
WATCH REPORT
Codexの18の概念とは。Nate Herkの35分解説を、私のMacで確かめられた範囲で検証した
2026.10.10
家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回は、YouTubeチャンネル「Nate Herk | AI Automation」の動画『Master 96% of Codex in under 35 minutes』を紹介するね。
Codexの機能を覚える前に、自分の指示が届いているかを確かめたい。合言葉が返るか。ファイルが書けるか。作業を頼むと入力がどれだけ増えるか。最初の一つは3分で始められる、小さな確かめ方があります。
Nate Herk | AI Automationの「Master 96% of Codex in under 35 minutes」は、2026年10月3日公開、34分33秒の英語動画。Nateさんが18の概念と、その4つの分け方を紹介する35分解説を、字幕でAI秘書の凛ちゃんと一緒に1つずつ読み直しました。動画の説明や体験は、Nateさんの発言として紹介します。
その18個のうち、私のMacで動かせるものは動かしてもらうよう、AI秘書の凛ちゃんに頼みました。Codexをターミナルでも使っている人向けの確かめ方です。動いた結果も、確かめられなかった結果も、そのまま書きます。Cloud、Sites、Voice mode、Fast mode、スマホからの操作は、動画の説明を聞いただけで、私のMacでは動かしていません。読み終えたら、指示・権限・入力トークンを自分の手元で調べ、何を減らすか決められます。
SPEAKER
Nate Herkさん(チャンネル「Nate Herk | AI Automation」)
顔を出して、Codexのデスクトップアプリの画面を見せながら話す方。18の概念を4つのパートに分けて説明します。
34分33秒、2026年10月3日の公開です。英語の動画なので、引用は英語の字幕に日本語の訳を添えます。
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仕事を入れる箱と、そこで守るルール。NateさんのPart1は、①Projects、②AGENTS.md、③Agent loop、④/goalです。最初の二つは、フォルダと指示書。難しく構える前に、たった1行の指示が返事を変えるか、確かめられます。
Nateさん(動画の中で・1:02〜)
“It is just a collection of folders and files.”
訳: ただの、フォルダとファイルの集まりです。
Nateさん(動画の中で・2:20〜)
“And it’s just rules. Like this is a very simple thing that you all can read and it’s not technical at all.”
訳: これはただのルールです。誰でも読める、とても単純なもので、技術的な話ではまったくありません。
私ならこうする。毎回読むルールは短くして、効くかを確かめます。
「AIに委ねて、人は積み減らして生き直す」。任せるたびに説明が増えるなら、指示書も見直したい。
AI秘書の凛ちゃんに、空のフォルダで同じ質問を比べてもらいました。「What is 2+3?」。指示なしは「5」だけ。AGENTS.mdがある方は「2+3は5です。」のあとに、単独行で「KOMAINU-7」。1行が効きました。
入力は41,965と41,939トークンで、差は26でした。2+3だけの質問で入力が約4.2万トークンもあるのは、私の全体の指示書も一緒に読まれているためだと思います。推測: 入力の内訳までは見えていません。ほかの回では、頼んでいない「ひろくん、」の呼びかけや、成果物の登録の話まで返ってきました。動画の短い説明の裏で、私の足元では余分な指示もついてきます。
過去の記録には、毎回ルールを確認する一文を条件付きに変えて、同じ小さな処理が34秒から9.8秒になった例があります。約3.5倍の差です。
9月のバックアップには6,629バイトの版もありました。今日のAGENTS.mdは18,998バイト、112行で、それより太っています。先日の振り返りに、私は「AGICockpitが遅くて腹立った。シンプルイズベストが一番だとよい気づき」と書きました。遅さの原因がこの指示書とは限りません。ただ、シンプルが一番という気づきは、ここにも当てたい。足す前に、毎回読むものを減らします。
→ 合言葉を比べる
3分。空のフォルダ二つを用意し、片方のAGENTS.mdだけに末尾へKOMAINU-7を書く指示を置く。同じ質問をcodex execで送り、返事を比べます。合言葉が返らなければ、AGENTS.mdの置き場所を見直し、そこで止めます。


考えて、道具を使って、結果を見て、また考える。この繰り返しがAgent loop、エージェントループです。Nateさんは「Worked for 25s」を開くと推論と実行コマンドが見えると説明します。目標を渡して任せる。その時、中で何回動いたかにも注目です。
Nateさん(動画の中で・8:25〜)
“But what’s cool about the goal prompts is that models nowadays are getting so good, the AI models are getting so good that it’s actually better to give them a goal and then step out of their way.”
