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漫画家のかっぴーさんと落合陽一さんの対談から、天才は状態という定義を整理する

2026.11.03

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回は、漫画家のかっぴーさんと落合陽一さんが話した対談の動画を紹介するね。

自分は天才じゃない、と感じたことのある人へ。発信や仕事で、注目の数字や時代の流れが気になる人にも向けて書きました。

取り上げるのは、NewsPicks の番組『WEEKLY OCHIAI』の冒頭、約20分の抜粋です。ゲストは漫画家のかっぴーさん、聞き手は落合陽一さん。動画の説明文によると、かっぴーさんは大手広告代理店のアートディレクターからWEB制作会社を経て漫画家になった人で、『左ききのエレン』は累計発行部数420万部を突破し、「この春TVアニメ化」と書かれています。

読み終えると、天才を才能の有無ではなく状態として見られるようになり、自分が今そうなっている所を探せます。動画の流れは、広告が人気の就職先から消えた話、仕事を少年漫画で描いた話、天才は状態という考え、時代への応答、説教臭くしない距離、ドパガキの恐怖の順。

この記事では、動画の主張を6つに分けます。並べる順番は動画と同じ。そこに私の見方を、1つずつ重ねていきます!

3行でわかるポイント

  1. かっぴーさんは、天才は生まれつきの才能だけで決まるものではなく、時代に合っていて求められているかどうかの状態だと話します。(第3章へ)
  2. かっぴーさんは、時代に合わせることと時代に応答することは違うと話し、注目を集めたもん勝ちの流れを嫌います。ドーパミン中毒の人が大多数になると漫画が読まれなくなる、という恐怖も語ります。(第4章へ)
  3. 私なら、天才を持っている物ではなく熱が入っている状態として受け取り、外の刺激を敵にせず、内側のワクワクから出します。(まとめへ)

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01

広告が人気の就職先から消えた話を、広告の世界を中で知るかっぴーさんが語る

▲目次
花形だった広告が就職先の人気から消え、人気も予算も個人の発信へ移ったことを描いた水彩の図解。下に、ワクワクの合図が鳴る場所を選ぶ、という札
図解: 人気も予算も動く広告の世界と、合図が鳴る場所を選ぶこと
動画キャプチャ: 広告の世界の話を始めるかっぴーさん。手前に聞き手の落合さんの後ろ姿が映る場面
動画キャプチャ: 広告の世界の話を始めるかっぴーさん。手前は聞き手の落合さんの後ろ姿(2:25頃)

人気の業界は、何年かで入れ替わります。かっぴーさんが元いた広告の世界も、まさにそうでした。花形だった仕事が学生の憧れから外れたとき、その中にいた人には何が見えていたのでしょう?

かっぴーさんは、元々広告代理店でクリエイターをしていたと話します。当時の広告は花形。スターと呼ばれる人たちがいる業界でした。

かっぴー(動画の中で・2:21〜)

当時2010何年までは広告結構元気だったんで学生が就職したい就職先にクリエイティブディレクターになりたいとか

昔は、学生の就職したい先として、クリエイティブの仕事や大手広告代理店が並んでいました。今はやりたい仕事ランキングの上位にまったく出てこない、と話は続きます。背景にあるのは、インターネットと個人に頼る流れ、という話が出ます。インフルエンサーやYouTuber、Instagram、Xの人気者が持てはやされるようになった、と話は広がります。

コンテンツの作り方も変わりました。CMに予算をかけて作り込むものだけでなく、Web記事がバズれば効果的ではないか、という見方が広がったと言います。

かっぴー(動画の中で・3:39〜)

やっぱりそのCMの1/3の予算で僕が書いた漫画が読まれればそっちの方があのいいってことで

かっぴーさんは、漫画家になってからも広告の仕事を積極的に受けていました。そういう依頼が結構多かったと言います。CMの3分の1の予算で自分の漫画を読んでもらう形。業界全体が低予算でバズらせる方向へ動き、代理店が大予算で作る面白いものは減っている感じがする、と語ります。

動画では、コロナの頃から広告系の有名クリエイターは生まれにくくなった、という話も出ます。かっぴーさんが振り返るのは、スターがいたから若手も盛り上がっていた時代。『左ききのエレン』の最新刊の時系列は2018年までで、それ以降の広告業界は書けないと分かっている、とも話しました。

業界の人気も予算も、あっという間に動きます。景色が入れ替わる世界。

私なら、業界の人気や予算の話に自分を合わせず、ワクワクや違和感の合図が出る場所を選びます!

