WATCH REPORT|視聴レポ

自動更新が止まったサイトに、運営者は最初に気づけるか。自作の動画検索サイトObQAを直した飯塚浩也さんの動画から読む

飯塚浩也 | Obsidianでつくる最強の右腕/2026年9月30日

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくんです。今回は、YouTubeチャンネル「飯塚浩也 | Obsidianでつくる最強の右腕」から、Q&AサイトObQAの障害復旧を見せた回を紹介するね。

動画は、復旧した直後の画面から始まります。「出た」。そのすぐあとに、飯塚さんはこう言います。

「皆さん本当にご迷惑おかけしました」

飯塚さん(話者は推定・0:03頃)

ObQAは、悩みを入力すると、見るべき動画と再生開始位置を教えてくれるサイトです。押した先にページがない。検索結果は出ているのに、です。ここから、時間を戻します。

私の現場にも、決まった時刻に自動で動かしている仕事があります。止まったら気づいて戻す見張りも置いています。この動画の形は、私の現場にも当てはまります。

3行でわかるポイント
  1. ObQAでは、検索結果は出るのに、押すと「該当のページがない」状態でした。新しい動画のページを作り直す処理が、走っていなかったからです。
  2. 飯塚さんは、Claude Code(プログラムを書いたり直したりするAIの道具)と壁打ちして原因を絞りました。手で1回直したうえで、毎晩の自動実行を動く状態にして、存在しないページを開いた時の案内画面(404ページ)も足しています。
  3. 私の結論は、自動で回すものの怖さは、壊れることより静かに止まることです。止まったことに、お客さんより先に自分が気づける場所を、1つ作ります。

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01|自作のサイトが復旧した直後の「出た」から始まる。ミスを隠さず、直す所まで見せた飯塚さん

検索結果は出るのに、押した先の扉が閉じている。押しても開かないObQAの図解
ObQAで悩みを入力して検索する画面。動画キャプチャ
動画キャプチャ: ObQAで悩みを入力して検索する画面(1:30頃)

まず、ObQAの使い方です(1:14〜)。メモアプリObsidianの悩みを入力して検索すると、関連する動画が並びます。「1分30秒から再生」を押すと、その時刻から動画が始まります。ここは、正常に動いていた部分です。

壊れていたのは、その先でした。飯塚さんは、動画を公開したあとに、検索で出てきた動画をクリックしても、うまく飛べない、というコメントが届いていたことを、聞き役に打ち明けます(0:26頃)。

冒頭の謝罪は、この場面のあとの姿です。検索結果の先に該当のページがないと分かった瞬間、飯塚さんは、こう言います。

「これは完全に僕のミスですね」

飯塚さん(話者は推定・2:20頃)

私は、発信で「ここで躓きました」も見せる、と決めています。うまくいった話だけを出さない。カッコつけない。失敗も財宝だって、考えています。

飯塚さんは、その形を先にやって見せています。謝罪を動画の頭に置く。コメントで指摘された場所を、画面で再現する。直すところまで映す。黙って直す道もあったと思います。

見せるのは、全部の途中経過ではありません。判断の材料になる過程です。飯塚さんが映したのは、コメントの再現、原因の仮説、AIへの渡し方、直した結果でした。どれも、見た人が自分のサイトで使える材料です。

経営者の立場で考えると、ミスを自分から先に言うのは、怖い場面だと思います。推測: お客さんから見ると、先に言ってくれる人のほうが、次に止まった時も先に知らせてくれそうに見えると思います。

見せたことで、視聴者は、同じ穴が自分のサイトにないかを確かめる材料を受け取れます。直した本人が「ミス」と呼んだところに、いちばん学べる材料が残っている。だから、この動画は、復旧の手順より先に、この姿勢から読みます。それが、出発点です。

02|検索は生きていて、「その該当のページがない」。二つの部品が別々に動いていた

回る検索の歯車と、止まったままのページの歯車。二つの部品の図解
検索結果は出るが、押すと該当のページがないというテロップが出る画面。動画キャプチャ
動画キャプチャ: 検索結果は出るが、押すと「該当のページがない」(2:38頃)

飯塚さんが「ハーネスエンジニアリングとは」と入力します(2:03〜)。検索結果は、ちゃんと出ます。先頭は「ループエンジニアリング」の解説動画で、「12:01から再生」の表示もあります。

