WATCH REPORT

AI導入の前にセキュリティガイドラインを先に作る

2026.10.26

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回は、YouTube のチャンネル チャエン で、茶圓 将裕さんが、幕張メッセの展示会で行った講演の後編を紹介します。

会社でAIを入れたいのに、ツールを契約したところで止まっている。何から手をつけて、どこで守りを固めればいいのかも決めきれない。講演を通しで見る時間も取れない。そんな人に向けて書きました。

動画は、茶圓さんの13分の講演の後編です。導入を進める5つのステップ、守るための教育、AI統括部を専任のチームでつくる話、ガイドラインを先に作り教育を7対3で分ける話、漏洩を前提にした守りまでを、順にたどります。活用率などの数字や会社の事例は、すべて茶圓さんの語りとスライドの内容で、私が確かめたものではありません。

読み終えると、講演の流れを頭から順に追えます。会社のAI導入をツール選びで終わらせず、教育・組織・守りまでつなげて見る見方も持ち帰れるはずです。最後には、過去の記事の一節を引いたコラムも置いています。

SPEAKER

茶圓 将裕さん

講演で話している方です。600社以上のAI導入を支援してきた立場から、会社のAI活用を進める5つのステップと、守りの教育、AI統括部のつくり方を順に話しています。

3行でわかるポイント

  1. 会社のAI導入は、ツール選定・AI教育・業務に落とす・学び続ける・評価と連動の5つのステップで進め、教育は守るための教育から始める、と茶圓さんは話します。(第1章・第2章へ)
  2. AI統括部を戦略・技術・教育の専任のチームでつくり、現場へはセキュリティのガイドラインを先に作ってから教育を行う、と話しています。(第3章・第4章へ)
  3. 私の見方は、守りは導入の後ろに付け足すものではなく、AIに任せるための土台として先に置くもの、というものです。(第5章へ)

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01

会社のAI導入は、5つのステップで進める

▲目次
図解。ツール選定、AI教育、業務に落とす、学び続ける、評価と連動、の五つの札が矢印で並び、定着が鍵、の帯が添えられている水彩画。見出しは会社のAI導入は5つのステップで進める
図解: 導入を成功させる5つのステップ
事例のスライド。生成AIの活用率が6.3%から94.1%へ伸びた棒グラフ2本が映る動画の場面
動画キャプチャ: 活用率の棒グラフのスライド(1:15頃)

会社でAIを入れるとして、最初に決めることは何でしょうか?ツールの名前を思い浮かべる人が多いと思います。この章は、その順番の話から入ります。

動画の本題は、AI導入の必勝法です。600社以上の企業のAI導入を支援して分かったこととして、茶圓さんは話を始めます。

例に出るのは、初期のお客様のGMOインターネットグループ様。生成AIの活用率が当初の6.3%から、8000名ほどの規模でも94%まで伸びた、と話しています。

茶圓さん(動画 1:10〜)

初期のお客様でございます GMOインターネットグループ様では 生成AIの活用率が 今では94%まで伸びております 当初は もちろん皆様のご尽力あってこそですけれども 6.3%の普及率から 8000名ほどの規模感でも94% その結果 1人あたりの業務削減時間が 月間で38.4時間

スライドには、棒グラフが2本並びます。6.3%は2023年2月、94.1%は2025年6月13日の時点です。1人あたりの業務削減時間は、月間で38.4時間とあります。

目標は、1営業日で2時間ぐらいの削減。おそらく誰でも達成できる基準だろう、という見立てです。この目標でAIを入れて使ってもらうといい、という考えが続きます。

スライドの題は、生成AI導入の5箇条です。ツール選定、AI教育、業務に落とす、学び続ける、評価と連動の5つが、1から順に並びます。

下の帯には、1と2は当たり前で、3から5で差がつく、ここが鍵、とあります。入れるのは当たり前で、根づくかどうかが鍵、という整理です。

ステップ1はツール選定。性能の低いツールを選ぶと、そもそも何もできないことがある、と話しています。

茶圓さん(動画 2:06〜)