予算の大きさも、就職の人気順位も、外から決まるものです。そこに合わせ続けていたら、自分の中の合図が聞こえにくくなりませんか?

合図は、外の数字とは別に、自分の中で鳴っています!

その合図が鳴る場所は、人気順位の高い場所と同じとは限らないんですよね。

かっぴーさんは、広告の世界を中から知ったうえで、漫画という別の場所へ移りました。場所を選ぶときに大事なのは、数字の大きさより、熱が入るかどうかだと私は考えます。

02

毎日の打ち合わせを、少年漫画のバトルの構図で描いた

▲目次
会議の机と時計の毎日の打ち合わせが少年漫画の構図になり、瓶にたまった雑念が劇中のビジネス書を経て作品の芯になる流れを描いた水彩の図解
図解: 毎日の仕事を少年漫画にした流れと、雑念が作品の芯になったこと
動画キャプチャ: スタジオで二人が向かい合って座り、エレンはいかにして生まれたのか、という話が進む場面。画面のテロップにも同じ問いが出る
動画キャプチャ: エレンはいかにして生まれたのか、と話が進む場面。スタジオに二人が向かい合って座る(9:05頃)

会議やルーティンワークは、物語の材料になるのでしょうか?地味に見える、毎日の仕事。かっぴーさんは『左ききのエレン』で、それを少年漫画として描こうとしました。

落合さんは、作中に出てくる職業は広告をやっていた経験から来ているのか、と聞きます。答えは、出てくる職業にはひと通り実際の知り合いがいて、一緒に仕事をしたこともある、というものでした。

かっぴー(動画の中で・8:48〜)

少年漫画になるわけがない題材を少年漫画にしたかったですよね。

少年漫画になりそうもない題材を、あえて少年漫画にする試み。仕事や会議、モデルオーディションをバトルの構図で描いた、と話は続きます。

かっぴー(動画の中で・9:18〜)

僕らが普通にやってた仕事あのルーティンワークとかその毎日の打ち合わせとかそういうものを少年漫画として書きたかったんですよね。

毎日くり返す打ち合わせや決まった作業こそ、少年漫画として描きたかった題材。少年漫画には、主人公がきっかけを得て成長する修行の場面があります。それを仕事に置き換えるとビジネス書になる、と考えたと話します。

そこで劇中にビジネス書を出し、読んだキャラクターが気づきを得る展開にしました。

かっぴー(動画の中で・10:21〜)

才能って突き詰めると何だっけとかなんかそういうことを会社員時代からずっと考えてたんですよ。

才能とは何かという問いを、会社員時代から一人で持ち続けていたと言います。どこにも出す予定のない雑念としてためておき、劇中のビジネス書という形でキャラクターに言わせた、と話します。

使い道のなかった雑念のストックが、作品の芯になりました。

私なら、仕事の毎日を遊びから切り離さず、そのまま作品や価値の材料として見ます!

打ち合わせも決まった作業も、終われば消えるものとして扱われがち。でも、材料として見ると、同じ毎日が別の顔を見せます。

ため込んだ雑念も同じ。出す場所ができたとき、初めて価値に変わります!

今日の会議の中にも、まだ使い道の決まっていない考えが眠っていませんか?

かっぴーさんの話は、会社員時代の問いを作品に変えた話でした。毎日の仕事の中に、すでに材料があるかどうか。そこが分かれ目だと私は考えます。

03

天才じゃないと気づいた先に残った、天才は状態という定義

▲目次
才能、時代に合っている、運と巡り合わせと環境の三つの泡が一つの円に集まり、天才は状態、と描いた水彩の図解。持っている物ではない、という札と、私は熱が入っている時間として受け取る、という札つき
図解: 天才は持ち物ではなく、三つが集まる状態
動画キャプチャ: かっぴーさんが天才は状態だという考えを話し始めた場面。画面のテロップに、天才とは状態である、と出る
動画キャプチャ: 天才とは状態である、の話に入った場面。テロップにも同じ言葉が出る(13:00頃)