訳: goalのいいところは、最近のAIモデルが本当に賢くなっていて、目標を渡して、あとは邪魔をしないほうがむしろ良いことです。
Nateさん(動画の中で・8:35〜)
“If you really just try to like micromanage them, you’re kind of just like muzzling their capabilities.”
訳: 細かく管理しようとすると、モデルの力に口輪をはめるようなものです。
私ならこうする。目標と確かめ方を渡し、動いた結果から次の頼み方を変えます。
細かく口を出し続けるより、目標を渡して任せる。動画のその考え方は、手数まで数えて初めて任せ方が決まります。
AI秘書の凛ちゃんに頼んだ比較では、コマンド0回の質問が入力41,939トークン。ファイルを作って読み戻す作業は、コマンド5回で353,154トークンでした。約8.4倍です。ただ、5回のうち頼んだ作業は1回だけ。残りの4回は、書き込み前の確認と成果物の登録まわりの確認でした。実行した場所は私のリポジトリの中で、全体の指示書に加えて、そこの指示書も読まれていました。推測: 空のフォルダだけで試す読者の環境では、この回数にも8.4倍にもなりません。
そのうち313,472は、すでに読んだ文脈の再利用(キャッシュ)で、出力は677トークンでした。返事が短くても、途中で読む量は大きい。1歩ごとに、それまでの文脈を読み直すからです。任せる時には、この手数まで見たい。
手数が増えた理由が、頼んだ作業ではなく、私の足元の指示書にあった。だから私は、毎回読む指示書が足す確認を数え、必要な時だけ働く形に絞ります。何をもって終わりにするかを一言添えて頼む点は、動画のとおりです。
動画の/goalは、目標を達成するまで再試行する、対話画面の機能です。私の確認は、codex execに「/goal 1から5までの数を足した合計」と文字で渡したもので、命令としては働かず、「合計は15です」と1回で返りました。再試行のループは、この方法では動きませんでした。
→ 入力を数える
3分。codex exec –jsonで短い質問と「hello.txtを作って読み戻す」を別々に頼む。終了時のinput_tokensとcached_input_tokens、コマンド回数を比べます。頼んでいない確認コマンドが何回あったかを数え、8.4倍は目標にしません。回数が同じなら、環境に余計な確認はないので止めます。


手元のMacで動かすか、Cloudで動かすか。Part2は、⑤Local vs Cloud、⑥Worktrees、⑦.codexフォルダです。worktreeは、同じリポジトリを別の作業場所へ展開する仕組み。Nateさんは、パソコンをつけておく使い方にも触れています。
Nateさん(動画の中で・12:31〜)
“when I’m working locally, as long as I keep my machine on, as long as I keep my PC on, it feels pretty cloudlike.”
訳: 手元で作業していても、マシンをつけておく限り、かなりクラウドのような感覚です。
私ならこうする。手元にあるものを数えてから、作業環境を選びます。
便利そうな環境が並んでも、私の現実はローカルで動くMac。どれだけ作業場所があり、どれだけ記録があるのか。まず、その数字を見たい。
AI秘書の凛ちゃんに数えてもらいました。メインの作業フォルダでgit worktree listを出すと、655行が返りました。そのうち、Codexの置き場の中にあるのは3つです。
Codex全体の保存データは174GB。会話記録が103GB、16,178ファイル。アーカイブは1.1GB、記憶は7.9MBでした。同じ保存データでも、中身の量はずいぶん違う。
独自のサブエージェント定義は16本。別のAIへ仕事を任せるための定義です。Codexの自動化は4つあり、そのほかにAGI Cockpitの自動便があります。
推測: 会話記録の103GBは保存してある量で、毎回の質問で全部読まれるわけではありません。毎回読まれる指示書やスキルの説明とは、別の種類の量です。作業場所、会話記録、任せる相手、自動化。名前を覚えるだけで終えず、自分の手元に何があるかを一度数える。環境を選ぶ話は、そこから始めます。
→ 手元の棚卸し
2分。Macのターミナルでgit worktree listの行数を数え、Codexの会話記録の容量をFinderで確認。自動化画面の件数も並べ、何の数かを書き添えます。数え終えたら、そこで終わりです。


賢いモデルを選ぶことと、長く考えてもらうことは別。Part3の入口は、⑧Modelsと⑨Effortです。Nateさんはモデルを新規チャット開始時やメッセージ間で替えられ、努力量も選べると説明します。簡単な依頼で、その差はどこに出るでしょう。
Nateさん(動画の中で・19:20〜)
“So within each model not only do you choose the model but you can also choose the effort level.”
