ひろゆきのシン・未来予測の書評、2021年の本を今の仕事の判断に使う

AIを使うことと、仕事を手放すことは、別の話です。たとえば、問い合わせへの返信の下書きは、AIに任せていいのか。
請求書の確認は、最後まで自分が見るべきなのか。週ごとの数字のまとめは、どこまで渡せるのか。
一つずつは小さな作業です。それでも線が引けないと、どれも自分の机に残ります。
その線引きに使いたいのが、ひろゆきさんの『ひろゆきのシン・未来予測』です。2021年9月にマガジンハウスから出ました。
テクノロジー、経済、仕事、生活、コンテンツ。この五つの未来を、著者が当時のデータから見立てた本です。予測の中身より、見立てる時の物差しのほうが、仕事の選び直しに効くんですよね。
家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくんです。
この記事では、2021年当時の著者の予測を、章の順に紹介します。そのうえで、今の仕事の判断へどう使うかを書きます。
3行でわかるポイント
- 2021年刊のこの本は、縮んでいく日本の未来をデータで投げかけ、最後に社会を変えるか、心構えを変えるかの二択を置きます。
- 章をまたいで使えるのは、技術的に「できる」ことと、実際に「普及する」ことを分けて見る目です。
- AIに代わられるかを業界より仕事内容で見る第3章の視点は、抱えた仕事を委ねるか自分が持つかの選び直しに使えます。

ひろゆきのシン・未来予測の書評、2021年の本を今の仕事の判断に使う

この本は2021年9月に出ました。並んでいる数字も、コロナ禍の空気も、その時点のものです。
だから今読むなら、当時の予測は当時の見立てとして受け取ります。当たったか外れたかの採点は、この記事ではしません。2026年の制度や相場とも混ぜません。
では、なぜ今開くのか。AIの本ではないのに、委ねきれない人ほど効く章があるからです。第1章の丸投げの話と、第3章のAIの下請けの話ですね。
もう一つの入口は、本の最後の二択です。日本全体の話として書かれています。
それを、自分の会社という小さな社会と、自分の心構えの話に引き寄せて読むこともできます。
いくつかの章には、私が書いてきた文章や、話してきた答えと噛み合う所があります。そこだけ、本の話のあとに私の場合として書きました。
本の背骨|未来予測は、考えるきっかけとして投げられている

はじめにで著者は、自分の役割は論破より投げかけることだ、と書いています。
データに基づく事実と予測を伝え、受け取った人が自分で考えたり、疑問を持ったりする。そのきっかけを渡す本です。
土台にあるのは人口です。人が減るだけではありません。働いて税を納める世代が減り、支えられる世代が増えていきます。
著者はこれを、少子高齢化とは「稼げる人が減って、養われる人が増える」ことだと言い換えます。
ここから、年金や介護、地方のインフラ、大学の経営、テレビや新聞の行方が、同じ根っこから枝分かれしていきます。
もう一本、全章を通る物差しがあります。新しい技術が広まるかどうかを、技術そのものより、制度やコストから見ることです。
第0章は、5Gへの期待を冷まします。第1章は、オンライン診療を阻むのは診療報酬のルールだと書きます。そして第2章の昆虫食の所で、この見方がはっきり言葉になります。
「できる」と「普及する」は別物
最後に来るのが、社会を変えるか、心構えを変えるかの二択です。暗い予測を並べたあとで、選び方を読む人の側に返して終わる。この順番が、本の背骨です。
全容解説|はじめにからおわりにまで、本の順に読む

ここからは、本の順に中身を追います。各章の予測は、どれも2021年時点の著者の見立てです。
私の経験や答えと噛み合う章だけ、本の話のあとに私の場合の箱を置きました。
はじめに 「先の見えない不安」を抱えるすべての人へ
目次の前の扉は、短い言葉で始まります。
日本の未来は暗い。
続けて、読む人の未来まで暗いとは限らない、と書きます。
未来を予測して、今のうちに準備する。そうすれば、みんなでダメになる流れから抜け出せる。耳の痛い本当の未来でも知りたい人だけ、ページをめくってほしい、と。
著者は以前から、生活コストを上げないで幸せに暮らそうと言ってきたそうです。働く人が減り、養われる人が増える日本が、貧しくなるのは明らかだったからです。
フランスで必要最小限のコストで暮らす自分は、将来への不安とは無縁だ。著者はそう書いています。
本文の出発点は、生配信の切り抜き動画です。2021年5月の1か月で、総再生回数は3億回を超えました。中でも未来予測の動画が、よく再生されていたそうです。
忖度抜きの未来を知りたい人が多い。著者はそう実感したといいます。
フランスの黄色いベスト運動も出てきます。燃料増税への抗議が、あっという間に大きなデモへ広がった。参加者の多くは、明日の生活への不安を抱えていた、と著者は書きます。
一部の暴力行為で、市民の間には分断も生まれました。先の見えない不安は社会を壊す。日本にとっても、対岸の火事ではないという話です。
根拠は人口です。日本の人口は2008年をピークに減り始め、2060年には9284万人になると予測されています。
歴史人口学者のエマニュエル・トッド氏の、人口が減ることは社会にとっていいことではない、という言葉も引かれます。
今の日本は、勝者が極端に少ない椅子取りゲームのようなものだ。著者はそう続けます。
構成は五つの分野です。第0章でそれぞれの今を押さえてから、第1章から第5章の未来へ進みます。
第0章|「未来を考える」ための“今”の話
第0章は、このあとの予測の前提を置く章です。五つの分野ごとに今を示し、各章の予告をしていきます。
テクノロジーは、急な上昇の途中にあると著者は見ます。2ちゃんねるを作った頃、ネットは一部のオタクのものでした。今は誰もがスマホで使っています。
アメリカのEMC社による、世界のデジタルデータの規模は2年ごとに倍増している、という報告も紹介されます。
一方で、5Gには冷めています。それほどの情報量を要するコンテンツが、ほとんどない。電波の届く範囲が短く、都心では基地局の置き場所も見つからない。
著者の言葉では、「5Gにはそれほど期待できない」。夢物語に騙されない、という視点を第1章の予告に掲げます。
経済では、コロナで財政が悪化し、日本は安い国になったと指摘します。ビッグマックの値段では、日本はアメリカどころか、タイやブラジルより安い。
その下には、歪な人口の形があります。働く世代が減り、高齢の世代が増えていくのです。
仕事の今は、印鑑やFAXのための出社に象徴されます。日本企業は、国内に市場があったから変なままでも生き残れた。だから、市場の縮小とグローバル化に対応できずにいる、と著者は見ます。
IMDの競争力ランキングでも、インフラの評価は高い。一方で、経営姿勢や生産性は低いそうです。
日本人が無能なのではなく、やり方が時代に合っていないだけ。著者はそう書いています。
生活では、人口の減少と東京一極集中を挙げます。インフラや教育制度の維持が難しくなる、という予告です。
コンテンツでは、若者のテレビ離れと新聞の部数減を示します。テレビ局や新聞社のような、コンテンツを自分でつくる会社が少しずつ力を失い、代わりにYouTubeやネットフリックスのような、コンテンツを届ける場が勢いを増している。著者はこの移り変わりを、ものをつくる側から、つくってもらう側への流れとして見ています。