自分は天才ではない、と気づいたとき、その先には何が残るのでしょう?かっぴーさんの答えは、天才を才能でなく状態として見る話でした。

かっぴーさんは、中高生の頃に天才ではないと気づいたと話します。小学校低学年は漫画家になりたかったものの、周りに自分よりうまい人がいました。

かっぴー(動画の中で・11:18〜)

あ、俺天才じゃないわって気づいたんですよね。

理由ははっきりしないまま、代理店に入ってからも、その実感を年々確かめていたと続けます。落合さんは、あの画風で多くの人に読まれた状態は、時代にとってかなり天才だったと返します。

かっぴー(動画の中で・12:39〜)

この本で仮に定義したんですけど状態だと思ったんですよね。

生まれつきの才能で全てが決まるほどではなく、時代に合っているか、求められているかが大事だと話します。

マンモスの時代なら才能を生かせなかったかもしれない、という笑いまじりの例も出ます。Gペンで原稿用紙を持ち込むしかない時代なら漫画家になれていない、とも言います。

かっぴー(動画の中で・13:49〜)

やっぱ才能天才かどうかは状態だなって思ってます。

ラフなネームを前向きに見てもらえるウェブ漫画の土台があったから、ある種スカウトされた、と続けます。運と巡り合わせと環境。今仕事がある時点で、誤解を恐れずに言えば天才状態だ、とも語ります。

天才は、持っている物ではなく、置かれた状態。

私なら、天才を持っている物としてではなく、熱が入っている時間として受け取ります!

9月21日の振り返りで、私は、息子が初めて動画を投稿した話をしました。編集に取り組み、勉強も朝からやって、熱が燃えている姿に、天才性が出るね、と答えました。

かっぴーさんは運や環境を大きく見ます。私の言葉には、場の力や縁もある、という言い方と、フローは自分自身で場は関係ない、という言い方の両方があります。

AI時代の天才を、答えを速く解く力でなく、判断軸で選ぶ力として書いた私の記事では、私はこう書きました。

私の記事より(AI時代の天才を、記憶と速さの力でなく、判断軸の力として書いた記事)

AI仙人が描く、これまでの天才。答えのある問題を、膨大な記憶から早く解く人です。その力は、AI時代にはあまり要らなくなった、と言います。

…

私なら、AIの答えを見て、ピンとくるかどうかを最後の判定に置きます。

その記事は、答えのある問題を早く解く力はAIの時代にあまり要らなくなる、という別の動画の見方を扱いました。

天才は時代で変わる、という向きは近い所。違うのは物差しで、私が最後に置いたのはピンとくるかどうかでした!

かっぴーさんは時代を、私は熱を先に置きます。重なるのは状態という所。分かれるのは、何が状態を作るかだと私は考えます!

04

注目を集めた側が勝つ流れへのカウンターとして、時代に合わせず応答して描く

▲目次
時代に合わせる道は受けるものを出して凡庸になり、時代に応答する道は技術と世界の今の形を見て自分ならこう表す、と二本の道で描いた水彩の図解。下に、私は自分の中の熱から出す、という札
図解: 時代に合わせる道と、時代に応答する道
動画キャプチャ: かっぴーさんが頬に手を当て、注目を集めた側が勝つ流れが嫌だ、という話をしている場面
動画キャプチャ: 注目を集めた側が勝つ流れへの違和感を語るかっぴーさん(16:05頃)

時代に合わせることと、時代に応答することは、似て見えて中身のどこが違うのでしょうか?注目の数字がすぐ見える今、出す物の物差しは、いったい自分のどこに置けばいいのでしょう?

時代に合わせ始めると、急に凡庸な物が大体できる、という話から入ります。返事として出たのは、時代に合わせようとは全く思っていない、という言葉。ただ、時代への応答は意識的にしている、と続けます。

かっぴー(動画の中で・14:26〜)

時代に合わせるっていうのは時代で受けるものに出すことだと思ってんですけど、

合わせるのは、その時代に受ける物を出すこと。応答は、技術の届いた所と世界の今の形を見て、自分ならこう表す、と出すことだと説明します。

誰かに受けようとは全く考えていない、とも言い切りました。『大人大戦』には、その応答を感じる、というのが落合さんの見方。

『大人大戦』の出発点は、今の空気へのカウンターでした。かっぴーさんは、若い人のなりたい職業や、今の若者の姿が気になっていたと話します。

かっぴー(動画の中で・15:54〜)

