GPTs研究会LIVE / AI×起業・発信

AIが作ったペルソナ、本当に存在しますか?|ただっち×愛紗さんの顧客理解LIVE

2026年8月15日(土)朝7:00〜 / 出演:ただっち × 愛紗さん

ただっち
ただっち
多田啓二/AIMUNIQ代表・AI開花マーケター
愛紗さん
愛紗さん
愛紗圭珠/愛され美容AI講師

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくんです。今回は土曜あさのGPTs研究会LIVEから、ただっち(多田啓二)と、愛され美容AI講師の愛紗さん(愛紗圭珠)の「AI×起業 そのペルソナ、本当に存在しますか?」回を紹介するね。

今日のテーマは「売れるヒントはAIだけじゃなく、生のお客様の声の中にある」というお話。私はLIVEには出てない視聴組なんだけど、この切り口、けっこう耳が痛かった。AIに「40代女性、起業3年目、SNSで集客してるけど売上が安定しない」みたいな条件を入れると、それっぽいペルソナはあっという間にできる。でも、それって本当に存在する人なんだろうか——というのが今日の出発点。愛紗さんは、ただっちの「愛されAI講師講座アカデミー」を卒業したあと、AIを活用しながら一人サロンオーナー向けの美容コンサルをしている人(LIVE内の自己紹介より)。ふたりの対話を聞きながら、「架空のペルソナで商品が売れない理由」から「生の声を集める具体的なステップ」まで、LIVEを見てない人も全容がわかるようにまとめていくね。

出演者プロフィール:ただっち(多田啓二) / 愛紗さん(愛紗圭珠・愛され美容AI講師)

📺 今日の出演者

  • ただっち(多田啓二)……AIMUNIQ株式会社代表・AI開花マーケター。「一人で頑張るみんなの親友」がコンセプト。今日はAIで作ったペルソナが薄っぺらくなる理由と、実在するお客様を深める4つのステップを解説しました。
  • 愛紗さん(愛紗圭珠)……愛され美容AI講師。フェイシャルサロンオーナー(大阪府茨木市)で美容歴16年。AIを活用しながら一人サロンオーナー向けの運営コンサルもしています。自身のAIペルソナ作りの実体験を語ってくれました。

🍳 3行でわかるポイント

  1. AIで作った「架空のお客様」は、抽象度が高い・売り手都合・業界用語のクセが抜けない、という3つの落とし穴にハマりやすい。まずはそこに気づくところがスタートでした。
  2. ペルソナは「人物鑑定」ではなく「理解の解像度」。実在する1人に声をかけ、悩みを「1本の映画のワンシーン」まで具体化する5W1Hのヒアリングが、AI任せでは届かない深さを埋めてくれます。
  3. AIは”事実”ではなく”翻訳機”として使う。分類・場面整理・専門用語の翻訳をAIに任せつつ、最後は必ず本人に確認する——「妄想するAI」から「理解を深めるAI」へのサイクルを回すのが結論でした。

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自己紹介と今日のお題──「AIで作ったペルソナ、本当に存在しますか?」

▶ この場面をアーカイブで見る(0:36〜)

自己紹介と今日のお題──「AIで作ったペルソナ、本当に存在しますか?」解説図
自己紹介と今日のお題──「AIで作ったペルソナ、本当に存在しますか?」
LIVEキャプチャ|0:36〜の画面

「8月15日、土曜日。今日はお盆の中ですけども」というただっちの一言から始まった今日のLIVE。テーマは「AI×企業 そのペルソナ本当に存在しますか」——ぶっちゃけ、タイトルだけで刺さる人多いんじゃないかな。愛され美容AI講師の愛紗さん(愛紗圭珠)をゲストに迎えてのスタートだ。土曜朝のこの枠は普段、ただっちがメインホストを務めていて、ひろくんである私はこの回には出ていない。今日は視聴組として、アーカイブを見返しながらまとめている。GPTs研究会の朝LIVEは月曜から日曜まで曜日ごとにホストが違って、土曜はいつもただっちが回している枠。愛紗さんは今日その枠にゲストとして呼ばれた、という位置づけになる。ちなみに今日は8月15日、お盆のさなかということもあって、いつもより少しゆったりした空気で始まった印象がある。それでも本題に入ると、ふたりのやり取りのテンポは普段どおり——このあたりの緩急も、朝LIVEらしいところだと思う。

ただっち(0:36〜)