これ結構大事でして 謎のしょうもないツールを選んでしまうと そもそもツールの性能低くて 何もできないケースがあります

選ぶ先は、Gemini、Copilot、ChatGPT、Claudeのどれかでいい、という考えです。余力があれば Claude Code か Codex。世界トップクラスのツールがいい、と続けます。

選ぶ時の見方も添えられます。日本のIT企業はセキュリティの観点が世界と比べてかなり低いと思っておいてほしい、GoogleやMicrosoftクラスはまだ堅牢なので、今ベットするなら世界最高峰のIT企業、と茶圓さんは話します。

ステップ4は、学び続けること。本当に毎週変わる中で、いいAIを1個知っているだけで業務が全然変わる、と言います。

ステップ5は、評価と連動。やる気が下がらないよう、成果が出たら評価してあげる、という話です。自社では定性と定量の評価制度を持ち、生産性や成果が上がれば報酬として還元しているそうです。

入れて終わりではなく、教える、業務に落とす、学び続ける、評価する、の5段で根づかせる流れ。これが動画の筋道です。

下の帯の、3から5で差がつく、という一言。ここが、この章の芯です。

実は、ツールを選ぶ前の段階で、私にも差し戻した出来事があります。メールとLINEを同じ読者にまとめる仕組みを、AIに頼んで作り込んだんです。

試験用の受け口、データベース、メールの確認リンク、合言葉の送信、連携のリンク。全部で6つの手を重ねた結果、できあがったのは、読者が自分でメール確認という文を送る形でした。私はそれを差し戻しました。

使っているサービスの公式ヘルプを開くと、同じシナリオを指定したメールフォームと、サンキューページのLINE友だち追加ボタンだけで統合される、標準の手順がありました。

2026年10月17日、私はAIにこう伝えました。まずリサーチすること。成功している方法を真似て、車輪の再発明をしないこと。複雑にしないこと。

茶圓さんの話は、世界トップクラスのツールから選ぶ、という所。私の話は、選ぶ前に成功例と標準の手順を調べる、という所。立つ場所は違っても、向きは同じです。

で、その両方の手前に置きたいのが、何を達成したいのかを1文で決めることです。それが決まれば、調べる先も、選ぶ先も見えてきます。

ツールより先に、目的を1文で。

02

教育は、守るための教育から始める

▲目次
図解。守るための教育、使えるようになるための教育、セットで進める、の三つの札が矢印で並び、盾とノートの水彩画が添えられている。見出しは教育は守るためから始める
図解: 守る教育と使う教育はセットで進める
二つの教育のスライド。守るための教育と、使えるようになるための教育が並ぶ動画の場面
動画キャプチャ: 2つの教育のスライド(3:40頃)

AIの使い方を教える前に、先に教えておくことがあるとしたら、それは何でしょうか?講演の次の話は、教育の順番でした。

教育は、昔は2個目だけを勧めていた、と茶圓さんは話します。2個目は、使うための教育です。今は守るための教育が大事、と言い切ります。

茶圓さん(動画 3:36〜)

教育も昔は 2個目だけ推奨してました 一旦使うための教育 今は守るための教育 これが大事です

理由は、AIが起点になったセキュリティ事故が、これからさらに増えると見ているからです。だから最低限のルールは覚えておかないといけない、と話しています。

茶圓さん(動画 3:43〜)

昨今のセキュリティ問題は もちろんAI以外もあるんですけれども AIが起因として セキュリティ事故も 今後もっと起きてくると思いますので 最低限のルールは ちゃんと覚えておかないといけません

スライドの題は、AI導入の第一歩は2つの教育。1つ目は守るための教育(セキュリティ)で、目的は情報漏えいや誤った使い方を防ぐこと。対象は全社員です。

中身は、入力ルール、法人向け環境、権限管理、人の最終確認。使い方ではなく、守り方を教える教育です。

2つ目は、使えるようになるための教育(AI活用)。目的は全員がAIで仕事を速くすることで、中身は基本機能、GPTsやGemでの半自動化、AIエージェントと進みます。対象は全社員と推進役です。