注目集めたもん勝ちみたいになってるのが本当に嫌で

例に挙がるのは、ネットで喧嘩する経営者、炎上するYouTuber、キラキラしたインフルエンサー。注目を集めた側が勝つ流れが本当に嫌で、真面目な人が損をしている、と続けます。

力のある人ほど、メディアに出なかったり、見つかりにくかったりする現実。優良企業なのに名前の知られていない会社も、日本に山ほどあると挙げました。

かっぴー(動画の中で・16:31〜)

SNSをしか見てないで育った子供たちどうなっちゃうんだろうっていうのがすごい怖くなったんですよ。

SNSだけを見て大人になる子どもたちは、どうなっていくのか。なりたい職業の候補が、ネットで話題になる言葉だけに狭まる怖さ。そのカウンターとして、誇張したSNS社会を描きたかった、と話します。

応答とは、外の流れを見たうえで、何を出すかを自分で決める構え。

私なら、注目の数字に自分を合わせず、自分の中の熱から出します!

9月6日の魂磨きで、私は、LIVE中に視聴者数が気になる、と答えました。多いと嬉しく、少ないとさみしい。本来は気にする必要はないけれど、数字が見えるので気になる、とも答えました。

気になることと、数字に合わせることは別の話。気になったままでも、出す物は自分の熱から選べます!

数字は、出したあとに眺める物。出す前の物差しは、自分の中のワクワクに置きたいんです!

かっぴーさんが嫌ったのは、注目を集めた側が勝つ流れでした。私は、その数字が見えて気になる側。そのうえで、出す物は自分の熱から決めると私は考えます。

05

説教臭くしない距離。かっぴーさんの作品と、落合さんのSNSとの付き合い方

▲目次
かっぴーさんは作品の中で、落合さんはSNSの使い方の中で距離を取る。天秤の左に説教臭さ、右に読む人の余地を載せ、下に、私は正しさを少し離して置く、と描いた水彩の図解
図解: 作品の中と、SNSの使い方の中。説教臭くしない二つの距離
動画キャプチャ: 落合さんが、バズろうと思って喋らない、とSNSとの距離を話している場面。画面のテロップにアテンションエコノミーの問いが出る
動画キャプチャ: SNSとの距離を話す落合さん(17:25頃)

社会の困った所を描く時、説教の匂いが立った途端に、物語は重くなります。問題を描きながら、読む人を説教の席に座らせないには、何を考えればいいのでしょうか?

誇張したSNS社会を描く時に、何に気をつけているのか。かっぴーさんが口にするのは、その加減のことです。

かっぴー(動画の中で・17:05〜)

そこのバランスはやっぱり常に考えてます。

説教臭さが出た途端に、作品はつまらなくなるという感覚。だからこそ、その釣り合いをいつも気にかけていると言います。

話はSNSとの距離に移ります。かっぴーさんが、SNSをやめたいと思わないかと聞き、落合さんが答えます。

落合陽一(動画の中で・17:27〜)

なんかバズろうと思って喋らないので

拡散を狙って話すことはしないので、10年ほど使い方はほとんど変わっていない、と落合さん。

2020年代に入ってからは、揚げ足を取られるようなことを口にしないよう気をつけている、と続けます。どんどん低俗化している、という見方も添えました。

炎上系の人が市議会議員になり始めた、という話も出ます。

『大人大戦』にも、この流れと重なる人物が出てきます。注目を集めて国民の支持を得て、そのまま政治家になった男が、物語の敵として描かれています。

問題を描きながら、読む人を縛らない工夫。そこに作り手の気配りが表れます。

私なら、正しさを説かず、読む人の内側のワクワクが立ち上がる距離を取ります!

近づけすぎた正しさは、ただの説教。少し離して置けば、読む人が自分で受け取る余地が残ります。正しさを目の前で突きつけられた時と、少し離れた所にそっと置かれた時。読む側に回った自分なら、どちらが心に残るか、思い出してみてください。

押しつけられた答えより、自分で見つけた答えのほうが、長く手元に残りませんか?

かっぴーさんの距離は、物語の中に置かれています。落合さんの距離は、日々の使い方の中。

私の目には、どちらも読む人を縛らない距離に見えます!