今は「ものをつくる時代」から「ものをつくってもらう時代」への過渡期を迎えているように思います。
第1章|テクノロジー それは人類の脅威か、希望か
第1章は、新しい技術が広まるかどうかを、制度やコスト、社会の構えから読み解く章です。
最初の話は、アフリカより遅れている日本です。電子決済やドローン配送は、インフラが整っていない国ほど一足飛びに進む。リープフロッグ現象です。
対する日本は、FAXを使い続けています。2021年4月には、省庁へFAX廃止を促す通達が出たほどです。
著者が問題にするのは、自治体の丸投げです。自分たちで作るべきプログラムを、システム会社に任せてしまう。中にわかる人が少ないので、相手に都合のいい方向へ誘導される。
接触確認アプリCOCOAで、不具合が4か月放置された件も挙がります。
新しいシステムは、どこかにあるミスを探し出してやる、という悪意のある目で確かめなければならない。
ところが全部任せると、確かめ方まで、作った会社が作ります。これでは、その目が働きません。

DXが進まない根っこについては、こう書きます。
日本はほかの国よりも「できない人に合わせる風潮」が顕著
比べる相手はフランスです。確定申告は、オンラインのほうが締め切りが遅い。一度オンラインで出すと、紙には戻れない。そうやって少しずつ紙を減らしていきます。
自動運転は、人が運転するほうが危ないので普及する。著者はそう言い切ります。持ち主が使わない時間に車を走らせて稼ぐ、ロボタクシーの構想も出てきます。
駐車するより走らせておくほうが安くなれば、駐車場がいらなくなる。そんな未来も描かれます。
ただ、法改正が遅く、実験の機会が少ない日本のメーカーは、存在感を失うだろうとも書いています。
次は、遺伝子編集の節です。節の題は「遺伝子編集が「超人類」を生む」。ただ、入口は遺伝子編集ではなく、遺伝子組み換えの食品の話なんですよね。値段の安い遺伝子組み換えの食品が広がるほど、ビオにこだわるお金持ちと、安さ優先で買っていく低所得者層に、口にするものが分かれていく。著者はそう見ます。
人への遺伝子編集は、中国が先行しています。倫理観は時代とともに変わる。お金持ちを中心に、なし崩し的に浸透していくという予測です。
自動翻訳は、完成までは英語との組み合わせが優先されます。だから英語圏の人が一番得をする、という見立てです。
ビッグデータは、力技のできる企業が独占していく。ラベル付けのような、地味で手間のかかる作業にお金をかけられるからです。ここで著者は、失敗への態度を比べます。
新しいことについてアメリカ社会は「とりあえず進めてみて、不具合があれば直せばいい」というスタンスだから、みんな怖がらずにチャレンジができるのです。
日本では、失敗した人にレッテルが貼られ、再挑戦しにくい。プライバシーで炎上しやすいこともあって、データ集めで後れを取る、という見立てです。
店については、無人店舗より、極限まで省力化した有人店舗が中心になると見ます。無人店舗は、人がいる店とネットの店の間にある、中途半端な存在だからです。
単純作業のアルバイトは減ります。重宝されるのは、こういう人です。
商品の知識があり、お客さんの相談に乗れたり、トラブルに対して的確な対応ができたりなど
著者はこれを+αの仕事と呼びます。
残りの節は駆け足でいきます。VRは娯楽に特化し、現実に情報を重ねるARは医療や研修で広がる。オンライン診療は、5Gでなく有線で足りる。
オンライン診療の普及を阻むのは、技術より診療報酬のルールです。医療体制が崩れる直前に、慌てて推奨へ転じるだろう、と著者は見ています。
最後は監視の話です。SNSの相互監視は人を行儀よくする一方、統制社会の入口にもなりうる。信用スコアは、国民のほとんどが使っているような利用者の多いサービスがない日本では広がりにくい、と締めます。
私の場合|営業として入った会社で、パソコンまわりも担っていた
この章の丸投げの話には、2019年に公開した私の自己紹介の経歴欄を並べます。
私は建設会社の解体作業員のアルバイトをきっかけに、リフォームの営業として社員に雇われました。
その会社での役目を、経歴欄には「社内でWEB更新、PC導入・操作アドバイス」と書いています。続けて「ネットを活用した革新的な通販システムの開発」とも書きました。
営業として入った会社で、社内のパソコンまわりも担っていたわけです。
本の指摘を自分の会社に置き換えると、問いが一つ残ります。AIの設定や仕組みを外に任せた時、社内で中身を確かめるのは誰か。
著者の言う悪意のある目を、自分の会社では誰が持つのか、ですね。
第2章|経済 「日本の財布」はもう限界
第2章は、日本の財布が限界に近づく中で、制度や格差、企業、環境、食料をどう見るかの章です。
年金や医療の話が多いので、先に断っておきます。ここで書くのは、2021年時点の著者の見立ての紹介です。制度の今の条件や、個人のお金や健康の判断は扱いません。
年金について、著者は払わないほうが得という説を誤りとします。保険料は、税金の計算より先に差し引かれる。そうした仕組みから、払っておいたほうがトクだという立場です。
一方で、今の仕組みは平均寿命が短かった時代の設計です。年金だけでは暮らせない。足りない分は自分で用意するしかない、と続けます。
老後2000万円問題も、まともに計算していた人には今さらの話だった、と書いています。
若い世代の中でも、これから「大多数の貧乏な若者、一部の裕福な若者」に分かれていく。著者はそう見ます。
同じクラスだった友達が、自分の何十倍も稼いでいる。同世代の格差は、若者と高齢者の格差より残酷だ、と著者は書きます。
同じ節で著者は、今の現役世代は「誰もが貧乏予備軍」だとして、生活コストを上げない感覚を勧めています。

