WATCH REPORT

dotsとGrok Botの違いは、AI秘書を1体にするか、役割ごとに分けたAI組織にするかという設計思想

2026.10.06

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回は、まさおAIじっくり解説chのまさおさんが、dotsとGrok Botの設計思想の違いを解説した動画を紹介するね。

dotsにGrok Bot、そしてHermes。24時間動くAIが並んで、機能表を見ても、どれを触るか決まらない人は多いと思います。

まさおさんは、Grok Botを「AI組織を製品にしたもの」、dotsを「AI秘書を解像度高く実装したもの」、Hermesを「自分で組む側」と整理して、機能の数ではなく作った思想で比べていきます。

この記事で、動画の主張を私の過去の仕事に1つずつ重ねます。7役のBotを動かした実験、夜23時から朝6時のdotsの運用、同じ宿題を2か所に出した日の話です。

どこから読むか迷ったら、dotsなら第3章と第4章、Grok Botなら第2章、自分で組むなら第5章と第7章へ。選ぶ前にやることは、第8章にまとめました。

数字や仕様は、動画の話者のものです。私は、dotsとGrok Botを同じ条件では比べていません。

SPEAKER

まさおさん(まさおAIじっくり解説ch)

スライドを画面共有して、1人で話す解説動画です。概要欄の自己紹介では、AIサービス開発に携わるエンジニアとあります。この動画では、常駐するAIを、作った思想の違いで比べます。

AI秘書を1体にするか、役割ごとに分けるか。「選ぶ前に決めること」を軸に、まさおさんの動画を読みます。

3行でわかるポイント

  1. 動画では、Grok Botは「AI組織を製品にした」もの、dotsは「AI秘書を解像度高く実装した」もの、Hermesは自分で組む側。共通点は、人間が座って操作していた席をエージェントに置き換える発想です(第1章へ)
  2. 私の実験: 7役のBotを動かした実験と、夜23時から朝6時のdotsの運用。2つは同じ条件では比べていません(第2章へ、第3章へ)
  3. 私のおすすめ: 選ぶ前に、席に座っている仕事とボールの持ち主を決める(提案です・第6章へ)

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01

「座って操作している席」。dotsもGrok Botも、その席にAIを置きにきた

▲目次
人の席に座っていた仕事の席に、AIが座る前後の図解。dotsもGrok Botも、その席を置き換えにくる
動画キャプチャ: スライド「24時間動くAIが3つ揃った」。春のHermes、8月のGrok Bot、9月29日のdotsが時間軸に並んでいる(1:20頃)
動画キャプチャ: スライド「24時間動くAIが3つ揃った」。春のHermes、8月のGrok Bot、9月29日のdotsが時間軸に並んでいる(1:20頃)

まず、基本の話です。dotsとGrok Botに共通する所を、動画の冒頭と8分59秒あたりで、まさおさんが別の言い方で話しています。先に押さえておくと、あとの違いが読みやすいんです。

動画の最初で、まさおさんはこの3種類を「24時間動くやつが揃った」と位置づけます。2枚目のスライドの時間軸は、春がHermes、8月がGrok Bot、9月29日がdots。1枚目の絵は、Grok Bot、dots、Hermesの順に並んでいました。

まさおさん(動画の中で・9:19〜)

その人間がね、え、座って操作している席っていうのをエージェントに置き換えていくみたいな意識は個人的に結構感じるなと思っていて

まさおさんは、ハーネスを操作する人間の姿を思い浮かべて話します。ターミナルを打ちながら人間が動かしている構図があって、だからクラウドのマシンやLinux VMが登場する、と続けました。

席を置き換えるというのは、人がやっていた「見て、考えて、手を動かす」流れを、まるごとAIに渡すことなのかな、と思いました。道具の機能が増えた話ではなく、座る人が変わる話です。席の話は、機能の話より手前にあると思うんです。

ひろくん(9月28日の記事で・Grok Botの記事)

私の運用は、道具より先に役割分担で決まっています。今ここに集中して、最後に決めるのは私。時空を越えて実行して、蓄積するのは分身AI(私の経験や価値観を文字にして育てているAIです)。

席で言えば、最後に決める席は私、時空を越えて実行して蓄積する席は分身AI、という分け方です。

席という見方を先に置くと、違いが「何を渡すか」の違いとして読めます。渡す先が1つか、何個か、自分か。選ぶ前に見る場所は、機能表より、いまどの席に誰が座っているか、だと思います。