下の帯には、守る+使う、どちらか片方ではなくセットで進める、とあります。

続いて、レベルごとに目標を決める話。先に話した1から5のレベルのどこを目指すか、です。大企業はレベル4や5はいきなりは難しく、3でも難しいことがある、と茶圓さんは話します。

会社ごとに、情報システム部門やトップのルールに沿って進める、という前提です。スタートアップやベンチャー、オーナー社長の会社はいけるけれど、そうでないと結構難しい、と話しています。それでも最終的には全部レベル5に行く、と言います。

使い方の教育より先に、守り方の教育を全社員へ。2つはセットで。講演はこの順番で話を進めます。

昔は使う教育だけ、今は守る教育から。この入れ替えは大きいです。

私はセミナーで、この順番に近い話をしたことがあります。フックやハーネスを設計しておかないと、情報が漏れる可能性はゼロではない、と。

フックは、AIが作業している最中に、見せてはいけない情報へのアクセスを止める仕組みです。そのセミナーの実演でも、私が設定していたフックが働きました。

ここから先は参加者の責任でやることになるので、防ぐ仕組みをちゃんと学んでから使ってほしい、と伝えました。難しく考えず、漏らさないようにして安全にやってね、とも話しています。

あ、あと、AIの側の話もしました。AIは作業のあとに嘘をつく時があるので、本当にできているかをサブエージェントで確かめる、と。

同じ頭でやると嘘をつくので、別の頭で確かめるんです。

使い方より先に、守る仕組みを学ぶ。この順番は、動画と私で同じ向きです。

そのうえで、守る教育は、禁止事項を覚えるだけの教育ではありません。AIに任せる時は、やった本人の報告だけで終わらせず、別の目で確かめる所まで含めて守り方なんです。

スライドの中身にも、人の最終確認が入っていましたよね?確かめる工程を教育に入れる、という点で、ここは私の話と重なります。

03

AI統括部を、戦略・技術・教育の3つでつくる

▲目次
図解。戦略、技術と安全性、教育、の三つの札が矢印で並び、専任のチーム、の帯が添えられている水彩画。見出しはAI統括部を戦略・技術・教育の3つでつくる
図解: AI統括部の3つの役割
AI統括部の組織図のスライド。戦略室・導入技術室・教育室が並ぶ動画の場面
動画キャプチャ: AI統括部の組織図のスライド(5:18頃)

ChatGPTを契約して、社員にアカウントを渡す。それで、社内でAIが使われ始めるのでしょうか? 講演の後半の真ん中で、茶圓さんはこの問いにはっきり答えています。

ChatGPTを契約してどうぞと渡すだけでは、導入は進みません。茶圓さんは強く言い切ります。アカウントが行き渡っても、活用までは進まない、という話です。

茶圓さん(動画 4:43〜)

これ大事でして 結構AIも ChatGPT契約してどうぞ 絶対これ導入進まないです アカウントはあれでも 活用は進まないですね 思ったより大変と思っておいてください

思っているより大変だと覚悟しておいてほしい、と話は続きます。そこで答えとして出てくるのが、AI統括部という組織です。

AI統括部は、戦略・技術・教育を専任のチームで作るもの。スライドの題にも、AI統括部(戦略・技術・教育)を専任のチームで作る、とあります。

組織図では、全社のAI戦略をまとめるAI統括部の下に、AI戦略室、AI導入・技術室、AI教育室の3室が並びます。右側には、各事業部・現場が置かれています。

AI戦略室の役目は、方針を決める、KPIを管理する、投資を判断する、の3点。AI導入・技術室は、ツールを選ぶ、データをつなぐ、安全のルール。AI教育室は、基礎の教育、実践の伴走、活用事例の共有です。

話の中での1つ目は戦略です。AIを使う方針や目的を決め、どのツールを使うかの投資判断もします。AIはどんどん進化するので、この判断が要る、と茶圓さんは言います。

2つ目は技術のチームで、必ずいないといけない部署だと話します。考えるのは安全性だけ! APIキーや秘密鍵のような、AIを使う上で出てくる機密情報を管理する部隊です。

