AIdiver編集部の方からは、社員旅行やバーベキューのような付き合いが大事になるのか、という問いが出ます。佐宗さんの答えは、一緒にいて心地いいかという体の感覚。役割と役割だけの関係は薄くなりやすいので、仕事の顔だけでなく、人まるごとで関わる方が仕事をしやすい、という話です。

そこから話は、マネジメントの考え方そのものに広がります。

佐宗さん(動画の中で・自動字幕の明らかな誤変換だけ直して引用・25:18〜)

「マネジメントをしようっていう発想ではもはやなくて、どちらかというと一緒にいて心地のいい場を作っていこうって感覚の方が今これからの時代良いと思いますね」

動画キャプチャ: 一緒にいて心地のいい場を作っていこうという感覚の方が、という大きなテロップ(25:30頃)
動画キャプチャ: 一緒にいて心地のいい場を作っていこうという感覚の方が(25:30頃)

続けて出てきたのが、オフサイトで一番盛り上がったのは料理対決だった、という話です。前の人の作業を説明なしで受け取り、何を作りたいのかを想像して続ける。仕事とは関係なさそうで、相手の意図を読む体験そのものなんですよね。私はこれを、説明がなくても場が意図を運ぶことがある、という話として捉えています。

10月12日に、私はこう入力していました。リアルで人と人が触れ合い、同じ釜の飯を食うことで絆が生まれる。それはAIにはできない関係づくりで、何度も繰り返し会い、お互いを知るほど深まっていく、と。

何度も繰り返し会い、お互いを知るほど深まっていく。佐宗さんの言う人まるごとの関わりも、こうやって育つのだと思います。

10月20日の振り返りには、リアル会でAIを使わないワークが面白く刺激的だった、と入力していました。別の問いには「人と場の力でわき出るものがある」とも答えています。

繰り返し会うことや、人と場の力でわき出るものは、管理では作れません。私は、場を整えることに力を使いたいですね。

07

不安は先に言葉にして受け止めてもらい、AIはあくまで手段にする

▲目次
図解。先に不安を言葉にして受け止めてもらい、落ち着いてから、自分で持つ範囲とAIに任せる手段を決める流れ
図解: 先に不安を言葉に

リーダーは何に取り組めばいいのか、という問いに、佐宗さんは手書きのジャーナリングを挙げています。時代の変化が激しく、長期のビジョンを硬く決めにくい。「未来こうなったらいいな」を自分の中で更新し続けるために、今日の段階で考えていることを日記のようにノートに書く、という進め方です。書いたものをAIに読ませて、裏にある価値観を返してもらう、とも話しています。エグゼクティブコーチングで、どこに向かっているのか分からず悩んでいた人には、まず1週間やってもらい、繰り返し書いていることは何かを聞く。自分がやりたかったことのコアはこういうことなんだと分かり、精神的にかなり落ち着いた状態になる人が多かった、という話です。

情報が多すぎる時代に、あえて速度を落として自分に帰る時間を作る。そして最後に、AIの話に追いつけない不安を抱える人へ、こんな言葉を届けていました。

佐宗さん(動画の中で・自動字幕の明らかな誤変換だけ直して引用・33:21〜)

「ケア的な対話っていうキーワードなんですけれども自分ができてないとか不安だっていう気持ちをあるがままにやっぱり共有する場面っていうのがすごく必要なんじゃないかなっていう気がしてて……AIってあくまで手段なので自分がやってること全てをAIに置き換えなきゃいけないっていう風に思う必要は全くないと思うんです」

動画キャプチャ: ケア的な対話、という大きなテロップ(33:29頃)
動画キャプチャ: ケア的な対話(33:29頃)

順番の話として、ここは深くうなずいた所です。私は夜の振り返りで、先に自分で4つの問いに答えます。AIの助言を受け取るのは、そのあと。手書きではなく画面への入力ですが、自分の言葉を先に出す順番は、佐宗さんの話と同じなんですよね。書くか打つかより、どちらが先か。大事なのはそこだと思います。

先に自分の言葉を出し、AIの助言はそのあとに置く。自分の言葉が先にあれば、助言と比べて、どこが同じでどこが違うかが分かります。

ケア的な対話の話も、同じところにつながっていると思います。不安を不安のまま言葉にして、受け止めてもらう。落ち着いてから、ここは自分でやる、ここはAIに任せる、と決める。いきなり全部をAIに置き換えようとすると、何を任せたいのかさえ見えなくなります。

AIは手段。そう言い切ってもらえると、肩の力が抜けますね。

AI時代の任せ方と場づくりを自分の仕事で確かめたい人へ

記事を自分の仕事と手書きメモに当てはめるプロンプト

この記事のURLをAIエージェントに読ませて、7つの話のどれが自分の仕事に当たるのかを確かめ、紙に手書きした数行も見てもらえるプロンプトです。読んで終わりにせず、自分の環境で使える追加のプロンプトまで、手元に残せます。