「AI×企業、そのペルソナ本当に存在しますか、というテーマでお届けしていきます。結局は、売れるヒントはAIだけではなくて、生のお客様の声の中にあるということを、今日はお届けしていきます」

続けて愛紗さんが自己紹介。ただっちの「愛されAI講師講座アカデミー」を卒業して、今はAIを活用しながら美容の講座や一人サロンオーナー向けの運営コンサルをしているとのこと。ちなみにただっちが名乗った「AI開花マーケター」という肩書き、初めて聞く人もいると思う。「一人で頑張るみんなの親友」というコンセプトで、起業家さんや経営者さんの人生やビジネスを”開く”ことを仕事にしている人だ。

愛紗さん(1:45〜)

「私はただっち先生の愛されAI講師講座アカデミーというところを卒業して、今はAI講師というより、AIを活用しながら自分の授業である美容の講座とか、一人サロンオーナー様に向けての運営コンサルなどをさせていただいております。私も講座を作るにあたってAIを1年前くらいから使わせていただいてるんですけれども、その中でやっぱりAIだけでは作れなかった部分とか、何かお話できたらいいなと思ってます」

ふたりの自己紹介が終わると、ただっちが「AIと掛け合わせをすることによって、本当の意味の商品設計や、どうしたらお客さんに喜んでもらえるのかっていうところが見つかってくる」と、今日の切り口を提示する。で、合わせて紹介されたのが「商品作り100日プロジェクト」という、ただっちが運営する講座での出来事。受講生がAIでペルソナを作ってみたものの、「こんな人、実際いるかどうか不安になってきました」という声があったそうで……これが今日のテーマの直接のきっかけになったとのこと。AIに理想のお客様像を聞くと、あっという間に「40代女性、起業3年目、SNSで集客しているけれど売上が安定していない」みたいな、それっぽいプロフィールが出てくる。一見とても具体的なんだけど、その人が昨日どんなことで落ち込んで、誰に何を言われて、夜スマホを見ながらどんなことを考えていたのか——そこまでイメージできるかというと、案外できていないことが多い。この「AIで作ったペルソナが実際にいるのか不安になる」という感覚、正直、私自身も分身AIのキャラクター設定をするときに何度も味わったことがある。もっともらしい設定ほど、あとで「あれ、これ誰なんだっけ」ってなりがちなんだよね。ここから、AIで作ったペルソナが「しっくりこなかった」経験について、愛紗さん自身の話へと移っていく。

架空のペルソナで商品が売れない理由──愛紗さんの実感と「売れないペルソナ3つの落とし穴」

▶ この場面をアーカイブで見る(2:25〜)

架空のペルソナで商品が売れない理由──売れないペルソナ3つの落とし穴 解説図
架空のペルソナで商品が売れない理由──愛紗さんの実感と「売れないペルソナ3つの落とし穴」
LIVEキャプチャ|2:25〜の画面

ただっちが「アイスさん、実際このAIで作ったペルソナ見てみて、しっくりこなかったこととか経験ありますか?」と聞くと、愛紗さんは即座に「ありますね」と答えた。この質問、本人に直接聞くだけあって、答えの解像度が全然違ったように感じる。最初は感動したものの、実際に使おうとすると迷いが出てきたという、リアルな実感がここで語られました。

愛紗さん(3:56〜)

「自分の頭に浮かんだ方が、こうやって出てきて、いや、すごいって。今はA、B、Cとか作ってるんですけども、実際、誰にこれ聞いたらいいかなとか。実際こう、お声掛けの相手とか、っていうのはちょっと困っていることはあります」

ただっちはこれを受けて、AIが作るペルソナの「立派さ」と「実在しなさ」のギャップを指摘します。

ただっち(4:20〜)

「本当に立派なプロフィールが出てくるじゃないですか。具体的っぽいやつが出てくるんですけど、そもそもそれが本当に存在するのかどうかっていう。結局は、立派なペルソナを作ることが目的じゃなくて、それをどういうふうにしたら実際の生のお客さんに届けられるのかっていうところが大事になってくるので」

そして、なぜ架空のペルソナでは商品が売れないのか——その構造をただっちが解説していく。AIは世の中にある「よくある偏差値50の答え」を出すのは得意だけど、それは裏返せば「一般的にありそうな人物を継ぎ接ぎするだけ」になりがちだということ。ここでただっちが挙げたのが「売れないペルソナに共通する3つの落とし穴」だ。