3つ目が教育です。戦略と、安全を担保したツールを、どう使うかを教える役目。この1、2、3の部署を統括部として組まないと、なかなか思うように進まない、と茶圓さんは見ています。

契約して配るだけでは、前に進まないんですよね。だから、戦略・技術・教育を担う専任のチームを置く、という筋道。シンプルな一本道です。

ここで、AIに任せる側の判断軸を置きます。

AIチームに委ねたい気持ちは、私にもあります。でも、委ねた先が嘘をつく、逃げる、やらない相手なら、委ねられません。信頼できる仕組みが先なんです。

この判断軸で統括部の3室を見ると、委ねる先を、信頼できる形に整える仕組みと読めます。会社の組織と私の運用は、規模も中身も別物。そこは分けて見ています。

方針と投資を決めるのが戦略。安全を見張るのが技術。使い方を手渡すのが教育。この3室が揃ってはじめて、現場は安心して任せられる形になります。

どれか1室が欠けたら、どうなるでしょう? 方針が無ければ、何に投資するかが決まりません。安全の担い手がいなければ、任せていい範囲が決まらないんですよね。

契約は入口。信頼できる仕組みが先。

04

現場へは、セキュリティのガイドラインを先に落とし込む

▲目次
図解。ガイドラインを先に作る、守るための教育、推進チームが広げる、の三つの札が矢印で並び、一般層と推進チームに分ける、の帯が添えられている水彩画。見出しは現場へはセキュリティのガイドラインを先に落とし込む
図解: ガイドラインを先に、教育は7対3
AI教育の使い分けのスライド。一般層と推進チームが並ぶ動画の場面
動画キャプチャ: 教育の使い分けのスライド(6:05頃)

守るためのルールと、それを教える仕組み。現場へ落とし込むなら、どこから手をつければよいのでしょうか? この章で話されるのは、その順番です。

話は教育の考え方から始まります。100人いたら70%はプラットフォームのツールで学び、残り30%は推進役。エージェントをガンガン作り、会社を引っ張る人材を育てる、と茶圓さんは話します。

茶圓さん(動画 5:52〜)

教育に関して 弊社こういった考え持ってまして 100人いたら70%は 弊社のこのプラットフォームの ツールで学びつつ 残り30%は推進ですね エージェントをガンガン作って 会社を引っ張っていく人材を作るんで 7:3で分けて いつもお話しさせていただいてます

スライドの題は、AI教育の使い分けはシンプルです。一般層の70%は、自分の業務をAIで進められる人。推進チームの30%は、業務をAIで再設計できる人。そう役割を分けて示します。注記には、割合は目安です、とあります。

続いて示されるのが、導入の前にまずセキュリティガイドラインから作る、という順番です。教える前に、ルールを置く並び。

茶圓さん(動画 6:10〜)

まず最初に導入前に セキュリティガイドラインから作ります

中身は、これはしていい、この情報は記載してはダメ、このツールは繋いでもいい、などをしっかり決めること。何をしてよくて、何をしてはいけないかの線引きです。

ルールを作っても、そのとおりに動けなければ意味がありません。だからこそ、学ぶ時間が要ります。順番は、まずガイドライン、次にセキュリティ教育、と茶圓さんは話します。

教育の量についても、これくらいしないと難しい、と言います。会社のツールに合った動画を作り、最低10時間の学習。ワークショップも毎月4回くらい、という見方です。

そうした学びのリソースを、自社で作るか、プロに頼むか。そこは各社が選ぶ話になっています。

使い始める前に線引きを決め、その線を守るための学びを先に置いて、そのうえで教育を70対30に分ける流れです。守りを土台にした順番。

つぎは、私の手元の話です。

2026年10月9日、私はAIにパスワードなどを直接見せない形で、設定もしやすくしたい、と書きました。使う人が入力しやすい形に、という願いも一緒に。

AIが出した案に、私は、ログイン情報をブラウザに入れて保存するやり方が使いやすかったので、キーを入れる管理画面のページを作ってあげたらどうか、と答えました。添えたのは、ローカル限定で、安全は万全に、でも管理はしやすく、という言葉。

ガイドラインは、書いて渡したら終わり、ではないんですよね。守る側の手間が重ければ、現場で続かなくなります。

だから守りを固める時は、安全と使いやすさの両方を求めます。片方だけでは足りない、が私の判断。動画がガイドラインを先に置くのと、同じ向きの話です。

会社のルール、守る人が手間なく守れる形になっていますか?