特上カルビ3000円ではなく、300円の牛丼で満足できる感覚を持っておいたほうが幸せになれると思います。
中国の寝そべり族のような若者が、日本にも出てくるかもしれない。そんな予想も書かれています。
高齢者については、居場所もお金もない人の軽犯罪が増えると見ます。刑務所が、衣食住の受け皿になってしまう。解決には、孤独な人を減らすことが要る、という主張です。
現金は、治安のよさと、不正を隠したい人の存在で一部に残ります。それでも基本は、脱現金化へ進むという見立てです。
アマゾンは、安値と買収で経済圏を広げています。クラウドのAWSを通じて、生活の裏側にまで入り込んでいる。
著者の家のお掃除ロボットが、AWSの障害で動かなくなった話も出てきます。
予防医療については、2021年当時の状況として「今、国を挙げて予防医療に力を入れています」と書かれています。病気の高齢者が増え、医療保険制度が危機にあるからです。
ところが日本人は過度にリスクを恐れ、予防接種や予防的な治療に消極的だ、と著者は見ます。そのうえで、日本人は予防医療の有用性をもう少し認識すべきだ、と書いています。
環境問題では、本当にエコかを確かめずに、エコっぽいものに飛びつく姿勢を疑います。SDGsの実現性にも懐疑的です。
世界が一丸になれない以上、国や会社ごとの具体的な目標のほうが未来をよくする。そういう立場です。
食料危機は、人口が急に増えるアフリカなどで起きる。日本では起きない、と著者は見ます。本が挙げる生産額ベースの自給率は約66%。主な穀物の輸入先も、アメリカやカナダなどだからです。
章の最後は昆虫食です。捕まえることも養殖することも、技術的にはできる。でもコストを考えると普及しない。ここで、さきほどの物差しが出てくるわけです。
第3章|仕事 「生き残れる人」の共通点
第3章は、縮んでいく日本で、生き残れる人は何が違うのかを見ていく章です。給料、人材流出、AI、業種、スキル、移民、定年、学び方と、話題は広い。
抱えた仕事を選び直す、という今回の着地にいちばん近い章でもあります。
まず給料です。主要国の中で名目賃金が下がっているのは日本だけだ、と著者は書きます。原因は怠けではなく、頑張りすぎという見立てです。
家電でもお菓子でも、毎シーズン各社がそろって新商品を出します。著者が問題にするのは、そこです。
多くの会社は、頑張れば頑張るほど生産性が下がっていく負のスパイラルに陥っています。
食品業界には、千三つという言葉があるそうです。千個出しても、当たるのは三つ。一社だけやめれば売上を取られるので、どこもやめられません。
ロスジェネ世代の話も、この給料の見立てから出てきます。日本人の給料は今後どんどん下がっていく。だから、そこそこの幸せを大事にするロスジェネ世代から、生き方を学ぶ必要すら出てくる可能性がある。著者はそう書きます。
次は人材の流出です。海外で働けるごく一部の優秀な若者と、日本で働く以外に選択肢がない大多数。仕事でも、この二極化が進むと著者は見ます。
新しいものを胡散臭がる職場からは、優秀な若者が出ていく。日本なら発案者が逮捕されたかもしれない、民泊のAirbnbが例に挙がります。
内向きな風土の背景として、著者は家族の形にも触れます。引くのは、エマニュエル・トッド氏の『世界の多様性 家族構造と近代性』です。
アメリカは、子どもが成人すると家を出る絶対核家族。故郷や祖国に固執せず、よく動き回ります。
日本は、子の一人が親元に残って家を継ぐ直系家族。故郷を離れることに積極的でなく、移動性が低い傾向がある、という分析です。
ほとんどの若者は、親世代の価値観を引き継いで内向きでい続ける。そして一部の優秀な若者だけが、海外へ出ていく。日本企業は、人材の確保にさらに苦労する、という流れです。
次がAIです。著者はまず、AIと統計の違いを押さえます。ここは2021年当時の、この本の説明として読みます。
本の例はこうです。コンビニの販売データを学習したAIは、X店では朝に肉まんが売れる、という答えを出す。でも、なぜ売れるのかまでは分析できない。
統計は、客層の似たY店の例から、因果まで考えていく。本はそう対比させます。
本はAIの結論に至る過程を、ブラックボックスと呼びます。答えにそのまま従うだけなら、人はAIの下請けになる。これが2021年の本の警告です。
採用をAIに任せたら、ほぼ男性ばかりが合格した例も出てきます。それに従えば、性差はさらに広がる、という指摘です。
AIと統計をどう分けるかは、技術とともに動く話です。この節の分類は、当時の本の説明として受け取ります。
私がこの節から持ち帰るのは、受け取る側の姿勢です。答えを受け取ったら、その根拠を自分で確かめる。採用の例も、確かめずに従えば偏りがそのまま広がる話として読みました。
代わられやすいのは、給料の高いホワイトカラーの仕事だと著者は見ます。残るかどうかは、業界より仕事内容で決まる。スーパーという業界は残っても、レジという仕事はなくなる、という具合です。
人間同士のコミュニケーションを必要とする仕事はAIに駆逐されにくいのです。
ただし、商品の注文のような定型化したやりとりは、AIが担うと見ます。

