
WATCH REPORT
AIでnoteを書いて稼ぐ人が行き詰まる理由と、AIに任せていいこと
2026.10.18
家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回は、YouTube のチャンネル note研究家ひらかわ で、ひらかわさんが、AIでnoteを書いて稼ぐ流れがなぜ行き詰まるのかを1人で話した動画を紹介します。
AIにnoteの記事を書かせて、収益にしたい。でも、どこまで任せてよいのか、続くのか、買ってもらえるのかが分からない。動画を通しで見る時間がない人に向けて書きました。
約50分の動画で、ひらかわさんが、AIでnoteを書いて稼ぐ人が行き詰まる理由と、AIに任せていい所を話します。話は何を任せるかに始まり、AI活用5つ、平均点の正解、行き詰まる理由、書き手の痛み、5ステップ、AIは聞き手、任せていいこととダメなこと、の順に進みます。
読み終えると、動画の筋道を順に追えます。AIに何を任せて、何を自分で持つか。その足場の横に、私の見方と、動画の5ステップを使って実際に書いて公開したnoteの話を添えました。
SPEAKER
ひらかわさん
YouTube のチャンネル note研究家ひらかわ の動画で話している人です。顔はイラストで隠し、1人で話します。自分の有料noteの経験をもとに、AIでnoteを書いて稼ぐ流れが行き詰まる理由と、AIに任せていい所を話します。
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- AIに何を任せるか。問題は経験していないことをAIにやらせること
- ひらかわさんのAI活用は5つ。材料は全部自分の中にある
- AIが作るのは平均点の正解。お金が払われるのは失敗を避ける順番
- AIでnoteを書いて稼ぐ人が丸投げで行き詰まる理由と、読者は気づかないのかという問い
- 売れるnoteには書き手の痛みがあり、失敗談だけでは売れない
- 特別な経験はいりません。経験をnoteにする5ステップ
- 痛みを晒すことと感情の切り売りは違う。AIは聞き手にする
- AIに任せていいこと、任せてはいけないこと、明日からやること
- 動画の5ステップで、noteを1本書いて公開した
- よくある質問
- まとめ。AIに任せる前に、任せない物を決める


ChatGPTやClaude Codeに記事を作らせて、noteで稼ぐ。そんな投稿を、最近よく見かけませんか?ひらかわさんは、その流れについて、冒頭で先に言い切るところから話を始めます。
ひらかわさんは、AIに記事を自動で作らせてnoteで稼ぐ投稿が増えた、と話します。そのうえで、自分が経験していないジャンルをAIに調べさせて書いたnoteは、一時的にしか売れないと断言します。
ひらかわさんの自己紹介は、note歴9年。1本の記事で8,000万円以上を売り上げた、というものです(本人によると)。
今よく見る流れは、稼げそうなジャンルを選び、AIに調べさせ、記事を書かせ、SNS投稿も自動で回すもの。仕組みとしてはよくできていて、稼げている人もいます。副業で月数万円なら選択肢の1つだ、と言います。
ひらかわさん(動画の中で・1:24〜)
僕が言いたいのってAIを使うか使わないかって話じゃないんですよ。AIに何を任せるのかなんです。
話の軸は、AIを使うか使わないかではありません。AIに何を任せるか、です。ここから話は、買う側の目線へ移ります。
悩みを実際に経験して抜け出した人のnoteと、未経験の人がAIに調べさせたnote。買うならどちらか、とひらかわさんは問いかけます。売れるnoteにするには、体験を作り上げるか、AIにゴーストライターをさせるしかなくなる、という指摘も続きます。AI丸投げのnoteには、経験者だと示す証拠がどこにも無い、という見方です。
ひらかわさん(動画の中で・3:57〜)
今の流れで問題なのはAIを使っていること自体ではなく自分が経験していないことの0から1をAIにやらせているってことなんですね。
使うかどうか、ではなく、何を任せるか。この切り分けは、AIを仕事にしている私にも、まっすぐ効いてきます。
AIは、手元にある材料を早く形にする道具です。
では、材料が無い所で0から1を作らせると、どうなるか?読む人が確かめられる足場が、記事から消えてしまうんです。
AIが整えてくれる文章の上手さと、その中身を誰が経験したかは、別の話。ここを混ぜないことが、最初の一手かなと思います。


AIを否定したいわけではなく、自分もAIを使い込んでいます。ひらかわさんはそう断ってから、実際の使い方を5つ並べます。AIを毎日使う人は、AIに何をさせているのか?順に見ていきます。