ただっち(5:00〜)

「格好のペルソナを作ると、本当ちょっと抽象度が高いんですよね。集客に悩んでるから自信がないって、まぁまぁだいたい企業家は皆さんこういうことに悩んでいたりだとか。売り手の都合で、こっちはもう素直で行動早くてお金がある人を想定するんですけど、実際は真逆であることが多かったり。自分の中にある、自分で分かってるような業界用語を使ってしまったり」

抽象度が高い理想像、売り手都合の想定、そして自分では気づかない業界用語の癖。この3つ、正直どれか一つは自分にも心当たりがあるんじゃないかな。AIは「世の中にある一般的な答えを出すのは得意」だからこそ、放っておくと誰でも思いつくような当たり障りのないペルソナに寄っていってしまう。この3つが重なると、AIが作ったペルソナはどんどん「誰でもない誰か」になっていく——愛紗さんも「本当ですね」と深く頷き、「顕在意識・潜在意識ってあるんですけど、本当は表面の言葉にしたものだと思う」と自分の言葉で言い換えていました。「誰でも言えることになってしまうし、その深い部分はなかなかみんな一緒っていうことはない。そこが分かるからこそ、個別相談でその部分がやりたい、っていうことになってくると思うので」と、愛紗さんは自身のサロン運営の実感を重ねます。ただっちも「美容ではみんな綺麗になりたいし、痩せたいのはみんな悩みは一緒。それがどうして綺麗になりたいのか、痩せたいのか、そこの具体的な悩みを掘り下げれるかが大事」と応じ、表面の悩みと、その奥にある具体的な悩みの違いへと話は進んでいきます。「綺麗になりたい」だけなら誰でも言える。でも、なぜ綺麗になりたいのか、その理由は人によって全然違う——ここの解像度をどこまで上げられるかが、次のH2で語られる「実在するお客様を深める」話にそのままつながっていく。ちなみにこのあいだ、視聴者から「スミンさん」「ミントさん」といったコメントが次々届いていて、ふたりも一人ずつ名前を読み上げながら丁寧に返す、朝LIVEらしい和やかなやり取りも挟まっていた。淡々とした解説だけじゃなく、こういうコメント欄との掛け合いも含めて、土曜朝の空気を作っている回だなと感じる。

ペルソナは「人物鑑定」じゃなく「理解の解像度」──実在するお客様を深める4つのステップ

▶ この場面をアーカイブで見る(8:23〜)

ペルソナは「人物鑑定」じゃなく「理解の解像度」──実在するお客様を深める4つのステップ 解説図
ペルソナは「人物鑑定」じゃなく「理解の解像度」──実在するお客様を深める4つのステップ
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「無意識に自分の都合のいいお客さんを妄想してしまうのは、もうやむを得ない。最初の一歩はそれでもいい」——ただっちはそう前置きしたうえで、今日いちばんの核心となる考え方を提示する。正直、ここが今日いちばん腑に落ちた場面だった。

ただっち(8:23〜)

「ペルソナは人物鑑定ではなくて、理解の解像度なので。AIでやることのメリットとしては、自分もそもそも頭の中に想定もしてなかったお客さんを、そういえばこの人に話しかけてみたいな、声かけてみたいなとか、もしかしたらこんな悩みあるんじゃないかなっていう、そこを想定するためにはAIを活用するのはぴったりなんですけど」

AIは「誰かを言い当てる道具」ではなく、「まだ想定できていなかった相手に気づくための道具」——この言い換えが、今日のLIVEの軸になっている感じがした。いやー、この一言だけでも聞く価値あったなと思う。愛紗さんも「自分の洗い出しですよ」と一言で返していて、AIに向き合う作業は実は「自分自身の経験や価値観を出すこと」でもある。というのがふたりの共通認識だった。ただっちも「結局その〇さんのことを想定しているように思えて、結局は自分自身の中にある経験とか価値観を出すことにもなる」と補足していて、AIに架空の顧客像を作らせる作業は、実は自分の内側を掘り起こす鏡にもなっているということだった。想定した瞬間に「あ、これ自分の話じゃん」と気づくことも多いらしい。自分が当時何に困ったかを思い出す作業でもあるから、想像の中にはすでに自分自身の答えが出てきている部分もある——そう考えると、AIでペルソナを作るという行為そのものが、自分の価値観を照らし合わせる時間にもなっているのかもしれない。ここからただっちは、具体的な行動指針として「AIを使う前に、実在するお客様を深める4つのステップ」を紹介する。