画像認証の突破を、人が1件ずつ入力している例も出てきます。機械のために人が働く未来です。
意外に有望な業種は、第一次産業と観光業です。テレビは困っている人ばかり映すので誤解されているが、成功例は多い。歴史的な観光地は、パンデミックを踏まえても復活すると見ます。
大学生には、とりあえずIT系の企業に入るよう勧めます。海外でも稼げるスキルを身につけるためです。
稼ぎ方は三つだ、と著者は言います。自分で働く、元手のお金に働かせる、機械に働かせる。元手のない人が時間と体力を使わずに稼ぐなら、機械に働かせるしかない、という理屈です。
プログラミングは、中学の数学がわかれば学べるそうです。日本語の壁に守られたアプリ開発は、個人でも稼ぎやすい。上達のコツはこう書かれています。
プログラミングを早く自分のものにするコツは、優れたものをマネすること。
それから、わからないことは人に聞くこと。小さいうちにパソコンに触れておくことも大切だ、と著者は書きます。
著者は、児童養護施設へパソコンを寄付する活動も始めた、と書いています。小学生の時、誕生日プレゼントにMSXというパソコンを買ってもらった。それでいろいろ遊んでいたことが、プログラミングのスキルを身につける下地になったそうです。
本が引くみずほ総合研究所の資料では、労働人口は2020年の6404万人から、2060年には4157万人まで減ると予測されています。まともな人件費を払えない格安業態は、淘汰されるべきだと著者は書きます。
移民政策は、対立や右傾化を生むこともあります。島国の日本は、あえて移民を受け入れず、ロボットやAIで補う道を選べる。そういう見立てです。
定年については、こう予測します。
お金に余裕のある人だけが「定年する権利」を得られる世の中になっていく
著者自身は、一生働き続けるのは嫌だと書きます。パリで、半分余生のような暮らしを送っているそうです。
勧めるのは、体に負担の少ない仕事を、自分のペースで続ける半分リタイアです。そのために、プログラミングなどのスキルを磨く。
この先の生き方は分かれていく、と著者は見ます。さっさと定年して悠々自適に過ごす人。無理のないペースで働き、余暇を楽しむ人。現役世代に混じって、きつい仕事を続ける人。
章の最後は明るい話です! YouTubeを見て独学し、やり投げで世界陸上の金メダルを取ったケニアの選手が出てきます。誰でも学べる素人革命の時代が来た、と著者は書きます。
私の場合|実家の店のMacと、2019年に書いた生涯現役
著者は、MSXの思い出から、小さいうちにパソコンに触れる大切さを語っていました。私にも、中学時代のパソコンとの出会いがあります。
中学生の頃、実家の料理店にパソコンが入りました。
2019年の自己紹介には、「実家料理店に導入したパソコン、Apple Macintoshがきっかけで」インターネットの世界を知り、「大きなインパクトを受ける」と書いています。
実家を継ぐために、中学を出てすぐ料理の世界に入りました。修行の傍らで、店の集客のためにパソコンを使います。
作ったのは「チラシ、メニュー、看板の製作、ポイントシステム、顧客データベース」、そしてホームページです。
15歳の時には、企業からの仕事も受けました。経歴欄の言葉では、「15歳で企業からDBアプリケーションの受注」です。
本が言うのは、小さいうちにパソコンに触れておくことが、プログラミングのスキルを身につける下地になる、という話です。その横に、パソコンとの早い出会いの別の例として、私の中学時代を並べました。
同じ章の定年の話には、別の一文を並べます。2019年、私は【仕事のスタンス】の欄に「商いは飽きない。生涯現役。」と書きました。
続く一文は「仕事は投資であり最高の学びの場、そして出会いの場。」です。生涯現役の前には、大好きな事、得意な事、人から喜ばれる、と並べています。
本の死ぬまで働く未来は、お金のない人が、生活費のために働き続ける未来です。
同じ働き続けるでも、強いられるのか、続けたいのかで意味が変わる。2019年の私は、続けたい側に生涯現役を置いていました。
第4章|生活 「縮小する国」で生きるということ
第4章は、人口が減る国の暮らしがどう変わるかを描く章です。地方、ネット、引きこもり、選挙、子育て、教育、大学と、身近な話題が並びます。
崩壊は地方から始まる、と著者は見ます。利用客の少ない駅の廃止や、老朽化した橋の通行止め。メンテナンスに回すお金が尽きたところから、暮らしが不便になっていきます。
本は、民間の有識者がつくる日本創成会議が2014年に示した指摘を引いています。
全国の市区町村1799のうち、896が「消滅可能性都市」に該当する
高齢者の票が勝つシルバーデモクラシーのもとでは、地方のインフラは新しくなりにくい。だから、教育施設や病院が集まる大都市の近くに住むべきだ、と著者は書きます。
郊外のベッドタウンも衰えていくと見ます。野村総合研究所の試算として、2033年には空き家がおよそ3軒に1軒になる、という見込みも紹介されます。

