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フランスの子育てで大切にされる考え方を、日本人の母が語った動画から順に解説

2026.10.17

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回は、YouTube のチャンネル三宅裕之の潜在意識スイッチで、トレオレル美智子さんがフランスでの子育てと暮らしの考え方を語った動画を紹介するね。

子育てや働き方で、日本の当たり前に息苦しさを感じることはありませんか?フランスで8人の子を育てた日本人女性の話は気になるのに、通しで動画を見る時間がない人。そんな人に向けて書きました。

動画の長さは31分。フランス在住のトレオレル美智子さんが、フランスの子育てで大切にされる考え方を、自分の体験で話します。聞き手は三宅裕之さんです。

前半は、毎朝のあいさつでいいことを答える話、仕事はコスチュームという見方、幸せは自分の考え方で決まるという気づき。後半は、楽をする練習、何も与えない学校、個人主義とルールの話へ進みます。

読み終えると、日本人の母が語った動画から順に、筋道を追えます。フランスの考え方が、日本の暮らしで何を変えるのかも分かる形。そのうえで、子育て中の父親として、私ならどうするかという見方を持ち帰れます。

SPEAKER

トレオレル美智子さん

フランス在住で、8人の子どもの母です。動画では、日本からフランスに渡って子どもたちを育てた経験と、そこで見えた考え方を話します。著書に、フランス人の気楽な働き方、全力の休み方があります。

SPEAKER

三宅裕之さん

チャンネルの運営者で、動画の聞き手です。毎朝の朝活にゲストを迎える回を切り出した動画で、質問を重ねて話を引き出します。

3行でわかるポイント

  1. 美智子さんは、幸せかどうかは環境ではなく自分の考え方で決まる、と気づいた経緯を話します。(第1章・第3章へ)
  2. 何も与えない学校の校庭で、子どもたちが自分で遊びを作る姿を見て、与える子育てから変わった美智子さんの話。(第6章へ)
  3. 私なら、結果に執着せず、子の選択は子に返します。(第5章へ)

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01

毎朝のサバに、フランス人は必ずいいことを答える

▲目次
毎朝のサバに答えるために、前の晩にいいことを5〜6個書き出して準備し、毎日がいいことだらけになる流れの図解
図解: 毎朝のサバに備えて、いいことを前の晩に用意する流れ
動画の画面。左に三宅さん、右にトレオレル美智子さん。画面の上に、いいことを探すだけで毎日は変わる、と章タイトルが出ている場面
動画キャプチャ: 章タイトルがいいことを探すだけで毎日は変わる、の場面(3:52頃)

毎朝会う人に調子はどうと聞かれたら、どう答えますか?フランスでは、このあいさつが「サバ」。日本の感覚で正直に答えた美智子さんに、思わぬ反応が返ってきます。

フランスの学校は、親が校門まで子どもを送ります。毎朝会うのは同じ人たち。そのたびに、調子はどうと声をかけられる毎日だった、と美智子さんは話します。

日本の感覚で、食べすぎて太った、夜泣きで寝不足、と謙虚に答えた時のこと。相手は急に固まって、去っていきました。フランス人同士のやりとりを聞いてみると、全員がいいことを答えていました。

トレオレル美智子(動画の中で・4:39〜)

いやいいことしか言わないに決まってるじゃないか。だって自分のことを気遣って最近どうって聞いてくれてる人に向かって暗いことを言うなんてそれはちょっと礼儀がなってない

理由をたずねた夫の答えは、礼儀。気遣って聞いてくれる相手に暗い話を返すのは、失礼にあたる、という考えです。それからは前の晩に、いいことを5〜6個書き出して用意するようにした、と美智子さんは話します。

トレオレル美智子(動画の中で・5:55〜)