訳: モデルごとに、モデルを選べるだけでなく、努力量も選べます。
Nateさん(動画の中で・20:15〜)
“that’s overkill and you’re paying way more than you should realistically to write an email.”
訳: それはやりすぎです。メールを1通書くには、現実的に必要な以上のものを払っています。
私ならこうする。同じ質問で比べて、答えに必要な努力量を選びます。
モデルと努力量は、別々に選ぶものです。
AI秘書の凛ちゃんには、手元のモデル一覧も読んでもらいました。GPT-6-Astra、GPT-6.1-Sol、GPT-6-Sol、GPT-6-Luna、GPT-5.6-Sol、GPT-5.6-Terra、GPT-5.6-Lunaが並んでいます。
手元のモデルのうち、Astra・Sol・Terraでは、努力量はlow、medium、high、xhigh、max、ultraの6段階です。私の既定はGPT-6.1-Solのmediumです。
比較した質問は、1から100までで、各桁の和が10になる整数の個数。答えは9。lowもhighも、同じ9でした。
lowは17秒、推論41トークン。highは19秒、推論135トークン。推論量は約3.3倍になったけれど、時間は2秒差。答えは変わっていません。
この質問なら、lowで正解に届いていました。
ここで分かったのは、この1問の差です。難しい仕事まで同じと広げず、次に任せる内容で比べる。モデルの名前より、頼んだ仕事に対する返事を見ます。
→ 努力量を比べる
2分。同じモデルで新しい会話を二つ開き、努力量だけlowとhighに変える。「1から100で各桁の和が10になる整数の個数」を聞き、答えと時間を比べます。同じ答えなら、この質問では差が出ないと分かった時点で終えます。


⑩Permissionsは、AIがどこまで操作できるかという権限です。Nateさんは、確認なしで動くFull access、初めはAsk for approval、危険と検出した操作を確認するApprove for meを紹介します。書けるかと、確認を誰が引き取るか。両方見たいところです。
Nateさん(動画の中で・20:50〜)
“which means that it’s not going to stop and ask you a bunch of permissions and questions.”
訳: 確認や質問を何度もはさんで止まることはない、という意味です。
私ならこうする。最初は確認しながら慣れ、書ける範囲と確認が戻る回数を見ます。
任せても、私が判断を持ち続けて積み上げたら、手放せない。確認の数まで見て、私が決める必要のあることを残したい。Nateさんの「最初はAsk for approvalで慣れる」には、そのとおりだと思います。
AI秘書の凛ちゃんに、同じファイル作成を権限だけ変えて頼みました。read-onlyは読み取り専用。返事は「読み取り専用のため作成できなかった」。フォルダには指示書だけでした。
workspace-writeは、作業フォルダに書ける設定です。こちらはファイルが増え、「確認済み: hello.txt = こんにちは」と返りました。書いた後の読み戻しまでできています。
一方、私の普段の設定は、承認neverとdanger-full-access。動画のFull accessに当たります。今回だけ、わざと権限を絞って比べました。動画が勧める始め方と、私の足元は違います。
9月26日の記録では、直近7日のAIタスク1,098件中1,093件がfull-access起動でした。Codexの200会話では、145件がdanger-full-accessかつ承認neverで、私はこの状態を「違反できる仕組みがおかしい」と指摘しています。
Orcaの動画で語られた魅力を6つに整理した記事に、私はこう書いています。「載っているタスク445件のうち、139件が「確認待ち」で止まっていた。動いていないんじゃない。私の返事待ちで止まっていた」。
任せる範囲と、私へ戻す判断。その両方を整えます。
→ 書ける範囲の確認
2分。空の作業フォルダで、普段の設定のままではなく、codex exec -s read-onlyと-s workspace-writeを別々に実行。「hello.txtにこんにちはと書いて読み戻して」と頼み、ファイルを比べます。read-onlyで作れず、workspace-writeで作れたら完了です。


⑪Skillsは繰り返し使うレシピ、⑫.agentsフォルダはその指示を持つ場所、⑬Pluginsはサービスとの接続。Nateさんは、スキルに名前と「いつ使うか」の説明があると話します。その説明がAIへ届いているか。私の手元では、ここに大きな差がありました。
Nateさん(動画の中で・21:44〜)
“They’re basically reusable workflows. They’re recipes that let you do something once and then teach Codex how to do it the same way every single time.”