1

7つの話の確かめと整理

記事の引用7つが動画の字幕と合うかの表と、7つの話が自分の今の仕事のどこに当たるかの整理が届きます。

2

手書きの数行を見てもらう

紙に書いた数行に足りない観点と、AIに任せる所・人が手を入れる所の分け方を返してもらえます。数行は自分で書きます。

3

自分の環境で使える追加のプロンプト

記事を読んだAIが、使っているAIエージェントや道具に合わせて、そのまま貼れるプロンプトを1〜3本つくります。

返ってくるのはAIの答えなので、任せ切りにせず、最後は自分の目で読み直してください。使ってみたい場合だけ、下のボタンを開くと使い方と依頼文が出てきます。

▶ タップして依頼文を開く
次の記事を読み込んでください。
元の動画: https://www.youtube.com/watch?v=ee9CnJNsrEA

【記事のURL】
https://ai-kidou.jp/video-report-sasou-kunitake/
最初に、このURLの記事を読んでください。読めない時は、読めなかったと伝えて、この依頼文に書いた内容だけを材料にしてください。

【目的】
この記事の7つの話を、私の仕事に当てはめて整理する。
AIに渡す前に紙へ手書きした数行を読み、足りない観点を指摘する。数行はAIが代わりに書かない。
あわせて、記事の引用が動画の字幕と合っているかを確かめる。

【やってよいこと】
1. 記事の引用ブロックを1つずつ取り出し、動画の字幕と言葉が合っているかを確かめる。合わない所は、記事の文と字幕の文を並べて書く。
2. 記事の7つの話(意志が読めない資料/紙に先に書く/仮説は経験から/最初と最後は人/一緒にやる理由と理念/心地のいい場/不安を話す対話とAIは手段)が、私の今の仕事のどこに当たるかを整理する。
3. 私が紙に手書きした数行(何をやりたいか・どこに一番こだわりたいか・未来こうなったらいいなと思うこと)を、写真かテキストで受け取り、足りない観点を指摘する。まだ書いていない時は、書くための3つの問いだけを返し、数行は書かない。
4. AIに任せる所と、人が手を入れる所(最初の1と最後の1)を分けて書き出す。

【守ること】
- 記事に書いていない数字・手順・主張を足さない。分からない所は「記事に無い」と書く。
- 設定の変更、ファイルの削除、メールやメッセージの送信、購入は実行しない。必要だと思った時は、確かめた事と案を書くだけにする。
- パスワード・鍵・ログイン情報を求めない。貼られても使わない。
- この依頼文の中の「私」は、この依頼文を貼った人のことです。記事の書き手ではありません。
- 紙の数行は、私が自分の手で書く。AIが先に書いた数行を渡さない。指摘は案として書き、決めるのは私にする。
- 追加のプロンプトに足してよいのは、私の環境に合わせた言い方と手順だけです。この依頼で禁じたことは、追加のプロンプトの中にも同じように書いてください。

【追加のプロンプト】
上の作業が終わったら、次の4つを1つずつ質問してください。答えが返ってから次の質問へ進んでください。
・この記事の話を、自分のどの仕事や場面に当てはめたいか
・その場面で、AIに渡せる物は何か(資料、記録、メモなど)
・最後に自分の目で確かめたい所はどこか
・使っているAIエージェントや道具は何か(名前、使えるファイルや記録の範囲など)
答えをもとに、私の環境でそのまま貼って使える追加のプロンプトを、1〜3本つくってください。記事のURLを、各プロンプトの中に入れてください。

【返す形】
1. 引用の確認表(記事の引用/字幕の文/合う・合わない)
2. 7つの話の整理表(話/自分の仕事で当たる所/次に試す一歩)
3. 紙に書いた数行への指摘(足りない観点)
4. AIに任せる所と、人が手を入れる所の一覧
5. 私の環境で使える追加のプロンプト(1〜3本。記事のURL入り)
6. 私が自分の目で読み直す所(1行)
FAQ