8,000万円の記事は、AIのない時代に、全部キーボードの手打ちで書いたものです。最初は5万文字ほどだった記事に、読者の質問やつまずいた所を足し続けて、今は30万文字を超えている、と言います(本人によると)。AIを使い込むようになったのは、その記事を今も育て続ける中でのことだそうです。
1つ目は音声入力。頭の中を一気に吐き出すことで、記事を書く時間が1時間から20〜30分に縮んだ、と話します。2つ目は、文献調査や出典の確認といった調べ物です。
3つ目は、自分の経験とノウハウを、メモ帳形式のファイル(.md)にためてAIに読ませる使い方です。続けるうちに、自分の考え方のコピーがAIの中に育っていく、という話。
4つ目は、図やイメージ画像。5つ目は、過去記事を全部.mdで保存しておき、新しい記事を書き終えたら、関連記事のリンクを貼る作業をAIに任せる使い方です。
ひらかわさん(動画の中で・7:26〜)
さっきの5つもう1回思い出してみて欲しいんですけど、全部材料は僕の中にあるんですよ。
ひらかわさんは、吐き出す中身も、覚えさせる中身も、リンクを貼る先も、5つとも自分の中にある物だと話します。どれも、AIに0から作らせる使い方ではありません。AIに0から作らせないとは、自分が知らない分野を0から生み出させないこと、という線引きです。
失敗談もあります。note開始から最初の2年は、AIのない時代。市場規模が大きく儲かりそうだからと、健康系と資産運用系を100本ほど書き、一番売れた月で3万円、2年合計で10万円に届くか届かないかだった、と言います(本人によると)。当時は本業の会社で月100万円ほどの給料を取りながら、noteに毎日2時間ほど使っていた、という話です。
3年目、最後のあがきとして、市場規模のない自分の経験ベースの1本に絞り、有料記事を育てる形に切り替えます。リリース初月から500万円を超えた、とひらかわさんは話します(本人によると)。
5つに共通するのは、AIが書いているのではなく、自分の中にある物を早く形にしている点。私は、ここがこの章の芯だと見ています。
2026年10月10日、私は、note用のダイジェストを作りました。素材は、朝LIVE2本と魂磨き1本です。本文はAIが書きました。
書き終えた後に、元の3本と突き合わせました。元に無い言い回しが3か所あって、削除や差し替えにしています。公開するかどうかは、仕上がりを見て私が決めました。
私は、書き終えるまでではなく、突き合わせまでで一組だと考えます。
私なら、AIに渡す材料を、自分の記事と自分の言葉に限り、書き終えたら元の記事と突き合わせます。


話はここで、AIから出てくる物の質は何で決まるのか、に進みます。AIの性能の差か、渡す中身の差か。ひらかわさんの答えは、渡す材料です。同じAIでも結果が真逆に分かれる理由が、ここにあります。
ひらかわさんは、AIから出てくる物の質はAIの性能ではなく、渡す材料で決まると話します。経験をたくさん渡せる人ほど、AIを使うたびに自分らしい記事が速く仕上がる、という話。
ひらかわさん(動画の中で・9:57〜)
AIから出てくるものの質ってAIの性能じゃなくてあなたが渡す材料で決まるよってことなんですね。
反対に、経験を渡せない人は、使うほど誰かと同じ記事になっていきます。では、その人のAIは何を作っているのか。答えは平均点の正解です。
ひらかわさん(動画の中で・11:09〜)
経験を渡せない人のAIは一体何を作ってるのかって話なんですけども、これ結論から言うと平均点の正解なんですよね。
例は、有料noteの作り方をAIに聞いた時。テーマ、ターゲット、構成、SNS告知と、整った答えが返ってきます。誤りではないけれど、誰が聞いても同じ答え。
一般論の整理で、人はAIに勝てません。AIに聞けばすぐ返る答えに、誰がお金を払うでしょう?AIリテラシーが低い今だけ売れるのは、時代の狭間を抜いているだけ、と話は続きます。
では、人がお金を払うのは何か。ひらかわさんは、失敗を避ける順番だと考えています。AIが言うのは、テーマを決めましょう、まで。この決め方だと2年間ほとんど売れないままになる、とは言いません。
ひらかわさん(動画の中で・12:50〜)
僕はね、失敗を避ける順番だと思ってるんですよ。
どこでつまずき、何をやめたら抜け出せたか。それは、経験した人の中にしかありません。裏づけに挙げるのは、損の痛みは得の喜びより強い、というプロスペクト理論です。
AIが持たない、例外の話も。ひらかわさん自身の製造・販売の記事は、ジャンルの市場規模がほぼなく、一般論なら売れないと言われてきました。それでも1本で大きく売れた、と話します。