ところが、押すと、ページがありません。画面に重なるテロップは「動画をクリックした時に該当のページがない」でした。

飯塚さんは、状況を整理していきます。古い動画は開く。新しい動画は開かない。でも、検索では新しい動画の情報が取れている。つまり、情報をしまってある場所(データベース)は、更新されている。問題は、動画をクリックした時に、該当のページがないことだ、と言います(2:35頃)。

この見立ては、最近の動画で確かめられます(3:34〜)。Firecrawlの動画を検索すると、一覧には出る。押すと、ページがない。データベースにはあるのに、ページがないんです。

状況をのみ込んで、改めて、視聴者に謝ります(3:46頃)。続けて、「地味にへこみますね」という一言が出ます(3:52頃・話者は区別できず)。

ここで分かれていたのは、二つの部品です。言葉から動画を探す検索の部分と、見つけた動画を開く先のページの部分。検索は、新しい動画をちゃんと拾っていました。止まっていたのは、ページを作る側だけです。

検索結果の一覧は、出ます。古い動画は開くので、サイト全体が壊れているようには見えません。押した人にしか見えない壊れ方は、作った本人が自分で押さない限り、気づく機会がありません。飯塚さんも、コメントが届くまでは、気づいていませんでした。

料理に例えると、コンロの火が点いていても、お皿が客席に出ていなければ、お客さんにとっては何も出ていないのと同じです。ObQAでは、最初に気づいたのは視聴者のコメントでした。

だから、見る場所は、検索が動いたかではなく、押した先のページが開くかに置きます。

03|自動更新が止まったサイトに、運営者は最初に気づけるか。失敗ではなく、走っていなかった

予定は毎日あるのに、実行の記録帳が空のまま。走っていなかったことの図解
Claude Codeの調査結果。2026-07-20のビルド以降、一度も再ビルドされていないと書かれた画面。動画キャプチャ
動画キャプチャ: Claude Codeの調査結果。「2026-07-20のビルド以降、一度も再ビルドされていない」(8:18頃)

飯塚さんは、原因を仮説で言い当てにいきます(2:40〜)。サイトを公開しているサービス(Cloudflare Pages)の更新が止まっているのでは、という仮説です。

「毎日実行されるべきだったのに」

「私のミスでそれができてなかったので」

飯塚さん(話者は推定・3:18頃)

飯塚さんはここで、ページの更新はGitHubへの反映に連動する仕組みで、今は開発をしていないから止まっていたのでは、と言っています。毎日実行されるはずの更新が、走る形になっていなかった、という告白です。予定があったかどうかは、後の場面(05章)で分かります。

後半の場面で、この仮説に答えが返ります(7:57〜)。Claude Codeの回答を、飯塚さんが読み上げます。ページを作り直す処理(ビルド)は、失敗したのではない。2026年7月20日のビルド以降、1回も作り直されていない、という内容です。仮説が、確かめられました。7月20日は、発話に加えて、次の場面(8:18頃)の画面でも読めます。

エラーの出方にも、飯塚さんは引っかかります(8:18頃)。エラーなのにホームへ戻る。ここもおかしい、と言います。

大事なのは、失敗じゃなかった、ってことです。エラーが出て止まったのではなく、走るはずの処理が走っていなかった。

「私のミスで」と、飯塚さんは、止まった責任を自分の持ち場に置いています。仕組みを作った本人だから、止まった日を、自分のこととして数えられます。見張りを足すのも、その延長だと思います。責任の置き場所が先です。

動かなかった日の記録は、残りません。予定と記録を並べないと、動かなかった日は見えません。私の現場の番人は、予定の時刻と、最後に動いた時刻を並べて、動いていないものを見つけています。

止まっていた期間が長いほど、直した後に確かめる範囲も広がります。推測: 再ビルドはサイト全体を作り直すので、止まっていた間に増えた動画まで、ページが開くかを確かめることになります。直す作業より先に、止まっていた期間を知ることが、確かめる範囲を決めます。

だから、自動化の出来は、動いた日ではなく、人が触らなかった日に動いたかで見ます。

問いは、自動更新が止まったサイトに、運営者は最初に気づけるか、です。自作のサイトほど、答えは運営者本人に戻ってきます。最後に動いた日を言えなければ、そこが最初の確認場所です。

04|Claude Codeに音声入力で壁打ち。先に渡したのは、現象と仮説とURLだった

現象・仮説・URLの3枚の札をAIに渡す図解
Claude Codeへ音声入力で現象と仮説とURLを渡している画面。動画キャプチャ
動画キャプチャ: Claude Codeへ音声入力で現象と仮説とURLを渡す(6:50頃)