ネットについては、モラルは豊かさの上に成り立つ、と見ます。貧しくなると、まず匿名性の高いネットで治安が悪くなる。どこまでが悪口かの線も、人によって違います。
少数の批判を記事にすることで、炎上が既成事実になる。アニメの旅行描写をめぐる騒動が、その例です。
著者自身は、頑張っている人を褒めて、感謝を届けることを続けているそうです。
ジャーナリストの池上正樹さんによれば、引きこもりは、一度仕事を失ったのをきっかけにする人が増えたそうです。40歳以上の引きこもりは、本が書かれた当時で100万人にのぼる、とされています。
著者が挙げるのは、親が子どもの生き方を否定せず、一人で暮らす選択肢を渡すこと。生活保護を使うこと。そのうえで、ボランティアなどを通じた居場所づくりを勧めます。
引きこもりの人たちは、社会のシステムにはなじめなくても人間自体が嫌いなわけではなく、「人の役に立ちたい」という気持ちは持っていたりします。
選挙では、1人1票の民主主義でポピュリズムは止められない、と見ます。少ない票で当選できる地方選挙では、政治以外の目的で選挙を使う人や集団が増える。
議員の成り手がいなくなり、無投票当選が続けば、民主主義は成り立たない。そういう警告です。
少子化は、若い世代にお金を回さない政府の責任だと著者は言います。高所得世帯の児童手当廃止も批判しています。
教育の節の題は、「オンライン教育」の行く末です。
著者はまず、国の将来は人口の多さと教育のレベルにかかっている、と書きます。ヨーロッパには、地元の大学などに通う学費が無料の国もある。
一方、アメリカは学費の高さで突出しています。日本も、大学に行くには経済力が要る。
そうなると、家計に余裕のない家庭の子どもは、大学へ進みにくくなる。親の収入格差が子どもの教育格差を生み、それがまた収入格差を生む。負の連鎖です。
そこで著者は、教育の見直しを求めます。タブレットを使うこと。オンライン授業を当たり前にすること。理解できていない子の留年や、チューターまで含めた制度の見直しです。
大学は、少子化で浪人生が減り、受験も楽になっていくと見ます。大学の数は1971年度の389校から、2020年度には795校へ倍増しました。学生が減れば、大学も減るしかない。
大学無償化には賛成としつつ、対象は基準を満たす大学に限るべきだ、とも書きます。私立の偏差値が低い大学や、大都市圏以外の大学から、淘汰が進むという予測です。
第5章|コンテンツ YouTubeの次に来るもの
第5章は、コンテンツの作り手と届け方の章です。既存のメディアから、プラットフォームと個人へ。その流れの中で、何が残るのかを論じます。
ネットは責任の所在が曖昧なので、デマやパクリが流れやすい。偽のニュースは、正しいニュースより速く広がります。2021年の著者は、AIにも見分けるのは難しいと見ていました。
モラルを守る余裕がなくなり、確信犯的な噓が増えていく。だから著者は、真偽がわからないことは保留にする姿勢を勧めます。章の言葉では、「噓か真実かを保留できる人でないとネットを使うのは難しい」。
テレビからは若者が離れ、高コストのABEMAも順風満帆とはいかないだろう、と著者は見ます。受信料で安定して制作費を確保できるNHKは、一人勝ち状態になるかもしれない、とも書きます。
それでも、ネットを使えない高齢者には大事な情報源です。安く作れるトーク番組やテレビショッピングが増え、芸能人はYouTubeへ移っていく、と著者は書きます。
新聞は、日本新聞協会の発表で、発行部数が1997年のピークの5376万5000部から、2018年には3990万1576部へ。21年間で4分の3に減った、と本は書きます。紙を救うより、ニュースを救う方向へ体質を変える必要がある。でも、記者クラブに守られてきた大手には難しい、という見立てです。
若者は買わずに借りるようになり、サブスクが広がります。ネットフリックスは宣伝費をかけずに、無名でも良質な作品を世界に届けました。
ただ、有名なクリエイターに偏っていくことを、著者は心配しています。
YouTubeは、暇つぶしの需要に応える場だと見ます。過激な配信者は淘汰され、真面目な人が得をする。切り抜かれる人も増えていく。
クールジャパン機構の投資先の選び方は批判し、アニメの優位性も保てなくなると見ます。
結論は、大企業と正面から競うより、個人がこだわり抜いてニッチな層に届けるほうがいい、というものです。
クリエイター個人がこだわり抜いてつくるほうがいいでしょう。
新海誠さんが、一人でアニメを作るところから始めた例も挙がります。
周りにできることとして、著者はまず、才能が潰れない制作の場を挙げます。本人が気持ちよく組めるスタッフを選ぶこと、適度に毒を抜くフォローも大事だと書いています。