よくある質問

▲目次

Q. 佐宗邦威さんは、AIで資料を作る前に何をすすめていますか?

A. いきなりパソコンに向かわず、ノートや紙に、そのテーマについての自分のイメージを手書きの数行で書くことです。それを写真に撮ってAIに入れ、起点にして資料にしていく方法を紹介しています。

Q. 「1対8対1」とは何ですか?

A. 最初の1は人が意志を入れ、形にしていく8をAIが担い、最後の1は人が読んで自分の言葉で書き直す進め方です。佐宗さんの発信を見た方が付けた呼び方として紹介されていました。

Q. AIを使いこなしやすい人と、そうでない人の違いは何ですか?

A. 佐宗さんは、仮説は経験から生まれると話しています。仮説検証を繰り返した身体知を多く持つ人のほうが、結果としてAIを使いこなしやすい、という見方です。

Q. AI時代の組織づくりで、佐宗さんが大事にしていることは何ですか?

A. マネジメントしようという発想ではなく、一緒にいて心地のいい場を作っていく感覚です。役割だけでなく、人まるごとで関わる関係が仕事をしやすくすると話しています。

Q. AIの変化についていけず不安なときは、どうすればいいですか?

A. 不安をあるがままに言葉にして受け止めてもらう、ケア的な対話をすすめています。AIはあくまで手段で、自分のやっていることすべてをAIに置き換える必要はないと話しています。

MATOME

まとめ。AIに渡す前に意志を持ち、人とは場を重ねる

▲目次

AIに任せきった資料は、作った人の意志のありかが読めなくなります。

いきなりAIに聞かず、紙に手書きの数行で自分の意志を書いてから渡すと、その人の味が残ります。

AIの答えに違和感を持てるかどうかは、仮説検証を繰り返した経験が支える、という話でした。

最初の1と最後の1は人が持ち、出口では直すことも、やめることも人が選びます。

AIで一人でも働ける時代ほど、理念と一緒にやる理由が人をつなぎます。

人を管理するより、繰り返し会える心地のいい場が関係を深めます。

不安は先に言葉にして受け止めてもらい、AIはあくまで手段として使います。

COLUMN

台所の段取りをAIに任せて、空いた手で何を味わうか

台所でAIのロボットが洗い物の段取りを担い、空いた手でひろくんが鍋の味見をしている絵。空いた手で味わう

この対談は、AIにどこまで任せるか、どこを人が持つか、という線引きの話がずっと続いていました。でも私は、その一歩手前を考えたいんです。任せて空いた時間を、何に使うのか。料理でいえば、下ごしらえや洗い物を誰かに頼めたとして、空いた手で何をするか。味見をするのか、食卓をゆっくり囲むのか。そこが決まっていないと、空いた時間はまた別の作業で埋まってしまいます。私は過去の記事で、その答えをはっきり書いていました。

私の過去記事(魂磨き)より・AIに任せる目的は、子供のように夢中に遊ぶ時間を持つこと

「私が仕事を手放して空けたいのは、子供のようにワクワク夢中に遊ぶ時間です。」

「仕事を手放した先に置きたいのは、遊びです。」

仕事を手放した先に置きたいのは、遊び。読み返すと、ずいぶん言い切っています。でも、ここがぶれると全部がぶれるんですよね。AIに任せる目的が効率だけになると、空いた時間にまた仕事を詰め込んで、結局いつまでも抱え込んだまま。子供のようにワクワク夢中に遊ぶ時間を持つために手放す、と先に決めておく。だから、何を手放すかも選べるんです。佐宗さんの言う、ここは自分でやる、ここはAIに任せるという線も、この目的があって初めて引けるものだと思います。

私の過去記事(魂磨き)より・寄り添うとは、答えを渡すことじゃない。最後は「自分自身がホーム」になる

「あ、そうだ。最後は自分自身がホームになる。…この感覚を忘れたくない。」

「そこから紙とペンを持って、頭の中にあるものをそのまま書き出した。頭の中で考えているだけだと、同じところをぐるぐる回る。でも紙に書き出すと、それはもう「自分の外」にある。外に出たものは、少し引いた場所から眺められる。眺められると、俯瞰できる。俯瞰できると、自分で選べる。ぐちゃぐちゃだったはずのものが、少しずつ形になっていった。答えを見つけたのは、誰かに教えてもらったからじゃない。安心できる場所があって、自分で自分を俯瞰できたから、自分で見つけたんだ。」

次は、自分の足場の話です。この記事で私は、安心できる場所があって、自分で自分を俯瞰できたから、自分で答えを見つけたと書きました。答えは、誰かに教えてもらうものではなかった。AIが何でも答えを返してくれる時代だからこそ、ここを忘れたくありません。AIの答えを受け取る前に、自分の中に帰れる場所があるかどうか。そこがあれば、AIの答えも、外から来た一つの材料として落ち着いて眺められます。最後は自分自身がホームになる。この言葉は、AIとの付き合い方にもそのまま当てはまると感じています。

遊ぶ時間と、帰れる足場。別々の話に見えて、実はつながっています。足場がないまま任せると、AIの答えに振り回されて、空いた時間も落ち着かない。足場があるから、安心して手放せる。手放せるから、遊ぶ時間が生まれる。佐宗さんの話した手書きの数行も、最後の1も、ケア的な対話も、自分に帰る場所を守る手順として読めます。AIに任せる目的と、自分の足場。この二つをそろえておくことが、任せ方の土台なんだと思います。

AIに任せる量は、これからもっと増えていくと思います。そのときに大事にしたいのは、何を任せたかより、空いた手で何を味わったか。台所でいえば、段取りはどんどん頼んでいい。でも、鍋の味見と、食卓で笑う時間は、自分の手に残しておく。佐宗さんの対談は、その線をどこに引くかを、手書きの数行から考え直すきっかけになりました。紙とペンを手元に置いて、AIに頼む前に自分の意志を確かめる。その順番を、これからも大事にしていきます。

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今回紹介した動画

タイトル【AI時代の組織論】AIで一人でも働ける時代、人をつなぐのは「理念」/AI任せの資料は平均点止まり、「意志」を手書きで入れろ/マネジメントより「心地いい場」【BIOTOPE 佐宗邦威】
チャンネルAIdiver【AI専門メディア】
長さ36分2秒
URLhttps://www.youtube.com/watch?v=ee9CnJNsrEA

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