ただっち(9:37〜)

「AIを使う前に、実在するお客様を深める4つのステップですね。AIを使うのももちろん大事なんですけれども、実在する1人を選んで声がけをまずはしていくっていうところが大事になってきます。1人では結局は悩み事ってまた抽象度が高かったりするので、A さん、B さん、C さん、D さんと聞いてみると、あ、そういえばこの人も悩んでるし、っていうところが見えてくるんですよね」

実在する1人に声をかけ、複数人に聞くことで共通点を見つけていく——そのプロセスの中で愛紗さんが挙げたのが、専門用語のズレという美容業界ならではの落とし穴でした。ひとりだけに聞くと、その人固有の悩みなのか、みんなに共通する悩みなのか判断がつかない。だからこそ複数人に同じように聞いてみて、「あ、この人も悩んでるし、この人も」という重なりを見つけていく作業が要る、という話だった。今まで講座やアカデミーをいろいろ運営してきた中で、ただっちが繰り返し見てきたのが「専門的な言葉を使ってしまって、お客さんに届く言葉を使えていない」というパターンだったそうだ。

愛紗さん(11:29〜)

「美容サロンさんで、機械の名前をすごく出す方がいらっしゃるんですけど、そういったお客様は全然わからなくて。皆さん、心というか自分の状況、表面的なことは本当に肌に現れていると思うんですけれども、その裏側にあるものが、やっぱり子どもさんのこととか、自分の楽しみであったりもあるけれども、親の介護だったりとか、いろんなことが入っているので」

専門用語を出すサロンオーナーの例と、表面には出てこない「介護」や「子どものこと」という背景。愛紗さん自身、美容業界に16年いる中で、こういう「専門用語が伝わらない」場面を何度も見てきたのだろう。相手にとっては当たり前ではない言葉を、当たり前のように使ってしまう——これは美容業界に限らず、どんな専門職でも起こりうることだと思う。表面は一つでも、隠れているものはすごくいろいろある——このやり取りが、次のH2で語られる「悩みを場面まで具体化する」話に直結していきます。ただっちもこれを受けて「隠れているものの背景と、そしてそれをどういうふうに解決できるのかという、そこの経験と掛け合わせですよね」と応じていて、単に相手の状況を知るだけじゃなく、自分がそれをどう解決してきたかという経験と重ね合わせることの大切さを強調していた。「40代女性起業家」という記号ではなく、「先月の◯さん」というたった一人の、具体的な生活の中の悩みまで掘り下げる——このスタンスが、次のH2でさらに具体的な話になっていく。ただっちはここで「特に感情がこもった言葉ですよね」とも念押ししていた。今のAIは、感情の起伏やエネルギー感、声のトーンといったところまでは学習できていなくて、せいぜい文字起こしのデータベースから拾ってくるだけ。「ちょっと困っちゃった」と「もうめちゃめちゃ困ったんです」の違いは、声の裏側にある温度まで聞かないと分からない、という話だった。

悩みを「1本の映画のワンシーン」にする──5W1Hと、愛紗さんが経験した共感の力

▶ この場面をアーカイブで見る(14:05〜)

悩みを「1本の映画のワンシーン」にする──5W1Hと、愛紗さんが経験した共感の力 解説図
悩みを「1本の映画のワンシーン」にする──5W1Hと、愛紗さんが経験した共感の力
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「40代女性起業家」という抽象度の高い言葉ではなく、「先月の◯さんが、どんな状態だったのか」まで具体的に掘り下げる——ただっちはここで、悩みを「1本の映画のワンシーン」にするという、今日いちばん実践的な例えを持ち出します。

ただっち(14:05〜)

「例えば集客に悩むという人を1本の映画のワンシーンにするんであれば、夜、子供が寝た後にインスタグラムを開いて、他の講師の満席の状況を見て、自分だけがなんか遅れてる感じで焦るっていう。いつどこで誰と、どんな風にその悩みが起こるのか、どんなところに感情が動かされるのか、そこまでわかると発信の言葉が変わってくる。どんな場面でよく繰り返されますか、というところの5W1Hを聞いていくっていうことも、インタビューとかヒアリングでも大事になってきますよね」