私の場合|場やAIで、凸凹が自然と滑らかにつながる
本は、突出した才能を活かすために、周りが場を整え、組む相手を選ぶ大切さを説いていました。
並べたいのは、2026年9月18日の魂磨きで、未来の組織について聞かれた時の私の答えです。
ワクワク夢中のありのままが未来の組織にもある時、周りはどんな状態か。私は「ワクワク夢中ありのままで凸凹噛み合う」と答えました。
凸凹を消して足並みをそろえる組織との違いを聞かれると、「お役目、天才性発揮」。
そのあと、天才性の発揮を誰かが信じて待つ、という前提の問いが来ました。私はこう返しています。「信じて待たない。ワクワク夢中ありのままでいい各々が。繋がる場やAIで自然と滑らかにつながる」。
今回二つを並べて読むと、重なって見えるのは場への目線です。本は才能が潰れないような制作の場を挙げ、私の答えには「繋がる場やAIで」という言葉がありました。
違うのは、つながり方です。本では周りが組ませて毒を抜き、私の答えでは場やAIで自然につながる。本の言う狂った才能と、私の言う天才性も、同じ言葉ではありません。
おわりに 社会を変えるか?心構えを変えるか?
おわりには、本全体の結びです。
中国の富裕層は、経済が好調でも長く安定するとは信用しきれず、子どもを海外へ留学させることが多い。
日本でも、富裕層が子どもに英語教育や留学をさせる話を聞く機会が増えた、と著者は書きます。
短期的に日本がひどい国になるとは、多くの人が思っていない。それでも、今の子どもたちが大人になり、孫の世代が生まれる頃は厳しい可能性が高い。
日本がまずいのは、問題を解決することなく後回しにし続けていることだと思います。
少子化なら、補助金を増やす、保育施設を増やすといった案はすぐ思いつきます。それでも、他人の子どものために税金を使われるのが嫌な人が多数派です。問題は放置されたまま、時間だけが過ぎていく。
一方で、治安のよさやごはんのおいしさは、先々もそれほど変わらない、と著者は見込みます。稼がなくても楽しく暮らす心構えがあれば、日本は過ごしやすい国のままだろう、と。
日本で今後幸せに生きるには社会を変えるか? 心構えを変えるか? の二択になるんじゃないかと思っていたりします。
とくに心構えを変えたい人には、本書が役に立つはずだ。そう締めくくっています。
私の場合|自分が変わる一文と、業界を変える一文が隣にある
この二択の横に置きたいのが、2019年の自己紹介で続いている二つの段落です。
一つ目は、「人は変えられない、変わるのは自分」で始まる一文です。主体変容で邁進中、と続けています。
次の段落は、飲食業界から住宅業界に入った時の話です。旧態依然で不透明、顧客を無視した世界に驚愕した、と書きました。
続く一文には、「悪しき習慣がはびこる業界を変えるために施主支給システム」や定価制リフォームなどを、施主目線で「いち早く提供」と書きました。2019年の時点の、私の経歴の書き方です。
自分が変わるという一文と、業界を変えるために動いた話。本の二択を横に置くと、2019年の私の文章では、この二つが同じページに隣り合っているんですよね。
2021年の予測を、今の仕事の判断へ使う読み方

ここまで読むと、予測の一つひとつが今どうなっているか、確かめたくなるかもしれません。ただ、この記事では採点はしません。
使い方の軸は、予測の中身と、予測の物差しを分けることです。
数字や制度の条件といった中身は、2021年のものです。今の条件は、それぞれの公式な情報で別に確かめます。物差しのほうは、自分の仕事に当てて試せます。
この本から持ち帰れる物差しを、章ごとに並べてみます。
- 第1章と第2章から、技術的に「できる」ことと、実際に「普及する」ことを分ける目。普及を決めるのは、制度やコストといった技術の外側です。
- 第1章から、外に任せた仕事を、中で悪意のある目で確かめる人がいるかを見る目。
- 第3章から、業界より仕事内容で、AIに代わられやすいかを見る目。定型のやりとりか、人どうしのコミュニケーションかです。
- 第3章から、AIの答えを受け取ったら、その根拠を自分で確かめる目。
- 第3章から、頑張れば頑張るほど生産性が下がる仕事がないかを見る目。
- 第5章から、真偽がわからない情報を、わからないまま保留にしておく目。
どれも未来を当てる道具にはなりません。今の自分の仕事を、少し引いた目で見直すための道具です。
最後の二択も、同じように引き寄せて読めます。日本全体の社会は、一人では変えにくい。でも、自分の会社という小さな社会の決まりなら、変えられる所があるかもしれません。
心構えのほうは、抱えている仕事を全部自分でやらなくていい、と思えるかどうか。うーん、どちらか一つに決める問いなのかは、読む人によって違いそうです。
実践編|抱えた仕事を、AIに委ねるか自分が持つか選び直す