05

これからは、漏洩を前提にした守りが要になる

▲目次
図解。漏洩を前提に動く、攻撃側もAIを使う、レベル3は全員、の三つの札が矢印で並び、自分で身を守る、の帯が添えられている水彩画。見出しはこれからは漏洩を前提にした守りが要になる
図解: 漏洩前提の守り
PHPの重大な脆弱性を知らせるスライド。深刻度と攻撃件数の推移が映る動画の場面
動画キャプチャ: PHPの緊急情報のスライド(9:26頃)

会社のAI導入の話なのに、講演の最後は守りの話で締めくくられます。なぜ最後が守りなのでしょうか? 理由は、攻める側の変化にありました!

最後は守りの話、あとはセキュリティの話で終わり、と茶圓さんは切り出します。漏洩していない会社がないぐらいで、情報は漏れている前提で動いた方がいい、という話です。

茶圓さん(動画 8:45〜)

これが本当に危ないので もう漏洩していない会社ないぐらいです だいたい皆さんの情報も 漏れてる前提で動いた方がいいです

理由として挙げられるのは、攻撃する側がAIを使いまくっている、という一点です。攻める側の道具が変わった、という話。

具体例として出てくるのが、PHPの緊急の件です。スライドの題は、総理が大至急のお願い、PHPの重大な脆弱性。10月21日に修正版が公開された、とあります。

深刻度は9.2(10点満点)で、2件。使用言語が分かるサイトの約7割で動いている、とスライドにあります。

攻撃の件数は、公表前の10時間で数千件。公表後45分で数万件、2時間後で数十万件、いまは数百万件、とあります(Cloudflare のCEOの発表)。

首相のXの投稿は、表示が7,000万回。スライドの赤い枠の中は、自分でも確認できること、本番を直す前にプロが見ること、の2つです。

茶圓さん(動画 9:19〜)

首相がいきなり PHP更新しましょうっていうぐらい 大事態ですので もしまだの会社いたら 至急 社長か上司に言ってください

締めくくりの言葉は、AIを知り、どんな攻撃が来るかを知り、自分で身を守ること。そうしないと会社も個人も大変なことになる、と話します。

茶圓さん(動画 10:25〜)

AIを知って どういう攻撃が来るかを知って 自分で身を守らないと 会社含めて個人も 大変なことになるかと思いますので

AIを当たり前に使い、今日話したレベル3ぐらいまでは全員に行ってほしい。エージェントを作って、点の業務を線で自動化します。ここまでは必ず行ってほしい、と茶圓さんは言います。

情報は漏れている前提。そのうえで、AIを知って自分で身を守る、という流れ。守りの主語を、自分に戻す話です。

2026年10月26日、私はセキュリティを万全にする、という理想を、AIに仕事を任せても事故が起きない状態、と決めました。

あわせて、AIに鍵を預けるのを、パスワードを預けるツールで、より簡単に、より確かに安全にしたい、とも書いています。といっても、そのツールはまだ準備の段階。使い始めてはいません。

漏洩を前提にするのは、不安をあおるためではないんですよね。任せるための土台づくり。

私の決め方では、万全は、漏れない状態のことではありません。任せても困らない状態のこと。

守りを固めることは、AIに任せる範囲を広げる準備でもあります。

守りのゴール、レベルで決めますか? それとも、状態で決めますか?

守りは、任せるための土台!