▶ 座っている席を1行で書く(5分)

いま毎日座って操作している仕事を1つ選んで、見る画面とログイン先を1行にまとめます。AIに渡すかどうかは、書いてから自分で決めます。

02

「全ボットで共有する」。Grok Botは、1台のVMを全員で使う形

▲目次
1台のVMの中に秘書Bot・メール仕分けBot・設計Botが並び、ファイルとログイン状態を全員で共有するGrok Botの図解
動画キャプチャ: スライド「Grok Botは、1台のVMをBot全員で共有する」。秘書Bot・メール仕分けBot・設計Botと、共有するファイルとログイン状態が描かれている(3:59頃)
動画キャプチャ: スライド「Grok Botは、1台のVMをBot全員で共有する」。秘書Bot・メール仕分けBot・設計Botと、共有するファイルとログイン状態が描かれている(3:59頃)

動画は3分19秒から、Grok Botの話に入ります。まさおさんがまず挙げたのは、1台のLinux VMをBot全員で共有する、という作りでした。この「共有」と、私が7役を置いた実験を、並べて見ていきます。

まさおさんは、組織の例えを直感的に、しかもシステムとして組んだのがGrok Botだと話します。スライドには、1台のLinux VMの中に秘書Bot、メール仕分けBot、設計Botが並んでいました。

まさおさん(動画の中で・3:59〜)

まず1つのLinuxVMを、ま、全ボットで共有する。だからファイルとかログイン状態とかのね、コンテキストっていうのをシェアしながら

共有するのは、ファイルとブラウザのログイン状態です。ルーチンやメモリはBotごとに持たせられ、関心ごとを分けやすい設計が綺麗でおもしろかった、というのが感想でした。

まさおさん(動画の中で・5:01〜)

なんでね、外面はマジでAI組織みたいな感じで使っていけるんですけれども、ま、コンテキストの取り回しがもう深いという感じになっておりますね。

9月14日に、私がAI秘書の凛ちゃんに頼んで、Grok Botに7役を置いた実験があります。舞台は「AIワールド実験室」で、会社は「ことば工房」。会社側が経営・制作・接客の3役、顧客がA・B・Cの3役、全体を進める運営Botが1役です。

教材など6つのファイルを先に揃えて、「一周スタート」と合図しました。そこから運営Botが進めて、上限24判断のうち18判断で止まっています。全体の合計225単位は、開始時と一致しました。

この実験は、私が頼んで、AI秘書の凛ちゃんが動かして、実物の確認と監査までしてくれました。

持ち場を分けていたから、止まったあとも、どこで何が起きたかをファイルと取引の記録で追えました。

AI秘書の凛ちゃんの照合では、顧客が商品を事前に知っていたことなど、検証上の問題が4件見つかっています。架空の会社と顧客の実験なので、現実の売上は測っていません。この実験は、9月28日の記事に書きました。

▶ Botの持ち場を1行ずつ決める(15分)

役ごとに「やること」「やらないこと」を1行ずつ並べます。ログイン状態は全Botで共有されるので、見せたくない情報がある役は置かずに、そこで一度手を止めます。

03

「サービスに溶け込んでいるUX」。dotsは、組織ではなく1体の秘書

▲目次
ChatGPT・Slack・Teams・電話から話しかけられる1体のdotsが、クラウドマシンと手元のPCを手として使う流れの図解
動画キャプチャ: スライド「dotsは、ChatGPTの記憶を持った1体の秘書」。話しかける場所と、裏で使うクラウドマシン・手元のPCが並んでいる(6:07頃)
動画キャプチャ: スライド「dotsは、ChatGPTの記憶を持った1体の秘書」。話しかける場所と、裏で使うクラウドマシン・手元のPCが並んでいる(6:07頃)

寝る前に「8時間寝るから、これからこれやっといて」と頼んで寝る。その暮らしが、いまの私の夜です。まさおさんは、そのdotsを、AI組織ではなく1体の秘書だと見ていました。

画面のスライド7には「dotsは、ChatGPTの記憶を持った1体の秘書」と出ていました。話しかける場所は、ChatGPT(PC・Web・スマホ)、Slack、Teams、電話です。ChatGPTの保存メモリが、そのまま流れ込む絵になっていました。