原因の絞り込みは、Claude Codeへの音声入力で進みます(5:33〜)。渡した内容は、3点です。直近の動画を押しても、ホームに戻ってしまうという現象。Cloudflareの処理がうまくいっていないのでは、という仮説。エラーが出るURLです。

この現象と仮説とURLを渡したうえで、飯塚さんは、原因はCloudflareのビルドなのか、と尋ねます(6:14頃)。さらに、スクリーンショットも添えて、ブラウザを操作して、このエラーが本当に再現するかを確かめてほしい、と足します(6:49頃)。画面には「※音声入力中」のテロップが出ていました。

飯塚さん自身は、この頼み方を、可能性の範囲を絞った質問だった、と振り返ります(6:16頃)。

待つ間に、検索精度を上げる案の相談も並行で投げます(7:05〜)。回答が戻ると、404ページと毎晩の自動再ビルドの提案が付いてきます。

復旧の手順は、人の操作です。Cloudflareの管理画面で「リトライデプロイメント」を押す。デプロイ(作ったページを公開側へ入れ直す操作)が終わると、さっき開かなかったページが開きました!Firecrawlも、開きます。聞き役は、デプロイだけで直った、と驚いています(10:34頃)。

飯塚さんは、AIに聞く前に、自分で仮説を立てていました。Cloudflareの更新が止まっているのでは、という一本です。人間は縦に掘る。AIは横に広げる。仮説は、飯塚さんが縦に掘った一本でした。

頼み方に、順番がありました。現象・仮説・URLを渡して、原因なのかと問う。そのうえで、本当に再現するかの確認を足している。答えを受け取る前に、現象が実在するかを確認させる順番です。

仮説を1行で言うには、自分のサイトの仕組みを知っている必要があります。飯塚さんの仮説は、その上に立っていました。

AIは、その一本を渡されたから、再現の確認、止まった日付、対策の提案へ、横に広げられたんだと思います。推測: 仮説なしで「サイトが変です」と渡していたら、広げる先がばらけたはずです。縦に掘るのは、人です。

画面には、境目も見えました。Claude Codeの説明に、「オーナー操作が必要な2件」という項目があり、「私の権限では実行できないため手順を記します」と書かれています。実際、Cloudflareの管理画面へ行って入れ直しを押したのは、飯塚さん本人です。人の仕事として残る所が、はっきりあるんです。

05|手で直して終わりにしない。「毎日決まった時間でビルドが走る」形と、迷子にしない404ページ

夜の月の下で歯車が回り、道の先に案内ページが立つ。毎晩の自動再ビルドの図解
毎晩の自動再ビルドの予約site-rebuild-nightlyを確認する画面。動画キャプチャ
動画キャプチャ: 毎晩の自動再ビルドの予約(site-rebuild-nightly・20:15 JST)の確認(10:00頃)

飯塚さんは、復旧のあとに恒久対応へ進みます(10:48〜)。手動の入れ直しだけでは、毎日は更新されない。毎日決まった時間で作り直しが走る形にする、ってことです。

手順は3つです。1つ目は、Cloudflareでデプロイフック(外から合図を送ると、ページの作り直しが始まる専用のURL)を作ること。2つ目は、データベースの管理画面(Supabase)で、Vault(秘密のURLを入れておく金庫)に、そのURLを登録すること。3つ目は、翌朝に、決まった時刻に自動で動かす予約(cron)が動いたかを確かめることです。

画面には、毎晩の再ビルドの予約(site-rebuild-nightly)が出ていました。時刻は20:15 JST。説明文には、この予約は、2026年7月19日の日付が付いた設定ファイル(night_chain_cron.sql)に登録済みで、Vaultへの登録の瞬間から動き出す、とあります。別の注意書きも出ていました。合図のURLを知っている人は作り直しを起動できるため、チャットや文書には貼らないこと。

続いて、404ページです(11:43〜)。存在しないURLを開いた時に、ページがないと伝える画面のことです。本番へ反映したあと、飯塚さんは、わざと間違ったURLを開いて確かめます(12:29頃)。「クイズが見つかりません」と表示されて、OKが出ました!