ただ、距離の作り方は別々。かっぴーさんは作品の中で、落合さんはSNSの使い方の中で距離を取る、と私は考えます。

06

ドパガキが増えて漫画が減る恐怖。その中で私が見ていたいもの

▲目次
にぎやかなスマートフォンの画面から、離脱を避ける工夫のある漫画の本を経て、本棚の本が減る恐怖へ流れる水彩の図解。下に、刺激で始まっても内側の熱が立ち上がるか、という札
図解: 刺激が増え、漫画が減るかもしれない恐怖
動画キャプチャ: 二人が並ぶ画面に、字幕で、漫画が減ってしまうんじゃないかという恐怖が、と出る場面
動画キャプチャ: 漫画が減ってしまうんじゃないかという恐怖、と字幕に出る場面(20:05頃)

刺激の強い物ばかりが選ばれる世界で、ページをめくって読む漫画は、読まれ続けるのでしょうか?動画の最後に出てくるのは、作り手が抱えている怖さの話です。

動画では、これからは漫画もドパガキ仕様になるのか、という問いが出ます。3行で済む話が装飾だけでできている、という意味での問いでした。かっぴーさんは、ドパガキ向けには描けていない、と答えます。

かっぴー(動画の中で・19:41〜)

漫画だとその離脱を避ける工夫っていうのはずっと昔からあるんですよね。

読者が途中で離れないための仕掛けは、漫画に昔から組み込まれてきた、と話します。話は、次のページをめくらせる作りへ進みます。それを意識するよう教わってきたけれど、ドパガキはそれどころではない、という流れです。

かっぴー(動画の中で・19:59〜)

ドーパミン中毒の人たちが大多数になってくると漫画読めなくなると思います。漫画が減ってしまうんじゃないかという恐怖がありますもん。

かっぴーさんは、ドーパミン中毒の人が多数派になった世界では、漫画が読まれにくくなる、と見ています。漫画そのものが減ってしまう、という恐怖です。

最後に、落合さんがAIをどう思うかと聞きます。かっぴーさんは、今のところアウトプットには使えないと正直思っている、と答えました。

漫画家としての、漫画が読まれなくなる恐怖。

私なら、外の刺激を敵にしません。ワクワクは内側から来ると見ています!

10月25日の魂磨き。楽しさの残り方を決まった形に分ける案に対して、私は、残り方はまちまち、と答えました。

ドーパミンの楽しさは、すぐ消えることが多かったり、中毒的だったり。すぐ消えた楽しさも含めてどう受け取るかと聞かれて、それはそれ、と返しました。

夢中は、私の側にも昔からあるもの。スーパーファミコンのダービースタリオンを、朝まで夢中に遊んだことがあります。

あのとき没頭していたことと、今やっているAIやコンテンツマーケティングは、同じ構造。そう答えた話は、ダービースタリオンの夢中とAIの没頭は同じ形だと書いた私の記事に残しています。

刺激で始まったかどうかより、そこから内側の熱が立ち上がるかどうか。私が見ていたいのは、そこなんです!

刺激の強さだけで、楽しさの行き先を決めてしまっていませんか?

楽しさの残り方は、決まった型には収まりません。決めつけずに眺めていたいんです!

かっぴーさんが語ったのは、漫画家としての、漫画が減る恐怖でした。私の側にあるのは、昔からの夢中。刺激の残り方を決めつけずに、その熱から出していくと私は考えます。

COLUMN

▲目次

目立つのが嫌な気持ちと、目立ちたい気持ちは、同じ私の中に並んでいた

ひろくんの頭の左に人の目を気にする気持ち、右に目立ちたい、褒められたい気持ちの吹き出しがあり、下に、どちらも同じ私、と描いた水彩の図解
図解: 目立つのが嫌な気持ちと、目立ちたい気持ちは、同じ私の中に

注目の話は、私にとって、きれいに片づく話ではありません。第4章で書いたのは、注目の数字が見えると気になる気持ち。ここでは、それより前の話を置きます。

これから引くのは、魂磨きの記事に書き残した、子どもの頃の私の2つの気持ち。片方だけを取り出しても、あの頃の私になりません。

私の記事より(目立ちたい願いが、普通でありたいと思っていた子どもの私にもあった)

一方で目立ちたい褒められたい思いもあった

「いつも他人の目を気にしていた」私も、目立ちたかった私も、同じ私です。

周りの目を気にして目立つのをいやがる気持ちと、目立ちたい、褒められたい気持ち。その両方が、同じ私の中に並んでいました。どちらも本当の私で、片方だけでは話が終わらないんです!