自分のいいことにしか意識がなくって、なんと私いいことしかないような感じになってきて、いいことがなかったらいいことを作るようになって

相手は毎朝同じ顔ぶれ。同じ話は使い回せないので、いいことがない日は、いいことを作るようになりました。そのうち毎日がいいことだらけの日々になった、と話は続きます。

相手への礼儀として、いい面を先に出す習慣。これは、親が子に言葉の選び方を伝える時にも、そのまま使える考え方です。

私は、足の痛みや頭痛の日に、暴飲暴食への罪悪感と、娘に癒されたことが、同じ一日にあったと振り返っています。

罪悪感を感謝に言い換えたのではなく、罪悪感も同時にあって、それはそれ。事実も感情もそのままにして、振り返りで全体の捉え方を更新する、と整理しています。

美智子さんの話は、人に向けて、いいことを選んで話す礼儀。いいことがなければ作る、という所まで含みます。

私の話は、自分の中で、いいことも罪悪感も並べて残す見方です。向きは違いますが、どちらも、毎日をどう受け取るかの話。

では、自分の毎日にはどう持ち込むか?私なら、いいことを探す時間と、事実をそのまま残す時間を、分けて持ちます。

02

仕事はコスチューム。人生の失敗は消さなくていい

▲目次
仕事はコスチュームという見方と、消せない筆記具で書く学校のノートを対比した図解
図解: 仕事は着るもの、書いたことは消さずに残す
動画の画面。章タイトルは、仕事は自分ではない。左に三宅さん、右にトレオレル美智子さん
動画キャプチャ: 章タイトルが、仕事は自分ではない、の場面(7:45頃)

美智子さんが気づいたのは、フランス人がストレスをためずに働く姿。その理由を、フランスのあちこちにあるスーパーを統括する、夫の友人に聞いてみました。返ってきた答えは何だったのか?

仕事はストレスがたまるでしょう、とたずねると、仕事は「コスチューム」だから、という返事。仕事中の自分は会社の衣装を着た役であって、自分個人ではない、という意味です。

トレオレル美智子(動画の中で・7:32〜)

それは自分個人に言われてるわけではなくって自分のコスチュームに言われてるわけだから自分にまで傷は及ばないんだっていうこういう考えでやってるんだよって

フランスには、失敗を喜ぶ文化もある、と美智子さんは話します。例えは、小学校のノート。

鉛筆と消しゴムは使わず、ボールペンか万年筆で書きます。まちがえても消さずに残すので、できあがるのは失敗だらけのノートです。

トレオレル美智子(動画の中で・8:40〜)

みんな思ってるのは人生って間違いだらけだし間違いがあってこそ人生だねっていう気持ちで生きてる。

みんなが、人生はまちがいだらけで、まちがいがあってこその人生だと思って生きている、という話です。

美智子さんが消したいと思っていたのは、離婚、シングルマザー、再婚、大学受験の失敗。それを消さなくていいと思えるようになり、ストレスなく生きるようになった、と美智子さんは話します。

叱られても傷が自分まで届かない見方と、失敗を消さずに残す仕組み。どちらも、人を守るための考え方です。

私は、失敗は、勇気を出して行動し、経験を得た時点で成功になる、と考えています。最初に返す言葉は、分析や反省より、おめでとう。祝うのは結果ではなく、挑戦した行動と勇気です。

勝ち負けがないと知るから無敵になり、最後に自分がワクワクすることが残る、とも考えています。

美智子さんが挙げたノートの話は、失敗を消さずに残す仕組み。私が話したのは、失敗に最初に返す言葉です。

残すことと、祝うこと。置く場所は違いますが、失敗を隠さない点は、並べて読めます。

では、子どもが失敗した時、親は最初に何と言うか?私なら、子が失敗したら、まずおめでとうと返します。

03

幸せは環境ではなく、自分の考え方で決まった

▲目次
環境を変えれば幸せになるという考えと、幸せは自分の考え方で決まるという考えを矢印で比べた図解
図解: 幸せが決まる場所は、環境から自分の考え方へ移った
動画の画面。章タイトルは、幸せは環境ではなく自分の考え方で決まる。左に三宅さん、右にトレオレル美智子さん
動画キャプチャ: 章タイトルが、幸せは環境ではなく自分の考え方で決まる、の場面(10:40頃)

