WATCH REPORT

コンセプト設計は悪い商品をよく見せる技ではない。良い商品のパッケージ作り

2026.10.28

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回は、YouTube のチャンネル『しゃべくり社長』で、コンセプト設計の核になる考え方を黒板で講義した日本語の動画を紹介するね。

商品やサービスに自信はあるのに、どう見せればいいかが決まらない。コンセプトを作ろうとしても、言葉が出てこない。そんな個人事業主や発信者に向けて書きました。

紹介するのは、チャンネル「しゃべくり社長」が黒板を使って、コンセプト設計の核になる考え方を約25分で講義する日本語の動画です(2026年10月27日公開)。引用ブロックは動画の自動の字幕のままで、ずれた表記はその下の文で直します。

考え方は、動画の順にベネフィットの抽出、どこにフォーカスを当てるか、目新しさです。そのあとに、トレンドと長く使うこと、ブランディング、技の継承の話が付け足されます。

読み終えると、自分の商品のベネフィットを疑い、どの解決に光を当てて、どんな言葉で見せるかを決める順番がつかめます。

SPEAKER

しゃべくり社長

しゃべくり社長は、チャンネル『しゃべくり社長』で、黒板を使った講義形式の動画を公開していて、この動画の語り手です。

3行でわかるポイント

  1. しゃべくり社長は、コンセプトは悪い商品をよく見せる技ではなく、いい商品のパッケージ作りで、ベネフィットの抽出・フォーカス・目新しさの3つで作ると話します。(第2章へ)
  2. ベネフィットをドストレートに訴えず、高単価でお金が払われている業界の解決を探し、連想できる言葉遊びで目新しさを出す。講義はこの順に進みます。(第4章へ)
  3. 私なら、見せ方の型は成功している物から借りて、中身のストーリーや価値観、判断軸は自分の物のまま置きます。(まとめへ)

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01

コンセプト設計は、良い商品があってこそパッケージ作りになる

▲目次
飾りのリボンだけを巻いた中身の弱い箱と、良い商品がパッケージにおさまる箱を左右に並べた図解
図解: 見せ方の前に中身
動画キャプチャ: 黒板にコンセプトメイキングはパッケージ作り、と書かれ、しゃべくり社長が水のペットボトルを持ち上げて見せている場面。テロップは、視覚的にイメージができるわけやから(2:10頃)
動画キャプチャ: 黒板にコンセプトメイキングはパッケージ作り、と書かれ、しゃべくり社長が水のペットボトルを持ち上げて見せている場面。テロップは、視覚的にイメージができるわけやから(2:10頃)

商品の見せ方に悩んだ時、最初に何を確かめていますか?講義は、言葉を探すよりひとつ手前から始まります。

しゃべくり社長は、まず世の中の勘違いを正すと言います。コンセプトは、どう世の中に打ち出すかという見せ方。ただし、悪い商品をよく見せる技ではない、と話します。

しゃべくり社長(動画の中で・1:05〜)

で、え、大前提クソみたいな商品をよく見せるっていう技ではないよっていう。

中身の弱い商品を、言葉の力でごまかす道具ではない。ここが講義の大前提です。

変な商品を持ってきて「どう見せたらいいですか」と聞かれることがある。でも、そういう商品を見せるコンセプトは無い、としゃべくり社長は言い切ります!

しゃべくり社長(動画の中で・1:19〜)

そもそもクソみたいな商品をよく見せるコンセプトはありません。

そのうえで、コンセプトメイキングはパッケージ作りだと話します。黒板にもそう書かれていました。

コーヒーなら、ラベルを見れば見せ方がイメージできます。ところが無形の商品やサービスになると、急に難しく考えてしまう。講義はそう続けます。

私なら、見せ方を考える前に、その中身でお客様を救えるかを先に見ます。安かろう悪かろうでは、お客様を救えないからです。

02

ベネフィットをそのまま訴えても売れないのはなぜか

▲目次
虫眼鏡でベネフィットの丸い印を見て、自分の業界と別の業界へ矢印が伸びる図解
図解: ベネフィットを疑う
動画キャプチャ: 黒板に、一行目のベネフィットから三行目の目新しさまで、番号つきで縦に並んでいる場面。テロップは、それをどう目新しく見せるのか(4:05頃)
動画キャプチャ: 黒板に、一行目のベネフィットから三行目の目新しさまで、番号つきで縦に並んでいる場面。テロップは、それをどう目新しく見せるのか(4:05頃)