AIの答えは、いつも平均点。私はそう割り切っています。
平均点のAIは、その人らしい可能性を塞ぎます。AIの答えは出発点。そこから先は、自分の仕事です。
私が見たいのは、整い方より、その人にしか書けない一行。そこが無いと、どれだけ読みやすくても、読む人が手を止める理由になりません。
AIに何を渡し、何を自分で持つか。4つに分けて決める考え方は、別の記事にまとめました。気になる方は、AI社員の作り方で迷った時に、AIに渡す所と自分で持つ所を4つに分けて決める、という記事も読んでみてください。


ここからは、AI丸投げのnoteが行き詰まる理由です。ひらかわさんは、それを順に話します。そのあとで、読者は気づかないでしょ、という声にも答えます。
1つ目は、その人から買う理由がないこと。書いた人を入れ替えても、中身はほとんど同じになります。AIに体験談らしい文章を書かせることはできても、数字もアカウントも商品も見せられない、という話です。
2つ目は、誰でも同じ物を出せること。参入のハードルがゼロなので、同じようなnoteが一気に増え、値下げ合戦になる、という流れです。
ひらかわさん(動画の中で・16:51〜)
そうなってくると買う側は迷いますし、安い方を選ぶとだからどんどん値下げ合戦みたいにもなっていっちゃうんですね。
例に挙げるのは、Kindleのダイレクト・パブリッシング。生成AIで作られたとみられる本が急増し、1日に出せる冊数に上限が設けられた、と紹介します。
最後は、続かないこと。1記事を数年売り続けるには、読者の質問に答え続けて、記事を育てる必要があります。経験がないと、どうなるか?答えに詰まり、そのうち読者に空気感で見抜かれます。5年売り続けるなら、5年ごまかし続けることになる、という話です。
読者は気づかないでしょ、という声への答えは、短期なら気づかれないこともある、というもの。例は、avexの松浦勝人さんです。
noteを始めて1週間で、フォロワーが2万人を超える反響。その後に、ほぼAIで書いていたと本人が明かした件を挙げます。60年分の自分のデータを入れたから、出てくるのは全部本当にあった話。松浦さんはそう説明していた、とひらかわさんは紹介します。
ひらかわさん(動画の中で・19:52〜)
つまり材料は全部本人の人生なんです。だからこそAIだって言われるまでほとんどの人が気づかなかったんだと思います。
材料が自分の経験でなければ、AIと明かされた瞬間に買う理由は残らない、という見方。この理由の根っこも同じで、書いた人の経験が記事の中に入っていない、と話は続きます。noteの有料記事を読みに来る人は、文字を見に来る人。空気感を見極められる人が多い、とも言います。
気づかれるかどうかの前に、私が引っかかるのは別の所。経験していない文には、書いた本人が責任を持てません。
2026年9月22日、私の名義の応募文944字のうち9か所を、AIが創作していました。
私が一度も言っていない動機・感想・体験。それが一次情報の数字と混ぜて、一人称で書かれていました。
私の名義で書く文は、一次情報・私が実際に言った言葉・実測のどれかに遡れる物だけです。遡れない文は書きません。これが決まりです。
経験していない文を止める仕組みは、書き手が決めておくしかありません。AIが私の言葉を勝手に創作した日に、仕組みで止めた方法を書いた、分身AI日記のDAY59でも読めます。
寄せ集めた情報だけで、記事を作ったと言えるのか?この問いは、AI時代に情報を寄せ集めるだけで、記事を作ったと言えるのかを考えた記事にまとめています。
私なら、経験していない文は、AIが書けても載せません。


行き詰まる理由の根っこは、書いた人の経験が記事に入っていないことでした。では、経験が入った記事は、何が違うのでしょう?ひらかわさんの答えは、書き手の痛みがある、というものです。
ひらかわさんは、伸びるnoteには書き手の痛みがある、と話します。例えば、体重を落とす話。半年で20kg痩せた、だけだと、遠い世界の話に聞こえてしまいます。実績が大きいほど、読む人には自分と関係のない話に見える、という指摘です。ひらかわさん自身も、1記事で8,000万円と伝えるだけでは、元から文才のある人だと思われてしまう、と言います(本人によると)。
夜中に言い訳をして食べてしまう。それを何度も繰り返して、やっと食べないをやめ、量と時間を決めたら続きました。ここまで話すと、読む人の自分ごとになる、という例です。
話は、教育心理学者の実験に進みます。算数が苦手な小学生に、最初からスラスラ解く子と、つまずきながら解けるようになる子の映像を見せた実験です。