環境が悪いから、自分は不幸なのだと感じた日はありませんか?美智子さんにも、そう考えていた時期があります。場所を変えれば変わる、と信じていた頃の話。

美智子さんの再婚は2回。1回目の頃は、日本がストレス社会だから、いい夫に会えなかったから、と環境のせいで不幸だと考えていました。

トレオレル美智子(動画の中で・10:10〜)

フランス人ってフランスでみんな幸せそうにしてるからフランスにさえ行けば私も幸せになれるんだと思ってたんです。

フランスに行けば幸せになれる、と思って渡った先。待っていたのは、ストレスだらけの生活でした。文化の違いに打ちのめされ、学びを重ねた、と話は続きます。

トレオレル美智子(動画の中で・10:43〜)

幸せかどうかは私自身で決まるんだっていう考えに至ってたんですよ。もう環境は関係ない。

2回目の再婚の頃は、すでに7人の子を抱えたシングルマザー。それでも幸せでした。自分がどう見るか、どう生きるかで決まる、と考えが変わっていたからです。

きっかけは、フランス語の練習相手を募るオンラインの書き込み。真面目に教えてくれる男性とやり取りする中で、聞かれないことは話さず、聞かれたら嘘はつかない、と決めていました。

子どもはいるのか、何歳なのか。聞かれるままに、7人分の年齢の一覧表を送ります。返事は遅れましたが、届いたのは、たくさんの苦労をしてきた君を尊敬する、という言葉でした。

場所を変えても、付いてこない幸せ。美智子さんの話は、決める場所を自分の側に移した話です。

私は、子どもが三人とも高熱になり、妻と一緒に看病した時間について、こう整理しています。同じ発熱でも、悪く捉えたら、せっかくの休みなのになんで熱を出すんだ、となります。よく捉えたら、お蔭様。

変わるのは、起きた事実ではなく、その出来事を自分がどう生きるか。そのうえで、発熱した子どもに感謝し、日常の健康は有難いと感じ、学びや気づきの機会にも感謝している、と話しています。

美智子さんは、環境を変える旅を経て、環境は関係ないと気づきました。私のほうは、同じ出来事でも意味づけで受け取り方が変わる、という整理。決める場所を自分に置く点は並びますが、通ってきた道は別です。

私は、環境を変えられない日があっても、意味づけは自分で選べる、と見ています。

04

全責任を一人で背負い、楽をする練習をした

▲目次
全部を一人で背負う、限界が来る、支援団体で楽をする練習をする、人に助けてもらいながら生きる、と段階が上がる図解
図解: 一人で背負う所から、助けてもらいながら生きる所へ
動画の画面。美智子さんが、まずは楽をしなさいと怒られた、と話している場面。下に字幕が出ている
動画キャプチャ: まずは楽をしなさいと怒られた、と話す場面(13:32頃)

7人の子を、フランス語も十分でない異国で、一人で育てる日々。どうしてそれができたのでしょう?三宅さんのこの問いに返ってきたのは、できた話ではなく、限界が来た話でした。

美智子さんは、母親だから全責任は自分にあり、一人で全員を養わなければ、と考えました。家事も育児も仕事も、すべて一人。一切手を抜かなかったそうです。

トレオレル美智子(動画の中で・11:40〜)

私は母親だからこの子たちの全責任は私1人にあるし、私1人で全員を養わなければいけないと考えました。

それでも、最初から思うようにはいかず、お金の面で限界が来ます。周りに勧められて向かったのは、食べ物を援助する支援団体。人に迷惑をかけたくない、母親失格だ、という罪悪感を抱えての訪問でした。

足りない分だけ助けてほしい、と頼むと、そこにいたフランス人の女性が怒り出しました。なんでもっと楽をしないの、なんで幸せに生きないの、と。幸せにならないことを、怒られたわけです。