壊れている時にホームへ戻る挙動は、壊れていることを隠していました。404ページは、壊れたことを、見える形にする足し方です。

毎晩の自動再ビルドは、手で1回直した後に足す、次の一手です。手で直して終わりにしない順番を、飯塚さんは置いています!見えるようにする。それが先です。

03章で「予定があったかは後で分かる」と書いた答えが、ここです。画面の説明では、予約は7月19日付の設定ファイルで、前から登録されていました。この動画で足したのは、動かすためのURLをVaultへ入れる作業です。動かなかった理由は、動画の範囲では確かめられません。推測: 予約が7月19日付であるのに止まっていたので、動かす鍵(URL)が入っていなかったのかもしれません。

動画では、翌朝に動いたかどうかは、飯塚さんが自分で見に行くと言っています(13:58〜)。ここから先は、私の現場の話に置き換えます。

私は、委ねた先が嘘をついたり、やらなかったりするなら、委ねられない、と考えています。信頼できる仕組みが先、です。自動で回す仕事は、止まったことを誰も知らせてくれないと、委ねた先がやらなかったのと同じ形になります。推測: 静かに止まることと、やらないことが同じ結果になる、という接続は、私の読みです。

私の現場では、自動実行の管理画面に登録しているものが340件あり、そのうち有効なのは126件です(2026年10月1日に数えました)。

9月26日に、AI秘書の凛ちゃんが、自動実行の止まり方を3種類に分けて見せてくれました。1つ目は、番兵(失敗が続いた仕事を自動で止める仕組み)の凍結で、スイッチはオンのまま、中身が止まります。2つ目は、管理画面(Cockpit)が印を付けて自動でオフにするもの。3つ目は、印がないオフで、誰も見ていませんでした。私は、見張りを、毎日決まった時刻に見回る番人1本にまとめる案を選びました。最初の朝の報告は、9月27日7時23分でした。

番人(autorun-scheduler-guardian)は、毎日7時23分と19時23分に動きます。1つ目は報告し、2つ目と3つ目は自動で戻します。3つ目は1回5件までで、止めたい自動実行は、除外リスト(keep-off.md)に書けば戻しません。朝の報告は、Chatworkの私のチャットへ届く短い報告です。見出しと、番兵の凍結の件数と、「異常なし」の3行で、記録は9月27日から10月1日まで5日分あります。10月1日7時23分に番人が動いた記録は、自動実行の一覧(autoruns.json)の「最後に動いた時刻」で見ました。

旧い見張り(sentinel-watch)は、この統合で止めています。その冒頭の説明には、番兵が凍結しても、止まったことを誰も報告しないと、静かに止まって気づけない、という動機が書かれています。この動機は、番人1本に引き継いでいます。

見張りが見ているのは、予約が動いたか、失敗して凍結したか、設定ミスで自動オフになったか、です。

別の実例があります。内部の計測物(記事別の閲覧数、YouTube解析、Xのエンゲージメント、経営の数字、バックアップ)には、走ったかではなく、成果物ファイルの更新日時で見る番人がいます。スクリプトは2026年6月17日に作り、いまは毎日8時27分に回っています。この番人自体が、一度、黙らされました。2026年9月5日の記録では、8月27日から9月5日まで、Xのエンゲージメントが18.6日、更新されていませんでした。番人が異常を見つけた瞬間に、その便が失敗扱いで凍結され、誰も気づきませんでした。直したのは、異常を見つけたことと、番人が正常に動いたことを、分ける作りです。

この更新日時で見る番人は、内部の計測物には既にあります。お客さんが触る公開ページには、確認した範囲では置いていません(10月1日に、自動実行の一覧と番人のコードで確認)。これは提案です(未実装です)。公開ページにも、更新日時で見る番人を足して、期待した間隔より古ければ知らせる。走ったかではなく、お客さんが触る物が、いつ新しくなったかを見る。

AI氣道『Claude Code 無人運用を始める経営者へ。最初の1件を任せて席を外すまでの渡し方と確かめ方』より

「何ができていたら終わりなのか。どこまで触ってよいのか。終わった時に何が返ってくるのか。どれも、まだ決まっていないんです。」

決めていないことが、横で見張る癖を生む。この整理は、『Claude Code 無人運用を始める経営者へ。最初の1件を任せて席を外すまでの渡し方と確かめ方』に書きました。この3つに、4つ目を足します。止まった時に、最初に気づくのは誰か。

「毎晩動く」の次に置くのは、「動かなかった時に、自分が先に知る場所」です。

止まった時の第一発見者を、1行で決める(10分)