自信も、実際の問題の出来も高かったのは、つまずきながら解けるようになる子を見たグループでした。
AIが作れるのは、スラスラ解く子のほうだけ。苦戦して抜けた話は、本当に苦戦した人にしか書けない、とひらかわさんは話します。
ただし、失敗談だけでは売れません。才能はないけど失敗しました、だけなら、ただの失敗した人。抜け出しました、まで言えて初めて、道案内になります。優秀な人のちょっとした失敗は好感度が上がり、平凡な人が同じ失敗をすると下がる、という話も挟んで、失敗談だけでは足りない、と続けます。失敗談が武器になるのは、この人はちゃんと抜け出した人だという信頼がセットの時だけ、という整理です。昨日も売れませんでした、辛いです、だけで伸びるなら、誰もが今すぐ失敗しに行く、と笑いを交えて話します。
例は、ひらかわさん自身の2年間です。なぜ売れなかったか、何を変えたら売れたか。そこまでセットだから意味がある、と言います。
ひらかわさん(動画の中で・25:59〜)
読者さんがお金を払ってるのはあなたの傷そのものではないって話なんですよ。
ひらかわさん(動画の中で・26:07〜)
その傷から取り出した自分は同じ失敗をせずに済む方法に対してお金を払っているんです。
痛みがあれば必ず売れる、という話ではありません。ひらかわさんは、痛みは売れるための必要条件だ、と念を押します。
値段がつくのは、傷そのものではありません。傷から取り出した、同じ失敗をしなくて済む方法。そこに値段がつくんです。
私は、失敗談は隠さずに書いたほうが、人に届くと考えています。格好悪い所ほど、読む人が自分を重ねやすいからです。
ただ、書く目的は、共感を集めることではありません。読む人が、同じ場所で止まらないようにすること。目的はそこです。
共感だけで終わる記事は、読み終えた後に、手元に何が残るでしょう?
だから、抜け出した判断を、失敗とセットで書きます。何をやめて、何を変えたのか。そこまで書いて、失敗は人の役に立つ形になります。


前の章を聞いて、自分には語れる痛みが無い、と思った人もいるでしょう。ひらかわさんの答えは、異常値の経験は要らない、というもの。探すのは、自分より少しだけ先を歩いている人との差です。
書く相手は、一番苦しかった頃の自分、とひらかわさんは話します。その頃の自分が何に悩み、何を当たり前だと思い込み、どこで時間とお金を無駄にしたのか。そこを書きます。過去の自分に伝えたい一言は、語れないジャンルに手を出すな、だそうです。
ひらかわさん(動画の中で・29:00〜)
じゃあ誰に向けて書けばいいのかって話なんですけども、これも答えはシンプルで1番苦しかった頃の自分なんですね。
ひらかわさん(動画の中で・29:06〜)
その頃の自分が何に悩んでいて、何を正しいと思い込んでて、どこで時間とお金を無駄にしてきたのか。
動画は、ビジネスのジャンルだから高く売れたんでしょ、という声にも答えます。取材した例は、暮らしとインテリアの発信をする人で、半年で月40万円。
マンションの一室でリラクゼーションサロンを開く人は、3ヶ月で月10万円、のちに月50万円です(ひらかわさんが取材した例)。
相場を上げにくいジャンルなら、中身を水増しせず、買われるまでの手助けを増やす、とひらかわさんは話します。ワークシートやテンプレート、チェックリスト、質問フォームなどです。限定動画や、回数を決めた個別サポートも挙げます。
話は、5ステップに進みます。1つ目は、一番痛かった場面を1つに絞ること。2つ目は、当時の自分が何を正解だと思い込んでいたかを書くことです。
3つ目は、本当の原因を構造で説明すること。努力不足で片づけず、どの順番が逆だったか、どの前提がズレていたかを書きます。
4つ目は、抜け出すきっかけになった判断を示すこと。例は、毎日の投稿から1記事を作り込む形へ、稼げそうな市場から本業でやってきたテーマへ、という切り替えです。何を増やしたかより、何をやめたか。
5つ目は、経験を、同じ失敗を避けるための道具にすること。チェックリストや手順、判断基準の形です。例に挙がるのは、WHOの手術安全チェックリスト。
動画のスライドには、19項目の紙1枚、世界8つの病院で導入、と出ます。手術後の死亡率は1.5%から0.8%に、合併症は11%から7%に下がった、という画面の数字です。
5つのステップで要になるのは、4つ目。何をやめたか、です。
足した物は、その人の持ち物や時間に左右されます。やめた物なら、後ろを歩く人も、明日からそのまま真似できます。だから私は、足した物より、やめた物のほうが役に立つと考えています。
経験の大きさは、気にしなくていいんです。一番苦しかった頃の自分に、一言だけ伝えるとしたら、何を言いますか?