ここから始まったのが、「楽をする練習」。渡された缶詰や冷凍食品を家で使うと、時間が生まれました。

トレオレル美智子(動画の中で・13:32〜)

あなたのおかげで楽できましたって報告すると、そのマダムがやったじゃない。良かったわねってもうこう喜んでくれて

人に頼ること。助けてもらいながら生きること。美智子さんは、この練習でそれを学び、フランス語もできるようになった、と話します。周りの人と一緒に生きるようにもなりました。

一人で背負うのは、責任感の形をした重さ。それでも、限界は来ます。

私は、仲間に委ねた作業会の日に、私も子どももインフルエンザで大変なことを知った仲間が、向こうから気をかけてくれた、と話しています。おかげで休めて、子どもとお風呂に入れて、ありがたいと感じた、とも。

美智子さんの話は、助けを頼みに行って、楽をする練習をした話です。私の話は、委ねた先から、向こうから気にかけてもらえた話。頼みに行く形と、思ってもらえる形。人に支えられて楽になる点は並んでも、始まり方は別。

関連する記事は、仲間に作業会を委ねて、私と子どもまで思ってもらえた有難さです。

私なら、全部を一人で抱えず、委ねる先を先に決めます。

05

尽くす子育てをやめて、シェアハウスのような家になった

▲目次
親が子に尽くす形と、各自が自分の人生を輝かせて語り合うシェアハウスのような家の形を左右に並べた図解
図解: 親が尽くす家と、シェアハウスのような家
動画の画面。章タイトルは、子どもの才能を伸ばすフランス流の子育て。三宅さんが子育ての秘訣をたずねる場面
動画キャプチャ: 子育ての秘訣をたずねる場面(20:30頃)

三宅さんが、子育ての秘訣をたずねる場面があります。子どもに尽くせば尽くすほど、子はよく育つのでしょうか?

美智子さんの子どもたちは、バレエの国際コンクールで何度も優勝しました。1人は、100%の奨学金で、ベルギーの学校に呼ばれたそうです。

成績は、小学校から中学校まで、全員が学年トップ。美智子さんは、そう話します。

トレオレル美智子(動画の中で・20:17〜)

母親がやってあげればやってあげるほど子供はよく育つと思って尽くしてたんですよ。

昔の美智子さんは、母親がやってあげればやってあげるほど、子はよく育つと思っていました。そのために、全部に尽くす毎日。

いまは、家の中の全員が、自分の人生を作り上げる力を持っています。親が子を育てるというより、「シェアハウス」のような家だそうです。

トレオレル美智子(動画の中で・20:43〜)

親が子供を育てるっていうよりもシェアハウスみたいな感じ、家の中がこうみんなそれぞれが自分の人生を輝かせてで集まって自分たちの人生をこう語り合うみたいな

それぞれが自分の人生を輝かせて、集まって語り合う家。1人ひとりが自分のことは自分でやり、自分で幸せを作り出す力を壊さないことを尊重している、と美智子さんは話します。

さらに、日本の良さと、フランスの良さの、いいとこ取りもしています。日本からは、否定しないこと、褒めること、穏やかに優しく見守ること。フランスからは、主張の上手さ。

尽くすことは、愛の形をしています。でも、尽くしすぎると、子の力が出る場所が狭くなります。親が埋めた分だけ、減っていく子の出番。

私は、息子とは互いに干渉せず、それぞれがワクワク夢中に遊び探求することで、自然につながると考えています。干渉しないことと無関心の違いは、愛。命は守り、選択と経験は息子へ委ねます。自分が整うと見えてくる、相手の熱。