いま自動で動かしているものを1つ選びます。ブログの更新でも、予約メールでも、サイトの作り直しでも構いません。次の1行を書きます。「これが止まったら、最初に気づくのは、私/お客さん」。答えがお客さんなら、自分に知らせる仕組みを1つだけ足します。たとえば、毎晩の実行のあとに「動きました」の1行が、自分のチャットへ届くようにする。ページなら、存在しない住所を開いた時に、迷子にならず404ページが出るようにする。足すのは1つで十分です。あわせて、翌朝に見に行く場所と時刻も、1行足します。

06|直して終わりではなく、翌朝に見に行く。アフタートークの「経過を見る」

夜に直した道具箱と、翌朝の窓辺で開いた帳面にチェックが付く図解
本日のまとめで、自動で更新する仕組みが備わったと振り返る場面。動画キャプチャ
動画キャプチャ: 本日のまとめ。自動で更新する仕組みが備わった、と振り返る場面(13:58頃)

まとめの場面で、飯塚さんは、重大なミスの発覚から復旧までを振り返ります(13:34〜)。ページを更新する仕組みも、自動で動くようになった。そのうえで、こう続けます。

「一応明日以降もですね」

「ちゃんと正常に動いてるか」

「それはこちらで確認したいと思います」

飯塚さん(話者は推定・13:58頃)

アフタートークでは、医師だった頃の話になります(14:57〜)。バグを直す手順は、医者の時にやったことと、ほとんど変わらない、と言います。

「そして経過を見るっていうのが医療ですよね」

飯塚さん(話者は推定・15:05頃)

画面のテロップは「今日は鑑別診断をして原因を特定して修正をする」。そのあとに、経過を見る。原因を見つけて直す。そして、翌日以降のフォローを続ける。飯塚さんの動画は、その順番で終わります。

動画の最後は、お詫びと、これからの決意で閉じます(16:28〜)。

「自分がこれからもエンジニアとして動く限り」

「ご迷惑かけないように」

「いいものを作っていきたいと思いますよね」

飯塚さん(話者は推定・16:28頃)

私は医師ではないので、医療の話を、自分の体験には重ねません。ただ、直して終わりではなく、経過を見るところまでが仕事、という並べ方は、自動で回すものにそのまま使えます。

夜に直してリリースする話も、アフタートークに出てきます。夜に直した翌朝は、いちばん見に行く価値がある時間だと思います。

見に行くと決めるのは、人です。見に行く先を用意するのは、仕組みです。この2つは、別の仕事だと思います。飯塚さんは、「こちらで確認したい」と、前者を自分の持ち場として言い切っています。

直した直後は、直ったように見えます。ObQAも、手で1回押した直後は、ページが開きました。でも、それは明日も直っている保証ではありません。確かめるのは、明日です。

AI氣道『AI秘書をObsidianで作る方法、TaskNotesでタスク管理を一元化する』より

「判断の理由を書き残す人ほど、後から自分でもAIでも、その判断を辿り直せる。」

飯塚さんは、別の動画でも、医師だった頃のカルテを例にしていました。記録があるから、後から辿れる。この話は、『AI秘書をObsidianで作る方法、TaskNotesでタスク管理を一元化する』に書いています。

判断の理由と同じで、動いたか動かなかったかも、書き残さないと辿れません。翌朝に動いたか、動かなかったか。その記録が1行残っていれば、次に止まった時に辿れます。動いたけれど遅れていた、も、止まりかけのサインです。記録は、1行でいい。

ひろくんコラム|見張りが見ていない所では、お客さんの一言が最後のセンサー

ランタンを掲げて見張るひろくんと、光の外に浮かぶお客さんの一言のコラム図解
動画の冒頭。クリックしてもそのページを開けないといったコメントがあった、というテロップが出る場面。動画キャプチャ
動画キャプチャ: 動画の冒頭。「クリックしてもそのページを開けないといったコメントがあって」というテロップが出る場面(0:31頃)

見張りが見ていない所では、お客さんの一言が、最後のセンサーです。動画に届いたコメントが、ObQAにとって、そのセンサーでした。

ここで、私の見張りにも残っている弱さを書いておきます。番人の朝の報告は、Chatworkの私のチャットに届きます。つまり、止まったことを知らせる先は、最後は私です。報告が届いても、私が開かない朝があれば、その報告は誰にも読まれません。見張りを増やすほど、知らせる仕組みは立派になります。でも、読む人は、私のままです。報告が届くところまでは仕組みで作れますが、それをいつ見るかは、仕組みの外にあります。仕組みの外にあるものは、仕組みでは見張れません。見張れない所を、穴として認めておく。それも、最初に気づく場所を作る一歩だと思います。