訳: 要は、繰り返し使える手順です。一度やって見せれば、毎回同じやり方をCodexに教えられる、レシピのようなものです。
私ならこうする。313本は持ち続け、毎回読まれる説明は絞ります。
「捨てる」より、分身AIに所有権を預ける。自分の台所を空けても、セカンド冷蔵庫にあれば取りに行ける。スキルも、その持ち方にしたい。
AI秘書の凛ちゃんが走らせた確認では、毎回、AIに渡せるスキル説明の量の上限を超えた、という警告が出ました。説明は全部外され、232個が見える一覧に入らない。別の回では174個でした。
スキルの置き場には325項目あり、SKILL.mdがあるのは313本です。説明が外れて、名前だけで探す状態でした。Nateさんが紹介する「いつ使うか」の説明が、私の足元では届いていなかった。
直近30日のClaudeの記録では、SKILL.mdが読まれたか、スキルとして呼ばれたのは313本中76本。237本は一度も出てきませんでした(CodexとGrokの記録は数えていません)。有効なプラグインは21です。
9月の見直しでは、Claude側のCLAUDE.mdを約20KBから約5KBへ縮め、Claudeの起動トークンが58,175から30,086になりました。毎回読まれる入口を短くする考え方は、Cognitionの記憶リポジトリを解説した記事にも書いています。
道具をまたいで使えるレシピを育てる。だからこそ、全部を毎回渡さず、必要なものを取り出せる形で持ち続けます。
→ 説明が届くか
1分。Macでcodex exec –jsonに短い質問を送り、冒頭の警告を読む。All skill descriptions were removedと出たら、一覧から外れた個数も控えます。警告が出なければ、あなたの環境では起きていないので止めます。


Part4は、⑭Browser、⑮Sites、⑯Sub-agents、⑰Scheduled tasks、⑱Voice mode。Nateさんはブラウザ・サイト・音声の機能を紹介し、音声で新しいスレッドを作れると話します。別のAIへ任せるサブエージェントは、私のMacで2つに任せる依頼を出し、根拠つきの答えが戻りました。
Nateさん(動画の中で・30:03〜)
“intelligent models are really, really good at delegation. So sub agents are definitely something that you need to be using.”
訳: 賢いモデルは、仕事を任せるのがとても上手です。だからサブエージェントは、ぜひ使うべきものです。
私ならこうする。調べる役目を任せ、根拠つきの結果を受け取って、余白をつくります。
委ねる目的は効率化だけではありません。空いた時間を、感じる、味わう、ワクワク夢中に遊び探求する時間へ戻したい。
AI秘書の凛ちゃんには、サブエージェントを2つ起動し、富士山の標高と東京タワーの高さをそれぞれ調べるよう頼みました。調べるのは必ずサブエージェントに任せる、という条件も付けました。
64秒で、富士山3,776m、東京タワー333m。国土地理院と東京タワー公式へのリンクつきで返りました。待ち合わせの処理は2回。記録には、子が並行で走る様子は出ず、起動そのものは確認できませんでした。入力は460,830トークン、そのうちキャッシュは418,560でした。この回にも、指示書が足す確認の手数が含まれます。
Nateさんの「賢いモデルは、仕事を任せるのがとても上手」という話に賛成です。動画では5つ起動した場面があります。私の側は、2つに任せる依頼で、根拠のある答えが戻ったところまでが確認です。
Nateさんは予定したプロンプトを自動投入する機能も紹介します。私の手元にはCodexの自動化が4つあり、近い役目をAGI Cockpitの自動便も担っています。
戻ってきた結果はAI秘書に確かめてもらい、私は何を任せ続けるかを決める。その先に、自分の時間を残します。
→ 二人へ任せる
2分。Codexで「サブエージェントを2つ起動し、富士山の標高と東京タワーの高さを別々に調べ、公式リンクを添えて」と頼む。起動数と返った根拠を確かめます。2つとも根拠付きで返れば完了。起動しなければ、サブエージェントが有効かだけ見て止めます。