かっぴーさんが嫌うのは、注目を集めた側が勝つ流れでした。その話を聞いても、子どもの頃の私の中の目立ちたい気持ちを、消さなくていい、と私は考えます。並んだままでいられる2つの気持ち。大事なのは、出す物を何から選ぶかなんです!

人の目を気にする気持ちと、目立ちたい気持ち。読む人の仕事や発信の中にも、その2つが同じ時に並んでいる場面は、ありますか?

子どもの頃の私が抱えていた、2つの気持ちについて。この話は、目立ちたい願いが、普通でありたいと思っていた子どもの私にもあったに書いています。

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読んだ話を、自分の仕事に引き寄せたい人へ

かっぴーさんの6つの話を、自分の仕事に当てはめるプロンプト

この記事は、かっぴーさんが話した6つの話と、そこに重ねた私の見方を整理したものです。枠の中に、この記事のURLが入っています。手元のAIエージェントに読ませると、自分の仕事や発信に当てはめて重なる所と違う所を確かめられて、自分の環境で使える追加のプロンプトまで手元に残せます。

1

6つの話を整理する

かっぴーさんが動画で話した6つを、記事に書いた範囲で並べ直します。動画で話されたことと、私が重ねた見方を分けて返してもらえます。

2

自分の仕事や発信に重ねる

天才は状態という見方や、注目の数字との距離を、自分の今に当てはめます。重なる所と違う所を、分けて見られます。

3

自分の環境で使える追加のプロンプト

答えに合わせて、手元のAIエージェントにそのまま貼れるプロンプトを1〜3本つくってもらえます。どのプロンプトにも、この記事のURLが入ります。

返ってくるのはAIの答えです。任せ切りにせず、最後は自分の目で読み直してくださいね。

▶ タップしてプロンプトを開く

使い方は、下の依頼文を丸ごとコピーして、手元のAIエージェントに貼るだけです。枠の中に、この記事のURLが入っています。貼ると、AIがURLの記事を読んだあと、短い質問を1つずつ聞いてきます。

答えていくと、自分の仕事や発信に当てはめた整理と、環境に合わせた追加のプロンプトが返ってきます。といっても、返ってきた結果はそのまま信じず、自分の目で読み直してください。熱が入っているのはどこか、最後に決めるのは自分です!

次の依頼を、確認と整理だけで行ってください。

【記事のURL】
https://ai-kidou.jp/video-report-kappi-ochiai-genius-state/
最初に、このURLの記事を読んでください。読めない時は、読めなかったと伝えて、下の記事の要点だけを材料にしてください。

【目的】
漫画家のかっぴーさんと落合さんの対談動画を整理したブログ記事の要点を、私の仕事や発信に当てはめて確かめます。記事の話と私の今を比べ、重なる所と違う所を分けることが目的です。そのうえで、私の環境で使える追加のプロンプトをつくります。

記事の要点
・かっぴーさんが話した6つ
 1. 広告が人気の就職先から消えた話を、広告の世界を中で知る人が語った
 2. 毎日の打ち合わせや仕事を、少年漫画のバトルの構図で描いた
 3. 天才は生まれつきの才能だけで決まらず、時代に合っているか、求められているかの状態
 4. 時代に合わせず、時代に応答する。注目を集めた側が勝つ流れが嫌だ
 5. 社会の問題を描く時は、説教臭くしない距離を考える
 6. ドーパミン中毒の人が増えると漫画が読まれなくなり、減ってしまう恐怖
・記事の書き手の見方: 天才を持っている物ではなく、熱が入っている状態として受け取る。外の刺激や注目の数字は敵にせず、自分の内側の熱から出す物を選ぶ。