だから、見張りの数より先に、知らせが届いた時に、誰がいつ見るかを決めておく必要があると思います。ObQAなら、毎晩の自動再ビルドの結果を、飯塚さんがどこで見るのか。動画では、翌朝に飯塚さん自身が確認すると話していました(13:58頃)。この確認は、仕組みの外にある人の仕事として、飯塚さんが自分の持ち場に置いたものです。私も、同じ場所に立っています。見る人と見る時刻が決まっているところまでが、見張りだと考えています。

見張りの見張りについては、分身AI日記に「見張り役が止まっていることに、その見張り役は気づけなかった話」を書いています。そのほかの記録は bunshin-ai.com に置いています。

この記事の一歩は、止まった時の第一発見者を、1行で決めることです。答えが「お客さん」なら、そこが次に足す場所です。答えが「私」なら、その知らせを、いつ見るかまで決めます。

この記事で確かめられなかったこと

動画の画面で読めた所と、推定のまま残した所を分ける図解
Claude Codeの残っていること。Deploy Hookの登録はオーナー操作として残ると書かれた画面。動画キャプチャ
動画キャプチャ: Claude Codeの「残っていること」。Deploy Hookの登録がオーナー操作として残る、と書かれた画面(12:50頃)
  • 画面の数字と説明文(欠落50本、20問、129本、登録済みの予約の説明)は、動画の画面に映った小さな文字を読み取ったものです。飯塚さんと聞き役の切り分けは、字幕に話者の区別がないため、推定です。検索精度の診断(字幕のまとまり、評価セット)の細部は、この記事では扱っていません。
  • 「2026-07-20のビルド以降、一度も再ビルドされていない」は、8:18頃のClaude Code画面の文字で読めます(一部にカーソルが重なります)。この日付はClaude Codeの調査結果で、飯塚さん自身が確かめた日付ではありません。
  • 翌朝以降に、自動の作り直しが実際に動いたかどうかは、動画からは分かりません。

私の現場の数(登録340件、有効126件)は、2026年10月1日に数えたものです。番人の動きは、自動実行の一覧と番人のコードで確かめた範囲で書きました。朝の報告が、届いた先でどう使われているかまでは、まだ見ていません。引用は動画内発言の逐語で、時刻は各引用のリンクから確かめられます。

よくある質問

ObQAや静かに止まる状態など、よくある疑問に答える3つの吹き出しの図解
ObQAのトップページ。悩みを言葉にして検索すると見るべき動画が見つかる画面。動画キャプチャ
動画キャプチャ: ObQAのトップページ。悩みを言葉にして検索する画面(5:46頃)

ObQAとは、どんなサイトですか?

メモアプリObsidianの悩みを入力すると、見るべき動画と再生開始位置を教えてくれるQ&Aサイトです。動画の中で、飯塚さんが使い方を見せています。

「静かに止まる」とは、どんな状態ですか?

エラーで止まるのではなく、走るはずの処理が走っていない状態です。ObQAでは、検索は動き続けて、押した先のページだけが古いままでした。

毎晩の自動再ビルドを入れれば、安心できますか?

動いたかどうかを見る場所が、別に要ります。動画でも、翌朝に動いたかの確認は、飯塚さん自身が行うと話されていました。

動画を全部見なくても、要点は分かりますか?

この記事で、復旧の流れ、毎晩の自動再ビルドと404ページまでは追えます。声の調子や画面の細部は、各引用のリンクから本編を開いて確かめてください。

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動画情報

今回紹介した動画の基本情報をまとめておきます。気になった箇所は、タイムスタンプ付きのリンクから本編に飛んで、実際の語り口も確かめてみてください。

タイトル【Obsidian × AIエージェント】Q&Aサイト「ObQA」の利用者の声を反映させよう あなたの悩みを入力するとオススメ動画を教えてくれる
チャンネル飯塚浩也 | Obsidianでつくる最強の右腕
尺16:48
公開日2026年9月30日
動画本編YouTubeで見る
ObQA(動画の概要欄より)https://obqa.pages.dev/

出典:飯塚浩也 | Obsidianでつくる最強の右腕の動画

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