ここからは、本の物差しを自分の仕事に当てる手順です。手順の2から6は、このあと、よくある質問の前に置いたAIエージェントへの依頼文にも入れてあります。
- 今週、自分が手を動かした仕事を書き出します。作業の名前と、だいたいの頻度だけで十分です。
- 一つずつ、作業の中身を見ます。決まった型のやりとりが中心か、人どうしのコミュニケーションが中心か。第3章の見方です。
- 外に任せている仕事は、中で中身を確かめる人を決めます。AIの設定や仕組みを外に頼んでいる場合も同じです。第1章の丸投げの話ですね。
- 技術的にAIでできる仕事でも、社内やお客さんの間に広まる段階かを分けて見ます。できることと、普及することは別物です。
- 新しいものを出し続けることで増えた仕事がないかを見ます。頑張りすぎで生産性が下がっているなら、やめる候補です。
- 判断の材料が足りない仕事は、保留と書いておきます。無理に決めない。第5章の保留の姿勢です。
書き出した仕事は、四つのどれかに仮置きします。AIへ委ねる候補、自分が持つ候補、やめるか見直す候補、そして保留です。
自分が持つ候補に残った仕事は、中身をもう一度見てください。第1章の店の話でいえば、お客さんの相談やトラブルへの対応のような+αの部分です。
人が持つ仕事を、その部分に寄せていく。定型の部分は、AIへ渡す候補になります。
AIへ渡した仕事も、返ってきた答えの根拠は自分で確かめます。第3章の下請けの話を、そう読み替えて使うわけです。
あ、もちろん、本の見立ては結果を約束するものではありません。この手順も、仕事の見え方を整えるためのものです。
最後に手放すかどうかを決めるのは、仕事を抱えている本人です。どの仕事から書き出してみますか?
抱えた仕事を、本の物差しで選び直したい人へ
抱えた仕事を、本の物差しで仕分けるプロンプト
この記事をAIエージェントに読ませて、2021年の本から持ち帰った物差しで、自分が抱えている仕事を仕分けられるプロンプトです。枠の中に、この記事のURLが入っています。読んで終わりにせず、自分の環境で使える追加のプロンプトまで、手元に残せます。
1
仕事ごとの所見
書き出した仕事の一つずつに、記事の6つの物差しで短い所見がつきます。
2
4つの箱への仮置き
AIへ委ねる、自分が持つ、やめるか見直す、保留。どこに置くかの案と理由が返ってきます。
3
自分の環境で使える追加のプロンプト
記事を読んだAIが、使っているAIエージェントや道具に合わせて、そのまま貼れるプロンプトを1〜3本つくります。
返ってくるのはAIの答えなので、任せ切りにせず、最後は自分の目で読み直してください。使ってみたい時だけ、下のボタンを開くと使い方と依頼文が出てきます。
▶ タップしてプロンプトを開く
下の枠の文を丸ごとコピーして、手元のAIエージェント(Claude CodeやCodexなど)に貼ってください。枠の中に、この記事のURLが入っています。AIがURLの記事を読んだあと、任せたい仕事と使っている環境について、短い質問が4つ、1つずつ届きます。答えると、本の物差しで仕分けた案と、環境に合わせた追加のプロンプトが返ってきます。
返ってきた仕分けは、あくまで案です。そのまま信じずに、自分の目で読み直してくださいね。どの仕事を手放すか、最後に線を引くのは自分なんですよね。
【記事のURL】
https://ai-kidou.jp/hiroyuki-shin-mirai-yosoku-book-review/
最初に、このURLの記事を読んでください。読めない時は、読めなかったと伝えて、下の「記事の要点」だけを材料にしてください。
【目的】
2021年9月刊『ひろゆきのシン・未来予測』(ひろゆき著)を紹介したブログ記事の要点を、私の仕事に当てはめて確かめます。記事が本から持ち帰った物差しで、私が抱えている仕事を、AIへ委ねる候補・自分が持つ候補・やめるか見直す候補・保留のどれかに仮置きすることが目的です。そのうえで、私の環境で使えるように、追加のプロンプトをつくります。確認と整理だけを行ってください。
記事の要点
・本の予測は、2021年時点の著者の見立てです。記事では、当たったかどうかの採点はしていません。
・記事が本から持ち帰った物差し
1. 技術的に「できる」ことと、実際に「普及する」ことを分ける。普及を決めるのは、制度やコストといった技術の外側(第1章・第2章)
2. 外に任せた仕事を、中で確かめる人がいるかを見る(第1章)
3. AIに代わられやすいかを、業界より仕事内容で見る。決まった型のやりとりが中心か、人どうしのコミュニケーションが中心か(第3章)
4. AIの答えを受け取ったら、その根拠を自分で確かめる(第3章)
5. 頑張れば頑張るほど生産性が下がる仕事がないかを見る(第3章)
6. 真偽がわからない情報は、わからないまま保留にする(第5章)
・記事の書き手の考え: 物差しは未来を当てる道具ではなく、今の仕事を少し引いた目で見直す道具。人が持つ仕事は、お客さんの相談やトラブルへの対応のような+αの部分に寄せ、定型の部分はAIへ渡す候補にする。AIへ渡した仕事も、返ってきた答えの根拠は自分で確かめる。
【やってよいこと】
1. 記事を読んだあと、次の4つを1つずつ質問してください。答えが返ってから次の質問へ進んでください。
・AIに任せたい仕事は何か(作業の名前と、だいたいの頻度)
・その仕事でAIに預ける物は何か(資料、記録、手順など)
・最後に自分の目で確かめたい所はどこか
・私が使っているAIエージェントや道具は何か(名前、使えるファイルや記録の範囲など)
2. 答えをもとに、各仕事へ、上の物差し1〜6で短い所見をつけてください。
3. 所見をもとに、各仕事をAIへ委ねる候補・自分が持つ候補・やめるか見直す候補・保留のどれかに仮置きしてください。
4. 私が答えた環境で、そのまま貼って使える追加のプロンプトを、1〜3本つくってください。記事のURL(https://ai-kidou.jp/hiroyuki-shin-mirai-yosoku-book-review/)を、各プロンプトの中に入れてください。
5. 分からない所は、推測で埋めずに質問するか、未確認と書いてください。
【守ること】
・材料は、上のURLの記事と記事の要点、私の答えだけにしてください。記事に無い手順・数字・主張を足さないでください。追加のプロンプトに足してよいのは、私の環境に合わせた言い方と手順だけです。
・仕分けは、記事の物差しだけで行ってください。
・本の予測を、今の事実として扱わないでください。2021年の見立てと今の事実を混ぜず、制度・相場・性能の今の条件は断定せずに、確かめるべき点として挙げてください。
・年金、投資、医療について、私個人への助言は書かないでください。
・設定の変更、削除、送信、購入は行わないでください。必要だと考えた時は、提案として書くだけにしてください。
・パスワード、鍵、口座の情報、メールで届くコードは求めないでください。貼られても使わず、消すよう伝えてください。
【返す形】
(1) 仕事ごとの表: 仕事名/物差し1〜6の所見/仮置きの区分/理由を1行
(2) 保留にした仕事と、その判断に足りない情報
(3) 今の条件を確かめるべき点(あれば。断定しない)
(4) 提案として書いたこと(あれば。実行はしていないと添える)
(5) 私の環境で使える追加のプロンプト(1〜3本。記事のURL入り)
最後に、私が自分の目で読み直したほうがよい所を1行で添えてください。
よくある質問
『ひろゆきのシン・未来予測』はいつ出た本ですか?
2021年9月にマガジンハウスから出た本です。中の数字や予測は、その時点の著者の見立てです。
2026年に読むなら、当時の予測として受け取り、今の制度や数字とは分けて読むのがいいと思います。
年金や医療の章を、自分の判断の参考にしてもいいですか?
この記事は、著者が2021年に書いた見立てを紹介しているだけです。制度の今の条件や、個人のお金や健康のことは、公式の情報や専門家に確かめてください。
本からは、制度がどんな時代を前提に作られたかを見る視点を持ち帰るくらいが、ちょうどいいと思います。
AIの話は、2026年に読むと古くありませんか?
製品名や数字は2021年のものです。AIと統計の違いも、2021年の本の説明として読むのがいいと思います。
そのうえで、業界より仕事内容で考える見方は、今の仕事に当てて試せます。AIの答えに従うだけになっていないか。根拠を確かめたか。自分に問う材料にもなります。
忙しい経営者がまず読むなら、どの章ですか?
第3章と、おわりにです。第3章はAIと仕事の話がまとまっていて、抱えた仕事の選び直しにつながります。おわりには短く、本全体の二択が置かれています。
外に任せている仕事が多いなら、第1章の丸投げの節も合わせて読むと、見え方が変わるかもしれません。
記事の中のAIエージェント向けの依頼文は、何をしてくれますか?
書き出した仕事の一覧を、本の物差しで仕分けた表にして返してくれます。ファイルの変更や削除、送信、設定の変更はさせない書き方にしています。
返ってきた表は案なので、自分の目で読み直してから決めてくださいね。
まとめ|未来予測を、自分の仕事の選び直しに使う