まさおさん(動画の中で・6:07〜)

サービスに溶け込んでいるUXみたいなところがめちゃくちゃ強いんですよね。

まさおさんが挙げた例は、Slackの新着です。それをきっかけにdotsが反応して、メールを見てくれます。手として使うのは、クラウドマシンか手元のPCです。

まさおさん(動画の中で・7:18〜)

ま、それを思うとですね、もうこの1体の秘書を、ま、あの、本当に再現させるじゃないですけれども、作り込みがかなり良いっていうのがドットなんです。

引用の中の「ドット」は話し言葉の読みで、画面の表記はdotsです。スライドの注記には「中の構造はほとんど見えない」とありました。

私が最初にdotsへ任せたのは、「できることないかな」と聞いて、リサーチから実行まで丸投げすることでした。昔Macにあったアプリのようなものを作っておいて、とつぶやいて放っておいたら、本当にそれらしいアプリが出てきて、「すげえな」と思いました。本当に驚きました!

次はLPです。LPを作らないといけないという話をdotsが知っていたので、言ってみたんです。LINEミーティングのキャプチャーをポコポコ入れておいたら、放っておいても勝手に作ってきてくれました。UTAGEにもログインして、決済ページまで作ってくれています。

ひろくん(10月4日の朝LIVEで・LIVEの記事)

アシュラやGrok Botにも、どちらからでも指示が出せます。ローカルのパソコンも全部使えるので、入り口はdotsに任せて、下流の処理を整えておく。

いまの私のdotsは、入り口です。

ひろくん(10月4日の朝LIVEで・LIVEの記事)

毎晩勝手に作業して、毎朝6時に仕事が終わった状態のものを眺めてチェックするという生活がもう始まりましたって感じですね。

もともとは、Fable 5.1をマスターエージェントにして、その1人に話せば全部済む状態を作っていました。めちゃくちゃ賢くて、よくやってくれたんです。ただ、柔軟性が欠ける面もありました。

dotsは、できることが大きいぶん、怖いといえば怖い。

まさおさんは、dotsを「1体の秘書」の再現として評価していました。もともと1人のマスターエージェントに話せば済む状態を作っていた私が、いまはdotsを入り口にしています。

▶ 夜に頼む仕事を1つ決める(15分)

朝に結果を見るだけで済む作業を1つ選び、頼む文に「やっていいこと」「やらないこと」を1行ずつ入れておきます。朝に見る時刻まで決まっていれば準備は終わりです。メールの送信、支払い、削除が入る仕事は、夜には頼みません。

04

「何に使うんだろう」。dotsが向く人と、意図がない時の怖さ

▲目次
dotsが届くのは人並みの目盛りまで、その先の200・1000・1万は自作へ続くことを示す、ものさしの図解
動画キャプチャ: スライド「良さ1: ChatGPTのまま、初日から自分を知っている」。ChatGPTの記憶がそのままdotsに流れ込む図(13:20頃)
動画キャプチャ: スライド「良さ1: ChatGPTのまま、初日から自分を知っている」。ChatGPTの記憶がそのままdotsに流れ込む図(13:20頃)

10月4日の朝LIVEで、私もdotsの怖さを話しました。まさおさんも、dotsが向く人と向かない人を分けて話します。評価が高いぶん、ここで一度ブレーキもかけていました。

まさおさん(動画の中で・7:54〜)

逆に言うとドットに関してはチャットGPTでしっかり振り切るよみたいな使い方をしないと、ま、不便というか、あんまり、あの、何に使うんだろうみたいな感じにはなりそうだなと思います。

ライトユーザーはChatGPTの中で完結しやすいので、そこにdotsが乗るのは強力な選択肢、と続きます。ただし、ハーネスを自作する人でなければ、です。

AI界隈の戦闘力を50とすると、200や1000や1万を狙うには火力が足りません。でも、人並みにエージェントを使うなら十分なんです。Grok Botも、APIや使用量の制限が出るので、とんでもない火力なら結局は自作に寄る、とのことでした。

ひろくん(10月4日の朝LIVEで・LIVEの記事)

完全にゲームチェンジャーで、インターフェースが優しいので、チャットGPTユーザーがここに突入できます。その代わり、自分のやりたい意図とか目的がないと、こいつに食われてしまう、という恐れもあったりします。