「いつ・どこで・誰と・どんな風に」——その悩みが起きる場面を映画のワンシーンのように具体化することで、初めて発信の言葉が変わる。「夜、子供が寝た後にインスタグラムを開いて焦る」という例え、ただっち自身も「これ僕自身もよくよくあること」だと言っていて、聞いていて他人事じゃなくなる人も多いんじゃないかな。「集客に悩んでいます」という表面の言葉だけじゃなく、「毎日投稿しているのに今月も申し込みがゼロなんです」「個別相談で料金を伝える瞬間に急に怖くなってしまいます」——今日のLIVE告知の中でも紹介されていた、こういう具体的な言葉の中にこそ、商品づくりや発信のヒントが隠れている、というのが根っこにある考え方だ。抽象的な「悩み」のまま止めるか、そこまで場面を割り込めるかで、届く言葉の解像度は全然変わってくる。この直後、ただっちは「共感を引き出すためにも、その場面を聞くだけじゃなくて、私も実はそういうのあったんですよ、って自分自身の経験も話してあげることが、信頼関係を築いていくことにつながる」と付け加えます。それを受けて愛紗さんが語ったのが、彼女自身のサロンでの実体験だった。

愛紗さん(15:31〜)

「大阪に普段いるんですけども、東京に母親がいて、ちょっと介護状態なんですよね。月1回は必ず行くっていうことになってるんですけども、ある時ちょっとピンポンって、美容サロンの方に訪ねておられた方が、こういうものが欲しいと言って。どんなところからいらっしゃったんですかとか色々聞いている中で、実は大阪が実家で。実は私もっていうところから、いやーなんかあの、こんな話ができるなんてって、喜んでいただいて」

ただの美容の関係ではなく、同じような悩みを共感してわかり合える関係性になっていく——ただっちはこのエピソードをそう受け止めます。そして自分自身も「悩みやすいタイプ」だと明かし、それが自分のお客さんとの共感ポイントになっている——という話につなげる。

ただっち(17:02〜)

「僕も本当に悩みやすくってタイプなんですけど、僕のお客さんやっぱ悩みやすい人が多いですよね。その共感、僕もいや分かります、そういう時悩みますよね、っていう共感ポイントがあったりだとか。お客さんの悩みは自分たちの共感ポイントを作るっていうそこもあるので、ただの集客とか商品を売るっていうことだけじゃなくて、お客さんと信頼関係を築くためには共通点を見つけていくっていうこともすごく大事」

愛紗さんの介護のエピソードも、ただっち自身の「悩みやすいタイプ」という自己開示も、どちらも「共感できる共通点」があったからこそ、お客さんとの距離が縮まった実例。ただっちは家庭内でも子どもたち3人が不登校になった経験があると明かしていて、そういう共通の悩みを持つ人と自然とつながっていくのだという。愛紗さんもこれに「自分のところに来るお客様って何か奥底に同じようなものがあったりするので、そこが共感できると、もっとグッと信頼性もあるし、私もすごくその方と近くなる」と応じていて、共感ポイントが見つかると関係性そのものが深くなる、という感覚を共有していた。抽象的な悩みを場面まで具体化することと、自分の経験を重ねて共感すること——このふたつが揃って、初めて「生の声」が集まってくる、という流れがここで見えてきます。

AIを”翻訳機”に──3つのプロンプトと「AIを最高の相棒に保つ3つのルール」

▶ この場面をアーカイブで見る(19:43〜)

AIを翻訳機に──3つのプロンプトと「AIを最高の相棒に保つ3つのルール」解説図
AIを"翻訳機"に──3つのプロンプトと「AIを最高の相棒に保つ3つのルール」
LIVEキャプチャ|19:43〜の画面

ここからただっちは、実際にスクショして使えるプロンプトを3つ紹介していきます。1つ目は「分類」。生のお客様の言葉をAIに読み込ませて、その奥にある本音を仕分けてもらう方法です。ここでも大事なのは、AIに入れる材料は必ず「生の言葉」からスタートするということ。架空の想像ではなく、実際にヒアリングして集めた言葉をAIに渡して初めて、この分類が意味を持ってくる。

ただっち(19:43〜)

「生のお客様の言葉を持ってきました、例えば痩せたいとかっていう方が来たとして。その生の言葉を、AIに学習させてあげて。事実とか、感情とか、恐れとか、望みとか、まだ言語化できていない可能性がある本音を分類してください、っていう風に分析してもらうと、もう見事に分析してくれますからね」