その一言が決まると、書くテーマは自然と1つに絞れます。あれもこれも書きたくなる気持ちも、そこで止まります。
経験をお金に変える考え方は、経験がお金に変わる、という本を、コンテンツビジネスの視点から章ごとに全容解説した記事でも整理しました。


痛みを書く、と聞くと、つらい気持ちを全部さらけ出す話に聞こえるでしょう。ひらかわさんは、そこをはっきり分けます。痛みを晒すことと、感情を切り売りすることは別物。そのうえで話は、AIをどう使うかに移ります。
話は、まず線引きから入ります。痛みを晒すことと、感情を切り売りすることは違う。まだ傷が開いている経験は無理に商品にしなくてよいし、個人が特定される情報は省いてよい、と話します。大事なのは、どれだけ全部さらけ出したかではなく、その経験から読者が持ち帰れる判断材料があるかどうか。ネタのためにわざわざ失敗しに行くのは、やめてほしいとも言います。
ひらかわさん(動画の中で・39:03〜)
痛みを語って大変でしたで終わればそれはもうただの日記ですから。
痛みを語っても、大変でした、で止まれば日記と変わりません。分解して、同じ場所で止まったらこの順番で確かめて、と渡せば、読む人の道しるべになります。ここが分かれ目です。
ひらかわさんは、AIを書き手ではなく聞き手にする、と言います。話すのは自分。AIは、聞いて整理するインタビュアーの役です。
ひらかわさん(動画の中で・40:00〜)
話すのはあなたで、AIはそれを聞いて整理する役、ま、つまりインタビューアーみたいなイメージとして使ってくださいよと。
手順は具体的です。ステップ1と2は、20〜30分、音声で話します。順番がぐちゃぐちゃでも、愚痴っぽくなってもかまいません。そこからAIに、場面を3つと、当時の思い込みを抜き出してもらいます。自分では当たり前すぎて気づかなかった思い込みが、文字になって出てくる、とひらかわさんは話します。
ステップ3の原因は、AIに構造の切り口を出してもらいます。ただ、その答えは採用しません。どれが本当の原因だったかを知っているのは、その場にいた自分だけだからです。AIの答えは叩き台で、最後に決めるのは自分。ステップ5のチェックリスト化は、AIが得意な作業です。
ひらかわさん(動画の中で・41:29〜)
最後にいや本当はこっちだったよねって決めるのはあなた自身の仕事ですからそこだけはAIに渡しちゃだめです。
話は、脳みそファイルの始め方にも進みます。自分の方針と考え方を書くファイルを1つ作り、AIと話して出た考え方を、そのたびに書き足す。次にAIを使う時は、最初にそのファイルを読ませます。
中身は、純度100%の自分の経験だけ。ネットで拾った情報を入れると、平均点の正解に戻ってしまう、とひらかわさんは言います。CodexやClaude Codeなら簡単にできる、という話でした。
痛みを書く時は、出来事の事実と当時の感情を切り分けます。最後に、そこから取り出した判断を置く。この順番を私は守ります。
じゃあ、AIにはどこまで頼むのか?私の答えは、話した後の仕分けまでです。どの場面を選び、どれを原因と呼ぶかは、自分の側に残します。


話は最後に、AIに任せていい物と、任せてはいけない物の線引きに進みます。そのあと、ひらかわさんは明日からの手順を5つ並べ、締めの言葉で終えます。ここまでの話が、一枚の一覧にまとまる章です。
任せていいのは、頭の中の整理、構成づくり、言い換え、チェックリスト化、誤字のチェック、図解や画像づくり、過去記事との内部リンク、文献調査です。ただし出典は、必ず自分で元を確かめます。
任せてはいけないのは、経験のない分野の0から1。体験談の捏造、数字を作ること、そして最後の判断も、自分の側に残す物です。文献調査は任せていいとしつつ、AIはそれっぽい研究や数字を平気で間違えて出すことがある、と注意します。ひらかわさんは、出てきた研究結果を必ず自分で元の出典まで確かめてから使っている、と話します。
ひらかわさん(動画の中で・43:58〜)