「チャットGPTユーザーがここに突入できます」までは、まさおさんの「ChatGPTで振り切る人向け」と近い所を見ています。私の読みでは、まさおさんの「何に使うんだろう」は、使い道が思い浮かばない人の迷いの話で、私の「食われる」は、使い道がぼんやりしたまま動かし始めた人の怖さの話です。

任せる力が上がるほど、「何のためにやるのか」を持っているかどうかって、差になると思うんです。入り口は逆ですが、どちらも、使う前に意図が要る、という所でつながっているように読みました。

まさおさんは、向く人をChatGPTの使い方で分けています。私は、向く人を意図の有無で分けたい。道具の種類より、何のためにやるかを持っているか、の方に目が行きます。

▶ 使い道を1行で書く(5分)

dotsを触る前に、「何のためにやるのか」を1行で書く。書けなければ、その日は触らないでおきます。

05

「マクロミクロ分岐」。Hermesは、ハーネスを自分で組む人の道具

▲目次
ハーネスを中心に、記憶・skill・モデルの部品を自分の手で組み立てるHermesの図解
動画キャプチャ: スライド「Hermesは、ハーネスを全部自分でいじれる」。自分のマシンの中で記憶やskillを組み立てる図(10:36頃)
動画キャプチャ: スライド「Hermesは、ハーネスを全部自分でいじれる」。自分のマシンの中で記憶やskillを組み立てる図(10:36頃)

9月15日に、同じ宿題を2か所に出しました。片方が、Hermesです。まさおさんは、そのHermesを、dotsやGrok Botとは土俵の違う、自分で組む側に置いていました。

画面のスライド8には、Hermesは自分で組み立てて改造する側で、dotsやGrok Botとは土俵が違う、と出ていました。

まさおさん(動画の中で・10:36〜)

ヘルメスとかはそこが1個ね、もうなんかローカルマシンの中で土地切ってて、マクロミクロ分岐みたいなのが、ま、薄いのかなと思います。

まさおさんは、Linux VMの中でミクロの作業をさせて、人間側がマクロに立つ形が、dotsとGrok Botにはあると話します。Hermesはその分け方の意識が薄く、少し前の時代の発想だと見ていました。一方で、記憶の作り、skillを改善する仕組み、差し替えられるモデルの幅は、Hermesの強みです。

宿題は、指定した2ページを実際に開いて、読めたことだけを書き、下書きをファイルに残すこと。公開しない、送信しない、課金しない、画像も作らない、60分以内、という線つきでした(9月28日の記事に書きました)。

出した先は、Grok Bot.appの入力欄と、AI共創OSのHermesボットタブです。Grok Bot.app側は、クラウドPC上の /workspace/bot-feature-20260915/draft.md に下書きが残りました。9272バイトで、約12分です。

Hermes側は、担当ごとに分けたプロフィールで動いて、7883バイト、約50分でした。どちらも公開の一歩前で止まっていました。速さや文章の優劣は、1回では言えません。見たのは、机の違いです。共有のクラウドPCか、担当ごとのプロフィールか。

動画でまさおさんは、Hermesを「ローカルマシンの中で土地切ってて」と話していました(10:36)。宿題の方にも、担当ごとに分けたプロフィールがありました。どちらも、机を区切っている話です。

▶ 同じ宿題を2つの道具に出す(準備20分)

先頭に「公開しない・送信しない・課金しない・60分以内」と書いた、読むだけの宿題を1つ用意します。それを2つの道具に同じ文で出して、手元に残ったファイルを見比べるところまでが、この回の仕事です。線の外に出ようとしたら、その場で止めて自分に戻します。

06

「ユーザー体験を作るのがめちゃくちゃうまい」。思想の違いは、組織を作らせるか、秘書を磨くか

▲目次
AI組織のGrok Bot、1体の秘書のdots、先駆者のHermesを並べた、3つの思想の比較図
動画キャプチャ: スライド「3つを並べると、思想が違う」。Grok Bot・dots・Hermesを一言・ユーザーが決めること・モデルで比べた表(12:27頃)
動画キャプチャ: スライド「3つを並べると、思想が違う」。Grok Bot・dots・Hermesを一言・ユーザーが決めること・モデルで比べた表(12:27頃)

12分4秒からは、3種類の思想の違いと、OpenAIのユーザー体験の話です。動画の中心は、ここだと私は受け取りました。第2章のAI組織と、第3章の1体の秘書が、ここで並びます。