Q. AGENTS.mdは、長いほどよく効きますか?
A. 今回、合言葉の指示は1行で効きました。全体の指示書も読まれ、頼んでいない話まで返っています。過去には、毎回読む指示を条件付きにして34秒が9.8秒になった記録も。私は、必要なルールを短く置き、同じ質問で効き方を確かめます。
Q. 最初の権限は、どれを選べばいいですか?
A. 私は、Nateさんの「Ask for approvalで慣れる」に賛成です。今回、read-onlyではファイルを作れず、workspace-writeでは作成して読み戻せました。操作の確認を求める設定と、書ける範囲は別。自分が任せる作業に合わせて、両方を見ます。
Q. スキルが多いと、何が起きますか?
A. 私の確認では、AIに渡せるスキル説明の量の上限を超えて、説明が全部外れました。見える一覧に入らなかった数は、232個の回と174個の回があります。名前が残っていても、「いつ使うか」が届かない。私は313本を持ち続けながら、毎回渡す説明を絞ります。
Q. 努力量は、いつもhighにすべきですか?
A. 今回の整数を数える質問は、lowもhighも答えが9。推論トークンは41と135、時間は17秒と19秒でした。この質問では、考える量を増やしても答えは変わっていません。私は、同じ依頼で比較してから選びます。
18個の機能を知ったら、手元で一つ確かめる。合言葉が返るか、書いたファイルがあるか、入力がどれだけ増えたか。そこまで見れば、次の頼み方を自分で決められます。
私のMacでは、短い指示は効き、スキルの説明は全部外れていました。動いた結果も、動かなかった結果も、次の頼み方の材料になります。313本は持ち続ける。そのうえで、毎回読むものを減らす。AIへ委ねて生まれた余白を、私が夢中に生きる時間へ戻します。
COLUMN
壁の注文票は短く、棚のレシピ帳は持ち続ける

厨房の壁には注文票。棚にはレシピ帳。この二つを同じ場所へ置くと、私は落ち着かなくなると思います。今作る料理の注文票は、顔を上げるたびに読める方がいい。レシピ帳は、必要な料理を作る時に取りに行けばいい。毎回見るものは短く、深く調べるものは棚へ。壁の注文票が毎回読む指示書、棚のレシピ帳が必要な時に取り出すスキルや記録です。棚にしまった知識は消えません。取り出す役目まで任せられれば、壁を埋めずに、必要な時に必要な味へ戻れる。その持ち方を、私は選びたい。
壁を短くすることには、私自身の課題もあります。根っこにあるのは、結果を自分で所有し、自分の手で完成させなければならないという執着です。好きな料理をいくつ考えても、それだけで抱え込みにはならない。完成の責任を手放せなくなった時、私は抱える。今も、この戦いの最中です。
壁に貼る物と棚に置く物を分ける時、私が残したいのは、料理を選んだ理由です。誰に、どんな時間を届けたいのか。何を守りたいのか。味付けの手順だけを写しても、そこが抜けたら私から生えた料理にならない。理由や背景まで入ったレシピ帳を持ち、今の注文に必要なところを読んでもらう。それなら、毎回すべてを説明し直さずに済みます。短くするために想いまで削る必要はない。壁の役目と棚の役目を分ければいい。知識の量と、今見る量を同じにしないんです。
厨房を空けて何をするか。そこまでが、私にとっての委ねる話です。私がワクワクする料理を考えたり、五感で味わったり、家族と食卓を囲んだりする余白を残したい。作業が速く終わった数字だけでは、その時間を生きたことにはなりません。注文票を短くして、レシピ帳を棚へ戻す。任せた結果を確かめ、次に必要なことを返す。その繰り返しで、私が全部を見続けなくてもよい形へ育てたい。好きは持ち続ける。個々の実行と完成は委ねる。私の手を空けるのは、そのためです。
任せる側の判断を書いた分身AI日記は、Codexに5回却下されて気づいた、「賢いAI」より「委ねるAI」だった話にあります。
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同じCodexを、別の人の実演で28機能たどった記事です。今回は、18の概念を私のMacで確かめました
第5章で触れた記事です。確認待ち139件の数字は、この記事に書いています
第6章で触れた記事です。毎回読む指示を短く保つ考え方を書いています
第1章で確かめたAGENTS.mdを、誰に読ませるかという組織の側から書いた記事です
第6章で数えたスキルを、作る側の手順から書いた記事です
参考リンク
今回紹介した動画本編。時刻つきの発言は、ここで確かめられる
今回紹介した動画
| タイトル | Master 96% of Codex in under 35 minutes |
| チャンネル | Nate Herk | AI Automation |
| 出演 | Nate Herkさん |
| 公開日 | 2026年10月3日 |
| 長さ | 34分33秒(英語) |
| URL | https://www.youtube.com/watch?v=DFlELTiSPk8 |
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