FAQ

よくある質問

▲目次

Q. 動画は、どんな内容ですか。

A. 茶圓さんが、会社のAI導入を5つのステップで進める方法を話す講演の後編です。守るための教育、AI統括部のつくり方、漏洩を前提にした守りまで、話の順に出てきます。

Q. ツールを契約するだけでは、導入は進まないのですか。

A. ChatGPTを契約して渡すだけでは導入は進まない、と茶圓さんは話しています。戦略・技術・教育を担うAI統括部を、専任のチームでつくる、という話につながります。

Q. 教育は、何から始めるのですか。

A. 昔は使うための教育だけを推奨していたが、今は守るための教育が大事、と茶圓さんは話しています。スライドには、守る教育と使う教育をセットで進める、とあります。

Q. AI統括部は、何をするのですか。

A. スライドには、AI戦略室が方針とKPIと投資の判断を、AI導入・技術室がツール選びと安全のルールを、AI教育室が基礎の教育と伴走を担う、とあります。

Q. 守りは、どう考えるのですか。

A. 情報は漏れている前提で動いた方がいい、と茶圓さんは話しています。攻撃側もAIを使っているので、答えは、AIを知り、どんな攻撃が来るかを知り、自分で身を守ることです。

MATOME

まとめ。導入は5つのステップで、守りは先に置く

▲目次

動画の筋道は、導入を5つのステップで進めること、教育は守るための教育から始めること、AI統括部を専任のチームでつくること。ガイドラインを先に作り、漏洩を前提に自分で身を守る、までが一続きです。

持ち帰ったのは、導入はツール選びで終わらない、という見方です。守りは後から足す物ではなく、先に置く土台。任せるための仕組みは、教育と組織で作るんですよね!

コラムに引いた一節にも、魂は込めたうえで、実行と量産のボールを委ねる、という話があります。任せる先が人と組織か、AIかで向きは違います。でも、先に守る物を決めてから任せる順番は、動画の話と並んでいます。

任せる前に、何を先に守りますか?そして、任せたあとに、何を確かめますか?

COLUMN

守りを固めても、魂は渡さず込める

図解。魂は渡さない、魂は込めるもの、渡すのは実行と量産のボール、の三つの札が並び、ひろくんが札を示している水彩画
図解: 魂は渡さず、込めるもの

動画の最後は、AIを知り、どんな攻撃が来るかを知り、自分で身を守る、という呼びかけです。では、守りを固めたあと、AIにはどこまで任せればいいのでしょう? ここで、魂磨きの記事の一節を引きます。

私の記事より(「魂は渡さないだろ、込めるものだろ」——分身AIの先回りを、ひろくんが正した日・魂は渡さない。渡すのは、実行のボールだけの節)

魂は渡さないだろ。魂は込めるもの。

分身AIに、動いている、が指す範囲を聞かれた時の私の答えは、魂は渡さないだろ、魂は込めるもの、という短い一言でした。手放してよいのは魂ではなく、実行と量産のボールだけ。実はこの答えの中で、魂は最初から、手放すものの中に入っていなかったんですよね。

ここで言う魂は、目的と、守りたいものと、判断軸のこと。まず人がそこを掘って、型にしても薄まらないところまで磨きます。そのあとで初めて、実行と量産のボールを、人やAIや仕組みのうち一人の責任者に委ねる、という順番で私は考えています。

動画の話に戻ると、ガイドラインを先に作り、そのうえで教育を広げる、という順番も、人が先に線を引く話でした。順番を決めるのは人で、AIは決まった順番のなかで実行する側に回ります。守る物が決まっていないまま任せると、何を確かめればいいのかも決まりません。

守りを固めることと、ボールを任せることは、別々の話に見えます。でも、どちらも魂は人が持ち続ける、という同じ線の上に並んでいるんです! その線を、任せる前に一本引いておきたいと思っています。

LINK

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今回紹介した動画

チャンネルチャエン
出演茶圓 将裕さん
公開日2026年10月25日
長さ13分1秒(日本語)
URLhttps://www.youtube.com/watch?v=IUserLOJ6Ds

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この記事はAIツール(Claude Code)を活用して制作しています。構成・文章生成にAIを使用し、最終的な内容の確認・編集・公開判断はひろくん(田中啓之)本人が行っています。「分身AIひろくん」(bunshin-ai.com)とは別のコンテンツです。

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