2つ目は「場面の整理」。生の声を聞いてきて、どんな場所・どんな状況でその悩みが現れるのかを整理整頓してもらうことで、より具体的なカテゴリーができる。これができると、SNS発信でも役立つとただっちは言っていた。この2つのプロンプトは、単独で使うというより、H2-4で紹介した「1本の映画のワンシーン」まで具体化したヒアリング内容をAIに渡してこそ効果を発揮する、という位置づけになる。生の言葉というインプットがあって初めて、AIの分類・整理という強みが活きてくる、という順番の話でもある。そして3つ目が「翻訳」——専門家ほど陥りがちな、自分にとって当たり前の言葉を、お客様に伝わる言葉に置き換えてもらう使い方です。

ただっち(21:04〜)

「お客様の言葉に翻訳してあげる。自分について専門用語を使ってしまいがちなんですけど、本人やご家族とか友人とか話すような言葉だったり。小学生でも伝わるような言葉にして、素人でもわかるような言葉にして、みたいな言葉を、僕はChatGPTによく使うんですけど」

愛紗さんも「この専門用語の辞典がすごいところに入っていって、翻訳されてる。本当にびっくりしました」と素直な驚きを口にしていました。ただっちは続けて「小さな一歩を提案させる」という4つ目のプロンプトの使い方も紹介していて、いきなり高額商品や大きな売り上げを狙うのではなく、まず出会うきっかけになるフロント商品のアイデア出しにAIを使うのがおすすめだと話していた。最後にただっちがまとめたのが「AIを最高の相棒に保つ3つのルール」。この記事でいちばん大事なポイントかもしれません。

ただっち(23:22〜)

「AIの回答は事実じゃなくて、必ず本人に直接確認するっていうところは、これ大前提大事になってきますね。自分の商品に合わせて都合よく解釈するんじゃなくて、ちゃんとお客さんにとって必要なのかどうかを確認をしていく。そして、個人情報とかは入力せずに、匿名でAさんとかBさんとか。聞いた内容もなるべく抽象化して、その人が特定できないようにするというところは、お客さんを守るためでもあり、自分自身を守るためでもあります」

AIの回答をそのまま事実だと思い込まないこと、そして個人情報を守りながら抽象化すること。この2つのルールに、愛紗さん自身がAIと現場のギャップに直面した経験が重なります。

愛紗さん(26:53〜)

「本当に何回も何回もやってきた中で、今この図でも現れてるんですけど、本当にツールの一つというか。最初はAIでなんか80%できた感じがあったんですよ。こうだ、もう完成、って思ったんですけど、実際現場行くと、話してること全然違うところに落ちがあったりとかね。本当に数を繰り返す中で、お客さん像も変わってきたり」

AIで80%できた気になっても、現場に出ると全然違うところに答えがあった——愛紗さんのこの実感こそ、今日のテーマそのものでした。愛紗さんは続けて「本当に数を繰り返す中でまたなんかお客さん像も変わってきたり。それは全然よくって、とりあえずトライアンドエラーを繰り返すことが一番大事なんじゃないか」とも話していて、一度作ったペルソナに固執しない姿勢がにじみ出ていた。ただっちも「試さないまま終わってしまうのはもったいない。一回試してみて、実際にお客さんの反応を見てみて、そこから本当の商品を作っていく」と締めくくります。妄想するAIか、理解を深めるAIか。実在する人を見て、生の言葉を集めて、AIに学習してもらって深掘りをして、また本人に確認して発信に反映する——このぐるぐる回すサイクルを回せるかどうかが、今日のLIVE全体の結論でした。愛紗さん自身も「最初50の答えを出している中で、実際の自分のお客様や聞いたお友達のことをまたAIに伝えるということで、この50%が60%、70%とどんどん自分の本当に伝えたいことが炙り出されていく」と、AIと自分の経験を往復させることで解像度が上がっていく感覚を語っていた。最後にただっちからは、GPTs研究会が8883人になったことの報告、日曜のWACAコラボLIVE、9月23日の不登校サミット登壇、そして愛紗さんの新しいメルマガの案内もあり、いつもの朝LIVEらしい賑やかな締めくくりだった。