関連する記事は、部下や家族が動かない時に、動かす前に自分を整えるです。

美智子さんの話は、全員が自分の人生を持つ家の話。私の話は、息子との間に、干渉しない距離を置く話です。人生を本人に返す点は並んでも、置く場所は別。

私なら、結果に執着せず、子の選択は子に返します。

06

何も与えない学校で、子どもは自分で遊びを作った

▲目次
遊具もプールもない校庭で、ボール1個を話し合って使い、小石でコートの線を引いて遊ぶ流れの図解
図解: 何も無い校庭で、子どもが自分たちで遊びを作る流れ
動画の画面。字幕に、プールも体育館もない遊具もない、と出ている。フランスの学校の話をしている場面
動画キャプチャ: プールも体育館も遊具もない、と話す場面(23:15頃)

習い事や学校を、そろっている物の多さで選んでいませんか? 美智子さんが、日本にいた頃を振り返る場面です。

日本にいた頃の考えは、子育ては与えるもの。習い事や学校を選ぶ時も、どんな環境があるか、どんな授業があるかと、与える方ばかりを見ていた、と美智子さんは話します。

フランスの学校には、プールも体育館も遊具もありません。理科室や音楽室もなく、校舎は昔からの大きな民家。

休み時間のボールは、全校生徒に対して1個だけ。最初は、環境が良くない、退屈するのでは、と思ったそうです。ところが子どもに聞くと、とても楽しそうに話します。

1日目は、サッカーをしたい人とドッジボールをしたい人に分かれて、話し合い。2日目はドッジボールに決まって、小石を集め始めました。3日目には、集めた白い小石を並べて、コートの線を引いていたそうです。

トレオレル美智子(動画の中で・24:09〜)

本当に私は今まで楽しい何もかもある環境にあれば子供は幸せに育つと思ってたけれど違うんだと。こちらが何も与えない状態の方が子供たちは本来の力を発揮してその場で作り上げてくこともできるし楽しむこともできるし自分で勝手に幸せになるこの力を伸ばすんだなっていう発想ができて

何もない所から、石や草で遊ぶのが上手な子どもたち。何でもそろった環境が子どもを幸せにする、という考えは違った、と美智子さんは気づきます。何も与えない方が、自分で幸せになる力が伸びる、という話です。

与えるほど増えるのは、親の安心。何もない校庭は、子どもに考える余白を渡しています。

私は、息子がYouTubeの初投稿に向けて編集を学び、朝から勉強して、投稿まで進んだ姿を見ています。やりたいことと、やらねばいけないことが繋がった時の、have to から want to への変化。やりたいことをやれば、自然と学ぶと思っています。

私も同じで、早道は、ワクワク夢中になる所から生やすこと。

関連する記事は、やりたいことが分からない人へ。子どもの頃の夢中から探す方法です。

校庭の話は、何も与えない環境の話です。私の話は、息子の夢中が学びに変わっていた姿の話。置いた環境と、見ている姿。子が自分から動き出す点は、並べて読めます。

私なら、先回りして与えすぎず、子が自分から動き出す場を残します。

07

個人主義は利己主義とちがう。自由のためにルールがある

▲目次
自己中心の利己主義と、自分も他人も尊重する個人主義を比べ、全員が守るルールが自由を守る関係の図解
図解: 利己主義と個人主義、そしてルールが守る自由
動画の画面。章タイトルは、自由に生きるためにルールがある。字幕に、この1つだけみんなが守っていれば全員が自由でいられる、と出ている場面
動画キャプチャ: みんなが守っていれば全員が自由でいられる、と話す場面(27:00頃)

自己中と個人主義は、同じものでしょうか? 三宅さんが、フランスの個人主義と、自分から話しかける文化をたずねた場面です。

自己中は、個人主義ではなく「利己主義」。美智子さんは、そう答えます。「個人主義」は、自分も他人も尊重する生き方だそうです。

トレオレル美智子(動画の中で・25:13〜)

自己中なのは個人主義ではなくて利己主義なんですね。

楽しいのは、自分と他人の違い。だから、どんどん話し、見解が合わなければ嬉しいと言います。合わせようともせず、違いを楽しんで終わり。どちらに軍配を上げるかも決めません。