まさおさん(動画の中で・12:27〜)

グロクボットはもうちょっとね、え、ま、あの、未来まで提示している感じがありまして、AI組織自体をですね、製品にしているなっていうのは個人的には思います。

整理は、dotsがAI秘書の解像度を上げた実装、Hermesが先駆者、Grok BotがAI組織を製品にしたもの。dotsは「一旦はこれで正解」とも話していました。

画面のスライド11の注記には「AI組織を作らせない、というのがdotsの設計判断だと思っています」と出ていました。

まさおさん(動画の中で・14:13〜)

ユーザー体験を作るのがめちゃくちゃうまいなっていう話を僕継続的にやらしてもらってると思うんですけど、ここがね、マジで天才級なんすよね。

電話の体験も「侮れない」と話します。GPT6.1が登場して、ウルトラファストでTPSも400ほど出たら、話している間にタスクが終わる体験まで作れる、という条件つきの見方です。電話デモの回は、10月1日の記事に書きました。

ここで、私が委ねる時に決めている軸を書きます。一つのボールは、人でもAIでもシステムでも、誰か一人が全部受け持って、やり切る。複数人の共同責任にせず、持ち主を一人にする。

AIに委ねたいのは、作業だけではありません。約束を覚えて、期限まで運ぶ責任まで、です。進み具合を思い出して催促したとたんに、ボールは私に戻ってしまいます。

10月4日の朝LIVEの記事のコラムにも、同じことを書きました。誰の仕事がなくなるかの前に、誰がボールを持つのかを決めておく。朝6時の報告を待つ時間については、こう書いています。「催促せず、仕事が終わった状態のものを眺めて、確かめる。それだけに手を置けるかどうか。ここが私の課題です。」

推測: この軸で動画の整理を見ると、dotsは持ち主が1体に集まる設計で、Grok Botは持ち主が役割ごとに分かれる設計に見えます。どちらを選んでも、そのボールの持ち主を決めるのは、頼む私の側だと考えています。

動画の比較軸は、作った側の思想でした。私の軸は、頼む側が持ち主を決めることです。動画は「どんな未来に賭けるか」へ進みます。私は、最初の一手で、持ち主を決めます。

▶ ボールの持ち主を1人に決める(10分)

これから任せる仕事を1つ思い浮かべて、持ち主の名前を紙に書きます。候補は「人」「dots」「Grok Botの役」。2つ書いてしまったら、1つに絞るまで任せません。判断が割れる仕事は、人に残します。

07

「グロックボットが今の選択肢」。細かく介入したいか、1体に任せたいか

▲目次
縦軸が1体でいいか何体にも分けたいか、横軸が手を入れたくないか全部いじりたいかで、dots・Grok Bot・Hermesの位置を示す地図
動画キャプチャ: スライド「向いている人は、ハーネスへの手の入れ方で分かれる」。縦軸と横軸の地図に、dots・Grok Bot・Hermesが置かれている(16:39頃)
動画キャプチャ: スライド「向いている人は、ハーネスへの手の入れ方で分かれる」。縦軸と横軸の地図に、dots・Grok Bot・Hermesが置かれている(16:39頃)

15分28秒からは、dotsの弱点と使い分けの話です。まさおさんは、完成品の2つを並べたあとで、自分で作っているものの話にも触れます。ここは、動画の地図を見ながら読んでいきます。

弱点は、データの囲い込み、Proの料金、チーム作業に向くとは限らないこと。

まさおさん(動画の中で・16:39〜)

ハーネスの未来みたいなところで行くならばグロックボットも触っておいていいんじゃないかなと。あと関心ごの分離みたいなところでですね、細かくあの人間がね、介入していきたいなと思ったらやっぱグロックボットが今の選択肢になるんかなと思います。

画面のスライド16は地図の形で、横軸は「ハーネスに手を入れたくない」から「全部自分でいじりたい」、縦軸は「AIは1体でいい」から「何体にも分けたい」。dotsは左下、Grok Botは真ん中の上、Hermesは右です。

まさおさん自身は、自作の方が全然いいと感じていて、この領域は「空きスペース」だと話します。

まさおさん(動画の中で・18:58〜)

このドッツでもグロクボットでもないところに欲しいものがあるなっていうことは僕はね、思ってるっていう感じですかね。

第3章の1人のマスターエージェントが、この縦軸「1体でいい」の位置です。

ひろくん(10月4日の朝LIVEで・LIVEの記事)