自分の商品の良さを、どんな言葉で伝えていますか?その言葉、同じ業界の人もほとんど同じことを言っていないでしょうか。

3分ごろ、しゃべくり社長は黒板に考え方を順に書きます。1つ目はベネフィットの抽出。2つ目はどこにフォーカスを当てるか。3つ目は目新しさです。

しゃべくり社長(動画の中で・3:06〜)

あなたの商品のベネフィットはそもそも何ですかと。

ベネフィットは、ビフォーアフターのこと。例えば「SNSで集客できるようになります」とドストレートに訴えても、みんなが言っているので差が出ない、という指摘です。

しゃべくり社長(動画の中で・3:38〜)

だから大事なのはこのベネフィットの抽出の仕方が大事なの。

ベネフィットは、問題と解決のセット。それを自分の業界ではない業界の問題と解決に一度ずらして、並べてみる。抽出の仕方で売れるかどうかが決まる、というのが講義の言い分です。

しゃべくり社長(動画の中で・6:29〜)

今自分が思っているお客さんっていうのは本当にお客さんなのっていう。今自分が考えてるターゲットってのは本当にターゲットなのか。

で、最初にやるのは疑うこと。お客さん、ターゲット、問題、解決、ベネフィットを全部疑う。これがしゃべくり社長の最初の一手です。

入口は、誰のどんな問題を解決するかというUSPでいい。目安は、10人ほどに提供して実際にベネフィットが出ていることだそうです。

実は、これに近い話を私もLIVEでしていました。2025年4月8日の朝LIVEで、AIエージェントが本を書き進める画面を見せたあとのことです。

1冊の自分の本があれば、50代で起業したい会社員向け、20代の新入社員向けのように、セグメントを尖らせた本として出し直せる。そう話しました。

コアになる自分のコンテンツを入れ替えれば、無限にコンテンツが作れる、とも話しています。

向きは近いのですが、出発点が違います。講義は、問題と解決を別の業界にずらして探します。私が話していたのは、同じコアを別の読み手に向けて出し直す話でした。

03

解決は、高単価でお金が払われている業界に当てる

▲目次
安い業界の露店に×を付け、自分の解決の道具箱から高単価の業界の立派な店へ太い矢印が向かう図解
図解: 高単価の業界に当てる
動画キャプチャ: 黒板の円と矢印の図に、20から30の書き込みがある場面。テロップは、20〜30万円以上が高単価(13:26頃)
動画キャプチャ: 黒板の円と矢印の図に、20から30の書き込みがある場面。テロップは、20〜30万円以上が高単価(13:26頃)

自分の商品の値段、どこを見て決めましたか?同じ業界の相場だけを見ていると、講義の2つ目の考え方とは逆向きになります。

2つ目はフォーカスです。ベネフィットが出ればビフォーアフターが出る。つまり問題も出てくる。そのどの問題に光を当てるかが鍵になります。

そして、解決策を安い業界に当てない。高単価でお金が払われている解決を探すリサーチをする、と続けます。

しゃべくり社長(動画の中で・9:35〜)

解決に金を払ってんやったら問題なんて何でも不随。

解決にお金が払われているなら、問題はいくらでも後からついてくる。見るのは問題ではなく解決だ、という意味です。

高単価の目安は、画面のテロップで20〜30万円以上。広告の費用対効果が取れる金額だから、という理由です。

自分より上の単価帯、例えば300万円の解決策を調べ、手順や手法を切り抜いて寄せていく、とも。

しゃべくり社長(動画の中で・13:38〜)

単価をもっと上のものをリサーチなあかんだよ。

単価の上を見に行け、ということですね!ただし例外もあります。自分の業界で既に目新しければ、ドストレートでも売れる、という断りです。

私なら、自分の解決を、安い業界には当てません。自分の命を削って得た経験を、安売りするつもりはないからです。

2026年9月10日の魂磨きで、高く売る理由を聞かれたことがあります。私の答えは「高く売ることでしっかりサポートやサービスも通じて結果に導ける。講座だけでも利益再投資でよりよい講座にできるのもある」でした。

そう思った時の気持ちを聞かれて、「相手に投資以上の還元をして3方よしにしていきたい」と答えています。

値段を下げる場面で絶対に削れないものは何か、という問いには、「エコシステムになるかどうか」と答えました。

講義が高単価を支える理由は、広告の費用対効果です。私が挙げた理由は、サポートと再投資で結果まで運べること。理由は違います。どちらが正しいかを決めたいわけではありません。