AIってめちゃくちゃ便利なんだけど、あなたの代わりにはならないっていうのが分かってもらえると思うんですよ。
ひらかわさんは、文章を作る速さは誰にとっても同じ条件で上がる、と話します。最後に差がつくのは渡す材料、つまり自分自身の経験です。
明日からやることは5つです。今のnoteの点検、一番痛かった場面を1つ決める、20〜30分しゃべって場面と思い込みを抜き出してもらう、脳みそファイルを作る、5ステップで1記事の骨組みを作る、の順です。
点検では、読者に突っ込んだ質問をされた時、自分の経験で答えられるかを見ます。脳みそファイルは無理にやらなくてもよい、と言います。出典は、自分で確かめます。
ひらかわさん(動画の中で・46:44〜)
むしろAIで作られた似たような記事が増えれば増えるほどこの人は本当にやってきた人だっていう記事の方が選ばれやすくなっていくわけですから。
AIで似た記事が増えるほど、本当にやってきた人の記事が選ばれやすくなります。だから、AIでnoteを書く人が増えても怖くない、と言います。経験していないことをAIに書かせて売るな、とひらかわさんは強い口調で締めます。
どこで線を引くか?私は、作業の種類で引くものではないと思います。引く所は、材料が自分の経験かどうか。そこだけです。
私の場合はこうです。2026年10月16日、私は、自分の過去記事の原文だけを根にして、ダイエットの記事を書きました。AIが書いた地の文には、原文に無い付け足しが19か所ありました。
今読み返すと、今も覚えています、のような言葉です。検収で、そのうち14か所を外すか、原文どおりに戻しました。
教訓として記録したのは、引用の間をつなぐ地の文が、現在の気持ち、順番、範囲を足しやすいことです。同じ向きの話は、資料にある言葉なのに事実と逆になる、つなぎ方の嘘の見抜き方を書いた、分身AI日記のDAY171でも書いています。
材料を自分に限っても、つなぎの一文に別の物が入り込むんです。
書く作業と判断を分ける話は、note販売でAIに任せても稼げない時に、書く作業と判断を分ける、という動画を整理した記事でも整理しています。
私なら、AIに任せる線を書く前に決めて、原文に無い物は外します。


この章は、動画の5ステップを、私が1本のnoteで使った話です。順番どおりに書いて、公開まで進めました。
動画の後半で、ひらかわさんは、経験を有料noteにする5ステップを話します。一番痛かった場面を1つに絞り、当時の思い込みを書き、本当の原因を構造で説明する、という順番です。
続けて、抜け出すきっかけになった判断を示します。最後に、その経験を、同じ失敗を避けるためのチェックリストや手順に変えます。
2026年10月25日、私はこの5ステップの順に、自分の出来事を1つ選びました。noteの記事を1本書いて、公開しています。
記事の題は、名義の文をAIに書かせて、9か所の作り話が混ざった日。
ステップ①で選んだのは、2026年9月22日の出来事です。AIが私の名義の応募文に、私が言っていない動機や感想や体験を、9か所混ぜていました。
ステップ②は、当時の思い込み。一次情報さえ渡せば、AIは書いてある事実だけで私の文を書く。あの時の私は、そう思い込んでいました。
ステップ③は、原因の説明です。出典チェッカーを作って、別のAIに3回検収させましたが、3回とも不合格でした。書いた後で止める検査を足していて、向きが逆でした。
私のnoteの記事より(記事を開く)
順番が逆。書いた後で止める検査を、足していました。
止める場所が書いた後ろにあると、どうなるでしょうか?作り話は、一度書かれてから見つかることになります。
ステップ④は、翌日の2026年9月23日に決めた4つです。毎回事実で構成すること、不足情報はヒアリングすること、怪しい認識はグリルミーすること、調べて分かることは聞かないこと。
どれも、書く前に置く決まりです。
ステップ⑤は、出す前に自分に聞く6つの質問にしました。6つは上から順に、1つずつ聞きます。
私のnoteの記事より(記事を開く)