【やってよいこと】
1. 記事を読んだあと、次の4つを1つずつ質問してください。答えが返ってから次の質問へ進んでください。
 ・今取り組んでいる仕事や発信、またはAIに任せたい仕事は何か
 ・その仕事でAIに預ける物は何か(下書き、記録、メモなど)
 ・最後に自分の目で確かめたい所はどこか
 ・使っているAIエージェントや道具は何か(名前、扱えるファイルや記録の範囲など)
2. 答えをもとに、6つの話のうち、私の仕事や発信に当たるものを選んでください。
3. 当たる話ごとに、記事の話と私の今が重なる所、違う所を分けてください。
4. 私が答えた環境で、そのまま貼って使える追加のプロンプトを、1〜3本つくってください。各プロンプトの中に、記事のURL https://ai-kidou.jp/video-report-kappi-ochiai-genius-state/ を入れてください。
5. 分からない所は、推測で埋めずに質問するか、未確認と書いてください。

【守ること】
・材料は、上のURLの記事と記事の要点、私の答えだけにしてください。記事に無い手順・数字・主張を足さないでください。追加のプロンプトに足してよいのは、私の環境に合わせた言い方と手順だけです。
・設定の変更、削除、送信、購入は行わないでください。必要だと考えた時は、提案として書くだけにしてください。
・パスワード、鍵、口座の情報、メールで届くコードは求めないでください。貼られても使わず、消すよう伝えてください。
・動画でかっぴーさんや落合さんが話した言葉と、記事の書き手の見方と、私の答えを混ぜないでください。
・私が天才かどうか、才能があるかどうかを決めつけないでください。

【返す形】
(1) 6つの話の整理: それぞれを、動画で話されたこと、記事の書き手の見方、未確認の3つに分けて書く
(2) 私の仕事や発信に当たる話と、重なる所・違う所
(3) 私の今で、熱が入っている所と、外の数字や刺激に合わせている所(私の答えから分かる範囲だけ。分からなければ未確認)
(4) 提案として書いたこと(あれば。実行はしていないと添える)
(5) 追加のプロンプト(1〜3本・記事のURL入り)
最後に、私が自分の目で読み直したほうがよい所を1行で添えてください。
FAQ

よくある質問

▲目次

Q. 『左ききのエレン』は、どんな漫画ですか?

A. 仕事や会議、モデルオーディションを、少年漫画のバトルの構図で描いた、かっぴーさんの漫画です。動画の説明文によると、累計発行部数420万部を突破し、「この春TVアニメ化」と書かれています。詳しくは第2章。

Q. かっぴーさんが言う、天才は状態とは、どういうことですか?

A. 生まれつきの才能で全てが決まるほどではなく、時代に合っているか、求められているかで決まる、という考えです。かっぴーさんは、運や巡り合わせ、環境も大きいと話しています。詳しくは第3章。

Q. 時代に合わせるのと、時代に応答するのは、何が違いますか?

A. 合わせるは、その時代に受ける物を出すこと。応答は、今の技術と世界の形を前にして、自分ならこう表すと出すことだと、かっぴーさんは説明しています。詳しくは第4章。

Q. 漫画家のかっぴーさんは、AIをどう見ていますか?

A. 落合さんに聞かれて、アウトプットには使えないんじゃないかなと正直思っている、今のところ、と答えています。詳しくは第6章。

MATOME

まとめ

▲目次

動画の話は6つでした。広告が人気の就職先から消えた時代、仕事を少年漫画の構図で描いたこと、天才は状態という考え、時代に合わせず応答すること、説教臭くしない距離、ドパガキで漫画が減る恐怖。

天才の話で、かっぴーさんが見ていたのは、才能という持ち物ではなく、置かれた状態でした。時代に求められているか。

私は、どの話でも、熱が入っている状態として受け取る見方に戻ります。重なるのは、状態であること。違うのは、何が状態を作るか。私の場合は熱が先で、場の力や縁も重なります。

外の刺激や注目の数字が、気になってしまう日。私にも、そんな日はあります。それでも、出す物は自分の中の熱から選びます!

仕事の場面でも、家での遊びの場面でも。読む人が今、時間を忘れて熱の入っている状態になっているのは、どこですか?

LINK

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今回紹介した動画

チャンネルNewsPicks /ニューズピックス
出演かっぴーさん(漫画家)・落合陽一さん(聞き手)
公開日2026年10月29日
長さ20分32秒(日本語の音声)
URLhttps://www.youtube.com/watch?v=oYEkGdbJINo

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