04

目新しさは言葉遊び、もったいないと思わせて普通を具体にする

▲目次
他の業界の解決の道具箱から、言葉遊びの吹き出しを通り、もったいないの電球が光る図解
図解: 目新しさは言葉遊び
動画キャプチャ: 黒板の図に、もったいない、の円が書き足された場面。テロップは、ポンって出してあげたら取れんねん(17:19頃)
動画キャプチャ: 黒板の図に、もったいない、の円が書き足された場面。テロップは、ポンって出してあげたら取れんねん(17:19頃)

新しいコンセプトを考える時、造語をひねり出そうとしていませんか?講義の3つ目は、その逆を勧めます。

3つ目は目新しさ。他の業界で既に高く売れている解決を、連想できるように言葉で見せます。

しゃべくり社長(動画の中で・10:44〜)

だからコンセプトはね、もうね言葉遊びです。

コンセプトは言葉遊び。それも、小学生レベルの分かりやすさがちょうどいい!意味の分からない造語は、解決を連想できないので使えない、とも話します。

イメージの持たせ方は1つだけ。知らなかったのがもったいない、と思わせること。例えば、時間とお金をかけて取ったのに使えていない資格に、仕事を当てる。そんな例が出てきます。

しゃべくり社長(動画の中で・17:19〜)

見た瞬間目新しくイメージができてでしかもうわか、うわそんなことか、うわ、それかっていうこのもったいなさが出るようなイメージを意識しながら作ってんの。

見た瞬間に目新しく、そんなことだったのかと惜しくなる。そのために業界の言葉をリサーチします。

しゃべくり社長(動画の中で・18:42〜)

普通にやってますとか、普通にホットペッパーですとか、普通にこうやってやってますっていう、この普通っていうワードが出てくる人は基本的に売れないだ。

「普通に」と言う人には、普通にって何かを聞き返し、画面を見せてもらって具体にしていく、というやり方です。ホットペッパーの例も出てきました。

その「普通に」を具体にしないままでは、売れるコンセプトは作れない。ここが講義の念押しです。

私なら、言葉は小学生にも分かる日常の言葉にします。難しいカタカナで煙に巻く業者には、なりたくないからです。

05

トレンドに寄せすぎず長く使うには、ブランディングと継承

▲目次
トレンドの波から、ロングの道を通り、学校の校舎へ続く図解
図解: 長く使うための道
動画キャプチャ: 黒板の右上に、トレンドからロングへ向かう囲みが書き足された場面。テロップは、トレンドには寄せてんねんけど長く使えるもの(21:09頃)
動画キャプチャ: 黒板の右上に、トレンドからロングへ向かう囲みが書き足された場面。テロップは、トレンドには寄せてんねんけど長く使えるもの(21:09頃)

そのコンセプト、3年後も使えそうですか?講義の後半は、作ったコンセプトを長持ちさせる話に移ります。

コンセプトには世の中のトレンドを入れる。ただし寄せすぎると、トレンドが終わった時に一緒に終わる、という注意です。

しゃべくり社長(動画の中で・20:01〜)

トレンドに寄せるとトレンドが終わったら死ぬねん。これがコンセプトのいいところでもあり、悪いところでもある。

流行に乗れば強い。でも流行が去れば弱い。長く使うには普遍的なトピックへつないでいく、と続けます。

しゃべくり社長(動画の中で・20:45〜)

だから俺は絶対AI言わへん。AIっていうものをコンセプトで言ってしまった段階でもうAIの人になっちゃうわけでしょ。

その例が「AI」です。コンセプトにAIを入れた時点で「AIの人」になり、方向転換できなくなる、という指摘です。

さらに、コンセプトの先にはブランディングがある、と話は進みます。

しゃべくり社長(動画の中で・22:23〜)

無型の最終1番ブランドが強くて1番分かりやすいもの何ですかって言われたら学校なの

無形のブランドで一番強く、一番分かりやすいのは学校。「稼げます」を前面に出すと学校ではなくなる、と続きます。

大学と共同研究しているパブリックスピーキングが3年目で、12月に論文を発表する、という例も出てきました。トレンドをロングトレンドへ変える例です。

流行の話は、私もLIVEでしていました。2025年4月8日の朝LIVEの続きで、コンテンツが増えすぎると、今度は読まれなくなる、と話したんです。

結局読まれるのは、この人のコンテンツだから、と選ばれるもの。本質は変わらない、とも話しました。

ジブリ風の画像が一瞬だけ流行って、「お腹いっぱい」になった。あれと同じことが、本や動画でも起きる、という話です。

講義の「トレンドに寄せると終わる」と、私が話した「流行は一瞬で、残るのは選ばれる人のコンテンツ」は、同じ向きです。私が話していたのは、誰が出しているかで選ばれる、という話でした。