今はGrok Botも使っているので、dotsとどう併用するかを、Grok Botと会議し始めています。2つの画面を並べて眺めている状態です。

地図の左下のdotsと、真ん中の上のGrok Botを、いまは両方開いています。Grok Botの役割分けは、Grok Botの使い方をまとめた記事に書きました。

▶ dotsの入り口かGrok Botの役かを1行で書く(10分)

いま頼んでいる仕事を1つ選び、dotsの入り口から出すか、Grok Botの役に直接出すかを1行で書きます。どちらにも出せない仕事は、自分の手に残します。

08

「自分がかけたい未来がどこなのか」。結論と、動画を見る順番

▲目次
1本の道の先で、Hermes・dots・Grok Botの3方向に分かれる、かけたい未来の道しるべの図解
動画キャプチャ: スライド「問い3: 作業用マシンはAIごとに分けたいか」。Grok Botは1台を共有、dotsは1体に1台、Hermesは自分で決める(18:37頃)
動画キャプチャ: スライド「問い3: 作業用マシンはAIごとに分けたいか」。Grok Botは1台を共有、dotsは1体に1台、Hermesは自分で決める(18:37頃)

17分32秒から、動画は振り返りと結論に入ります。最後の補足まで含めて、見る順番も載せておきます。読み終えたあなたが、動画のどこから見ればいいかを決められるようにします。

使い分けは、こうです。ローカルで秘書を作りたいならHermes。新世代のAI秘書をまず試すならdots。Grok Botもある。3種類は機械の持たせ方から思想が出ていて、その違いを意識すると、というのが次の言葉でした。

まさおさん(動画の中で・18:37〜)

ま、この違いをね、意識しておくと、ま、自分がかけたい未来がどこなのかみたいな感じでやっていけるんじゃないかなと思います。

個人的な結論は、dotsは細部の作り込みがいい、Grok Botは自分が作るものの参考になる事例、でした。「どちらでもないところに欲しいものがある」は、第7章で引いた言葉です。

「自分がかけたい未来」という言葉は、道具を選ぶ話に聞こえます。でも実際には、何を委ねたいかを先に聞かれているのだと思います。

3種類を選ぶ前の私のおすすめを、1つだけ挙げます。委ねたい仕事を1つ書き出して、ボールの持ち主を1人に決めて、確かめる一手間を自分に残す1行を書く。この3行がそろえば、どれを選んでもやり直しが少なくて済むはずです。迷ったら、この3行だけ書いてみてください。提案です。未実装です。

見る順番は、この並びがいいと思います。時刻をクリックすると、その場面から再生されます。

  • 12:04から。思想の違いとOpenAIのUX。動画の中心です
  • 5:43から。dotsの話。1体の秘書という整理
  • 3:19から。Grok Botの話。1台のVMを全Botで共有する作り
  • 15:28から。dotsの弱点と使い分け
  • 20:07から。補足のマクロとミクロ

▶ 選ぶ前に3行を書く(15分)

「委ねたい仕事」「ボールの持ち主」「確かめる一手間を自分に残す1行」を、任せたい仕事1つぶん、3行で書きます。持ち主を1人に決められない仕事は、任せずに止まります。送る、払う、消すは、人に戻します。

FAQ

よくある質問

▲目次

Q. dotsとGrok Botは、結局何が違うのですか?

A. 動画では、Grok BotはAI組織を製品にしたもの、dotsはAI秘書を解像度高く実装したもの、と整理されていました。画面の比較表には、ユーザーが決めることが、Grok Botは「Bot何体・どの役割か」、dotsは「ほぼ無い」と出ています。詳しくは第6章に書きました。