トレオレル美智子(動画の中で・26:04〜)

違いを楽しんで終わり。どっちが正しいかも決めないっていう。これをやりまくってるのがフランスの個人主義ですね。

三宅さんは、フランス革命の影響もたずねました。返ってきたのは、自由を勝ち取ってきたし、いまも自由だという強い意識。

自由を保つ方法は、全員が守る「ルール」を定めること。例えは、サッカー場です。場の中ではサッカーをしてよくて、道路では禁止。だから、場の中では思いきり自由にでき、道を歩く人の自由も邪魔しません。

トレオレル美智子(動画の中で・26:57〜)

それはですね、ルールを定め、ルールを守ることです。いや、これ言うとね、日本人ってね、え、ルールって自由じゃなくなることでしょって言うんだけど、逆なんですよ。ルールがあれば、ルールだけ守ってればね、他人の自由を邪魔しないんですね。

日本で多いのは、曖昧なルール。空気を読んで控えめにしたり、挑戦や失敗を避けたりして、自由を自分でなくしてしまう、と話は続きます。

ルールがはっきりしていれば、そこまでは思いきりやっていいのです。結びの言葉は、これが本当の自由。

自由とルールは、反対の言葉に見えます。でも、線がはっきりしているから、線の中で思いきり動けます。線があるからこその、自由。

曖昧なまま空気で決めると、誰かが我慢します。大事なのは、決めたことを短く、はっきり書くこと。家でも職場でも使える見方です。

美智子さんの話は、フランスの暮らしで見た個人主義です。そこから私が持ち帰るのは、線を先に引くという使い方。

私なら、ルールは少なく、はっきりさせます。どこまでが自由かが見えると、思いきり動けるからです。

FAQ

フランスの子育てで大切にされる考え方を、よくある質問で確かめる

▲目次

Q. 動画は何を話した動画ですか。

A. フランス在住のトレオレル美智子さんが、フランスの子育てで大切にされる考え方を、三宅裕之さんに語った動画です。話題は、毎朝のあいさつから個人主義とルールまで、7つ。

Q. 幸せは環境で決まらないとは、どういう意味ですか。

A. 美智子さんには、環境が悪いから不幸だと考えていた時期がありました。フランスでもストレスだらけで、再婚の頃には、幸せかどうかは自分自身で決まる、環境は関係ない、と考えが変わったと話します。

Q. 何も与えない学校は、どんな学校ですか。

A. プールも体育館も遊具も無く、昔からの大きな民家を校舎にした学校です。休み時間のボールは全校で1個。子どもたちは話し合って遊びを決め、白い小石を並べてコートの線を引いていました。

Q. 個人主義と利己主義は何がちがいますか。

A. 美智子さんの答えでは、自己中は利己主義で、個人主義は自分も他人も尊重する生き方です。見解が合わなくても白黒をつけず、違いを楽しんで終わる、と話します。

MATOME

まとめ。委ねて手放すと、子も自分も動き出す

▲目次

日本人の母が語った動画から順に整理すると、毎朝のあいさつ、仕事の衣装、幸せと考え方、楽をする練習、シェアハウスのような家、何も与えない学校、個人主義とルールの流れです。

私が持ち帰ったのは3つです。失敗を消さずに残すこと。意味づけを自分で選ぶこと。子の選択は、先回りせずに子に返すこと。

私は、AIに委ねられる所は委ねて、人にしかできない所に力を残したいと見ています。積み減らした分だけ、生き直す余白。

家の中でも仕事でも、抱えているものを並べてみると、委ねられる先が見えてきます。今日から手放せる一つは、何でしょうか?

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今回紹介した動画

チャンネル三宅裕之の潜在意識スイッチ〜毎朝1分で人生が変わる
出演トレオレル美智子さん、三宅裕之さん
公開日2026年10月15日
長さ31分0秒(日本語)
URLhttps://www.youtube.com/watch?v=viXq-JpAg1s

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