まとめ ── 売れる商品づくりは、たった一人を深く知ることから

「売れないペルソナ3つの落とし穴」「ペルソナは人物鑑定ではなく理解の解像度」「悩みを1本の映画のワンシーンにする5W1H」「AIを最高の相棒に保つ3つのルール」——今日のLIVEを聞きながら、AIで作った理想のお客様と、本当に存在するお客様のあいだには、思っていたより距離があるんだなと感じました。ただっちが最後に言っていた「売れる商品づくりはたった一人を深く知ることから始まる」という言葉、シンプルだけど今日いちばん刺さった一言でした。

AIに答えを作らせるんじゃなくて、AIと一緒に、目の前の人の声を丁寧に聞いていく。愛紗さんの「最初はAIで80%できた気がしたけど、現場では全然違った」という実感を聞いて、私自身も分身AIの運用でよく似た経験があるなと思い出しました。それについては下のコラムでも少し書いてみるね。

COLUMN

ひろくんコラム ── 「AIの答え」を、私も事実だと思い込んでいないか

ひろくんコラム:AIの答え、味見してる?
編集図解|AIの答えを鵜呑みにしない

ただっちが最後に言っていた「AIの回答は事実じゃなくて、必ず本人に直接確認する」というルール。これ、分身AIを育てる日々の運用でも、実はけっこう耳が痛い話でした。分身AIに歴史上の偉人のキャラクターを作らせるとき、AIだけに任せると「それっぽいけど誰でもない人物」になりがちで、実在の文脈や一次資料まで戻って裏取りする作業が欠かせない。そのあたりの試行錯誤は「毎朝、信長も龍馬も更新される──私が『AI偉人村』を作った理由」という記事に書いたので、興味があれば覗いてみてね。

もうひとつ。愛紗さんが「最初はAIで80%できた気がしたけど、現場では全然違った」と話していたのを聞いて、分身AIの品質管理で「なんかちょっと違う」をそのまま流さずに、ダメな理由を言葉にするところから直したという「分身AI品質管理の秘訣は『ダメな理由』の言語化だった」という話を思い出しました。料理で言うとね、AIが出してくれるのは「一応食べられる下味」までで、そこから先の「今日のお客さんの舌に合う塩加減」は、結局は生の声を聞きにいかないとわからない。今日のふたりの話は、まさにその順番の話に聞こえました。

よくある質問(FAQ)

FAQ
Q. 今回のLIVEのテーマは何ですか?
A. 「AI×企業 そのペルソナ、本当に存在しますか?」というテーマで、AIで作った理想のお客様(ペルソナ)がなぜ薄っぺらくなりやすいのか、生のお客様の声をどう集めていくのかを、ただっち(多田啓二)と愛紗さん(愛紗圭珠)が対話形式で解説しました。
Q. 「売れないペルソナ3つの落とし穴」って何ですか?
A. ①理想像の抽象度が高すぎること ②売り手都合の人物像を想定してしまうこと ③自分では気づかない業界用語を使ってしまうこと、の3つです。この3つが重なると、AIが作るペルソナは「誰でもない誰か」になりやすいとただっちは話していました。
Q. 実在するお客様を深める4つのステップとは?
A. LIVE内では、実在する1人を選んで声がけをすること、悩みを1本の映画のワンシーンのように具体化すること、複数人に聞いて共通点を見つけること、そして得られた生の言葉をAIに学習させて深掘りすることが紹介されていました。
Q. AIを使うときに気をつけることは?
A. ただっちが挙げた「AIを最高の相棒に保つ3つのルール」では、AIの回答をそのまま事実だと思い込まず必ず本人に確認すること、個人情報を入力せず匿名・抽象化して扱うことが大事だと話していました。
Q. 愛紗さんはどんな人ですか?
A. ただっちの「愛されAI講師講座アカデミー」を卒業したあと、AIを活用しながら一人サロンオーナー向けの運営コンサルをしている「愛され美容AI講師」です(LIVE内の自己紹介より)。フェイシャルサロンオーナーとして美容歴16年の実績があります。

✨ ただっち(多田啓二)のAIコミュニティ「あいあいらぼ。」

起業家・経営者のためのAI実践型コミュニティ。AI実践ワークショップ・AIクリエイティブ会・AI目標達成会が月額5,500円で遊び放題!AIMUNIQ(株)主催。今日のような「生のお客様の声の集め方」も日々コミュニティで共有中。

📱 ただっちのFacebook 🌐 あいあいらぼ。

AIで作ったペルソナと、生のお客様の声との距離感、これからも意識していきたいなと思いました。もっと知りたくなった方は、ただっち(多田啓二)のプロフィールもぜひチェックしてみてね。

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