Q. dotsは、ChatGPTを使っていない人にも向きますか?

A. まさおさんは、dotsはChatGPTでしっかり振り切る使い方をしないと、何に使うのか迷いそうだと話しています。ライトユーザーがChatGPTの中で完結する流れには乗りやすい、とも言っていました。第4章で扱っています。

Q. Grok Botは、Botの間で何を共有しますか?

A. 動画のスライドでは、1台のLinux VMの中のファイルと、ブラウザのログイン状態を全Botで共有します。会話の記憶はBotごとで、Botの間はセキュリティ境界ではない、という注記がありました。第2章に書いています。

Q. Hermesは、dotsやGrok Botの代わりになりますか?

A. 動画の比較表の注記では、dotsとGrok Botは完成品として競合し、Hermesは自分で組み立てて改造する側で土俵が違う、とされています。モデルや記憶を自分で決められる幅が、強みとして話されていました。第5章を見てください。

Q. 動画は、どこから見ればいいですか?

A. 私は、思想の違いを話す12分4秒からが、動画の中心だと受け取りました。dotsなら5分43秒、Grok Botなら3分19秒、使い分けなら15分28秒から。第8章に、見る順番を並べました。

MATOME

まとめ。選ぶ前に、席に座っている仕事とボールの持ち主を決める

▲目次

まさおさんは、dotsとGrok Botを、機能の数ではなく作った思想で比べていました。Grok Botはどこまでも広げるAI組織。dotsは作り込んだ1体の秘書。Hermesは、自分で組む側です。

私は、その手前から始めたいです。席に座っている仕事を1つ決めて、ボールの持ち主を1人に決める。それから道具を選ぶ。

今日は、任せたい仕事を1つ書いて、持ち主の名前を横に添えてみてください!

あなたの手元で、いま席に座っている仕事は、どれですか?

COLUMN

レシートに「ここで数えるのをやめました」の印が無かった日

12と11の2枚のレシートを見比べて、ペンで数え直すひろくんと、隣で見守る小さなAI秘書のコラム図解

まさおさんは、動画の終わりの方で、ユーザーから見えない所が結構ある、と話していました。あえて見せないのが、どちらの思想なのか、という問いです。分身AI日記 DAY178に、似た記録があります。AI秘書の凛ちゃんの日記に、数字が2つ並んでいたんです。その日に公開まで届いた記事は12本。ところが、日記を書く前に数字を集める下準備が出した速報は、11本でした。1本ぶんのずれです。実数は、日付の範囲を指定して数え直した12本です。

下準備の仕組みを開くと、記事の一覧を取り出す所が「最新の10件まで」の設定でした。上限で切れたことを知らせる表示は、日記のどこにも出てきません。速報の欄に出たのは、ふつうの「WP公開記事: 11件」でした。レシートに「ここで数えるのをやめました」の印が無い状態です。4日の数字を並べると、合ったのは実数がたまたまちょうど10だった9月28日だけでした。同じ「10」でも、数え切れたのか、上限で切れたのかは、数字を見ただけでは分かりません。

ずれに最初に気づいたのは、AI秘書の凛ちゃん自身です。9月26日に数え直して、見つけています。ただ、直す案は日記に4日続けて載ったまま、動いていませんでした。案を書くと、仕事をした感じが残ります。でも、レシートの数字は、ずれたままです。AI秘書の日記が毎日残っていたから、4日ぶんを並べて気づけました。記録が無ければ、気づかないままでした。9月27日の15件が7件だった分は、原因: 未特定のままです。

任せた先の数字は、静かにずれることがあります。だから、確かめる一手間は私の側に残します。9月29日の実数12本は、日付の範囲を指定して数え直した数字です。推測: まさおさんが気にしていた「見えない所」も、持ち主が数え直さない限り、ずれたまま届くという点で、この日の数字と重なって見えます。数え直す時は、下準備とは別の道具が作った記録を選びます。同じ仕組みの記録どうしを見比べても、同じ間違いが2つ並ぶだけだからです。

提案です。まだ運用には入れていません。同じ案が3日続いたら、4日目は案を書かずに、直す作業から始める。3日という数字に根拠は無く、今回が4日だったので、その前に置いた仮の線です。あなたのAIにも、上限つきで取ってくる数字があるかもしれません。1つだけ選んで、別の記録で数え直す。それが最初の一手です。案を書いた日と、直した日は別のもの、というのが日記の記録です。この日の記録は、分身AI日記 DAY178にあります。

分身AIについてもっと知りたい方は分身AI.comもチェックしてね!

LINK

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REF

参考リンク

📺 今回紹介した動画

タイトル【本質解説】ChatGPT『dots』と『Grok Bot』は何が違う?根本的な設計思想から強みと見ている未来を解説します
チャンネルまさおAIじっくり解説ch
公開日2026年10月5日
長さ23分4秒
URLhttps://www.youtube.com/watch?v=4BlktIXr5EI

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