『ひろゆきのシン・未来予測』は、2021年の日本を人口の縮みから見立てた本です。暗い予測を投げかけとして並べ、最後に二択を読む人に返します。社会を変えるか、心構えを変えるかです。
今読むなら、予測の中身は当時のものとして受け取る。そのうえで、できると普及するを分ける目や、業界より仕事内容で見る目を、自分の仕事に当てる。
一人で抱えている仕事を書き出して、一つずつ選び直す。本の二択は、そこから自分の範囲で試せます。
ひろくんコラム|AIの答えより、判断の筋道に手をかける
第3章で著者は、2021年当時の説明として、AIの結論に至る過程はブラックボックスだと書いていました。答えにそのまま従うだけなら、人はAIの下請けになる、という警告です。

この警告の横に置きたいのが、2026年10月26日の私の魂磨きです。
自律AIを育てるために、実際に手をかけているやり取りを聞かれました。私が挙げたのは、分身AIの判断へのフィードバックと、AIがどう判断してどう認識しているかを見るハーネスの部分です。
答えだけを見ることとの違いを聞かれると、AIに魂を込めて、AIが自分らしく判断できるようにしていく、と返しています。
その次の問いは、AIが自分らしく判断できるようになることと、私と同じ答えを返すことの違いでした。そこで答えたのが、この一文です。
自分らしく判断ができれば自分の代わりに判断する仕事も委ねることができる
今回あらためて読み返すと、AIがどう判断してどう認識しているかに手をかけていたことは、判断する仕事を委ねる先へつながっていたように読めます。
本の言う下請けになるかどうかの分かれ目も、たぶんそこにあります。答えを受け取ったら、根拠をたどって確かめる。
しかも、判断の誤りをAIに教える時間は、教える私が自分の判断に気づく時間にもなる。この日の私は、そう話しています。
この日の魂磨きは、記事にまとめています。2026年10月26日の魂磨きの記事を読む
分身AIと過ごした最初の100日の記録は、分身AIと歩んだ100日の全まとめにあります。分身AIについては、分身AI.comにまとめています。
参考リンク
🎁 実践会のご案内
Aiport(ClaudeCode AIエージェント実践会)
ClaudeCodeで分身AI+AIカンパニーを一歩ずつ形にできるキット&解説動画を用意しています。
▶ 入会してキットを受け取る🤖 AI生成コンテンツについて
この記事はAIツール(Claude Code)を活用して制作しています。構成・文章生成・画像制作にAIを使用し、最終的な内容の確認・編集・公開判断はひろくん(田中啓之)本人が行っています。「分身AIひろくん」(bunshin-ai.com)とは別のコンテンツです。