最後に、しゃべくり社長は、コンセプト作りは難しいから継承だと話します。最初は答えを聞いてもいい、と。

しゃべくり社長(動画の中で・24:17〜)

とはいえ、初めはやっぱり別に答え聞くでもいいのよね。

答えを聞きながら、何度も繰り返して、感覚を受け継いでほしい。それが講義の結びです。

COLUMN

▲目次

見本の型を借りる時に、手放さないものは何か

ひろくんが、見本の型紙と、自分の中身の瓶を、大きなグラスで混ぜる図を紹介している図解
図解: 型は借りて中身は自分

講義の結びは、最初は答えを聞いてもいい、何度も繰り返して感覚を受け継げばいい、という話でした。2つ目の考え方でも、高単価で売れている業界のやり方を切り抜いて寄せる、と話していました。どちらも、うまくいっている型を借りることを止めていません。ゼロから全部を自分でひねり出さなくていい。料理で言えば、うまくいっているレシピを手元に置いてからキッチンに立つようなものです。ただ、レシピを借りることと、どの食材を使うかまで人に任せることは、別の話です。

その線を、私は2026年8月16日の魂磨きで言葉にしていました。見本を基準に作った完成物が一番しっくり来た、その理由を聞かれた時のことです。私の答えはこうでした。

私の記事より(見本に自分の原液をマージする考え方を書いた魂磨きの記事・一番しっくり来た理由を聞かれた回答)

見本とカルピス原液をマージするのが最強。

見本は、型と、どこまで仕上げるかという水準を渡してくれます。私が原液と呼んでいる中身は、私のストーリーや価値観、判断軸です。どちらか片方ではなく、混ぜる。

見本の型を借りても薄めたくない中心は何か、という別の問いもありました。

私の記事より(見本に自分の原液をマージする考え方を書いた魂磨きの記事・薄めたくない中心を聞かれた回答)

ストーリーや価値観、判断軸、在り方、why

講義は、答えを聞いて繰り返し、感覚を受け継ぐ話でした。私の答えは、見本とマージする、というものでした。違いは1つ。講義は、他の業界のやり方に寄せて売れる形にする話です。私が引いているのは、ストーリーや価値観、判断軸は薄めない、という線です。

自分の商品に置き換えると、どうでしょう。借りたい型は、どこで売れている物ですか?そして、型を借りても手放さないものは何でしょうか?

引用は、見本とマージするのが最強だと答えた、2026年8月16日の魂磨きの記事からです。見本に自分の原液をマージする考え方を書いた魂磨きの記事引用元の記事は、リンク先から読めます。

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FAQ

よくある質問

▲目次

Q. コンセプトは、悪い商品をよく見せる技ですか?

A. しゃべくり社長は、違うと話します。良い商品が前提で、悪い商品をよく見せるコンセプトは無い、というのが講義の大前提です。

Q. 高単価は、いくらからが目安ですか?

A. 講義では、画面のテロップで20〜30万円以上が高単価の目安と示されます。広告の費用対効果が取れる金額だから、としゃべくり社長は話します。

Q. 「AI」をコンセプトに入れない方がいいのですか?

A. しゃべくり社長は、AIをコンセプトに入れると「AIの人」になって方向転換できなくなるので、自分は言わないと話します。トレンドに寄せると、トレンドが終われば一緒に終わる、という話の例です。

MATOME

まとめ

▲目次

しゃべくり社長の講義は、ベネフィットの抽出、どこにフォーカスを当てるか、目新しさの3つで、いい商品のパッケージを作る話でした。

その先に、トレンドに寄せすぎず長く使うこと、学校のようなブランディング、そして繰り返して受け継ぐ継承が付け足されます。

私なら、型は借りても、ストーリーや価値観、判断軸は薄めずに置いておきます。

LINK

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REF

参考リンク

今回紹介した動画

チャンネルしゃべくり社長
出演しゃべくり社長(講義の語り手)と受講生のみなさん
公開日2026年10月27日
長さ25分7秒(日本語)
URLhttps://www.youtube.com/watch?v=hoXS6HEnptU

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