出す前に、この6つを自分に聞きます。名義の文をAIに書かせる人のための、紙1枚。
動画のステップ⑤で言う、同じ失敗を避ける道具にあたる所です。自分の名前で出す文をAIに書かせる人が、同じ場所で止まらないための紙です。
書いた中身は、その記事に全部載せています。5ステップの順番のまま並べました。
私なら、AIに書かせる前に、遡れない文は書かないという向きを先に決めます。
Q. AIでnoteを書いて稼ぐのは、本当に今だけなのでしょうか?
A. ひらかわさんは、自分が経験していないことの0から1をAIにやらせたnoteは、一時的にしか売れないと話します。行き詰まる理由として、その人から買う理由が残らないこと、誰でも同じ物を出せること、続かないことを挙げます。AIを使うこと自体は否定していません。論点は、AIに何を任せるかだと話します。
Q. AIで書いたnoteは、読者に気づかれないのでしょうか?
A. ひらかわさんの答えは、短期なら気づかれないこともある、というものです。動画は、avexの松浦勝人さんがほぼAIで書いていたと明かした件を例に挙げます。材料が本人の人生だったから、気づかれなかったのです。材料が自分の経験でないなら、AIと明かされた瞬間に買う理由は残らない、と話します。
Q. 特別な経験がなくても、有料noteは書けるのでしょうか?
A. ひらかわさんは、異常値の経験は要らないと話します。探すのは、自分より少しだけ先を歩いている人との差です。書く相手は、一番苦しかった頃の自分。そのうえで、5ステップで経験を、同じ失敗を避けるための道具にしていく流れです。
Q. noteを書く時、AIに任せていいことは何でしょうか?
A. ひらかわさんが挙げるのは、頭の中の整理、構成づくり、言い換え、チェックリスト化、誤字チェック、図解や画像づくり、過去記事との内部リンク、文献調査です。文献調査は、出典を必ず自分で元まで確かめます。任せてはいけないのは、経験のない分野の0から1、体験談の捏造、数字を作ること、最後の判断だと話します。
ひらかわさんが話していたのは、AIを使うかどうかではなく、何を任せるかでした。経験していないことの0から1をAIにやらせると行き詰まります。最後に差がつくのは渡す材料、つまり自分の経験だ、という筋道です。
私なら、AIには整理と構成を任せます。材料にする経験と、最後の判断は、自分で持ちます。ここは手放しません。
第9章では、動画の5ステップの順に、私がnoteを1本書いて公開した話をしました。
noteの集客の話は、別の動画を扱ったnote集客でメルマガ登録は本当に入るのかを、6日間の結果を話す動画から整理した記事でも整理しています。
自分の一番痛かった場面は、どこでしょうか?そこから抜け出した判断は、何だったのか。
関連記事
note販売でAIに任せても稼げない時に、書く作業と判断を分ける考え方を、動画から整理した記事です。
AIに渡す所と自分で持つ所を、4つに分けて決める考え方をまとめた記事です。
AI時代に、情報を寄せ集めるだけで記事と言えるのかを考えた記事です。
経験をお金に変える考え方を、コンテンツビジネスの視点から、章ごとに解説した本の記事です。
note集客でメルマガ登録が入るのかを、6日間の結果を話す動画から整理した記事です。
参考リンク
今回紹介した動画の本編です。時刻つきの発言は、ここで確かめられます。
今回紹介した動画
| チャンネル | note研究家ひらかわ |
| 出演 | ひらかわさん |
| 公開日 | 2026年10月17日 |
| 長さ | 50分30秒(日本語) |
| URL | https://www.youtube.com/watch?v=zi65-akmWUc |
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この記事はAIツール(Claude Code)を活用して制作しています。構成・文章生成にAIを使用し、最終的な内容の確認・編集・公開判断はひろくん(田中啓之)本人が行っています。「分身AIひろくん」(bunshin-ai.com)とは別のコンテンツです。
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